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あおもり市民100人委員広聴会意見の検討結果について(PDF
報告会資料1 平 成 2 6 年 度 第 6 回 あおもり市民100人委員広聴会 あおもり市民100人委員広聴会意見の 平成27年度当初予算(案)へ 反映した主な取組について 青 Aomori City 森 市 平成27年度当初予算(案)の全体像 一般会計当初予算額 約1,190億円 ※1 基金残高 市債残高 約37.6億円 約1,613億円 (26年度:約1,261億円) (26年度:約41.7億円) 前年比 約71億円減 前年比 約4.1億円減 予算規模は2年連続減 (26年度:約1,672億円) 前年比 約59億円減 ※残高は新市移行後 最少額 ※1 市債借り換え分 を除く Aomori City 1 あおもり市民100人委員広聴会開催案件 平成27年度当初予算編成を視野に入れ開催したものとして「市政への提案について」(2回) 及び「人口減少対策について」の計3回開催。 年度 回 第1回 開催月日 案 件 平成25年10月4日 広聴会の運営説明と委員自己紹介 第2回 平成25年10月30日 青森公立大学について H25 H26 検討結果の公表時期 平成26年6月公表済 第3回 平成26年1月21日 市政への提案について 平成27年2月 第4回 平成26年2月14日 市政への提案について 平成27年2月 第1回 平成26年4月23日 人口減少対策について 平成27年2月 第2回 平成26年7月25日 第3回 平成26年8月20日 本市の雪対策について (仮称)脱・原発依存社会の実現を目指す方針 ~青森市再生可能エネルギー戦略~(骨子案)について 平成27年2月 平成27年4月予定 第4回 平成26年10月20日 青森市高齢者福祉・介護保険事業計画について 平成27年4月予定 第5回 平成27年7月予定 平成27年1月19日 北海道新幹線開業に向けた取組について Aomori City 2 検討結果及び予算(案)への反映状況 青森市の平成27年度 の取組みについて 100人委員広聴会反映状況 「いただいた意見を検討素材として十分活用し、可能なものについては反映させる」 という考えのもと、各部局において意見総数462件を検討 検 討 結 果 ⇒ 継続対応 336件、新規対応 9件、対応(実施困難) 49件 実施段階検討(継続検討)17件、その他 51件 ○ 予算(案)への反映状況 (平成26年度3月補正 2事業を含む) 意見数 事業数 予算額 Aomori City 169件(反映率36.6%) 120事業(新規:12事業、拡充:23事業、継続:85事業) 約67億円 3 広聴会意見の当初予算(案)への反映した主な取組① 委員からの意見内容 ・青森市に移住、定住を求めている方に対しい ろいろな面で情報を提供して移住、定住を促進 することが必要。 (平成25年度 第3回:市政への提案について) ・空き店舗等を活用し、学生の活動拠点を作る ことで地域にとっても、学生の力を活用しやす い環境が生まれ、学生と地域住民との交流拠 点となる。 青森市の平成27年度 の取組みについて 100人委員広聴会反映状況 予算反映した事業 ・青森市移住相談・情報発信事業(4,573千円)【拡充】 (平成26年度3月補正) 移住情報に関するパンフレットや移住促進ポスターの作成のほか、県等との連 携による常設の移住相談ブースの 設置、都内での移住セミナーや移住相談会の開催など、本市への移住に関する 情報発信・相談体制を強化します。 ・まちなかフィールドスタディ支援事業(4,000千円)【新規】 中心市街地におけるにぎわい創出など、多様な活動を行うサークル等の学生 団体を対象に、活動経費の一部を支援します。 (平成25年度 第3回:市政への提案について) ・地域ぐるみの健康づくり支援事業(負担金)(10,000千円)【拡充】 ・市民の一人ひとりが健康意識を持てるように総 合的な住民運動を行うことが必要。健康づくりの リーダーの支援と育成が求められる。 (平成25年度 第3回:市政への提案について) 市民の平均寿命の改善と健康アップを図るため、保健・医療・地域の関係団体、学 校、企業、行政等により組織した「元気都市あおもり健康アップ推進会議」が活動母 体となり、健康づくりのための人材育成や職域及び地域における健康づくりの取組 等、市民総ぐるみの健康づくり運動を推進し、育成した人材や既存組織との連携に より、地域ぐるみの健康づくり活動の推進を図ります。 【拡充内容】 地域ぐるみの健康づくり活動の更なる活性化を図るため、支援の充実を図ります。 Aomori City 4 広聴会意見の当初予算(案)への反映した主な取組② 委員からの意見内容 青森市の平成27年度 の取組みについて 100人委員広聴会反映状況 予算反映した事業 ・新規就農総合支援事業(68,830千円)【拡充】 ・農林水産基盤の維持・保全として青森で一次産 業に従事してくれる人への補助・支援が必要。 (平成25年度 第3回:市政への提案について) 新規就農者の育成・確保、就農意欲の喚起と定着化を図るため、就農初期段 階の青年就農者の取組を支援します。 【拡充内容】 これまでの認定新規就農者の農地賃借に対する支援から、就農計画の達成に向けた就農 初期段階のステップアップに必要な取組経費の一部を支援します。 ・放課後児童対策事業(62,851千円)【拡充】 ・学校教育の充実として、放課後保育・教育の 更なる充実を図ってもらいたい。 (平成25年度 第4回:市政への提案について) ・働く世代にとって放課後の児童の居場所に係 る事業などはぜひ拡充継続してほしい。 (平成26年度 第1回:人口減少対策について) 就労等により保護者が日中家庭にいない小学生を対象に、家庭の代わり となる放課後の居場所を小学校内等に 確保し、児童の健全育成を図ります。 【拡充内容】 青森地区の全小学校区に拡大して開設するとともに、対象児童を小学3年生から小学6年生 までに拡充します。また、放課後児童支援員の処遇改善を図ります。 ・青森市放課後子ども教室推進事業(51,000千円)【拡充】 放課後子ども教室及び放課後子ども教室モデル事業の内容を見直し、小 学校内において全学年の児童を対象に、学習や読書等を実施する「自主活 動の場」と体験活動やスポーツ・文化活動、地域住民との交流事業を実施す る「体験・交流の場」を提供する「新たな放課後子ども教室」として、全ての小 学校(平成27年度は青森地区)に開設します。 【拡充内容】 実施校を8校から39校に拡充します。 Aomori City 5 あおもり市民100人委員広聴会意見の検討結果について 平 成 2 7 年 2 月 青 森 市 あおもり市民100人委員広聴会意見の検討結果について 平成25年度及び26年度に開催した広聴会のうち、予算編成を視野に入れ開催したものとして、「市政への提案について」(2回分)及び「人口減少対策 について」を案件とし、計3回開催。 「市政への提案について」及び「人口減少対策について」の検討結果(継続対応及び新規対応には、予算を要しない取組を含む)、並びに平成27年度 当初予算(案)に反映した事業数は、下表のとおり。 開催回 (開催年月日) 平成25年度 第3回 (H26.1.21) 平成25年度 第4回 (H26.2.14) 平成26年度 第1回 (H26.4.23) 案 件 検討結果 区 分 継続対応 新規対応(直接) 市政への提案について 新規対応(参考) ・市民と共に築く市民のための自立したまち ・健やかで心安らぎ人と人がつながり支え合うまち 対応(実施)困難 ・人々が集い活気にあふれ地域に根ざした産業が躍動する 実施段階検討(継続検討) まち その他 意見総数 継続対応 新規対応(直接) 市政への提案について 新規対応(参考) ・歴史と文化を受け継ぎ未来を創造する人を育むまち 対応(実施)困難 ・自然をまもり親しみ安全・安心で暮らしやすいまち ・空・海・陸の道で行き交う雪に強く住みよい美しいまち 実施段階検討(継続検討) その他 意見総数 継続対応 新規対応(直接) 新規対応(参考) 人口減少対策について 対応(実施)困難 実施段階検討(継続検討) その他 意見総数 継続対応 新規対応(直接) 新規対応(参考) 合 計 対応(実施)困難 実施段階検討(継続検討) その他 意見総数 意 見 数 反映意見総数 129 件 0 件 0 件 72 件 13 件 9 件 25 件 176 件 121 件 2 件 1 件 38 件 27 件 7 件 18 件 176 件 86 件 1 件 5 件 59 件 9 件 1 件 8 件 110 件 336 件 3 件 6 件 169 件 49 件 17 件 51 件 462 件 うち平成27年度当初予算(案)へ反映 事業数 予算額 事業区分 新規事業 10 事業 27,487 千円 拡充事業 13 事業 342,426 千円 継続事業 54 事業 3,973,419 千円 2 事業 10,720 千円 新規事業 (再掲 拡充事業 継続事業 5 事業 新規事業 42,364 千円 (再掲 拡充事業 継続事業 4事業) (再掲 13,672千円) 15 事業 1,068,201 千円 (再掲 10事業) (再掲 356,253千円) 24 事業 1,125,115 千円 (再掲 17事業) (再掲 1,084,869千円) 17 事業 新規事業 80,571 千円 (再掲 拡充事業 継続事業 再掲除く ※「うち平成27年度当初予算(案)へ反映」の事業数及び予算額には、平成26年度3月補正で計上した2事業分も含んでいる。 1 1事業) (再掲 10,675千円) 7 事業 521,188 千円 (再掲 2事業) (再掲 24,121千円) 31 事業 3,798,353 千円 (再掲 7事業) (再掲 2,688,530千円) 全体 5事業) (再掲 24,347千円) 35 事業 1,931,815 千円 (再掲 380,374千円) (再掲 12事業) 109 事業 8,896,887 千円 (再掲 24事業) (再掲 3,773,399千円) 120 事業 6,731,153 千円 目 次 ○表の見方 ・・・・・・・・・ 3 ○平成25年度 第3回 市政への提案について(平成26年1月21日開催) ・・・・・・・・・ 4∼59 ○平成25年度 第4回 市政への提案について(平成26年2月14日開催) ・・・・・・・・・ 60∼111 ○平成26年度 第1回 人口減少対策について(平成26年4月23日開催) ・・・・・・・・・ 112∼143 2 ≪表の見方(例)≫ 検討結果 ①継続対応、②新規対応(直接)、③新規対応(参考) ④対応(実施)困難、④実施段階検討(継続検討)、 ⑤その他 100人委員広聴会でいただいた意見の内容 平成25年度第3回あおもり市民100人委員広聴会案件:市政への提案について 意見分類 № 意見内容 第1章 市民と共に築く市民のための自立したまち 検討結果 左の内容・理由等 担当部局 担当課 市民政策部 企画課 検討結果の内容・理由等 青森市では2005年から2010年まで5年間で11,200人くらいの人口が減っ ている。その3年後の2013年11月の統計では歯止めがかかっているが、 2040年には青森県の人口は32パーセント減少する予測となっている。私 1 の知人には、地元への移住活動を行っている方もいるが、青森市として も、青森市に移住、定住を求めてる方に対して、いろいろな面で情報を 提供して、移住、定住を促進するという政策を市民を巻き込んで行うこ とが必要ではないかと思っている。 ①継続対応 本市では、県と県内市町村で構成される「あおもり移住・交流推進協議会」 への参画を通じて、「ふるさと暮らし情報センター・東京」に情報発信ブース を設置し、移住希望者への相談に対応するとともに、首都圏での移住セミナー の開催や全国の自治体が参加する移住フェアへの参加、市ホームページでの移 住に係る相談窓口や各種支援制度の紹介等の情報発信のほか、首都圏等の在住 者を地域おこし協力隊として委嘱し、本市へ移住の上、地域おこし活動に従事 してもらうなど、移住促進に取り組んでいます。 【青森市移住相談・情報発信事業・4,573千円】(平成26年度3月補正) 【青森市移住・定住応援事業・13,400千円】 平成27年度当初予算(案)へ反映した事務事業名・予算額 ①継続対応 … 意見を考慮又は参考とし、引き続き実施することとしたもの ②新規対応(直接) … 意見を直接反映して、新たに対応(新規・拡充)することとしたもの ②新規対応(参考) … 意見を直接反映していないが、意見を考慮又は参考にして、新たに対応(新規・拡充)することとしたもの ③対応(実施)困難 … 対応(実施)できないもの ④実施段階検討(継続検討) … 実施段階で検討する(継続検討する)もの ⑤その他 … 上記のどれにも該当しないもの 3 平成25年度第3回あおもり市民100人委員広聴会案件:市政への提案について 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 青森市では2005年から2010年まで5年間で11,200人くらいの人口が減っ ている。その3年後の2013年11月の統計では歯止めがかかっているが、 2040年には青森県の人口は32パーセント減少する予測となっている。私 1 の知人には、地元への移住活動を行っている方もいるが、青森市として ①継続対応 も、青森市に移住、定住を求めてる方に対して、いろいろな面で情報を 提供して、移住、定住を促進するという政策を市民を巻き込んで行うこ とが必要ではないかと思っている。 本市では、県と県内市町村で構成される「あおもり移住・交流推進協 議会」への参画を通じて、「ふるさと暮らし情報センター・東京」に情 報発信ブースを設置し、移住希望者への相談に対応するとともに、首都 圏での移住セミナーの開催や全国の自治体が参加する移住フェアへの参 加、市ホームページでの移住に係る相談窓口や各種支援制度の紹介等の 情報発信のほか、首都圏等の在住者を地域おこし協力隊として委嘱し、 本市へ移住の上、地域おこし活動に従事してもらうなど、移住促進に取 り組んでいます。 【青森市移住相談・情報発信事業・4,573千円】(平成26年度3月補正) 【青森市移住・定住応援事業・13,400千円】 市民政策部 企画課 行政サービスとあるが、一つに市役所という組織には政策を考えるプ ロが3,000人いるものの、私達市民に行政サービスを施してくれるかとい 2 ①継続対応 うこと。二つにプロとなるための人材育成。三つに市長のリーダーシッ プ。この三つが機能して、問題が解決すると思う。 『青森市人材育成基本方針』においては「市民の立場に立って柔軟に 対応できる職員」を求められる職員像の1つとして掲げ、「市民とともに 悩み、考え、行動し、市民から信頼される職員を目指しており、これを 実現するために、実際に市民の皆様にサービスを提供していく職員とし ての業務遂行能力の向上に努めているところです。その中でも特にマネ ジメント能力の向上を重視しており、ご意見にもありましたリーダー シップにつきましても、マネジメント活動の重要な要素であると認識し ており、今年度は市長、副市長及び部長級職員が参加してのマネジメン ト研修を実施したところです。 総務部 人事課 青森市役所庁舎建て替え問題について、議会が青森駅併設案を言って いるが、昨年5月の基本計画策定までには2年を要している。6月以降三度 3 の定例議会を経て今もなお、計画は宙に浮いており、この老朽化し、耐 ①継続対応 震性に乏しく、危険性がある現庁舎の建て替え、トップスピードで取り 組んでほしいと思う。 市役所庁舎の整備については、ここ約1年の間に行ってきた意見交換会 や意見公聴会、市議会での議論等を踏まえ、中心市街地活性化と新庁舎 の整備に関する考え方などを整理し、平成25年5月に策定した基本計画を 本年8月に改訂いたしました。 今後、平成24年5月に策定した基本方針や、この度改訂した基本計画に 従い、現本庁舎敷地に新庁舎を整備することとし、設計作業を進めてま いります。 本事業は、平成22年度に実施した耐震診断の結果や、平成23年3月11日 に発生した東日本大震災の教訓をも踏まえ、市の最優先事業として取り 組んできているところであり、新庁舎は、平成31年度中の供用開始を目 標としますが、可能な限り前倒しできるように検討してまいります。 【庁舎等耐震対策事業・129,183千円】 総務部 管財課 № 検討結果 第1章 市民と共に築く市民のための自立したまち 4 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 最近コンビニのマルチコピー機を使って、行政サービスが受けられる ようになったと聞いた。サービスに特化している自治体に住んでさえい 4 れば、住民基本台帳カードを使用して、住民票の取得や各種証明書を取 ⑥その他 得できるそうである。青森市もこのサービスに参加すればもっと行政 サービスを利用しやすくなると思う。 住民票や各種証明書のコンビニ交付については、平成28年1月から始ま る社会保障・税番号制度により交付される個人番号カードの活用の検討 の中で、費用対効果の検証や、利用環境の変化等、総合的な観点で検討 してまいります。 総務部 情報政策課 青森市ホームページには昨年9月に地域コミュニティガイドライン審議 会が開催されたとのことで議事録などが載っている。地域コミュニティ の広さはどの程度を指すのか、地域によって歴史なども異なっているの 5 ⑥その他 であろうが、コミュニティは小さい単位で考えるべきではないかと思っ ている。また、意見を述べているかたが町(内)会や連合会の年配の方の ようで、新しい前向きな意見が発表されていないと感じた。 ご意見の審議会は平成24年度で終了し、審議会意見書をもとに平成25 年5月に青森市地域コミュニティ・ガイドラインを策定しております。 市民生活部 市民協働 推進課 市民政策部 政策推進課 市民政策部 教育委員会 事務局 政策推進課 社会教育課 № 検討結果 青森市のコミュニティ施設配置見直し基本方針についての意見募集を されているが、配置見直しだけではなく、コミュニティ施設を情報収集 6 や情報発信機能に変えていくための将来像を考えたほうがいいと思う。 ①継続対応 また、その検討は町(内)会や連合会ではなく、若い専門家で行ってい くべきである。 コミュニティ施設の配置見直しと同時に地域コミュニティセンターと しての役割を見直すべきだと思う。現在の公民館・組織・事業内容・将 来構想から施設配置見直しをすることが必要である。コミュニティ施設 が地域コミュニティセンターとして情報収集・発信ができる組織に変革 7 ①継続対応 することそのための新しい情報を収集できる審議会メンバーの選出によ る審議会・組織会の編成を立ち上げることを提案したい。他施設(県 内・県外)事業活動参考にするための状況収集、例えば八戸市のホーム ページに事例報告がされており、おおいにマネをすべきだと考える。 市では平成26年3月に「青森市コミュニティ施設配置見直し基本方針」 を策定し、具体的なコミュニティ施設の配置見直しについては、概ね地 域の皆さんの合意が得られ、実現可能となったコミュニティ施設から段 階的に配置見直しを実施することとしております。 いただいたご意見については、今後、関連する取組を進める中で参考 としてまいります。 5 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 ご意見は、意見公聴会に関することかと思われますが、市役所庁舎の 整備については、当時、庁舎整備の設計プロポーザルに係る条例案が継 続審査となっており、市役所庁舎やまちづくりについて市議会には様々 なご意見があったことから、庁舎整備やまちづくりに関する専門家をお 招きしての講演及び質疑応答等を通じて、青森市役所庁舎の設置場所等 の判断の参考に資するために開催したものです。 市役所庁舎の整備については、この意見公聴会のみならず、ここ約1年 の間に行ってきた意見交換会や市議会での議論等を踏まえ、中心市街地 活性化と新庁舎の整備に関する考え方などを整理し、平成25年5月に策定 した基本計画を本年8月に改訂いたしました。 今後、平成24年5月に策定した基本方針や、この度改訂した基本計画に 従い、現本庁舎敷地に新庁舎を整備することとし、設計作業を進めて参 りますのでご理解ください。 総務部 管財課 地域コミュニティの活性化は町(内)会の会合が重視されると思う。し 9 かしながら、会合には公務員の方々の出席はほとんどない。結果として ⑥その他 男性も女性も年配の方がやっているという実態である。 町(内)会の代表や役員を務める職員もおりますが、さらに地域活動・ 市民活動に職員が参加するきっかけとなるよう、町(内)会やボランティ ア活動等に関するアンケート調査を実施し、どのような活動に参加して いるのか、また、良かった点、困っている点などを紹介しているほか、 市民活動団体の活動内容などを定期的に情報提供しています。 また、町(内)会からの要請に応じて、関係する課の職員が出席し、適 宜必要な情報を提供しているところです。 市民生活部 市民協働 推進課 市長命令で、公務員の方々に町(内)会活動に必ず出席するようにお願 いしたい。公務員の方々はいろいろな情報を持っているので、それを町 ④対応(実 10 (内)会に還元するというやり方がいいのではないかと思う。警察官や自 施)困難 衛隊のかたも来ないが相当数いるはずである。市民と共に築くというこ とが欠けているのではないかと思っている。 職員が町(内)会における活動に参加することは、市民の一人として 参加する活動であり、公務外での活動ととらえています。 しかしながら、市職員が新たな公共の担い手として地域での活動やボ ランティア活動に参加することは意義のあることと考えており、「青森 市人材育成基本方針」の中でも、「求められる職員の姿」のひとつとし て「時代の動きを敏感にとらえ、市民の立場に立って柔軟に対応できる 職員」を掲げ、「自らも市民の一人であること、地域の住民であること を自覚し、進んで市民団体等の活動や地域活動などに参加する」ことを その一例として記載し、意識啓発に努めています。 総務部 人事課 市役所をどこに建てるかという問題については、私は今の場所でいい と思う。中央一丁目は国道沿いでもあり、市役所のための町名ではない 11 ①継続対応 かと思う。市役所が中央一丁目にあることによって、東西南北の市民が 利用しやすいと思っている。 市役所庁舎の整備については、ここ約1年の間に行ってきた意見交換会 や意見公聴会、市議会での議論等を踏まえ、中心市街地活性化と新庁舎 の整備に関する考え方などを整理し、平成25年5月に策定した基本計画を 本年8月に改訂いたしました。 今後、平成24年5月に策定した基本方針や、この度改訂した基本計画に 従い、現本庁舎敷地に新庁舎を整備することとし、設計作業を進めてま いります。 【庁舎等耐震対策事業・129,183千円】 総務部 管財課 № 8 検討結果 市役所庁舎の問題については、隈先生の意見が一番いいかなと思った ⑥その他 が、もっと専門家の意見も広く集めたら良いのではないかと思う。 6 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 首都圏から青森に引っ越してきたが、自分の地区では町(内)会長も副 会長も80代であり、回覧板なども回ってこない。側溝の整備について 12 ①継続対応 も、壊れていても直していない状況があるほか、町(内)会費も何に使っ ているのか分からない状況である。 市では、職員による道路パトロールにより市内全域の道路の状況把握 に努めているほか、各町会からの要望に基づき現況調査を実施し、緊急 性等を考慮したうえで側溝整備を行っております。今後ともパトロール や町会要望などをもとに、市内全域の状況を踏まえながら、整備を進め てまいりたいと考えております。 【道路整備事業・205,258千円】 都市整備部 道路維持課 ボランティアに参加しているが、どこで誰が何をしているのかを少し でも行政の方から情報をいただけるのであれば、もっと活動が広がるの にと思うことがある。 13 個々のNPOや市民団体は情報がないため、活動範囲が狭く、十分な活動 ①継続対応 ができない。市はいろいろな情報を持っているので、そのような活動を している人たちの窓口になって、その点についてはこういう活動してる 人達がいるなどを教えてやるなど、情報開示することを考えてほしい。 NPO法人、ボランティア団体等の市民活動団体に関しては、毎年、活動 の情報を提供いただき、市のホームページに掲載しています。問合せに 応じて団体を紹介することも可能ですので、お気軽にご相談ください。 【市民協働推進事業・538千円】 市民生活部 市民協働 推進課 青森市の政策の形成に市民が参加することや、地域コミュニティ活性 化のためには20代、30代の若い力が必要不可欠であり、最大限に発揮で きるよう、地域活動への積極的な参加を促すということを提案する。い きなり市政では規模が大きいので、まずは町(内)会の役員に20代、30代 14 の若い人を置くなど、町(内)会の活動などに若い人達のグループ作りに ①継続対応 取り組むという形を作る。皆で考えて意見を出す、話し合う、解決する というプロセスを組み立てる必要があり、何回も繰り返すことで、社会 に目が向き、今度は青森市全体が見えてきて、将来的に市民の自立した 街ができてくると思う。 市では、地域コミュニティ活性化のため、町(内)会が自ら企画し運営 するコミュニティ活性化事業への補助を行っているほか、町(内)会や市 民活動団体への参加促進や、担い手のスキルアップを図るためのシンポ ジウム、セミナーを実施しているところであり、引き続き市民の地域活 動参加を促していきたいと考えております。 【地域コミュニティ活性化支援事業・79,079千円】 【市民協働推進事業・538千円】 市民生活部 市民協働 推進課 市庁舎の建て替え場所は、現在地がベターだと思う。各県庁所在地に おいても繁華街と役所の建物とは別のところにあり、それを繋げる工夫 をしている。青森市は災害に強い街づくりをしているが、海の近くに建 15 ①継続対応 設すると液状化現象が起こる地域であり、地震があるとかたむいてしま う。新町に建設すれば新町が良くなり、街が活性化するという考えは単 純で、工夫が足りないと思う。 本市の中心市街地は東西方向に長いことから中心市街地地区全体の回 遊性向上が課題となっています。 市役所本庁舎は、昭和22年から七十年近くに渡って現在地にあり、自 動車・バスによるアクセス性が優れているほか、中心市街地に隣接して いることから、中心市街地活性化基本計画区域(以下「区域」とい う。)内外の官公庁施設等との「つなぎの役割」を担い、区域東側の活 性化の一端を担ってきたと考えています。 そこで、区域内の西側に位置する青森駅周辺が「人の賑わいの創出」 の役割を担うのに対し、現本庁舎敷地に、人が集まり、「人の賑わいの 場」になり得る新庁舎を整備することで、引き続き市役所庁舎が「つな ぎの役割」を担い、区域東側の活性化に寄与することにより、本市の中 心市街地全体の活性化に貢献できるものと考えております。 【庁舎等耐震対策事業・129,183千円】 総務部 管財課 № 検討結果 7 № 意見分類 意見内容 検討結果 公共建築物を建てるときには、一般市民の目線に立つことも必要であ 16 り、企画段階から市民に入ってもらって、一緒に参画して作っていくと ⑥その他 いう考え方を持っていただきたい。 17 左の内容・理由等 担当部局 担当課 市役所庁舎の整備については、平成24年5月に「現本庁舎敷地に2期に 分けて整備する」ことを主な内容とする『青森市役所庁舎整備基本方 針』を、平成25年5月に基本方針に基づき設計の指針となる『青森市役所 庁舎整備基本計画』を策定しました。 その後、ここ約1年の間に行ってきた意見交換会や意見公聴会、市議会 での議論等を踏まえ、中心市街地活性化と新庁舎の整備に関する考え方 などを整理し、本年8月に基本計画を改訂いたしました。 これらの策定及び改訂に当たっては、広報あおもりや市民と市長のな んでもトーク、市民意識調査など、機会を捉えて市民の皆様に情報提供 しながら、ご意見を伺い、お寄せいただきましたご意見を参考として検 討してまいりました。 今後、基本方針やこの度改訂した基本計画に従い、設計作業を進める こととしており、設計の段階においてもこれまで同様、市民の皆様のご 意見を伺いながら進めてまいります。 総務部 管財課 市では政策形成に当たっては、積極的な情報提供に努めるとともに、 市民の皆様からいただいたご意見等を施策・事業に反映させていくこと が重要と認識しており、広くご意見をいただくため広聴事業の充実を 図ってきたところです。