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相談事例 海外の旅行会社との契約

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相談事例 海外の旅行会社との契約
要 注 意!
海外 の旅 行 会 社との契 約
ハイ、こちら
消費生活相談です
相談事例
知人から「ホノルルマラソンに参加しませんか」というメールが届いた。
知人がインターネットで見
つけたハワイの旅行会社(経営は日本人)のマラソンツアーで、参加人数が約50名集まれば旅行代
金が安くなるので、自分が窓口になって知り合いに参加を募っている、旅行代金は日本円で約13万
円
(航空代金、
ホテル宿泊費、
マラソン参加費など)
というメールの内容だった。
以前からこのマラソン
に参加したいと思っており、格安だったので申込んだ。
ハワイの旅行会社への申込みは知人を通して
行い、
旅行代金の支払いは、
クレジットカードで一括払いした。
その後、旅行会社から領収書は届いたが、出発日の1ヶ月前
になっても航空券は届かなかった。参加者を募集した知人が、
ハワイの旅行会社に出向いて代表と交渉した結果、解約返金
すると約束されたが、本当に返金されるか心配だ。
アドバイス
本件は、相談者からクレジットカード会社にこれまでの経緯を伝えた上で、必要書類を添付して
異議申し立てをする書類を提出しました。旅行会社から期日までの返金はなく、2ヶ月後にクレジ
ットカード会社から全額返金されました。これはクレジットカードで支払った時に、一定の条件の
もとで返金が可能な、チャージバック(※)という救済のための制度が適用されたためです。
日本の旅行会社と契約した場合、契約後にその旅行の重要な
部分の変更があると、旅程保証制度により補償金が支払われ
ます。
倒産した時は、旅行業法の保証金制度により旅行代金の
一部が返還されます。
しかし、海外の旅行会社と直接契約した
場合、日本の旅行業法の適用外なので、本件のような問題が起
こっても原則解決は容易ではありません。
倒産した時はその国
の法律に従い処理されます。
また、ネット上の表記が日本語で
あっても、
海外の旅行会社だったということもあります。
旅行代金は殆ど前払いで支払うので、安易に安いからということだけで旅行会社を選ぶのは危
険です。特に日本の法律が適用されない、海外の旅行会社と契約する時は、注意が必要です。
※チャージバック… 不当請求などカード会社加盟店の請求に不備があったとき、
カード利用者の申し立てによりカード会社が
加盟店から代金を取り戻すこと。
クローズアップ・統計
品名
件数
構成比(%)
食品に関する相談件数(平成22年 4月∼平成22年7月)
食料品 穀類 魚介類
一般
3
3.6
4
4.8
9
10.7
肉類 乳卵類 野菜・ 油脂・
海草 調味料
1
1.2
0
0.0
6
7.1
果物 菓子類 飲料
4
4.8
3
3.6
2
2.4
8
9.5
酒類
調理
食品
5
6.0
6
7.1
健康 食料品 合計
食品 その他
33
39.3
0
0.0
84
100.0
食品に関する相談を商品分類別にみると
「健康食品」
が 33 件と、
全体の 39.3%を占めています。
次いで
「魚介類」
が 9 件、
「飲料」
が 8 件と続いています。
※9・10月号は、
年報掲載のため、
クローズアップ・統計をお休みしましたが本号で4か月分の統計を掲載しています。
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