...

末梢神経端側吻合後における Lacz 遺伝子組み換え

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末梢神経端側吻合後における Lacz 遺伝子組み換え
3 69
原
著
末梢 神経端 側 吻 合 後 に お け る
L
遺 伝子組み 換 え
Z
a c
アデノウィルスを用いた神経再生経路の検討
― ― ラ ッ ト 腕 神 経 叢 モ デ ル ― ―
新潟大学大学院医歯学総合研究科可塑性機能制御講座
形成・再建外科学分野(主任:柴田実教授)
陳
い
Neurotracing After End-to-side Nerve Coaptation Using Lac Z
Containing Adenovirus Vector
Chen
WEI
Division of Plastic and Reconstructive Surgery,
Department of Functional Neuroscience,
Niigata
University,
Graduate
School
of
Medical and Dental Sciences
(Director: Prof. Minoru SHIBATA)
A b st r
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新 潟 市 旭 町 通 り 1 75 7
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新 潟大学大 学院 医歯学総合研 究科 可塑性機 能制御 講座
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別刷 請求先
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・
再 建 外 科学 分 野
柴 田
実
第
新 潟医学会雑 誌
370
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d
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,
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n
o
v
や 逆行 性 軸索流 を 利 用 し た H
o rs e r a
dis h
e n z
導入に よ り
の
m
y
e
近年
,
さ ま ざま な 末梢 神 経 再 生経 路 の 研 究 が 行 わ れ て き た
二
に
N
十 世 紀 初 頭 に C aj a l
l)
詳細 な 末梢 神 経 再 生
,
究で
ませ
い
たト レ
ー
サ
る
い
て
,
い
る
s
v e c
t
o r
L
,
可能とな
っ
三輪 ら
で そ の
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一
を用
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後者
神
,
い
サ
て い
る
は L
い
の
こ と も可能 と
事実
な
解明 が進
の
ー
で は 神経 経路 の
サ
ー
連 続追 跡 が
2)
遺伝 子組 み換 え
て
Ad
e n o v
ir
u s
末梢 神 経 経 路 を 連 続 的 に 追 跡
8
を用
to r
方 神 経 を端側 吻合 す る
が得られ る こ とが解
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,
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ッ
,
おり
,
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きて お り
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り神経再生
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根まで
の 5
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n o
.
神 経 移植 を し な
魅 力 的 で あり
,
い
大きな注
s
p
a ce
レ ベ ル で
s
の
い
c o
ll a t -
るの で
合し Ad
,
e n o v
を検 討 し た
ir
u s
して
支配神経髄節
で は
実験
レベ ル の
,
ラ
い
組み 合
臨床 的 に
ッ
トの筋
重 な る 正 中神
尺骨 神 経 に 端 側 吻
い
を用
v e ct o r
に分 け て行
つ
る が 実験 に 用
ト
ti n g
い て
神経再生経路
実験 Ⅰ
で は ヒ ト末梢
.
神 経 の 支配髄 節
レ ベ ル の
い
い
,
分布 は 検討
た W i st a
r
ラ
ir
ー
ル と し て
u s
を用
支配髄節
い
用
い
,
L
い の で
a c
て筋 皮神経
レ ベ ル の
,
トの
ッ
分布は明らか で はな
ロ
e n o v
神経細胞 も
重な ら な
,
こ の
.
は 支配 の 重 な ら な
い
,
神経
から
個 の 神 経 根 に よ り 末梢 神 経 が 形 成 さ れ
が 重 な る組 み 合 わ せ と
経 ある
の
,
頚髄神 経根 か ら 第 1 胸髄 神 経
想 定 さ れ る腕 神経 叢損傷 を も考慮 し
え ad
v e c
.
わ せ の 選択 が 可 能 で ある
ン
-
u s
そ の 結果
.
r o u
p
,
コ
る
の
e
る が 末梢 神 経 の 組 み 合 わ せ に よ り
を
い
ir
e n o v
した 神経 線嫌 が 再生 し て
で は 第5
腕神 経叢
経 端側 吻合 法 は腕 神経 叢 引き抜 き損傷 や 近位神 経
,
臨床応用
Ad
,
同側腰骨
,
わ れ て き た よ う に 端側 吻合 を受 け た腰
る可 能性 が 示 唆 さ れ た
い
節
で き る 方 法 と して
o
g-
e s e
r v
t if t h
r e s e n
ト排骨 神経を 切 断 し
しく は そ の 軸 索 の 近位
神
,
さ れ て きて
る 場合 に
e
n
n
p at
e
r
端 側吻 合 し た 排骨神 経 の も と
レ ベ ル の
い
s
s
端側 吻合部 よ りは る か 近位 か ら 再 生 し て
は なく
も
7)
u
u
a
そ の 再 生 経 路を検 討 した
ti n g
こ の
有 用な 結果 が 報 告5 )1
て
w
.
骨 神経 線維 の R
い
っ
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M ix t
・
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はラ
い
で
修復
r
r
る
い
)
い て
まで
これ
.
が 大 きく欠損 し て
n
e n e
g
実験 は 二
,
で
p
n a
i
a
lo
n
,
て 末梢 神 経 の 軸索 か ら 神 経 細 胞 ま
全長 に渡
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u
r
r
p
皮 神経 を切 断 し 支 配髄節
.
a cZ
っ
a
a
d
r
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u
n
s
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に 端側 吻合 し た モ デ ル を作成 し
を 取 り込
ー
,
3) 4)
t
る重
最 近 遺伝 子導 入 を利用 した ト レ
,
l
l
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p
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u
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u
m
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Z
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レ ベ ル
開発 に よ り 中枢神経
v ec
い
.
