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第20号 「遍 歴」 大石三四郎

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第20号 「遍 歴」 大石三四郎
学
体
連
会
第
報
日
発 行
学体 連会報
遍
昭和
20号
61年 7月 20日
東 京 都 渋 谷 区 代 々 木 神 園 町 3番 1号
国立 オリンピック記念青少年総合 センター内
財団 法 人
発 行
者
日本学 校 体 育 研 究連 合 会
会 長 大 石 三 甲郎
歴
長
会
特殊法人 日本体育 。学校健康 セ ンター理事
学校法人 佐藤栄学園 短期大学創設準備室 室長 大
現在、私 は埼玉県大宮市 より北方、加須 (カ ゾ )
市花崎に栄短期大学 の創設の仕事 をしている。 この
大学 は情報処理学科 (工 業系 )と 国語学科、英語学
科 の三学科である。 昭和 63年 の開設 を目ざしてい
るのである力ヽ この大学の特色 をどの ようにして出
すか と工夫を凝 らしている。
その主 な点をあげ てみると要 は トータル として、
三学科相互乗 り入れ のかたちを取 って、それぞれの
独立性 を維持するとともに、情報処理の最先端 の手
法を 日本語 ・英語に投入 して、国際文化 の進展 に役
立てたい と願 っているのである。
と、書 くと、何 もコ ト改めて言 うことはないで は
ないか、 と反論 され る方もお られる ことで あろう。
ところが、いざ、 この主 旨を実現す るために、教育
課程を作成す る段になると、い ろいろ と問題が出て
くるのである。
まず、国語学科 と英語学科の学生 に情報処理 2単
位を必修 とするところまでは問題 はない。 しか し、
数学を教養科目 として必修 にす ると言 うと、俄蒸
国語、英語 の教授か ら異論が出た。元来、 文学を志
す ものは数学がキライであるか ら、文学を専攻す る
もので、 数学を必修 とす るとした ら、学生がア ン/1/
ギーを起 こすので ある と論陣をはる。学生 どころか、
教授そ の ものがアンルギーを起 こして、私 に喰 って
かか ってきた。
そ こで、私は過去 において、 体育学部において、
統計学を講 じた経験を述べ、数学 のキライな体育 の
学生が、 マガ リナ リにも、統計を勉強 し、今 日の体
育学科を築いて きた経過を説明 して、漸 く、納得 し
てもらったものである。
石
三四郎
元来、文学者 が数学 がキライなのではなく、今 日
までの数学の教育の仕方が文学者む きになっていな
か ったのではないだろ うか。考 えてみれば、 日本語
。
とか、英語 く らい数 に関係のあるものはない。例え
ば、 この原稿 にした ところで、 400字 詰原稿用紙 4
枚以内 とい う指示があるので ある。 日本語にしても
英語 にして も、 一つの情報伝達 の手段で ある。 した
が って、 その内容 と字数 との関係が 問題 となるので
あ る。最 も簡単な例 としては、電報、片仮名15字 以
内に相手 に 自分 のい うことを十分に して、必要なだ
けを伝達 しなければな らない ので あ る。今 日まで、
簡単な15字 の電文の中に名文 と称 せ られ るものが数
多 く残 ってい るのである。
また、体育や スポーツにして も、 その勝敗を表す
のに数字を用いてい ることはご存知の通 りである。
したが って、私 は、 この設立す る大学 の主 旨を更
に進めて、情報処理、国語、英語の三本柱 とともに、
人間 として、知的情報伝達 とともに身体的情報伝達
の手段 をも忘れないでほしい と、学科主任会議 にお
いて伝えたのであ る。 そ して、更に人間 トータルと
しての情報伝達 の手段 として、人間 としての格、す
なわち、人格 の養成にも意を用いても らいたい と、
お願 した次第であった。
この栄短期大学 は将来四年制 の大学 として発展す
ることであろうが、 その背後には、 四年制 の体育専
攻 コースをも含 め ようとい う意図が十分 に認め られ
るのである。
私 は小学校、中学 ・高等師範、大学 と経て、今 日
まで、体育教師 として、 また、教育学や統計学の担
任 として、 また、副学長 として、研究 ・医療を担 当
第 20号
学
体
連
し、更に施設担当 までや って、 この四月 までは、国
立特殊教育総合研究所 の所長 として、 障害児教育 に
まで関係 してきた。 ここに、振 り返ると、多 くの遍
歴で はある。それに兵隊 として死地にも飛び こんで
報
学
日また、一 つの大学の設立に縁をもつ ことので きた
幸運を、 マザマザ と全身に感 じてい るところである。
私 は更に、 この連合会のエ ネ/1/ギ ーをも頂いて、
大いに、 日本の教育のため努力したい と願 っている。
きた ことを思 うと、この多 くの遍歴を基盤 として、今
学 校体 育で今何 が 必要 か
人々の生活態度を「 仕事中心」か ら「 仕事も レジ ャ
ー も大切である」へ と変化 させている。 また脱工業
化をめざす未来社会 では人 々の関心を生活 の量的豊
か さか ら質的豊かさに向け させ、人々の文化的欲求
を拡大 させ、スポー ツは生 活 に意味深い経験をもた
らす文化的活動 として位置づけ られ ようとしている。
他方、豊 かな物質文明は生活 の合理化 と潤沢な栄
養を生み出 したが、人 々を運動不足 と栄養過多 に陥
らせ、か らだの「 おか しさ Jや 成人病 の出現をもた
らしてい る。
この ような可能性 と必然性が交錯す る中でスポー
ツに対す る人々の要求 は著 しく増大 しているが、 こ
れ らの要求 に積極的 に対応 してい くことが、 いま学
校休育 の重要な課題 にな りつつ あるといえる。
主体性の育成
これはスポーツ施設を増設 した り、すでにある公
共施設 を開放 した りす る施策 だけでなく、生涯にわ
た って スポーツを享受 してい くことので きる主体的
な人間を学校において どの ように育成す るか とい う
ことをさしている。つ まり、 自ら学ぶ力 としての
「 自己教育力 」の育成 が学校体育において求 め られ
ているのである。
体育 に限 らず、 これ までの学校における教科の学
習 はどち らか とい うと強制的な性格をもち、将来 の
生活 に役立つ準備 として組みたて られてきた。児童
・生徒 は学ぶ ことの意味や価値 を学習そのものの過
程 において得 るのではな く、結果 としての成績 によ
って知 らされてきた。運動 の学習も運動そのものを
行 うことの喜びや楽 しさに よって動機 づけ られたも
連
うに育てるかに関係す る。 自分 自身 の健康・ 体力 の
現状を認識 し、それに応 じて健康・体力づ くりのた
めの運 動処方 の能力を身 につ け るようなことは勿論
重要であるが、 さらに運動をわか りやす く意味のあ
るものにす るためには、児童 ・生徒 自身が運動を分
析 した り、批判 した り、評価 した りす る力量を身 に
つけ させ る必要がある。 スポーツ科学 (ス ポーツ哲
学、 スポーツ史、 ス ポーシ社会学 スポーツ心理学、
スポー ツ生理学、 スポーツ医学、 スポーツ ・パ イオ
メカニ クス、スポー ツ教育学 )の 近年 における急速
兵庫教育大学教授
学校を卒業 してもスポーツを日常生活に享受 して
