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「伊勢市観光振興基本計画(案)」に対する パブリックコメントの結果概要

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「伊勢市観光振興基本計画(案)」に対する パブリックコメントの結果概要
「伊勢市観光振興基本計画(案)」に対する
パブリックコメントの結果概要
1パブリック・コメント実施の概要
(1)意見募集方法
◆伊勢市観光振興基本計画(案)を市ホームページへの掲載
◆広報いせ、伊勢市行政チャンネルお知らせ番組・文字放送、伊勢市ホーム
ページ、市長定例記者会見による案内
◆下記の場所での閲覧
・伊勢市役所(観光企画課、総務課、本館1階市民ホール)
・二見・小俣・御薗の各総合支所地域振興課
・神社・大湊・浜郷・宮本・豊浜・北浜・城田・四郷・沼木の各支所
・伊勢図書館、小俣図書館、生涯学習センターいせトピア、二見生涯学習セ
ンター、いせ市民活動センター
(2)意見提出の対象者
伊勢市内に在住または通勤、通学している方など
(3)意見募集の期間
平成26年1月14日(火)から平成26年2月14日(金)
2 意見募集の結果
(1)方法別意見提出数
募集箱への投函
郵送
電子メール
合計
3名(3通)
1名(2通)
4名(4通)
8名(9通)
(2)項目別意見数(意見件数)
項
目
合計
計画全般
3
はじめに 計画を作る目的とは?
3
第一章 新しい計画で取り組むことは?
19
第二章 計画を進めていく方法・体制は?
0
第三章 伊勢市の観光の今を知ろう!
0
巻末資料
1
その他
10
合
計
36件
1/10
3 パブリック・コメントを受けての修正内容
伊勢市観光振興基本計画(案)について、今回のパブリック・コメントを受
けて、内容の修正が必要となる箇所はありません。
4 意見の内容及び市の考え
市民から寄せられた意見の概要及び市の考えは次のとおりです。
※枠内が「意見の概要(要約)」、その下が「市の考え」となっています。
計画全般について
伊勢市の観光の未来も必要ですが、伊勢市を活力ある町にするためには若者
1
が伊勢市にとどまれる産業を早急に考えるべきです。人口20万人をめざして、
足元をしっかり固める必要があると考えます。
「観光は裾野の広い産業」などと言われ、とても広がりのある分野です。観光施設だ
けでなく、農林水産業、製造業など様々な産業が関連します。市が観光に力を入れるの
は、観光を通じて市の産業を活性化するためでもあります。日本全体の人口が減少する
中、観光を通じて伊勢市を活気に満ちた町にし、交流人口の増大に繋げられればと考え
ています。
観光客を受け入れるのは、事業者のみではありません。道路渋滞では観光客
2
だけでなく地域住民も迷惑を被ります。観光基本計画は観光という切り口か
ら見た伊勢のまちづくりの指針であるべきなので、地域住民視線の施策を講
じる(表現を含める)べきではないですか。
観光について検討する切り口は様々に存在すると考えられます。今回の計画案は、各
種調査結果から読み取れる傾向を元に検討を重ねる手法で策定しました。その流れが計
画案でも読み取れるように紙面を作っていますので、一見「まちづくり視点」が欠けて
いるように見えるかもしれません。しかし実際には、1~6まである基本方針それぞれ
に「観光と交流」という共通キーワードを設けているように、伊勢を訪れる人々と伊勢に
暮らす人々との交流を意識して案を策定しています。また、検討にあたっては、伊勢に
暮らす方々の視点を意識しています。
3
基本方針が伊勢神宮ありきなのを変える必要があると思う。これでは、新た
な観光計画とは呼べない。
神宮は、お木曳行事やお白石持行事などを通じ、伊勢市民とは深い関わりのある存在
です。また、伊勢という町とともに長い歴史を歩んで来ている存在でもあります。そし
て、観光という視点で考えた場合、伊勢という町と神宮とは切っても切れない存在であ
ると考えます。
2/10
はじめに
計画を作る目的とは?