さら に
の
レ
ー
神経 細胞 を 二 重 に標 識 す る
り 末梢 神経 再生 にお け る新 し
んで
また
.
,
に よ る 神経 経路 の 研
ー
発色の 異な る二種類の ト
,
こ な い
,
要な現 象の 多くを記 載 して
経軸索 流 を用
観察研究 をお
な ど 今 日 なお 注 目 さ れ て
t r o pi s m
e u r o
.
は 塗銀染 色 法 に よ り既
の
e
d
e
目 を 集め て
,
サ
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l
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r o u
n
塗 銀 法 D iI な ど に 代 表 さ れ る 神 経 線 椎 染 色 法
に代 表 さ れ る神 経 ト レ
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城倉ら
ー
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.
は じ め に
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平 成1 4 年 ( 2 00 2 ) 8 月
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m
第8 号
巻
116
Z
,
解明 され て
支 配神 経 髄
正 常ラ
ッ
ト
遺伝子組み 換
正 中神経
分布 を検討 し た
.
,
尺骨
陳
末梢 神 経 端 側 吻 合 後 に お け る L
路 の 検討
:
経 に端側 吻合 し
組み換え
a
d
定期 間経 過 後 に L
一
,
e n o v
ir
を用
u s
a c
ウ イ ル ス 感染 の 4 週 間後
投 与 に よ り麻酔 後
て神経再生経路を検
い
P BS
討 した
ガ ラク ト シ ダ
[ 標 本摘 出 と β -
遺伝子
Z
た 神経 再 生経
い
3 71
中神経 も しく は 尺骨 神
で は 筋皮 神経 を正
実験 Ⅱ
Z 遺伝子組 み 換 え ア デ ノ ウ イ ル ス を用
a c
.
4 % P
,
a r a
ro
ネ
,
ゼ 組 織 化 学 反 応]
ー
ブタ
ン
r m
a
ld e b y d
lOO
e
神経叢を脊髄 と 連 続 し
fo
10 過 齢 ( 体 重 3 0 0
3 5 0 g)
匹の 左 上 肢腕 神経 叢 を用
た
い
W is t
次の2
,
雄ラ
a r
ト8 4
ッ
の 実験を行
つ
トロ
コ ン
.
ル
ー
:
尺骨 神経 を切離
n
分 布 を 検索 し た
レベ ル の
デル
実験 Ⅱ ( 神経 端側 縫合
モ
神経端 側 吻合手 術 と ウ
イ ル ス
.
それ ぞれ行
た
っ
[ 第 1 回手術
ネ
ン
ブタ
よ る麻 酔 後
端 側縫 合 モ デ
:
ラ
,
(
1
m
g
より 5
m
u s
p
トの 正 中神経 (
ン
(n
-
n
,
ロ ン
ナイ
糸3 針
[ 第2 回手術
第
一
3 0)
の 6
内投与 に よ り 麻 酔 後
p s) に ウ イ ル ス
・
,
の ほ ぼ
中央
m
週 間後
,
0 ナイ
-
と し
ー
あ る
ウ イ ル ス 感染
回 目 の 手術
部位 は正 中
9
,
ロ
レ シ ピ
,
)
た ( 図1
っ
・
エ
l ( 1 14
し
×
.
,
ブタ
ン
m
p
腹腔
ル
O C S-
u s
た め 神経 を露 出 し た
m
m
.
SM Z
o n
10 ) に 観 察 し た
適 当な
,
に標 本を 入
,
90
グリ セ リ
実態顕微鏡
,
.
,
ウイ ル ス
.
ト
ン
ロ
ル
ー
,
実験 群
の
の は5 5
匹
.
[ 染 色 性]
全8 4 匹 の う ち 軸 索 染 色 が 認 め ら れ た
,
染 色 率 は 全 体 で6 5 % で あ
で,
,
実験 2
,
尺 骨神経 モ
の
を導 入 した 3
た
っ
実 験 1 で は2 7
.
正 中神経
% ) が 軸索 染色 陽性 で あ
( 67
モ デ ル で は3 0
デ ル で は2 7
た
っ
.
また
匹 中1 8 匹
ウ
,
イ ル ス
所 に よ り 各組 の 染 色 率 を示 し て
ケ
,
.
実験 1
:
各神 経 の
①反
経は C 8
の レ
約2 5
.
1 0 10) を 塗 布 し た ナ イ フ で 神 経 を 切 離
糸2 針 で 縫合 し た ( 図1 )
コ
支配 神経 髄節 の 分布 解析 結果 を示 す
は C 5
,
,
果
表 2 に 神経 標識 に よ る
導入
遠位 ③端 側縫 合 部 末梢
,
ロ ン
N ik
発色程
の
[ 所 見]
-
感 染 さ せ た 後 切 離 し た 神 経 断 端 同 士 を1 0
ナイ
(
-
の み
ガ ラク
そ の 後2 4 時 間 ご と に7 5 %
,
ある
導 入]
ネ
ト神 経 本 幹 の 3 個 所 で
ン
セ リ
ン
溶液 に 保存 標 本 全体 を 透 徹 化 し
匹 中1 5 匹 ( 5 0 % )
,
シピ
標本
.
,
エ
.