いけるゆ とりはこれ まで一部の人 々を除いてみ られ
なか った。 しか し、 自由時間の増大 と所得 の安定 は
体
辻
野
昭
のではな く、運動を行 った結果 としての教育的効果
亡ヾこ組織 されてきた。そこでは、運動のもつ
を中り
「 欲求充足 の機能 」 (内 在的価値 )よ りも「 必要充
足 の機能 」 (外 在的価値 )が 着 目されて きたのであ
る。
日本人の平均寿命は延び、 まさに人生 80年 の時
代を迎え、やがて余暇時間が人生の 3割 を占め よう
とす る時、生涯 ス ポー ツにつ ながる学校体育は運動
そのものを教育の 目的、内容 として とらえ、行 う者
にとっての意味 と価値 の学習を基盤 として進め られ
る主体的な学習でなければな らない。
教科体育 の実践
主体的にとり組む力はまず教科の授業時間が 中心
とな って、追求的な学習過程 の中で育て られなけれ
ばな らない。「 体操 」、「 スポーツ 」、「 ダ ンス 」
のそれぞれについて運動の本質的な特性 を とらえる
とともに、それぞれの運動領域 に含 まれる、技能の
習得を中心 とす る運動の課題を明 らかにす る必 要が
ある。
次 にその課題を解決 してい くために、教師と児童
・生徒が互いに工夫 してい く追求的な学習過程が体
育 の授業 の核 にな って くる。
児童・生徒のひとりひとりは「 少 しで も上手 にな
りたい J、 「 みんなと一緒 にや りたい」とい う欲求
をもっている。 これ と運動 課題 が一体 とな り、た と
えば「 めあてをつかむ 一 ためす ―― なおす ―一 身
につける 一
― たかめ 。たしかめる」とい った主体的
な追求の過程をたど って こそ、他の運動場面や実際
の生活場面にも転移す る「 生 きて働 く力」が身につ
くのではなかろ うか。
「 できる Jと「 わかる」の統一
主体性 は児童 ・生徒 のなかに認識す る力をどの よ
な進歩 とともに、一 方では この成果を現場 の運動学
習 にか えして「 で き る」 (実 践 )と 「 わかるJ(認
識 )を 統一するはた らきが重要 になって くる。
実際 には科学 とい うものを何かで きあいの専門的
知識 としてとらえるのではなく、児童 ・生徒が直面
す るスポーツ事象 の現象 とその本質 の因果関係 とし
ておさえてお く必要 がある。つ まり「 なぜそ うなる
のか 」という志向ないし認識が重要であり、教材 の
側か らいえば、「 なぜ 」とい うかたちで思考 させ る
内実があるかどうかであ り、方法 の側 か らいえば、
思考 させ る発問や工夫の余地があるか どうかである。
選択制 の充実
これ らの主体性 を育てる学習 は 自己の能力を考 え
て選択 した運動種 目において実現 で きる可能性 が高
い。 その意味でも各種のスポー ツやダ ンスの うち、
少な くとも 1∼ 2種 目を 自分 の能力に応 じて選択 し、
そ こでは 自分たちで計画 をたてて学習で きる程度の
基本的な能力を身につ け させ ることが必要である。
そのためには、発展系列 のない「 小 まざれの4ヽ 単元」
制、 あ るいは「 繰 り返 し単元 」制をとるのではな く、
発展性 をもつ「 大単元 」制を とる ことが必要であ る。
その前提 として、 学年段階か らいえば、「 基礎 にな
る運動学習の時期 」、「 多種 目か らなる運動学習 の
時期 J、 「 選択制に よる専門的な運動学習 をする時
期 」のような基本的な区分が必要であるように考 え
られ る。 これ らは生涯を通 してスポ■ツを楽 しみ、
人生 をより豊かにす るために「 自分 のスポーツ」を
もつ とい う点で きわ めて重要な問題である。選択性
の導入にかかわ る問題 は緊急かつ真剣 に検討 しなけ
ればな らない。
部活動 の指導
あ る調査によれば、学校卒業後 のスポー ツヘ のか
かわ りあいは、「 よい先生 との出合い 」、「 楽 しい
授業経験 J、 「 ある程度徹底的 にや った運動部経験」
をもつ者ほど強い といわれる。
報
第 20号
教師の役割はきわ めて大 きいが、 ここでは教師そ
の人の行為がどうであ ったかが問われねばな らない。
児童 ・生徒 の側 か らいえば、「 一緒 に運動 して くれ
る教師 」、「 一人一人をみ とめて くれ る教師 J、
「 下手 で も親切 に して くれ る教師 J、 「 一緒 に考え
て くれ る教師 」な どの具体的な行為が 印象 に残 る授
業 とな り、やがてスポーツとのかかわ りあいを強め
るもの と考 えられ る。
授業 における学 習指導 の問題 についてはすでに触
れたので ここでは運動部の問題 に 目を移 したい。
クラブや部活動ではそれぞれ の運動種 目の技術構
造を基 にした発展系統を手 がか りとして指導 されて
いて、 それなりに成果をおさめてい るが、指導者に
よ っては 自己の経 験を押 しつけてい るような傾向も
少な くない と思われる。部員 の中には 自分で身につ
けた技術やその努力の過程 について意義あるものと
受け とめている者 もあれば、 そ うでない者もいる こ
とを忘れてはな らない。部員個 々の能力、適性を基
盤 として本人 の創意工夫が実現 され るように考慮 さ
れ る必要がある。指導者か ら一方的に指導 され るだ
けでは主体的 に取 り組む力 は高 まらない ように考 え
られ る。
わが国ではスポーツとのかかわ りあいは学校か ら
始 まる傾向が強い ことを思えば、 クラブ、部活動、
学校行事 についても主体性を育てる点でい ま一度見
直す時機 に来 ているのではなかろ うか。
研究活動 への参加
以上 のような教育実践 に関す る課題 は実践者 と研
究者が協力 して早急 に解決 していかなければな らな
い。教育現場の現実を動かす力 は「 研究 のわか る実
践者 」 と、「 実践 のわかる研究者 」の相互協力によ
って生れてくるものと思 う。
宣伝 めいて恐縮であるが、 スポーツに関す る諸科
学 が専 F日 化、総合化 されつつ ある一面、そ の研究成
果が 教育実践へ あまり寄与 していない反省にた って、
専門科学 と教育実践 をつなざ、社会的、 文化的現象
としてのスポーツを主体的に享受 して いける人間を
育成す るために情報 を交換 しあ う学会 として、5年
前 に 日本スポー ツ教育学会 (会 長・大石三四郎 )が
生 まれた。筆者 も会員 の一員 である。 ここで は、 研
究者 はもとより、学校体育、社会体育な どの実践者
の研究、あ るいは両者による協同研究が盛 んに行わ
れてい る。
本年 の第 6回 大会 は、 とくに実践的研究に重点を
お き、第 25回 全国学校体育研究大会兵庫大会が行
第
20号
学
体
報
連
われる 11月 20日 、 21日 に引き続き、 11月 22日
に大阪「 なにわ会館 Jで 開催され ることになった。
学
体
連
第
報
20号
学校体育に関する実践的研究と実践者の参加を大
いに期待 したいものである。
小学 校体 育で 今何 が 必 要 か
今 、子 供 達 に 必 要 な も の
東京都府中市立 白糸台小学校教諭
千葉県市原市立光風台小学校教諭
休み時間 になると、 サ ッヵ―ポールや ドッンポー
ルを手 に、 外に遊びに行 く集団がある。す ぐに読書
を始め る者が数人いる。一方で、何をす るともな く
