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篠山市ポイ捨て等防止条例の一部改正(案)ついて

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篠山市ポイ捨て等防止条例の一部改正(案)ついて
篠山市ポイ捨て等防止条例の一部改正(案)ついて
1.改正の趣旨
改正の趣旨
篠山市では、平成 11 年 4 月に、ポイ捨てやふん害防止を目的とした「篠山市ポイ捨
て等防止条例」を施行しています。
不法投棄やポイ捨ては、各自治会の衛生委員を中心とした「クリーン作戦」の実施、
またボランティアによる環境美化活動、市グリーンリーダによるパトロールなどによ
り減っていますが、駅周辺や篠山城跡周辺を見ると、依然としてたばこの吸い殻のポ
イ捨てが目立ちます。
また、たばこはポイ捨てのみにかかわらず、受動喫煙や火傷の被害などに配慮した
喫煙マナーが求められています。
そのため、環境美化及び自然環境保全の推進並びに公共の場所での喫煙による被害
や受動喫煙による健康被害などの防止を図り、もって安全、清潔かつ快適な生活環境
を推進するために、篠山市ポイ捨て等防止条例の一部を改正するものです。
2.改正の概要
(1)条例名称
「篠山市ポイ捨て等及び路上喫煙防止条例」に変更します。
(2)改正の内容
①路上喫煙に関するもの
・市内全域で路上喫煙をしない努力義務が生じます。(平成 28 年 4 月 1 日~)
・路上喫煙禁止区域内での路上喫煙を禁止します。(平成 28 年 4 月 1 日~)
(禁止区域については、特に利用者の多い「篠山城跡及び篠山口駅周辺」を計
画しています。)
・違反者に対して、喫煙を中止するよう勧告し命令することができます。
②ポイ捨て等に関するもの
・「散乱防止重点区域」の名称を、「環境美化推進重点区域」に改め、環境美化を
進めるうえで、イメージの良い表現に変更します。
(篠山城跡および篠山口駅周辺を区域指定する計画です)
・
「クリーン作戦」の名称を「クリーングリーン作戦」に改めるとともに、毎年 6
月第 1 日曜の基準日を 7 月第 1 日曜日に改めます。
3.施行期日
平成28年4月1日
4.改正概要の詳細
(1)改正の背景
(1)
改正の背景
■ポイ捨て防止の重要性
篠山市では、平成 11 年 4 月に、ポイ捨てやふん害防止を目的とした「篠山市ポイ捨て等
防止条例」を施行しています。
不法投棄やポイ捨ては、各自治会の衛生委員を中心とした「クリーン作戦」の実施、ま
たボランティアによる環境美化活動、市グリーンリーダによるパトロールなどにより減っ
ていますが、駅周辺や篠山城跡周辺を見ると、依然としてたばこの吸い殻のポイ捨てが目
立ちます。また、たばこはポイ捨てのみにかかわらず、受動喫煙や火傷の被害などに配慮
した喫煙マナーが求められています。
■健康増進法と受動喫煙並びに
■健康増進法と受動喫煙並びに県条例
並びに県条例
「健康増進法」では、受動喫煙を「室内又はこれに準ずる環境において、他人のたばこ
の煙を吸わされること」と定義しています。さらに、学校や市役所、飲食店など、多くの
人が利用する施設では、受動喫煙防止対策をとる努力を行うように求めています。
「他人のたばこの煙を吸わされること」は、なにも室内に限ったことではありません。
道路や公園など路上での喫煙マナーや受動喫煙に関しても社会的関心が増しています。
また、たばこの消費等が健康に及ぼす悪影響から現在及び将来の世代を保護することを
目的とした、世界保健機関(WHO)の「たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約(略
称:たばこ規制枠組条約)」も平成17年2月に発効しており、たばこの健康に与える影響
を防ぐ取り組みは、世界的な流れとなっています。
兵庫県においても、受動喫煙を防止し、健康で快適な生活を維持するため、不特定また
は多数の人が出入りする空間(公共的空間)での喫煙を規制する「受動喫煙の防止等に関
する条例」が平成25年4月1日から施行されています。
受動喫煙とは、他人のたばこの煙を吸わされることをいいます。たばこの煙にはニコチ
ンなど多くの有害物質が含まれていますが、喫煙者がフィルターを通して直接吸い込む「主
流煙」よりもはるかに多くの量の有害物質を含んでいるのが、火のついた部分から立ち上
る「副流煙」。この煙を吸い込むと、大人は肺がんや心疾患、子どもは肺機能の低下や中
耳炎などを引き起こす原因となり、妊産婦では低出生体重児のリスクが高まります。たば
こを吸う本人だけでなく、周囲の人の健康にまで悪影響を及ぼしてしまうのが受動喫煙で
す。
■喫煙被害の社会問題化
火のついた煙草の先端温度は摂氏700度に達するといわれています。
また、喫煙者の煙草を持つ手の高さが、ちょうど子どもや車いすを利用する人の目の高
さになります。つまり、受動喫煙だけではなく、火傷など人体及び被服への深刻な被害も
懸念されるのです。
(2)条例改正の内容
(2)条例改正の内容
■目的
①路上喫煙防止について
道路や公園などの公共の場所での喫煙マナーと環境美化意識の向上を図ることで、た
ばこの火による火傷、副流煙による第三者への健康被害、および吸い殻の散乱を防止し、
安全で快適な歩行空間と清潔な地域環境を確保することを目的としています。
②クリーングリーン作戦について
毎年 6 月と11月の第1日曜日を基準日としてクリーン作戦を取り組んでいただいて
いましたが、6 月はホタルの繁殖期であり、この時期の河川の草刈りも行われる地域もあ
り、これに影響することから 6 月の草刈りは控えるように 6 月のクリーン作戦を 7 月に
変更し、「クリーングリーン作戦」とし、環境美化にとどまらず、自然環境や生態系(生
物多様性)を守る取り組みとします。
クリーンは「美化」、グリーンは「緑の豊かな自然」を意味します。
強制ではありませんので、6 月にしていただいても結構ですが、充分な配慮をお願しま
す。
■路上喫煙防止の努力義務
たばこ関係企業により「喫煙者と非喫煙者が共存できる調和のある社会の実現」を目的
としたキャンペーンが実施され、喫煙マナーの向上が訴えられていますが、未だに人ごみ
での喫煙や吸い殻のポイ捨てなどをする喫煙者がいることも事実です。
そこで、この条例では、喫煙者に市内の道路や公園などの公共の場所では喫煙をしないよ
う努力する義務があることを規定し、喫煙場所以外ではたばこを吸わないように求めるこ
とで、路上喫煙マナーの向上を目指します。
■路上喫煙禁止区域(案)
■路上喫煙禁止区域(案)
人通りが多く喫煙による被害が想定されるなど、路上喫煙を禁止することが望ましい地
区を「路上喫煙禁止区域」に指定し、その区域での喫煙そのものを禁止します。
また、指定の喫煙場所を設置いたします。
禁止区域の指定は、篠山城跡周辺および篠山口駅周辺を指定します。詳細については決
まり次第周知及び啓発いたします。
(篠山城跡周辺)
(篠山口駅周辺)
■禁止区域での勧告命令はありますが罰則はありません
喫煙者の自発的な路上喫煙マナーの向上を求めることを第一としているため、この条例
では罰則規定は設けていません。しかし、路上喫煙マナーの向上のため、路上喫煙禁止区
域内の喫煙者に対して、必要な指導と勧告および命令を行います。
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