について(4ページ)
もう次期20年後の遷宮を目指していることは良い事だと思います。それに先
4
立ち20年前はどうであったか、人の流れ、交通状況、生活状況、現在と比較
してどう変ったかを見くらべ、今後の対策を練る必要があると思います。
ご指摘のとおり、20年の周期を意識することが重要と考えています。ただ、残念なが
ら20年前の状況を知る資料は十分にありませんので、神宮参拝者数の推移と、別途実施
した調査の結果を参考に検討しました。
計画期間が4年というのはなぜですか?市の総合計画と同じく市長任期に
合わせたのですか?選挙終了後の策定作業では、計画空白期間が生れます。
5
実施・検証を含め次期計画策定に着手するには、最低5年はいるのではない
ですか?5年も4年も最小公倍数は20年ですので、次期遷宮にはぴったりで
す。
ご意見のとおり、選択肢としては20年の約数4年か5年が自然と考えました。観光分
野は非常に移り変わりが早い分野であるため、また、市の施策が4年に一度市長選挙に
よって見直される部分もあることから、4年としました。なお、市の計画ですので、策
定には市長選挙以前から着手しております。
計画の対象となる期間の中で第63回神宮式年遷宮を平成45年と明記してい
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るが、遷宮の日程を決めるのは天皇陛下であり、現時点でその日程は決まっ
ていないと考えます。具体的に年数を明記して良いのでしょうか?
ご指摘のとおり、遷宮の日程は天皇陛下が定めるものであり、第63回神宮式年遷宮の
日程は現時点では決まっていません。今回の計画案では、目指すべきところのイメージ
を少しでも明確にするため「20年後」「平成45年」と記してあります。「次の遷宮を意
識する必要がある」という点に関しましては、ご理解いただけますようお願いします。
第一章 新しい計画で取り組むことは?
「1伊勢市の観光における大切にしたい考え(基本理念)」について(5ページ)
次期遷宮が一つのベンチマークであることは理解できますが、あまりにも遷
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宮に特化しすぎていませんか?神宮に関して「敬して頼らず」という姿勢が
全く見えません。
伊勢は20年周期でにぎわいを生み出す町と言われています。今後は外宮・内宮を核と
して、二見から外宮・内宮への誘導に加え、その他の観光スポットや地域への周遊性の
向上に力を入れることを想定していますが、遷宮により地域活性化や経済効果につなが
る面もあることから、「これからの20年」を強く意識することは、伊勢の観光にとって
最重要項目であることに変わりは無いと考えます。
3/10
「観光を知るキーワード紹介」について(5ページ)
「もてなしの心」の原点である「おかげさまの心」の解釈がおかしくないで
8
すか?元来、自然崇拝にもとづく神道の精神からいくと感謝する対象は神宮
ではなく絶対神である「自然の恵み」だったはずです。
「自然の恵み」や「自然そのもの」、「自分以外の他なるものに生かされていること」
などに感謝する気持ちが「おかげさまの心」であることは認識していますが、「日々あ
ることを神宮に感謝する心」とすることもできると考えます。この計画では、観光面か
ら、伊勢独特の20年周期というリズムを強く意識しており、そのリズムの根源である神
宮式年遷宮との関連で、この意味での解釈をキーワードとしています。
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「いにしえから20年周期でおこなわれる」とありますが、中世は「いにしえ」
ですか?
