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末梢神経端側吻合後における Lacz 遺伝子組み換え
3 69 原 著 末梢 神経端 側 吻 合 後 に お け る L 遺 伝子組み 換 え Z a c アデノウィルスを用いた神経再生経路の検討 ― ― ラ ッ ト 腕 神 経 叢 モ デ ル ― ― 新潟大学大学院医歯学総合研究科可塑性機能制御講座 形成・再建外科学分野(主任:柴田実教授) 陳 い Neurotracing After End-to-side Nerve Coaptation Using Lac Z Containing Adenovirus Vector Chen WEI Division of Plastic and Reconstructive Surgery, Department of Functional Neuroscience, Niigata University, Graduate School of Medical and Dental Sciences (Director: Prof. Minoru SHIBATA) A b st r a c N r v e s a r e rib e e r A n a n er t R N r 1 n o v e d to r a ci n v t e ir u s u s e d th i s t r n c e r v e n o r o a ln u b pt a n c v e e n o g er y D e u S ch - r v e e ti o e a c a r o o r o o s c l 757 A N ii g a t i o r Pl e e n c e e hi a N ii g dic al m a c o s r o t o r . e r v e n t n n R n d D o ri n , e o n se r n c u i e e - - s id e c o a th e i n t e m u e r l f m e st r n u L e th e t r m dia s c u n it y G a c d Z a l n g e n e a ci n r lo u r v s p a e o into d t a l S ci e n c e s m e d n t n B y i n tr o ee n c o f th e r e c a e g of t h e r e g e ta c u r e c l n e o u p l e n s n e t g r o u 形成 a c e b . n fi r i pi e s e v e r e d n e ti n n e r v e . Th e e r v e d e ge n e a r ti n g . ci n u th , r e g a r e g bi re c o m e n e a r - ti n g r v e p , : r w m a a s o s g n c o a e r v e fib p te d e t O f th e 〒 9 5 ト 8 51 0 r e n g e r a d to - e n e r ft e - a r e n s id e d to - - t o th e ti n g fib e r s 新 潟 市 旭 町 通 り 1 75 7 - 新 潟大学大 学院 医歯学総合研 究科 可塑性機 能制御 講座 ti v e r a s 別刷 請求先 A T A c o r n h n . ti o n a l v e r s n o p t a ti o th i s b e li e f t o b e t e s t e d s w l n g d v e r e S IiI B u e c o t of F p a d to i n i n g th a iq n I n th . M i a n a c o Th a t a U - e t fr o u g t ech n l n n p gh u g t e c h n i q u e a ll o ti o bi d 95 1 8 51 0 J - r ti c a n d p a rt m e f M s a a s th t r a c e d t o it s o p ri n t r e q u e s t s t o : e u b eli e n a r e e r c a n D i v i si S n g e fib dia e d a s id e m e e v W r e w n n t u a te ・ 再 建 外 科学 分 野 柴 田 実 第 新 潟医学会雑 誌 370 w c o e r e u m f r o d o m st n r n s o m e n t a w a s T bi th e d f o m r K e e o r e c l p l e n y n e a ti m o n h s m e w o r p e r v e c l a t p l n e r v e s: c o u ti n o s e ln w e r e n c g fib h b et m in o r e a r sit n r e e e r v t r e s e n p C 7 b e l a m a n e ci r s u d di pi e c tl r t g e n o r in g i n t e x s u e u e m th th e C 7 ee n t r o p lv o r o w r o v f s r e S l d i f m n o r e r e c IP le n r o o t a th e i r e e n d t o - sid ir u - t e n n n ge r v n e r a ti o n d a , e n o v や 逆行 性 軸索流 を 利 用 し た H o rs e r a dis h e n z 導入に よ り の m y e 近年 , さ ま ざま な 末梢 神 経 再 生経 路 の 研 究 が 行 わ れ て き た 二 に N 十 世 紀 初 頭 に C aj a l l) 詳細 な 末梢 神 経 再 生 , 究で ませ い たト レ ー サ る い て , い る s v e c t o r L , 可能とな っ 三輪 ら で そ の した 一 を用 o r 後者 神 , い サ て い る は L い の こ と も可能 と 事実 な 解明 が進 の ー で は 神経 経路 の サ ー 連 続追 跡 が 2) 遺伝 子組 み換 え て Ad e n o v ir u s 末梢 神 経 経 路 を 連 続 的 に 追 跡 8 を用 to r 方 神 経 を端側 吻合 す る が得られ る こ とが解 e r v e w n e r v ta n e o p e e e in t e n e u , e r a l s r o u p ッ , おり , こ と によ きて お り o r o t r lg l n r n a d o a ce r - e r e l a n e u l s o r o r p of s n ti n g u r d- t o e n , - id s e り神経再生 a n v 根まで の 5 i er d n o . 