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ほけんだより 11月号
平成27年11月30日 高田高等学校 保健室 急に寒くなり、朝起きるのがつらい季節となりましたね。寒い時期だからこそ、少し早めに起きて、時間 にも気持ちにも余裕をもてるようにしましょう。朝食をしっかりとることで、体温が上がり、体も頭も目 覚めます。朝、食欲がないという人は、フルーツや牛乳だけでも口にしてみてください。 インフルエンザの流行期となりました 現在、校内でインフルエンザやノロウイルスの流行はみられませんが、風邪や腹痛を訴えて保健 室に来室する生徒が増えています。マスクで予防している生徒も多いようですが、私達全員が 「インフルエンザにならない、うつさない」という意識をもって生活し、本校での流行を回避し たいものです。2学期もあと少し、最後まで健康で安全に過ごしましょう。 〇今年のインフルエンザワクチンについて 今年度の季節性インフルエンザワクチンは、インフルエンザA(H1N1)亜型(インフルエンザ (H1N1)2009)と同じ亜型)、A/H3N2 亜型(いわゆるA 香港型)、B 型(山形系統)、B 型(ビ クトリア系統)の4 種類が含まれたワクチン(いわゆる4 価ワクチン)です。これまでは3 種類 が含まれたワクチン(いわゆる3 価ワクチン)でしたが、近年、インフルエンザB 型の流行では 2 系統(山形系統とビクトリア系統)のウイルスが混合していることから、今年度より4 種類が 含まれたワクチン(いわゆる4 価ワクチン)を導入しています。 〇インフルエンザの予防接種価格について 医療機関によって価格に差があります。今年は4価ワクチンとなったことで全体的に価格が上が っています。成人で3,000円~5,000円程度です。 *インフルエンザの出席停止期間は「発症した後 5 日を経過し、かつ、解熱した後 2 日を経過する まで(幼児にあっては、3 日)」と定められていますが、出席停止の期間はこの限りではなく、原則と して医師の指示に従ってください。下の表も参考にしてください。 1988 年に WHO(世界保健機関)が 12 月1日を“World AIDS Day”(世界エイズデー)と定 め、エイズに関する啓発活動等の実施を提唱しました。その後 1996 年から UNAIDS(国連合 同エイズ計画)もこの活動を継承しています。日本でもその趣旨に賛同し、エイズに関する正し い知識等についての啓発活動を推進し、エイズまん延防止及び患者・感染者に対する差別・偏見 の解消等を図ることを目的として、12 月 1 日を中心に「世界エイズデー」を実施しています。 ~ HIV・AIDS のいまの状況 ~ 2014 年1年間における新規HIV感染者報告数は 1,091 件(過去3位)、感染に気づかずにエイズを発 症して報告された新規エイズ患者報告数は 455 件(過去4位) 、合計は 1,546 件(過去3位)で、前年の 1,590 件からわずかに減少したものの、累計報告数は 24,000 件を超えています。 20 歳代の新規HIV感染者報告数が 349 件で過去最多となったこと、全体に占める新規エイズ患者の割 合は約3割で推移していることからも、依然として予断を許さない状況にあります。 《エイズ Q&A》 〇感染した人を刺した蚊にさされたら感染しますか? HIV は蚊の体内で急速に感染力を失ううえ、前の人の血液が次の人に注入される可能性がないため、蚊によ って感染することはありません。 〇他の人が使用したカミソリや歯ブラシを使うと HIV に感染しますか? カミソリなどに血液が付着していなければ心配ありません。 ただし、いろいろな感染症を防ぐためにも、血液がつきやすいカミソリ、歯ブラシ、タオルなどの日用品は それぞれ自分のものを使うようにしましょう。 〇ネコもエイズにかかると聞きましたが、そのネコから人にうつるのでしょうか? ネコのエイズをひきおこすのは FIV(ネコ免疫不全ウイルス)というウイルスです。 人のエイズとよく似た症状をおこしますが、ネコに特有の病気で人に感染することはありません。 〇エイズのワクチンはないのでしょうか? 現時点ではエイズのワクチンはありません。HIV は年月がたったりすると、表面の構造が変化する性質をも っています。これが、誰にでも効くワクチンの生産を非常に困難にしています。研究者たちが HIV ワクチ ンの開発に取り組んでいますが、成功するのにはまだ時間がかかると考えられています。 〇HIV の検査はどこで受けられるの? 保健所、病院、クリニックなどで検査を受けることができます。 保健所では、名前や住所を知らせず、また、無料で検査を受けることができます。検査を受けられる時間は 保健所によって異なります。予約が必要な保健所もありますから、事前に電話で確認することをおすすめし ます。 エイズ予防財団 フリーダイヤル 0120-177-812 月曜日から金曜日(祝日を除く)の間、午前10時から午後1時まで、午後2時から午後5時まで、フリー ダイヤル(無料)の電話相談を受け付けています。 (携帯電話からは、03-5259-1815 携帯電話の場合は有料になります)