教室 でぶ らぶ らと暇をつぶ している集団 もある。 こ
の 3番 目の子供達を見 て、私 はある予感 が した。そ
こで、外に出て遊ぶよ うに話 した ところ、 こんな返
事 が返 ってきたのである。
「 汗を か くか ら、 めん どくさい よ。J
「 外 に 出て も、す ることがない。J
これには唖然 とした。二の句が告げなか った。 が
しか し
『 や っばり』とい う気 もした。 とい うのは、
帰宅 してか らも殆 ど外 では遊ばない とい う子供達だ
ったか らである。それにしても、 外で遊ぶ楽 しさを
知 らない子供達が大人になると、い ったん どんな世
の中にな って しまうのか、 と考 えると背筋 が寒 くな
った。 これが、現在 の子供 の持つひとつの問題点だ
と思 う。
ところで、子供 の遊 びそのものが変化 して きた と
い う。以前の様に、近所の友達 とどろんこにな って
遊んで帰 って来 る子供 はな りをひそめ、テ レビの前
で、 コンピュータゲームのカセ ッ トを相手 に時間 を
費す子供 が激増 した とい う。
私の教えている子供達も時代の流れに乗 り、70%
以上 の子供がカセ ッ トを所有してい る。そ して、 毎
日 1∼ 2時 間、多 い子で 3∼ 4時 間 はグームに夢中
になる。
次 の文章 はこの ような子供 のある日の 日記である。
『 今 日は、 A君 とい っしょにフ ァ ミコンをや りまし
た。 A君 は 3面 までい きました。 ぼくはA君 が終わ
るまで マ ンガを読んでいました。番が来たのでや っ
た ら 4面 までいったので勝ちました。』
この 中で『 A君 とい っしょに 』とい う部分がある
が、 “ぼ く "と A君 は決 してい っし ょに遊んだわけ
ではない。 “ぼく "が 遊んだ相手 は機械であ り、 カ
セ ッ トの 中の人物であ る。 A君 とは単 に同じ場所に
常
泉
公美 子
1
いただけで、心 はそれぞれ別の世界 にある。 しか し
子供達 はそんな ことには気づかずにいる。私は、 こ
れが、子供達の持つ もうひとつの大 きな問題点だ と
思 う。
これ らの子供達には、体育を通 して、友達 とい っ
しょに遊んで汗をか く楽 しさを教えたい と思 った。
まず、 スポーツテス ト等 の結果を見 ると、子供達
の運 動能力にはかな りの偏 りがある ことがわか る。
敏 し ょう性、瞬発力は全般的に優れてい るが、筋力、
持久性、柔軟性 がかな り劣 っている。
これ らの結果は運動に対す る好みに関係があ りそ
うである。多 くの児童 は、ナ ッカー、 ミニバスケ ッ
トボール、 ドッンポール等 の球技 は比較的喜んで行
い、 それ相応の技術 も身につ けている。 しか し、 ボ
ール運動ばか りしていたのでは、運動能力が偏 るの
も当然だ と思われる。
総合的な運動能力をつ けさせる為には、筋力を鍛
えた り、柔軟性を養 った りす る運動 も必要 だと思 う。
それに加えて、子供達が友達 と協力 しなければ、 ど
うして も物事が うまく運 ばないような場 も、常に設
定す るように心掛けてい る。
例 えば、 4月 ∼ 5月 には、 ナー キッ トトレーニ ン
グ コースのようなものを作る。 マ ッ ト5∼ 6枚 、平均
台 2台 、跳び箱 2台 、 ポ ール 20本 、ポール 15個 位、
フラフープ 30本 位、 等を一 度 に用意 し、 グ /― プ
ごとに使い方を考えさせ、それ らの運動を連続 して
行 うと、 サー キットコースが 出来上が るのである。
/・
40人 足 らずで用意するので協力が必要である。 同
時 にそれ らを運ぶ ことに よって、 日常生活で は余 り
使わない筋 肉も使 うことにな る。 さらに、跳ぶ、転
が る、ぶ ら下がる、投げ る等 の多様な運動を一度 に
行 うことがで きる。
この ように、友達 と工 夫 しなが ら動 く楽 しさを知
った子供達 はやがて、道具がなくても、人間対人間
で遊べ るようになるだろ うと、私 は信 してい る。
小
泉
誠
が好きな教師以外は、消極的にな りがちである。
小学校体育科の目標
最近、 スポーツのプ ロ化 が進む中で、体育 のカ リ
キュラム も変わ ってきてい る。今 日の学校体育 は、
生涯体育 。生涯 スポーツに結びつけ ようとしている。
その上台 となる小学校体育に求 め られ るものは、何
体育専科 として教師にな った者が少ないわけだか
ら、研究会等 に積極的 に参加 し、知識 を増やす こ
とと、市町村や校内において実技研修を増やす こ
とが必要である。実際に教師が示範で きる ことが
なのだろ うか。
現在 の小学校体育 の 目標 は、「 適切な運動 の経験
を通 して運動 に親 しませ るとともに、身近な生活 に
おける健康 ・安全 について理解 させ、 健康 の増進及
最良であるが、で きない場合 の指導方法 の研究 と
い う方が、小学校においてはす ぐに必要だ と考 え
る。
また、低 ・中学年 の体育 は、特に教師の教材 の
び体力の向上を図 り、楽 しく明るい生活を営む態度
を育てる。
」
これは、児童 の立場か らの運動要求 の充足や学習
工夫が しやす いので、 場 に応 した教材開発をする
ことも大切で ある。
{2)児 童 へ の配慮
態度 の育成を 目指 し、運動 の楽 しさを児童の一人一
人に味わわせ、児童の自発性を引き出す ことである。
更に、生涯体育へ と発展させることをね らった もの
である。
2 小学校体育 の現状
この運動の特性にふれ る楽 しさ・喜びを味わわせ
よ うとす る小学校体育 の実態 はどうであろ うか。
前述 した様 に、精神的 に もろい、遊びを知 らな
い子供が増えている現在、児童理解を欠 くことは
できない。学校生活 (休 み時間 ・放課後 )を 通 し
て教師を好 きにさせ ることが一 番である。
次に、 家庭 の実態を把握 してお き、子供 の 日々
の様子を正 しくつかんでお くこと。各種 の実態調
査などを参考 に、 運動へ の興味関心を調 べ ること
まず、私には、子供達の遊ぶ場所
遊ぶ内容が限
られている様に見受け られ る。 また、遊びの種類を
知 らず、遊びを工夫できる子供が少な くな って きて
いると思 う古そして、友達づ きあいの下手 な子供が
増えてい る。教師 は、 このような子供達 に集団での
体育学習 を指導す るわけである。
また、教師の中にも体育を苦手 と考 える人 も多い。
教師が指導内容や運動 の段階を把握せずに指導 した
ら、学習する児童 はどこまで理解で きるだ ろ うか。
この様な中での小学校体育において、 何 が必要な
のか考えてい くことにす る。
3
小学校体育 に必要なもの
今 まで述べ て きた事か ら、次 の点が必要だ と考え
る。
(1)教 師の姿勢
まず、 目標や指導内容などの教材研究を熱心に
す ることが必要である。
実技 に関 しては、専門に学んできた教師や運動
もよい手段で ある。
更に、一つ の教材を指導す る時に、 これ を教え
た ら、 この児童 はここまでの技能 になるとい う、
大 まかな見通 しを持つ ことが大切である。
最後に、児童へ の賞賛である。 自分か ら進んで
取 り組む児童 には、 きび しさも必要 になるが、 ま
ず は、賞賛す ることに よ りや る気 を引き出す こと
が大切で ある。