神 経 移植 を し な 魅 力 的 で あり , い 大きな注 s p a ce レ ベ ル で s の い c o ll a t - るの で 合し Ad , e n o v を検 討 し た ir u s して 支配神経髄節 で は 実験 レベ ル の , ラ い 組み 合 臨床 的 に ッ トの筋 重 な る 正 中神 尺骨 神 経 に 端 側 吻 い を用 v e ct o r に分 け て行 つ る が 実験 に 用 ト ti n g い て 神経再生経路 実験 Ⅰ で は ヒ ト末梢 . 神 経 の 支配髄 節 レ ベ ル の い い , 分布 は 検討 た W i st a r ラ ir ー ル と し て u s を用 支配髄節 い 用 い , L い の で a c て筋 皮神経 レ ベ ル の , トの ッ 分布は明らか で はな ロ e n o v 神経細胞 も 重な ら な , こ の . は 支配 の 重 な ら な い , 神経 から 個 の 神 経 根 に よ り 末梢 神 経 が 形 成 さ れ が 重 な る組 み 合 わ せ と 経 ある の , 頚髄神 経根 か ら 第 1 胸髄 神 経 想 定 さ れ る腕 神経 叢損傷 を も考慮 し え ad v e c . わ せ の 選択 が 可 能 で ある ン - u s そ の 結果 . r o u p , コ る の e る が 末梢 神 経 の 組 み 合 わ せ に よ り を い ir e n o v した 神経 線嫌 が 再生 し て で は 第5 腕神 経叢 経 端側 吻合 法 は腕 神経 叢 引き抜 き損傷 や 近位神 経 , 臨床応用 Ad , 同側腰骨 , わ れ て き た よ う に 端側 吻合 を受 け た腰 る可 能性 が 示 唆 さ れ た い 節 で き る 方 法 と して o g- e s e r v t if t h r e s e n ト排骨 神経を 切 断 し しく は そ の 軸 索 の 近位 神 , さ れ て きて る 場合 に e n n p at e r 端 側吻 合 し た 排骨神 経 の も と レ ベ ル の い s s 端側 吻合部 よ りは る か 近位 か ら 再 生 し て は なく も 7) u u a そ の 再 生 経 路を検 討 した ti n g こ の 有 用な 結果 が 報 告5 )1 て w . 骨 神経 線維 の R い っ e r e a ・ th a n s c o M ix t ・ r e c u s b y th はラ い で 修復 r r る い ) い て まで これ . が 大 きく欠損 し て n e n e g 実験 は 二 , で p n a i a lo n , て 末梢 神 経 の 軸索 か ら 神 経 細 胞 ま 全長 に渡 ti o u r r p 皮 神経 を切 断 し 支 配髄節 . a cZ っ a a d r ti n g if t h u n s e に 端側 吻合 し た モ デ ル を作成 し を 取 り込 ー , 3) 4) t る重 最 近 遺伝 子導 入 を利用 した ト レ , l l e r o p s c u fi b u s u m e Z a c レ ベ ル 開発 に よ り 中枢神経 v ec い . さら に の レ ー 神経 細胞 を 二 重 に標 識 す る り 末梢 神経 再生 にお け る新 し んで また . , に よ る 神経 経路 の 研 ー 発色の 異な る二種類の ト , こ な い , 要な現 象の 多くを記 載 して 経軸索 流 を用 観察研究 をお な ど 今 日 なお 注 目 さ れ て t r o pi s m e u r o . は 塗銀染 色 法 に よ り既 の e d e 目 を 集め て , サ th l p ed a pt ti n g ri b e r o u n 塗 銀 法 D iI な ど に 代 表 さ れ る 神 経 線 椎 染 色 法 に代 表 さ れ る神 経 ト レ a o r e 城倉ら ー d o h s th e into . は じ め に ー T - , e r v e n e r v e e p r n d th n e n t t o o r t er ed y u e st g g hi a l p l e a c 平 成1 4 年 ( 2 00 2 ) 8 月 g o i n g d i r e c tl y i n t o t h e c o a p t s n e r v e r u th a t y b e n a r e th r r x e r s m i r o p g fi b e p s p t a ti o a fib n g g es t n . m y fr o d e m e r v ti n g b c a s u n d a i n u r e r th r v e g e r I n th e n a r e e e w e o n s t fr n th fi n d i n g s u w a d T - n o ble p r a c o o d g n u f th a n ta o c th e m e te l s c u i m 第8 号 巻 116 Z , 解明 され て 支 配神 経 髄 正 常ラ ッ ト 遺伝子組み 換 正 中神経 分布 を検討 し た . , 尺骨 陳 末梢 神 経 端 側 吻 合 後 に お け る L 路 の 検討 : 経 に端側 吻合 し 組み換え a d 定期 間経 過 後 に L 一 , e n o v ir を用 u s a c ウ イ ル ス 感染 の 4 週 間後 投 与 に よ り麻酔 後 て神経再生経路を検 い P BS 討 した ガ ラク ト シ ダ [ 標 本摘 出 と β - 遺伝子 Z た 神経 再 生経 い 3 71 中神経 も しく は 尺骨 神 で は 筋皮 神経 を正 実験 Ⅱ Z 遺伝子組 み 換 え ア デ ノ ウ イ ル ス を用 a c . 4 % P , a r a ro ネ , ゼ 組 織 化 学 反 応] ー ブタ ン r m a ld e b y d lOO e 神経叢を脊髄 と 連 続 し fo 10 過 齢 ( 体 重 3 0 0 3 5 0 g) 匹の 左 上 肢腕 神経 叢 を用 た い W is t 次の2 , 雄ラ a r ト8 4 ッ の 実験を行 つ トロ コ ン . ル ー : 尺骨 神経 を切離 n 分 布 を 検索 し た レベ ル の デル 実験 Ⅱ ( 神経 端側 縫合 モ 神経端 側 吻合手 術 と ウ イ ル ス . それ ぞれ行 た っ [ 第 1 回手術 ネ ン ブタ よ る麻 酔 後 端 側縫 合 モ デ : ラ , ( 1 m g より 5 m u s p トの 正 中神経 ( ン (n - n , ロ ン ナイ 糸3 針 [ 第2 回手術 第 一 3 0) の 6 内投与 に よ り 麻 酔 後 p s) に ウ イ ル ス ・ , の ほ ぼ 中央 m 週 間後 , 0 ナイ - と し ー あ る ウ イ ル ス 感染 回 目 の 手術 部位 は正 中 9 , ロ レ シ ピ , ) た ( 図1 っ ・ エ l ( 1 14 し × . , ブタ ン m p 腹腔 ル O C S- u s た め 神経 を露 出 し た m m . SM Z o n 10 ) に 観 察 し た 適 当な , に標 本を 入 , 90 グリ セ リ 実態顕微鏡 , . , ウイ ル ス . ト ン ロ ル ー , 実験 群 の の は5 5 匹 . [ 染 色 性] 全8 4 匹 の う ち 軸 索 染 色 が 認 め ら れ た , 染 色 率 は 全 体 で6 5 % で あ で, , 実験 2 , 尺 骨神経 モ の を導 入 した 3 た っ 実 験 1 で は2 7 . 