今後においても「あおもり市民100人委員広聴 会」等を通じ、市民の皆様のご意見を聞きながら「市民と共につくる 市民のための市政」の実現を図っていきたいと考えています。 市民政策部 広報広聴課 市では平成26年3月に「青森市コミュニティ施設配置見直し基本方針」 を策定し、将来の人口規模や人口構造、財政規模などを見据え、施設数 及び施設面積を増加させる新規整備を原則として行いませんが、コミュ ニティ施設を新規整備する場合は、新規整備する施設の延床面積以上に コミュニティ施設の廃止・統合を行い施設総量の縮減を図るとともに、 可能な範囲で施設の空白地域の解消に向けた施設配置の適正化を図って いくこととしております。 セントラルパークへの市民センターの建設についても、青森市コミュ ニティ施設配置見直し基本方針との整合を図りながら検討してまいりま す。 市民政策部 教育委員会 事務局 政策推進課 中央市民 センター 市民参加の政策の形成として、100人委員広聴会は継続して実施してい ①継続対応 ただきたい。 昨年10月より、「あおもり市民100人委員広聴会」に、委員として参加 し、市政全般に関して意見や提案等を発表できる絶好の機会であり、大 変魅力的な会だと思っている。決定や議論の場ではなくても、市民参 18 ①継続対応 加、参画という自分たちの住むまちづくりという積極的で前向きな取組 が市政に反映されていくことを考えると、とても有意義でユニークな活 動なので、今後もしばらく継続してほしいと思う。 市内各所に市民センターがあるが、世帯数の急激に増加している南部 19 地区、奥野、浜田周辺には何もないので、セントラルパークに市民セン ①継続対応 ターを設立してほしい。 8 № 意見分類 意見内容 検討結果 現在、青森市内に支所があるが、職員が市民一人ひとりに丁寧に対応 20 されているとはいえないのではないか。職員一人ひとり市民の立場で対 ①継続対応 応することがあってもよいのではないか。 21 地域公民館の施設拡充と整備の早期実現化。 左の内容・理由等 担当部局 担当課 本市では「青森市人材育成基本方針」の中で、「求められる職員の 姿」の一つとして、「時代の動きを敏感にとらえ、市民の立場に立って 柔軟に対応できる職員」を掲げており、これに基づき職員研修として接 遇研修を実施しているところです。今後においても接遇向上の取組は継 続していきたいと考えています。 総務部 人事課 市では平成26年3月に「青森市コミュニティ施設配置見直し基本方針」 を策定し、将来の人口規模や人口構造、財政規模などを見据え、施設数 及び施設面積を増加させる新規整備を原則として行いませんが、コミュ ニティ施設を新規整備する場合は、新規整備する施設の延床面積以上に コミュニティ施設の廃止・統合を行い施設総量の縮減を図るとともに、 可能な範囲で施設の空白地域の解消に向けた施設配置の適正化を図って いくこととしております。 市民政策部 教育委員会 事務局 政策推進課 社会教育課 本市では、長期的・総合的な視点から効果的・戦略的なまちづくりを 展開していくため、市民や団体などのまちづくりの主体と議会、行政が 協働により目指す共通の目標である「青森市新総合計画」に掲げた将来 都市像『水と緑と人が共生し 地域の絆で築く 市民主役の元気都市・ あおもり』の実現に向け、計画の着実な推進に取り組んでいます。 市民政策部 企画課 ①継続対応 長野県は長寿であるが、とにかく公民館の数が非常に多いとのことで ある。公民館の施設は必要だと思う。沖館、西部、古川、中央、東部、 油川、戸山の市民センターは大きいが、それ以外は古い昔の集会場のよ 22 ①継続対応 うな感じであるので、新たに公民館を整備していただきたい。そこで料 理や体操や学習やいろいろな町から先生を呼んできて、大人も子どもも まず勉強し、生涯学習することにお金をかけるべきであると思う。 地方分権が進むと、地域が独自に政策を考えていくことが肝要であ る。 1 地域を自覚することができるような 23 2 地域を楽しむことができるような ①継続対応 3 変化に対応していけるような 4 地域をどうするのか、地域で何をしていくのか(物づくり、地域づく り、生活づくり)というようなニーズを持つ市民参加が必要である。 9 № 24 意見分類 意見内容 検討結果 左の内容・理由等 担当部局 担当課 総務部 人事課 ⑤実施段階検 行政サービスは、市民センターや支所だけではなく、郵便局、銀行、 討(継続検 コンビニ、小・中学校など、もっと身近でも利用できると助かる。 討) 新庁舎整備に合わせたサテライト窓口の設置や住民票の写し等のコン ビニ等での交付など、市民の利便性向上を考えた質の高い行政サービス 出先、市の施設で各種証明ほか、手続の受付ができるようにすればよ の提供を図っていくため総合的に検討してまいりたいと考えています。 いと思う。駅、商業施設に自動発行機を設置する、人を配置する等、市 ⑤実施段階検 民が多く集まる所に出向いていくことではないか。ネットワークを整備 25 討(継続検 して、曜日や日を決めて定期的に出張所を開設し、足を運ばせるのでは 討) なくどんどん出向く。費用対効果の問題があると思うが、全職員に市民 に直接接する機会を整えると市民と職員との関係も改善されると思う。 「(仮称)絆づくり支援課(窓口)」の設置を希望する。青森市には 社会問題や環境問題などに取り組みながら、小グループや同好会以上に 発展させることができず、自然消滅している団体もあると思う。希望す 26 ⑥その他 る課(窓口)は、市民活動を活性化させることを目的に、行政で持って いる各組織やグループなどの情報を開示し、活性化の仲介役を担うよう にしていただきたい。 市民生活部市民協働推進課において、市民活動団体への支援活動を実 施しています。 総務部 人事課 「すぐやる課」を新設していただきたい。近くの建物が取り壊された ときに白煙をあげて作業をしており、危なかったので市に電話したが3時 間も遅れてから来たことがある。現在は、市役所に電話しても交換台が 27 内容を確認し、担当部課へ繋ぐのが今のやり方である。そのため市民は ⑥その他 交換に対して一度、担当部課に再度説明する必要がある。このように回 りくどいことを避けるためホットラインで直接「すぐやる課」に繋がる ことが市民への行政サービスでもあると思う。 本市では、市民の相談や市政への要望などに速やかに対応するととも に、相談内容を市政に反映させるため、専任相談員による「市民なんで も相談」を実施して対応しているところです。 総務部 人事課 市民参加・参画による市政の形成として 1 自分自身意見は言わないと伝わらないと思っているので、現在の web、意見箱、100人委員広聴会、市長の出前広聴会等の市側の手段で十 分と思う。 28 ①継続対応 2 自分の意見を言わずに文句ばかりの人は放って置いていいと思ってい る。 3 寄せられた意見を真摯に捉え、結果を市民に広報等で正しく伝えてい く方に力を注いでいくことが大事だと思う。 市では、市役所各庁舎などに専用の投書箱(市長への手紙)を設置す るとともに、市ホームページにもご意見送信フォームを設け、市民の皆 様からのご意見などを募集しております。 また、小学校区ごとに地域の課題などについて、市長が直接意見をお 聞きする「市民と市長のなんでもトーク」や、市の重要な政策について ご意見をいただく「あおもり市民100人委員広聴会」のほか、毎年度、延 べ10,000人の市民を対象に、市の取組全般に対してニーズや満足度を把 握するため市民意識調査を実施するなど、広聴事業の充実に努めており ます。 いただいたご意見は、検討したうえで、実施可能なものについては予 算や各種計画などに反映するなど、市政運営の参考とさせていただいて おり、市ホームページや冊子などで公表しております。 市民政策部 広報広聴課 10 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 町(内)会を考えてみるとお年寄りの集まりとなってしまっている感が ある。共同住宅(マンション)などはそれ自体が1つの町内会のようなも のだと思う。私も共同住宅に住んでいるが、町(内)会に入る利点義務が 見いだせない。ゴミ収集、除雪は自費で行っており、管理会社と契約し ていて住居内外の清掃等も自費で行っている。共同住宅は1つの町(内) 29 ⑥その他 会として扱ってもいいのではないかと思う。既存の町(内)会から加入の 催促があるが、お年寄りの宴会費を払うようなことになる感があり加入 したくない。地域との交流という意味では、お知らせ頂ければ行事に参 加することは問題ないと思うが、町(内)会加入のメリットはないと思 う。 マンション管理組合を単位として町会を形成している地区もありま す。 町(内)会の役割としてはごみ収集場所の設置・管理のみならず、自主 防災組織の設置や訓練、子どもの登下校の見守りといった安全・安心な 地域づくり、緑化活動、会員の親睦・融和を図るなどさまざまな活動を 行っており、任意の組織ではありますが、地域を支える重要な団体で す。 市民生活部 市民協働 推進課 市民参加、参画については100人委員広聴会が良い例で、以前の市政に 比べ市民の意向を取り入れようとする姿勢がみられ評価できる。それが 30 ①継続対応 政策に反映されているかは別としても医療・福祉・介護の視点では現市 政では大きく変化していると感じる。 市では「市民と共につくる 市民のための市政」の考え方の下、政策 形成に当っては積極的な情報提供に努めるとともに、市民の皆様からい ただいたご意見等を施策・事業に反映させていくことが重要と認識して おり、広聴事業の充実を図ってきたところです。 「あおもり市民100人委員広聴会」でいただいたご意見は、検討したう えで、実施可能なものについては予算や各種計画などに反映するなど、 市政運営の参考とさせていただいております。 今後においても、広聴事業の充実を図り、ご意見を提出しやすい環境 づくりに努めるとともに、より多くの皆様が市政に参画できるよう努め てまいります。 市民政策課 広報広聴課 コミュニティの活性化については、横のつながりの希薄化が進んでい るように感じる。地域の保育園や小学校、中学校区でもっと独立した自 主的な取組が継続的に開催されるよう市側も十分に広報や支援を行って 31 ①継続対応 ほしい。包括支援センターなど高齢者分野では制度化され認識はされて きているが、若者や子を抱える親に対する支援など、若者をいかに定着 させられるかにより若者のつながりもできてくるのではないか。 地域の住民や団体が連携・協働し、市民参加によるまちづくりを進め るコミュニティづくりのため、市では青森市地域コミュニティ・ガイド ラインを策定し、地区連合町会区域ごとのまちづくり協議会の設立や運 営を支援しており、その活動については広報あおもりや市のホームペー ジで紹介しています。 子育て支援については、子ども支援センター等での子育てに関する相 談・情報提供のほか、保育・幼児教育の提供、保育料におけるみなし寡 婦の適用など子育ての経済的負担の軽減などを行っています。保護者の 多様な就労形態に対応した保育サービスを実施しているほか、ファミ リーサポートセンター、つどいの広場などの地域の子育て支援にも取り 組んでおります。 また、長期的・総合的な視点から効果的・戦略的なまちづくりを展開 していくため、市民や団体などのまちづくりの主体と議会、行政が協働 により目指す共通の目標である「青森市新総合計画」に掲げた将来都市 像『水と緑と人が共生し 地域の絆で築く 市民主役の元気都市・あお もり』の実現に向けて取り組んでいるところであり、本計画の着実な推 進を通じて、子どもから高齢者までが安心して住み続けることのでき る、魅力あるまちづくりに取り組んでいます。 【まちづくり構想推進事業・6,903千円】 市民生活部 健康福祉部 市民政策部 市民協働 推進課 子ども しあわせ課 企画課 № 検討結果 11 意見分類 意見内容 担当部局 担当課 本市では、広報あおもりを毎戸配布しているほか、市ホームページに も掲載しておりますことから、スマートフォンのアプリケーションを活 「市政だより」を読んでいるが、紙面だけでなく若い世代にも広げる 用した情報発信については、広報紙掲載以外の視点で必要性を検討して ⑤実施段階検 ため、スマホのアプリ等で情報発信してはどうか。Facebookは拝見して まいります。 32 討(継続検 いるが更新が少ないので、どんどん情報は発信してもらえたら嬉しい。 また、本市が運用している青森市公式フェイスブックページ「あおも 討) イベントについては、前日ではなく1週間以上前にも発信するなど。 り mori mori チャンネル」は、原則、月曜日から金曜日までの毎日(祝 日及び年末年始を除く。)、情報を発信しておりますが、イベント情報 の発信方法については、ご意見を参考に工夫してまいります。 市民政策部 広報広聴課 地域コミュニティ活性化のために学校の余裕教室等を地域コミュニ ティルームとして活用する。生徒、児童数の減少により学校では余裕教 室が出ている。現在、各学校では余裕教室をPTA室として開放している が、PTA対象の開放を地域へ広げることで学校が地域コミュニティの拠点 となり得る。(市内では古川小学校と古川市民センター、全国的には秋 津コミュニティ) なお、その際に学校に負担はかけないことに留意する必要はある。 33 ・ 閉校時には他の教室へは行けないように開閉式のシャッターを付け ①継続対応 コミュニティルームへの出入口を独立させると学校の管理上も問題な い。 ・ 常駐の管理者を置かない。(利用者による自主、自律、自主管理) 人件費もかからない。 ・ 自主管理の内容は運営委員による鍵の貸し出し、利用サークル全員 による清掃、利用の申請や許可書の発行。 ・ 部屋へはチラシ等も置く。 本市では、地域住民のスポーツ・レクリエーション及び社会教育活動 のため、学校教育に支障のない範囲において体育館や校庭を始め、特別 教室(家庭科室、音楽室、会議室)など開放できる施設を校長が定め、 各学校施設開放運営委員会が「学校施設開放利用細則」に基づき運営し ているほか、学校長の判断により地域住民のニーズに応じ学校施設を開 放しているところです。 施設の開放に当たっては、安全管理上から施錠が可能な体育館を除 き、職員常駐のもとご利用いただいているところです。 市といたしましては、今後も地域住民が気軽に学べる環境づくりと地 域に開かれた学校づくりに引き続き取り組んでまいります。 教育委員会 事務局 社会教育課 市政の鍵は「町(内)会」にある。市で積極的に介入しようとしない弱 ①継続対応 腰の現状を打破してほしい。現状では町(内)会不要である。 市では、町(内)会を大事な協働パートナーと位置づけており、対等な 関係にあります。そのため、町(内)会が実施する活動に対しさまざまな 助成制度で支援しているほか、町(内)会の役割や活動を市民ガイドブッ クや広報あおもりでの紹介、活動参加者を増やしていくためのシンポジ ウムやセミナーの開催、活動事例集の発行・ホームページへの掲載と いった支援を行っております。 市民生活部 市民協働 推進課 市民と共に築く市民のための自立したまちを形成するには、地域格差 解消・是正にある。 市民参加・参画による政策の形成として、過去に同じような事案で市 民からの意見聴取があったが、何か結論を得たのか。その際に使う語に 「協働」があるが、市民が責任を持てないので、この語は行政の怠慢で 35 ある。 ①継続対応 住んでいる地域を愛しく、住みやすい、住みたいことは必然である が、人口流出の要因は、現在自分が生まれた地域に「価値観」を見いだ せないからである。地域コミュニティを支えてきた共同体の核である学 校が地域から消えており、高齢者率の高い地域の活性化は若い世代が 戻ってくる環境である。 本市では、これまでも人口減少・少子高齢化社会への対応について、 産業・雇用、福祉、教育、文化、都市基盤など市民生活におけるあらゆ る分野を通じた取組を推進しています。 更に、急速な人口減少・少子高齢化の進展をはじめ、国の経済政策な ど、本市の将来に大きな影響を与えるような環境変化に的確に対応する ため、昨年8月に新たに「青森市成長戦略本部」を設置し、「人口減 少・少子高齢化の進展が本市に与える影響・課題と対応の方向性」を テーマに調査・研究を進めるなど、総合的な取組を進めています。 市民政策部 企画課 № 34 検討結果 左の内容・理由等 12 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 「誰もが行政サービスを利用しやすい環境づくり」という行政として 「やって当たり前のこと」を課題とすることを疑う。これも行政の怠 36 慢。現実にできていないと行政が認めたということ。事実、中心地域以 ⑥その他 外では受けにくい。青森市コンパクトシティ構想が破綻していると感じ るのは私一人ではない。 市民ニーズや環境変化などに対応しながら常に市民の利便性向上を考 えた質の高い行政サービス提供機能の充実を図っていくことは必要なこ とと考えており、新庁舎整備に合わせたサテライト窓口の設置や住民票 の写し等のコンビニ等での交付などを検討してまいりたいと考えており ます。 総務部 人事課 「広報あおもり」の記載方法と四コマ漫画の採用を提案する。市民が 今以上に市政に興味をもち、問題意識をもってもらうために、「広報あ おもり」や市のホームページをより多くの市民(子どもから老人まで) に楽しく喜んでもらい、理解してもらうことが大事である。よって、一 つは「広報あおもり」のレイアウトで、内容コーナーをページ毎に同サ ④対応(実 37 イズで内容コーナー毎に別々の表示(さし絵等)をし、わかりやすくす 施)困難 る。今のレイアウトでは、どこに何があるか、よく分からないように思 う。また、 四コマ漫画を採用する。その時の注目することを四コマ で、分かりやすく、面白く簡単にまとめ、子供とともに楽しめる、交流 できるものにする。 広報あおもりは、内容に応じてコーナーに分けて掲載しており、 表 紙に各コーナーの掲載ページや主な内容を記載するほか、ページの上部 にコーナー名を記載し、読者が探しやすいように工夫しています。ご提 案のコーナーごとのページタイトルも含め、今後もより分かりやすいレ イアウトとなるよう工夫してまいります。 編集に当たりましては、市が抱える課題や制度の周知等について、誰 もが理解できるように、簡潔な文章で、写真や表・図を使って分かりや すい記事としています。また、「青森タイムトラベル」や「め∼ど∼in 青森」といった読み物として楽しめる記事や、市民自らが主体的にまち づくりに取り組んでいる活動内容の様子を紹介する記事など、親しみや すく分かりやすい紙面づくりに努めています。 上記のような広報づくりに重点を置いていることから、ご意見にあり ました「四コマ漫画」といった企画については、現在のところ採用は考 えておりません。 市民政策部 広報広聴課 市職員は積極的に情報公開に取り組むこと。鹿内市長は「市民と行政 の連携・協働によるまちづくりを進めるために、市民との情報共有に向 けて、意思形成過程からの積極的な情報提供・情報公開を行います」と 言っているが、実態は市長の公約と違う。「過去・現在の予算に関する 情報を公開すると、市民に翌年度の予算が分かられる恐れがあるから不 38 ①継続対応 開示」「行政情報なかんずく予算に関する情報は難解なので市民が誤解 する恐れがあり不開示」「業務繁多につき期間延長」(私の実例では約3 年期間延長されました。)等々であり、意地悪をしているのではないか と思う程「情報不開示」である。行政文書は原則開示の原点にたち積極 的・真摯に情報公開に取り組んでほしい。 情報公開制度の趣旨は、市民の市政参加を一層促進し、もって公正な 市政の確保と市政に対する市民の信頼の増進に寄与することであり、本 市では、この趣旨に沿って、情報公開条例等の規定に基づき、請求者の 権利を十分尊重し、情報公開の総合的な推進に努めてまいります。 総務部 財務部 総務課 財政課 № 検討結果 13 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 市内の町(内)会の統廃合を進めて区割りをし、区割りされた地域に行 政の担当職員を配置して、担当職員を通して集まった地域の諸問題を精 査し、公平を持って政策の形成に生かす社会基盤に作り変える。少子高 齢化社会は行政と地域住民との信頼関係が大事で、地域に行政が身近に なることによって互いの情報の刷り合わせができ、問題点を速やかに解 決できるように自立ある地域社会を構築する。 市内にある町(内)会の統廃合を行政主導で進めて、崩壊寸前の地域の 39 交わりを阻止すると共に、市民の参加・参画によって政策の形成を行い ①継続対応 ながら、一人ひとりが活発に生き甲斐を持って支え合えるユニバーサル 社会へ向かって努力してもらいたい。 行政は町(内)会の活動費(町会費を含む)の一部に補助金(高齢者の 生き甲斐対策費や地域活性化対策費)を拠出し、活動がしやすいように 区割りで組織編成をさせて区域ごとに職員を配置し、地域や行政の情報 を職員を通じて相互に交わせるように、新たな社会基盤に作り替える必 要を感じる。 市では、町(内)会を大事な協働パートナーと位置づけており、対等な 関係にあります。そのため、地域コミュニティ活性化を目的に町(内)会 が自ら企画し運営するコミュニティ活性化事業への補助を行っているほ か、町(内)会や市民活動団体への参加促進や担い手のスキルアップを図 るためのシンポジウム、セミナーを実施しているところであり、引続き 市民の地域活動参加を促していきたいと考えております。また、町(内) 会からの要請に応じて、関係する課の職員が出席し、適宜必要な情報を 提供しているところです。 【地域コミュニティ活性化支援事業・79,079千円】 【市民協働推進事業・538千円】 市民生活部 市民協働 推進課 広聴会とは別により多くの市民の声を集められるような機会を提供す ①継続対応 る。 市では、市民の皆様が気軽にご意見などを提出できるよう市役所各庁 舎などに専用の投書箱(市長への手紙)を設置するとともに、市ホーム ページにもご意見送信フォームを設け、市民の皆様からのご意見などを 募集しております。 また、小学校区ごとに地域の課題などについて、市長が直接意見をお 聞きする「市民と市長のなんでもトーク」や、毎年度、延べ10,000人の 市民を対象に、市の取組全般に対してニーズや満足度を把握するため市 民意識調査を実施しております。 今後におきましても、広聴事業の充実を図り、ご意見を提出しやすい 環境づくりに努めるとともに、より多くの市民の皆様が市政に参画でき るよう努めてまいります。 市民政策部 広報広聴課 除排雪の徹底(地区によって、除排雪の程度が大きく異なっているた ①継続対応 め) 市では、除排雪作業の仕上がり等のばらつきを解消するため、平成24 年度から市の指令により出動することを原則としております。また、除 排雪作業については、各業者の除排雪の問題点を明らかにし、業者自ら が取り組むべき課題を認識することにより、除排雪作業水準、技術力の より一層の向上と均一性の確保を目的に除排雪業務評価制度を実施して おります。 これらの取組により除排雪の仕上がりの向上に努めております。 【除排雪対策事業・2,349,603千円】 都市整備部 道路維持課 市では、市民の健康づくりのために、市民センターや地域の福祉館等 を活用しながら、保健師・栄養士による健康講座をこれまでも開催してま いりました。また、受講される方の要望に合わせ土日の開催も行ってい るところです。 今後におきましても地域のニーズに応じ、内容の充実とともにテー マ、開催期日、開催場所においても、充実を図ってまいります。 【壮年期健康教育事業・530千円】 健康福祉部 健康づくり 推進課 № 40 41 42 健康寿命を伸ばすための勉強会を土日に小学校等を利用しての開催 検討結果 ①継続対応 14 意見分類 意見内容 担当部局 担当課 経済部 商工業政策課 あおもり産品 販売促進課 商店街振興課 ①継続対応 本市には、地域の農業者らが運営する産地直売所が12か所設置され、 新鮮で安全な農産物が提供されており、市でも市民の皆様にこれら産地 直売所の活動を広く周知するための広報活動を実施しております。さら に近年は、市内のスーパー等にも産直コーナーが設置されてきているほ か、民間企業の直売所もあるなど、地元農産物を定期的に購入できる環 境が整備されてきております。 また、地元農産物の地産地消の推進及び生産者の所得向上並びにまち の賑わいの創出を図るため、民間による産直市の開催支援を行っている ほか、農林水産物や加工品などを紹介・販売するイベントなどにも参画 しているところです。 【あおもり産品販売促進事業・27,751千円】 【物産振興事業・3,920千円】 経済部 あおもり産品 販売促進課 特産品の開発として、三内丸山栗を品種登録して、青森市の特産品と 45 したらどうかと思う。三内地区にある山栗だと思うので、市で品種登録 ①継続対応 をして三内山栗ということで売り出したらどうかと思う。 品種登録にあたっては、研究・データ収集が必要となり、特産品とし て登録する環境が揃っていないことから、当面登録をする予定はありま せんが、販路を見つけたい生産者や、栗を使用した商品を開発したい事 業者向けに、専門のコーディネーターによる相談窓口を設けております ので、ご活用いただきたいと思います。 【あおもり産品販売促進事業・27,751千円】 経済部 あおもり産品 販売促進課 № 検討結果 6次産業化を促進するようなセミナー等の開催。新町で目立つ空き店舗 43 ①継続対応 を低価格で利用できるようにし、ベンチャー事業の誘致につなげる。 44 生産・加工したものを販売できるような場の設置 左の内容・理由等 市では、農林水産業を行う方が、農林水産物の生産だけにとどまら ず、それを原材料とした加工食品の製造・販売や観光農園を行うなどの6 次産業化に限らず、新たな事業活動を行おうとする方を支援するため、 新たな事業おこしを支援する「起業・創業等相談ルーム」での相談窓口 や勉強会の開催を行っているほか、食関連事業者の新商品開発・販路拡大 を支援する「あおもり産品販売促進コーディネーター事業」において、 青森県6次産業化アドバイザー登録のある相談員が、事業者等の課題解決 ヘ向けたアドバイスを行っています。 また、中心市街地で商売を行いたい方に低家賃で店舗を運営できるよ うパサージュ広場において、商業ベンチャー支援事業を実施するほか、 中心市街地での空き店舗を活用し、商売を行う方を対象に家賃の一部を 助成する「商店街空き店舗対策事業補助金」を実施し、中心市街地での 商業ベンチャー事業実施の支援を行っています。 これらの取組を継続実施し、新たな事業を行う方々を応援してまいり ます。 【がんばる企業応援事業(現年分)・85,348千円】 【あおもり産品販売促進事業・27,751千円】 【商業ベンチャー支援事業・3,246千円】 【商店街空き店舗対策事業・13,013千円】 15 № 46 意見分類 意見内容 検討結果 青森市庁舎には高齢者が安らぐ場がない。これでは高齢者に優しい青 森市ではないと思う。高齢者窓口で相談しても高齢者が安らぐ場ではな ①継続対応 いので、職員は心通う行政員であってほしい。高齢者が寛ぐ場があって よいのではないかと存じる。 左の内容・理由等 担当部局 担当課 市役所庁舎の整備については、ここ約1年の間に行ってきた意見交換会 や意見公聴会、市議会での議論等を踏まえ、中心市街地活性化と新庁舎 の整備に関する考え方などを整理し、平成25年5月に策定した基本計画を 本年8月に改訂いたしました。 お寄せいただいたご意見については、設計の指針となる基本計画にお いて、新庁舎に必要な機能として「ユニバーサルデザインに配慮した、 来庁者にやさしい庁舎」や「市民が、あずましく利活用できる庁舎」な どを掲げ、市役所を訪れる全ての人が利用しやすいように、庁舎内のバ リアフリー化を図るほか、高齢の方のみならず、来庁者の皆様が休憩す るスペース等の快適化を図ることなどとしており、今後、この基本計画 に従い、設計作業を進めてまいります。 【庁舎等耐震対策事業・129,183千円】 総務部 管財課 16 № 意見分類 意見内容 検討結果 左の内容・理由等 担当部局 担当課 高齢化社会への対応は、人口減少、地域コミュニティの希薄化などと あいまって、市の重要な課題となっており、市では、現在、医療や福 祉、介護などの有識者や高齢者団体の方々とともに、新しい「青森市高 齢者福祉・介護保険事業計画第6期計画(計画期間:平成27∼29年度)」 の策定を進めています。 