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岩手県立釜石病院 - 岩手県臨床工学技士会
岩手県立釜石病院 施設紹介 MEセンター センター ○宮野 智成 右田 郁夫 及川真紀子 当院の概要 診療科:16科 病床数:272床 当院には、平成19年度に初めて臨床工 学技士が採用される。 その後、平成21年度、23年度に臨床工 学技士が増員される。 現在、臨床工学技士は3名。 (呼吸療法認定士1名 透析技術認定士2名) 業務内容 ME機器保守点検関連業務 ME機器保守点検関連業務 ME機器貸し出し、返却管理 血液浄化業務 ME機器の保守・点検・修理対応 心・血管カテーテル室業務 ペースメーカ業務 人工呼吸器関連業務 手術室業務 安全教育業務 各種委員会参加 医療機器管理システム(CEIA)による管理 血液浄化業務 血液透析(HD) 血液透析濾過(HDF) 血液透析 患者数55名(10月現在)、ベッド15床、 午前・午後の2クール、看護師8名、 泌尿器科Dr1名の体制で行っています。 持続的血液透析濾過(CHDF) 白血球除去療法(LCAP) 胸・腹水濾過濃縮再静注法(CART) (40件 ※10月現在) 血液透析 心・血管カテーテル室業務 透析開始時・回収時の機械操作、穿刺、 冠動脈造影(CAG) プライミング ダイアライザ、透析液・洗浄薬液の 物品管理 RO装置の点検(残留塩素、軟水検査、 プレフィルタ、ジュラコール、UV灯の交換) 水質検査(エンドトキシン、細菌検査) 左室造影(LVG) (63件※10月現在) 右心カテーテル検査(Swan‐Ganz) 基本的に週1回、木曜日 CAG・LVG・スワンガンツ等の検査のみ CEの動きとして、検査準備やポリグラフの操作を 行っています ペースメーカー業務 人工呼吸器関連業務 ペースメーカー植込み術(PMI) 始業点検、終業点検 (8件※10月現在) ペースメーカー交換 (6件※10月現在) ペースメーカークリニック (月2回) PM・ICD(約240件/年) 放射線治療、手術時の立会い 使用開始時の補助、動作中点検 その他 安全教育業務 手術室業務 講習会の開催 ・麻酔器の点検(週1回) ・自己血回収装置の操作 (12件 ※10月現在) 各種委員会への参加 保守・管理 ・人工呼吸器 ・輸液ポンプ ・シリンジポンプ ・血液浄化について 安全教育業務 院内広報「MEセンターたより」の発行 目的:医療機器の正しい使用方法、 安全情報を周知徹底するため 内容:院内を巡回して気づいたこと、 点検・修理依頼の要因説明、 業者からの安全情報、注意喚起など ☆ 新採用、移動されてきた方々はじめまして 臨床工学技士(ME:Medical Engineering)です。医療機器の保守 管理や操作、機器の取り扱い講習などを行っています。月に1枚を目 標にこのようなお知らせを配布しております。安全広報と情報が重な る点もございますが、メーカーからの情報や院内、外の事例に基づい ての注意喚起など、様々発信していきますので参考までにご覧下さい。 ☆ 技士が増員になりました 今年度より技士が増員となり右田(内線 7035)、佐藤由梨(7047) の2人体制になりました。 当面は2人で廻るかと思いますが徐々に 業務分担してまいりますので、よろしくお願いします。 ☆機器中央管理について 送液装置(輸液・シリンジポンプ)と人工呼吸器 、血栓予防のフットポンプ は増 築棟2F の ME センターにて中央管理・保管しております。また、在庫管理や使用 履歴の管理の点から、持出し返却の際には貸出し返却帳へ記載をお願いしておりま す。急いで準備したい時もあるでしょうが、ご理解のうえご協力下さい。なお、防 犯の都合上、夜間・休日には ME センターは施錠しておりますので、事務当直に 開錠を依頼するか、呼吸器は5 F にも予備を保管していますので急患などお急ぎの 際はこちらをご利用下さい。 院内広報と重ねて院内学習会を行い、 機器使用に関する認知度、理解度を上げ、 医療機器使用に対する抵抗感、不安感と いった物を軽減できればと考えている。 機器使用時の流れ ME センター → 持出す日、機器管理番号(輸液ポンプ:DP-○○ シリンジポンプ: SP-○○ 呼吸器:V-○○ フットポンプ:FP-○○)と持出す方の所属 階と氏名を貸出し簿へ記載 使用後 → 返却日と氏名を上記機器番号の欄に記載し ME センターへ返却する ☆ ウォータトラップの取り付け注意 呼吸器の回路内の結露を溜めるウォータトラッ プの誤接続(斜めにねじ込んでしまう)が国内で多 発しているようで、今月入荷分より注意シールが添 付されてきております。院内使用時においても水捨 て後の接続の際は確実に接続されたことを確認し、 換気量の低下が無いかも確認しましょう。 ☆ 60滴1ml のライン使用時の注意 輸液ラインの 60 滴=1ml のラインは輸液ポンプのカタログ 値には 100ml/hまでは投与可能と記載されているの ですが、 80ml/hを超えるとまれに、滴下速度を感知出来ずに流量誤差 が生ずるケースがあるようです。投与速度が 速くなるようでし たら 20 滴=1ml のラインを使用することをお勧めします。 遠野病院業務応援 目的:安心安全な医療の提供の寄与 経緯:3.11東日本大震災による業務応援 ・技士のいない施設での、機器の安全運用 面での不安 圏域では、中部の管轄ではあるが、病院間の距 離と当時の業務量を考慮し、県病技士会長と相 談の上、当院が行うことになる。 現在も業務応援を継続、遠野HP側の強い要望 のため来年度は、体制強化の方向で検討中。 当院の院長の言葉 「職種間のセクショナリズムを外そう」 ありがとうございました。 ありがとうございました