Comments
Description
Transcript
事業番号 0077 平成25年行政事業レビューシート (農林水産省)
事業番号 0077 平成25年行政事業レビューシート (農林水産省) 事業名 海外農業農村開発促進調査等補助金 担当部局庁 農村振興局 作成責任者 事業開始・ 終了(予定)年度 平成23年度~平成28年度 担当課室 整備部設計課海外土地改良技術室 海外土地改良技術室長 農村政策部都市農村交流課 宮崎 雅夫 会計区分 一般会計 政策・施策名 ④総合的な食料安全保障の確立 食料・農業・農村基本法第20条 関係する計画、 通知等 ODA大綱(H15.8) 食料・農業・農村基本計画(H22.3) 根拠法令 (具体的な 条項も記載) 事業の目的 (目指す姿を簡 潔に。3行程度以 内) 開発途上国における地球環境問題や貧困削減等の課題解決のための調査や我が国の農業農村開発協力を促進するための各種取組を実 施することによって、開発途上国の持続可能な経済成長及び我が国の海外農業農村開発協力の円滑な推進を図る。 我が国の農業農村開発協力を促進するため、以下の取組を実施。 ①気候変動の影響に適応可能な灌漑排水施設の手法や維持管理手法を開発するための調査 ②中央アジアにおける農地塩害の拡大防止に資する水管理手法を開発するための調査 ③アフリカにおける農地・水資源の劣化防止手法や稲作普及に資する灌漑排水施設整備手法を開発するための調査 事業概要 ④再生可能エネルギーの導入等自然資源の持続的利用を可能とする農業農村開発を普及する手法の開発のための調査 (5行程度以内。 ⑤官民連携による農業土木技術の海外への導入可能性を調査するための調査団の派遣、国際交流による情報交換 ⑥農民参加型水管理を持続的に機能させるための調査 別添可) ⑦アフリカへの効率的な支援のための南南協力(途上国から途上国への協力)手法を確立するための検討調査 ⑧現地調査困難地域において、衛星画像やローカル人材の活用による調査手法の検討調査 補助金は定額。 実施方法 □直接実施 □委託・請負 ■補助 □負担 □交付 □貸付 □その他 22年度 当初予算 予算額・ 執行額 予算 の状 況 23年度 - 24年度 387 25年度 345 26年度要求 306 補正予算 - - - - 繰越し等 - - - - 計 - 387 345 306 執行額 - 377 331 執行率(%) - 97 96 (単位:百万円) 22年度 23年度 24年度 目標値 (27年度) 成果実績 ヶ国 - 6 (5) 31 (10) 25 達成度 % - 24% 124% 単位 22年度 23年度 24年度 25年度活動見込 - 2 3 ― 活動指標 活動指標及び活 動実績 (アウトプット) 作成されたマニュアル・ガイドラインの種類・配布部数 323 単位 成果指標 成果目標及び成 果実績 (アウトカム) 本事業の調査により開発した技術・手法についてのマ ニュアルを普及した国数 323 種類 ( 活動実績 (当初見込 み) - )( - 2 )( 3100 3 )( 3955 0 ― 部 ( 単位当たり コスト 53,712(円/部) 費 目 平 成 2 5 ・ 2 6 年 度 予 算 内 訳 25年度当初予算 )( 3100 ) ( 4650 ) (調査中) 技術や手法の開発に係る調査分の事業費(執行額)/作成されたマニュ アル・ガイドラインの配布部数=212,430,503円/3955部=53,712円/部 (参考)過去1年間の単位当たりコスト ・平成23年度:93,000円/部 26年度要求 主な増減理由 ②海外技術協力促進検討事業のうち、我が国の民間企業が有する農業インフラの技 術・管理ノウハウを海外に展開するための事業(日本再興戦略に位置づけられている インフラシステム輸出戦略のひとつ)に予算を重点化した。 ①海外農業農村地球環境 等調査事業 184 164 ②海外技術協力促進検討 事業 121 159 306 323 計 算出根拠 - ) 事業所管部局による点検 項 目 評 価 国 広く国民のニーズがあるか。国費を投入しなければ事業目的が達成できないのか。 必費 要 投 地方自治体、民間等に委ねることができない事業なのか。 性入 明確な政策目的(成果目標)の達成手段として位置付けられ、優先度の高い事業と の なっているか。 競争性が確保されているなど支出先の選定は妥当か。 ○ ○ ○ ○ 事 受益者との負担関係は妥当であるか。 業 単位当たりコストの水準は妥当か。 の 効 資金の流れの中間段階での支出は合理的なものとなっているか。 率 性 費目・使途が事業目的に即し真に必要なものに限定されているか。 ○ 不用率が大きい場合、その理由は妥当か。(理由を右に記載) - 事業実施に当たって他の手段・方法等が考えられる場合、それと比較してより効果的 あるいは低コストで実施できているか。 ○ ○ ○ ○ 事 業 の 活動実績は見込みに見合ったものであるか。 有 効 性 整備された施設や成果物は十分に活用されているか。 重 複 排 除 △ ○ 類似の事業がある場合、他部局・他府省等と適切な役割分担を行っているか。 (役割分担の具体的な内容を各事業の右に記載) 事業番号 類似事業名 所管府省・部局名 評価に関する説明 ・飢餓や貧困の削減や地球温暖化対策は、国際的に重 要視されている優先度の高い課題であり、関係する国や 国際機関と連携し、国として対応すべき事業である。 ・競争性の確保については、全事業2者以上が応募して いる。 ・(①海外農業農村地球環境等調査事業) 4事業のうち1事業は4者から応募があり、他の3事業は 2者からの応募があったことから、競争性は確保されて いる。 ・(②海外技術協力促進検討事業) 6事業のうち、1事業は3者、残りが2者から応募があっ たことから、競争性が確保されている。 ・一般公募を行い、応募者の企画提案書を適切に評価し ているため、事業目的に合ったものであり、効果的に実 施している。 ・配布国数は、当初想定の10カ国を超え、平成27年度 末目標であった25カ国以上の国へのマニュアル普及を達成 した。一方、作成されたマニュアルの配布先を精査した結 果、当初想定4,650部に対し、3,955部の配布となった。 - ・平成25年度事業については、企画提案書を作成しやすくなるように調査内容を簡潔・明瞭に記載するとともに、事前説明会を開催を徹底することで、より多くの 事業者の応募が可能となるようにしている。 ・事業開始後、事業に係る各種検討会への出席や交付先との連絡・調整等を通じて、事業進捗状況や予算執行状況を把握及び指導。また、事業の効率性を高 める観点から、事業完了後、実績報告書と領収書等を詳細に確認し、事業成果や支出先及び使途を詳細にチェック。 点 検 結 果 ・H23年度行政事業レビューより、事業の成果を測るため、成果指標及び活動指標を見直し、数値的に評価を行えるようにした。成果指標については、成果目標 に向けて着実に実施しており、効果的に事業を実施していると言える。また、活動指標については、作成されたマニュアルの配布先を精査した結果、当初想定4,65 0部に対し、3,955部の配布となった。また、配布国数は、当初想定の10カ国を超え、平成27年度末目標であった25カ国以上の国へのマニュアル普及を達成した。 なお、マニュアル配布先を精査した理由として、マリ及びニジェールの政情不安により、地方の対象者への配布が不可能となり、地方政府担当者へは配布しなかっ たためである。平成25年度に安全が確保され次第対応することとしたい。 ・単位当たりコストは、前年度より低い。当初想定(4,650部)よりも少ない部数(3,955部)で、多くの国にマニュアル普及を行った(配布国数は、当初想定の10カ国 を超え、31カ国以上の国へのマニュアル普及を達成)。 