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便利な鉄道
広域公共交通行政
1
キーワードは「丹後は一つ!」
京丹後市
丹海バス
伊根町
与謝野町
公共交通王国
丹後半島の実現へ!
・担当職員が一カメラマン
→広報誌ネタ
宮津市
・担当職員も乗って、見て、感じて気づく
→利用者・運転手の声を肌で感じる
・課題、改善点の洗い出し
→ダイヤ改正の検討など
2
目指すべき目標は一緒!みんなで検討!みんなで行動!
みんなでダイヤを検討!
みんなでバスに乗車!
みんなで取材!
みんなで飲みにケーション!
みんなでガッツポーズ!
3
運転免許証返納の取組み
声を拾う、聞く、尋ねる
アンケート調査の実施(H21年度)
「車を安全に運転できる年齢は?」
男性平均:75.4歳
女性平均:72.6歳
実際には、80歳以上の男性の約7割が運転
免許証を保有している現実がある。
4
運転免許証返納の取組み
◆高齢者の交通事故の抑制を図るため、高齢ドライバーの運転 免許証の自主返納
が行われた場合、鉄道かバスの6か月間のフリー乗車券(2万円相当)をプレゼン
ト。
○返納特典利用実績
返納者数
宮津市
京丹後市
伊根町
与謝野町
合計
24年度総数
8人
18人
2人
2人
30人
25年度総数
18人
84人
4人
27人
133人
(25内訳)鉄道
5人
6人
0人
1人
12人
(25内訳)バス
13人
78人
4人
26人
121人
新規顧客獲得のビッグチャンス到来
5
高齢者KTR200円レールの取組
6
200円レールで高齢者の輸送人員
3倍達成! 実績:4万人
7
丹後地域の公共交通ブランド
200円さえあれば 移動できるという地域の 安心ブランドへの取り組み
上限200円バス
全利用者対象
上限200円レール
取組スタート
65歳以上の住民のみ対象
京丹後市 H18.10~
京丹後市 H22.6~
丹後半島全域 H25.10~
丹後半島全域 H24.10~
京丹後市
6年連続利用者増
2年連続利用者増
過疎地域発:公共交通のブランド化
健康長寿社会×安心安全便利な公共交通=豊かな暮らし
力を終結するキーワード「丹後は一つ」
8
鉄道+200円バスのネットワークで『海の京都』を案内
9
今年は「海の京都」が更にバージョンアップ
鉄道+丹後半島周遊バス+海上交通のネットワーク
10
便利な鉄道、
便利なバス、
差別化された
ローカルな
公共交通により
全国への
露出が
飛躍的に
向上!
←NHK総合「あさイチ」(25.9.5)に
て、1時間にわたる全国放映が
実現
※平均視聴率は驚異の13.8%
11
資料編
12
実証1年前のアンケート結果(京丹後市)
(平成17年12月実施、高校生対象)
高校生1,584人の不満項目の上位
1位
2位
3位
4位
5位
6位
7位
運賃が高い(692人)
全体の運行本数が少ない(474人)
バス停までの距離が遠い(287人)
通学時間帯の運行本数が少ない(252人)
運行ダイヤが分かりにくい(247人)
情報提供が少なく分かりにくい(245人)
直行しないので時間がかかる(234人)
13
実証2年目のアンケート結果(京丹後市)
(平成20年12月実施、高校生対象)
高校生1,281人の不満項目の上位
( )内は前回順位
1位(2位↑) 全体の運行本数が少ない(449人)
夜間に帰るバスがない(306人)
2位(-)
3位(7位↑) 直行しないので時間がかかる(245人)
4位(-) 目的地に行くバスがない(222人)
5位(-) 車両が小さく、一杯で乗れない(210人)
6位(4位↓) 通学時間帯の運行本数が少ない(192人)
7位(3位↓) バス停までの距離が遠い(161人)
8位(6位↓) 情報提供が少なく分かりにくい(102人)
9位(5位↓) 運行ダイヤが分かりにくい(82人)
10位(1位↓) 運賃が高い(60人)
14
満足度調査(京丹後市)
(平成20年12月実施、高校生対象)
バスを利用したことがある高校生889人の
満足度の向上項目
1位
2位
3位
4位
運賃が安くなり分かりやすくなった(369人)
通学以外でも出かけるようになった(180人)
回数券が車内購入できるようになった(178人)
マイカー通学からバス通学になり
保護者の負担が減った(124人)
5位
6位
7位
8位
9位
10位
地域の人の外出が増えたと感じる(80人)
地域で誇れるバスがありうれしい(58人)
バス通学になり車内で勉強するようになった(47人)
高校進学時での高校の選択の幅が広がった(29人)
まちづくりの発展の期待が膨らんだ(27人)
路線バスが好き(愛着が増した)になった(26人)
15
「知ってもらう」
PRリーフレット
・乗ってもらう・愛用してもらう
市のホームページで動画も配信
市の毎月の広報紙面の活用
分かりやすく
詳しい時刻表
16
「知ってもらう」
PRリーフレット
啓発のぼり
・乗ってもらう・愛用してもらう