この計画では、いわゆる団塊の世代が75歳以上となる2025年を見据え て、将来的な人口推計や介護サービスの需要予測などを行いながら、今 後の高齢化の進展や認知症高齢者や一人暮らし高齢者の増加などの様々 な課題に対応するための施策を検討することとしており、高齢者の方々 が介護を必要とする状態となっても、可能な限り住み慣れた地域で自立 した生活ができるような対策を講じていくこととしています。 【認知症総合支援事業・2,860千円】 【認知症ケアパス普及事業・3,716千円】 【認知症高齢者対策事業・714千円】 【在宅医療・介護連携推進事業・897千円】 【生活支援体制整備事業・302千円】 健康福祉部 高齢介護 保険課 市では、高齢者の見守りとして、 ・民生委員・児童委員による戸別訪問等の声がけ ・「地域包括支援センター」と民生委員・児童委員、町会長、 薬局等から組織される高齢者介護相談協力員とが連携した 見守り ・日常的に見守りが必要な方を対象に、緊急通報装置を貸与 する「高齢者安心確保事業」 ・食事の準備が困難な方を対象に、食事を定期的に配達しな がら安否確認も行う「配食サービス事業」 ・青森市社会福祉協議会と協働し、生きがいづくり、情報の 提供、健康づくり、相談などの機能を有する場を提供する 「こころの縁側づくり事業」 ・青森市社会福祉協議会に委託し、見守りを希望する高齢者 世帯等へ週1回程度訪問し、対象者の孤独感解消と安否確認 を行う「ほのぼのコミュニティ21推進事業」 ・地域で業務を行う電気・ガス・水道・新聞などの民間事業 者との高齢者の見守りに関する協定の締結 等を行っております。 高齢化が進展する中で、地域の見守りは高齢者に対する支援の基本と なることから、今後とも関係者との連携を深めながら見守りの輪を広げ る取組を行ってまいります。 【高齢者安心確保事業・3,920千円】 【配食サービス事業・4,908千円】 【こころの縁側づくり事業・2,782千円】 【ほのぼのコミュニティ21推進事業・839千円】 健康福祉部 健康福祉 政策課 高齢介護 保険課 第2章 健やかで心安らぎ人と人がつながり支え合うまち 地域の高齢化社会が進んできており、私の地域も市の中で最も高齢化 47 率の高い地域の一つである。我々もこの対策をしっかり取っていかなけ ①継続対応 ればならないが、市もその対策に本腰を入れてもらいたい。 市は、市民と協働してコミュニティづくりをしっかりやらないと立ち 遅れてしまう。特に高齢者や要援護者に対する支援対策がしっかり取ら れることで安心して暮らせる街づくりができると思う。高齢者の見守り としては、新聞配達や郵便配達、電気、水道、ガスの検針や、宅配便の 業者の方々、地域包括支援センターが地域に根ざしていると思うので、 48 ①継続対応 この人達と町(内)会などが連携して高齢者の見守りを行うための協定を 結んで、連携してこの対策を進めていただきたい。 高齢者に対する支援、見守りをしっかりやることで、子供の虐待など の見守りにもつながっていき、また、高齢者の孤立化を防ぎ、自殺予防 にもつながっていく。 高齢化社会を安心して暮らせるようにするには、市が自信を持って施 策を進めてもらいたい。そのためには市民の協力を得て市民と協働で進 め、連携する団体と推進する組織を作り、各団体がそれぞれ目標を持っ 49 ①継続対応 て、実践活動をしていく。見守りを中心とした実践活動をして、地域を つなげていく。その成果を持ち寄って、各団体が共有することで、お互 いに活動を理解し合うことをやってもらいたい。 17 № 意見分類 意見内容 検討結果 左の内容・理由等 市では、平成26年10月に「元気都市あおもり健康づくり推進計画∼健 康アップあおもりプラン」を策定し、本計画では、一人ひとりが健康に ついて学び、行動する力を持ち、社会全体で支えあいながら健康づくり に取り組むことを目標の一つに掲げており、市民一人ひとりが健康づく 福祉や医療については、まず個人ができることを条例制定してはどう りについて正しい知識を身につけ、活用することができる力となる健康 かと思う。新町や商店街での全面禁煙や分煙をJTなどと協力し、喫煙 教養の向上を図るため、当該計画の概要版を作成し、運動や食等、市民 ボックスを設置して禁煙にしてはどうか。 が具体的に取り組む健康づくりについてわかりやすくお伝えしていくと 短命県と言われて久しいが、お酒・タバコ・塩分などを抑えて個人が ⑤実施段階検 ともに、生活習慣の改善や健康的な行動の維持・継続等、主体的な実践を 50 努力できることをやって、福祉・医療にかかる費用を抑える。先進医療 討(継続検 促してまいります。また、たばこ対策については、現在、「青森市たば などに市としての補助できるような仕組みを作っていかないと、結局は 討) この健康被害防止対策ガイドライン」に基づき、禁煙支援や受動喫煙防 高齢者にとっては医療費がかかる。そのあたりを条例に定めて、皆さん 止対策等を進めており、引き続きこれらの取組を推進してまいります。 一人ひとりが努力してやっていける部分を市でバックアップするという 条例制定については引き続き検討させていただき、まずは当該計画等 ことも考えていただきたいと思う。 に基づく取組の推進により市民一人ひとりの健康づくりを支援してまい ります。 【元気都市あおもり健康づくり推進計画推進事業・71千円】 【たばこ対策事業・419千円】 障がい者や子どものことはやっぱり当事者でないと、分からないとこ 51 ろがあると思うので、担当課の方がそういう対象の家庭なり父母の方に ①継続対応 ご意見をお伺いしながら進めていただきたいと思う。 障がい者福祉に関する調査審議を行うための健康福祉審議会障がい者 福祉専門分科会では、委員7名のうち、3名の方を当事者(家族を含む) 委員として選任しているほか、障がい者等への支援体制の整備を図るた めの障害者自立支援協議会では、委員20名のうち、6名の方を当事者(家 族を含む)委員として選任するなど、当事者や御家族の意見を聞き、課 題の共有、ニーズ等の把握や施策の検討を行っています。このほか、平 成27年度に策定することとしている障がい者の施策に関する計画につい て、障がい者を対象としてアンケート調査を実施し、当事者の意見を反 映させたいと考えております。 また、平成27年度に、子どもが健やかに生き生きと成長できる環境づ くりと大人が安心して子育てできる環境づくりを目指して、平成28年度 から32年度までを期間とする子どもに関する計画を策定します。 その際には、多くの市民の皆様の意見を反映させることが必要なこと から、子どもや保護者等を対象にアンケート調査を実施するとともに、 直接意見を聴く機会を設けたいと考えています。 【青森市子ども総合計画策定事務・1,798千円】 【障がい者福祉専門分科会運営事業・1,966千円】 【障害者相談支援事業・32,301千円】 18 担当部局 担当課 健康福祉部 健康づくり 推進課 健康福祉部 障がい者 支援課 子ども しあわせ課 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 青森は短命県であり、残念ながら平均寿命が男女共都道府県別で最下 位であり、40代、50代の人が早く亡くなっているという傾向にあるよう 52 だ。要因として肥満の問題もあるそうで、食生活の改善を行ってほし ①継続対応 い。また、禁煙も必要である。そうすることで医療費の削減も図ること ができる。 市ではこれまでも、主に家庭の中から食生活の改善を図ることを目的 に、管理栄養士による地域に出向いた健康教育の実施や、食生活改善推 進員による地域活動を進めてまいりました。また、平成26年度からの新 規事業として、外食や中(なか)食において、市民がより健康的な食を 選択し、食生活改善に取り組みやすい環境を支援するため、栄養成分表 示やヘルシーメニュー等を提供する「健康づくり応援店」を推進してお り、飲食店等の登録を進めているところです。 平成27年度からは、働き盛りの健康づくりとして、肥満予防やたばこ と健康、食と運動等多様なテーマを設定のもと、事業所等への出前健康 講座を実施していくこととしており、これらの取組の推進により、働き 盛りを含めた市民の皆様の健康づくりを支援してまいります。 【壮年期健康教育事業・530千円】 【たばこ対策事業・419千円】 【食生活改善推進員養成事業・21千円】 健康福祉部 健康づくり 推進課 少子高齢化ということで、小学校でも空き教室が出てくると思うが、 空き教室をコミュニティの場とすることを進めていただきたい。公民館 は少なく老朽化もあろうが、小学校はどの地区にも1つはあって避難場所 にもなっており、自由に皆が行ける場所にあるので、地域交流の場とし 53 て最適ではないかと思っている。 ①継続対応 地域の子供達と触れ合いができるし、子供と老人が一緒にいることで お互い意識し、関心を持つことで、お互い年齢が違うが距離が縮まり、 助け合いもスムーズにできるのではないかと思う。コミュニティスクー ルなどを作って、みんなが集まれる場所にすることを提案する。 本市では、地域住民のスポーツ・レクリエーション及び社会教育活動 のため、学校教育に支障のない範囲において体育館や校庭を始め、特別 教室(家庭科室、音楽室、会議室)など開放できる施設を校長が定め、 各学校施設開放運営委員会が「学校施設開放利用細則」に基づき運営し ているほか、学校長の判断により地域住民のニーズに応じ学校施設を開 放しているところです。 市といたしましては、今後も地域住民が気軽に学べる環境づくりと地 域に開かれた学校づくりに引き続き取り組んでまいります。 教育委員会 事務局 社会教育課 青森県は自殺率がとても高いので、気軽に市民が相談できる体制が必 要になってくると常日頃から感じている。相談機関に相談するまでに相 当時間がかかっているという状況なので、民間団体の例えば「チャイル ドライン」や「よりそいホットライン」などとの連携も市民の方々に 54 もっと周知する必要性があるのではないかと思う。 ①継続対応 特に15歳から19歳の自殺率が最近高くなってきているので、国では本 格的に26年度から「健やか親子21」という計画に重点的に取り組むと聞 いている。子供の自殺防止も含めて市として何か取組ができたらいいな と思っている。 市では、多くの方々が気軽に相談しやすいように、庁内はもとより、 他の様々な関係機関と連携した相談支援体制の構築に努めています。ま た、相談者がどの相談機関に相談しても市の「こころの相談窓口」につ ながるよう、関係機関同士が協力し合い、各相談窓口の周知を図ってい るところです。 他にも、相談支援者養成セミナーやゲートキーパー養成講座の開催、 インターネット上で気軽に自分の心の健康状態をチェックできる「ここ ろの体温計」の導入も行っており、今後も、あらゆる機会を捉え、自殺 予防対策を進めてまいります。 【自殺対策緊急強化事業・299千円】 健康福祉部 保健予防課 № 検討結果 19 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 青森が短命県であるということについてだが、ヘルスリテラシーだけ ではなく、メンタルヘルスリテラシー、心の健康教育をもっと小さい子 どもからご高齢の方まで、健康増進の一環として、取り組む必要性もあ 55 るのではないかと思っている。日本ではメンタルヘルスの取組がされて ①継続対応 いるようだが、なかなか目に見えないので青森市独自のヘルスリテラ シーの取組をすることで短命県を返上できると思う。住民に向けた健康 教育の推進に力を入れてほしい。 市では、思春期健康教室や壮年期健康教育、市ホームページ等によ り、主にセルフケアを中心としたこころの健康づくりの取組を行ってき たほか、自殺の危険を示すサインに早期に気づき、必要に応じて専門家 につなぎ、見守るゲートキーパーとしての役割を担う人材育成にも取り 組んでいるところです。平成26年10月に策定した「元気都市あおもり健 康づくり推進計画∼健康アップあおもりプラン」においても、生涯を通 じた健康づくりの一つとして心の健康づくりを掲げ、子どもから高齢者 まで全てのライフステージにおいて、個人の生活の質に大きく影響する 心の健康づくりに取り組んでいくこととしており、今後も引き続き、心 の健康に関する健康教育等、心の健康を保つ知識の普及等に努めてまい ります。 【元気都市あおもり健康づくり推進計画推進事業・71千円】 【壮年期健康教育事業・530千円】 【思春期健康教室事業・68千円】 健康福祉部 健康づくり 推進課 市民病院について、病気になって手術が必要だとしても、麻酔医が足 りないため、すぐに手術をしてもらえない。この問題は全国的な問題な ので青森市民病院だけで解決できるかというと疑問ではある。しかし、 56 ①継続対応 青森市の健康についてワースト返上という意味では麻酔医の充実を率先 してやるべきではないかと思う。市の医師会や県病などとも連携をし て、医療の充実を図ってほしいと思う。 市民病院では麻酔医3名(常勤2名、非常勤1名)の体制で診療業務にあ たっており、必要な手術につきましては適切に対応しているところで す。 今後におきましても、安定した診療体制を維持継続するため、医師の 派遣元である弘前大学をはじめ県や医師会などの関係機関と連携を図り ながら、麻酔医の確保に努めてまいりたいと考えております。 市民病院 事務局 市民病院 事務局 社会福祉全般の充実のために頑張っていると思うが、青森市の福祉政 策に関わる職員のマンパワーの充実を向上させてもらいたい。人事異動 57 により、3年から4年で福祉部の職員も異動して、大丈夫かなと心配する ①継続対応 部分もある。やはり充実させるためには県と同様、福祉行政職の採用を 是非検討してもらいたいと思う。 市ではこれまでも、福祉部門を含めた専門性の高い分野において、本 人の意欲と能力を最大限発揮させるため、職員本人が希望する業務を直 接申し出る機会として「庁内公募制」を実施しているところです。 また、福祉に関して支援を必要とする方からの相談に直接応じて迅速 かつ的確な助言や指導ができるよう、業務体制の強化・充実を図るた め、専門的知識・技術をもつ専門職として、平成26年度には「精神保健 福祉士」を3名採用し、さらに来年度からは「社会福祉士」(3名)を採用 する予定としております。 総務部 人事課 民生委員、児童委員は、高齢化してきており、なかなかなる人がいな い。また、一人暮らしの間口除雪などの協力員も町会には不足してい る。よって、公務員に町(内)会などのボランティア活動に参加してもら ④対応(実 58 いたいと思っている。一つの方法として、人事評価にボランティア活動 施)困難 の項目を設けて、人事に反映させていただきたい。地域に貢献するとい う制度を人事面にも反映させてもらいたい。 市職員が新たな公共の担い手として地域での活動やボランティア活動 に参加することは意義のあることと考えます。 本市の人事評価制度は職務上発揮された能力等について評価するもの であり、勤務外でのボランティア活動を評価対象とすることは制度の趣 旨にそぐわないものと考えております。 総務部 人事課 № 検討結果 20 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 健康やメンタルヘルスの面で、森林浴あるいは森林セラピーは効果が あると実証されている。生活習慣病やうつ病の免疫力を高めるとの効果 59 ①継続対応 が数値で出てきている。森林を利用した体力づくりや短命県の返上のた めにも森林を活用していただきたい。 市ではこれまでも、地域ぐるみの健康づくり支援事業の中で、地域の 自然資源を観察しながらの健康ウォーキングや、平成26年度には、市民 に気軽に運動習慣を身につけていただくための「あおもり健康トライア ル」において、公園等でのウォーキングを実践してまいりました。 ご意見のとおり、森林浴等はストレス解消に有効であるといわれてお り、今後の健康づくりの取組として、森林浴等の活用も検討してまいり ます。 【地域ぐるみの健康づくり支援事業(負担金)・10,000千円】 健康福祉部 健康づくり 推進課 民生委員の若返り化と報酬に対しての検討をお願いしたい。民生委員 の地域内で果たす役割は、コミュニティの活性化の面でも大きいと思 う。現在の年齢設定では活動範囲が限られてくるのではないか。最近、 60 ①継続対応 若い世代の奉仕活動が活発になっていることから、若い世代の登用はき め細かい活動が期待できると思う。そのためには、若い世代の励みにな るような位置づけと活動報酬の配慮を検討してはどうか。 少子高齢化や核家族化が進行する中、地域において、住民の立場に 立って相談援助活動をおこなう民生委員・児童委員に期待される役割が 大きくなっている一方で、地域コミュニティの希薄化や就労年齢の引き 上げなどの社会的要因から、地域のおける民生委員・児童委員の成り手 を取り巻く環境が厳しい状況にあります。 これらの状況を踏まえ、市ではこれまで、民生委員・児童委員候補者 の年齢要件を原則65歳未満から75歳未満へと改正するとともに、市民の 皆様に民生委員活動への関心を高めていただくことを目的に、広報あお もりに特集記事を掲載するなど取組んでいるところでありますが、今後 におきましても、民生委員・児童委員が活動しやすい環境づくりに向け て取り組んでまいります。 また、民生委員法において、「民生委員には、給与を支給しないも の」と規定されていることから、民生委員・児童委員の皆様には、無報 酬で活動していただいているところです。 【民生委員児童委員活動事業・50,485千円】 健康福祉部 健康福祉 政策課 集団健診の無料化と年齢に関係なく全項目が受診できる体制の検討を お願いしたい。青森市の成人病死亡率が高いことから、予防的な健康教 室の開催など成人病に対しての健康教育の必要性を感じているが、集団 健診の受診率の低さも気になる。自分が受診をしてみて、受診料金が高 額ではないかと思う。健康診断の結果から、自分の健康に対して問題点 ④対応(実 61 の意識改革につなげていけるのではないかと思っている。即無料化は難 施)困難 しいのであれば、現在より低料金の検討の必要性を感じる。また住民が 年齢に関係なく、いつでも全項目を受診できるようにすれば、受診に対 して意識が高まり、自分の健康問題に対して意識が高まるのではないか と考えている。 市で実施している、生活習慣病の早期発見のための特定健康診査は、 無料で受診いただいております。また、がん検診につきましては、国が 示す指針に基づき、有効的かつ効果的な方法及び対象年齢を基に実施し ており、自己負担額は、生活保護受給者、市民税非課税世帯等の方は無 料としている他、青森市国民健康保険の被保険者については、自己負担 額のうち一部助成を実施しているところです。この他の対象者の自己負 担額については、他都市の状況等を踏まえ設定しているところです。 各種健診・検診については、今後、国の動向と必要性等を勘案しなが ら、充実を図っていくとともに、多くの方が検診を受診しやすい環境づ くりに努めてまいります。 健康福祉部 健康づくり 推進課 № 検討結果 21 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 高齢者福祉として誰でも気軽に何時でも行けるような自由な場所が市 ①継続対応 内に何か所かあれば良いと思う。 市では高齢者はもとより、児童及び障がい者が気軽に集い各種福祉 サービスを利用できる場として青森市総合福祉センターを設置してお り、集いの場として多くの高齢者等にご利用をいただいています。 また、高齢者が気軽に集える場を更に増やすための取組として、平成 21年度から青森市社会福祉協議会との共催で「こころの縁側づくり事 業」を実施しています。 本事業は、各地区で定期的に「茶話会」、「健康体操」、「レクリ エーション」など高齢者が気軽に集まれる場づくりを行うもので、平成 25年度には市内18か所で671回開催しており、延べ8,645名が参加してい ます。 今後もこうした場の提供に努めていくとともに、各地域と連携しなが ら、地域住民やNPOなどの多様な主体が行う交流の場の普及も図ってまい ります。 【こころの縁側づくり事業・2,782千円】 健康福祉部 高齢介護 保険課 全国最下位(男女とも)の短命県返上のため、健康寿命を延伸し、① 63 食生活の改善、②肥満防止、③禁煙、④医療費削減、等の運動を市民の ①継続対応 日常生活に浸透させ実施する。地域公民館を活用する。 市では健康寿命を延伸させる取組の一環として、今年度から新たに、 各地域の市民センター等に保健師・栄養士が出向き、家庭血圧の重要性 について、体験などを取り入れながら、血圧の仕組みと減塩等について 学ぶ血圧講座を実施しているところです。また、禁煙相談については1月 と4月を除く毎月1日に実施している他、運動・食、たばこ、メンタル等の 内容に関する出前健康講座も実施しており、これらの出前健康講座は、 今後、働き盛りの健康づくりとして事業所にも出向いて行うこととして おります。 今後におきましても、これらの取組を市民の日常生活に浸透させ、市 民総ぐるみの運動へと発展させてまいります。 【壮年期健康教育事業・530千円】 【壮年期健康相談事業・177千円】 健康福祉部 健康づくり 推進課 子育て支援として、保育園申込みの際の第1から第3希望のあり方につ いてだが、募集している保育園の募集人数等の情報をもっと開示してい ただきたい。今の制度では、落選したことも分からず、どこが入りやす 64 ①継続対応 い保育園かも分からず、選択の幅が狭い。高校入試のように募集人数、 倍率を出していただくことで、「こっちの方が入りやすそうだから、 こっちでも大丈夫」という人も出てくると思う。 市ではこれまでも、利用希望者へ正確な保育所の情報提供をするた め、窓口や電話にて、希望される保育所や近郊の保育所の入所の可能数 等の状況をお知らせしています。 しかしながら、この保育所の入所可能数等につきましては、毎月2回の 選考結果や保育所の児童受入体制(配置保育士数等)により、流動的な 部分があります。 お問合せのあった時にはその時点の最新の状況をお伝えできますこと から、ご不明な点等ございましたら、ご遠慮なくお問合せください。 健康福祉部 子ども しあわせ課 № 62 検討結果 22 № 意見分類 意見内容 検討結果 高齢者の一人暮らしの場合、家の中で転倒し骨折したり、我慢できな いくらいの頭痛または胸の痛みにおそわれたときに何か良い方法はない か。 市役所が中心となって、男性の1人暮らしには町(内)会長または副町 65 (内)会長あるいは民生委員に、女性の1人暮らしには町(内)会長または婦 ①継続対応 人部長、副婦人部長または民生委員に連絡を取ってもよいシステムを 作ってもらえば、子どもたちが遠く離れていても、1人暮らしも安心であ る。町内で考えて実施すればよいのではないかという指摘もあるだろう が、役所の指導があれば比較的容易に実現できるのではないか。 昨年、東奥日報朝刊記事で青森市は平均寿命全国1,700余市町村ある中 で「ワースト第4位の短命市」との記事を読んだ。 最近弘前大学中路重之教授への積極的なマスコミ取材もあり、遅れば 66 せながら、やっと行政も関心を持ち始めたように見受けた。 ①継続対応 一番重要なのは、県民・市民の一人ひとりが健康意識を持てるように 総合的な住民運動を行う必要がある。健康づくりのリーダーの支援と育 成が求められる。 あおもり健康づくりサポーター第1期生育成研修会の受講者を募集して いるようだが、未だ初歩的な働きかけと思われる。先進県、長野県の保 健補導員のように、良き前例を参考にして、リーダー育成支援の促進を 願いたい。 67 ①継続対応 そのためには、担当部署の健康づくり推進課はもとより市役所全職員 が率先して取り組んでもらいたい。また、無給ボランティアに期待する だけでなく、交通費程度の経費支出予算化は必要と思う。せっかくの運 動を一過性で終わらないよう願いたい。 左の内容・理由等 市では、高齢者の見守りとして、 ・民生委員・児童委員による戸別訪問等の声がけ ・「地域包括支援センター」と民生委員・児童委員、町会長、薬局等 から組織される高齢者介護相談協力員とが連携した見守り ・日常的に見守りが必要な方を対象に、緊急通報装置を貸与するとと もに週1回程度高齢者宅に安否確認の電話連絡を行う「高齢者安心確保事 業」 ・食事の準備が困難な方を対象に、食事を定期的に配達しながら安否 確認も行う「配食サービス事業」 ・青森市社会福祉協議会と協働し、生きがいづくり、情報の提供、健 康づくり、相談などの機能を有する場を提供する「こころの縁側づくり 事業」 ・青森市社会福祉協議会に委託し、見守りを希望する高齢者世帯等へ 週1回程度訪問し、対象者の孤独感解消と安否確認を行う「ほのぼのコ ミュニティ21推進事業」 ・民間事業者との高齢者の見守りに関する協定の締結 等を行っております。 今後ともこのような取組を進めながら、高齢者の異変の早期発見・早 期対応に努めながら、高齢者の安心確保を図ってまいります。 【高齢者安心確保事業・3,920千円】 【配食サービス事業・4,908千円】 【こころの縁側づくり事業・2,782千円】 【ほのぼのコミュニティ21推進事業・839千円】 市では、市民の健康づくりの更なる充実を図り、ひいては短命市返上 につなげるため、平成26年10月に「元気都市あおもり健康づくり推進計 画∼健康アップあおもりプラン」を策定しており、その中で、健康づく りのための人づくりを基本視点に、「市民のヘルスリテラシ−(健康教 養)の向上」に取り組み、市民から市民へと健康づくりの輪を広げる、 健康づくりリーダーやサポーターを育成しているところです。 また、行政はもとより、保健・医療機関、地域の関係団体、学校、企 業・事業者等とともに「元気都市あおもり健康アップ推進会議」を組織 し、「市民総ぐるみの健康づくり運動」の推進に向け、取り組んでいる ところです。 今後は、平均寿命トップの長野県をはじめ他の自治体の事例も参考と しながら、「元気都市あおもり健康づくり推進計画∼健康アップあおも りプラン」に基づく取組を総合的かつ効果的に進めてまいります。 【元気都市あおもり健康づくり推進計画推進事業・71千円】 【地域ぐるみの健康づくり支援事業(負担金)・10,000千円】 脱短命県に向けた活動を青森市から行う活動を広げていきたい。独自 68 路線を図るより、成功している他県の自治体の取組をまねるということ ①継続対応 から始められないか。 23 担当部局 担当課 健康福祉部 健康福祉 政策課 高齢介護 保険課 健康福祉部 健康づくり 推進課 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 健康診断の結果を持って帰ってきても結果の見方が分からない場合も あると思うが、尼崎市では、わかりやすい健康診断の説明を行い、その 69 後、具体的により詳しい健康診断や食生活や運動などの生活習慣の見直 ①継続対応 しが行われていた。青森市でも是非このような活動を行っていただきた い。 市民センター等で実施している集団健診においては、結果をお返しす る際、結果説明会を開催しており、保健師、管理栄養士による健診結果 の説明や食事、運動等具体的な生活習慣改善についてのアドバイスを実 施しております。また、健康診査の結果、保健指導の対象となった方に 対し、自身の生活習慣を振り返ることで、自ら健康状態の改善に向けた 行動がとれるよう支援を行っております。この他、要望があった場合、 電話や面接などによる支援を行っております。 今後は、さらに市民センター等において、「血圧講座」「運動・食」 「メンタル」等のテーマで地域における健康教育を推進してまいりま す。 【壮年期健康教育事業・530千円】 【壮年期健康相談事業・177千円】 健康福祉部 健康づくり 推進課 認知症予防と認知症を受け入れたまちづくりをする必要がある。高齢 者の4人に1人は認知症とその予備軍になると言われている。認知症予防 のための活動として、高齢者の方々のボランティア活動、例えば地域の 70 ①継続対応 幼稚園や小学校との交流などを図る。 静岡県富士宮市が認知症への取組の先進地域として紹介されていた が、地元サポーターの活動が主だったと思う。 市では、より多くの方に認知症を正しく理解していただき、認知症の 方の応援者となる「認知症サポーター」の養成を進めており、市内では これまで6,032名の「認知症サポーター」が誕生しているとともに、今年 度には「認知症サポーター」を養成する役割を担う「キャラバン・メイ ト」の育成も行っています。 また、認知症予防については、介護予防事業において認知症予防のた めのプログラムを実施しているほか、認知症の早期発見・早期対応のた めの「もの忘れ相談会」や「認知症ケアパス」の普及にも努めていま す。 今後は、元気な高齢者をボランティアの担い手として育成しながら高 齢者の生活支援の面で活躍していただくよう取り組むなど、認知症の予 防と認知症の方への支援、高齢者ボランティアの育成・活用などに努め てまいります。 