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農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助の暫定措置に関する法律施行

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農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助の暫定措置に関する法律施行
農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助の暫定措置に関する法律施行規則の一部改
正の概要について
Ⅰ
現行制度の概要
農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助の暫定措置に関する法律(昭和25年法律第
169号。以下「暫定法」という。)においては、農地等の災害復旧事業に要する費用
につき、国が都道府県に対し補助することができることとなっている(暫定法第3条
第1項)。
また、暫定法においては、甚大な被害を被った地域には、国の補助率の嵩上げ措
置を設けており(暫定法第3条第3項)、都道府県は、毎年この補助率の嵩上げ措置
の対象となる市町村を取りまとめ、補助率増高申請書等を作成し、災害発生の年の翌
年1月31日までに農林水産大臣に提出することとなっている(農林水産業施設災害復
旧事業費国庫補助の暫定措置に関する法律施行令(昭和25年政令第152号)第4条第
1項(同条第2項において準用する場合を含む。)、第5条の2第1項(同条第2項
において準用する場合を含む。)及び農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助の暫定
措置に関する法律施行規則(昭和25年農林省令第94号。以下「施行規則」という。)
第1条)。
Ⅱ
改正の趣旨
しかしながら、福島県においては、福島第一原子力発電所事故による被災地への立
入制限や住民の避難等の影響で、平成23年に発生した災害の被害状況の把握や査定を
行う事が極めて困難な状況となっており、1月中旬現在、上記1で述べた補助率増高
申請書等の提出期限である1月31日までにこれらを提出することが不可能な状況とな
っている。
Ⅲ
改正の内容
こうした点を踏まえ、平成23年に福島県において発生した災害に係る福島県におけ
る災害復旧事業については、施行規則第1条の補助率増高申請書等の提出期限につい
て、「災害による被害状況の把握が著しく困難であると福島県知事が認める市町村に
おいて実施する災害復旧事業に係るものについては、その把握が可能となったとして
福島県知事が定める日の属する年の翌年1月31日」とする特例を設けることとする。
Ⅳ
施行期日
公布の日
補助率嵩上げの前提である災害復旧事業計画概要書の提出については、平成23年
4月1日農林水産省令第16号によって改正を行い、被災した県の提出期限を延長す
る特例を措置したところ。
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