外部有識者の所見 行政事業レビュー推進チームの所見 事 業 改 内 善 容 の 本事業は、活動実績において、「作成されたマニュアル・ガイドラインの配布部数」が当初見込みを下回っている。以上のことから、「活動が活 性化するような支援方策の見直し」を行うべきであり、本事業としては「事業内容の改善」とする。今後とも適切な事業執行に努めること。 所見を踏まえた改善点/概算要求における反映状況 執 行 等 改 善 本事業は、活動実績において、「作成されたマニュアル・ガイドラインの配布部数」が当初見込みを下回っているが、当初配布を見込んでいた 国が政情不安になり配布できなくなったためである。 今後は、政情が比較的安定している国を中心に、確実な事業執行に努める。 備考 平成24年度行政事業レビュー公開プロセス 事業番号:0171 事業名:ODA予算(海外農業農村開発促進調査等補助金) 【結果(とりまとめコメント】 ODA予算の見直しの余地については、「抜本的改善」という方が3名で一番多いということですので、結論としては、「抜本的改善」とさせていただきます。これにつきまして は、「戦略的に実施すべき、重点化すべき」、「一者応札を改善すべき」というご意見がありました。 【対応結果(方針)】 農林水産省のODA予算は、政府開発援助大綱を踏まえ、以下の2分野を推進する。また、それぞれの分野について以下のとおり予算の重点化を行う。 ①飢餓・貧困対策への貢献 支援対象を5課題から3課題に削減した上で、飢餓・貧困削減に直結する「生産拡大・生産性向上支援」及び全ての対策の基礎となる「農業統計・情報整備支援」の2課題 に特に予算を重点化。 ②地球的規模課題への対応 重点地域(アジア太平洋地域)に対する支援に予算を重点化。 ※平成24年度行政事業レビュー公開プロセス http://www.maff.go.jp/j/budget/review/h24/purosesu.html 関連する過去のレビューシートの事業番号 平成22年 0237,0245 平成23年 新0036 平成24年 0171 ※平成24年度実績を記入。執行実績がない新規事業、新規要求事業については現時点で予定やイメージを記入。 農林水産省 331百万円 【公募・補助】5者/25者 A.(独)国際農林水産業研究 センター等5法人 331百万円 ・気候変動の影響に適応可能な灌漑排水施設の整備手 法や維持管理手法を開発するための調査 ・中央アジアにおける農地塩害拡大を防止するためのか んがい排水による水管理手法を開発するための調査 資金の流れ (資金の受け取 り先が何を行っ ているかについ て補足する) (単位:百万 円) ・アフリカにおける農地・水資源の劣化防止手法や稲作 普及に資する灌漑排水施設整備手法を開発するための 調査 ・アフリカへの効率的な支援のための南南協力(途上国 から途上国への協力)手法を確立するための検討調査 【委託】 B 民間コンサルタント・海外現地 コンサルタント等15者 30百万円 ・海外の試験圃場における土壌分析や地下水調査等の簡 易な分析・調査・試験 ・海外における過去の事例等の文献調査・聞き取り ・高度な気候変動影響予測評価電算システムのプログラム 修正作業及びメンテナンス A.(独)国際農林水産研究センター E. 金 額 (百万円) 費 目 使 途 旅費 国内の打合せ出張及び海外の現地調査の ための旅客運賃及び滞在費 57 調査に従事した研究員の給与 29 現地補助員、通訳及び運転手等の賃金 20 人件費 賃金 委託料 使用料等 研修・現地調査等に要した外部委託費(委 託先:ウガンダ国現地コンサルタント等) 9 自動車借り上げ費等 7 需用費 現地燃料費及びその他消耗品費等 役務費 電話使用料等 8 その他 諸謝金、備品・資材購入費等 7 計 費 目 計 B.