【認知症高齢者対策事業・714千円】 【認知症ケアパス普及事業・3,716千円】 健康福祉部 高齢介護 保険課 № 検討結果 24 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 生活習慣の見直しが必要である。健康づくりに対しては、高齢者の方 たちは非常に興味・関心を持っている。 長野県の長寿の事例は個人レベルでは実践できにくいので、 ・味噌汁の塩分を図ってくれるサービスを一斉に各公民館で行う。 ・各小・中学校の家庭科の授業で自宅の味噌汁の塩分濃度を測り、各家 庭にそのデータを持ち帰る。 ・各学園祭などで塩分チェックや骨密度チェックなどを行う ・減塩のための方策を取る方法を学ぶ機会をもってもらう 71 ①継続対応 などの活動については高齢者ボランティアを地域の担い手にできない か。また、各大学とも専門的な知識の部分や地域の人員(学生たち含 め)として連携ができないか。 連携することで市民参加、コミュニティの活性化につながり、コミュ ニティが活性化すれば、観光ボランティアや農林水産業へのボランティ アにもつなげていけるのではないかと思う。新たに何かの団体を発足す ることは、動きが遅くなるので、既存のグループや各団体をネットワー クできればと考える。 市ではこれまでも、家庭の中から食生活の改善を図ることを目的に、 栄養士による健康講座や食生活改善推進員による地域ボランティア活動 を進めており、特に味噌汁の塩分測定や減塩のための12か条等の講座を 各地域の小学校や市民センター等において実施してまいりました。 また、地域の健康づくりの担い手として、健康づくりリーダーや健康 づくりサポーターの人材も育成しているところであり、今後も、地域の 食生活改善推進員や健康づくりリーダー、健康づくりサポーターの育成 に努め、その活動を支援するとともに、既存の保健協力員組織や健康づ くり活動団体等の他、教育委員会や大学、その他関係機関等とも連携を 図りながら、互いがネットワークし、地域の健康づくりのために協働し ていくことができるよう、取組の拡充を図ってまいます。 【壮年期健康教育事業・530千円】 【食生活改善推進員養成事業・21千円】 健康福祉部 健康づくり 推進課 厚生労働省が公表している本県の平均寿命は男性、女性とも全国最下 位である。平均寿命は年々延びているものの依然として全国との格差は 解消できていない。市民一人ひとりの意識が問われている。 1 対策の基本は、市民一人ひとりが元気なうちから健康づくりの意識を 高め、自己管理に努めること。 2 市民一人ひとりの健康教養を向上させるとともに官民挙げて健康づく りのための市民運動を展開する。 3 短命県を返上するために官民一体となって実効性のある対策を根気強 く継続する。 4 市は関係機関と連携を強め、適切な医療、保健、福祉サービスを受け られるよう環境整備に努める。 72 ①継続対応 5 家庭、職場、地域では疾病予防効果が大きい生活習慣の改善に取り組 む。 6 子どもへの健康教育は最も重要であり、教育委員会や学校は積極的に 推進する。 7 市の保護協力員による減塩食の普及や禁煙運動などの活動を積み重ね る。 8 わが町(内)会の冬期間における健康づくりのための皆の活動は、土曜 日を利用して今年も次のことを実施している。 ラジオ体操、ストレッチ、踊り、ダンスビデオによる映画鑑賞、カラ オケ、トランプ、健康づくりの勉強会。踊り、ダンスの成果を施設の祭 りや地区の敬老会等で披露している。 市では、市民の健康づくりに対する意識の啓発と行動変容を図り、自 らの健康を守り高めることが重要と考え、平成26年10月に「元気都市あ おもり健康づくり推進計画∼健康アップあおもりプラン∼」を策定しま した。このプランにおいては、ご意見の内容を含め、「健康づくりのため の人づくり」、「生涯を通じた健康づくり」、「健康を支援する地域づ くり」の3つの視点から取り組むこととしており、健康づくりを実践する 市民を増やしていくために、今後、健康づくりの担い手として育成した 人材や既存の健康づくり組織・団体等が互いに連携し、地域の中で健康 づくりを伝え合い、学び合い、実践し合うことができるよう、市民の手 による健康づくり活動を支援していきます。 また、貴町(内)会のような自主的な健康づくり活動等に、他の地域 でも取り組んでいただけるよう、推進してまいります。 【元気都市あおもり健康づくり推進計画推進事業・71千円】 【地域ぐるみの健康づくり支援事業(負担金)・10,000千円】 健康福祉部 健康づくり 推進課 № 検討結果 25 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 結婚または子育てを理由に離職しなければならない女性が大変多いと 聞くが、既婚の女性に働きやすい環境を構築し、経験豊かな優秀な人材 を確保することにより、人手の足りない弁護士や看護師の確保による保 73 ⑥その他 健・医療の充実を図る。対策の一例(地域の元気な高齢者による子育て の支援、市民館、児童館、保育所等市の施設を活用した子どもの一時保 育的支援体勢の形成。) 特定の職種の確保を目的とした一時保育などの支援体制は考えており ませんが、誰もが活き活きと安心して働ける労働環境づくりの促進は重 要であると考えています。 健康福祉部 子ども しあわせ課 保健・医療の充実として ・ 新町ほか、商店街での全面禁煙、分煙を条例で定める。市営バス乗 り場等に喫煙施設を設置して、歩きたばこ等を禁止して違反者は罰金と すべきと思う。 74 ①継続対応 ・ 市役所は全面禁煙で問題ないと思う。 ・ 市民病院内に総合診療科を新設し、総合診療医を置いていただきた いと思う。 ・ 長野の事例のような減塩運動を展開してみてはどうか。 市では、平成25年4月に市役所及び市所管施設の完全禁煙化を実施し、 12月に「青森市たばこの健康被害防止対策ガイドライン」を策定してお り、禁煙支援や受動喫煙防止対策を進めております。また、世界禁煙 デーや禁煙週間においては、商店街や大型ショッピングセンターにおい て受動喫煙防止についての街頭キャンペーンを行い、歩きたばこやたば このポイ捨て防止についても啓発活動を実施するなど、今後においても 受動喫煙防止運動をさらに推進していくこととしていることから、現在 のところ条例制定は考えておりません。 また、減塩運動については、すでに食生活改善推進員等が実施してお りますが、平成26年10月に策定した「元気都市あおもり健康づくり推進 計画∼健康アップあおもりプラン∼」においても、食生活改善への取組 を展開することとしており、市としても減塩運動を推進してまいりま す。 特定の疾患等に限定せず多角的な診療を行う「総合診療科」について は、どの診療科を受診すればよいかわからない救急患者等の最初の受入 れ口として当院においてもその必要性を認識しているものであります。 このため、今年度から全国の自治体病院が加盟する協議会が運営する 医師求人求職支援センターのホームページや市民病院ホームページにお いて、総合診療を担当する医師の採用に向けた公募を実施しているとこ ろです。 【元気都市あおもり健康づくり推進計画推進事業・71千円】 【たばこ対策事業・419千円】 【食生活改善推進員養成事業・21千円】 健康福祉部 市民病院 事務局 健康づくり 推進課 市民病院 事務局 障がい者福祉の充実のためには、障がい者をもつ家庭の要求がわから 75 ないので、その要望を拾い上げて実現していくことが必要と思う。金銭 ①継続対応 的な物、人的な物を含めてである。 市では、障がい者福祉に関する調査審議を行うための健康福祉審議会 障がい者福祉専門分科会では、委員7名のうち、3名の方を当事者(家族 を含む)委員として選任しているほか、障がい者等への支援体制の整備 を図るための障害者自立支援協議会では、委員20名のうち、6名の方を当 事者(家族を含む)委員として選任するなど、当事者や御家族の意見を 聞き、課題の共有、ニーズ等の把握や施策の検討を行っています。この ほか、平成27年度に策定することとしている障がい者の施策に関する計 画について、障がい者を対象としてアンケート調査を実施し、当事者の 意見を反映させたいと考えております。 【障がい者福祉専門分科会運営事業・1,966千円】 【障害者相談支援事業・32,301千円】 健康福祉部 障がい者 支援課 № 検討結果 26 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 専業主婦の検診をもっと充実させる。家庭を支えている専業主婦又は 兼業主婦の健康診断を充実させて安心して家庭を支えられるようにす る。専業主婦の場合は夫の収入の半分は妻が支えていると思う。検診項 76 目を選択でき、その項目毎の補助、自己負担を設定して基本部分と選択 ⑥その他 部分の二段階で受けられるようにしてほしい。 夫についても会社での検診以外に市独自の選択部分を充実させていた だきたいと思う。 市で実施している健(検)診は、国民健康保険加入者、生活保護受給 者の方が対象となる特定健康診査と、市民全員が対象となるがん検診が あります。会社員の方、またその被扶養者の方に対しては、会社等で実 施する特定健康診査を受診することとなりますが、がん検診につきまし ては、職場等で受診できる機会がない方に対して、市で実施しているが ん検診を受診することができます。 また、市で実施しているがん検診は、受診した場合、それぞれの検診 において助成があり、職場等で受診できる機会がない方も対象となりま すことから、職場での健診と同時に、是非受診いただければと思いま す。また、検診項目の充実に関しましては、今後、国の動向と検診の必 要性等を勘案しながら、検診の充実に図ってまいりたいと思います。 【胃がん検診事業・160,253千円】 【大腸がん検診事業・118,660千円】 【肺がん検診事業・19,481千円】 【子宮がん検診事業・41,015千円】 【乳がん検診事業・27,553千円】 【骨粗鬆症検診事業・1,314千円】 【前立腺がん検診事業・1,596千円】 健康福祉部 健康づくり 推進課 保健・医療、高齢者、障がい分野では、4年間で大きく前進しているよ うに感じる。医療ソーシャルワーカー協会として、国保44条窓口一部負 77 担金の減免制度や成年後見の市長申し立て件数など、成年後見講座の拡 ①継続対応 充、病院診療所あるいは調剤薬局での無料定額診療制度の認可など、市 民の生活や健康を守る取組に重点を置いていると感じる。 国民健康保険法第44条は、災害や失業等により著しく収入が減少し、 保険医療機関へ一部負担金の支払いが困難と認められる方に対し、一部 負担金を減額・免除・徴収猶予するものです。 本市においては、平成24年2月に取扱要綱を設けて減免制度を実施して いますが、今後も継続して実施いたします。 また、成年後見制度については、引き続き制度の周知や市民後見人の 育成等を図るとともに、市長申立経費や後見人等の報酬への助成を通じ て利用を支援してまいります。 【成年後見制度利用支援事業(高齢介護保険課)・7,990千円】 健康福祉部 国保医療 年金課 高齢介護 保険課 子育て支援では児童養護施設の拡充を望む。市内の施設に入れず、弘 前の施設に回される現状もあり、親子の思いや誰でも利用しやすいこと 78 ⑥その他 を考えるともう少し課題を整理し対処してほしい。里親制度についても もう少し周知してほしい。 児童養護施設の設置認可や入所及び里親の認定等については、県(児 童相談所を含む)の所管となっておりますことから、県をはじめ関係機 関と連携し、子ども・子育ての支援を推進してまいります。なお、昭和 23年10月に里親制度が発足したことから、毎年10月に普及・促進を全国 的に行う「里親月間」にあわせて、本市でも里親制度について広報あお もりに掲載し、周知しているところです。 健康福祉部 子ども しあわせ課 № 検討結果 27 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 市の諸行事、表彰等に使用する記念品に障がい施設が作った製品を活 用してみてはどうか。障がい者作品の販路拡大、励み、事業財源の確保 にもなり、また障がい者に対する市民の認識が深まると思う。青森市内 79 ①継続対応 でも店舗としては「うらら」(アウガ)等、その他不定期に障がい者作 成製品の販売はされているが、定期的販路を作るには、京都市の事例は まねできると思います。 市では、「青森市における障害者就労施設等からの物品等の調達方 針」を策定し、全庁的に障害者就労施設等から調達実績のない物品等の 調達に努めており、記念品を含めた物品等の調達の際には、各施設が提 供可能な物品等のリストを活用しながら、調達可能かどうか検討してま いります。 また、平成21年から「福祉の店うらら」を開設・運営し、障害者就労 施設等の製品の販売拡大に努めておりますが、さらなる販路拡大策につ いても、他都市の先進事例などを参考にしたいと考えています。 【障がい者福祉ショップ開設事業・4,422千円】 健康福祉部 障がい者 支援課 ユニバーサル社会や男女共同参画社会は、まちづくりの基本だと思 80 う。その形成や推進には、イベントやPRなどを通して市民の意識の向上 ①継続対応 を図り、浸透させていく必要があると思う。 本市では、男女共同参画社会の形成にあたり、平成24年10月に策定し た「青森市男女共同参画プラン」に基づき、多様な事業を実施しており ます。 市民への意識啓発につきましては、青森市男女共同参画プラザ(カ ダール)」及び「働く女性の家(アコール)」を拠点とした啓発活動 や、子どもの頃からの意識啓発のための、小学生・中学生向け啓発小冊 子の作成・配付、情報紙「アンジュール」や市広報媒体による情報発 信、また、労働環境における男女共同参画の促進に向けたセミナーの開 催などを通じて、男女共同参画意識の普及啓発に取り組んでおります。 今後におきましても、引き続き、啓発イベントや講座の開催などを始 めとする効果的な事業を実施し、男女共同参画意識の向上を図ってまい ります。 【男女共同参画社会形成促進事業・785千円】 【男女共同参画プラザパートナーシップ促進事業・6,413千円】 【働く女性の家活動事業・2,072千円】 【青森市男女共同参画プラン策定事務・392千円】 市民生活部 市民協働 推進課 老若男女、性別や年代に関係なく、健やかで安心な生活は誰もが望む ところである。現在の安定とこれからの未来の保障を考えると、高齢化 81 ①継続対応 を踏まえて、保健、医療の充実(医療費の軽減等)は、期待感が大きい 差し迫った課題であると感じる。 市では、「健やかで心安らぎ、人と人がつながり支え合うまちの実 現」を基本理念に、平成26年10月に「元気都市あおもり健康づくり推進 計画∼健康アップあおもりプラン」を策定しており、その中で、子ども から大人まで、すべてのライフステージにおいて、生涯を通じて健康で あるための対策を講じていくための施策を、総合的かつ効果的に推進し てまいります。 【元気都市あおもり健康づくり推進計画推進事業・71千円】 健康福祉部 健康づくり 推進課 市民の健康増進については、雪の積もる冬期間に外で運動できないこ とが大きな問題だと思う。糖尿病など慢性疾患を患っている方が多く ウォーキングなどの運動が必要だが、冬期間は全く運動していないとい う人が多い。サンワドームやマエダアリーナに出向くことがなかなかで 82 きない高齢者も多いので、地域の市民センターや体育館などを冬期間だ ①継続対応 けでも開放して、自由にウォーキングができるような場所を増やすこと で冬期間も運動を継続できる。近場にあって気軽に使えるような施設を 市内に増やせば、市民の健康増進につながり、平均寿命・健康寿命も上 がると思う。 市民センターの体育館の利用につきましては、平日が各種団体の貸切 利用となっているため、土曜日と日曜日を一般開放日として、ご利用い ただいておりますが、平日であっても団体利用がない場合は、ご利用い ただけます。各市民センターで時間が異なりますので、ご利用したいセ ンターにお問合せした上でご利用ください。 また、市民体育館の一般開放は行っていませんが、有料でトレーニン グ室にあるウォーキングマシンをご利用いただけます。 今後も、市民の皆様が気軽にウォーキングなどができる運動の場づく りに取り組んでまいります。 教育委員会 事務局 中央市民 センター 文化スポーツ 振興課 № 検討結果 28 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 弘前市で「弘前市成年後見支援協議会」を設置し、社会保障面でも青 森市は先を越された。葛西憲之市長の行政手腕が光る。青森市政は後手 後手である。市議会も市庁舎建替問題ばかり見ないで少子高齢化を見据 83 ①継続対応 えたまちづくり・ひとづくりを論じんてもらいたい。いいことは二番煎 じでも真似るべきである。後発は後発でメリットはある。学ぶとは真似 るが語源とのことである。 成年後見制度に関する相談業務については、市、地域包括支援セン ター及び相談支援事業所が対応していますが、高齢者や障がい者の増加 等に伴い、成年後見制度の需要の増大が今後見込まれることから、平成 25年度には市民後見人養成研修を開催し、34名の市民後見人を養成した ほか、市民後見人が円滑に活動できる仕組みづくりや事業所等の法人後 見への取組を促進するため、法人後見に関する講習会を開催するなど、 市民後見人の適正な活動環境の整備や法人後見の実施促進に努めてまい りました。 今後とも、弘前市など他都市の事例等を参考にしながら、高齢者や障 がい者の権利擁護を支援する体制の充実に努めてまいります。 【成年後見制度利用支援事業(高齢介護保険課)・7,990千円】 【成年後見制度利用支援事業(障がい者支援課)・739千円】 【成年後見制度法人後見支援事業・218千円】 健康福祉部 高齢介護 保険課 障がい者 支援課 「健やかで心安らぎ人と人がつながり支え合うまち」という言葉は、 青森市の行政側と市議側にお返ししたい。青森市政における行政や議会 84 の姿勢は私個人の見識では我々市民目線は感じない。簡単に言えば、行 ⑥その他 政と議会各派、真剣に見つめ考えあい、その上で青森市・青森市民百年 の計を示してはいないように、私には感じられる。 ご意見の内容が、具体的にどのような市政課題について、また、どの ような部分又は場面のことをご指摘されているのかが不明ですが、市政 に対する執行機関の基本姿勢といたしましては、市民目線での行政運営 に最大限意を用いているつもりであります。 このため、ご意見にあるような印象を払拭することを目的に、執行機 関として何かしらの経費をかけて取り組むような性質のものではないも のと考えておりますが、当然のことながら、かかる印象を持たれないよ う、十分に配慮した上で市政運営に当たるべきものと考えております。 総務部 議会事務局 総務課 総務課 № 検討結果 29 意見分類 意見内容 担当部局 担当課 市を中心に各会(ボランティア含む)、各施設の趣味の活動を運営す るシステム化を提案する。弱者である子ども、高齢者、障がいのある方 又は健康である方も皆、互いに支えあうつながりが必要である。人を想 う事により、人の想いを受ける方も互いに心の充実、安らぎとなるもの ①継続対応 85 である。 そこで、各団体(老人会、子ども会)、各施設(高齢者福祉、障がい 者福祉、保育園、幼稚園等)の趣味の活動を充実し、発表会また他の所 と合同発表していくことで、張り合いが生まれ心身健康につながってい くと思う。今以上に市を中心とした運営システムが必要だと思う。 市内各地域の老人クラブでは、清掃・除雪奉仕や児童の登下校時の交 通安全奉仕などの社会奉仕活動とともに、カラオケやゲートボールなど の趣味・レクリエーション活動などにも積極的に取り組んでおり、青森 市老人クラブ連合会では、各地域の老人クラブ相互の交流を深めなが ら、健康や生きがいづくりを充実させることを目的として、市内の老人 クラブを対象としたスポーツ大会や芸能大会などを開催しています。 このような各地域における活動や、日頃の活動を披露する場となる市 全体を対象とした取組の活性化を図るため、市では老人クラブや老人ク ラブ連合会の活動を支援しています。 また、保育所保育指針により保育所は、「地域社会との交流や連携を 図り、保護者や地域社会に、当該保育所が行う保育の内容を適切に説明 するよう務めなければならない」とありますことから、市では各団体と の交流実績がある「世代間交流事業」や「異年齢児童交流事業」等への 支援を行っているほか、障がい者等の団体の社会参加活動を促進するた め、障がい者及びその家族、高齢者又はひとり親家庭の親子で構成され る団体が企画し実施する活動やイベント等への参加を促すため、当該活 動等へ参加する方の移動に係る経費の一部を支援しています。 市では今後も支援を継続しながら、活動の充実を図ってまいります。 【保育所等地域活動事業・10,714千円】 【老人クラブ活動育成事業・13,526千円】 【青森市身体障害者福祉連合会運営補助事業・425千円】 【青森市手をつなぐ育成会運営補助事業・194千円】 【青森市精神保健家族会運営補助事業・50千円】 健康福祉部 障がい者 支援課 子ども しあわせ課 高齢介護 保険課 高齢者、障がい者、子ども、生活保護受給者など弱者とされる人々 へ、一緒に生活している仲間としてユニバーサル社会を民力で作ってい けるものがあると思うので、その基本として、“地域見守り運動”を キャンペーン化したい。弱者が一人でないと自覚できる社会はインフラ 86 ①継続対応 の強化とは違う成果を生むと思う。“気づかう”“感心をもつ”“声を かける”は人に勇気や生きる力を得られると思う。元気な社会を形成す る要素には仕事があること、仕事(働く所)があればいい町だというこ とに改めたい。 市では「人と人とがつながる地域で安心して自立した暮らしができる まち」を基本理念とし、平成25年度から平成27年度までの3年間を計画期 間とする「青森市地域福祉計画」において、誰もが地域において安心し て安全に暮らせるよう、地域住民や地域団体、民生委員・児童委員など との連携による見守り・声がけや防犯、防災に関する活動など、地域で 支え合う取組の充実を図ることとしており、現在、高齢者等の見守りや 支援等の施策を行っております。 【青森市地域福祉計画策定事務・1,251千円】 健康福祉部 健康福祉 政策課 № 検討結果 左の内容・理由等 30 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 最近、全国区のテレビで酸ヶ湯の大雪が非常に話題になっており、日 本記録を作ったということで、大々的に放送されていることを何度か見 る。これを是非観光に生かして、酸ヶ湯のあたりで何か雪を生かしたイ 87 ①継続対応 ベントなどをするため、市民公募してはどうかと思っている。例えば、 雪中行軍体験ツアーのようなものを、市民から公募して、新しい観光資 源にしてみてはどうかと思った。 酸ヶ湯の積雪の話題はPRに繋がる一方、「安全」への問合せも多くい ただいています。そのため、酸ヶ湯を含めた八甲田地区においては「安 全・安心」をテーマに温泉や宿泊、スキーといった国内外からの誘客促進 に努めています。 また、雪中行軍ツアーのご提言については危険が伴うなどのリスクが 高いため、現在では、八甲田の樹氷などを楽しんでいただけるよう「ス ノーシュー(西洋かんじき)トレッキング」などを開催しています。 経済部 観光課 今まで、県外に友人へのお中元やお歳暮にはリンゴやほたてを贈って きた。しかし、去年から方針を変えて、カシスや長芋などいろいろな青 88 森県の特産品を詰め込んで贈ったら大変反響があって喜ばれた。これは ①継続対応 観光にもつながると思うが、そのような商品を作ることで青森の良さが 伝わるのではないかと感じた。 商品については、消費者のニーズや商品の特性、物流形態などを踏ま えて、商品を製造する各事業者において決定されることとなりますが、 事業者の商品開発を支援するあおもり産品販売促進コーディネート事業 で、商品を形成するさまざまな要素を各分野の専門家などを交えて総合 的に検討するなど、商品としての成功確率を高める取組を支援しており ます。 【あおもり産品販売促進事業・27,751千円】 経済部 あおもり産品 販売促進課 № 検討結果 第3章 人々が集い活気にあふれ地域に根ざした産業が躍動するまち 31 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 人口減少に歯止めがかからないが、その理由として一つに働き口が少 ないということ、二つ目に若い人たちが喜びそうな大型娯楽施設などが なく、魅力がなくなっているからである。それに対して何も手を打って 89 ①継続対応 おらず、一方で中核工業団地の土地が売れ残っているという新聞記事を 見た。誘致企業は雪を嫌っているにもかかわらず、雪の多い山間部に工 業団地を造るということが間違っている。 市では、産業振興と地域経済の活性化及び雇用機会の確保・拡大を図 るため、企業誘致対策を最重点施策に掲げ、企業誘致活動に取り組んで おり、平成26年12月1日現在、91社を誘致し、うち67社が操業、約3,400 人の雇用に繋がっております。 特に、これら事業所の主な受け皿となるのが工業団地であり、本市で 現在分譲している工業団地に青森中核工業団地と大釈迦工業団地があり ます。その中でも青森中核工業団地は、平成12年度の一部分譲開始及び 平成14年度の全面分譲開始以来、譲渡及び賃貸中の企業含め、平成26年 12月1日現在、対区画面積では45.5%、対区画数では67.3%となってお り、誘致活動が奏功し、ゆっくりではありますが順調に分譲率も上昇し ております。 しかし、最近の景気の基調判断は「緩やかな回復を続けている」と判 断されておりますが、実質国内総生産(GDP)の速報値が2期連続のマイ ナス成長や資材費の高騰、人材不足などから企業の進出も鈍くなり、な お一層の都市間競争が厳しくなるなど、本市企業誘致を巡る環境は厳し いものとなっています。 このため、市では本市の優位性を確保するとともに、本市の強みや地 域特性、さらには本市の就業ニーズに対応した効率的かつ戦略的な企業 誘致活動を展開するため、誘致すべきターゲット業種を製造業、物流業 及び情報処理・提供サービス業に重点を置き、誘致企業が新たに青森中 核工業団地へ進出した際に行う雪対策への助成制度を創設するなど優遇 制度の充実も図ったところです。 今後も、本市の強みである豊かな自然や豊富な農林水産物資源、陸・ 海・空・鉄路の交通網の拠点、高次都市機能の集積、地震などの災害リ スクの低さなどを総合的にPRし、かつ、県や商工会議所など関係機関と 連携を図りながら積極的な企業誘致活動に取り組んでまいります。 【企業誘致関係機関連携事業・1,418千円】 【企業誘致活動事業・1,585千円】 【誘致企業等立地支援事業・100,704千円】 経済部 雇用創出・ 企業立地課 青森市には大学がたくさんあるにも関わらず、働き口がなく、また魅 ①継続対応 力ある街でないため、若い人が県外に流れてしまっている。 市では、公共職業安定所が主催する企業説明会及び就職面談会を共催 するなど、「雇用機会の拡大」に向けて、産業振興や中小企業支援、企 業誘致等の各種施策を推進し、一人でも多くの雇用創出を図ってまいり ます。 【職業能力向上支援事業・322千円】 【若年者職場定着支援事業・373千円】 経済部 雇用創出・ 企業立地課 雪中行軍体験ツアーはすごく行きたいと思った。責任の所在の問題も あると思うが、ゆるキャラなども作って、広めていけば面白いと思う。 91 ①継続対応 くまモンとふなっしーが一発当たり、経済効果は1億円以上になっている と聞いている。 ゆるキャラのご提案は楽しく受け止め、雪中行軍ツアーのご提言につ いては危険が伴うなどのリスクが高いため、現在では、八甲田の樹氷な どを楽しんでいただけるよう「スノーシュー(西洋かんじき)トレッキ ング」などを開催しています。 経済部 観光課 № 90 検討結果 32 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 市役所内部の実務は職員に任せ、市長は全国を回って、他県の良さを ①継続対応 見ながら青森市のPRをお願いしたいと思う。 市長には、市長本人が行うべき公務がたくさんあり、これらを職員に任 せることはできませんが、本市のPRとりんごやカシスをはじめとする本 市産品の販路拡大等を図るため、各地において市長トップセールス等に よるPR活動等を実施しております。 青森ねぶた祭や三内丸山遺跡、自然豊かな八甲田連峰や陸奥湾などに 代表される美しい自然や文化などの本市の魅力を全国に発信するため、 市長自ら首都圏などで開催される観光・物産展等にも参加し、全国へ青 森市をPRしているところです。