「いにしえ」は歴史上の厳密な区分として意識していません。「遠い昔」という意味
で用いています。
「基本方針1
具体的方針1」について(8ページ)
外宮・内宮の2極を意識しすぎ。市内を周らせる方向性とかはないのです
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か?「伊勢まるごと博物館」構想を教育委員会が推進中です。これらを活か
した観光施策の展開を期待します。「スポーツ観光」だけでなく「文化観光」
も視野に入れたほうが計画・施策の展開の幅が広がると思います。
これまでは、神宮式年遷宮が斎行される平成25年に向けて、それまで内宮へ集中して
いた人の動きを外宮へ導くことに力を入れてきました。今後は外宮・内宮を核として、
二見から外宮・内宮への誘導に加え、その他の観光スポットや地域への周遊性の向上に
力を入れることを想定しています。「文化観光」につきましては、基本方針1具体的方
針3に記載をしています。
「基本方針1
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具体的方針2」について(8ページ)
神宮以外にも伊勢には観光資源となり得る物が多いが、それらを上手く活用
できる施策を考えて欲しい。
ご意見のとおり、新たな観光資源の掘り起こし、磨き上げをしていきたいと考えてい
ます。今後の施策・事業立案の参考にさせていただきます。
五十鈴川流域には、五十鈴川、朝熊川、江川には、平家蛍の生息地、四季の
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野鳥や草花、淡水魚などの自然環境が残っている。鏡岩、神宮工作所、神宮
神田、神宮御園、御塩殿などもある。五十鈴川流域を探訪する「歴史と自然
のコース」遊歩道を設定してはどうかと考えます。
本市固有の豊かな自然風土や個性あふれる歴史文化に育まれた景観は、市民共有の財
産です。この豊かな景観を後世に引き継いでいくため、「伊勢市景観計画」を定め良好
な景観の形成を図っています。その中で、五十鈴川は、広がりのある眺望の保全、周辺
環境との調和、そして潤いのある河川景観の形成として、流域の緑や桜の名所として川
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堤の桜の保全に努めるとともに、河川の景観を楽しむ散策ル-トとして、親水空間の確
保等による、潤いある河川景観の形成を図る方針としています。なお、これらの川は三
重県管理(一部国管理)となっており、遊歩道の設定にあたっては、関係機関との調整、
承諾が必要となります。
「観光を知るキーワード紹介」について(9ページ)
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神宮のひざ元の市の文書に、「神宮」ではなく「伊勢神宮」とあるのはいか
がですか?
「神宮」が正式名称で、「伊勢神宮」は通称であることは認識しています。この計画
では基本的に「神宮」を用いていますが、伊勢市観光統計にある「伊勢神宮参拝者数」
などの固有名詞と考えられる部分には「伊勢神宮」を用いています。また、キーワード
紹介や「伊勢神宮というブランド」などのように外からの視点を意識した部分には「伊
勢神宮」を用いるなど使い分けを行っています。
「基本方針2
具体的方針1」について(10ページ)
伊勢は一見緑豊かな町のように思えるが、神域を除けば街路樹も少なく、潤
いのない街です。4年間で達成できるのは街路樹の整備であると考えます。
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地震時に倒壊の危険性があると思われる石灯篭を撤去し、桜と紅葉を交互に
植樹すれば、20年後のご遷宮の時には春は桜、秋は紅葉の見事な街路樹が伊
勢を訪れる方々を迎えるでしょう。また、伊勢市の木である「オヤネザクラ」
の苗木を増やし、20年後に街路樹として植樹すれば、なお良いと考えます。
本市固有の豊かな自然風土や個性あふれる歴史文化に育まれた景観は、市民共有の財
産です。この豊かな景観を後世に引き継いでいくため、「伊勢市景観計画」を定め良好
な景観の形成を図っています。その中で、街路樹の整備を含め、景観上重要な公共施設
として景観重要道路を位置づけ、景観形成の方針に加え整備に関する方針を定めていま
す。これらの方針に基づき今後も良好な景観の形成を図っていきたいと考えています。
なお、「オヤネザクラ」は平成 17 年 11 月の市町村合併以前の旧伊勢市では市の木で
ありましたが、合併後の新市では、現時点で市の木を定めていません。
「基本方針2
具体的方針2」について(10ページ)
遠方に住んでいる私の身内が御遷宮の際も自家用車で伊勢へ来ていて「大変
な参宮客で結構ですが、駐車場はもちろん、道中の混雑にも困った。せっか
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くお伊勢さんに行っても、こんな状態では、嫌われるのではないか。」と心
配しておりました。津村町地内のバイバス沿いに広い畑があるので、ここを
駐車場にして、市がピストン輸送をしたらよいと思います。
毎年、年末年始や大型連休の伊勢神宮周辺の渋滞を緩和するため、神宮周辺へ向かう
自家用車を臨時駐車場へ誘導し、お客様をシャトルバスで送迎するパーク&バスライド
を行っています。実施時には伊勢自動車道伊勢西IC、伊勢ICの出口規制を行い、自
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家用車を伊勢二見鳥羽ライン上の仮設サンアリーナICから県営サンアリーナ周辺の
臨時駐車場へ誘導しています。
このように、パーク&バスライドは、臨時駐車場への自家用車の誘導、シャトルバス
の導線も重要な要素のため、ご提案の場所を駐車場にしたパーク&バスライドは難しい
ものと考えます。
なお、パーク&バスライドは大変費用がかかるため、特定の日に限り実施するととも
に、臨時駐車場も集中させ経費を抑制していますので、ご理解賜りますようお願いしま
す。伊勢へお越しいただいた方々が不快な思いをされないよう、今後より一層努めてい
きたいと考えています。
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外宮~内宮間にロープウェイを作る等、全く違った発想の交通インフラを考
えてはどうでしょうか?
