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まちそだて瓦版7月号(No.4)(PDF形式:699KB)
平成 19 年 7 月号(№4) 皆でまちを 育てよう 地域活動紹介紙 かわら 瓦 ば ん 版 みんなで地域を盛上げよう。 ・・・今月号の活動紹介・・・ 松 本 地 区 「あの時水があったら…」松本地区は、地震直後の 火災で消火用水がなかったため、地区内の大多数の建 物が消失しました。この言葉はある住民の方のつぶや きですが、松本地区すべての住民の想いでもありまし た。そこで、地域の皆さんが区画整理事業を進めてい く中でこの想いを発展させ、まちに潤いを与え、非常 時には初期消火用水にも使える『せせらぎ』を松本線 (17m)の計画の中に実現させました。 平成 15 年 9 月にせせらぎが完成してからは、地域 の皆さんがいろんな工夫をこらしながら、熱心に大切 に育ててきました。今では松本地区のシンボルとして、 地域の皆さんにとても愛されています。 せせらぎの整備イメージ(平成 7 年 11 月) せせらぎの掃除は、完成から毎月欠かさず第 2・第 4 日曜日の午前 9 時から地域内一斉に行なわれます。 今では、誰に言われることなく各自がベンチ兼用の用 具倉庫からゴミバサミやデッキブラシなどを取り出し 平成 15 年 9 月に完成しました。 て、自分の体力に あった作業をおしゃべりをしながら和気あいあいと されています。夏場は藻類の成長が早いので、隔週で 掃除しないときれいに維持できないそうです。しかし、 皆さんは『子供たちがせせら ぎで楽しそうに水遊びをする 姿を見ると、いっそう掃除の 励みになります。』とおっしゃ 楽しく和気あいあいとされています。 られます。せせらぎの掃除を とおして地域がまとまり、住民の皆さんの「自分たちのまちを愛 し誇りに思う心」が育っているのがハッキリと伝わってきます。 お子さんも参加されています。 まちそだて瓦版(平成 19 年 7 月号)№4 -1- にゅーす 松本地区まちづくり協議会と神戸市は、せせらぎ の水質や維持管理に関しての調査研究を合同で 2 年 に渡って行ってきました。これを踏まえ、今年 5 月 には住民の皆さん 110 余名の方々からなる『松本 地区せせらぎ水路管理会』 (会長:坂口康英さん)が 結成され、神戸市との間で正式に維持管理に関する 協定が締結されました。協定は、 『水路の良好な環境 の維持及び管理と地域による活用』のために、管理 会と神戸市との役割分担が取り決められたものとな っています。水路管理会の結成を機に、現在行って いる活動にいっそう力を入れるとともに、新たに水 辺の花と草木の整備活動にも取り組んでいかれます。 せせらぎ水路管理会結成についての 勉強会の様子 せせらぎの水や生き物 松本地区のせせらぎには、鈴蘭台の下水処理場で高度処理された 処理水が流れています。処理水といってもにおいや濁りはなく人体 には無害です。そして、年間を通して一定 の水量・水質が保たれています。住民の皆 さんはこのせせらぎの水を有効に使って金 魚や鯉などを放流したり、菖蒲(しょうぶ) を育てたりしています。ほかにもさまざま 満開の菖蒲です。 な生物がせせらぎにはいます。河川水に比 べて栄養が豊富で水温が高いことから花の育ちがよく、今年は 金魚のほかにもいろんな 通常より 1 ケ月も早い 5 月中旬に、色とりどりの菖蒲の花が 魚が泳いでいます。 満開となり、せせらぎ通りを歩く人々を楽しませてくれました。 そして、せせらぎの穏やかな水の流れも、道行く人々の 心を癒してくれます。また、どこからやってくるのか分 かりませんが、時々カメが入り込んで きます。今年に入ってから、初めてホ タルが飛んでいるのが見られました。 うし ろ 『将来的 川池自治会の後呂幸男会長は、 どこからか来た カメです。 には、たくさんのホタルが飛び交うせ せらぎにしたい。』と話されています。 楽しくおしゃべりされている光景です。 まちそだて瓦版(平成 19 年 7 月号)№4 -2- 知 知っ っと とこ こ! !