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1 平成26年6月定例会 商工労働観光常任委員会の主な質問等 平成26

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1 平成26年6月定例会 商工労働観光常任委員会の主な質問等 平成26
平成26年6月定例会 商工労働観光常任委員会の主な質問等
平成26年7月1日
発 言 者
石黒委員
発
言
要
旨
「山形県合成クモ糸繊維関連産業集積会議」の目的はどのようなものか。
科学技術政策
主幹
合成クモ糸繊維については、慶應義塾大学先端生命科学研究所発のバイオベン
チャー企業スパイバー社が、世界で初めて量産化の基本技術を確立し、次世代基
幹素材として大いに期待されている。
「山形県合成クモ糸繊維関連産業集積会議」は、県や鶴岡市を始め、高等教育
機関や産業支援機関、金融機関などで構成されており、それぞれの力を結集して、
当地での事業化の促進や産業集積を図ることを目的としている。
石黒委員
スパイバー社の基盤技術群が内閣府の革新的研究開発推進プログラム「ImP
ACT」に採択されたが、その概要はどのようなものか。
科学技術政策
主幹
「ImPACT」は、社会に変革をもたらすような、ハイリスク、ハイインパ
クトな挑戦的研究開発を推進することを目的として、総合科学技術・イノベーシ
ョン会議が選定したプログラム・マネージャーに予算及び研究開発の企画・遂行・
管理に至るまでの権限を与え、革新的な研究開発の推進を図るものである。
この度、スパイバー社の研究が、180 件の応募の中から 12 件の採択プログラム
のひとつに選ばれたことで、予算的な支援を受けられることに加え、国が認める
研究開発となり、研究開発人材を集めやすくなる効果もあると思われる。
なお、採択にあたっては、研究内容はもとより、プログラム自体をマネジメン
トする人材がいるかどうかも重視する仕組みとなっているため、プログラム・マ
ネージャーには、柔軟な発想で様々な研究開発機関をまとめていく能力が要求さ
れる。
石黒委員
将来、合成クモ糸繊維の実用化が図られ、世界へ展開していくことも考えられ
るが、特許など知的財産権への対応はどうなっているのか。
科学技術政策
主幹
スパイバー社では、合成クモ糸繊維に関して、製造に係る基本特許3件を含む
5件の特許を取得しているほか、現在出願中の特許も多数あり、今後、国際競争
力を維持していくためには、国際特許を含めて、グローバルな知的財産権の戦略
が必要との認識を聞いている。
石黒委員
スパイバー社の合成クモ糸繊維を、山形県が世界に誇る産業として育てていく
うえでの決意を伺いたい。
商工労働観光
部長
スパイバー社の研究開発が「ImPACT」に採択されたことは、一流の科学
者から一定の評価を受けたものと認識している。
今後、いかにして県内に産業の集積を進め、その付加価値を獲得していくかが
重要となる。県としても、一丸となって努力していく。
石黒委員
世界に誇れる山形のものづくり産業をどう捉え、情報発信をしてきたのか。ま
た、ものづくり技術振興戦略策定に向けた考え方はどうか。
1
発 言 者
発
言
要
旨
工業戦略技術振
県内には優れたものづくり技術が集積しており、特定分野において世界のトッ
興課長
プシェアを誇るグローバルニッチトップといわれる企業もある。こうした企業を
産業科学館などにおいて、PRしてきているところである。
また、ものづくり技術振興戦略の検討にあたっては、県内企業、業界団体、産
業支援機関、国、市町村等から、今後成長が見込まれる産業分野への移行を含め
た意見等をしっかりと聴きながら、策定していきたい。
石黒委員
酒田港の国際定期コンテナ貨物について、今期の取扱量が過去最大との報道も
あるが、現状はどうか。
経済交流課長
平成 25 年は 7,797TEUであり、23 年、24 年に次ぐ過去3番目の取扱量となっ