(3)そ の他
まず、 教師 の教材研究 の時間 の確保が一番であ
る。 日々の事務処理 に追わオk教 材研究 に費す時
間が不足 してい るのが現状である。
次に、 教材 ごとの指導 しやす い指導書、副読本
を作る必要が ある。その地域に合 った体育教育を
充実させ る為 にも必要 となるだろう。
最後に、体育科 における目標の共通理解を今後
も深めてい くことが大切である。生涯学習体系へ
の移行を主軸 とす る教育体系 を確立するためにも、
第
20号
学
体
連
何をどのようにすればよいのか。幼・4ヽ ・中 。高
・大そして、生涯体育への流れをもう一度考え直
会
報
埼 玉県 の研究組織 とその 研究 内容
東京都豊島区立千早中学校校長
て、 健康で充実 した生活 を営む ことが望まれ るよう
にな って来 た。
この ような状況を認識 し、 生徒を よく理解 し、人
間形成 とい う教育の目的達成 に向か って、 中学校体
育 はその原点 に立ちかえって充実発展の努力を して
い く必要がある。
そのためには、従来 の体育 の授業 の、 教師主導型
や鍛練中心 の体育か ら脱却 して、生徒 自身が主体的
に活動す る体育学習へ と発展 していかなけれ ばな ら
ない。
本校 は、東京都教委指定 の健康 つ くり推進校 とし
て 2年 間研究 をして来たが、 上述の ことをぶまえ、
「 健康 つ くりの意識づけ と実践 」とい う研究主題で
ささやかなが ら研究実践 して来た ことをもとに、 中
学校体育で今何が必要か を考 えてみることとしたい。
1
質 の高い運動の楽 しさを知 る
生涯 にわた って運動を楽 しみ、健康で価値 ある人
生 を送 ることを考 えると、質 の高い楽 しさを知 る必
要 がある。
そ こで、生徒 自身が主体的 に活動 し、 より高度な
プ レーが 出来 るようになれば運動 の楽 しさは増す。
現在 の能力を知 り、 さらに高め るには どの ような練
習 をすればよいかを生徒 自身が考 えることが大切で
ある。
(1)個 人や集団の課題 を持つ
生徒が主体的 に学 習をす るためには、ね らいを明
確 にし、 課題 をは っきり持 つ ことが大切 である。本
校で はこの ことに重点 をおいて実践研究 をしている。
集団的 スポーツでは、 グループの課題 を明確にし、
それ との関連を考えて個人 の課題 を持たせ、何をど
舞手20→ 計
報
す ことが必要である。
中学 校 体 育 で 今 何 が 必 要 か
中学校 は 40年 目を迎えたが、 いろいろな課題 に
直面 し解決を迫 られている。 この ところ、教育に関
す る報道の中で、 中学校 は大 きな、 そしてシ ョッキ
ングなニ ュースを提供 して来 た。
一 方、 日本は世界 の長寿国 とな り、生涯にわた っ
連
学
埼玉県大官市立大官北高等学校教諭
県高体連学校体育研究部委員長
田
中
益
哉
う学習すればよいかを とらえさせ る。教師 は、 その
課題解決 のために、生徒に対 してどう指導 ・援助す
るかを考 えるとい うような授業を進 めるようにして
い る。
個人的 スポーツにおいても個人の課題を明確 にし、
その課題解決法を生徒 とともに考 え、指導・援助す る。
(2)現 在 の能力を知 り、見通 しを持 つ
適切な課題を設定す るためには、生徒 自身 の経験
や能力の程度を生徒 も教師も的確 に把握す るととも、
その課題 はどのように発展 してい くか とい う見通 し
を持つ ことが大切である。そのためには、「 学習計
画 Jを 生徒 の持つ課題 を もとに見直す ことが必要 に
な って来 る。
(3)練 習 の要点を理解す る
それぞれの課題を解決す るために、 よりよい練 習
法 にはどのようなものがあるか、 技能 の要点 は何か
を理解 させることが大切である。生徒 はそれをもと
にさらに発展 した活動をす るようになる。教師 は適
切 な資料を適時 に提示す ることが必要 とな って くる。
(4)課 題解決を確か しめ る
チームや個人 の課題 が どの程度解決 されたかを確
かめ なが ら、学習を進 めるようにす る。現在 の能力
を発揮 してゲ ームを楽 しんだ り、確かめをした りし
なが ら、 もっと質の高い技能を身につ け、楽 しさを
求 めるような学習をする。
2 生涯体育 と中学校体育
中学校体育 は、生涯にわた って 自発的に運動を楽
しみ、健康て豊 かな生活 をす るために必要な基礎を
作 る時代である。そのためには、多 くの運動経験を
積 ませ るとともに、 自己啓発 と自己管理能力を養 う
ことが大切である。本校 の「 健康 つ くりの意識 づけJ
もこの ような ことを考えてのものである。
与え られた標題に対して充分な解決 をみる ことは
出来なか ったが、本校 の実践 の中か ら中学校体育 の
かかえる課題 の一端 を述 べ、責を果たす こととす る。
地
方
だ
よ
り
忠
雄
究員を委嘱 し、授業実践を して、 体 育は 2月 に 1泊
を使 って体育研究協議会を開いてい る。 高体連
の歴史 とともに歩んでいるので、30余 年 も続いてい
るのである。保健 は、10月 に 1日 使用 して研究協議
会を開いてい る。その他、研究部は企画、運営 と、
必要に応 じて調査研究を し、 100ベ ージ程度 の部報
を毎年発刊 して、研究内容 の充実、 向上に寄与して
2日
いて、県下を 9支 部に分け 、各教育事務所 の指導を
受けなが ら、希望、推薦 に より選出された人達が、
課題 に もとづいて授業研究を して、それを各支部研
究大会に発表 し、 その中の代表者が、県 の体育研究
協議会に出席 して、研究協議がなされてい る。
中体連 は、競技団体です ので、その 中に授業研究
会 を作 り、各教育事務所 の指導を受けなが ら、希望
・卜
・卜
・卜
・卜
・卜
本
推薦 により選出された人達が、 課題 にもとづいて授
業研究を して、 それを支部研究大会 に発表 し、その
中の代表者が県の体育研究協議会 に出席 して、 研究
協議がな されている。
高体連 は、競技団体 のため、 昭和 45年 に学校体
育研究設 定通部、専門部に組織を変え、研究部門
は、研究部が主管 している。研究 テーマを決め、研
日本学校体育研究連合会 には、学校体育協会 とし
て加入 してい る。学校体育 協会 は、小学校体育連盟、
中学校体育連盟、 高等学校体育連盟の連 合体である。
合同の事業 としては、年 1回 新体育講習会を開催 し
ている。内容 は、その時代、時代 に応 じた教育、体
育、 スポーツについての講 演会 を開き、小 ・中 。高
体連 の先生方 の資質 の向上に寄与 してい る。又各体
連 は、次 のよ うな独 自の事業を行 ってい る。
小体連は、研究組織です ので、その組織 にもとづ
野
いる。
。
卜
・卜
・ト
・卜
・卜
昭和 62年 第 26回 全 国学校体 育研究大会 に 向けて
官城教育大学教授
洞
口
六
夫
昭和 62年 第 26回 全国学校体育研究大会が、宮城
県で開催 され る ことが全国理事会 において決定され
てすでに満 2年 を経過 しています。 この間、 7回 に
わた る準備会を開催 し、漸 く、大会要項を決定 し、
更に、顧問会議などを経 て、近 く実行委員会が発足
す ることにな っています。 この第 26回 大会 は、み