正 中神経 % ) が 軸索 染色 陽性 で あ ( 67 モ デ ル で は3 0 デ ル で は2 7 た っ . また 匹 中1 8 匹 ウ , イ ル ス 所 に よ り 各組 の 染 色 率 を示 し て ケ , . 実験 1 : 各神 経 の ①反 経は C 8 の レ 約2 5 . 1 0 10) を 塗 布 し た ナ イ フ で 神 経 を 切 離 糸2 針 で 縫合 し た ( 図1 ) コ 支配 神経 髄節 の 分布 解析 結果 を示 す は C 5 , , 果 表 2 に 神経 標識 に よ る 導入 遠位 ③端 側縫 合 部 末梢 , ロ ン N ik 発色程 の [ 所 見] - 感 染 さ せ た 後 切 離 し た 神 経 断 端 同 士 を1 0 ナイ ( - の み ガ ラク そ の 後2 4 時 間 ご と に7 5 % , ある 導 入] ネ ト神 経 本 幹 の 3 個 所 で ン セ リ ン 溶液 に 保存 標 本 全体 を 透 徹 化 し 匹 中1 5 匹 ( 5 0 % ) , シピ 標本 . , エ . 尺骨 神経 モ デ ル と もそ れ ぞ れ り5 . - 発色が 見 ら れ , 液 に換 え 最 終 的 に 100 % 匹 中1 4 匹 ( 5 2 % ) 転 し た 筋 皮 神 経 近 位 部 ②端側 縫 合 し た 筋 皮 神 経 の 縫 合 部よ 下 ン ン は 尺骨神経 い 顕 微 鏡 下 ( O ly 導入 の 肘 開 窓 し て 10 - 0 m で 端側 縫合 を 行 : の 近 位 部 は9 0 度 反 転 し 2 7 ) に神経 外 膜 を約 1 - 左上 肢 . にそ の 分岐部 O C S- P S ) 遠 位 断端 を ド ナ . 発 色 が 得 ら れ た 時 点 で5 0 % グ リ 結 筋 皮神 経 を 同 定 . そ の 断端 を大胸 筋 内 に埋 没 し 糸 で 固定 した に移 し , ン : β - 度 は 実 体顕微 鏡 下 に 直接 確 認 し な が ら れ て 反応 を止 め た の a r a 腹 腔 内投 与 に の 大胸 筋 を そ , 遠位 で 切 離 し m ゼ 反応 液( 表 1 ) 作 成] ル の 腕神 経叢 を露 出 し た m , 導 入手術 を ・ ト を仰 臥 位 に 固定 ッ 顕 微 鏡 下 ( O ly , 57) 感染 / 1 0 0 g) か ら 肩 ま で 縦切 開を加 え で 切 離 し, 軌 神 経外 膜 , ー P 4 ℃の 冷蔵庫 の 中 . で洗 , % グリ セ リ - n に浸漬 4 % , . ル - 導入 し ル ス . : l 取りだ し , は い 摘 出 し染 色 後 に 各 神 経 ・ m 顕微鏡下 に腕 . る ま で 3 7 ℃ 恒 温 槽 で 約1 2 時 間 撹 拝 正中神経 ある , 30 e l を左心室 か m 残 し 軟部 組織 を可 及 的切 除 し た 後 っ : そ の 近位 端 か ら ウ イ , 4 週 間後 に神経 を 潅流 支 配髄節 27) - 肘 関節 の 近位 部 で 筋皮 神経 u ld e h y d トシ ダ 実験 Ⅰ ( て a 時間 固定 し た 後 P B S で 2 . し r m て l m . , - 腹腔 内 開胸 し て 心 臓 を 露 出 10 0 , ら 順 に 注 入 し 全 身潅 淀 固 定 し た 実 験動物 と方 法 ル - - 0 致 して 7 - い 実験 2 支配 神経根 , 正 中神経 は C 6 T h l で あり , た レ ベ ル の - ヒ ト の , 分布 は 8 筋皮神経 , Th l , , 尺骨神 解 剖 学 的記 載 と 一 . : 【正 中 神 経 端 側 縫 合 モ デ ル】 ①筋皮 神経 近位 部 で ウ イ ル ス 感染 染色 率 4 / 8 . 筋皮神経 色が認め られた( 図2) . の ・ 近位部 導 入 し た 場合 の み に軸索 染 レ ベ ル の 分 軸 索 の 神経 根 37 2 新潟 医学会雑 誌 c5 第 116 巻 平 成1 4 年 ( 2 00 2) 8 月 第8 号 % c6 筋 皮 神経 近 位 部 ≧■i = i C 7 皮神経遠 位 部 CS n TT ∨ 正 Thl 中神経 尺 骨神経 端側 吻合部 C 5 蛋 逮∈二 C6 _ メ ∨ C 7 CS 蒜ミ茸 筋 皮 神経 近位 部 賢ヲ T hl n th 正 中 神経 ∨ 夢 筋 皮 神経 遠 位 部 端側 吻合部 尺 骨 神経 図1 上 は正 中神経 下 は尺 骨神経を , 0 布は C 5 - ②端 側 縫 合 7 で , 実験 1 と 同 じ結 果 で あ し た筋皮神経 に縫合部 か ら5 位部で ウ イ ル ス 染色 率 4 / 12 索 感染 ・ 分布 は C 5 よ り正 中神 経髄節 レ ベ ル が加 わ っ へ た 分布 で あ 直接 向か い , た , ン ト と した モ デ ル m 表1 m 遠 - 8 , 再生 し た軸 て Th l 実験 1 で, . P- ガラク トシダ 薬 剤 m M 名 50 m M p t a s s i u m fe r r o p o t a s si u m fe r r l C l M 4 % Ⅹ- g a l i n で の 正 l % N P 40 総 量 染 1 例 で わず か に 染 色 が 見 ら 薬 剤量 o 髄節 の ゼ 反応 液 ー P BS 50 再 生 軸索 は 端 側 縫 合 部 中神 経 本 幹 . 感染部 位 . に C 5 ( 筋 皮 神 経) 縫合 部末梢 色性 は き わ め て 悪 く た エ 導入 し た場 合 端側縫合部 を越え . の 支 配髄 節 の っ っ レ シ ピ は ウイ ル ス M g C1 c a y y a id n n id e e 1 7 m 1 m 1 1 m l 20 u 1 2 D M F 2 50 u l 1 約1 0 m l m l 陳 表2 ラ 各神 経 の ロ e o n ン コ ト正 中 ッ A d ト 髄節 レ ベ ル i v ロ V s to e c 筋 皮神経 , L の a c 遺伝 子を組 み 込 ん だ Z っ 一 . 一 ー . , . 