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臨時レポート
ロシア 為替・債券市場見通し
2015年12月15日
ドイチェ・アセット・マネジメント株式会社
■ 2016年のルーブル市場は景気底打ち、経常収支の改善、インフレ率の低下見込み等により下支えされると考えま
す。
■ インフレ率の低下が確認されれば、相対的に高い利回りを求める需要も期待され、ロシアの債券市場にとってプラ
ス材料となることが見込まれます。
■ ロシアの為替・債券市場は経済状況の改善等に下支えされると見られます。その一方で、ロシアの主要輸出品目
である原油の価格変動に加え、ロシア中銀の金融政策等にも引き続き注視していく必要があると考えます。
【景気底打ちの兆し、2016年にかけて成長率改善】
2015年7-9月期実質GDP(国内総生産)成長率は前年同期比
4.1%減と2015年4-6月期(同4.6%減)からやや改善しました。
2016年には大きく反発することが予想されており、市場の一部
ではプラスの成長率となることも見込まれています。
(%)
4
【図表:実質GDP成長率推移】
期間:2013年12月~2015年9月、四半期
2
0
-2
成長率の改善は通貨ルーブルの下支え要因となると考えられ
ます。
-4
-6
2013/12
2014/6
2014/12
2015/6
(年/月)
出所:Bloombergのデータを基にドイチェ・アセット・マネジメント㈱が作成
【経常収支も改善】
経常収支は改善傾向が続いており、2016年以降も黒字の水準
を維持すると予想されています。
経常収支の黒字拡大が続けば、受け取った外貨を売りルーブ
ルを買う圧力も強まると見られることもルーブルのプラス材料
です。
【図表:経常収支(対GDP比)予測】
(%)
8
2015年
2016年
2017年
6
4
2
0
-2
-4
-6
ロシア
ブラジル
中国
インド
南アフリカ
出所:IMF World Economic Outlook, October 2015のデータを基にドイチェ・
アセット・マネジメント㈱が作成
【インフレ率は今後低下する見込み】
インフレ率は高水準で推移していますが2014年後半にルーブ
ルが大幅下落したことによる輸入物価上昇の影響が大きかっ
たためと考えられます。
そのため、2015年末以降はルーブル下落の影響が徐々に弱
まり、インフレ率は低下することが見込まれ、ロシアの為替市
場、債券市場を下支えする要因となると考えられます。
(%)
20
【図表:消費者物価指数(前年比)推移】
期間:2013年12月~2015年11月、月次
15
10
5
0
2013/12
2014/6
2014/12
2015/6
(年/月)
出所:Bloombergのデータを基にドイチェ・アセット・マネジメント㈱が作成
【経済制裁やエネルギー価格、中銀の動き等を注視】
欧米諸国が実施している経済制裁については一部解除される可能性が見られるものの、トルコとの間で緊張感の高まりが見
られる等、引き続き注目材料となると見ています。加えて足元大幅下落した原油の価格や、中央銀行の金融政策等もルーブ
ルの変動性を高める要因となると考えます。
※データは記載時点のものであり、将来の傾向、数値等を保証もしくは示唆するものではありません。
当資料は、情報提供を目的としたものであり、特定の投資商品の推奨や投資勧誘を目的としたものではありません。当資料は、信頼できる情報をもとにドイチェ・アセット・マネジメント株
式会社が作成しておりますが、正確性・完全性について当社が責任を負うものではありません。当資料記載の情報及び見通しは、作成時点のものであり、市場の環境やその他の状況
によって予告なく変更することがあります。当資料に記載されている個別の銘柄・企業名については、あくまでも参考として記載したものであり、その銘柄・企業の株式等の売買を推奨す
るものではありません。 D-151215-3
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臨時レポート
ロシア 為替・債券市場見通し
ご留意事項
●投資信託に係るリスクについて
投資信託は、主に国内外の株式や公社債等の値動きのある証券を投資対象とし投資元本が保証されていないため、
当該資産の市場における取引価格の変動や為替の変動等により投資一単位当たりの価値が変動します。したがって
お客様のご投資された金額を下回ることもあります。
また、投資信託は、個別の投資信託毎に投資対象資産の種類や投資制限、取引市場、投資対象国等が異なることか
ら、リスクの内容や性質が異なりますので、ご購入に際しては、事前に最新の投資信託説明書(交付目論見書)や契約
締結前交付書面の内容をご確認の上、ご自身で判断して下さい。
●投資信託に係る費用について
【お申込みいただくお客様には以下の費用をご負担いただきます。】
 購入時に直接ご負担いただく費用・・・購入時手数料 上限3.78%(税抜3.50%)
 換金時に直接ご負担いただく費用・・・信託財産留保額 上限1.0%
 投資信託の保有期間中に間接的にご負担いただく費用・・・運用管理費用(信託報酬) 上限2.0404%程度(税込)
 その他費用・・・上記以外に保有期間等に応じてご負担いただく費用があります。
投資信託説明書(交付目論見書)、契約締結前交付書面等でご確認下さい。
≪ご注意≫
上記に記載しているリスクや費用項目につきましては、一般的な投資信託を想定しております。費用の料率につきまし
ては、ドイチェ・アセット・マネジメント株式会社が運用するすべての投資信託のうち、徴収するそれぞれの費用における
最高の料率を記載しております。投資信託の運用による損益は、すべて受益者に帰属します。投資信託は、金融機関
の預貯金と異なり、元本及び利息の保証はありません。投資信託は、預金または保険契約ではないため、預金保険及
び保険契約者保護機構の保護の対象にはなりません。登録金融機関を通じてご購入いただいた投資信託は、投資者
保護基金の対象とはなりません。投資信託に係るリスクや費用は、それぞれの投資信託により異なりますので、ご購入
に際しては、事前に最新の投資信託説明書(交付目論見書)や契約締結前交付書面の内容をご確認の上、ご自身で
判断して下さい。
なお、当社では投資信託の直接の販売は行っておりませんので、実際のお申込みにあたっては、各投資信託取扱いの
販売会社にお問合せ下さい。
ドイチェ・アセット・マネジメント株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第359号
加入協会:一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会
当資料は、情報提供を目的としたものであり、特定の投資商品の推奨や投資勧誘を目的としたものではありません。当資料は、信頼できる情報をもとにドイチェ・アセット・マネジメント株
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るものではありません。 D-151215-3
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