運びとな ってお ります。 この大会 の実現 に向けての
準備委員及び実行委員 は、 どの県 の全国大会 に も劣
らない大会になるよう鋭意努力を重ねてお ります。
特に、研究主題 として、 学校体育 の倉1造 とい う大テ
ーマを掲げ研究活動を進めてお りますが、 この研究
テーマは、すでに、昭和 60年 、 61年 との 2年 間に
ちの く仙台を中心にFTa催 す るとい うこともあって、
開催時期 も他県 に比較 して約 1ケ 月もはや く、10月
22日 、10月 23日 の両 日と決定 して準備を進めて
まい りました。全体会 は、 仙台市で、分科会は、仙
台市 と名取市の両市にわた って、15会 場で 実施す る
わた って、県大会で研究を継続 して きたものであり、
来 るべ き全国大会で総 まとめ的研究 とい う方向で進
めてお ります。一般 に、学校体育の授業研究や研究
発表は、 ワン・パ ター ン的研究が多 く、学校 または、
個人 の独 自性、創造性が 薄い とい う傾向を反省 し、
第
20号
学
休
連
第 26回 研究大会 においては、 で きるだけ、 個性的
で倉1造 性豊 かな授業展開や研究発表 にしてい きたい
ものと努力を払 ってい る次第であります。
昭和 57年 6月 23日 以来、東北新幹線 が開通 し、
すでに、1億 人が利用 してい るとの報告 もあ ります
が、上野・ 仙台間を僅か 2時 間足 らずで結ぶ この東
北新幹線 の利用価値 はすば らしいものが あ ります。
この東北新幹線 の利用に よって、他 のどの県 よりも
多数 の参加者 が あ るものと期 待 してお ります。関西、
四国、九州方面や北海道方面か ら御来県 いただ く方
のためには、 仙台空港 までの航空便 もあ り、交通関
係 については、みちのくとは云え非常 に便利 になっ
てお ります。
御承知 の ように、仙台市 は、伊達藩 の城下町 とし
て繁栄 し、昭和 20年 7月 の仙台大空襲 に よ って、
学
会
焼野原 と化 したものの、終戦後のめざ ましい復興 に
よって、現在では 70万 都市 にぶ くれあが り、更 に、
隣接す る市町をも合めて、政令都 市構想の実現 に向
けて発展 している都市 とな ってい ます。 また、分科
会場 として、隣接 している名取 市をも予定 してい ま
す が、 この名取市も、 仙台市 のベ ッ ト・タ ウンとし
て発展 しつつある市であ ります。宮城県全体 を、仙
台市を中心に眺望 した とき、東方 には、 日本三景 の
角 として蔵王連峰が連 な り、観光地 として も、参加
者を満足 させる ことがで き るものと確信 してお りま
す。来た るべ き全国大会 には、全国各地 より、 この
織
福岡県学校保健体育研究会 の 60年 度は、 小学校
775校 、 中学校 331校 、高等学校 146校 (定 時制 29
宮城県 に多数の会員が参加集合 され ます ことを心か
ら期待 申 し上げる次第であ ります。
校を合む )国 公立の保健体育科教師で組織 し、役員
には会長 1名 、副会 長 2名 、常任委員 13名 、幹事 3
名、 監事 3名 で構成 している。なお会長及び事務局
は、小学校、 中学校、高等学校 の輪番制で世話を し
本県 における小学校、 中学校、高等学校 の一貫 し
た体育指導 と学校体育 の振興を図 るため「 栃木県学
校体育研究連合会」が、正式 に組織化 し発足 したの
は、昭和 45年 前後であった と記憶 している。 した
が って、その歴史 は他県 よりも浅 く、 また幼稚園や
大学をも合 めた本格的な組織に至 っていない。
発足以来 、 16年 間の経過の中でそれ まで見 られ
なか った小 ・ 中・高等学校 の体育関係者 が一堂に会
し、一貫 した体育指導 のあ り方を模索 しなが ら、
「 これか らの学校体育はどうあるべ きか 」について
研究を重ね、相互理解 と資 質の向上に努 め、 本県学
校体育振興 に極 めて多大 の成果を収 め得 た ことは、
誠 によろこば しい限 りであ る。
本研究連 合会 の組織が年 々充実 し活発な活動が行
われ るまでには苦難 の道が多 々あったが、今 日のよ
うに立派に成長 したのは、 県教育委員会 を始め関係
者 の絶大な るご尽力があ った ことを忘れて はな らな
い。 ここに改めて感謝 の意を表 したい。
ll)福 岡県学校保健体育研究大会
1組
昨年度 は中学校が 当番で、 福岡市の教育 セン
ターにおいて小 ・中・高各 1名 の研究発表 と講
演会
小学校体育研究大会
ウ 講演会
イ 研究協議
ア 授業研究
(3)中 学校保健体育研究大会及 び宿泊研究会
ア 2名 の研究発表 と講演 に よる研究大会
イ 各地区 の研究部 6名 に よる 1泊 2日 の研究
②
2
貫
昭
市
孝
れの研究大会 の内容 は下記 のとお りです。
てい る。
大
月ヽ金 丸
福岡市立原中学校校長
福岡県学校保健体育研究会活動内容 の概要を紹介
します。
栃 木 県 の 活動 状 況 等 につ い て
第 20号
報
会
昭和 60年 度
福 岡県学校保 健体 育研 究会 活動 内容 の概 要
一つ としての松島湾を控え、西方には、鳴子、作並、
秋保の温泉郷があ り、更に南方には、奥羽山脈 の一
栃木県立岡本養護学校校 長
栃木県学校体 育研究連合会会長
連
昭和 60年 度 の事業
昨年度は常任委員会 3回 、幹事会 1回 、監事会 1
回、九州 ・全国学校体育研究大会への参加及び県学
校保健体育研究大会等であるが、各小 ・中 ・高校部
会 においても研究大会 を開催 しているので、それぞ
会
ウ 県下、希 望参加 による 1泊 2日 の研究会
(4)高 等学校研究大会
中央か ら講師を招いて講 演会
1組
織
本研究連合会 は、県小教研体育部会、県中・高教
研保健体育部会等が加盟 し、組織化 されている。事
務局 は、 会長の勤務校内に置かれてい る。
なお、役員 は小 中・ 高別及び県教育委員会 学
識経験者等 か ら選出され、会長、副会長、 理事長、
兵 庫 大会 ご案 内
兵庫県教育委員会事務局体育保健課
主任指導主事兼学校体育係長
理事、事務局長、主事をもって構成 されている。
2
活動状況
主な事業 としては、 理事会、全国研究大会派遣、
県学校体育優良校及び功労者表彰、講演会、県小 ・
中・高等学校研究大会等 を実施 してい る。
近年、生涯体育 にアプローチするため、小・ 中・
高等学校 の一貫した体育指導 が今 日的課題 として、
第 25回 全国学校体育研究大会は、 本年度兵庫県
で開催いたします。
昨年 9月 、研究大会実行委員会を発足させるとと
もに、研究発表校 16校 も決定 し、 鋭意研究に取組
んでいるところです。
ます ます重要性を増 している。
したが って、本県学校体育研究連合会 も、 これ ら
の要請に応えるべ く、今後一層 の充実発展を期 して
まい りたい と願 ってい る。
■ 月 は、瀬戸内海 の気候 は最も安定 した時であ り、
子供達 のはつ らつ とした精一杯の動 きと、学習指導
の問題点を提供 した く存 じます。
開催要項は下記 のとお りです ので、 多数 ご参加 く
だ さい ます ようご案内申 し上げます。
記 (開 催要項要 旨 )
1
趣 旨
豊か な心、た くましいか らだをもった児童生徒 の
育成 は、学校教育活動全体 の中で行われ るものであ
炭
本
哲
也