分かりやすく
詳しい時刻表
地元CMの配信
17
①運賃を知ってもらう
市内一律
区間最大 1,150円 が 上 限
200円 に
さらに、小学生と身障者の方では半額の100円に
6歳未満のお子さんは 無料 に
※上記の数字は京丹後市の場合。
18
②回数券を知ってもらう
バスの 車内 で購入可能に
1回乗車賃が 154円 相当に
19
③バス停や車両を知ってもらう
バスの 段差 が解消
バス停を137か所から
178か所 へ
※上記の数字は京丹後市の場合。京丹後市営バスも88→105か所へ
弥栄病院の玄関口にバス停を設置しました
新たな地域へバスが走るようになりました
20
知ってもらう・
「乗ってもらう」
・愛用してもらう
21
知ってもらう・乗ってもらう・
「愛用してもらう」
◆上限200円バスに乗ったことがある高校生668人に聞きました。(実証1年後)
ほぼ毎日利用している
週に1~3回利用している
以前は全く利用がなかった人
71
124 以前は月に1~3回利用していた人
25
以前は週に1~3回利用していた人
28
以前は全く利用がなかった人
61
以前は月に1~3回利用していた人
39
100
月に1~3回利用している
162 以前は全く利用がなかった人
その他(年数回程度)
282
162
⇒実に 294人 もの高校生の新たな利用が始まり、
利用回数も大きく増進しました。
22
アンケート調査以外のニーズ把握
バス停で利用者から
研究会のみなさんから
老人会で高齢者から
学生さんが調査のお手
伝い(各種大学等)
集客イベント時に住民から
ご意見など
23
運行事業者と行政の情報共有
◇運行ダイヤについて
◇運行ルートについて
◇お客さんの利用状況について
◇お客さんの要望・苦情について
◇バス停の設置場所について
◇車両について
◇市への要望について
24
公費負担増大の考え方
ジリ貧からの脱却⇒攻めの公共交通施策へ
意識改革
の
時代
公共交通事業
利用料
連携・
監視が不十分
公的補助
【一般財源】
公共交通の整備は、地域インフラの整備
公共交通の整備は、事業者と利用者が負担
これまで 採算重視
これから 満足度>負担度
公共交通事業
利用料
連携・
監視の強化
公的補助
協力金 【一般財源】
道路特定財源
交通税
【特定財源】
利便性の向上
公共交通の重要性認識(安定化)
25
「交通税」って?
諸外国においてもモータリゼーションにより路面電車など公共交通が次々に廃止
↓
交通弱者の発生・環境負荷・交通渋滞・ドーナツ化現象・無秩序な施設設置
↓
「交通権」という基本的権利の確立・「公共交通は重要な社会インフラ」と再認識
↓
「運賃収入を主体とした公共交通」から「都市装置として位置づけて
公的負担で運営する公共交通」へと国民意識が転換
↓
運営費・整備費の財源を「交通税」とし、利用は低額運賃化を目指す
(都市整備として合理的との認識)
日本では未導入
• 法律によるべきか、条例(法定外目的税の創設)によるべきか
• 新税導入への反発
• 「公共交通」のあり方に対する市民の合意形成
26
これからますます厳しい行財政運営
過疎地域の例
(京丹後市の場合)
一般会計300億
程度の自治体
で、現在の普
通交付税115
億円から90億
円まで減少し
ていく現実が
ある。
何としても
守りたい!
27
関西は熱いぞ!智恵絞っています!
同士が集まれば、まだまだ世の中、再生が可能だぞ!
再生塾:持続可能なまちと公共交通を目指して 塾長:土井勉京都大学教授
土井勉 京都大学大学院工学研究科特定教授
中川 大 京都大学大学院工学研究科教授
正司 健一 神戸大学大学院経営学研究科教授
森栗 茂一 大阪大学コミュニケーションデザインセンター教授
28
客観的な専門家の見地による評価
バス専門誌「BUSRAMA」
和田由貴夫編集長様の見解
バスは人々の身近な生活の道具です。空気のように無いと
困るのに、華やかで新しいものがもてはやされがちの日本の
バスは意識の外に置かれています。欧米では身近なものこそ
大事、という意識が日本より強く、バスなど公共交通の拡充が、
市民生活を潤滑にし社会コストを削減し、ひいては地球環境保
全にも有効であることに気づいています。バスの有効性は日
本の社会でも同じです。バスは生活の道具だからこそ、便利に
活用できなくてはなりません。その動機付けで「上限200円運
賃」はとても有効です。利用体験の増大が利便性向上につな
がります。また「仕組みを作るが、後は関与しない」になりがち
な行政が多い中、京丹後市はあらゆる機会を捉えて、日常的
な利用につなげる仕掛けを繰り出しているのも画期的です。ま
た2013年10月、上限200円運賃の周辺市町への拡大は、域
外の旅行者にとっても朗報です。人口が減少傾向にある地域
では外来者を取り込む努力が必要です。動機付け、フォローア
ップ、域外需要の取り込み、三拍子そろえる上で担当者の信
念と情熱も欠かせません。
平成25年12月25日発売の141号は丹海バス特集です!