(独)農研機構 使 途 委託費 メコン河流域における地球温暖化による気 候変動に伴う灌漑施設への影響評価とし て、将来の気候条件を踏まえて流出量、取 水量等を予測・検証をし、それらの変動に対 して既設の灌漑施設で取り組むべき対応策 の検討を実施。 金 額 (百万円) 18 155 費 目 使 途 0 F. 金 額 (百万円) 費 目 使 途 金 額 (百万円) 6 費目・使途 (「資金の流れ」に おいてブロックご とに最大の金額 が支出されている 者について記載 する。費目と使途 の双方で実情が 分かるように記 載) 計 6 計 C. 費 目 使 途 計 G. 金 額 (百万円) 0 費 目 計 使 途 使 途 計 D. 費 目 0 金 額 (百万円) 0 H. 金 額 (百万円) 0 費 目 計 使 途 金 額 (百万円) 0 支出先上位10者リスト A. 支 出 先 業 務 概 要 支 出 額 (百万円) 入札者数 落札率 ・中央アジアにおける農地塩害拡大を防止するためのかんがい排水による 水管理手法を開発するための調査 (独)国際農林水産業研究セン ・アフリカにおける農地・水資源の劣化防止手法を開発するための調査 1 ター ・自然との共生と生活の向上が両立した農業農村開発手法を開発するため の調査 154 8 - 2 (財)日本水土総合研究所 ・気候変動の影響に適応可能な灌漑排水施設の整備手法や維持管理手法 を開発するための調査 ・アフリカへの効率的な支援のための南南協力(途上国から途上国への協 力)手法を確立するための検討調査 122 10 - 3 NTCインターナショナル(株) ・インフラ整備の遅れや治安等の理由により活動制限のある地域等で専門 家が長期間立ち入ることなく必要な農業用施設の整備・修復等の計画立案・ 設計を可能とする手法の開発のための調査 29 3 - 23 2 - 3 2 - 4 (社)海外農業開発コンサルタ ・官民連携による農業土木技術の海外への導入可能性を調査するための ンツ協会 調査団の派遣 5 (一財)農村開発企画委員会 ・中国との国際交流事業を実施し、両国における農村地域の振興等に関す る技術・情報等の交換を行い、農村地域の発展等総合的な見地に立った農 村地域開発のあり方等について、調査・研究を行う。 6 7 8 9 10 B. 支 出 先 業 務 概 要 支 出 額 (百万円) 入札者数 落札率 メコン河流域における地球温暖化による気候変動に伴う灌漑施設への影響 評価として、将来の気候条件を踏まえて流出量、取水量等を予測・検証を し、それらの変動に対して既設の灌漑施設で取り組むべき対応策の検討を 実施。 6 随契 - Doho灌漑地区における農業水利施設の概況調査、農家経済・営農状況聞 き取り調査、位置情報の収集、Leyeダム地区における地形測量の実施。 5 随契 - 3 (株)ワールドウオッチジャパン 海外情報誌の作成、発送代行、ホームページコンテンツ化 5 3 84 4 NTCコンサルタンツ(株) チャオプラヤ川上中流域の流出解析モデルの評価手法の明確化及びその 妥当性の検証を実施。 3 2 95 5 神戸大学 衛星画像による営農状況の把握、時系列解析。 2 随契 - Bogoudiotu村及びNikoye村の情報を収集するためのベースライン調査 2 随契 - 2 随契 - 1 (独)農研機構 2 FarmPower&Machinary (ウガンダ現地業者) 6 BNIC (ニジェール国現地コンサルタント) 7 Colibri ガイドライン製本業務(英語・ロシア語・ウズベク語) (ウズベキスタン共和国現地業者) 8 東京農業大学 8バンド衛星画像を用いた土地利用分類の検証と利用マニュアルの作成 2 3 100 9 Cipriano Zevallo (パラグアイ共和国現地業者) カアグアス県における苗畑管理棟等工事 1 随契 - 10 Juan Gaspar Burgos (パラグアイ共和国現地業者) カアグアス県における苗畑灌漑施設等工事 1 随契 -