正中神経 尺骨神経 o nt rol (n 正 中神経 C o n t rol 実験群 ) 15 - ( n 3 0) - ( 感染部位 ① @ 筋皮神経 筋皮神経 近位 部 8) (n ( - b 神 経 端側縫 合後 検 討結 果 レ ベ ル の . C u m ル お よ び ー 致 し て い る 実験 群 の 筋 皮 神経 近 位 か ら の 標 識 と 筋 皮 神 経 コ ン ト 貫 して 致 して い る 筋皮神経遠位部 よ り感染 させ た グ ル プ で は 正 中 尺 骨神 経 の 支 配 髄 節 に 筋 皮 神 経 の た 分 布 と な っ て い る こ れ は 切 断 さ れ た 筋 皮神 経 の も と の 細 胞 か ら 神 経 再 生 が 起 こ っ て い る こ と を 示 し て い る と 一 筋皮神経 N ロ に よ る 支配神 経髄節 r た 神経再 生 経 い 3 73 ト の コ ン Z 遺伝子 組み 換 え ア デ ノ ウ イ ル ス を用 a c と 各神 経 本 幹 に 感 染 さ せ た 時 の 結 果 が ほ ぼ ル - が 加わ 考え ら れ る r u 尺骨 , 分 布が ル の レ ベ ル ー 末梢神 経端側 吻合後 に お ける L 路の検討 : @ @ 筋皮 神経 遠 位部 尺骨神経本幹 1 0) - n ( - ( 3 3) 4 ① 筋皮神経 近低部 7 ( 7 0) 5 ( 71 ) 7) - n (a 4 ( 57) (n rol t o n (a @ ( C - ) 7 - 正 中神経本幹 遠位部 n 1 2) 4 ( 5 0) 7 (4 7 ) er n 尺 骨 神経 実験群 n 2 7) ( 5) - 8) - 12) - 7 ( 58) 7 ( 8 8) 2 ( 4 0) 染色陽性 ( % ) C 5 - C 6 ( 3) 支 配 髄 節 C 5 - C 7 ( 2) C6 ( n) - C5 C5 - C 6 ( 2) C5 C6 C5 T l (1 ) C7 C 77- C 8 ( 1) C 7 ( 2) C 8 (1 ) T l (1 ) C5 - C 7 ( 2) C C 5- C 7 髄節分布 C5 1 C7 - T l ( 4) C7 T l ( 3) C6 - T l ( 3) c5 T l ( 1) c5 - C 7 ( 1) Tl - C6 TI C6 - Tl - C5 c5 T l(2 * C7 T l (2 * C8 - C 6 ( 2) C 7 ( 2) C7 C5 1 Tl た っ さ らに2 例 で は筋皮神経近位 . 端 に も軸索 染色 が 見 ら れ た ( 図3 ) ③ 端 側 縫 合 部 末梢 ウイル ス を 感染 染 色 率 は 7 /1 0 l で , ドナ の レ シ ピ . 筋 皮神経 内 また 3 例 ( 図4 ) で ン へ た っ 部にお 果 あ っ 分布 は C 5 た (図5) - 7 で , ル ス 染色 率7 / 12 . の 支 配髄 節 の ( 図7) ・ . 支配 実験 1 と 同 じ結 m 遠 m 端 側 縫 合 部 を越 え て 再 生 し た 軸 分布 は C 5 8 実 験 1 よ り尺 骨 神 経 軸 索 っ て い た 3 / 7 例で は端 側縫合部 で の 尺 骨 神経 本幹 の - . , の ン で Tl 支配髄 節 の 分 布 は C , しか し4 / 7 例で は . , 莱 c o ll a t e r al s p r o u ti n g う ち2 例 の 支 配髄 節 の この . ま た支 配髄 節 の 分布 が C っ た 5 Th l で あ っ た 2 例 で 筋皮神経近位部 に C 8 , . も染 色 が確 認 で き た ( 図8 ) が C 7 C 8 - . こ の 2 Tb l で あ , た . 中枢 か ら 末梢 て っ C 8 , 伸 長 して - 例 と支 配 髄 節 た2 例 で は っ , 再 7 と 尺骨 神経 間 の 交通枝 は なか ウ イ ル ス を 感染 Tb l で . ・ レ シ ピ , 直 接 向か , い , ー ン は , 縫合部 末 正 中神経 モ デ 例で C 7 - ー の Th l で あ た C 8 , た っ 筋 皮神経 内 支 配神経 髄 節 , . ト 尺骨神 経本 幹 で 実 験 1 と 同 じ結 果 で あ が見られ たが 軸 索再 生 パ タ ン た っ へ 向 か う軸 索 分布 は そ C 8 , Th l で あ っ た ( 図9 ) の う ち3 1 例 で は筋皮神 . , - , 4 例で端側 . 経 近 位部 に 染色 が 見 ら れ 支 配神 経 髄 節 c 5 ずれも C 3 例 で は 軸 索 支 配髄 節 は C 8 分布 に C 5 7 エ っ い 導入 し た 場合 Th l に及 んで お - る の が確 認 で き い T h l を 支配髄 節 と す る 3 例 は 縫 合部 を通 過 し て ドナ 染 色 は 悪く - 8 であ , 染色 率 は 7 / 8 導 入 した 場 合 - C8 7 - ③端 側 縫 合 部 末 梢 の 感染 TI 分布 は C 通 . ( 筋 皮 神 経) が 加 わ 梢 . 導入 し た場合 (多端 側 縫 合 し た 筋 皮 神 経 に 縫 合 部 よ り 5 位部で ウイ - 生軸索 は C 7 と 尺骨神経 間を直接 連絡 す る経 路 を ・ 筋皮 神経 近位 部の み が 染 色 . T l (2 ) c 7 と尺骨神経 聞に 交通枝 あり た ( 図6 ) っ - T l ( 3) C5 著 明 な T 字状 の が認め られた . レ ベ ル の , い て レ ベ ル 髄節 り Th , 筋 皮 神 経 近 位 部 に も染 色 が 見 ら れ た 染色 率4 / 7 索 8 の 再 生 軸 索を わ ずか に認め た 【尺 骨 神 経 端 側 縫 合 モ デ ル】 ①筋 皮 神 経 の 近 位 部 で ウ イ ル ス 感 染 で - 2 例 に端 側縫 合部 で . Th l であ - ー C8 ) ) * 梢 ま で 良く 染色 さ れ た 尺骨 神経軸 索 か ら端 側縫 合 ト正 中神 経本 幹 で 支配髄 節 の 分布 は C 6 実験 1 と 同 じ で あ ー エ 6 . 導入 し た場 合 ・ ル の場合と同 じパ タ * T l (1 T l(3 c7 T l ( 3) * れ たの み であ C8c5 ) ) . の 分布は 支配髄節 C 8 , 37 4 新 潟医学会雑 誌 第 1 16 巻 第8 号 平 成1 4 年 ( 2 00 2 ) 8 月 a A せ rg ・ ⊥J (1 1昏 ㌣  ̄ . ・ 亡 - l L √⊃ U ) L 空 中 鎧 仙 轟 朝 議 噂 桝 T( 僻 主 賓 十 小 Cq 埴〕 瑞 ヱト 区 叫 h 丈 票差 Si 世 上 草 穂 各 L tj 当 ⊥ e 吊 世 児 八 6; i 艇 守: 壬感 蟻 L o i) ヽ ・ , 1 陳 ‥ 末梢 神 経 端 側 吻 合 後 に お け る L 路の 検討 a c Z 遺伝 子組み 換 え ア デ ノ ウ イ ル ス を 用 い た神 経再 生 経 3 75 Ll ゝJ ヽ ′ ゝ - e 世 憎 . ∈> ⊥ イ 吊 4□ # P ト ′ ▼ > tJ e) L & > # 機 上上 策 坦 恨 # 貴 噸 iS e ゝJ つ 霞 + 雫! 