尺骨 神経 モ デ ル と もそ れ ぞ れ
り5
.
-
発色が 見 ら れ
,
液 に換 え 最 終 的 に 100 %
匹 中1 4 匹 ( 5 2 % )
転 し た 筋 皮 神 経 近 位 部 ②端側 縫 合 し た 筋 皮 神 経
の 縫 合 部よ
下
ン
ン
は 尺骨神経
い
顕 微 鏡 下 ( O ly
導入 の
肘
開 窓 し て 10 - 0
m
で 端側 縫合 を 行
:
の
近 位 部 は9 0 度 反 転 し
2 7 ) に神経 外 膜 を約 1
-
左上 肢
.
にそ の 分岐部
O C S- P S )
遠 位 断端 を ド ナ
.
発 色 が 得 ら れ た 時 点 で5 0 % グ リ
結
筋 皮神 経 を 同 定
.
そ の 断端 を大胸 筋 内 に埋 没 し
糸 で 固定 した
に移 し
,
ン
:
β
-
度 は 実 体顕微 鏡 下 に 直接 確 認 し な が ら
れ て 反応 を止 め た
の
a r a
腹 腔 内投 与 に
の
大胸 筋 を そ
,
遠位 で 切 離 し
m
ゼ 反応 液( 表 1 )
作 成]
ル の
腕神 経叢 を露 出 し た
m
,
導 入手術 を
・
ト を仰 臥 位 に 固定
ッ
顕 微 鏡 下 ( O ly
,
57)
感染
/ 1 0 0 g)
か ら 肩 ま で 縦切 開を加 え
で 切 離 し,
軌 神 経外 膜
,
ー
P
4 ℃の 冷蔵庫 の 中
.
で洗
,
% グリ セ リ
-
n
に浸漬
4 %
,
.
ル
-
導入 し
ル ス
.
:
l
取りだ し
,
は
い
摘 出 し染 色 後 に 各 神 経
・
m
顕微鏡下 に腕
.
る ま で 3 7 ℃ 恒 温 槽 で 約1 2 時 間 撹 拝
正中神経 ある
,
30
e
l を左心室 か
m
残 し 軟部 組織 を可 及 的切 除 し た 後
っ
:
そ の 近位 端 か ら ウ イ
,
4 週 間後 に神経 を 潅流
支 配髄節
27)
-
肘 関節 の 近位 部 で 筋皮 神経
u
ld e h y d
トシ ダ
実験 Ⅰ (
て
a
時間 固定 し た 後 P B S
で 2
.
し
r m
て
l
m
.
,
-
腹腔 内
開胸 し て 心 臓 を 露 出 10 0
,
ら 順 に 注 入 し 全 身潅 淀 固 定 し た
実 験動物 と方 法
ル
-
-
0
致 して
7
-
い
実験 2
支配 神経根
,
正 中神経 は C 6
T h l で あり
,
た
レ ベ ル の
-
ヒ ト の
,
分布 は
8
筋皮神経
,
Th l
,
,
尺骨神
解 剖 学 的記 載 と
一
.
:
【正 中 神 経 端 側 縫 合 モ デ ル】
①筋皮 神経 近位 部 で ウ イ ル ス 感染
染色 率 4 / 8
.
筋皮神経
色が認め られた( 図2)
.
の
・
近位部
導 入 し た 場合
の み に軸索
染
レ ベ ル の
分
軸 索 の 神経 根
37 2
新潟 医学会雑 誌
c5
第 116 巻
平 成1 4 年 ( 2 00 2) 8 月
第8 号
%
c6
筋 皮 神経 近 位 部
≧■i =
i
C 7
皮神経遠 位 部
CS
n TT
∨
正
Thl
中神経
尺 骨神経
端側 吻合部
C 5
蛋
逮∈二
C6
_
メ
∨
C 7
CS
蒜ミ茸
筋 皮 神経 近位 部
賢ヲ
T hl
n th
正 中 神経
∨
夢
筋 皮 神経 遠 位 部
端側 吻合部
尺 骨 神経
図1
上 は正 中神経
下 は尺 骨神経を
,
0
布は C 5
-
②端 側 縫 合
7 で
,
実験 1 と 同 じ結 果 で あ
し た筋皮神経 に縫合部 か ら5
位部で ウ イ ル ス
染色 率 4 / 12
索
感染
・
分布 は C 5
よ り正 中神 経髄節 レ
ベ ル
が加 わ
っ
へ
た 分布 で あ
直接 向か
い
,
た
,
ン ト と した モ デ ル
m
表1
m
遠
-
8
,
再生 し た軸
て
Th l
実験 1
で,
.
P- ガラク トシダ
薬
剤
m
M
名
50
m
M
p
t
a
s s
i
u
m
fe
r r o
p
o
t
a
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u
m
fe
r r l C
l M
4 %
Ⅹ- g a l i n
で の 正
l %
N P 40
総
量
染
1 例 で わず か に 染 色 が 見 ら
薬 剤量
o
髄節
の
ゼ 反応 液
ー
P BS
50
再 生 軸索 は 端 側 縫 合 部
中神 経 本 幹
.
感染部 位
.
に C 5 ( 筋 皮 神 経)
縫合 部末梢
色性 は き わ め て 悪 く
た
エ
導入 し た場 合
端側縫合部 を越え
.