るが、 とりわけ学校体育の担 うべ き役割は大きい。
本大会では「学習効果をより高める体育指導 はいか
にあるべ きかJを 主題 とし、生涯体育・スポーツを
目指 した体育学習 の現状を発表・研究協議す る中で、
指導者の資質の向上を図る。
2期
日
昭和 61年 11月 20日 (木 )・ 21日 (金 )
3会
場
{1)全 体会場 (第 1日 目 )
神戸文化 ホール
・ 国鉄神戸駅、阪神・阪急 ・山陽電鉄高速神
戸駅北 3分
・ 神戸市営地下鉄大倉山駅す ぐ
(2)分 科会場 (第 2日 目 )16校 17分 科会
第
20号
学
体
連
5
・
5
・
6
・
0
3
0
0
。
3
。
3
0
0
0
0
3
・
シ ョン
昼一 食
(表 彰 式 )
都道 府 県
代 表者会
議
講 う
6
受付
公 開授 業
⑤
特殊教育諸学校 (神 戸市立青陽高等養護学
校)
部会主題 やる気 をお こさせる体育学習につい
て考える。
参加及び宿泊等の申込み
(J 参加費 1人 につ き 4,500円
添えて、 各都道府県教育委員会へ 申
込む こと。宿泊・昼食については、近
畿 日本 ツー リス トに直接申込む こと。
4講
演
「 一人一人の力を伸 ばす体育の学習指導 」
(5)申 込み締切 昭和 61年 9月 19日
この10年 間、学体連 の賛助会員あ るいは特別賛助
会員 として、前会長今村先生、及現大石会長の方針
に協賛 させていただいて居 ります。そ の間、各学校
の校長先生 ・教頭先生な らびに体育の先生方に多数
お 目にかか りまして、 ご指導法、体育実技等 も拝見
させていただ きました。大変なお仕事 だと痛感 して
‖
Ⅲ‖
lll lこ の
‖
本 をすすめ る
│││││!││:││││││││l11!‖
部及び体育 の先生方 の真心 の こもったご指導に依る
の
した ことはございません。
電の声 掌 夕感謝 念を忘却
齢、古稀 に近づ きまして猶、 元気 で働けます のも、
当時 の諸先輩及先生方の不断 の訓練等が基礎 になり、
居 ります。
私事で 申 し訳あ りませんが、小生学徒出陣 の寸前
の繰上げ卒業で大東亜戦争に参加、 中支各地を転戦
最前線で何回 も死地を さまよいなが らも無事帰還出
来 ました。 これは、学生時代を通 じ、 ひとえに運動
意欲 の促進 と云 う方面か らお手伝いさせていただき
ます。
(金 )厳 守
料
鰊
来
事
務
局
だ
よ
り
米 米 幾
観
採
米 米 刑
昭爾
事務局長
1
著
昭和 58年 7月 30日
株式 会社 ぎょうせ い (電 話 03-268-2141)よ り発 行
定 価 1,100円 A5版 99ペ ー ジ
学体連 常務理事
東京都立砂川高等学校校長
新聞・テ レビ等で乳幼児や子どもの悲惨な事故の
報道 が あとを絶たず、視聴者 をして心を痛 めさせて
いる。家事に追われて子 どもに 目の届かない家庭、
また、 親 の無知や子 どもの生活空間 の拡が りか ら来
る事故、 さらには、子 どもを とりまく周囲 の大人 の
無神経等 々が、事故を未然に防 ぐことがで きず、事
故 に至 らしめている。
子 どもの発達段階 と子 どもの事故 の発生原因は、
深い関係がある。そ この ところを理解 できれば、か
な りの事故 が防げるものと思 う。
本書 は、 か って起 きた乳幼児や子 どもの事故を、
鐵
操
米 米 ※ 幾
斜
操
II
「 子 ど も と事 故 防 止 J
大石
阪
健康が保持出来てい るものと信 して居 ります。
生涯体育 の基礎づ くり及健康保持 の指導者 として、
ガ ンパ って下 さい。
色 々むづか しい 問題 もござい ますでしょうが、我
々も及 ばずなが ら学生生徒の足の健康を守 り、運動
米
lllll剛
松
閉桧
(4)申 込み方法 参加 申込書記入の うえ参加費を
梅本 二郎先生
20号
研究協議
)
(紀 要 ・参加者名簿 )
紀要の追 加申込みは 1部 3,500円
(2)昼 食代 全体会 ・分科会場共 700円
(3)宿 泊料金 7,000円 ∼ 10,000円
(税 ・ナ込み 朝食のみ )
運動の特性にふれ る楽 しさを体得 さ
せ るための指導計画 を考 える。
第
報
マル と口護誤工業株式会社
学校 ン ューズ担当営業部長
研究 発表
食
(金
体
ガ ン バ ン体 育 の 先 生
昼
11月 21日
)
横浜国立大学教授
開会 式
受付
(木 )
高等学校部会 (兵 庫県立夢野台高等学校他
2校
300030
3
︲
\
える。
部会主題
9 1010
11月 20日
③ 中学校部会 (尼 崎市立常陽中学校他 4校 )
部会主題 意欲的な学習をめざす個人 と集団 と
のかかわ りを踏 まえた評価について考
④
学
報
2
・
① 幼稚園部会 (明 石市立大久保幼稚園 )
部会主題 い きい き と活動 し、友 達 とひびきあ
う運動遊 びを考える。
② 小学校部会 (神 戸市立竜が台小学校他 5校 )
部会主題 楽 しい学習を進 めるための指導 につ
いて考 える。
会
齋
藤
昭
二
体系的に豊 富にとりまとめ、多角的 に分析 し、それ
に対する対策等が書かれ、各関係者に注意を喚起 し
てい る。
しか も絵入 りで図解 し、見易 く読み易 く、 また理
大石会長 国研を去 る
学体連第 5代 会長 大石三四郎先生 は、昭和 54
年か ら、国立特殊教育総合研究所長 として独特 の閃
きで研究所 の充実 発展に尽力され たが、本年 3月
31日 付で退官 され、退官 と同時に、 次 の立場で 一
層多忙な生活をされている。
勿論、学体連 の会長 は続け られ る。
解 し易 く書かれてい る。「 転ばぬ先 の杖 Jと して、
子 どもを持つ親、 また、 これか ら子 どもをもつ方 々、
さらには 自治体 の関係機関 の方 々に も、是非必読 の
書 として強 くお奨め致 します。
なお著者は、 ナ ンタイ新聞社編集セ ンターの記者
学校法人 佐藤栄学園短期大学倉1設 準備室長 (学 長
予定 )
特殊法人 日本体育 ・学校健康 センター非常勤理事
2 学体連主催 の行事 について
昭和 61年 度 財団法人 日本学校体育研究連合会
主催行事をまとめると、次頁の表の ようになる。
3 都道府県学体連 の事務局について
学体連事務局か ら都道府県学体連 (会 の名称 は色
色あるが )に 差上げ る文書 は、個 々の特別の もの以
で、 財団法人 日本学校体育研究連合会の会長であ
る大石三 四郎先生 の令息である。
外に次 のような ものが あ る。
表彰関係、加盟団体会長・ 評議員報告、研究大会
重
田
一
等報告、分担金納入のお願 い 。補助金使途報告、講
習会・研修会要項配布依頼、「 学校体育研究 」配布
依頼。 これ らはいずれ も大変大切なものばか り、特
に表彰文書などは、万―の場 合 は取 りかえしかつか
ない。そ こで、事務局か ら、 どれ はどこに送 った ら
よいかを伺 った。 これに よ って、都道府県の事務局
が次の ように分 類され るところに存在す ることがは
っきりした。
1 会長 のい る学校に事務局がある
15県
2
県教育委員会保健 体育担当課に事務局 がある
3
上の 1と 2の 他に事務局がある
15県
17県
内訳 (1)会 長勤務校の他の学校に事務局が ある
(15県
②
県学校体育協会に事務局がある
0
県高等学校体育連盟に事務局がある
(1県
(1県
)