見 見と とこ こ! ! お び (森南第一地区) 日が暮れてから、JR 甲南山手駅で下車し駅の南側に ある『和(なごみ)ひろば』に足を踏み入れると、南に 向かって左手にゆるやかな曲線を描いて七色に光る 2 本の光のラインが目にとまります。これは『光の帯』と いって、幅 17cm、長さ71mの溝に 950 個の発光 ダイオード(LED)を埋め込んだ路面照明で、極彩色の 光の帯が帰宅する人たちを迎えます。 カラー写真では、光の帯は七色に光ってい ます。 駅前広場の建設は、森南第一地区の区画整理事業の総 仕上げとして、まちづくり協議会と神戸市で工夫を重ね 計画してきました。その中で『光の帯』は駅からセルバ 方面に向かってにぎわいを演出する装置としてまちづく なごみ り提案に盛り込まれました。平成 18 年 3 月の広場( 和 ひろばと命名)の完成と同時に点灯し、以来まちの玄関 口を飾るモニュメントとして親しまれています。 昼間の和ひろばです。 光の帯のランプは、電化製品でも使われる発光ダイオ ードでできており、消費電力が少なく、長寿命で故障が 少ないといった特徴があります。最近、青色発光ダイオ ードが開発されたことで、赤・緑・青の光の三原色がそ ろい、3つの色の配合で全ての色を作ることができるよ うになりました。それをプログラムによって虹色に変化 させたり、連続して点滅させたりして光を走らせること ができるよう整備されています。 とても色鮮やかで幻想的に光っています。 お伝えできなくて残念です。 現在は、森南町1丁目まちづくり協議会によって管理されています。きれいに整備さ れた広場は、昼間は端正顔立ちですが、夜は植栽を照らすアップライトとあいまって幻 想的な雰囲気に変化します。仕事などの帰り道に JR 甲南山手駅を経由される方は、ぜ ひ一度 JR 甲南山手駅で下車して鮮やかに光る『光の帯』をご覧になってください。 甲南山手駅 JR 深江幹線 和ひろば 森南第一地区 ※和ひろばへは… JR「甲南山手駅」下車 南へ徒歩1分ほどです。 まちそだて瓦版(平成 19 年 7 月号)№4 -3- 御菅東地区の『御菅のふれあいなかよし祭り☆』 の紹介 5 月 19 日(土)に、御菅東地区にある『みくら すいせん公園』で、『御菅のふれあいなかよしまつ り』が開催されました。子供たちに昔の遊びを体験 してもらおうという趣旨で開催されたイベントで、 手作りの輪ゴム鉄砲と竹とんぼが、子供たちのため にたくさん用意されました。子供たちは、普段見慣 れないおもちゃを 的をよーく狙って! 手にとり、慣れない 手付きながらも楽しそうに遊んでいました。そして、住 民の方による沖縄民謡やフラダンスが、集まった皆さん に披露されました。普段から練習されているそうで、と ても上手に踊られていました。最後にぜんざいが配られ、 子供たちはとてもおいしそうに食べていました。子供た ちの笑い声で賑やかな 1 日となり、準備に携わった方々 も、たくさんの子供たちの満面の笑顔を見ることができ とてもおいしそうです☆ て、とても満足されたのではないでしょうか。 今月の活動人紹介 御菅 3・4 地区連絡協議会の戸田さん&松山さん 御菅 3・4 地区連絡協議会の役員をされている戸田さん(写真左)と松山さん(写 真右)をご紹介します。戸田さんは、とても気配りのきく方です。地域の皆さんとの コミュニケーションを大事にし、活動に参加してくれた皆さんに『今日はありがとう。 またお願いします。』と必ず声を掛けられます。松山さんは、おっとりした口調で話 される優しい感じの方です。すいせんを地域の皆さんに配布するためのプランター を、すべてお一人で作られています。お 二人とも地域のために、毎日協議会の活 動だけではなく、さまざまな活動に取り 組まれています。『自治会の結成に向け て、一歩ずつ着実に地域活動を根付かせ ていきたい。』と、お二人をはじめ協議会 の皆さんは言っておられます。 戸田さん 松山さん 【編集部】神戸市都市計画総局市街地整備部地域調整課 神戸市広報印刷物登録 078(322)6262 平成19年度第17号-4(広報印刷物規格B-1類)平成19年7月1日発行 この瓦版は、古紙配合率 70%です。 まちそだて瓦版(平成 19 年 7 月号)№4 -4-