の 支 配髄 節 の
っ
っ
レ シ ピ
は ウイ ル ス
M g C1
c
a
y
y
a
id
n
n
id
e
e
1
7
m
1
m
1
1
m
l
20 u 1
2
D M F
2 50 u l
1
約1 0
m
l
m
l
陳
表2
ラ
各神 経 の
ロ
e
o
n
ン
コ
ト正 中
ッ
A d
ト
髄節
レ ベ ル
i
v
ロ
V
s
to
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筋 皮神経
,
L
の
a c
遺伝 子を組 み 込 ん だ
Z
っ
一
.
一
ー
.
,
.
正中神経
尺骨神経
o nt rol
(n
正 中神経
C o n t rol
実験群
)
15
-
(
n
3 0)
-
(
感染部位
①
@
筋皮神経
筋皮神経
近位 部
8)
(n
(
-
b
神 経 端側縫 合後
検 討結 果
レ ベ ル の
.
C
u m
ル お よ び
ー
致 し て い る 実験 群 の 筋 皮 神経 近 位 か ら の 標 識 と 筋 皮 神 経 コ ン ト
貫 して 致 して い る 筋皮神経遠位部 よ り感染 させ た グ ル
プ で は 正 中 尺 骨神 経 の 支 配 髄 節 に 筋 皮 神 経 の
た 分 布 と な っ て い る こ れ は 切 断 さ れ た 筋 皮神 経 の も と の 細 胞 か ら 神 経 再 生 が 起 こ っ て い る こ と を 示 し て い る と
一
筋皮神経
N
ロ
に よ る 支配神 経髄節
r
た 神経再 生 経
い
3 73
ト
の コ ン
Z 遺伝子 組み 換 え ア デ ノ ウ イ ル ス を用
a c
と 各神 経 本 幹 に 感 染 さ せ た 時 の 結 果 が ほ ぼ
ル
-
が 加わ
考え ら れ る
r u
尺骨
,
分 布が
ル の レ ベ ル
ー
末梢神 経端側 吻合後 に お ける L
路の検討
:
@
@
筋皮 神経
遠 位部
尺骨神経本幹
1 0)
-
n
(
-
( 3 3)
4
①
筋皮神経
近低部
7 ( 7 0)
5 ( 71 )
7)
-
n
(a
4 ( 57)
(n
rol
t
o n
(a
@
(
C
-
)
7
-
正 中神経本幹
遠位部
n
1 2)
4 ( 5 0)
7 (4 7 )
er
n
尺 骨 神経
実験群
n
2 7)
(
5)
-
8)
-
12)
-
7 ( 58)
7 ( 8 8)
2 ( 4 0)
染色陽性
( % )
C 5 - C 6 ( 3)
支 配 髄 節 C 5 - C 7 ( 2)
C6
( n)
-
C5
C5
-
C 6 ( 2)
C5
C6
C5
T l (1 )
C7
C
77-
C 8 ( 1)
C 7 ( 2)
C 8 (1 )
T l (1 )
C5
-
C 7 ( 2)
C
C 5- C 7
髄節分布
C5
1
C7
-
T l ( 4)
C7
T l ( 3)
C6
-
T l ( 3)
c5
T l ( 1)
c5
-
C 7 ( 1)
Tl
-
C6
TI
C6
-
Tl
-
C5
c5
T l(2
*
C7
T l (2
*
C8 -
C 6 ( 2)
C 7 ( 2)
C7
C5
1
Tl
た
っ
さ らに2 例 で は筋皮神経近位
.
端 に も軸索 染色 が 見 ら れ た ( 図3 )
③ 端 側 縫 合 部 末梢
ウイル
ス
を 感染
染 色 率 は 7 /1 0
l で
,
ドナ
の レ シ ピ
.
筋 皮神経 内
また 3 例
( 図4 )
で
ン
へ
た
っ
部にお
果
あ
っ
分布 は C 5
た (図5)
-
7 で
,
ル ス
染色 率7 / 12
.
の 支 配髄 節 の
( 図7)
・
.
支配
実験 1 と 同 じ結
m
遠
m
端 側 縫 合 部 を越 え て 再 生 し た 軸
分布 は C 5
8
実 験 1 よ り尺 骨 神 経 軸 索
っ
て い た
3 / 7 例で は端 側縫合部
で の 尺 骨 神経 本幹 の
-
.
,
の
ン で
Tl
支配髄 節 の 分 布 は C
,
しか し4 / 7 例で は
.
,
莱
c o
ll a
t e r al
s
p
r o u
ti n g
う ち2 例 の 支 配髄 節 の
この
.
ま た支 配髄 節 の 分布 が C
っ
た
5
Th l で あ
っ
た 2 例 で 筋皮神経近位部 に
C 8
,
.
も染 色 が確 認 で き た ( 図8 )
が C 7
C 8
-
.
こ の 2
Tb l で あ
,
た
.
中枢 か ら 末梢
て
っ
C 8
,
伸 長 して
-
例 と支 配 髄 節
た2 例 で は
っ
,
再
7 と 尺骨 神経 間 の 交通枝 は なか
ウ イ ル ス を 感染
Tb l で
.
・
レ シ ピ
,
直 接 向か
,
い
,
ー
ン
は
,
縫合部 末
正 中神経 モ デ
例で C 7
-
ー
の
Th l で あ
た
C 8
,
た
っ
筋 皮神経 内
支 配神経 髄 節
,
.
ト 尺骨神 経本 幹 で
実 験 1 と 同 じ結 果 で あ
が見られ たが
軸 索再 生 パ タ
ン
た
っ
へ
向 か う軸 索
分布 は そ
C 8
,
Th l
で
あ
っ
た ( 図9 )
の
う ち3
1 例 で は筋皮神
.