遠賀 r( > 岩 召 ; # 三晶 葦 董 蓋 艇 長 測 定 型 性 合 増 望 Ltj 望 ii 望 ㌣ 駄 ⊥ 匝 頼 八 東 埴 り jg 草 D 箭 各 ヽ 4 n Tij ユ せ ⊥ ・ o ・ ノ\ 3 76 新潟 医学会雑 誌 第 1 16 巻 第8 号 平 成1 4 年 ( 2 00 2 ) 8 月 ⊥∠ C1 1昏 ㌣ ▼一 + , 己 巨→ (: に) l くエ) U 十一 々E = 七m l 選 _糧Ⅱ †〆 僻 T「 コ 召∃ # ・ 喧】 # u 丈 t i \ 蒜 霊 . lll El 1 < % ∃併 せ〕 T( ” r 主 p r † リ 小 箭 蛍 先! せ 津: 壬由 堰 r 4 石 鼓 祢 恕 宇: & Lj ・ . 読 渡 空 軍: せ] & # Lij e 望 箭 ⊥ 坦 ;t 噌 Ll 蛍 ゝJ 草 ト 増 ユ 壌 . 陳 : 末梢神経 端側 吻合後 に お ける L 路 の 検討 a c Z 遺伝子組 み 換 え ア デ ノ ウ イ ル ス を用 た神 経再 生 経 い 377 ⊥J ぐ ・ 禽 ㌣ 卜 ‡ Lr二) U 十1 . # < 鮎 琳 iil J ⊂= 七m i ・ . r e ミ 櫛 T< ヽ 景 品三悪 重 言 琴蓋 世 Li 定 碕 申 e n∠ 箭 tf 坦 ⊥ 増 \ e i 恕 吾 也 蛙 ′ L o D ・ Tt , ユ 378 新潟 医学会雑 誌 第 1 16 巻 第8 号 平 成14 年 ( 2 0 02 ) 8 月 ( ( 卓 潤 # 蛍 患 蛮 要 せ〕 ト 盤 し r 9 ・ 邸 + べP 斉 唱 填 I や 1ま 秘 策 正 室蔓 蓋 卓 ” # 富 ] さ 増 , _ 忘> 村 -i J 十づ ■  ̄ ' - 亡∠ユ 蓋墓 景 鎌 3 jj エ上 也 堰 { < = 鷺 蜜 整望 蒜 < 禦 郷 ニ ・( & 盟 - 主 圧 ヽ 芸 ( 壷 藁 墓 室 せ 究! 東 甥 u 巾 名 蛍 妻 要 雪 董 芸 上 牡 ぺ ′ ミ 皿 竣 頭 望 陳 : 末梢 神 経 端側 吻 合 後 に お け る L 路 の 検討 a c Z 遺伝 子組 み 換 えア デ ノ ウ イ ル ス を用 い が 中経 再 生 経 3 79 1 EI S や ト 寧 よ t i\ 頁 % 皿 ' %責 苦買 ' †・ ・ ・ + - ー さ望 ー イヤ よ 増 蟻 u - 望 J 箪業 ト 態Ⅱ ) 村 石 裏 芸 幣違 丈 喪 r 恕 食 草 5a 岬 ト 4 囲 ' . 裏 妻 華 芸遠雷 重 童 賞 恕 箭 t k) 貫 4□ 爺 申 せ 4ロ n< 山 せ tf 範 望 ⊥ 世 ㌣ 八 憎 国 Ll e K i) 馳 3g ヽ 君 寵 上 境 申 * # - o ・ 38 0 新 潟 医学 会 雑 誌 第 116 巻 第8 号 平 成1 4 年 ( 2 0 02 ) 8 月 4B S 亭 6= 解 幕 心 点 t ' i 食 粕 ( ( I 帯 1 e # 要 h @ す 堂 ト 墓違 1;i + J 蒜 憂墓 至宝 L, 患 'i J 岩 J I 華慧 r ( 蒜 I ( ケ ' 噛 ( 要 害萱 a 碑 , . ヒ:ユ .. ′ ヽ ▼ = ■ ′ 喜 芸 蓋 墨 壷 ヽ ユ ′ 増 車 4□ E 嬢 避 濯 i 長 頼 < 4 ' 陳 : 末梢 神経端側吻合 後 に おけ る L 路 の 検討 a c Z 遺伝 子組 み 換 えア デ ノ ウ イ ル ス を用 い た 神経再 生 経 3 81 卓 潤 a せ】 # e 渓 朴 [→ や † 患 長 . L] 申 Cl ユ+ 嶋 {J ㌣ + + ■■ ' コ J ' E l ・ l - bD 己 こ三 冒 h LJ? 象 u - i 6 - I cd o 蓮召 喪s - ) ^ \ ェ f9 , - 嶋 o U ' , ,^ R ー ^ 磐 Q 照 e3 1朝 里 e ( の T ' 囲 雪 雲 萱 寧 葺 藁 n! A J 八 萱 琴 塞 n< 当 ⊥ 八 i L o i) ヽ ユ . 箭 望 世 ㌣ 城 壁 e # 吐 jg 鳶: 箭 増 4口 韓 凍 . , Q £ t i t i 篭 寒 # u 38 2 第 116 巻 新潟医学 会雑誌 第8 号 平 成1 4 年 ( 2 0 02 ) 8 月 T h l の 3 例 以 外 は C 7 と 尺骨 神 経 の 間 に 交 通 枝 は ほ と ん ど見 ら れ な か を認 め た 部 遠位 . 察 の 排 骨神 経遠位 部 ー られなか た っ 長に わ た H dis h o rs e r a サ を 標識 て っ e n z こ の 目 y き る 方法 が理 想 的 で m を中心 と し た 従 来 e 的 で 使 用 で きな ある で . の ト レ か検討 し た が れ ら は逆 行性 軸索 流 に よ り神経 軸索 を 上 行 し ー 経 細胞 に貯 留す る と結び トレ サ ー 全 長を 染 め る こ と は 困難 で 神経 ト い レ サ ー あ た っ 新 し い 神 経軸 索 ト レ サ 始められて も と の 排骨 神 経 を支 配 す るもの と推察した を用 . 重な っ て おり 吻合 した モ デ ル と 共 通 し て い る が , い ウイル , た , , レベ ル がな い モ デル で 導 入部 は ス の い ずれ イ ル ス ウ を切 断末梢 神経 断端 に付 着 ・ に L a c Z 遺 伝 子 が 導入 さ れ る 産生 された P ガラ 淀によ て 下 っ るの で この , ク ト シ ダ ゼは ー 降 し 神経 軸 索 内 に , β ガラ ク ト シ ダ ー , , その 核 の あるが ル ス 感染 ウイル ・ , 見られ たの の さ れ る 神経 線椎 が あ 充満 蓄積す , ゼ を組 織 化 学 反 応 感染 られ なか 軸索 が 異 な る 末梢 神経 に再 生 して を証 明す る に は 従 来 を用 二種類の な けれ ば な ら な か い 側 の 神経 か ら の ト - , レ ー っ サ 異な る ト い レ ること ー サ ー 導入によ り , 共通 きる で 城倉ら 8) ッ 三 輪 らの 方法 に よ り そ の 神経 再 生経路 を検 討 し た 遠位 部 の ドナ , ー の た . 