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○
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〇 〇 い ヾ 翔
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す る研究と活動が、顕著な成果をあげたと認められ
る学校及び指導者、ならびに本会の発展に功績があ
った者 Jを 対象 としている。
優良校 功労者の候補 として、都道府県推薦委員
会が推薦で きる数は次のようになっている。
K
岐
姜
優良校の表彰は昭和 26年 度から始まったので、 今
年は第 36回 、功労者は昭和 46年 度か らなので第
16回 ということになる。今年は11月 20日 (木 )
神戸文化 ホールにおける、 第 25回 全国学校体育研
究大会開会式のなかで行われる。
「 加盟団体の中か ら、学校体育の発展に顕著な業
《
庫
沖
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馬
大
群
井
京
福
東
兵
【
績をあげた学校な らびに指導者を表彰 し、 これか ら
の学校体育 の発展に寄与せん と」して、「 加盟各都
道府県 の国 ・公 ・私立学校において、学校体育 に関
押
眠熱椰ぐ 肛郎L駅К
勝鯉ぶ 撫せ 螂郷叫眠
嗽 小︱ 継憮せ鯉Kぐ
Щ郎誕ヽ叫t剌輪煎
ポ N ■
癒
表彰 について
毎年、全国学校体育研究大会初 日の全体会で、 そ
の年度 の保健体育優良校 ・功労者の表彰を している。
相
昭和 62年 10月 22日 (木 )、 2,日 (金 )
旨図I
︱RК 暉ぐ
︱
総興=幽 ・
ぐ ぐ 増駅応柾せ
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ヽ 咄ρ ≦小 く m く
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郡Ⅸ
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o o o む 溜” ヽヽ Nぐ 弊← へ 胆“ N o
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撻 園 選小 幽 0駅 抑 量 ・
朧 ヽ 、短ヽ ヽk樹 □
迷Ⅸ 掏
HI ∞身 回量
縞 園 @ ヽi いヽ ︱ ミ ヽ ・
K ミイ凶0迷掃祇R
く はヽ 日ヽ Q ヽ ヽ ■■ ・
H〓 ト
料 糎 O ヽ ヽ ■十癒 u ・
ボN I◎
器龍
瓢員κ
躙
第 26回 大会
全国学校体育研究大会開催一覧 (Eコ は開催県)
)
05年 度 まで
(昭 和
知
ぐ
全国学校体 育研 究 大会東・中・西部 別 開催 一覧
楓︱椰に型州 ぐ0川駅応撫筆堪訃K 田 く業 □査 興叶 も 黒留
雲
37
昭和
西
中
東
回
高
黙
昭和 61年 11月 20日 (木 )、 21日 (金 )
東 ……北海道 ・東北地区 と関東 ・ 甲信地区
中 ……北陸 東海地区 と近畿地区
西…… 中国地区 と四国地区 と九州地区
第 25回 大会
兵庫県
のようになる。
なお、東 ・中・西 とは、 この ように区分 している。
とす るのが、明年 の第 26回 宮城大会である。
現在、全国大会 は次の通 りに決定あるいは内定 し
ている。
第 27回 大会 昭和 63年 度
愛知県
第 28回 大会 昭和 64年 度
?
第 29回 大会 昭和 65年 度
北海道 (内 定 )
因みに、上 の県を合んで、全国大会開催一覧は次
全国学校体育研究大会 について
昭和 57年 の第 21回 新潟大会 の頃か ら、理事 ・評
議員会で、全国を東 '中 西 に分けて、 順次全国大
会を開催 して行 こうではないか とい う意見がお こり、
満場賛成で経過 して来た。 これが念 々実行 され よう
官城県
4
20f)
第
報
会
連
体
学
報
会
連
体
学
20号
第
第
20号
学
優良校
推 薦 校
功労者推薦 の数
数
6
6
5
5
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
62
各 9
東京都
北海道
神奈川県
福岡県
福島県
埼玉県
千葉県
新潟県
愛知県
京都府
大阪府
兵庫県
広島県
鹿児島県
計
上記都道府県
以外 の県 33
計
体
全 国 大会 開催 県 1
合 計 162校
推 薦 人
東京都
北海道
神奈川県
福岡県
福島県
埼玉県
千葉県
新潟県
愛知県
京都府
大阪府
兵庫県
広島県
鹿児島県
言
+
8
6
5
5
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
学
体
連
ん と四国 の弓立さん、研究開発で佐賀 の吉 田さん、
岐阜 の海老名さん、広報活動で新潟の築井 さんに山
口の宮本 さん、特別企画 では筑波の花山さんが感謝
状 と記念品を受けた。
報
第
20号
す める。「 ばんざいをお願い致 します 」司会者の こ
とばは、 これで終 りを告げ るかのようだ。「 ここに
おいでの皆様、おひとりお一人の健康 もご発展も、
教育 ン ューズ万歳 のことばの中に入れ させていただ
昭和 61年 6月 29日 (日 )午 後 3時 30分 より、日本
教育 ンューズ協議会創立 10周 年記念式典 。 場所 は
岡山プラザホテ71/。
広島の藤井義久 さんの司会で、先ず物故会員 に黙
薦 のあと、理事長か ら来賓並 びに参加者の紹介。
(敬 称略す )
64
各 3
全国大会開催県
計
報
た方 々で ある。方 々とい っても、それは個人でな く、
会社あるいは団体なのである。 この 日本教育 ンュー
ズ協議会 (黒 田浩平理事長 )は 、特別賛助会員の筆
頭なのである。
員
上記 都道府県
以 外 の県 33
計
合
連
1
164校
数字 はいずれもその数以内を意味す る。
全国大会開催県は、所定の数 +1(優 良校 も功労
者 も )と す ることは、 昨年、 昭和 60年 11月 13日
の理事会 評議員会で決 まった。
昭和 61年 度優良校候補は 131校 、 功労者候補 は
153名 である。中央審査 委員会 は 7月 25日 に 開 か
ιる。
オ
推薦校数 ・推薦人員決定に 当た っては、都道府県
の学校数を 2,000校 以上 と1,000校 以上 2,00o校 未
満 と、1,000校 未満 の 3段 階 に分け、政令都市の有
無を考慮 した。 〔会報第 19号 昭和 61年 1月 15
日発行 第 13頁 参照〕
6 日本教育 ン ューズ協議会創立 10周 年
学体連 が 昭和 21年 、日本体育指導者連盟 として発
足 し、25年 2月 23日 に財団法人 となり、 37年 10
月 12日 、財団法人 日本学校体育研究連合会 と改称 し
て今 日に至 るまで、 この命脈を維持 して来 たのは、
大谷武=、 東 俊郎、栗本義彦、今村嘉雄、大石三
四郎 と、5代 に及ぶ会長 さん方をはじめ、時 の理事
長 さん と多 くの懸命な当事者 の先生方 のご努力のお
力ヽデであるが、一 方財政豊かな らざる会を支えて下
さったのは、 都道府県の分担金 の他、賛助会員、終
身賛助会員、 特別賛助会員である。特に特別賛助会
員 と称 され る、多額 の賛助会費 を納めて来 て下 さっ