外宮~内宮間の公共交通(二次交通)を強化する必要性は高いと認識しています。た
だし、公共交通機関は費用対効果も含めて検討する必要があると考えます。
「基本方針2
具体的方針3」について(11ページ)
今後の観光客対応、特に外国人への対応は、情報インフラの整備に尽きる。
いくらSNSシステムの整備や体制をとったところで、来訪して、その情報
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に触れる機会がない現状では意味が無いと思う。インターネット技術を用い
た翻訳機能や施設案内機能が普及すると考えられることから、今後4年間で
するべき対策は無線LAN設備の拡充であり、会議室や講演会用の施設に対
してのインターネット設備の強化だと思う。
無線LAN整備は、平成 24 年度に三重県の観光関連緊急雇用促進事業において、内
宮周辺、外宮周辺、河崎商人館、二見浦周辺及び市内各観光案内所にWi-Fiの整備
が行われました。セキュリティーの関係でパスワードが必要ですが、各観光案内所で利
用者にパスワードを発行して利用の促進を図っています。今後は、Wi-Fiの利用者
を確保するため、各観光案内所でパスワードの発行の情報発信に努めてまいります。
なお、会議室等における無線LAN設備は施設管理者に設置の促進を図っていきます。
今後の目標として、全ての商店でクレジットカードや電子マネーによる支払
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いが出来るようにすることで、金銭トラブルを防ぎ、スムーズな買い物が出
来る仕組みをつくり上げることが重要だと思う。
ご指摘のとおり、クレジットカードや電子マネーなどへの対応は、観光地として必要
なものであると認識しています。ただ、各店舗、事業者個別の事情もありますので、ご
意見として参考にさせていただきます。
6/10
「基本方針3
19
具体的方針1」について(12ページ)
新道にチャレンジショップを作ってはどうでしょうか?
「チャレンジショップ事業」につきましては、平成14年度よりまちづくり組織である
「いせTMO」が中心市街地商店街に対して空店舗対策の一つとして実施しています。
新道商店街においては、平成23年度までに4件利用されていますが、平成24年度からは
実績はございません。市といたしましては、今後も引き続き支援する予定です。
「基本方針3
20
具体的方針2」について(12ページ)
プロジェクションマッピングを活用した事業を行ってはどうでしょうか?
プロジェクションマッピングを活用した事業は、一時的に駅前等を活用した事業や夜
の回遊性を高める継続性をもった事業など、費用対効果を勘案し実施の有無について検
討します。
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滞在時間の延長を促すために夜のイベントを増やしてはどうでしょうか?