一 端側縫合部 遠位排 骨神 経 か ら ウ イ ル ス っ て 直接 伸 び て 入 部 俳 骨神 経 近 位 部 に も 線 維 が 伸 び しか し , , を導 縫合 部 か ら遠 く は な れ た 近位 部 か ら 再生神 経 が 腰骨 神経 内 を通 , . っ て て い 縫 合部 の 遠 位 腰 骨 神 経 に は 再 生 神 経 て ル ス べ 近位 部 筋 皮神 経 遠 位 部 か ら も良 ドナ . , 見 ため とも い 筋 皮 神経 ー イ にも染色 はず で あ る が い を感 染 の 端側 導入 した 場 合 で は ・ て で 近位 か ら伸 び て き た 再 接伸 び て お り う ち 2 例 伸び で は 筋皮 神 経 近 位 部 に も 縫 合部を 過 ぎて 正 中神経 本幹 中を 末 梢 に 向 , か う 線椎 は ほ と ん ど な か た っ , こ れ ら の 再生 神経 は もと の 筋 皮神 経 を支 配す る 神 経細 胞 か ら の p ト下 肢 で 排骨神 経 を切離 し そ の , の 生 線 推 は 端側 吻合 部を 通過 して 筋 皮神 経遠 位 に 直 s 遠位 断端 を腰 骨神 経 に端 側 吻合 し おり ・ . はラ 入 し た 場合 の っ 考 え ら れ る が 不 明 で ある , た が こ の 方 法 で あれ ば 神 経細胞 か ら 伸 び た軸 索 を他側 の 神 経 内 に観 察 追跡 ー . た 理 由 は 本法 の 染色 率 が低 っ 正 中神経 群 の 4 例す の 筋皮神経 , , で が 連続 的 に 観察 で き る 別々 ト神 経本幹 導入 し た 場合 遠位筋 皮 神 経 ・ 縫 合部 末梢 で ウ イ 神経 細胞 を 共 通 と す る ン 理論 的 に は 筋皮 神経 の 近位 部 で ウ で 順 行性 ・ 筋皮神経遠位 エ 導 入 で 筋 皮神 経近 位部 にも再 生 線 維 が ス ル ス 軸索 . 導入 し た場 合 で は近 位筋 皮神経 に よ り発 色 さ せ る こ と で 神経 軸索 か ら 神経 細胞 ま . 両群 と も 遺伝子 に よ り こ の . ノ 感染 さ せ る と 逆行性 軸索 流 に よ り神経 細胞 に 運 ば れ ある ー 部 及 び③端側 吻合 遠位 部 の レ シ ピ にの み再生神経がみ られ た 遺伝子組 み換 えア デ Z a c 後者 は重 な る , で ウイ C 7 が 群も 共通 で ①筋 皮 の 神 経近 位部 ②端側 吻合 し た ドナ ー , 下 肢 で 排骨 神経 を腰 骨 神 経 に 端 側 ように説明され る L 筋皮神経を切離 作成 し た 前 者 は 支配 髄節 分布 の うち C 6 . . , . 神 の 三 カ所 で ー い , み 換 え ア デ ノ ウイ ル ス を末梢 神経 の 再 生研 究 に応 =F の の 原 理 は 以 ̄ 用 し 報告 し た こ の ト レ サ , モ デ ル , 遺伝 子組 a cZ 肢 遠 位断 端を正 中神 経 に 端側 吻 合 し た 群 と 神 経根 支 配 ある L で ー , て 正 中神 経 の 代 わ り に 尺 骨 神 経 に 端 側 吻 合 し た 群 を . い その を感染 さ せ の 再 生神 経線維 は 見 へ こ と し て 三 輪 ら 3) 4 ) は 従 来 ー 中枢 神経 系 の 神経 回路研 究 に 用 ー し ー る が軸 索 い い 今回 は 腕神 経叢 モ デ ル に接 触 し た軸 索 ー く 神経細 胞 の 探索 に は 適 し て つ 新し の で い る神 経細 胞 よ り 出て . 神経端側縫 合 , こ れ らの こ とか ら こ の 下 で は 再生 神経 は大 部分, 末梢 神経 再生 経路 を検 討す る に は 神 経軸索 を 全 また . で 腰骨 神経 本幹 か ら ウ イ ル ス も ドナ 考 た っ r o u ti n g で ある 可 能性 が 高 い . こ れ に対 し, C 7 と 尺骨神 経 の 間 の 交 通枝 が あ た 尺骨 神経 群3 / 7 例 で は 正 中神 経 群 と 同様 の タ ー ン で 胞か らの っ パ あり も と の 筋 皮神経 を 支 配 す る 神 経 細 , s p r o u 残 りの 4 / 7 例 ti n g で は, で あ る 可 能性 が 考 え ら れ る 末梢 まで 良く 染 色 さ れ た 尺 骨神 経軸 索 か ら 端側 縫合 部 で T 字状 に し た線 維 が 著 明 に 認め ら れ , s p r o u これ ら は レ シ ピ ト の 尺 骨 神 経 線 維 か ら の . c o ll a t er a l ti n g エ n o ン d al 陳 s ti n g と 考 え ら れ る r o u p 末梢 神経端側 吻合後 に お ける L 路 の 検討 : 端側縫 合部 末梢 の を 感染 ル ス 神経 l レ シ ピ エ ン ト神経 本幹 で ウ イ 1o て ドナ い p r o u レ シピ エ ン 筋 皮神 経 内 こ れ は 正 , へ 再生軸 の 中神 経 か ら で あ る と 考え ら れ る ti n g トモ デ ル 感染 に よ り 4 例 部 を通 り過 ぎて 末梢 に伸 び る 線 維 か ら T て い た っ こ の 4 . 例は 骨神 経 の 間 に 交通枝 を 認め た 例 で あ 位か らの ト レ ス で C 8 ー た っ 字状 に l at なか た が その 理 由 は不 明 で あ る っ 神 経端 側吻 合 は 199 2 年 Vit e r b 発 され 年間 こ の 約1 0 て, 注 目され て なか て い 臨 床 的研 究 結 , の と し つ 一 た l s 般 的に は R . ン ある い は 神経外 膜切 開 の 際 に 神経線 維 が 損傷 さ れ て t e r m た い . r o u p g レ , ト の 神 経細 胞支 配 の 神 経 再生が 起 こ るか i n al s r o u p ず れ の 場合 も全 て で レシ ピ 神経 か ら の 再 支配 が 起 きる と 神 経端 側吻 合 の 実験 モ デ 多く は Vit er b o 9 に神 経を 切断 し 同側 の レ シ ピ エ 末梢 に は . t a r 他 は傷 ) 城倉 , エ 8) う 考え はなか い ル は g et g た ドナ つ い 神経 と し て ー ドナ が接 続 し て a n . お よ び こ の 研究 の よう , o r . に大別され る 二 つ ト神経 に縫 合 し ン ー た っ 神経 ー 神経 近 位 断 端 か ー 生神 経進 入 の 可能性 を 防 ぐた め に L u n db らの再 o rg lO ) ら の よ う に 反対 側か ら 遊離 の 神 経片 を採取 し て レ シ ピ エ ン ト側 の 神経 を傷 れ には t a r g et ら は 後者 の 側 吻合部 に o r g モ デ ル c o ll a a n が を用 t e r al 子顕 微鏡 で 観 察 して い けな つ て い つ い モ い ており ある デル で ない . p Ok ji a m こ . a l l) r o u ti n g シ ピ エ が 部で 起こ 一 る . Zh a n g ら デ ル で 排 骨神 経 と腰 骨 神 経 を用 12 ) い て の 像 を電 は 前者 の モ 端 側 吻合 後 , っ 実 の て は述 い つ co l - エ ン わず か で は あ る が 縫 , c o ll a t e r a l この 実験 p r o u t 軸索 の ト神経 と 支 配髄節 ン い る こ の . せ を用 の ー 損傷 を 受けて い モ デ ル を 作 成 し, に t a n a r g et 何らか の レ ベ ル ること o r g N e u r o で ドナ 実 験側 t r o p is s j a n r o u ti n g を用 い c o ll a t えた . レ シ ピ , e r a l が ー , 神経 . あ る反対側か ら 二 つ の ト レ ー て 二 重標 識 さ れ る細 胞 を脊髄 前根 お よ び 後根 神経 節 に 多数み 細胞は 神経 す る 可 能性 は 十 , ー 組 み 合わ と して の 採 取 した 坐 骨神 経片 を端 側吻合 し サ の る こ と を考 える と は 後者の モ デ ル で ら e ー が 作 用 し て ドナ m p い 分あ り得 る も の と 推 察さ れ る 1 3) 部重 な り 一 端側 吻合 し た 神 経 の 末梢 , が接 続 して 細胞か ら再生 神経 が K が と して 切 断直 後に端 側縫合 して ー , 神経 こ れ ら の 実 験 で は, . 