引き続き積極的なPRに努めてまいりま す。 経済部 あおもり産品 販売促進課 交流推進課 青森では、定期観光バスやランチやディナー時及び納涼の湾内クルー ⑥その他 ジングがあるのだろうか。行うべきである。 現在、定期観光バスの運行はありませんが、各観光施設をつなぐ循環 バスねぶたん号を運行しており、お客様のニーズに応じて青森市の観光 を楽しんでいただけるよう移動手段を確保しているところです。また、 湾内クルーズについても、期間限定の湾内クルーズやナイトクルーズが 実施されておりますことから、今後も民間事業者などと連携を図り、観 光客に満足いただける青森の魅力づくりに努めてまいりたいと考えてお ります。 経済部 交流推進課 ワ・ラッセの影響もあり、ねぶたの里が債務超過でつぶれるという話 を聞いた。ねぶたの里から酸ヶ湯、八甲田、十和田湖と進む観光ルート としてよかったので、温泉をからめた新たな観光ルートづくりに力を入 94 ①継続対応 れるべきではないかと思う。冬の観光が少ないという声も聞くが、雪合 戦や地吹雪ツアー、かまくらなど雪を活用する道はいくらでもあると思 う。八甲田ロープウェー山頂からのスキーも観光になると思う。 現在、十和田湖の活性化へ県や関係市町村と連携しながら、青森市か ら酸ヶ湯を通るコースの更なる魅力作りに取り組んでいます。また、冬 季観光の誘客に欠くことのできない八甲田は26年度のシーズン中、ロー プウェーを19歳無料としたほか、モヤヒルズでは小学1年生を対象にリフ トを無料とするなど、観光客をも視野にスキー・スノーボードの人口拡大 や底辺拡大に努めています。 経済部 観光課 商工業中心の政策に加え、農林水産業を機軸としたまちづくりに力を いれるべきではないかと思っている。その場合、最重点に考えるのは青 森市の宿命である雪を生かした農業振興を第一に考えるべきだと思う。 95 具体的な振興策としては、戦後、八甲田山麓で開拓を進めたが、この ①継続対応 開拓地の農地を再開発で開拓し、雪割にんじんやだいこんのような高冷 地野菜、畑作に取り組むべきではないかと思っている。若い人が中心と なって取り組めばいいのではないかと思っている。 雪を活かした事例として、株式会社アップルヒルが雪室を活用したり んごの貯蔵に取り組んでいるほか、冬期間の寒さを利用して、パイプハ ウスで寒締め菜(ホウレンソウ、水菜、小松菜)や鉢花、切り花などの 栽培に取り組んでいるが、設備に対する初期投資に多額の経費が必要と なること、冬期間の除雪や暖房など維持費も必要となるなど、コスト面 での課題があります。 八甲田山麓の農地については、当地の気象条件が厳しいなどの理由に より、開拓した農地から離農しています。 農林水産部 農業政策課 農地林務課 № 92 93 検討結果 33 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 耕作放棄地の解消については、現在、市内5か所において実施している 圃場整備や耕作放棄地再生利用緊急対策事業により、意欲ある農業者へ の集約と農地の有効利用に努めております。 また、青年就農給付金や農の雇用など、国の事業を活用した新規就農 者や法人による雇用就農への支援に加え、地域の高齢者も参画可能な集 落営農組織・法人化などの取組を支援しております。 さらに高齢者に限らず、農業を営む場合は、必要な知識と経験を得た うえで就農することが不可欠であることから、各種施設・機関を活用し た研修機会を設けています。 なお、直売所は市内14か所にあり、各地域の生産者で組織する会員が 管理運営にあたっており、生産した農産物を身近な直売所で販売するこ とで、地産地消を図っています。 本市には、地域の農業者らが運営する産地直売所が12か所設置され、 新鮮で安全な農産物が提供されており、市でも市民の皆様にこれら産地 直売所の活動を広く周知するための広報活動を実施しております。さら に近年は、市内のスーパー等にも産直コーナーが設置されてきているほ か、民間企業の直売所もあるなど、地元農産物を定期的に購入できる環 境が整備されてきております。 【農地利用集積事業・77,319千円】 【集落営農組織構築支援事業・400千円】 農林水産部 経済部 農業政策課 農地林務課 あおもり産品 販売促進課 青森市の伝統作りを支援する施策を強化していただきたいと思う。油 川地区のまちづくり、細越地区のしめ縄づくりなど各地区の伝統を再発 ①継続対応 掘して支援する。これが結果的にいろいろな波及効果をもたらすことと 思う。 地域の歴史や文化を理解し郷土愛の醸成を図っていく上で、伝統文化 を次世代へ継承していくことは大変重要なことと認識しており、教育委 員会では、平成23年度から地域に根差す民俗芸能団体等に対し、伝承活 動の活性化や後継者の育成・確保及び地域文化の発展に寄与することを 目的として、活動や発表の場を紹介しながら、実演された団体には、そ の経費に対し支援しています。今後とも、活動や発表の場を積極的に紹 介することなどを通じ、地域に根差す伝統文化が次世代へ継承・保存さ れていくよう支援を継続してまいります。 教育委員会 事務局 文化財課 林業は、木を植えて、育てて、伐採して、また植えていく作業となる が、木材を使ってもらえないことにはうまくいかない。林業は人件費率 が高いので、林業が進歩するということは、雇用の場が増えるというこ 98 とになるので、青森市で生産される木材を使うという施策を是非お願い ①継続対応 したい。 木材を運び出す際には、道路が必要なので、道路網を整備することに ついて力を入れていただきたい。 県内でも大型の木材加工施設の導入が進められており、これからの地 元産材の消費拡大が期待されております。また、庁内においても「青森 市地元産材利用推進庁内連絡会議」を設置し、地元産材の利用の促進を 図っております。木材の運搬時に必要な道路網の整備につきましても、 国、県や森林組合等の関係機関と連携し整備を推進してまいります。 農林水産部 農地林務課 テレビなどのマスコミに対する露出度は弘前の葛西市長の方が高く、 観光コンベンション協会と一緒に弘前感交劇場などを実施している。青 99 森でも鹿内市長も頑張っており、2月1日に笑っせ劇場などを実施するの ①継続対応 であろうが、もう少し観光コンベンション協会の会長や、商工会議所の 会頭などと連携し、話し合う場を設けていただきたいと思う。 各種事業の実施に当たっては、これまでも、青森商工会議所や浪岡商 工会、青森県中小企業団体中央会、青森観光コンベンション協会等の関 係機関と連携を密にしています。 今後も、連携を密にして様々な事業を展開してまいります。 経済部 商工業政策課 № 検討結果 耕作放棄地はどんどん増えている。これには高齢者が働けるような農 地づくり、ハウスなどの整備を進め、高齢者の方が働いたらどうかと考 えている。県内で目立った直売施設を持っていないのは青森市のみであ 96 ①継続対応 る。青森市の中央、東部、西部、南部に直売施設を整備して、これが結 果的に高齢者の農業づくりの後押しをすることになるのではないかと 思っている。 97 34 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 弘前市では観光プラットフォームなどを行い、観光のことをいろいろ 100 ①継続対応 と勉強している。是非、青森市の観光課でも勉強してほしいと思う。 観光振興策には、多様な方法で市民の皆様からのご意見等を観光行政 に反映させていただいています。今後も様々な視点での情報収集等に努 め、青森市ならではの魅力を繋ぎ合わせながら観光振興を推進してまい ります。 経済部 観光課 市では、学生の力を活用したいと言っているが、学生からすると、や りたくてもやりにくいのが青森市だと思う。実際、私がイベントを企画 した際、学生支援の仕組みがない青森市ではなく、やむを得ず「学都弘 前」の補助がある弘前市で開催した。学校を通じて授業の一つとして若 101 者を活用するのも良いとは思うが、有志の学生が活動しやすい環境整備 ①継続対応 が必要だと思う。そこで、商店街の空き店舗等を活用し、学生の活動拠 点を作ってはどうか。地域の方々にとっても、学生の力を活用しやすい 環境が生まれ、駅前に学生と地域住民との交流拠点の施設となると考え る。 本市では、青森市中心市街地活性化協議会など、多様な主体と連携を 図りながら、第2期青森市中心市街地活性化基本計画に基づき、中心市街 地の活性化を推進しているところであり、本市のまちづくりには様々な 市民が参画しており、このような市民参画型の活動によって本市の中心 市街地や商店街は支えられているものと認識しております。 平成25年2月には青森公立大学と中心市街地活性化に関する協定を締結 したほか、青森公立大学・青森大学及び青森中央学院大学の学生が中心 商店街のコンセプトを検討・提案した「中心商店街にぎわい創出事業」 を現在も継続実施しているところであります。 また、平成25年度には市内の高校生や大学生の有志で組織された「あ おもり学生プロジェクトクリエイト」が昭和通りの空き店舗を活用して 学生が活動しやすいコミュニティスペースを整備したところであります が、整備にあたっては本市の商店街空き店舗対策事業補助金を活用した ところでもあります。 このほか、市では、学生など地域団体の皆さんが商店街や中心市街地 で、商店街の活性化につながるイベントを主催する場合に、その経費の 一部を支援する事業を実施しており、平成26年度にはこの支援制度を活 用して県内3つの大学が合同でアカペラストリートライブを実施するな ど、街のにぎわいを創出するための学生向け支援制度を設けておりま す。 市といたしましては、地域コミュニティの核として重要な役割を担う 商店街の活性化に関して、引き続き、学校・学生との連携・協力関係を 深めていく必要があるものと認識しており、これまでの支援策に加え、 中心市街地における学生のサークル活動支援などの検討もしているとこ ろです。 【中心市街地活性化協議会支援等事業・3,400千円】 【商店街空き店舗対策事業・13,013千円】 【商店街振興支援事業・14,121千円】 【まちなかフィールドスタディ支援事業・4,000千円】 経済部 商店街振興課 № 検討結果 35 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 観光客や市民は、シャッター街が多いとさびれている感じがすると思 う。せっかく場所があるので、青森のモノに限らず他県などのアンテナ ショップに入ってもらうと良いと考える。市民もスーパーでは買うこと 102 のできない他の地域の珍しいものを買うために来て、人通りが多くな ⑥その他 り、活気がでてくると思う。観光客の方もシャッター街を見るよりも良 い印象を受けると思う。シャッター街で暗いイメージから、お店のあか りがあふれる暖かい商店街になるのではないか。 全国的にも商店街の空き店舗の増加、常態化は社会問題化されてお り、「シャッター通り商店街」と呼ばれる商店街は各地で増加しており ます。 本市においても、まちの魅力・活力・集客力を低下させる要因の一つ である商店街の空き店舗の解消を図るため、空き店舗で事業を行う中小 企業者等を支援し、商業機能の充実や魅力の向上に努めてきたところで あり、空き地・空き店舗率は、良化傾向となっております。 また、本市は全国に誇れる農林水産物やこれらを活用した加工品、伝 統料理、地酒、工芸品などが豊富であり、(公社)青森市物産協会では 青森市文化観光交流施設ねぶたの家ワ・ラッセ内の「あおもりふるさと ショップ・アイモリー」においてアンテナショップを運営しており、食 品及びねぶた関連商品を含む工芸品等本市物産品等の販売を実施してい るほか、全国の百貨店催事場や食品売場、イベント会場等で物産展を開 催し、「食のまち・青森市」を全国へ発信しておりますが、商店街の空 き店舗を活用した他県などのアンテナショップの出店については様々な 条件面での調整など課題も多くあるものと認識しております。 現在、商店街区においては、常設のアンテナショップはありません が、各種イベントの際には、日常生活では購入することのできない他の 地域の特産品を販売するなど、商店街としても他の地域との交流に取り 組んでいるところでもあります。 市といたしましては、引き続き、本市の情報発信や交流機能の強化な ど各種事業を通じて、回遊性の高い空間を創出し、地域と一体となった 魅力ある商店街づくりを推進し、県都の顔にふさわしい魅力的で多様な 来街ニーズを満たす地区形成を進めてまいります。 【商店街振興支援事業・14,121千円】 経済部 商店街振興課 青森市の農林・水産の振興の基盤を維持することについてだが、青森 市に漁港がない。魚の町青森に近代的な漁港を建築する、問屋町をどう 103 ①継続対応 するか、現在、問屋町では漁業、農産物の市場ではない。何とか姿を構 築できるようにする。 本市には、久栗坂・青森・奥内・後潟の4つの漁港及び港湾区域には油 川・造道・原別・野内の4つの船溜りがあり、各漁協組合員(漁師)がホ タテガイ養殖や刺網等の漁を行っております。また、青森漁港等を国・ 県の補助を活用しながら計画的に整備を進め、機能強化に努めておりま す。 卸町にある青森市中央卸売市場は、水産物・青果及び花き(草花)の 卸売を行い、生鮮食料品等を安定的に且つ適正な価格で地元消費者の皆 さまに提供する流通拠点としての役割を担っております。また、当市場 では「市場開放デー」など一般市民の皆さまも市場を利用できるイベン トを定期的に開催し、市場の役割を広く知っていただくよう取り組んで おります。 【市場運営管理事業・248,170千円】 【市場施設整備事業・52,005千円】 【飛鳥漁港整備事業(負担金)・686千円】 【久栗坂漁港整備事業(負担金)・12,000千円】 【後潟漁港整備事業(負担金)・8,000千円】 農林水産部 水産業課 中央卸売市場 管理課 観光の振興は中心街に人がくる街づくり、現在の中心街ではない。市 104 民あって参画できる振興策を構築する。市民の声を聞くことが必要であ ①継続対応 る。 観光振興策には、100人委員広聴会や市民意識調査、手紙やメールによ る市民意見など、多様な方法で市民の皆様からのご意見を観光行政に反 映させていただいています。 経済部 観光課 № 検討結果 36 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 冬季観光について道路に雪があり車社会に対応できる施策を構築する 105 ことが必要ではないかと思う。八甲田丸方面に駐車場がないことが問題 ①継続対応 ではないかと思う。 観光客のレンタカー移動をも視野に、幹線道路の除排雪の徹底や、歩 道の融雪などを関係機関に働きかけると共に、観光施設やイベントへの 回遊性を高めるために駐車場の確保にもご協力をいただくなど、冬季観 光客のニーズに合わせながら誘客促進に取り組んでいます。なお、2年前 に県が八甲田丸向かいに駐車場を整備したことから、現在では、観光バ スやイベント時の駐車場として利活用されています。 経済部 観光課 新町通り車道横のボラード(車止め)について、何でこんなものを雪 国の町が取り入れたかと、観光客が理解できないと言っている。これで ④対応(実 は誰も喜んでこの町へ来ない。議員の方や行政職員方の声を聞きたいも 施)困難 のである。 新町通りは、平成7年度にJR青森駅前からつづく市のメイン通りにふ さわしい質の高い空間を演出し、都市景観の向上と市街地の活性化を図 ることを目的に、道路管理者である青森県及び市が地元商店街の意向を 反映しながら整備を進めたところです。整備内容としましては、電線地 中化をはじめ、景観向上のための舗装、植栽、ボラード等について整備 し、特にボラードについては歩道への車両侵入を防ぐなど歩行者の交通 安全対策のほか、夜間足元を照らす連続照明として景観にも配慮した施 設となっております。 都市整備部 公園河川課 市では、産業振興と地域経済の活性化及び雇用機会の確保・拡大を図 るため、企業誘致対策を最重点施策に掲げ、製造業、物流業及びコール センターやデータセンター等の情報処理・提供サービス関連産業の業種 に重点を置いた企業誘致活動を行っております。 その主な活動としては、首都圏・中部圏等の企業に対し進出意向に係 るアンケート調査を実施するとともに、回答いただいた企業を訪問し、 本市企業立地環境のPR等を行っております。 それに加え、各業界動向や企業の設備投資動向等について把握するた め、大手ゼネコン各社や都市開発等のデベロッパー、設計事務所等にも 定期的に訪問し、情報収集・情報交換等にも努めております。 また、社会経済動向や企業ニーズ、本市の立地環境等を踏まえて平成 26年10月に各種優遇制度の見直しを行い、雇用促進を図る助成制度の拡 充や、大規模企業進出に対する助成、雪対策への助成制度の創設等をし たところです。 今後も、企業ニーズ等の情報収集や県・青森商工会議所等関係機関と 連携を図りながら、企業誘致活動に取り組んでまいります。 【企業誘致関係機関連携事業・1,418千円】 【企業誘致活動事業・1,585千円】 【誘致企業等立地支援事業・100,704千円】 経済部 雇用創出・ 企業立地課 № 106 検討結果 雇用機会の拡大のため、もっと仕事をする場所を増やしていかなけれ 107 ばならないと考える。そのために、市や国が土地を安く貸して、大企業 ①継続対応 を誘致することで、市民の働く場が増えていくのではないかと思う。 37 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 アウガ前の噴水は、東日本大震災以降、節電対策として、ねぶた祭期 間以外の運転を自粛してきましたが、中心市街地に人が集い、観光客な どで賑わうよう、今年度から4月下旬から8月下旬までの4か月間運転を再 開しております。引き続き、適正かつ効果的な噴水の活用に努めてまい ります。 「日本一おいしい水」のモニュメントについては、毎年4月から11月ま で水を流しております。今後も観光客を楽しませるためにも継続してま いります。 【道路施設等維持管理事業・248,696千円】 経済部 都市整備部 商店街振興課 道路維持課 青森駅前地区の振興業は抜本的に劇的に改革されなければならない。 デパートが2店舗、駅ショップ街、アウガ、A-FACTORY、ワ・ラッセ、 アスパム、八甲田丸等、市民に十分アピールする店舗、施設があるにも 拘わらず、連携がうまくいってないし、商店街自体にも魅力がない。 青森市の商店街の中心は観光通り地区に移った感があるが、駅前地区 の賑わいを取り戻すには、 ① 青森銀座と称されるくらいの専門店舗の形成 109 ①継続対応 ② 駐車場の無料化 ③ 函館朝市・八食センター並みの大型魚菜市場(店舗)の開設 ④ 昨年度18隻、今年度はダイヤモンド・プリンセス号11万トン級をはじ め20数隻の大型客船観光客(約3万人)の取り込み ⑤ 北海道や近隣町村からの青森駅乗降客の取り込み等、 が必要であり、新町や古川の商店街の魅力が増し、おもてなし策が噛み 合えば、成果が期待できるのではないか。 本市では、平成19年2月に、第1期青森市中心市街地活性化基本計画、 平成24年3月に、第2期青森市中心市街地活性化基本計画が国の認定を受 けて以来、中心市街地における既存ストックの活用を図りつつ、利便性 の向上、街の楽しみ作りなど、ハード・ソフトの両面から、中心市街地 の活性化を図ってまいりました。 近年、商店街をはじめとする中心市街地の吸引力が弱まり、来街者が 減少傾向にあることなどが影響し、歩行者通行量は減少している一方、 ワ・ラッセやA−FACTORY、八甲田丸等の各施設が、ウォーター フロント地区の活性化を目的に、平成22年11月に設立した「青森 ウォーターフロント活性化協議会」が行う各種事業の効果などにより、 ウォーターフロント地区の魅力は向上しており、当該地区から中心市街 地全体への回遊性向上が求められているところです。 市といたしましては、頂いたご意見も参考に、引き続き、中心市街地 活性化のため、官民連携して、魅力ある商店街づくりや賑わい創出、街 の利便性向上の各種施策の実施、また、民間事業等への支援策を通じ、 県都の顔にふさわしい魅力的で多様な来街ニーズを満たす地区形成を進 めてまいります。 経済部 商店街振興課 アウガ地下の市場について、観光客も多く、青森ならではの飲食店も できたということで訪れたが、販売している方々の表情が暗く笑顔がな ①継続対応 い。観光客を迎えるためのコーナー、接客といったガイドラインを強化 して、青森市を観光客にとって魅力ある街にしていただきたい。 新鮮市場等を管理する青森駅前再開発ビル株式会社では、これまで も、市場の各店舗に対し、チラシの配付による注意喚起など、おもてな しに関する意識啓発を図ってきており、今後も、多くの皆様に一層快適 に御利用いただける施設とするよう努めていくとのことです。 市といたしましても、同社に対して一層の改善を働きかけるととも に、引き続き、アウガ内公共施設の利活用やアウガ全館の連携による魅 力・集客力の向上を図ってまいります。 経済部 商店街振興課 № 108 110 検討結果 アウガ前の「噴水」、「日本一おいしい水」の両モニュメントは、従 ①継続対応 前のように水を流し、観光客を楽しませてほしい。 38 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 城ヶ倉渓流は絶景であるが、数年前、落石事故があり完全通行止めと なった。事故発生で通行中止としているが、観光資源であり、中止と言 うだけでいっこうに開発しようとしない。「弁当と怪我はてめい持ち」 ④対応(実 111 と言うとおり、怪我は自己責任であると思う。行政は観光客増を期待す 施)困難 るが、やる気がなく、何にもしないことを良しとしている。入山者に自 己負担で保険を掛けさせ、また、改善開発には登山団体・自然愛好者に 声をかければ費用をかけずにボランティアで済むと思う。 城ヶ倉渓流の再開には、課題や問題などその対策へのハードルが高 く、関係事例からも、自己責任や保険加入だけではなく、安全・安心に 向けた整備が求められますので、再開は困難と考えております。 経済部 観光課 観光の振興の強化の方向性として、 ・新たな魅力の創出 ・産業観光の競争力の強化 ・誘客宣伝の活動強化 ・国際観光の推進 112 検討項目として、 ・大自然をそのままつなげる ・温泉、食材、祭、文化、歴史 ・産業観光への対応 ・涼しく低温度の夏 ①継続対応 市では、北海道新幹線の開業を新たな契機として、より多くの方々に 青森市を訪れていただくため、様々な観光資源を活かした魅力づくりに 努めているところです。特にご意見をいただいたとおり、青森ならでは の資源にこだわりながら、他都市との差別化を図り、より多くの方々に 支持していただけるよう取り組んでまいります。 経済部 交流推進課 ①継続対応 市では、まちづくりの基本的な考え方として、「人と環境にやさしい コンパクトシティ」を掲げ、中心市街地地区や新青森駅周辺地区などの 都市拠点や、日常生活の拠点である各地域それぞれが地域特性に応じた 機能を分担する、バランスのとれたコンパクトなまちづくりを進めると ともに、それぞれの拠点を交通ネットワークでつなぎ相互の連携強化を 推進することとしており、交通基盤の整備等についても、以上のことを 十分踏まえながら、駅、空港、港などの交通拠点間を有機的に連携し、 市民や観光客などの利便性向上のための環境整備を促進することとし、 幹線道路の整備については、バスをはじめとする自動車など交通の円滑 化を図るため、国・県・市が連携を図りながら、鋭意取り組んでまいり ます。 都市整備部 都市政策課 № 113 交通基盤の整備等が必要 検討結果 39 № 114 115 意見分類 意見内容 30万都市としての大雪への対策の検討 青森公立大学に観光学科の新設を望む 検討結果 左の内容・理由等 担当部局 担当課 ①継続対応 本市は、人口30万人規模の都市としては世界でも有数の豪雪都市であ り、昭和48年には特別豪雪地帯に指定されています。克雪対策の推進は 市政の最重要課題であることから、これまでも積極的な施策を展開して きたところです。また、「青森市市民とともに進める雪処理に関する条 例」を制定し、冬期間の道路交通や良好な市民生活に支障となるような 行為を未然に防止し、市民一人ひとりがそれぞれの役割を自覚し、互い に支えあいながら雪処理に努め、誰もが安全に安心して生活できる快適 なまちづくりを推進しております。さらに、「青森市新雪対策基本計 画」に掲げる「共に支え合い、共に創り上げる 元気で住みよい雪国都 市の構築」を目指し、平成24年度に雪対策事業実施計画を策定し、総合 的な雪対策に取り組んできました。除排雪事業については、毎年度除排 雪事業実施計画を作成し、冬期間の都市機能の維持及び道路交通の確保 と市民生活の安定に努めております。 【除排雪対策事業・2,349,603千円】 都市整備部 道路維持課 ④対応(実 施)困難 大学の設置に当たっては、県内大学における専門分野の設置状況、進 学希望の高校生や保護者の意見、県内及び近県における事業者からの要 望等を踏まえ、経営学と経済学について、総合的な思考力を備えた人材 の養成を図るとともに、地域の産業経済の発展及び文化の向上に寄与す ることを建学の理念に掲げ、平成5年に設立されました。その後、平成21 年4月の地方独立行政法人への移行後においても、引き続き、経営経済の 分野の諸問題について、地域性を軸にした研究を推進し、その研究成果 に基づいて、広く社会に有益な人材を輩出し、更には大学が存在する地 域を中心に大学が持つ知財を還元し、貢献するという使命を果たしてい るものと考えております。学部の新設等については、貴重なご意見とし て、大学にお伝えしてまいります。 市民政策部 政策推進課 中心市街地につきましては、本市のまちづくりの最上位指針である 「青森市新総合計画-元気都市あおもり 市民ビジョン-」において、商 業、業務、都心居住、交流などの高次な都市機能が集積した交流拠点と して、本市はもとより県都の顔にふさわしい地区形成を進めることとし ており、市では、平成24年3月、「第2期青森市中心市街地活性化基本計 画」が国の認定を受けて以来、国などの支援策を活用しながら、「歩い て暮らすことのできる質の高い生活空間(ウォーカブルタウン)の確 立」の実現に向け、中心市街地活性化を推進しております。 市といたしましては、引き続き、国の動向を注視しながら青森県や商 工会議所など多様な関係団体と連携しながら、快適な街歩きを楽しむこ とができる歩行者空間や交流機能の強化などを通じて、回遊性の高い空 間を創出し、県都の顔にふさわしい魅力的で多様な来街ニーズを満たす 地区形成を進めてまいります。 【中心市街地活性化協議会支援等事業・3,400千円】 経済部 商店街振興課 地域の観光振興対策としては、地域資源を生かした魅力向上を図り、 また、にぎわいの創設と促進を図ることにより国が重点的に支援を行う 116 ことができるソフト面、ハード面の双方において地方自治体、商工会議 ①継続対応 所、諸団体の事業者が相互に連絡して中心市街地活性化を促進させるこ とを目的に取り組むことが必要であると考えられる。 40 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 のっけ丼は開発途上にあり、更なる付加価値を備える必要がある。 1 のっけ丼の元祖である釧路市に青森市長をはじめ、どんぶり関係者 は定期的に訪問し、改善することがあれば青森ののっけ丼にも導入を検 討する。 2 のっけ丼を実施している釧路和商市場では、のっけ丼販売に特化し 117 ている商店主が90%を占めていることで観光客が激増し、活気に満ち溢 ①継続対応 れている。 3 観光客の客席スペースはあるか、食材・鮮度は他の市場に負けてい ないか、案内係、販売者への指導は十分か、低価格への配慮がなされて いるか、メニューは更なる充実化が必要ではないか、などを考える。 4 のっけ丼ハウスを市場内へ併設してはどうか。 東北新幹線新青森駅開業にあわせて取り組んできた「のっけ丼」は、 新幹線開業とともに、大変多くのお客様にご利用いただいてまいりまし た。 その後においても案内係の配置や飲食スペースの確保など、お客様が 利用しやすい環境に努めてきたところです。このような取組の結果、 2014年に実施された、第一回「全国丼グランプリ」において、エント リー数1300丼の中より、海鮮丼部門において金賞を受賞するなど、青森 市の魅力的な観光資源の一つとして認知されているところです。今後に おきましても各関係団体と連携しながらこの商品が更によいものになる よう努めてまいります。 