,
-
,
4 例で端側
.
経 近 位部 に 染色 が 見 ら れ 支 配神 経 髄 節
c 5
ずれも C
3 例 で は 軸 索 支 配髄 節 は C 8
分布 に C 5
7
エ
っ
い
導入 し た 場合
Th l に及 んで お
-
る の が確 認 で き
い
T h l を 支配髄 節 と す る 3 例 は
縫 合部 を通 過 し て ドナ
染 色 は 悪く
-
8 であ
,
染色 率 は 7 / 8
導 入 した 場 合
-
C8
7
-
③端 側 縫 合 部 末 梢 の
感染
TI
分布 は C
通
.
( 筋 皮 神 経) が 加 わ
梢
.
導入 し た場合
(多端 側 縫 合 し た 筋 皮 神 経 に 縫 合 部 よ り 5
位部で ウイ
-
生軸索 は C 7 と 尺骨神経 間を直接 連絡 す る経 路 を
・
筋皮 神経 近位 部の み が 染 色
.
T l (2 )
c 7 と尺骨神経 聞に 交通枝 あり
た ( 図6 )
っ
-
T l ( 3)
C5
著 明 な T 字状 の
が認め られた
.
レ ベ ル の
,
い て
レ ベ ル
髄節
り
Th
,
筋 皮 神 経 近 位 部 に も染 色 が 見 ら れ た
染色 率4 / 7
索
8
の 再 生 軸 索を わ ずか に認め た
【尺 骨 神 経 端 側 縫 合 モ デ ル】
①筋 皮 神 経 の 近 位 部 で ウ イ ル ス 感 染
で
-
2 例 に端 側縫 合部 で
.
Th l であ
-
ー
C8
)
)
*
梢 ま で 良く 染色 さ れ た 尺骨 神経軸 索 か ら端 側縫 合
ト正 中神 経本 幹 で
支配髄 節 の 分布 は C 6
実験 1 と 同 じ で あ
ー
エ
6
.
導入 し た場 合
・
ル の場合と同 じパ タ
*
T l (1
T l(3
c7
T l ( 3)
*
れ たの み であ
C8c5
)
)
.
の
分布は
支配髄節 C 8
,
37 4
新 潟医学会雑 誌
第 1 16 巻
第8 号
平 成1 4 年 ( 2 00 2 ) 8 月
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1
陳
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末梢 神 経 端 側 吻 合 後 に お け る L
路の 検討
a
c
Z 遺伝 子組み 換 え ア デ ノ ウ イ ル ス を 用 い た神 経再 生 経
3 75
Ll
ゝJ
ヽ
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3 76
新潟 医学会雑 誌
第
1 16
巻
第8 号
平 成1 4 年 ( 2 00 2 ) 8 月
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末梢神経 端側 吻合後 に お ける L
路 の 検討
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た神 経再 生 経
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377
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378
新潟 医学会雑 誌
第 1 16 巻
第8 号
平 成14 年 ( 2 0 02 ) 8 月
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末梢 神 経 端側 吻 合 後 に お け る L
路 の 検討
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3 79
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38 0
新 潟 医学 会 雑 誌
第 116 巻
第8 号
平 成1 4 年 ( 2 0 02 ) 8 月
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38 2
第 116 巻
新潟医学 会雑誌
第8 号
平 成1 4 年 ( 2 0 02 ) 8 月
T h l の 3 例 以 外 は C 7 と 尺骨 神 経 の 間 に 交 通 枝
は ほ と ん ど見 ら れ な か
を認 め た
部 遠位
.
察
の 排 骨神 経遠位 部
ー
られなか
た
っ
長に わ た
H
dis h
o rs e r a
サ
を
標識
て
っ
e n z
こ の 目
y
き る 方法 が理 想 的
で
m
を中心 と し た 従 来
e
的 で 使 用 で きな
ある
で
.
の ト レ
か検討 し た が
れ ら は逆 行性 軸索 流 に よ り神経 軸索 を 上 行 し
ー
経 細胞 に貯 留す る
と結び
トレ
サ
ー
全 長を 染 め る
こ と は 困難 で
神経 ト
い
レ
サ
ー
あ
た
っ
新 し い 神 経軸 索 ト
レ
サ
始められて
も と の 排骨 神 経 を支 配 す
るもの と推察した
を用
.
重な
っ
て おり
吻合
した モ デ ル と 共 通 し て い る が ,
い
ウイル
,
た
,
,
レベ ル がな い モ デル で
導 入部 は
ス の
い
ずれ
イ ル ス
ウ
を切 断末梢 神経 断端 に付 着
・
に L
a c
Z 遺 伝 子 が 導入 さ れ る
産生 された P ガラ
淀によ
て 下
っ
るの で
この
,
ク ト シ ダ
ゼは
ー
降 し 神経 軸 索 内 に
,
β ガラ
ク ト シ ダ
ー
,
,
その 核
の
あるが
ル ス 感染
ウイル
・
,
見られ たの
の
さ れ る 神経 線椎 が あ
充満
蓄積す
,
ゼ を組 織 化 学 反 応
感染
られ なか
軸索 が 異 な る 末梢 神経 に再 生 して
を証 明す る に は 従 来
を用
二種類の
な けれ ば な ら な か
い
側 の 神経 か ら の ト
-
,
レ
ー
っ
サ
異な る ト
い
レ
ること
ー
サ
ー
導入によ り
,
共通
きる
で
城倉ら
8)
ッ
三 輪 らの 方法
に よ り そ の 神経 再 生経路 を検 討 し た
遠位 部 の ドナ
,
ー
の
た
.