ている。
今年に入ってからは、定期便の3便化や花王酒田工場紙おむつ工場の本格稼働
もあり好調に推移しており、今期5月までの取扱量は、4,730TEUと過去最高の
数字となっている。
今後の見込みについては、過去最高であった 23 年の 10,346TEUを上回るもの
と考えている。
草島委員
スパイバー社のプラント建設に伴い、合成クモ糸の開発で使用されている遺伝
子組換え技術の安全性が懸念される。関係者で協定や覚書等は交わされているか。
科学技術政策
主幹
合成クモ糸の遺伝子組換え技術については、
「遺伝子組換え生物等の使用等の規
制による生物の多様性の確保に関する法律」に基づいて対応しているところであ
る。文部科学省令に基づく安全度の分類では、最も安全な「クラス1」に分類さ
れている。
また、平成 26 年5月 30 日付けで、鶴岡市、スパイバー社、小島プレス工業の
3者による環境保全の覚書が締結され、専門有識者を伴った立入調査や一定レベ
ルの実験実施の際の事前報告義務、事故時の措置と報告などを行うことで合意し
ていると聞いている。
草島委員
県の関わりはどうなっているのか。
科学技術政策
主幹
専門有識者の立入調査のメンバーに県の職員(県庁、庄内総合支庁)も加わる
形で環境保全に向けて協力していく。
草島委員
鶴岡市立加茂水族館がリニューアルオープンして1カ月となったが、入館者数
は把握しているか。
観光交流課長
6月1日のオープンから 22 日までの入館者数については、約 66,000 人を超え
ていると聞いている。
平成 24 年度の年間入館者数が、約 270,000 人であるので、その約 25%の入館者
にあたる。
1日平均では約 3,000 人、山形デスティネーションキャンペーンが開幕した 14
日以降の8日間平均では、約 4,000 人となっており、特に、21 日、22 日の土日で
は 5,000 人を超えたと聞いている。
2
発 言 者
草島委員
発
言
要
旨
海水浴シーズンになると、加茂水族館周辺では更に混雑が予想され、海水浴場
のトイレも不足していくと思われるが、県の対応はどうか。
観光交流課長
駐車場やトイレについては、鶴岡市から相談があれば、県としても出来ること
を考えていく。
草島委員
加茂水族館に来た観光客に、更に周辺観光地等へ足を延ばしてもらうための取
組みはどうか。
観光交流課長
湯野浜温泉への宿泊客に対して、夜の水族館を見ていただける取組みが行われ
る。さらに県内各地を訪れていただくため、ホームページ上でモデルコースを提
案するなど、周遊化の取組みをしている。
草島委員
県内のWi-Fiの普及状況はどの程度か。旅館や道の駅でどのくらい普及し
ているのか。
観光交流課長
NTT光ステーションは県内 1,800 箇所で設置されている。本県の設置箇所数
は、宮城県や岩手県と同程度で、東北でも多いほうである。
宿泊施設等には 48 箇所設置されている。道の駅については、県土整備部でWi
-Fi整備の推進を図っている。
草島委員
内水面振興と観光振興は相まっている。最上小国川流域の治水対策と内水面漁
業振興の両立を目指すとした県の提案のなかに「
『ダムのない川』以上の清流・最
上小国川を目指し総合的な取組みを進める」とあるが、そもそも、
『ダムのない川』
以上の清流とはどういうものか。観光面でどう考えるのか。
観光経済交流
局長
清流に関する直接の知見は持っていない。最上小国川は大切な観光資源と認識
している。また、鮎釣りも大切な観光資源である。リピーターを増やすためにも、
体験型観光が重要であり、観光資源の活用と地域振興を一体的に推進していく。
草島委員
『ダムのない川』以上の清流とはどういう川を目指していくのか。それを踏ま
えた観光振興策はどのようなことを想定しているのか。明日、部長から答弁して
ほしい。
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