経済部 交流推進課 衰退する中心市街地のあり方について、安全な通行区分帯の確保とし て、アーケードの支柱は歩行者と自転車通行の安全性を遮断しており、 118 ⑥その他 また雨雪を防ぐためには適しているが、開放感を遮っているので、アー ケードの撤去、または屋根部分の透明化により開放感を得る。 多くの市民や観光客が集い、交流する地域コミュニティの核としての 役割が求められている商店街のアーケードはその地域特性に応じた役割 を果たすために設けられているものであります。 本市は、県庁所在地では唯一行政区域全域が特別豪雪地帯に指定され ていることから、アーケードの設置は雨雪を防ぐことによる来街動機の 向上が見込まれる半面、開放感の遮断や維持管理にかかる費用負担と いった問題もあります。 現在、設置されている商店街のアーケードは各商店街が所有してお り、各商店街が道路管理者に対し、道路法に基づく道路占用許可を受け ているところであります。 ご提案のアーケードの撤去や屋根部分の透明化については、アーケー ドの所有者である各商店街にお伝えいたしますが、各商店街においても 既存アーケードの必要性の判断、撤去費や改修費等などの負担の問題も ありますことから、その対応は第一義的には商店街に裁量があるものと 考えております。 経済部 商店街振興課 中心部を整備し、場所を確保して、産直販売を定期的に実施し、新鮮 な生産物の直売を行い、生産者との交流を図る。また、郊外スーパー 119 ①継続対応 マーケットと連携して出張販売のシステムにより連携を図る。定期的に フリーマーケットを開催し、中心街住民との交流を深める。 本市には、地域の農業者らが運営する産地直売所が12か所設置され、 新鮮で安全な農産物が提供されており、市でも市民の皆様にこれら産地 直売所の活動を広く周知するための広報活動を実施しております。さら に近年は、市内のスーパー等にも産直コーナーが設置されてきているほ か、民間企業の直売所もあるなど、地元農産物を定期的に購入できる環 境が整備されてきております。 経済部 あおもり産品 販売促進課 № 検討結果 41 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 ①継続対応 全国的にも商店街の空き店舗の増加、常態化は社会問題化されてお り、「シャッター通り商店街」と呼ばれる商店街は各地で増加しており ます。 本市においても、まちの魅力・活力・集客力を低下させる要因の一つ である商店街の空き店舗の解消を図るため、空き店舗で事業を行う中小 企業者等に対し店舗賃借料等の一部を助成する商店街空き店舗対策事業 や空き店舗等の情報を集約した空き地・空き店舗バンクを開設するなど 商業機能の充実や魅力の向上に努めてきたところであります。 空き地・空き店舗率は、平成22年度の16.4%に対し、平成24年度は 14.1%、平成25年度は13.3%と良化傾向となっております。 市といたしましては、引き続き、複合的な商店街の空き店舗対策を通 じて、地域と一体となった魅力ある商店街づくりを推進し、県都の顔に ふさわしい魅力的で多様な来街ニーズを満たす地区形成を進めてまいり ます。 【商店街振興支援事業・14,121千円】 経済部 商店街振興課 高校生、大学生等の若い年代層の感性や発想を導入し活用を図るほ か、各店の関係者以外の異業者、他県の方の意見等多様で柔軟な発想を 121 ①継続対応 取り入れ、固定された価値観にとらわれず異なる視点からの提案につい て実現を図る。 本市のまちづくりには様々な市民が参画しており、このような市民参 画型の活動によって本市の中心市街地や商店街は支えられているものと 認識しております。 特に、高校生や大学生などの若い感性あふれるアイデアの創出から、 より実効性のある施策・事業へと発展させていくことは中心市街地や商 店街の活性化には必要不可欠であるものと考えております。 現在、市では、学生など地域団体の皆さんが商店街等の区域におい て、商店街の活性化につながるイベントを主催する場合に、その経費の 一部を支援する事業を実施しているほか、平成24年度からは、大学生が 実際に中心商店街を歩き、商店街関係者との意見交換など連携を図りな がら、若い感性を活かした商店街ごとのコンセプトを策定した「中心商 店街にぎわい創出事業」を継続的に実施しております。 市といたしましては、地域コミュニティの核として重要な役割を担う 商店街や本市の顔である中心市街地の活性化に関して、引き続き、学 校・学生との連携・協力関係を深めていく必要があるものと認識してお り、これまでの支援策に加え、中心市街地における学生のサークル活動 支援などの検討をしているところです。 【中心市街地活性化協議会支援等事業・3,400千円】 【商店街振興支援事業・14,121千円】 【まちなかフィールドスタディ支援事業・4,000千円】 経済部 商店街振興課 № 空き店舗について 1 賃貸促進や業務促進への転用を図る 120 2 賃貸施設として活用 3 高齢者用福祉施設として活用 4 進学塾として活用 検討結果 42 № 意見分類 意見内容 検討結果 中心市街地は商業活動を中心に発展してきたが、経済の発展や市民生 活の充実は、全国各地の中心市街地の衰退を招いてしまうこととなっ 122 た。歴史的変遷をみても中心街は1箇所に留まることなく、商業機能が他 ①継続対応 の場所に移ることも数多くあった。旧来の中心市街地は快適な環境への 転換を図ることによって、都市機能として再生することを提言する。 左の内容・理由等 担当部局 担当課 本市では、平成19年2月に、第1期青森市中心市街地活性化基本計画が 国の認定を受けて以来、中心市街地における既存ストックの活用を図り つつ、利便性の向上、街の楽しみ作りなど、ハード・ソフトの両面か ら、中心市街地の活性化を図ってまいりました。 平成24年3月、第2期目の青森市中心市街地活性化基本計画が国の認定 を受け、現在も引き続き、国などの支援策を活用しながら、「歩いて暮 らすことのできる質の高い生活空間、『ウォーカブルタウン』の確立」 を目標に、中心市街地の活性化に取り組んでおり、今後とも関係各機関 と連携を図りながら、中心市街地の活性化を目指してまいります。 経済部 商店街振興課 経済部 農林水産部 商工業政策課 農業政策課 経済部 交流推進課 市では、平成26年8月11日に設置した「成長戦略本部」において、現 在、「人口減少・少子高齢化の進展が本市に与える影響・課題と対応の方 向性」を研究テーマとして課題整理作業を実施中であり、整理された課 題に基づき「青森市新総合計画−元気都市あおもり 市民ビジョン−後期 人口減少と高齢化という人口問題をしっかり踏まえた地域振興策や街 基本計画」を策定し、計画に基づき商工業振興のための施策を検討して づくりを考えていくことが喫緊の課題である。人口減少の中でも、暮ら まいります。 しと地域をしっかり守っていけるような仕組みを作っていくことが大切 本市における農業の課題は、後継者の不足や高齢化など農業従事者の である。 ⑤実施段階検 減少による担い手不足となっています。このため、地域との話し合いに 123 そのための取組として、商工業、農林水産業の振興策を練り上げ、実 討(継続検 より農業の将来ビジョンを描く「人・農とプラン」の取組を市内全域で 行につなげていくこと。 討) 進めており、多彩な担い手の確保とプラン実現に向けた補助事業の活用 ・現状の把握及びその分析を行うこと や農地の集積・集約化による生産性の向上を図り、経営発展と地域農業 ・各々の強み、弱みの再確認と整理を行うこと の振興を推進しています。 ・各々の基盤の保持、改善と更なる振興策を策定し、実現していくこと また、就農後についても関係機関と連携を図りながら、営農指導や相 談を行っています。 【農地利用集積事業・77,319千円】 【集落営農組織構築支援事業・400千円】 観光についても、より一層の振興策を考え、現状の再点検を実施す る。観光ニーズの把握と観光拠点の発掘、ならびに整理・統合やイメー 124 ①継続対応 ジアップ作戦をより一層実施する。県、他市町村との連携を積極的に図 ることを検討、実施する。 市では、北海道新幹線の開業に向け、更なる観光振興を図るため、ア クションプランを作成したところです。このアクションプランの作成に あたっては、ご意見にあるとおり、お客様のニーズを把握するための マーケット調査を実施し、新たな観光資源の発掘、磨き上げに努めるこ ととしております。 また、本市の魅力を効果的に発信するため、ターゲットの設定やその 手法を検討したうえで、プロモーション計画を整理し、戦略的な情報発 信を行うこととしております。 広域的な連携については、現在津軽地域及び青函圏での連携事業を進 めており、北海道新幹線開業に向けより多くのお客様に支持していただ ける魅力的な広域観光圏の形成を進めてまいります。 43 № 意見分類 意見内容 検討結果 住みやすいまち「青森市」の構築と広報活動を強化すること ・「コンパクトシティ」を標榜しており、その現況を点検し、強化する ものや見直しを図るもの等を整理し、更なる推進策を検討し、実施する 125 こと ①継続対応 ・「新幹線の効果」をもっと生かす手立てを考え、実現を図ること ・雇用機会の拡大を目指し実現すること ・青森市の魅力をさらに多方面へPRしていくこと 市長を先頭にあらゆる機会を捉え、青森市のPRに徹し、観光客等の集 客を国内外に広く発信し、青森が世界に誇れるねぶた祭、縄文遺跡や八 甲田の湿原と高山植物の魅力や雄大な山岳スキーと世界に誇れる樹氷の 126 ①継続対応 美しさ等を紹介し、長期滞在型の団体客を招致に尽力すると共に市民一 人ひとりがおもてなしの精神を持って観光客等に接することが大切であ ると思う。 左の内容・理由等 市では、人口減少・超高齢社会を迎える中、効率的で機能的な都市構 造を目指し、まちづくりの基本的な考え方として、「人と環境にやさし いコンパクトシティ」を掲げ、市街地の無秩序な拡大や都市の生活を支 える機能の拡散を抑制し、既存ストックの有効活用などにより、中心市 街地地区や新青森駅周辺地区などの都市拠点や、日常生活の拠点である 各地域それぞれが、地域特性に応じた機能を分担する、バランスの取れ たコンパクトなまちづくりを進めております。 また、新幹線の効果を活かすため、新青森駅周辺地区においては、商 業、文化などの都市機能が集積した交流拠点である中心市街地地区など とのアクセスの利便性を高めるとともに、青森らしい空間を創出し、県 内他都市、道南地域とを結ぶ広域交流の玄関口としてふさわしい地区形 成を進めております。 今後も、急激な人口減少と高齢化が進むと見込まれていることから、 市として持続可能なまちづくりを進めるため、現状の分析等を行い、都 市全体の観点から、居住や都市の生活を支える機能の一層の誘導や公共 交通によるネットワークによる連携などにより「人と環境にやさしいコ ンパクトシティ」の形成に努めてまいります。 また、公共職業安定所が主催する企業説明会及び就職面談会を共催す るなど、「雇用機会の拡大」に向けて、産業振興や中小企業支援、企業 誘致等の各種施策を推進し、一人でも多くの雇用創出を図ってまいりま す。 本市では、国内外から多くのお客様が本市を訪れ、本市の魅力を楽し んでいただけるよう、首都圏等における国内プロモーションや、アジア 圏を中心とした海外プロモーションを実施し、青森ねぶた祭、三内丸山 遺跡、八甲田、浅虫温泉等の青森が誇る独自の文化・豊かな自然・山海 の食等のPRを行い、誘客の促進に努めています。今後も、更に多くのお 客様に本市を訪れていただくとともに、より多くの時間を本市で滞在し ていただけるよう、地域資源の磨き上げの取組を進めてまいります。 【立地適正化計画策定事務・10,675千円】 【職業能力向上支援事業・322千円】 【若年者職場定着支援事業・373千円】 本市では、国内外から多くのお客様が本市を訪れ、本市の魅力を楽し んでいただけるよう、首都圏等における国内プロモーションや、アジア 圏を中心とした海外プロモーションを実施し、青森ねぶた祭、三内丸山 遺跡、八甲田、浅虫温泉等の青森が誇る独自の文化・豊かな自然・山海 の食等のPRを行い、誘客の促進に努めています。今後も、更に多くのお 客様に本市を訪れていただくとともに、より多くの時間を本市で滞在し ていただけるよう、地域資源の磨き上げの取組を進めてまいります。 また、観光客の皆様に対するおもてなしの心は非常に重要なものと考 えており、観光ボランティアや市民を対象とした青森市観光ボランティ ア交流会を定期的に開催し、お客様をお迎えするためのおもてなし意識 の醸成に努めています。 今後も、多くの観光客の方に「青森ファン」となって何度でも本市を 訪れていただけるよう、官民一体となったおもてなし意識の向上を図る ための取組を進めてまいります。 44 担当部局 担当課 都市整備部 経済部 経済部 都市政策課 雇用創出・ 企業立地課 交流推進課 経済部 交流推進課 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 復職したいかたについては復職できるような環境を整えていけるよう 127 に会社も含めて対応していく必要があると思う。復職したかたのいる会 ①継続対応 社に時短等の分の補助を出す等でしょうか。 近年、出産や育児が一段落して、再就職を希望する女性が増えている 中で、青森公共職業安定所では、再就職を望む女性に対してきめ細かな 就業支援を行う、マザーズコーナーを開設しており、市では、このよう な関係機関と連携を図りながら、出産や育児で一度離職してもスムーズ に再就職できる仕組みづくりを進めてまいります。 経済部 雇用創出・ 企業立地課 農林水産業の振興として、決め手くん、萌えキャラ等を産業毎、品物 128 毎に選定してパッケージ化する等、差別化を図って商品化することが必 ①継続対応 要と思う。 青森市には、観光イメージキャラクター「ねぶたん」「はねとん」 「あぷたん」「ほたてん」がおり、これらのキャラクターを商品のパッ ケージなどへ活用することができるよう、申請をしていただければ簡単 な審査で利用できるようにしております。 【あおもり産品販売促進事業・27,751千円】 経済部 あおもり産品 販売促進課 交流推進課 青森は冬期間どうしても雪の問題があり物流にコストがかかると思 う。道路の除雪は車線を減らさない除雪、アスファルトは水はけのよい 129 ①継続対応 アスファルト、車線は目立つ黄色、除雪に邪魔にならないキャッツア イ、オーバーハング標識の設置など環境を整えていく事が必要である。 機械除雪においては、寄せ雪が発生しその結果車線が減少することか ら、効率よく排雪作業を行い、車線の確保に努めてまいります。 また、市民や、事業者による道路への出し雪については、パトロール 時に発見した場合は雪を出さないよう啓発に努めております。 【除排雪対策事業・2,349,603千円】 都市整備部 道路維持課 現在、国内外の大型クルーズ客船の寄港数が東北最多となるなど、交 流拠点としても重要な役割を果たしている新中央埠頭は、耐震強化機能 を備えた岸壁や防波堤などが整備されており、災害発生時には緊急物資 輸送に対応する防災拠点として、さきの東日本大震災時には緊急物資の 輸送拠点のほか、被災した港の代替港としても活用されたところです。 また、最近は、クルーズ客船のほかに食と音楽を合わせた野外音楽 フェスを開催するなど、さまざまな交流活動も推進しているところであ り、今後においても、地域の経済や活性化につながるよう、引き続き、 新中央埠頭の整備利用促進について、関係機関と連携を図りながら取り 組んでいきたいと考えています。 経済部 交流推進課 新規就農者の確保に向け、市は県及び農協、農業委員会と地域が連携 した就農相談の実施、青年就農給付金(準備型・営農開始型)による就 農前後の収入確保や関係機関との連携による現地営農指導や各種セミ ナーを行っています。 【新規就農総合支援事業・68,830千円】 農林水産部 農業政策課 № 130 検討結果 中央埠頭をもっと活用して、貨物船での大量輸送を考えてもいいと思 ⑥その他 う。 農林水産基盤の維持・保全として、他県のように青森で一次産業に従 事してくれる人のリクルート、補助、支援を行うことと思う。 一次産業従事者の父母は子どもに一次産業に従事してほしいと思って 131 いる方が少ないと思われ、そのようなジレンマがあると思う。また子ど ①継続対応 もは苦労している父母を見ているため、同様に一次産業に就こうと思っ ている人が少ないと思うので、新たに従事しようという方を金銭的、物 質的に手厚く支援する事。 45 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 商工業の振興として、空きビルの再編成、商業施設の誘致、距離的格 差をなくするようなリアルタイムではないけれどほしい物が手に入る、 132 ①継続対応 ネットショッピング大手と協業するとかしないと商業的には難しいと思 う。 中心市街地で商売を行いたい方に低家賃で店舗を運営できるようパ サージュ広場において、商業ベンチャー支援事業を実施するほか、中心 市街地での空き店舗を活用し、商売を行う方を対象に家賃の一部を助成 する「商店街空き店舗対策事業補助金」を実施するなどし、中心市街地 への店舗誘導や空き店舗の解消ヘ向けた取組を行うとともに、厚生労働 省の実践型地域雇用創造事業を活用し、ソーシャルメディア活用人材育 成セミナー等を開催するなどして、商業者がホームページやブログ、SNS の活用し、販路拡大を行っていけるようにするなどの取組を実施してま いります。 【商業ベンチャー支援事業・3,246千円】 【商店街空き店舗対策事業・13,013千円】 経済部 商工業政策課 商店街振興課 2 工業的にはインターチェンジ又は空港からのアクセスを専用道を付け 133 るとか、もっと速くしないと企業にとって青森に進出するメリットを見 ⑥その他 いだせるようなことが必要と思う。 インターチェンジや空港から工業団地や問屋町等へは、専用ではない ものの幹線道路の整備が進んでいると認識しており、主要な物流施設へ のアクセスは確保されているものと考えております。 都市整備部 道路建設課 雇用機会の拡大として、環境を整え、企業を呼び込むようにすればよ いのではないかと思う。 青森の若者に限らず、親元にいるため衣食住に困らず、働かなくても 食べていける又は親が甘やかしている若年者が多いように思う。その方 134 達は親が亡くなったら生活保護だろうか。そんな人たちを養うために納 ①継続対応 税しているのではない。若年者にはどんな仕事をしたいかではなく、ま ず働いてみるように指導して、その中で適正、適職を見極めていくよう にしたらよいと思う。事業所にもそれ相応の対応、支援が必要になると 思う。 市では、高校生を対象とした高校出前講座の開催や進路選択ガイド ブックの作成・配付による早期からの職業意識の醸成に加え、公共職業 安定所が主催する企業説明会及び就職面談会を共催するなど、「雇用機 会の拡大」に向けて、産業振興や中小企業支援、企業誘致等の各種施策 を推進し、一人でも多くの雇用創出を図ってまいります。 【職業能力向上支援事業・322千円】 【若年者職場定着支援事業・373千円】 経済部 雇用創出・ 企業立地課 № 検討結果 46 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 青森の観光の目玉は「ねぶた祭」だと考えるが、今以上の観光振興と なれば別のターゲットを獲得することだと思う。化人というのがあるの で、コスプレ跳人を呼び込んではどうだろうか。幸い青森出身の漫画家 もおり、コラボレーションして前ねぶたや、コスプレ跳人の賞を作った り、ゆるキャラ跳人などもおもしろいと思う。全国からファンが集ま り、ねぶたを通していろんなイベントを仕掛けていけばよいと思う。 ねぶたの運行経路、時間も見直しが必要と思う。カラス対策は現状成 135 ⑥その他 功していると思う。新町通り自体すべて桟敷としてしまってもいいと思 う。場所取りや通行人の混雑を解消するためには市が用意する無料桟敷 もしくは安価な桟敷を準備することもよいかもしれない。通行は運行経 路の1つ外側の道路とするなど思い切った変更が必要だと思う。 ねぶたにしても、青森市史か何かで、もともと立ねぶたであったこと を目にしたように思う。それを復活させるとか、総てが同じ形でなくて もよいのではないだろうか。 ご提言については、市も参加している青森ねぶた祭の主催団体である 「青森ねぶた祭実行委員会」において、それらも含め、これまでも関係 者、有識者の意見を聞きながらねぶた祭に関する課題検討を重ねていま す。観光振興対策に関する市民意見として今後の参考とさせていただき ます。 経済部 観光課 商工業や雇用機会、観光では、新町通りをどうにか活用できないか。 歩行者天国のイベントを増やしたり、県産品の販売や地産地消を推し進 める意識をさらに高める努力をしていくなど。せっかく青森にはねぶた 136 という全国に誇れる祭りがあるので、もっとねぶたを活用し函館に新幹 ①継続対応 線が届く前に、青森の魅力を全国に伝えるべき。飛行場もCAT3なども十 分に活用し、ねぶた時期の観光客を取り込むために、市がバックアップ し商店街を盛り上げてほしい。 本市の中心商店街では、四季折々のイベントを通じた魅力ある商店街 づくりに努めているところあり、例年、5月のゴールデンウィーク期間中 に開催されている「AOMORI春フェスティバル」や8月下旬に開催されてい る「しんまちふれあい広場」では、多くの市民の皆さんや観光客の皆さ んに参加していただいているところです。 10月上旬に開催している「しんまちフェスタ青い森のハロウィン」で は、今年度、新たに青森公立大学と連携し、県内各自治体の産品を紹介 する「あおもりまるっとよいどころ祭り」も同時開催するなど関係機関 のご理解のもと、様々な歩行者天国イベントを実施しているところで す。 また、年間を通じて「青森ねぶた」の生の迫力を体感できる「ねぶた の家 ワ・ラッセ」には、多くの観光客にご来場いただいているところ であり、ねぶたの体験を通して、ねぶたファンの育成に努めているほ か、商店街の活性化事業として、商店街のメインストリートや中心市街 地のねぶたの運行コースに面する店舗に「ねぶた」を活用した広告装飾 を設置し、商店街の賑わい創出に取り組んでいただくよう、その費用の 一部を補助する「青森市ねぶたのある商店街づくり推進事業」も実施し ているところです。 このほか、「東北六魂祭」や「東北復興大祭典なかの」、「ふるさと 祭東京」でのねぶたの出陣に加え、台湾で開催された「ランタンフェス ティバル」への青森ねぶた招聘をきっかけとした交流事業など、ねぶた を活用した国内外からの誘客促進にも力を入れて取り組んでいるところ です。 市といたしましては、まち全体の商業機能の充実、魅力の向上、にぎ わいの創出を図るため、本市のまちづくりを力強く牽引している商店街 の活性化に資する取組を引き続き支援してまいります。 経済部 商店街振興課 № 検討結果 47 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 市では東日本大震災からの一日も早い復興と東北の元気を全国に発信 すべく東北六魂祭に毎年青森ねぶたを出陣しています。2011年仙台市、 2012年盛岡市、2013年福島市と震災被害の大きかった被災県の県庁所在 地へねぶたを派遣しています。また、派遣を通じて「被災者の仮設住 宅」の慰問活動も行っています。 経済部 観光課 県外の方から聞くのが、青森に行きたいが、観光情報がホームページ だけだと分かりづらいとのことである。市内に住んでいて私もそう思い 138 ①継続対応 ます。あちこちでチラシやポスターを探さないと分かりづらいので、硬 い情報以外も市で発信してくれればと思う。 青森市の観光情報を、一人でも多くの皆様にお届けできるよう、ホー ムページやフェイスブックの活用や、旅行者が旅先からの観光情報発信 をリアルタイムで行っていただくようWi-Fi環境の整備にも取り組んで います。また、県外のイベントなど、あらゆる機会を通じて、県や関係 団体と連携しながら、ポスターやガイドブックなどの展示・配付を積極的 に行っていますが、今後も、旅行される年齢層や目的にあった効果的な 情報発信に努めます。 経済部 観光課 来てもらう観光、出かける観光を分けて検討すべき。地域の観光資源 はそんなに数多くあるわけでもない。 来てもらう観光は「ねぶた」であり「三内丸山」に代表される。「三 内丸山」についての提案として、修学旅行のメッカに仕上げる。小学 139 ①継続対応 校・中学校・高校の教材になるガイドブックを作成する。 出かける観光は、一例として森林博物館の日帰りバス旅行は抽選にな る企画もある。「酸ヶ湯・十和田湖」への「バス旅行」大人の「修学旅 行」企画をすることなど成功する企画。 本市では、国内最大級の縄文集落跡「三内丸山遺跡」をより多くのお 客様に訪れていただきたいと考えており、国内外に対し三内丸山遺跡の 魅力を積極的にPRし、誘客の促進に努めています。 現在、年間10,000人以上の修学旅行生が三内丸山遺跡を訪れています が、更なる修学旅行生の誘致のため、北海道道南・北東北地域の学校等 に対し、修学旅行誘致に向けた働きかけを行っております。また、青森 県の教育旅行ガイドブックに三内丸山遺跡の情報を掲載し、広く配布を 行っております。 また、多くの方に本市を訪れていただくため、魅力的な旅行商品の企 画が重要であると考えており、国内外の旅行会社に対し、本市ならでは の観光資源を取り入れた旅行商品造成の働きかけを行っております。今 後も、観光客のニーズの把握、観光資源の磨き上げ等を図り、民間観光 関連事業者等と連携しながら、本市へのより一層の誘客に向けた取組を 促進してまいります。 経済部 交流推進課 担当課任せとせず情報の収集・発信をする「専門担当課・部署」を設 けるべきである。既存の行政担当部課では対応が遅れるので、「イン 140 ⑥その他 ターネットで情報発信できる集中管理課・部」の設置を検討することが 急がれる。 本市では、現在、広報紙、テレビ、ラジオ等を活用した広報事業を実 施しているほか、市民に迅速かつ的確に情報を伝達するために、報道機 関に情報提供をしています。また、インターネットを活用して、ホーム ページや携帯サイト、メールマガジン、ツイッター、フェイスブックか ら最新の情報を発信している。これらはすべて市民政策部広報広聴課の 所管であり、ご意見をいただいた部署は既に設置しています。 総務部 人事課 № 137 検討結果 被災地支援として被災者を祭りに招待するのは行っていると思うが、 ①継続対応 今度は被災地にねぶたを運び、活気を与えてほしい。 48 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 活気にあふれた産業のまちづくりといえば、若者が集うイメージがあ る。若者の雇用に際して、やりがいのある仕事や給料、また継続できる 141 ような環境、支援が大事と思われ、定着させていくための必須条件に ①継続対応 なってくると思う。また受け入れ先の会社(企業)への指導や財政支援 等も必要になってくるのではないかと思う。 市では、公共職業安定所が主催する企業説明会及び就職面談会を共催 するなど、「雇用機会の拡大」に向けて、産業振興や中小企業支援、企 業誘致等の各種施策を推進し、一人でも多くの雇用創出を図ってまいり ます。 また、労働環境の充実に向けて、賃金の適正な水準の確保、有給休暇 や育児・介護休業を取得しやすい環境づくりなど、関係機関と連携を図 りながら各制度の普及啓発に努めてまいります。 【職業能力向上支援事業・322千円】 【若年者職場定着支援事業・373千円】 経済部 雇用創出・ 企業立地課 ねぶたもカタチの問題ではなくココロの問題だと思う。だからこそ 「重要無形民俗文化財」に指定されたのではないだろうか。「ねぶた」 を単眼的に見るのでなくて複眼的に見ることが「ワ・ラッセ」の活性化 142 ①継続対応 につながる。津軽弁通訳ガイドとか温泉コンシェルジュなどおもてなし 文化を売り込めないものだろうか。やはり観光に必要なのは「ハードよ りハート」である。 市では、誘客促進と一人でも多くのリピーターを獲得するため、ご提 言の「おもてなし」に関係者と協同で取り組んでいます。市民のご協力 をいただきながら、中心市街地を一緒に回る「街てくガイド」や、「ね ぶたの家ワ・ラッセ」でのねぶた専門ガイド「覚様(おべさま)」などは、 津軽弁を交えてのガイドが好評をいただいています。今後も「おもてな しの心」を大切に、また育みながら観光振興を推進します。 経済部 観光課 雇用の拡大、観光の振興がなぜ上手く進まないのでしょう。結論から 言えば、「青森市に魅力」を認めないからである。雇用の拡大は人材を 支える企業が必要となるかであり、その企業が青森市に企業立地の魅力 を認めないからである。例として新幹線駅前。 