一
端側縫合部
遠位排 骨神 経 か ら ウ イ
ル ス
っ
て 直接 伸 び て 入
部 俳 骨神 経 近 位 部 に も 線 維 が 伸 び
しか し
,
,
を導
縫合 部 か ら遠 く は な れ た 近位 部 か ら
再生神 経 が 腰骨 神経 内 を通
,
.
っ
て
て い
縫 合部 の 遠 位 腰 骨 神 経 に は 再 生 神 経
て
ル ス
べ
近位 部
筋 皮神 経 遠 位 部 か ら
も良
ドナ
.
,
見
ため とも
い
筋 皮 神経
ー
イ
にも染色
はず で あ る が
い
を感 染
の
端側
導入 した 場 合 で は
・
て で 近位 か ら伸 び て き た 再
接伸 び て お り う ち 2 例
伸び
で は 筋皮 神 経 近 位 部 に
も
縫 合部を 過 ぎて 正 中神経 本幹 中を 末 梢 に 向
,
か う 線椎 は ほ と ん ど な か
た
っ
,
こ れ ら の
再生 神経
は もと の 筋 皮神 経 を支 配す る 神 経細 胞 か ら の
p
ト下 肢 で 排骨神 経 を切離 し そ の
,
の
生 線 推 は 端側 吻合 部を 通過 して 筋 皮神 経遠 位 に 直
s
遠位 断端 を腰 骨神 経 に端 側 吻合 し
おり
・
.
はラ
入 し た 場合
の
っ
考 え ら れ る が 不 明 で ある
,
た が こ の 方 法 で あれ ば
神 経細胞 か ら 伸 び た軸 索 を他側 の 神 経 内 に観 察
追跡
ー
.
た 理 由 は 本法 の 染色 率 が低
っ
正 中神経 群 の 4 例す
の
筋皮神経
,
,
で が 連続 的 に 観察 で き る
別々
ト神 経本幹
導入 し た 場合 遠位筋 皮 神 経
・
縫 合部 末梢 で ウ イ
神経 細胞 を 共 通 と す る
ン
理論 的 に は 筋皮 神経 の 近位 部 で ウ
で
順 行性
・
筋皮神経遠位
エ
導 入 で 筋 皮神 経近 位部 にも再 生 線 維 が
ス
ル ス
軸索
.
導入 し た場 合 で は近 位筋 皮神経
に よ り発 色 さ せ る こ と で 神経 軸索 か ら 神経 細胞 ま
.
両群 と も
遺伝子 に よ り
こ の
.
ノ
感染 さ せ る
と 逆行性 軸索 流 に よ り神経 細胞 に 運 ば れ
ある
ー
部 及 び③端側 吻合 遠位 部 の レ シ ピ
にの み再生神経がみ られ た
遺伝子組 み換 えア デ
Z
a c
後者 は重 な る
,
で ウイ
C 7 が
群も 共通 で ①筋 皮
の
神 経近 位部 ②端側 吻合 し た ドナ
ー
,
下 肢 で 排骨 神経 を腰 骨 神 経 に 端 側
ように説明され る
L
筋皮神経を切離
作成 し た 前 者 は 支配 髄節 分布 の うち C 6
.
.
,
.
神
の 三 カ所 で
ー
い
,
み 換 え ア デ ノ ウイ ル ス を末梢 神経 の 再 生研 究 に応
=F の
の 原 理 は 以 ̄
用 し 報告 し た こ の ト レ サ
,
モ デ ル
,
遺伝 子組
a cZ
肢
遠 位断 端を正 中神 経 に 端側 吻 合 し た 群 と
神 経根 支 配
ある L
で
ー
,
て
正 中神 経 の 代 わ り に 尺 骨 神 経 に 端 側 吻 合 し た 群 を
.
い
その
を感染 さ せ
の 再 生神 経線維 は 見
へ
こ
と し て 三 輪 ら 3) 4 ) は 従 来
ー
中枢 神経 系 の 神経 回路研 究 に 用
ー
し
ー
る が軸 索
い
い
今回 は 腕神 経叢 モ デ ル
に接 触 し た軸 索
ー
く 神経細 胞 の 探索 に は 適 し て
つ
新し
の で
い
る神 経細 胞 よ り 出て
.
神経端側縫 合
,
こ れ らの こ とか ら こ の 下
で は 再生 神経 は大 部分,
末梢 神経 再生 経路 を検 討す る に は 神 経軸索 を 全
また
.
で 腰骨 神経 本幹 か ら ウ イ ル ス
も ドナ
考
た
っ
r o u
ti n g
で
ある 可 能性 が 高
い
.