支 配髄節 の 重 な る神 経 同士 た場合 い レ 近位 部 か ら 再 生 線 維 が す る もの と 考え ら れ る エ . 再生 神 経 経 路 を 連 , 同側神 経を組 み 合 わせ て 端 側吻合 レ シ ピ d al 中神 経 を の 正 , の n o て い る 可能性 が あ る 続 的 に 直接観 察 し て お り 大部 分 は ド ナ n o d al エ s ン p い だ し , これ ら の 二 重標識 ト神 経 か ら 再 生 神 経 線 維 が r o u ti n g し た結果 で ある と考 わ れ わ れ の 実験 で は C 7 神 経 根 と 尺 骨 神 経 と した 場合 に 多 く の g g ト神経 か らの ン トとするモ デル で は ン d al n a n その 数 に , エ っ 城倉 の 結 果 と , n o ti Zb . 12 ) て に 二 重 標識 さ れ べ レ シ ピ エ ン ト神 経 か ら の , に交 通枝 の な r o u コ , , て 術 後1 2 時 間 の 早 期 に 端 p その 結果 . も 端 側縫 合部 の 遠 位 で 正 中神 い s で 二 が 起きる こ と を示唆 し ti n g r o u p モ デ ル で しか し の るモ デル で い s あう神 経を ドナ ト神経細胞 ン そ の 遠位 端 を ドナ , , がお こ る と考え られ て き ti n g の 再 生 と なり, わ れ わ れ の 考え るよう に ドナ 支配 ある n 切片 の 合 部 を通過 し て 筋皮神 経遠 位 に 再生 神 経 が み ら れ ◆ s d e r a が起 こ り i er エ c o ti a n v d al が レ シピ 細胞 も しく は そ n o e ll a t っ 一 い 経 本幹か ら 感染 させ た 場合 発表 に啓 シピ の から の る が そ の 神経 再生 経路 は こ れ ま で い よ く解 明さ れ ) 神経 修復 法 い , て o に実験的 果 の 発表 が 相 次 ぎ 新 し 9 y eト o わ れ わ れ の 実験 の 正 中神経 を レ シ ピ . ト と した s . な い n o て い る 部 た 3 例 で は筋 皮神 経遠 位 に伸 び る 神経 再生 を認 め l er a i di n ル に は二 重標識 さ れ た細胞 はみ られ なか ー られ て べ T h l の 支 配髄 節 を 示 し , ロ m 後 根 神 経節 , , ト で縫合 こ の . 排 腹 筋 に di a , た 神経 細胞 が み ら れ て おり ずれ も C 7 と尺 い e 験 で は 端側 吻 合 群 8 例 中 の す 分 岐 し た 再生 神経 が 縫合 部 を通過 し て 筋 皮神 経遠 位 部 に入 bl u r u e た が神 経端 側縫合 群 に は み ら れ た の 尺骨 . t を注入 し 脊髄 前根 w ン で は 端側 吻合 部遠位 の 尺 骨神 経 本幹 か ら の ウ イ ル ス た神経 再 生 経 重標 識 さ れ た 神経 細胞 を観 察 し た , s er a 前腰 骨 筋 に ー い 383 . 索を わず か に認 め た が ll a t Z 遺伝子 組み 換 えア デ ノ ウ イ ル ス を用 導入 し た場 合 正 中神 経 群 2 例 で は ・ 端 側縫合 部 に お c o a c ラ い ッ ト で 尺骨神 経 を レ シ ピ エ ン ト co ll a t er a l n o d al s p r o u ti n g に よ り再 生 した と 考え ら れ る 再生 神経線 維 が み ら れており , こ の 結果 か ら も反対 側 よ り神 経 片 を採 取 して移植 し た s r o u p れ 第 116 巻 新潟医学 会雑誌 3 84 K , j ll a t c o l er a 4) d al n o に よ る 神経 再生 が 起 き る もの と 予 想 さ ti n g a n モ デ ル で は ら 13 ) 実 験 結 果 と 矛 盾 し な e い 平 成14 年 ( 2 0 02 ) 8 月 第8 号 M i T r a ci L a c g Z g e n p li c a ti o n n r v e e 2 00 1 以 上 の こ と か ら 同側神経 を用 で は レ シ ピ ト と ドナ ン エ た 神経端 側 吻合 い の 神 経 間 に腕 神経 叢 内 ー で 解剖 学 的 に交 通枝 が あ り ドナ , 支配 す る神 経細 胞 よ り 再 生 線 碓 が しかも 辺であると考えられ る 側吻合 l a te l r a d al n o られる い N レ ベ ル で の 神 経線維 か ら 7 n r e m c o r e e U u th bin ge ip h t a d n ti o r a x d t o - s id e H o r p e e a e n d a p a th o I E r E n ti e n t u N M a n d r v e r g 52 p n P la st ta n e S . u a m S : r e a : a h r : i r e o a to r a e al N e e r v n e n a S o u si e r v ir u s a th e p e r ip h e v of n H ir d n r o e n p d it s n : n . g p- a l r a o e s 1 6 0 : 6 71 - 6 75 u r , : r n d to i n e n n i F C e c r e f o si u 城倉 雅次 柴 田 - e h e r , m e r ei r y n n si d e - 三輪 , H in n ti o n a to n B . e ec r r v a t to m 仁 d e y e lp l Ch d n a o s s e c t n t n ∫ r n u a g dial r a r e c o n e r v - n e s . . 