観光の振興、行政は「ねぶた」「自然が豊か」「温泉」等は確かに 個々には魅力がある。しかし、個々を結びつけるストーリー性を全く感 じることができない。 143 ①継続対応 (例としてねぶたは「イベント」であるが、ねぶたと地域とのストー リー性を観ることはない。) 青森市を企業にとっても観光にとっても「魅力ある街」とするために、 企業には 青森 市を 含め た地 域の ニー ズに 対応 した ビジ ネス (全 国展 開)、観光では、魅力ある個々を結ぶストーリー性を展開することでは ないだろうか。極論的に言えば「青森百選」をつくる。方法は市職員全 員が青森市の魅力を見つけることである。 市では、産業振興と地域経済の活性化及び雇用機会の確保・拡大を図 るため、企業誘致対策を最重点施策に掲げ、製造業、物流業及びコール センターやデータセンター等の情報処理・提供サービス関連産業の業種 に重点を置いた企業誘致活動を行っております。 その主な活動としては、首都圏・中部圏等の企業に対し進出意向に係 るアンケート調査を実施するとともに、回答いただいた企業を訪問し、 本市企業立地環境のPR等を行っております。 それに加え、各業界動向や企業の設備投資動向等について把握するた め、大手ゼネコン各社や都市開発等のデベロッパー、設計事務所等にも 定期的に訪問し、情報収集・情報交換等にも努めております。 また、社会経済動向や企業ニーズ、本市の立地環境等を踏まえて平成 26年10月に各種優遇制度の見直しを行い、雇用促進を図る助成制度の拡 充や、大規模企業進出に対する助成、雪対策への助成制度の創設等をし たところです。 今後も、企業ニーズ等の情報収集や県・青森商工会議所等関係機関と 連携を図りながら、企業誘致活動に取り組んでまいります。 観光の振興については、市では現在、民間事業者など関係者からなる 「青森市観光振興会議」を立上げ、また、2016年の北海道新幹線新函館・ 北斗駅開業を見据え「観光アクションプラン」づくりにも取組み、ねぶ たをキーワードに1年間のストーリーの構築と、自然、食、文化といった 青森市ならではの魅力を繋ぎ合わせながらプロモーション活動を展開す ることとしています。 【企業誘致関係機関連携事業・1,418千円】 【企業誘致活動事業・1,585千円】 【誘致企業等立地支援事業・100,704千円】 経済部 雇用創出・ 企業立地課 観光課 № 検討結果 49 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 すべての項目について、若い人の力が必要だという意見があり、高齢 者福祉や子育て支援の充実も、若者の力が必要になってくるのは分かる が、そのシステムを確立したところで、若者が継続していかないと意味 がないと思う。しかし、若者はLINEやパズドラに夢中なので、地域コ ミュニティには関心がないというのが実情だと思う。 144 ①継続対応 よって、逆手にとって高齢者の方にスマホを普及させるというのはど うかと思う。スマホで子どもとつながることで、犯罪防止にもつながる し、簡単ではないが、インターネットコミュニケーションがキーワード ではないかなと思う。市として、コミュニティサイトを作るのもいいの ではないかと思う。 青森市では、インターネットを活用したコミュニティ型の交流サイト 「ソーシャル・ネットワーキング・サービス(いわゆるSNS)」とし て、青森市公式フェイスブックページ「あおもり mori mori チャンネ ル」を開設し、市からのお知らせや市民の暮らしに役立つ情報、市が関 係する市内外のイベント情報、おすすめ情報のほか、災害時には防災に 関する情報等を発信しています。 フェイスブックは、パソコンやスマートフォンから誰でも自由に登録 でき、登録すると、市の投稿に対して「いいね!」ボタンや、コメント ができるようになり、閲覧者同士のコミュニケーションが可能となりま す。 市民政策部 広報広聴課 市のキャッチフレーズ「めーどーin青森」はそのままとして残し、 「まほろばの国青森市」のコピーをキーワードにすることを提案する。 県では世界遺産登録を申請している。4000年前に豊かで多彩な自然の中 で1500年存続した人々から自然と調和し、人と人が思いやる社会があっ たことが伺える。現代の豊かさのリスクを考えたとき、お金で買えない 青森市独自の社会の仕組み作りで県内外からのお手本となることで、老 145 ①継続対応 若男女を呼び込み、雇用を高め、高齢者が住みやすい市にする。 1 福祉(思いやりの心)、青少年育成(縄文時代の体験) 2 農林水産業の振興(グリーンツーリズム) 3 商品開発(アワ、キビ、栗使用の土産品、パッケージデザイン) 4 ファッション(縄文を現代のモダンにアレンジ) 5 植林、木工品、バイオマス(エコの手本推進) 教育委員会では、遺跡の出土品等の展示や保管、遺跡に関する情報発 信等を行う拠点施設として、旧野沢小学校を改修し、平成27年度に「小 牧野遺跡保護センター」を開館させる予定としています。この施設に は、小牧野遺跡を中心とした縄文時代の生活や祭祀の様子などをわかり やすく解説した展示室等を設置するほか、発掘体験や環状列石の組み立 てなど様々な体験コーナーの設置、更には、縄文時代に関する各種体験 教室を開催するなど、子どもからお年寄りまで楽しく縄文時代を学べる 施設となるよう整備を進めております。 グリーンツーリズムや地域イベントの掘り起しを通じ、地域の活性化 を図るため、浪岡地区と後潟・奥内地区を対象とした地域おこし協力隊 による支援活動を行っています。 雑穀について、本市では生産されておらず、生産性・収益性が低いた めと思われます。 教育委員会 事務局 農林水産部 文化財課 農業政策課 オリンピックの誘致については、国を挙げて取り組んでいるところで す。 教育委員会 事務局 文化スポーツ 振興課 № 検討結果 第4章 歴史と文化を受け継ぎ未来を創造する人を育むまち 146 夢の提言として、世界で初めて市としてオリンピックへの参画をし ⑥その他 て、青森市が名乗りを挙げる。 50 № 意見分類 意見内容 検討結果 左の内容・理由等 担当部局 担当課 市では昨年12月、「脱・原発依存社会」の実現を目指して、再生可能 エネルギーの導入を推進することとし、そのための計画を策定したとこ ろです。 具体的な取組として、太陽光発電システムや木質ペレットストーブの 設置に対する補助のほか、平成24年度からは弘前大学北日本新エネル ギー研究所と連携し、市域内に存在する温泉熱やバイオマスといったエ ネルギーについて、利用技術の実証調査を行っています。また、平成25 年度には、一般財団法人地方自治研究機構と共同で、小型風力発電や小 型水力発電等の再生可能エネルギーについて、利用と普及に関する調査 研究を実施しています。さらに平成26年度には、八甲田周辺地区におい て地熱発電所の建設に向けた調査が行われていることを受け、市民の地 熱開発に対する理解を促進することを目的に「青森地熱開発理解促進シ ンポジウム」を開催しています。 再生可能エネルギーの導入は地球温暖化対策としてはもちろん原子力 発電への依存度を低減させるための取組として有効であると考えており ますので、今後も引き続き市域内における再生可能エネルギーの導入を 推進してまいります。 【新・省エネルギー導入推進事業・10,199千円】 環境部 環境政策課 環境部 環境政策課 第5章 自然をまもり親しみ安全・安心で暮らしやすいまち 放射能及び風評被害等考えれば原発は反対である。しからば、原発の ない社会をどう築くかが問題である。 青森は自然エネルギーの宝庫である。風力発電しかり、八甲田の地熱 を利用した地熱発電、陸奥湾を利用し日本海と太平洋との海流の潮の流 147 ①継続対応 れを利用した水力発電、他にもいろいろ考えられる。 市長は原発に反対ならそれに代わるエネルギーの研究を大学及び専門 家に依頼したらどうかと思う。反対のための反対ではなく、代替エネル ギーについて、理論的にも構築すべきと思う。 農林水産業の振興には陸奥湾の環境保全が必要と思うが、陸奥湾は浄 化装置のない金魚鉢と同じであり、一度汚れた水は自然に回復すること 本市においては、陸奥湾の良好な水質を将来にわたって維持していく ができない。したがって、海産物の宝庫といわれた陸奥湾の再生を目指 ため、下水道整備の促進及び接続の普及啓発をはじめ、排水量の多い工 すか、観光や物流の盛んな海を目指すかの選択になるが、陸奥湾では多 場や事業場への立入検査を実施し、必要に応じて行政指導するなど水質 くの漁民が生活しており、青森市民の考えだけでは決められず、また、 環境の保全に努めてきました。また、河川27地点・青森湾内3地点におけ 他の町村とも協議が必要になる。 ⑤実施段階検 る水質の常時監視、さらには、市民の皆様、ボランティア団体の皆様の 148 また、大型船は、出航前に船底に海水を入れて船底を重くして安定を 討(継続検 ご協力のもと、海浜・河川の清掃を行うなど官民挙げて陸奥湾の環境保 図りながら航海し、着岸して海水を吐き出すため、青森市が観光や物流 討) 全に努めてきました。 の活性化を求めて海外から船を呼べば呼ぶほど陸奥湾は汚染する危険が 陸奥湾週間の指定につきましては、陸奥湾の環境問題を学び、それぞ 増すと理解しなければならない。また、陸奥湾については、温暖化によ れが必要なことを実施していくべきとの趣旨には、本市としても賛同す る海水面の上昇や湾の環境保全などの問題もあるので、陸奥湾週間を定 るところであることから、国・県・陸奥湾沿岸市町村並びに関係団体の め、陸奥湾の事情を学び、それぞれ必要なことをなして行く週間にする 意見を踏まえながら、実現の可能性について検討してまいります。 ことをお願いしたい。 51 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 高齢者福祉の充実として、事故防止の観点から冬期間の自転車、バイ ④対応(実 149 クの通行を公的事業以外は禁止してもよいと思う。交通手段として小型 施)困難 のバスを数多く運行するのがよいと思う。 冬期間における積雪路面や凍結路面での自転車利用は、転倒の危険性 が高まります。国家公安委員会が定めた「交通の方法に関する教則」の 中に「路面が凍り付いているところや風雨が強いときは、自転車を押し て歩きましょう」と明記されており、自転車利用者自身が注意し、守る べき交通マナーであります。市では、これまでも交通事故防止のため幼 児から高齢者までに対する交通安全教育を実施しており、冬期間の自転 車利用について自粛していただくよう啓発に努めているほか、市内高校 に文書を発出し冬期間の自転車自粛を要請しております。今後も各種活 動を通じて自転車の安全利用の推進に取り組んでまいります。 また、バスダイヤは、1台の車両を効率的に運用するため、様々な路線 や時間帯を組み合わせて運行しております。 そのため、日中の少ないバス需要に合わせバスを小型化すると、朝夕 の需要ピーク時にお客様の乗り残しを発生させてしまう状況となるた め、バスの小型化は困難でありますことをご理解願います。 市民生活部 交通部 生活安心課 管理課 「新町通り」には自転車専用標識を設けているが、「歩道」乗り入れ により、危険な目にあっていることを時々、見かける。注意しても平気 150 で逃げ去り事故を引き起こし、「弱者」は歩行困難。歩道に駐輪し歩道 ①継続対応 をふさいでいることも多い。健常者も弱者も迷惑しており、商店でも店 頭歩道の迷惑駐輪の対策を立てるべきだと思う。 自転車は、道路交通法の規定により歩車道の区別のある道路では車道 を通行しなければならないと規定されておりますが、標識で指定された 「自転車通行可」の歩道は通行することができます。市では、自転車の 安全利用対策として交通安全教室、街頭指導、自転車マナーアップ大会 への参加などを行い、自転車利用者の交通ルールの理解及び交通マナー の向上に取り組んでおります。自転車は軽車両であり、自動車同様に法 を遵守しなければ場合によっては処罰されることなどについて、さらに 市民に周知する必要があると考えており、関係機関・団体と連携しなが ら引き続き自転車の安全利用の推進に取り組んでまいります。 【交通安全啓発事業・477千円】 市民生活部 生活安心課 中心街を離れた歩道も自転車の疾走や駐輪に悩まされる。車道の側道 151 部分を自転車道として走らせることは無理だから、余裕のある歩道で歩 ⑥その他 行者の多いところは「自転車専用」の表示をしてはいいのではないか。 自転車は、道路交通法の規定により歩車道の区別のある道路では車道 を通行しなければならないと規定されております。ただし、道路標識や 道路標示によって指定された「自転車通行可」の歩道は、通行すること ができます。「普通自転車の歩道通行可」の交通規制標識・標示につき ましては青森県公安委員会が所管し、設置・対応しておりますことか ら、ご意見を青森警察署にお伝えいたします。 市民生活部 生活安心課 № 検討結果 52 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 景観行政になると思うが、青森市のシンボルになるような素晴らしい 景観がほしいと思っている。市の景観条例を設定し、地区毎に指導しな 152 ①継続対応 がら、市のシンボルとなり、人寄せすることができるような自然緑地公 園があってもいいのではないかと考えている。 市では、青森らしい魅力ある景観形成を推進し、愛着と誇りのもてる まちづくりを進めるため、平成14年に「青森市景観条例」を制定してお ります。また、平成18年には、良好な景観の形成に関する計画である 「青森市景観計画」を策定し、市の景観を、自然的景観、歴史・文化的 景観、市街地景観に分類し、それぞれの地域の特性に応じた基本方針を 定め、地域ごとに適した景観の誘導を行っております。 市内の公園につきましては、白砂青松の合浦公園や公園中心部に湖畔 がある野木和公園などがあり、市民の皆様に親しんでいただいていると ころです。 今後も、市民・事業者・行政の景観意識の啓発を図りながら、良好な 景観の形成に努めてまいります。 都市整備部 都市政策課 公園河川課 規模の大きい建物についてはバリアフリー化されているものが多いと 思うが、例えば市内で床面積が300平方メートル以下の小規模の建物につ 153 いてはバリアフリー化されている建物が少ないと思うので、促進をすべ ①継続対応 きではないかと思う。そのためには、小規模建築物のバリアフリー化を した場合には市から適合書を出すなどをすべきではないかと考える。 小規模な建築物のバリアフリー化に対しては、青森県で定めた「青森 県福祉のまちづくり条例」において、公共的施設(不特定多数の者が利 用する施設及びこれに準ずる施設)で、整備基準に適合している建築物 は、申請することで知事が平成10年から適合証を交付しています。ま た、「バリアフリー法」においても、特定建築物(多数の者が利用する 建築物)で建築物移動等円滑化誘導基準等の条件を満たしていれば、申 請することで市が平成18年から認定書を交付しています。 今後においても、バリアフリー化の促進に向けて、これらの法律や条 例の周知・徹底に努めてまいります。 都市整備部 建築指導課 交通部 管理課 № 検討結果 第6章 空・海・陸の道で行き交う雪に強く住みよい美しいまち 交通部では、郊外部を含めた様々な路線を組み合わせたダイヤでバス を運行しているため、特に冬期間における路面接触の危険性があったこ ユニバーサルデザインに基づいた社会になるためには、誰もが安全で とから、ワンステップバスという低床バスの導入を進めてきた経緯があ ⑤実施段階検 円滑に利用できる公共交通機関が必要である。市営バスでも低床バス導 り、平成26年度末時点における低床バス車両の割合は約40%となってお 154 討(継続検 入の話は聞くが、そうではないバスもあることから、100パーセントに近 ります。 討) くなるようバスの低床化も考えてほしいと思う。 今後は、車高調整装置の採用によるノンステップバスの改良が進んで きていることを踏まえ、車両更新に当たってはノンステップバスの導入 を進めてまいります。 53 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 外国人を受け入れるために、外国人にも理解できる簡単な道案内など ①継続対応 の表示も行うべきではないかと思う。 本市では、外国人観光客の快適な観光のため、受入態勢の整備が重要 であると考えております。 このため「青森市観光関連事業者インバウンド対策事業補助金」を設 け、市内の観光関連施設での多言語案内表示等を推進し、また、無料W i−Fi環境の整備など外国人観光客の利便性向上に努めてきたところ です。 また、道案内等の表示については、新たに観光案内板等を設置する際 には多言語による表示を進めているところであり、今後、既存の案内板 等についても、表記の統一、設置場所管理等について関係機関・部署等 とも連携を図りながら改善に向けた検討を進めてまいります。 経済部 交流推進課 いつもガラ空きで走っているねぶたん号が気になり、一度、1日券を買 い、青森駅前から郷土館、ガーラタウン、新青森駅、棟方志功記念館を 156 ①継続対応 観光した。ねぶたん号の運行が1日10便から7便になったこと、雪のため バスが15分以上遅れてくることで大変な思いをした。 平成26年8月の運行から、従来の1周25km・80分の環状ルートでの運行 から、三内丸山遺跡と棟方志功記念館を中心市街地を経由して結ぶ折り 返し運行に変更するとともに、1日13.5便に増便したところです。 運行距離及び時間の短縮によって、冬期間の遅れについても改善でき るものと考えております。 【公共交通円滑化促進事業・19,969千円】 都市整備部 都市政策課 № 155 検討結果 157 かつて新潟市内・金沢市内を観光したが、1日周遊券で観光すると施設 ⑤実施段階検 入館料が、1割引とか2割引の優待割引があった。青森のねぶたん号は何 ねぶたん号の1日乗車券と観光施設や食と一体となった商品について、 討(継続検 も優待がない。ねぶたん号1日周遊券を購入した場合の入館料優待割引に 実現に向け対応してまいります。 討) ついて検討してほしい。 都市整備部 都市政策課 158 ⑤実施段階検 ねぶたん号は、観光案内ルートマップ付の時刻表を作成・配付し、周 ねぶたん号のPRとして市営バスの時刻表にねぶたん号の時刻表を載せ 討(継続検 知活動を行っておりますが、利用の促進に向け、今後の周知活動を検討 て、市民が気軽に買い物にも利用できるようにする。 討) してまいります。 都市整備部 都市政策課 159 ねぶたん号を利用しやすくするため、バスカードを使えるようにして ④対応(実 はどうか。 施)困難 都市整備部 都市政策課 バスカードの導入には、運賃箱やシステム等の導入に大規模な費用が 必要であり、対応は困難なものと考えます。 54 № 意見分類 意見内容 検討結果 左の内容・理由等 担当部局 担当課 青森市は港湾の活性化によって経済発展を遂げたのであればその原点 である港湾振興策について長期的展望を持つべきである。昨年の3月に県 のロジスティクス(物流)推進事業を発表して、創造的復興に向けて10 月から調査に入った。私はこの事業こそ青森港湾を復活させる絶好の機 会だと思う。観光事業の大型客船の入港だけでなく。貨物船による物流 の拠点化事業に市が率先して取り組むことを知事に伝えるべきである。 青森市は「県のロジスティクス(物流)推進事業」に参画をして、青森 港湾振興を深めて物流の拠点化を図り、東アジアのゲートウェイ(玄関 160 口)を目指す政策を掲げて駅前を活性化させて、観光交流物産館「アウ ⑥その他 ガ」を生かす方法を取ってもらいたいと思っている。市はその政策を通 して、市民が経済的に豊かさを実感できるように経済環境の再構築をす るべきである。 青森県は2012年の農業産出額が全国トップの伸び率で、産出額は8位の 2,804億円もある。東北六県で一位になっている。 その中心に立地するのが、青森港湾を抱えた青森市である事を忘れな いでもらいたい。北海道・北東北の「食料供給基地化」に最も相応し く、東アジアのゲートウェイも夢ではないのが青森港湾である。 青森港は、これまで本州と北海道を結ぶ交通、物流の拠点として、ま た、近年においては、国内外の大型クルーズ客船の寄港数が東北最多と なるなど、交流拠点としても重要な役割を果たしています。 また、東日本大震災時においては、被災した八戸港の代替港として機 能するなど、陸奥湾に囲まれた静穏度の高い青森港の優位性が改めて確 認をされたところです。 経済部 青森港は本市のまちづくりにおいても極めて重要な役割を果たしてい ることから、今後も、クルーズ客船の誘致とともに物流事業の拡大の可 能性を検証しながら、青森港の振興を通した活性化を図るために、県を はじめ関係機関と連携を図りながら取り組んでいきたいと考えていま す。 交流推進課 「アウガ」は、現状のままでは整理対象にせざるを得ない状況下にあ る。できるならば地下の市場を、権利の等価交換で移動可能ならば駅前 広場あたりに移動をさせて、負債を整理し売却をするか、または青森港 ④対応(実 161 湾の物流拠点化を図って、駅前を活性化させて維持ができるようにする 施)困難 か、または港湾事業者の事務所として再利用するか。あらゆる選択肢を 将来に向かって真剣に取り組まなければならない。 アウガを管理運営する青森駅前再開発ビル㈱では、厳しい経営状況に ある中で、計画期間中の経常損益の黒字化を図り、健全経営の中期的安 定を目指すことを目標に、平成26年6月に第2次再生計画を策定したとこ ろであり、当該計画では、地下の一部及び1階から4階までの商業フロア について、商業機能を基本に、商業施設としての再生への道筋をつける こととしております。 したがいまして、「商業施設としての再生」という青森駅前再開発ビ ル㈱の第2次再生計画の方針を踏まえると、現時点では、市といたしまし ては、いただいたアウガに関するご意見への対応は難しいものと考えて おります。 経済部 商店街振興課 日頃、外国人観光客をいろいろと案内をしている者としての提案であ るが、国は自治体と協力して観光地の道路案内の標識を改善して、主要 駅周辺は2年以内に取り替える方針としている。市でも公園などをローマ 162 ①継続対応 字で書いているのであれば、パークという英語標記とするような指針を 作っていただきたい。弘前市は年度内にこの事業に入る予定としている と聞いた。 本市では、本市を訪れた外国人観光客が快適に観光を楽しむことがで きるように、外国人観光客の受入態勢の整備が重要なものであると考え ております。 外国人観光客向けの道路表示については、新たに観光案内板等を設置 する際には、多言語による表示を進めているところであり、今後、既存 の案内板等についても、表記の統一、設置場所管理等について関係機 関・部署等とも連携を図りながら、改善に向けた検討を進めてまいりま す。 経済部 交流推進課 55 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 市では、雪に強く住みよいまちづくりとして、流・融雪溝の整備のほ か、冬期における安全で快適な歩行者空間を確保するため、中心市街地 などにおいて、自然エネルギーのひとつである地中熱を利用した融雪歩 道の整備にも鋭意取り組んでおります。 都市整備部 道路維持課 青森に来るには交通費が高い。東京・札幌間と東京・青森間では東 ⑥その他 京・札幌間の方が安い。是非、格安航空会社の誘致をお願いしたい。 格安航空会社の誘致にあたっては、路線維持に必要な需要の確保や、 既存路線との共存などが就航にあたっての課題であると考えておりま す。 市としては、県などの関係機関と連携し、航空需要や航空業界を取り 巻く環境変化などを見極めながら、引き続きLCC就航の可能性を探ってい きたいと考えています。 経済部 交流推進課 駅に自家用車の横付けができない駅は青森県以外の他県にはない。こ ④対応(実 れが青森市の観光面において大きな問題である。 施)困難 市では、青森駅前広場における公共交通を中心とした総合交通ターミ ナル機能の強化を図るため、限られた広場空間を活用し、バスターミナ ル、タクシープール、身障者用の乗降スペースなどを配置するととも に、駅北側に一般車両の乗降場と一体となった青森駅前駐車場を整備し ています。 駅前広場には、1日約900便の大型バスが往来しており、バスターミナ ル内に一般車両を混在させることは、交通事故の原因や、違法駐車車両 などによるバスの円滑な運行の妨げにつながると考えております。 駅北側の青森駅前駐車場は、送迎などの乗り降りに対応するよう、30 分未満の利用は無料としている他、広場内の歩行動線上には、冬でも円 滑にご利用いただけるよう、シェルター・融雪施設などを整備しており ますので、自家用車での乗降の際は、当該駐車場をご利用ください。 都市整備部 道路維持課 都市政策課 地域コミュニティの活性化については、やはり人々が集まりやすいよ うにすることが大事だと思う。交通の便に関して、戸山や幸畑のバスの 166 通る量が少なく感じられ、筒井はどこに行くにも近い上に駅ができたり ①継続対応 し、近隣地域での格差が大きいのではないか。これではコミュニティご とに差が生じてしまうのではないか。 本格的な人口減少社会が到来する中で、地域社会の活力を維持・向上 するため、公共交通が果たす役割は重要であると考えており、まちづく りと一体となった交通ネットワークの形成を進めてまいります。 都市整備部 都市政策課 除雪をもっとしっかりやってほしい。去年より除雪が良くなっている と思うが、子育て支援の充実の一つとして、歩道をもっと除雪してほし 167 ①継続対応 いと毎冬思わされる。特に小学生が車道を歩いているときは危険を感じ る。免許がなく歩かなければならない高齢者も助かると思う。 歩道除雪については今年度見直しを行い、除排雪が必要な路線の選定 及び除排雪方法を精査し除排雪事業実施計画に反映させております。 歩道につきましても、パトロールを行い適宜除雪を実施し歩行者空間 の確保に努めてまいります。 【除排雪対策事業・2,349,603千円】 都市整備部 道路維持課 № 検討結果 雪にしても、市は流雪溝を整備する方向で進めているが、スマートシ 163 ①継続対応 ティの建設、地中熱を利用した都市建設をしていただきたい。 164 165 56 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 最近の若い方は交通の便も気にして就活するようです。明らかに都市 ①継続対応 圏のほうが交通の便が良いので人が流れてしまうのではないかと思う。 本格的な人口減少社会が到来する中で、地域社会の活力を維持・向上 するため、公共交通が果たす役割は重要であり、まちづくりと一体と なった交通ネットワークの形成を進めてまいります。 都市整備部 都市政策課 市が景観条例を制定して地域ごとに指導しながら、それらに見合った ①継続対応 景観づくりを進める自治体になればよい。(例:弘前の藤田記念邸) 市では、青森らしい魅力ある景観形成を推進し、愛着と誇りのもてる まちづくりを進めるため、平成14年に「青森市景観条例」を制定してお ります。また、平成18年には、良好な景観の形成に関する計画である 「青森市景観計画」を策定し、市の景観を、自然的景観、歴史・文化的 景観、市街地景観に分類し、それぞれの地域の特性に応じた基本方針を 定め、地域ごとに適した景観の誘導を行っております。 今後も、市民・事業者・行政の景観意識の啓発を図りながら、良好な 景観の形成に努めてまいります。 都市整備部 都市政策課 生活弱者(身障者・高齢者・歩行困難者など)の「歩道」確保につい て。バリアフリーのことは流行語のように「ことば」だけが飛び交って 170 いるが、「歩道」の危険を排除することが必要。中心街道路に準ずる道 ①継続対応 路を精査し、健常者も弱者も「歩く」という健康の基本を確保すること が大事だと思う。 市では「青森市バリアフリー推進整備計画」、「青森市冬期バリアフ リー計画」を策定し、四季を通して安全、安心、快適なまちづくりを進 めております。 この中で、青森駅を含む中心市街地地区を「重点整備地区」と位置づ け、この地区の主な経路についてはバリアフリー化が対応済であり、冬 期バリアフリーについても計画的に整備しております。また重点整備地 区に隣接し公共施設等が多く立地している地区を「周辺重点整備地区」 と位置づけ、順次バリアフリー化を進めながら安全で快適な歩行者空間 の形成に努めてまいります。 都市整備部 都市政策課 新町活性化のために市営バスの運行を見直してみたらどうか。新町方 面にはアスパム、アウガ、デパート、市場、A-FACTORY、駅ビル等、買い ④対応(実 171 物、食事をするのには良い店がたくさんあり、一週間に何度も行きたい 施)困難 が、バス料金が高い。