伊勢市への滞在時間延長は宿泊につながる可能性もあることから、非常に重要度の高
い課題であると考えます。そのため、計画策定と並行し、既に「夜の魅力創出事業(Y
OIMACHI BAR(よいまちバル))」を観光協会、商工団体等と協働で開始し
ています。さらなる滞在時間延長の取り組みとしてイベントが適切なのかどうかを含め
検討し、取り組みを進めて行きたいと考えています。
「基本方針4
具体的方針3」について(15ページ)
スポーツや文化の大会誘致による観光を考えるのではなく、地元のスポーツ
クラブの強化や浸透によって活性化し、発表講演や試合観戦を主題に置いた
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観光を考えるべきはないかと思う。スポーツクラブや文化発表会への予算計
上が先だと考える。例えば、伊勢市にあるサッカークラブチームが4年後に
は全国リーグであるJ3に入会するなど、より具体的な目標を持って欲しい。
「伊勢市スポーツ推進計画」におきまして、「総合型地域スポーツクラブの育成」を
重点施策として位置付けています。伊勢市の各地域にスポーツクラブを育成し、そこか
ら各競技の強豪チームが育成されることを望んでいます。同計画におきまして、平成28
年度までに総合型地域スポーツクラブを9クラブ立ち上げることを目標に取り組んで
おり、設置・育成に向けた予算の充実やその他支援を展開しています。
昭和32年の第1回から昭和60年の第30回大会まで外宮前から賢島間で「全日
本実業団対抗駅伝競走大会」が行われていた。御殿場市で毎年開催されてい
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る「富士山登山駅伝競走大会」をヒントに、朝熊山ケーブルカーの軌道跡を
整備して「朝熊山登山鉄道敷き駆け上がり競走大会」を周年行事として開催
してはどうかと考えます。
駅伝ではありませんが、朝熊山では平成24年から「伊勢の森トレイルランニングレー
7/10
ス」という大会が開催されています。三重県営陸上競技場をスタートし、宇治岳道から
朝熊山頂展望台などを経て三重県営サンアリーナへゴールする、自然の中を走るアウト
ドアスポーツの大会です。伊勢の森トレイルランニングレース実行委員会と株式会社ス
コルチャ三重という民間組織の主催で開催されています。
コンベンション活動による観光は重要であるが、それに取り組む姿勢が後ろ
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向きに見える。市独自で企業や各団体を周り、積極的に組織に参加する姿勢
が見えない中で、コンベンションの誘致だけを掲げても実現出来るとは思え
ない。
市の観光面でのコンベンション関係の取り組みは、コンベンションを誘致することと
認識して取り組んでいます。一方で、広域な連携という面では伊勢志摩観光コンベンシ
ョン機構、歴史街道、伊勢志摩国立公園などの枠組みにおいて、官民問わず様々な組織、
団体と連携し、取り組みを進めています。
「基本方針6
具体的方針1」について(18ページ)
観光入込客を増やすことは重要ですが、そのことによりホスピタリティ(も
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てなしの心)が低下するのを懸念します。また、「もてなしの心」をありあ
まるサービスと曲解されている事例が多々ありますが、本来の概念を浸透さ
せることも大切であると思います。
ご指摘のとおり、伊勢へくり返し訪れていただくためにも観光客へのおもてなしは重
要な課題と認識しています。そのため、今回の計画では、観光入込客数(神宮参拝者数)
を増やすことのみを目標とはしていません。現時点で市独自の数字が存在しないため、
三重県の数字を使っていますが、満足度の向上という面でも検証を行う想定をしていま
す。
巻末資料
「伊勢市観光振興基本計画策定推進会議 委員名簿」について(27ページ)
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市と神宮は互いに協力し合い、一体であるべきだと思います。
今回の計画策定にあたり、学識経験者や関係団体からの推薦者等からなる「伊勢市観
光振興基本計画策定推進会議」という組織を立ち上げ、検討を重ねました。この組織に
は神宮司庁の方も参加していただき、ご意見をいただいています。
また、お木曳行事やお白石持行事などの民俗行事にも協力をしていただいています。
その他
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来訪者を増やす努力は、普段から新しい試みに挑戦している姿を発信し続け
ることだと考える。
ご意見のとおり、情報発信は重要なものであると認識しています。参考にさせていた
だきます。
8/10
28
伊勢市郷土資料館がなくなったのは残念。久しぶりに来てみたら、更地にな
っていたので驚いた。
郷土資料館は、建物の老朽化による耐震強度不足のため、やむなく閉館しました。そ
の代わりになる規模ではありませんが、現在は小俣総合支所1階に郷土資料コーナーと
いう展示スペースを開設しています。将来的には公共施設を利用した郷土資料館の再開
を考えています。