善財 慶 治 , 末梢 神 : ア デ ノ ウ イ ル ス ベ 動態- の m r e dia e e a r th . e r v m g 1 0 3 : 45 0 - 4 5 7 1 99 9 u r in r e 71 1 5 1 9 9 8 e n g Ol l u . n o y t u th e f o Ch g d iff e 実 , o v r n tr S s n W y r 3 s o r 40 4 - 4 07 1 99 9 : E a a e s e n u d n a r n d S n p t a ti o c o a by e c o H ft e fl a p n - . a s o n m io st r u ct 8 ) e n e S r in to t a gl a a o n s ク タ を用 い た検 索- 実験 指導 論文校 閲を た だ い , ) い V it e r b o M n a o z z F i w it h o u p e r i m e n T ri n d , A t r e L : m o d a t er a l v a 日 手 会 誌 1 7 : I- P A . J C e o - f th o t e r e e H , o i n al l n e u m p hin s K o e u s h n al r l l 20 0 0 - o r a d n a ph y : E x- r r th e a . , た 新潟大 学医学 部保健学 科平 野 茂樹 教授 い a n x Ok , . . ご助言 を頂 m o s l M 経端側 縫合後再 生軸索 実教授 に深 謝致 し ます 本研 究 の 遂行に ご協力 た柴田 K ro 9 , e Pla t R 存 在 を示 の n D C C っ 辞 稿 を 終 え る に あ たり ) ト c o n u u 場合 に は端 い e ta a ∫ N . a . i n th , はその周 い t r o pi s m e u r o 唆す る も の と 考 えら れ る 謝 6) が 中心 に 起 こ る と 考 え ti n g r o u p し こ れ ら の こ と は こ れ まで 知 ら れ て い な か . た新し s ti n g M h 神 経を ー r o u p s 交通枝 の な . で レ シ ピエ ン トの 近辺 の ドナ は 神経 細胞 か あ る ベ ル その レ , ) 神経 が端側吻 ー こ と が 可 能 な場 合 は 合部 まで 伸 び る 5 S h ib , n . ま と め と 結語 H a w t al s t d y in u t r a s R . P e v l M a u e d 11 0 : , 2 67 - 2 7 3 1 99 2 新潟大 学大学 院医歯学 総合研 究科車 田正男教 授 牛 木 辰 . , 男教授 城倉 雅次先生 , 善財 慶 治 先 生 韓 , 久井 先生 , 潟大学脳 研究所 柿 田明美助 教 授 に 深 甚 な る 感 謝 表 します 新 , 1 0) L u a n e r a l e r a l n a n d S l l) O k a m a ly a ∑ r r h 意を の 2 ) j al C a D u s s P r L o n T e r a hi m a T d o H a n s s , s d Ok n g in t o E m a o r 三輪 y o n th b d 仁 r f m e o l 1 96 , e g e n e r a ti o y s te m V o of c e i n j e c ti ) : o v b e li 3 R S th e n e r e d K o e s r n s o u r p g G r Zh , J M C : ti n g b Q o a a s n e n in d e K , s c e u M je a n o r d fr d n a y o D , n o to m i n ta m i el a N c o ll a t- r s e n t p e ri p h - c . H 参 考 文 献 1 ) db n n , 1928 M i , R : b e ll r ec o m a : 柴田 c e 実 , を用 い , ge ro Ⅹ d r a ff e e n a e n t p t d a b ll a e e r g a . n Y e t a n ti iv , g r ti o n r oj e c e ir n o v c o rte x o e n o lt s r u s . S a it o a d e e a y n eu 4 : I v ec A to n a t r E e t s d o r e n u bl e o a 高橋栄 明 a n 日 整 r e d l r - e o n o r v e r o e n p o u ti n , A g e n e m a st o n o si s m ? J ・ d el o s ti o a r o : in n ∫ R . U lt r : a e c o a s t r u n e n st n c tu d t o - s id M icr r of e r - o s u r e g c a c f c o P N ll a t e c o a B , r a l p t a ti o n s r o p s u u e ∫ o . d n a B e a ft e r ti n g u in g is A E e n fl u o o s u r g er y a M icr r r es c e : dn t 19: . r a d t o- si d 113 . . u g fr o - rt a is J K e r z l a b e li n g t e c h n i q M je n T e ph y S , id - K a n a n a s o p . o ti o s 試み S a , の Z g si d e g B 1 9 : 27 7 8 2 1 9 94 r lu ア デ ノ ウ イ ル ス ベ a c e u v a 岡 戸 晴 生 平 野 茂 樹 城倉 雅 次 : n a - - 2 81 - 2 8 6 1 99 9 . 1 3) , o r d to e n 31 3 - 32 3 2 0 00 1 2) Z h l a- b y th ji f . , , a r d U r d n e r e n n a n r e a た 末梢 神 経 軸 索 t r 会 誌 73 S 1 7 1 0 1 9 9 9 e r 0 , E , 3 6 3- 82 1 99 7 , ク タ g bi o u s e d n . A a r a n l 1 . et r o e o a w 善財慶 治 松崎 浩徳 ー . b y e r v e - i T se m e a a d L n n s o r tt a c h e d u db n y a n 2 45 5 2 45 9 2 0 00 n e d r v o r m g G o to e s e : r g m e C ll a t e o a x n t o . r a l n s i nt o N e u r o - - . ( 平 成1 4 年 1 月23 日 受 付)