こ れ に対 し, C 7 と 尺骨神 経 の
間 の 交 通枝 が あ
た 尺骨 神経 群3 / 7 例 で は 正 中神 経 群 と 同様 の
タ
ー
ン で
胞か らの
っ
パ
あり も と の 筋 皮神経 を 支 配 す る 神 経 細
,
s
p
r o u
残 りの 4 / 7 例
ti n g
で は,
で あ る 可 能性 が 考 え ら れ る
末梢
まで
良く 染 色 さ れ た 尺
骨神 経軸 索 か ら 端側 縫合 部 で T 字状 に
し た線 維 が 著 明 に 認め ら れ
,
s
p
r o u
これ ら は レ シ ピ
ト の 尺 骨 神 経 線 維 か ら の
.
c o
ll a t
er a
l
ti n g
エ
n o
ン
d al
陳
s
ti n g と 考 え ら れ る
r o u
p
末梢 神経端側 吻合後 に お ける L
路 の 検討
:
端側縫 合部 末梢 の
を 感染
ル ス
神経
l
レ シ ピ エ ン ト神経 本幹 で ウ イ
1o
て ドナ
い
p
r o u
レ シピ
エ
ン
筋 皮神 経 内
こ れ は 正
,
へ
再生軸
の
中神 経 か ら
で あ る と 考え ら れ る
ti n g
トモ デ ル
感染 に よ り 4 例
部 を通 り過 ぎて 末梢 に伸 び る 線 維 か ら T
て い た
っ
こ の 4
.
例は
骨神 経 の 間 に 交通枝 を 認め た 例 で あ
位か らの ト
レ
ス で C 8
ー
た
っ
字状 に
l at
なか
た が その 理 由 は不 明 で あ る
っ
神 経端 側吻 合 は 199 2 年 Vit e r b
発 され
年間
こ の 約1 0
て,
注 目され て
なか
て い
臨 床 的研 究 結
,
の
と し
つ
一
た
l
s
般 的に は R
.
ン
ある
い
は 神経外 膜切 開 の 際 に 神経線 維 が 損傷 さ れ
て t
e r m
た
い
.
r o u
p
g
レ
,
ト の 神 経細 胞支 配 の 神 経 再生が 起 こ るか
i n al
s
r o u
p
ず れ の 場合
も全 て
で
レシ ピ
神経 か ら の 再 支配 が 起 きる と
神 経端 側吻 合 の 実験 モ デ
多く は
Vit
er
b
o
9
に神 経を 切断 し
同側 の レ シ ピ エ
末梢 に は
.
t
a r
他 は傷
)
城倉
,
エ
8)
う 考え はなか
い
ル は
g et
g
た ドナ
つ い
神経 と し て
ー
ドナ
が接 続 し て
a n
.
お よ び こ の 研究 の よう
,
o r
.
に大別され る
二 つ
ト神経 に縫 合 し
ン
ー
た
っ
神経
ー
神経 近 位 断 端 か
ー
生神 経進 入 の 可能性 を 防 ぐた め に
L
u n
db
らの再
o rg
lO )
ら
の よ う に 反対 側か ら 遊離 の 神 経片 を採取 し て レ シ
ピ エ ン ト側 の 神経 を傷
れ には t
a r
g et
ら は 後者 の
側 吻合部 に
o r
g
モ デ ル
c o
ll a
a n
が
を用
t e r al
子顕 微鏡 で 観 察 して
い
けな
つ
て
い
つ
い モ
い
ており
ある
デル で
ない
.
p
Ok
ji
a
m
こ
.
a
l l)
r o u
ti n g
シ ピ
エ
が
部で 起こ
一
る
.
Zh
a n
g ら
デ ル で 排 骨神 経 と腰 骨 神 経 を用
12 )
い て
の
像 を電
は 前者 の モ
端 側 吻合 後
,
っ
実
の
て は述
い
つ
co
l
-
エ
ン
わず か で は あ る が 縫
,
c o
ll a t e
r a
l
この
実験
p
r o u
t
軸索
の
ト神経 と 支 配髄節
ン
い
る
こ の
.
せ を用
の
ー
損傷 を 受けて
い
モ デ ル を 作 成 し,
に t
a n
a r
g et
何らか
の
レ ベ ル
ること
o r
g
N
e u r o
で ドナ
実 験側
t
r o
p is
s
j
a n
r o u
ti n g
を用
い
c
o ll a t
えた
.
レ シ ピ
,
e r a
l
が
ー
,
神経
.
あ る反対側か ら
二 つ の ト レ
ー
て 二 重標 識 さ れ る細 胞 を脊髄 前根 お よ
び 後根 神経 節 に 多数み
細胞は
神経
す る 可 能性 は 十
,
ー
組 み 合わ
と して の
採 取 した 坐 骨神 経片 を端 側吻合 し
サ
の
る こ と を考 える と
は 後者の モ デ ル で
ら
e
ー
が 作 用 し て ドナ
m
p
い
分あ り得 る も の と 推 察さ れ る
1 3)
部重 な り
一
端側 吻合 し た 神 経 の 末梢
,
が接 続 して
細胞か ら再生 神経 が
K
が
と して 切 断直 後に端 側縫合 して
ー
,
神経
こ れ ら の 実 験 で は,
.
支 配髄節 の 重 な る神 経 同士
た場合
い
レ
近位 部 か ら 再 生 線 維 が
す る もの と 考え ら れ る
エ
.
再生 神 経 経 路 を 連
,
同側神 経を組 み 合 わせ て 端 側吻合
レ シ ピ
d al
中神 経 を
の 正
,
の
n o
て い る 可能性 が あ る
続 的 に 直接観 察 し て お り 大部 分 は ド ナ
n o
d al
エ
s
ン
p
い
だ し
,
これ ら の 二
重標識
ト神 経 か ら 再 生 神 経 線 維 が
r o u
ti n g
し た結果 で ある と考
わ れ わ れ の 実験 で は C 7 神 経 根 と 尺 骨 神 経
と した 場合 に 多 く の
g
g
ト神経 か らの
ン
トとするモ デル で は
ン
d al
n
a n
その 数 に
,
エ
っ
城倉 の 結 果 と
,
n o
ti
Zb
.