祝辞を述 べる大石会長
(財 )日 本学校体育研究連合会
全国中学校体育連盟
会長
大石三四郎
副会長
栗原
江□
教授 医博
関東地区高等学校保健体育研究会会長 齋藤
(代 理 学体連事務局長 )重 田
近畿地区高等学校保健体育研究会会長 長野
筑波大学体育科学系
武仁
篤寿
昭二
一
元泰
小金丸 孝
福岡県中学校体育連盟 会長
岡山県高等学校体育連盟 会長
槙野 昭輝
岡山県小学校体育連盟 会長
井上 敏夫
来賓 ・参加者全体で百数十名。参加者 はそれぞれ
感謝状を うける黒田浩平理事長夫妻
踊 る会 員
打ち出の小槌の胴体 のような形の中に、 」ESと
入れた 日本教育 ン ューズ協議会 のパ ッチが、弓立 さ
きます。 ご唱和下 さい。…… 日本教育 シ ューズ協議
会 ばんざ ―い、 ばんざ―い、ばんざ ―い 」
関東 の行 田勝薫 さんの閉会 の辞で、全 く終 った。皆
さん、 ほ― っと満足 の吐息を漏 らしなが ら、 ン ャン
んの槍1案 に よって発表されたあと、参加 の夫人 方に
洩れなく記念品の贈呈・… 美 しい場面であった。 この
あと、黒 田理事長夫妻 に感謝状 の贈呈。10年 の苦楽
が この一 瞬に凝集したようである。続いて理事長の
謝辞。式典終了午後 5時 30分 。 計画通 りに始 まり、
予定通 りに終 る。
祝宴、華やか な雰 囲気 で 6時 、 日進 ゴム株式会社
の小 松原 進 営業部長 の司会で始まる。理事長 の簡
明な挨拶のあ と乾杯。音頭は中国染工株式会社 森
本二 郎取締役会長。問 もなく「 鬼面太鼓 Jの 余興 。
次第 に空気が高揚 して、 祝宴 のムー ドになる。話す
声、笑 う声、 こだ まして賑か 。
紹介されると元気 よく返事を して起立、大人も皆起
立。どなたも大事にされているムー ド、誠 に よい。
黒 田理事長挨拶、 日進 ゴムの渡辺 昌平社長の「 教
育 ンューズとゴム履物業界 Jの 回顧。
上の順で来賓の祝辞。それぞれの先生が、 特色を
生 か した祝辞、流石である。江 □先生が引用 した
WHOの ことば― 健 かに育ち、健かに老 い、厳かに
死ぬ ―… ……いい ことばだ !い つ まで も記憶に残 る。
このあと、所謂式典では見 られないバ ラエ テ ィー
に 富んだ新機軸が出て来た。
教育ンューズ と妻 と私。沖縄 の仲吉 さん、岩手の
大 田さん、宮崎 の田□さん。 この仕事 を始めてか ら
の奥 さんのご苦労をねぎらい、感謝す ることばが次
々と出て来て、 聞いている方 も感激。 これか らも是
非か くあれ と願 う。創立活動では北信越 の小間井 さ
デ リヤ輝 く会場をあとにした。
観 光
6月 30日 (月 )午 前 9時 、岡山プラザ
ホテル発。先ず行 く先は鷲羽山。 海抜 133m。 50分
位でバ スタ
tと まる。展望台に。瀬戸 の大橋 が素晴 し
い偉容 と変化を見せて工事 中。梅雨 だ とい うのに快
晴
!
人の誠 を神 が感応 し給 うたのか。眺望絶佳。
建造中の瀬戸大橋
仮面のピエ ロ 山 口県の宮本靖彦さん
いつの間にか ピユ ロが あらわれ、円卓 の間を歩 き
まわ り、走 りまわ り、 そ して跳びまわ る。誰だ、 あ
れは ?分 らない。 上手に動 く。「 さあみんな仲 よ
く、 おててつないで …… Jピ エロの合図に、全員素
直に立 って手を繋 ぐ。お手 々つないで、野道を行け
ば、 みんな川へ小鳥になって……。楽 しそ うな この
姿 ! 10周 年、 よか ったなあの思いが、皆の頭をか
下津丼港 か ら小船で瀬戸大橋巡行。入力の粋 を集
めて建造 されている大橋の景観、次 々に変化す る橋、
橋。塔 の高 さ197mと い うのもある。正に人間の築
く文化 の先端を行 く。感慨一入の 1時 間。鷲羽山パ
ー クセ ンターで昼食後、 倉敷美観地区へ。月曜休館
が多 く、 こんなに静かな倉敷は初めて。川の両側 の
家がよく整備 されてい る。午後 3時 30分 岡山駅着。
見事な観光計画、時間配分、時間を厳守 してパ スの
遅発をさせなか った乗客、絶好の天気、すべてが重
な った有難い観光であった。
写真はすべて、大石会長撮影によるものです。
第 20号
体
学
編
―
学体連 幹事 ・編集委員長
筑波大学附属盲学校教諭
伊
藤
報
運
集
忠
後
記
―
一
日常 の教育活動 の繁忙 さに追われて、 森林 にはい
りこんだ狩人 の ように、山全体をみ ることをつい忘
れて しまい勝 ちです。教師にな りたての頃、今考え
ればなんで もない ことに悩 んだ り、困難を感 じた り
したのも、 指導技術 の未熟 さもさる ことなが ら、山
全体 をみる余裕のなさが大 きく影響 してぃた ように
思い ます。現在 の ような情報化社会に生活 す る私た
ちは、絶 えず高度な選択を求め られてお ります。
主体的な学習活動を児童 ・生徒 に求 めてい る限 り、
私 たち も体育 ・スポーツを核 とした多 くの課題 に主
体性をもって対応してい くことが求 め られ ると思いま
す。授業を中心 とした実践的研究をすすめてい くこ
とも、その一つだ と思い ます。
20号 では、“今学校体育で何が必要か "を 問いか
けてもらい ました。解決策 ではあ りません。 これを
きっ力ヾナとして、学校体育について改めて考 えてい
ただ きたい とい うのが、編集委員会のねがぃです。
何を今更 と思われ るで し ょうが、 時 には山全体を
眺 めることも無駄ではない と思います。
兵庫大会の準備も着 々 とすす んでお ります。次回
宮城でも 2年 がか りの準備に取 り組んでお ります。
辻野先生か ら、 日本スポーツ教育学会、第 6回 大
会 に 日本学校体育研究連合会か らも実践研究を持 っ
て、多数参加 して欲 しい とい う呼び力ヽナがありまし
た。学体連 の組織 として、 取 り組む最初 の試みです。
大石会長も情報化社会 に体育 ・ス ポー ツがその存
在を問 うには、枠のなかに閉 じこもっていては駄 目
だ、枠を とびこす勇気 と叡知が必要だ と話 してお り
ます。長期休業中のクラブ活動 の指導、講 習会での
自己研修 と、暑 さの夏を元気一杯におす ごし下 さい。
学 校 体 育
昭和61年 同月20日 因 21日 0
神戸市 (神 戸 文化 ホ ール )
このたびは
「風見鶏」
とに
国際観光港」
神戸 二
研究大会をお迎瀾略ことこ
なり、
心より
歓迎を申し上ヤ
量す。
る
に
大会を実施す あたり、
私ども近畿 日本ツーリスト
い 神戸ユース支店が大会に参加される皆様方
の宿泊・輸送・食事・教育視察のお世話をさせていただくことになりました。
頑膨 所存でござぃまt
社員一同万全の注意を抑 ヽ
大会参加の皆様方 にご満忌 ただ!る よう
、
∼教 育視察 の ご案内 ∼
「/Aな と
ネ
炉 の旅情満喫」・「急流うずまく鳴門と瀬戸内海」
ヽ
「紅葉の六甲ド″ ブと名泉有′
馬」・ 惜 都京都・比えヽ
山ドライブと琵琶湖めぐり」
とコースに海・山。
湖などの多彩な旅の情競 をとり入れておりま丸
ヽ
多数のご参加を′
じ
よりお待ち申し上げま九
111層 舅日童 J′ ―リスト 帥神戸‐ ス ト
ラベル支店 8o78-39!-2847
神戸市中央区二宮町
101神 戸交通 センタービル6F O運 輸大臣登録一般旅行 業第20号
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