29
【提案者】京丹後市、宮津市、京都府、丹後海陸交通(株)、北近畿タンゴ鉄道(株)、丹後織物工業組合、(特非)京都発・竹・流域環境ネット、㈲森林資源、宮津竹林の里
保全の会、
㈱タケックス・ラボ、大和リゾート㈱、オリカ㈱、サンコール㈱、 積水化学工業㈱、(特非)地球デザインスクール、宮津バイオマス・エネルギー事業地域協議会
京丹後市
宮津市
■京丹後市 : 「グリーン・ウエルネス新公共交通体系の構築とそれを核とした環境調和・健康未来創造スマートコミュニティの実
※ 1~3、5~7:京丹後市提案関係 、4:宮津市提案関係
現」
提案の概要
■宮
津 市 : 「竹を資源として活用した里山経済圏形成モデルプロジェクト」
流通・
消費増
持続発展する地域づくり(地場産業振興と大学連携)
観光プログラム開発販売強化
持続可能な地域づくり
周遊等の活性化
特A
評価米
等
竹工芸品
鉄道
200円バス
上下分離導入
外出支援
竹資源管理センター
衛生製剤
ウエルネス向上
健康長寿
介護予防
生活支援
・ウォーキング総合促進
システム(ポイント制度
導入)
・ 買い物難民の解消、
生活 必需品の配送、
見守り代行システム等
の検討・推進
等
堆肥
ますます充実
新会社「ウィラー」
による新たな経営
と連携スタート
バイオプラスチック
竹林面積 宮津市617h
金融機関
a
と連携
チップボイラー
竹繊維の活用検討
EVタクシーの積極導入
買い物難民・通院対策含む
丹後ちりめん再生⇒
グリーンエネルギーの
充填システムの構築
①超高品質化・・スパイダーシルクの研究
②生産性の向上・・周年等飼育
「道路も鉄道も」 の
好循環を実現
エコエネルギーセンター
太陽光(ソーラー)発電
竹提供
木質チップ化、竹チップ化
発電
蓄電
排熱
液肥
同志社大学など
信州
大学
生ごみバイオガス発電
研究開発
生ごみ収集
京丹後
駅
夢まち創り大学
学校
域学連携
参加大学
太陽光
パネル設置
京都
工芸
繊維
大学
大学連携による産業振興
京丹後キャンパス
情報通信技術
バス
環境エネルギー
その他
鉄道
EVタクシー
住民
大学
観光
30
EVタクシーの導入による新公共交通体系の実現
<京丹後市>
①人の輸送だけでなく、同車両を活用した生活支援の実現(地域包括ケアの推進)
②機動的な公共交通機能を加え、バス、鉄道の活用を補完・強化
駅・コンビニ等
コントロールセンター
EVCとは、Electric Vehicle Communityの
略。
・EV配車室
・ユーザー窓口
・EVC機能コントロール
< タクシー等による新たなサービス >
① 新制度運
賃
EVタクシー
③観光等用
カーシェアリング・
レンタカー業
充電設備整備
・EV待機所 ・配車場 ・生活必需品配送基本基地
・乗合利用者集合場所 ・カーシェアリング基地
KTR、バス
との連携
駅等
KTR、バス
との連携
EVC
コントロールセンター
②買い物代行、
安心見守り、
生活物資・
農作物集荷等
輸送
④福祉サービス
付輸送
通信インフラ網
(KTR新会社)ウィラー社との
協働によるICT化に着手
31
本表作成協力 富士タクシー(愛媛県松山市)
ICT(情報通信技術)の活用によりネットワークを構築
その他(参考)
32
①定義をしっかりと持つ
(例)公共交通とは何か?
■誰にでも
漠然とした議論に持ち込まない
■必要なときに
■有償で
■安全・快適な
鉄道
バス
タクシー
《 専用乗り物 》
(無償) スクールバス・通園バス・通院バス
(有償) 観光バス・福祉有償運送自動車・レンタカー
33
①定義´
困った時のバイブル
34
②シャッターチャンス
•
•
•
•
•
•
笑顔を撮る
勢いよく ・あきらめず
ここぞという時に、勇気を出す
2度とこないチャンスをものにする
ことわりを入れる
奇跡の1枚
35
③脚色
ワイハの風景はどっちが本物?
年に数回?
年に数10回?
36
具体的な利用例を画像で見せて、
『私も乗ろうかな』と思わせる
37
『車内で買えますよ!』
『高齢者の利用が増えてますよ。』
38
④予算確保
・役に立つかも?!
①400万円の投資でも500万円の
経費圧縮につながるとする書類の作成
②思いを伝える。普段からのPR。
(同様例)出場機会を伺う選手がやたら
ウォーミングアップを監督の目の
届く範囲でしつこく行うこと。
③これが必要だと言い続ける。信念
39
⑤野村克也
地元の子供たちに教えていただいていること
■親孝行しなさい。
■努力をしなさい。
■モノは大切にしなさい。
もったいない⇒温故知新
野村さんの名言
①失敗と書いて成長と読む
②敵は我に在り
40
4
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