12 )
て に 二 重 標識 さ れ
べ
レ シ ピ エ ン ト神 経 か ら の
,
に交 通枝 の な
r o u
コ
,
,
て 術 後1 2 時 間 の 早 期 に 端
p
その 結果
.
も 端 側縫 合部 の 遠 位 で 正 中神
い
s
で 二
が 起きる こ と を示唆 し
ti n g
r o u
p
モ デ ル で
しか し
の
るモ デル で
い
s
あう神 経を ドナ
ト神経細胞
ン
そ の 遠位 端 を ドナ
,
,
がお こ る と考え られ て き
ti n g
の 再 生 と なり, わ れ わ れ の 考え るよう に ドナ
支配
ある
n
切片
の
合 部 を通過 し て 筋皮神 経遠 位 に 再生 神 経 が み ら れ
◆
s
d
e r a
が起 こ り
i er
エ
c o
ti
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d al
が レ シピ
細胞 も しく は そ
n o
e
ll a t
っ
一
い
経 本幹か ら 感染 させ た 場合
発表 に啓
シピ
の
から
の
る が そ の 神経 再生 経路 は こ れ ま で
い
よ く解 明さ れ
)
神経 修復 法
い
,
て
o
に実験的
果 の 発表 が 相 次 ぎ 新 し
9
y eト
o
わ れ わ れ の 実験 の 正 中神経 を レ シ ピ
.
ト と した
s
.
な
い
n o
て い る
部
た 3 例 で は筋 皮神 経遠 位 に伸 び る 神経 再生 を認 め
l
er a
i di n
ル に は二 重標識 さ れ た細胞 はみ られ なか
ー
られ て
べ
T h l の 支 配髄 節 を 示 し
,
ロ
m
後 根 神 経節
,
,
ト
で縫合
こ の
.
排 腹 筋 に di a
,
た 神経 細胞 が み ら れ て おり
ずれ も C 7 と尺
い
e
験 で は 端側 吻 合 群 8 例 中 の す
分 岐 し た 再生 神経 が 縫合 部 を通過 し て 筋 皮神 経遠
位 部 に入
bl u
r u e
た が神 経端 側縫合 群 に は み ら れ た
の
尺骨
.
t
を注入 し 脊髄 前根
w
ン
で は 端側 吻合 部遠位 の 尺
骨神 経 本幹 か ら の ウ イ ル ス
た神経 再 生 経
重標 識 さ れ た 神経 細胞 を観 察 し た
,
s
er a
前腰 骨 筋 に
ー
い
383
.
索を わず か に認 め た が
ll a t
Z 遺伝子 組み 換 えア デ ノ ウ イ ル ス を用
導入 し た場 合 正 中神 経 群 2 例 で は
・
端 側縫合 部 に お
c o
a c
ラ
い
ッ
ト で 尺骨神 経 を レ シ ピ エ ン ト
co
ll a t
er a
l
n o
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s
p
r o u
ti n g
に よ り再 生 した と 考え ら れ る 再生 神経線 維 が み ら
れており
,
こ の
結果 か ら も反対 側 よ り神 経 片 を採
取 して移植 し た
s
r o u
p
れ
第 116 巻
新潟医学 会雑誌
3 84
K
,
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c o
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4)
d al
n o
に よ る 神経 再生 が 起 き る もの と 予 想 さ
ti n g
a n
モ デ ル で は
ら 13 ) 実 験 結 果 と 矛 盾 し な
e
い
平 成14 年 ( 2 0 02 ) 8 月
第8 号
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以 上 の こ と か ら 同側神経 を用
で は レ シ ピ
ト と ドナ
ン
エ
た 神経端 側 吻合
い
の 神 経 間 に腕 神経 叢 内
ー
で 解剖 学 的 に交 通枝 が あ り
ドナ
,
支配 す る神 経細 胞 よ り 再 生 線 碓 が
しかも
辺であると考えられ る
側吻合
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られる
い
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レ ベ ル で の
神 経線維 か ら
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た 新潟大 学医学 部保健学 科平 野 茂樹 教授
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Ok
,
.
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ご助言 を頂
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M
経端側 縫合後再 生軸索
実教授 に深 謝致 し ます 本研 究 の 遂行に ご協力
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存 在 を示
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辞
稿 を 終 え る に あ たり
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場合 に は端
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唆す る も の と 考 えら れ る
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が 中心 に 起 こ る と 考 え
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こ れ ら の こ と は こ れ まで 知 ら れ て い な か
.
た新し
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神 経を
ー
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s
交通枝 の な
.
で レ シ ピエ ン トの
近辺
の
ドナ
は 神経 細胞 か あ る
ベ ル
その レ
,
)
神経 が端側吻
ー
こ と が 可 能 な場 合 は
合部 まで 伸 び る
5
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,
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.
ま と め と 結語
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新潟大 学大学 院医歯学 総合研 究科車 田正男教 授 牛 木 辰
.
,
男教授
城倉 雅次先生
,
善財 慶 治 先 生 韓
,
久井 先生
,
潟大学脳 研究所 柿 田明美助 教 授 に 深 甚 な る 感 謝
表 します
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( 平 成1 4 年 1 月23
日 受 付)
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