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保健通信
保健通信
2007・12・6
神
戸 高 校
保 健
今年も残すところ、あと一月を切りました。
月日が経つのは本当に早いものですね。
師走・・・なんとなくあわただしく落ち着かない
時期です。こうした時期に生活が乱れやすくこころ
も体も疲れがちです。自分の生活のリズムをしっか
り持って、元気に過ごしましょう!
<今日は何の日?>
12月1日:世界エイズデー
*世界的レベルでのエイズの蔓延防止と患者や感染者に対する差別・
偏見の解消を図ることを目的にWHOがこの日を「世界エイズデー」
と定めた。
12月3日∼9日:障がい者週間
*国民に広く障がい者の福祉について関心と理解を深めることと、
障がい者が社会・経済・文化等に積極的に参加する意欲を高める
ために制定。また12月3日は国際障害者デー
12月10日:世界人権デー
*1948年のこの日、「全ての人間は、生まれながらにして自由
であり、かつ、尊厳と権利とについて平等である」で始まる世界人
権宣言が採択され1950年にはこの日を「世界人権デー」とし、
世界中で記念行事を行なうことが決議されました。
12月22日:冬至
*北半球では1年中で最も夜が長い日。この日は「ゆず湯」に入り
「かぼちゃ」を食べると風邪を引かないといわれています。実際、
ゆず湯は血行を良くし体を温めてくれます。また、かぼちゃに多く
含まれるカロテンやビタミンは肌や粘膜を丈夫にして感染症に対す
る抵抗力をつけてくれます。
-1-
室
保護者の方とのコミュニケーション広場
高校生のこころ・子育て
その5
『性経験あり』 高1の35%
伊勢新聞より(H19.10.11掲載)
若者の街、東京の渋谷周辺に集まる高校1年生の35%、高校2年生の55
%、高校3年生の71%に性経験があるなどとする調査結果を、性感染症予防
の啓発活動を行なっている民間団体が発表しました。性経験が高い反面、性感
染症に対する意識は低く、全体の6%がすでに性感染症の感染経験があります。
うちの子に限って!はもう通用しません。
<親の願いと子どもの意識の差>
子供:
「どうしてSEXしてはいけないの?」「愛があればいいんじゃない?」
大人:「まだ早い」
「妊娠や感染症の心配」
「恋愛より勉強を!」
「自分を大切に」
<一緒に考えてみましょう!>
これから数年どう過ごしますか?
①
性のトラブルを絶対に避けてほしい
② いい恋愛、いいお付き合いってどんな?
③ お互いの心と体を大切に
④
性行為を持っても良い条件って何だろう?
SEXしても良い関係は!
①
SEXしなくても楽しい関係が長く続いて
いますか
② その交際を誰にでも誇れますか?
③ お互いの友達や家族に紹介できますか?
④
避妊と性感染症の予防についてしっかり話
ができていますか?
⑤ 検査や治療のための費用がありますか?
すすんで受診できますか?
日本家族計画協会
2005年調査
⑥ 自分に感染症があった時相手に話せますか?
⑦ 望まない妊娠に対する覚悟ができていますか?
⑧ 妊娠について二人の意見が合っていますか?
NOと言えない心理の中に、寂しい・誰かとつながって
いたいという不安から安らぎを求めている場合があります。
ベースは「自分は大切な存在である」という自己肯定です。
人の心は、雑談の中から回復することが多いもの。雑談ができていますか?
-2-
知ってください!AIDSについて
レッドリボンを知っていますか?
エイズのボランティア活動に携わっている人が、
<赤いリボン>を身につけているのに気づいた
ことはありませんか?
もともと<赤いリボン>はヨーロッパに古くから伝わる風習のひとつで、病気や事
故などで亡くなった人々への追悼の気持ちを表すものだったそうです。それがアメリ
カでエイズが社会問題をなってきた1980年代の終わり頃から、エイズのために使
われるようになってきました。
レッドリボンは、エイズに対する偏見やHIV感染者・エイズ
患者に対する差別をなくすための様々な活動に取り組むことのシ
ンボルです。このレッドリボンを身につけているということは、
自分はエイズに対する偏見や差別を持たない、HIV感染者・エ
イズ患者の方々を理解し、支援して行きますということを意味し
ています。
<12月10日:人権デー>
-3-
AIDSについての正しい知識
Q1:HlVに感染した人と手を触れたり会話しても大丈夫ですか?
A:HIV は大変感染力が弱く、熱や消毒薬にも弱いウィルスです。また、感染経路は
限られており、ふだんの生活では感染の心配はありません。握手など普通の接触や、お金
や品物の受け渡しも心配ありません。飛沫(ひまつ)感染はしないので、会話をしても、せ
き、くしゃみなどからもうつりません。エイズに感染した人々と共に暮らしながら、身の
回りの世話をしたり心の支えになっている人はたくさんいます。
Q2:クラミジアなどの性感染症にかかっていると、HIVに感染しやすくなる
って本当ですか?
A:本当です。ほかの性感染症によって性器の粘膜が傷ついていれば HIV が侵入しや
すいからと考えられます。
Q3:HIVに感染したかどうかは、どうしたらわかるのですか?また、エイズ
に関する相談はどこで受けられますか?
A: 感染しても症状はありませんが、血液検査をして HIV が体に入ったときにできる
抗体を調べるとわかります。この検査は保健所や医療機関で受けられます。保健所の検査
は、匿名(とくめい)、無料で受けることができます。また、相談活動は、都道府県のエイ
ズ相談窓口や保健所を中心に行われています。秘密は必ず守られ、他人に知られることは
ありません。鈴鹿保健所では毎週火曜日の午後(13時から15時まで)無料で検査をし
てくれます。
Q4:検査を受けたほうが良いのでしょうか?
A:何らかの不安がある場合は検査を受けることを勧めます。なぜならば、もし結果が
陽性の場合には、医師の指導を受けることなどにより、エイズの発病を遅らせることが可
能となってきているからです。
また、他の人に感染しないようにするためにも、感染したかどうか知ることはとても大
切なことです。
Q5:検査結果が陰性であればエイズの心配はないのでしょうか?
A:検査結果が陰性であればエイズの心配はありません。しかし、HIV の抗体は、感
染してから数週間後にできるため、感染の機会があっても、数週間は感染していても陰性
の結果が出ることがあります。ただし、検査を目的とした献血はあってはなりません。
Q6:
“ピル”はエイズや性感染症の予防になりますか?
A:
“ピル”にはエイズなどの予防効果は全くありません。
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