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JR伊勢市駅前の鳥居は申し訳程度の物でしかない。昔に建っていた物と同
じ程度にすべきだった。
JR伊勢市駅前の鳥居は、第62回神宮式年遷宮を記念し、外宮周辺の活性化に役立て
ようと、伊勢商工会議所が中心となり、市内の観光団体などの協力のもと、伊勢市内外
の415法人・団体および個人311名の寄付により建立されたものです。
鳥居は、計画の趣旨に賛同頂いた神宮司庁から神宮林の檜の寄付を受け、建立してい
ます。
伊勢市駅前では、鳥居の前で記念撮影をする観光客が多数見られ、伊勢市の新しいフ
ォトスポットになっています。
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伊勢神宮125社の世界文化遺産登録。
世界遺産への登録推薦には、当事者のご意向や国の専門機関による判断が関わってま
いりますので、ご意見として承ります。
今まで予想も及ばなかった外宮前の混雑ぶりです。伊勢市駅からの乗降客が
多いが、多くは近鉄伊勢市駅からの客で、JR伊勢市駅の乗降客は近鉄とは
比較にならない。これからの伊勢市を考える時、まずJR伊勢市駅と近鉄伊
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勢市駅を合体させ神宮にふさわしい駅舎を建てる事です。駅名も伊勢神宮駅
とでも改名したらいかがでしょうか。将来的には、伊勢市駅と宇治山田駅を
一つにして、神宮にふさわしい駅舎にするべきだと思う。JRの操車場は他
へ移転して貰い、伊勢市のために土地を提供すべきです。
伊勢市駅と宇治山田駅を一つにすること、駅舎の改築及び駅の改名、JRの操車場移
転につきましては、JR、近鉄の管轄であり、市として現在計画はありません。
なお、本市の都市づくり・まちづくりについては、長期的な視点から都市づくりの具
体的なビジョンを示し、「伊勢市都市マスタ-プラン」を定めています。当マスタ-プ
ランでは、市全体の核である都市核として、市の玄関口で公共交通の拠点である伊勢市
駅周辺と宇治山田駅周辺を、高密度な商業・業務、文化、観光サ-ビスなどの都市活動
の核としてそれぞれを位置づけ、都市機能の集約を図っていきたいと考えています。
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「市川昆映画記念館」を建設する。館内に進富座を入れる。
ご意見として承ります。
9/10
33
意見は個別に回答せずホームページで公表するとの事ですが、これに対して
は異議を申します。すべての家庭がパソコンを持っているとはかぎりません。
提出された意見に対する市の考え方について、ホームページでの公表に加えて、当該
課窓口での公開も行っています。ご提案のとおり広く周知するためにも、窓口及びホー
ムページでの公表のほか、市役所1階市民ホールへ掲示したいと考えています。
また、市制全般に関する意見等を提案し、個別に回答する制度として、「市民の声」
制度があります。
行政・事業者の連携は大事であるが、今後、行政・事業者に求められるもの
は一次情報の公開・可視化であり、一次情報の拡散である。住民との協働や、
34
次世代への継承・育成を考えるのなら、会議体の可視化、記者会見のフルオ
ープン化をして住民からの注目度を集めるしかないと考える。若者層からの
住民参加を考えるなら、高校生議会などを開き、若者からの意見を毎年吸い
上げる仕組みを作る事が重要に思う。
市政運営において、さまざま年齢層の方の意見を取り入れることは、大事なことであ
ると考えています。今回のパブリックコメントでは、これまでに観光分野で関わりのあ
る市内の高等学校3校に意見募集の依頼を行いました。
なお、ご提案いただいた意見について、関係する所属で共有し、今後の参考とさせて
いただきます。
行政が率先するべきことは、行政情報の公開だと考える。災害時の避難場所
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や消火栓やAED機器の設置場所などをオープンデータとして公開して、あ
らゆる機会・仕組みに取り込まれるようにするべきだと思う。
行政情報の積極的な公開が必要であることは言うまでもありませんが、より使いやす
い形で情報提供するにはどのような手法があるのかなど、オープンデータの構築も含め
研究していきたいと考えています。
なお、計画策定の後、各種調査結果については詳細情報を公開する予定です。
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現在介護を必要とする方が非常に多い。85才以上の者で、これは勤倹だと判
断した方には、表彰などすれば生きがいになるのではないでしょうか。
伊勢市では、市の発展又は公共の福祉の増進に貢献した方や広く市民の模範となる行
為をした方等に「伊勢市表彰条例」に基づいて表彰を行っています。また、敬老に関し
ましては、市内に1年以上在住し、当該年度において満88歳、100歳に達する高齢者、
および最高齢者に対し、敬老と長寿を祝福し、感謝の意を表するため敬老祝品を贈呈し
ています。また、満77歳に達する高齢者に対しては、敬老と長寿を祝福し、感謝の意を
表するため、御祝い状の送付を行っています。
10/10
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