バスの利用状況の少ない時間帯のバス料金を安く して気軽に新町へ行くことができたらと思う。 市営バスの料金につきましては、消費税増税による料金の引上げを除 き、平成2年度以来料金を据え置いており、できる限りお客様にとって利 用しやすい料金設定に努めているところであり、厳しい経営状況におい て、運送収入の減少につながる料金の引下げは困難でありますことをご 理解願います。 交通部 管理課 他県、他市で「100円循環バス」を取り入れているが、青森市でも交通 アクセスしだいで新町活性化につなげることができるのではないかと思 ④対応(実 172 う。無理であれば、今発行している「買い物バスカード」1000円(1300 施)困難 円分)のようなものを新たに発行するなどいろいろ考える余地はあると 思う。 交通部が運行するバスダイヤは、青森駅発着の便が中心であり、その ほとんどが新町を経由しているところであります。 利用しやすくわかりやすい運賃制度につきましては、利用者の利便性 向上に繋がることは承知しておりますが、厳しい経営状況において、運 送収入の減少につながる料金の引下げは困難でありますことをご理解願 います。 交通部 管理課 № 168 169 検討結果 57 № 意見分類 意見内容 検討結果 青森市は物価、賃金の割に土地や家賃が高いと言われている。若者が 働きやすく、活力ある街を作るためにも住宅事情の改善を望む。地元企 173 業や地元の木材を使うことで補助金が出るなど、自分が知らないだけで ①継続対応 実際は既にあるのかしれないが、あるのだとすればもっと公にし、誰も が利用できるよう工夫してほしい。 左の内容・理由等 担当部局 担当課 現在市では、住宅建設等に係る補助事業は実施しておりませんが、消 費税引き上げ後の住宅取得者の負担を軽減するため、平成26年4月に国が 創設した「すまい給付金」制度があり、国などのホームページにおいて 制度内容や申請方法等についての情報提供がなされております。 今後、広く市民の皆様に情報提供がなされるよう必要に応じて市の ホームページにリンク設定する等その周知について検討してまいりま す。 都市整備部 住宅まち づくり課 建築指導課 58 № 意見分類 意見内容 検討結果 左の内容・理由等 担当部局 担当課 平成23年3月に改正された青森市議会議員定数条例に基づき、平成26年 10月19日告示の一般選挙より35人に削減されています。 議会事務局 総務課 その他 174 人口30万人未満の青森市に市議会議員が40名以上いるが、果たして必 ⑥その他 要なのかと思う。 選挙での青森市民の投票率の低さが気になっている。2013年4月の市長 選、7月の参院選ともに50パーセントを満たしていない。政治に興味を持 たない人が多いのであれば、市からの働きかけを今以上に強化して、市 175 ①継続対応 政に興味を持ってもらうようにするべきである。選挙に行くよう勧める 学生団体など若者も頑張っているようなので、協力して投票率を上げて いきたいと思う。 市では、選挙啓発を青森市明るい選挙推進協議会と連携し実施してい ます。平常時にはポスターコンクール作品の募集・展示や成人式での啓 発物資の配布、出前講座等を行っており、選挙時には投票日の周知と投 票参加を呼びかけるための啓発物資を配布しているほか、新聞広告、広 報を実施しているところです。 今回の意見にある市政に興味を持ってもらう取組としては、市と市民 が意見を交換する議会報告会や市民と市長のなんでもトークなどの広報 広聴活動に市民が多数参加することにより、市政に関心を持ち、投票率 の向上につながるものと考えています。 また、主権者である市民に対して、幼少期から主権者の権利、義務等 をその段階によってわかりやすく教育することも重要であると考えてお り、他の部局と役割分担等横断的に投票率向上について検討する必要が あるものと考えています。 【選挙啓発事業・32千円】 情報(施策)が、いずれでも難解な役所用語を広報だけで理解しろと 176 言われてもなかなかの課題ではないか。「つながる」には「分かり合え ①継続対応 ること」が必要である。行政と議会は知恵を出していただきたい。 市では、「役所言葉見直しの手引」を作成し、市の仕事の全体をより わかりやすく市民の皆様へお伝えするため、相手の立場に立ったわかり やすく、親しみやすい文章をつくることに取り組んできましたが、今後 もより一層の改善に努めてまいります。 また、議会としても、この手引を参考に、わかりやすく親しみやすい 文章とするよう取り組んできましたが、今後もより一層の改善に努めて まいります。 59 選挙管理 選挙管理 委員会事務局 委員会事務局 総務部 議会事務局 総務課 総務課 平成25年度第4回あおもり市民100人委員広聴会案件:市政への提案について 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 市では、まちづくりの中心として町(内)会を位置付けており懸命な判 断だと思うが、現実には規約のない町(内)会や、役員の選出が不透明な 町(内)会等も存在し、町(内)会は玉石混こうが現実だと思う。しかし、 ④対応(実 1 青森市では町(内)会を指導するような部局がない。町(内)会を中心にま 施)困難 ちづくりをしようという青森市の政策に敬意は払うが、そのためには町 (内)会の指導をするセクションが必要だと思う。 町(内)会は地域住民の自治組織であり、任意団体であることから、 町会会員の合意があれば、規約制定や役員選出方法の明確化などの義務 を負っているものではなく、また、町会の規約の整備や役員の選任など に市の指揮監督権は及ばないものです。市と町会は主従関係ではなくま ちづくりのパートナーとして対等な関係であると考えておりますことか ら、町会を指導するセクションの設置は考えていませんが、今後も町会 の円滑な運営、活動に資するため、相談等には随時対応してまいりま す。 総務部 人事課 青森市役所庁舎建て替えについて、3日間専門講師を招いての意見公聴 会があり、各市議会議員から積極的な意見があるものと思い聞いていた 2 が、あまりなく驚いた。多数の一般市民が参加している中、単に聞くだ ⑥その他 けの公聴会であったことが残念である。その後、また継続審査となり理 解できない。 意見公聴会は、市役所庁舎の整備について、当時、庁舎整備の設計プ ロポーザルに係る条例案が継続審査となっており、市役所庁舎やまちづ くりについて市議会には様々なご意見があったことから、庁舎整備やま ちづくりに関する専門家をお招きしての講演及び質疑応答等を通じて、 市役所庁舎の設置場所等の判断の参考に資するために開催したものであ ることから、ご理解ください。 総務部 管財課 庁舎問題について、青森市商工会議所青年部が前面に出て、新町商店 街などの参加者の意見がないのは理解できない。 中心市街地が活性化され市民が楽しい街へ行くことを前提として、市 3 ⑥その他 庁舎が何処にするかを論じてよいのではないか。 青森駅西口へ青森駅を建て替えする費用を誰が負担するかを商工会議 所青年部は議論する立場にはないと思う。 ご意見は意見交換会に関することと思われますが、このことについて は、平成25年第2回市議会定例会において、「青森市のまちづくりに関す る陳情」が採択されたことなどを勘案し、市・市議会・陳情の提出者で ある青森商工会議所青年部の三者による意見交換会を開催することとし たものですので、ご理解ください。 総務部 管財課 青森市では、テレビ広報として、青森ケーブルテレビで5分番組を放送 するほか、平成25年度から青森放送でデジタルデータ放送のdボタンを活 用した市政情報の提供を開始しております。 青森ケーブルテレビは、毎週月曜から金曜日まで、午後5時55分から放 送しております。 また、青森放送のデジタルデータ放送は、リモコンのdボタンを押 し、画面右側の「あなたの街のデジ便り」に合わせ決定ボタンを押し、 「青森市」を選択すると、24時間いつでも視聴可能です。 市民政策部 広報広聴課 № 検討結果 第1章 市民と共に築く市民のための自立したまち 4 青森市では各種講演会や展示会を実施しているので、開催前に予定と ①継続対応 してテレビに流してほしいと思う。 60 № 意見分類 意見内容 検討結果 左の内容・理由等 担当部局 担当課 本市では、長期的・総合的な視点から効果的・戦略的なまちづくりを 展開していくため、市民や団体などのまちづくりの主体と議会、行政が 協働により目指す共通の目標として、平成22年12月に「青森市新総合計 画−元気都市あおもり 市民ビジョン−」基本構想を各分野の学識経験 者や有識者、公募の市民による総合計画審議会の審議の下に策定してい ます。 また、基本構想の実現に向けた具体的な施策を網羅する計画として、 平成23年2月に前期基本計画を策定するとともに各施策に目標指標を設定 しており、基本構想に掲げた将来都市像『水と緑と人が共生し 地域の 絆で築く 市民主役の元気都市・あおもり』の実現に向け、計画の着実 な推進に取り組んでいます。 市民政策部 企画課 総務部 人事課 ⑥その他 現在、市民病院前バス停には平日では1日に30本、土・日・祝日では1 日に21本の市営バスが運行しており、市民病院に通院される多くの方に ご利用いただいているものと認識しております。 また、このほかにも市民病院に近いみちのく銀行前バス停(観光通 り)や市民病院通りバス停(平和公園通り)にも多くの市営バスが運行 されております。 このように、市民病院に来院されるためのバス交通環境については充 足しているものと認識しており、市民病院への送迎バス運行については 予定しておりませんのでご理解をお願いします。 浪岡病院につきましては病院を含む浪岡地区内を循環するコミュニ ティバスが運行されており、病院利用者は病院窓口で病院利用乗車券を もらうと無料で乗車できるようになっております。 市民病院 事務局 市民病院 事務局 ①継続対応 市では、市民の生命・身体・財産を災害から保護するため、災害の事 象に応じた各種のハザードマップを作成し市民周知を図っています。具 体的には、津波ハザードマップ、土砂災害ハザードマップ、洪水ハザー ドマップ及び浸水等実績マップを作成し、災害が想定される地域の住民 に対しては、ハザードマップを毎戸配布したり個別説明会を実施してい ます。また、危機管理課及び浪岡事務所総務課において希望者に配布し ているほか、市のホームページにもマップを掲載し市民周知を図ってお ります。 総務部 危機管理課 市長の考えを政策プロ集団(市職員)が私たち市民にその目標や数字な どを具体的に示すことで初めて市民は理解し、郷土を考えることができ るだろう。 行政理事者側と議会がお互い学習し合い、青森市将来の展望について 市民に問うことである。政策の無き議論は不要である。 市民は将来に禍根を残すことなく発展する持続可能な青森市を望む。 首長や議員、人口の1%の市職員が正しい方向性にある姿を市民に示すこ 5 ①継続対応 とで、批判するべきことはあっても、そこに「協働」に意識が持てるよ うにならないか。市民は「協働」に提案はあっても「責任」は取れな い。 市民の方向性について政策プロは広く意見を公募するとよく言うが、 この際に行政側の簡潔な方針を付与されることを望む。示されて市民は 初めて動ける。政策集団プロが大局について考えを示さなければ、庁舎 問題同様に特段の進展は望めないだろう。 6 住民票等の発行サービス箇所を増設してほしい。 7 公立病院への送迎バスを運行してほしい。 8 ハザードマップの全戸配布。 ⑤実施段階検 新庁舎整備に合わせたサテライト窓口の設置や住民票の写し等のコン 討(継続検 ビニ等での交付など、市民の利便性向上を考えた質の高い行政サービス 討) の提供を図っていくため総合的に検討してまいりたいと考えています。 61 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 ④対応(実 施)困難 利用者の減少に伴い厳しい経営状況が続く中で、路線の新設や増便は 困難な状況であることをご理解願います。 交通部 管理課 ③新規対応 (参考) 浪岡地域自治区の設置期間は、平成27年3月31日までとなっておりまし たが、平成26年第2回市議会定例会において平成33年3月31日までの6年間 延長することが議決されたところです。 また、平成25年11月に行った浪岡地区住民アンケートの結果を受け、 今後の浪岡地区における市民サービスの向上及び浪岡地区のまちづくり に必要な施策・政策について、浪岡自治区地域協議会の意見を伺いなが ら計画的に取り組んでまいります。 【浪岡自治区地域協議会事務・672千円】 浪岡事務所 総務課 防災体制の充実のためには、防災本部たる市役所庁舎の充実であり、 つまり、新庁舎を早期に完成させることだと思う。指令本部たる庁舎が 11 倒壊するような事態になれば、市民の安全を守るための指示、指令がで ①継続対応 きない。新庁舎建築について、早く結論を出し着工することが大事であ る。今のままでは安全安心な市民生活の確保は不安である。 市役所庁舎の整備については、ここ約1年の間に行ってきた意見交換会 や意見公聴会、市議会での議論等を踏まえ、中心市街地活性化と新庁舎 の整備に関する考え方などを整理し、平成25年5月に策定した基本計画を 本年8月に改訂いたしました。 今後、平成24年5月に策定した基本方針や、この度改訂した基本計画に 従い、現本庁舎敷地に新庁舎を整備することとし、設計作業を進めてま いります。 本事業は、平成22年度に実施した耐震診断の結果や、平成23年3月11日 に発生した東日本大震災の教訓をも踏まえ、市の最優先事業として取り 組んできているところであり、新庁舎は、平成31年度中の供用開始を目 標としますが、可能な限り前倒しできるように検討してまいります。 【庁舎等耐震対策事業・129,183千円】 総務部 管財課 市庁舎の問題も、建て替え場所や、耐震の緊急性といった市庁舎単独 の問題としてとらえるのではなく、まちづくり全体の問題として論じら 12 れるべきである。拙速に過ぎることなく、しかし迅速に、50年後100年後 ①継続対応 を考え、子や孫にどんな青森を残すか、諸問題が山積している今こそ住 みよいまちづくりのチャンスだと考える。 本市の中心市街地は東西方向に長いことから中心市街地地区全体の回 遊性向上が課題となっています。 市役所本庁舎は、昭和22年から七十年近くにわたって現在地にあり、 自動車・バスによるアクセス性が優れているほか、中心市街地に隣接し ていることから、中心市街地活性化基本計画区域(以下「区域」とい う。)内外の官公庁施設等との「つなぎの役割」を担い、区域東側の活 性化の一端を担ってきたと考えています。 そこで、区域内の西側に位置する青森駅周辺が「人の賑わいの創出」 の役割を担うのに対し、現本庁舎敷地に、人が集まり、「人の賑わいの 場」になり得る新庁舎を整備することで、引き続き市役所庁舎が「つな ぎの役割」を担い、区域東側の活性化に寄与することにより、本市の中 心市街地全体の活性化に貢献できるものと考えております。 このことから、現本庁舎敷地に新庁舎を整備することとし、今後、平 成24年5月に策定した基本方針や、この度改訂した基本計画に従い、設計 作業を進めてまいります。 【庁舎等耐震対策事業・129,183千円】 総務部 管財課 № 9 巡回バスを西地区・浪岡地区にも増設してほしい。 10 浪岡自治区をどうするか。 検討結果 62 № 意見分類 意見内容 検討結果 庁舎は現在地建て替えで、市の拠点とするべきである。防災拠点とし 13 ても最適であり、四方からの交通の利便性、高齢者に優しい庁舎計画、 ①継続対応 建設コストを抑えた計画に賛成する。 左の内容・理由等 担当部局 担当課 市役所庁舎の整備については、ここ約1年の間に行ってきた意見交換会 や意見公聴会、市議会での議論等を踏まえ、中心市街地活性化と新庁舎 の整備に関する考え方などを整理し、平成25年5月に策定した基本計画を 本年8月に改訂いたしました。 今後、平成24年5月に策定した基本方針や、この度改訂した基本計画に 従い、現本庁舎敷地に新庁舎を整備することとし、設計作業を進めてま いります。 【庁舎等耐震対策事業・129,183千円】 総務部 管財課 63 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 市で作成している「市民の声」の冊子の中の「健康・医療・福祉」部 門で市内全てを禁煙にしてほしいという意見があった。愛煙家の皆さん は耳が痛いかもしれないが、まちの環境、快適な環境づくりのために は、このような大胆な政策をやってもいいと思う。インターネットで見 ④対応(実 14 たところ、40程度の自治体が既に禁煙条例を制定している。 施)困難 青森市の男性は平均寿命が全国ワースト4位であり、市民の健康に対す る意識の高揚にもつながると思うので、禁煙条例の制定を考えていただ きたい。 たばこの煙は、数多くの化学物質や発がん性物質を含んでおり、がん や心臓病、脳卒中、歯周病などの危険性を高め、また、受動喫煙は、喫 煙者本人とともに周囲の人々にも大きな健康被害を与えます。たばこに よる健康被害を防止することは地域保健向上の重要課題と認識していま す。 このため、市では、平成25年12月に「青森市たばこの健康被害防止対 策ガイドライン」を策定しており、その中で、禁煙支援や受動喫煙防止 対策、市民・事業者・行政の役割と推進体制について示しております。 また、平成26年10月に「元気都市あおもり健康づくり推進計画∼健康 アップあおもりプラン」を策定しており、その中で、未成年者や成人の 喫煙率の低下を目標に掲げ、取組を進めているところです。 したがって、現在のところでは条例制定は考えておりませんが、これ らの取組の推進により、たばこによる健康被害防止についての市民の機 運の醸成を図りながら、健康づくりの充実を図ります。 健康福祉部 健康づくり 推進課 青森市の男性の平均寿命は全国ワースト4位と聞き、本当に驚いてい る。私は町会役員として町会での新規事業として男の料理教室等を開催 し、高血圧の予防、ボケ防止等、短命市を返上して快適な市民生活の過 15 ①継続対応 ごし方を模索している。市でも短命市と言われないように新たな健康に 関する事業を起こし、町会に回覧板等を回すなどPRし、市民が快適な生 活を確保できるようにお願いしたい。 市では、すべての市民が生涯を通じ健やかに暮らすことのできる「健 康長寿の元気都市あおもり」を目指し、平成26年10月に「元気都市あお もり健康づくり推進計画∼健康アップあおもりプラン」を策定しており ます。このプランにおいては、健康に関する正しい知識を身につけ活用 し、普及する人材の育成として、健康づくりリーダーやサポーターを育 成しているところであり、育成されたリーダーやサポーターは、地域の 中で市民から市民へ健康づくりを伝え合い、学び合い、地域で保健師と ともに各種健康講座を開催するなどの実践をしていきます。 また、保健・医療機関、地域の関係団体、学校、企業・事業者等とと もに「元気都市あおもり健康アップ推進会議」を組織し、「市民総ぐる みの健康づくり運動」の推進に取り組んでいるところです。 この新たな健康づくり活動を展開するために、広報あおもりや市ホー ムページ、町会への回覧等でPRし、市民が快適な生活を確保できるよう 努めてまいります。 【元気都市あおもり健康づくり推進計画推進事業・71千円】 【地域ぐるみの健康づくり支援事業(負担金)・10,000千円】 健康福祉部 健康づくり 推進課 市では平成26年3月に「青森市コミュニティ施設配置見直し基本方針」 を策定し、将来の人口規模や人口構造、財政規模などを見据え、施設数 及び施設面積を増加させる新規整備を原則として行いませんが、コミュ ニティ施設を新規整備する場合は、新規整備する施設の延床面積以上に コミュニティ施設の廃止・統合を行い施設総量の縮減を図るとともに、 可能な範囲で施設の空白地域の解消に向けた施設配置の適正化を図って いくこととしております。 市民政策部 健康福祉部 政策推進課 健康福祉 政策課 № 検討結果 第2章 健やかで心安らぎ人と人がつながり支え合うまち 16 交通の便が良く、人が集まりやすい場所に福祉センターを建設してい ①継続対応 ただきたい。 64 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 高齢化社会が進むと、一人暮らしや孤独死が増えると考えねばならな い。その考えの中で不足するのが、老人ホーム等、高齢者が安心安全に 住める環境である。しかし、現在の高齢者施設は郊外に造られることが ④対応(実 17 多いため、利用者には満足を得られているものでない。街中に公営の高 施)困難 齢者施設を集中させた「福祉むら(仮称)」を造るなら、在宅看護の費 用と労も抑えられる。市庁舎を現在地以外に建設できたなら、市庁舎跡 地は「福祉むら」建設に最も適する場所になり得ると思う。 国では、いわゆる団塊の世代が75歳以上となる2025年に向け、高齢者 が介護を必要とする状態になっても、可能な限り住み慣れた地域で自立 した生活を送ることができるよう、「医療・介護・予防・住まい・生活 支援」が一体となって、地域の高齢者を支えていく地域包括ケアシステ ムの構築を目指しております。 このような中で、本市におきましては、この地域包括ケアシステムの実 現のため、小規模多機能型居宅介護をはじめとした地域密着型サービス を地域包括ケアの拠点として位置づけ、市内11箇所に設定された日常生 活圏域ごとに、圏域の実情や地域バランスを勘案し整備を進めていると ころです。 なお、公営の施設として、港町、三内及び本町に高齢者等生活に配慮 した設備・仕様が施された高齢者世話付き住宅(シルバーハウジング) が設置されており、入居者には生活援助員によるサービス(生活指導・ 相談、安否確認緊急時の対応一的な家事援助、関係機関等との連絡な ど。)を提供しています。 健康福祉部 高齢介護 保険課 救急医療の体制で、県立病院は救急の受け入れは比較的良いが、市民 18 病院の救急体制が弱い。医師不足等もあり大変なのは分かるが、市民の ①継続対応 命や健康を守るためにも断る件数を減らしていただきたい。 青森市民病院では、2次医療機関として24時間体制で救急患者を受入 れ、救命等の医療を行っております。 しかしながら、医師不足の現状下の限られた人員の中で実施している ことから、別な救急患者・重症患者に対応中の場合などに、新たな受入 れ要請があった場合は、受入れをお断りする場合もあります。 今後におきましても、継続して医師の確保等に取り組みながら、救急 医療体制の強化に努めてまいります。 市民病院 事務局 市民病院 事務局 青森県が短命県である理由を学び生活を見直すきっかけ作りを行うべ き。短命県である理由としては、味の濃い料理を好む食生活や冬季の運 19 動不足等が考えられる。短命につながる行動を段階分けして、何が一番 ①継続対応 リスクが高いか知ることができれば市民は危機感を持って生活を見直せ るのではないかと思う。 本市の男性の平均寿命は全国ワースト4位、県内最下位となっており、 その背景には、生活習慣病による死亡率が全国より高いことや、生活習 慣病による死亡の中でも、65歳未満の働き盛りの死亡(早世)が多いこ とが挙げられます。 市では、こうした現状を踏まえ、平成26年10月に「元気都市あおもり 健康づくり推進計画∼健康アップあおもりプラン」を策定し、これに基 づき、市民の生活習慣病の発症予防と重症化予防や、運動や食生活、禁 煙等生活習慣改善への取組を推進しているところであり、これらの取組 について、市民にわかりやすく情報提供し、生活習慣の改善に努めてま いります。 【元気都市あおもり健康づくり推進計画推進事業・71千円】 健康福祉部 健康づくり 推進課 № 検討結果 65 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 森林・森林公園を活用することで、子どもたちの生きる力・他を思い やる心・郷土愛・芸術性を高めうるし、労働年齢層のメンタルヘルスの 向上、老齢者の病気予防など県民・市民の心身の健康度アップにも資す る。 20 ①継続対応 豊富な森林資源を整備し、伐採して木材として利用し、跡地には再度 森林を整備していく、いわゆる林業を活発にすることは、人々が集い活 気にあふれ地域に根ざした産業が躍動するまちづくりにも貢献するもの と確信している。 森林公園については、市民の自然保護意識の高揚や健康の増進に資す るため、現在浅虫、月見野、合子沢の計3か所に設置しており、多くの市 民に利用されております。 森林整備に関しては、「青森市森林整備計画」を策定し、森林の伐 採、造林、保育等の適切な活動を推進しております。 【浅虫温泉森林公園運営管理事業・9,257千円】 【月見野森林公園運営管理事業・2,319千円】 【合子沢記念公園運営管理事業・17,943千円】 農林水産部 農地林務課 バス事業の効率化・財政健全化を図るための対策として、高齢者に付 与されている「福祉乗車証」を廃止し、他の福祉事業に充当する方向で 検討してはどうか。 21 ①継続対応 5年後、10年後に到来が予測される高齢者の占有する率が増大すること により、現在の料金体制である乗車証プラス100円のままで推移するとバ ス事業の収支は悪化する傾向が増大するものと懸念される。 高齢化の進展に伴い、一人暮らしや高齢者のみの世帯が増加していま す。 平成25年度に実施した「青森市日常生活圏域ニーズ調査」において、 後期高齢者は外出する頻度が減少するとともに、日用品の買物ができな い割合が増加する傾向が見られており、公共交通であるバスは、高齢者 の日々の買物や通院のための貴重な移動手段となっています。 福祉乗車証は、高齢者が気軽に外出をするための支援として交付して おり、行動範囲の拡大や積極的な社会参加を通じて、高齢者がいつまで も元気に生活することを目的に、福祉事業として乗車料の差額を市が負 担しています。 今後とも、他の福祉施策とのバランスに配慮しながら、引き続き高齢 者が住み慣れた地域でいつまでも元気に暮らせる環境づくりに努めてま いります。 健康福祉部 高齢介護 保険課 № 検討結果 66 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 ヒバについては伐採するヒバの量が無くなってきたので、ヒバを植え てはどうかと思う。ヒバを育てるという意味では、今から植えて100年後 22 ①継続対応 150年後の収穫を見込むということになるが、一つのやり方ではないかと 感じている。 青森ヒバにつきましては、現在、森林の複層林化に伴う事業の一環と して青森県が植林を進めており、市も県と連携を取り事業を行っていき たいと考えております。 農林水産部 農地林務課 緑全体をどう考えるか、育てるということや教育に使うということ、 伐採して利用するということなどを含めトータルで考える緑を考える委 23 ①継続対応 員会のようなものを作り、その中で個々のことを詰めていくということ ができればいいのではないか。 市では、平成19年に「青森市緑の基本計画」を策定し、「緑をまも る、緑をふやす、緑をつなぐ、緑をくらす、緑をひろめる」などの緑の 基本方針や計画の目標水準として「一人あたりの公園面積を20平方メー トルに高めること」や「市街化区域の30%を緑地として確保すること」 など、緑地の保全及び緑化の推進のための施策などを定めております。 策定にあたりましては、学識経験者、国県などの都市計画の担当者、 樹木医や関係市民団体など緑化に関する専門の方々からなる緑の基本計 画策定委員会を設け、広くご意見を頂きながら計画を策定しており、現 在緑に関する様々な施策を進めております。 また、森林整備に関しては、「青森市森林整備計画」を策定し、森林 の伐採、造林、保育等の適切な活動を推進しております。 ご意見をいただきました委員会につきましては現在は設置されており ませんが、今後の森林整備活動の状況を見ながら検討していきたいと考 えております。 都市整備部 農林水産部 公園河川課 農地林務課 新聞によると、八甲田丸の改修に6億5千万円程度かかるということが 載っているが、この類の施設については長期間かかることもあり、結果 24 ⑥その他 的として大変お金がかかることもあるので、施設の管理運営取得取り扱 いについては、慎重を期されたいと思う。 八甲田丸の今後のあり方については、まちと海が隣接しているという 本市の特性を活かしながら、ウォーターフロント地区の更なる賑わいを 創出するため、平成24年2月に策定した、「青森市ウォーターフロント活 性化ビジョン」の中で、『八甲田丸は青森市の「歴史的」「教育的」 「精神的」遺産として、適切な保存を行い、次世代へ引き継ぎ、活かし て行きます』とし、その方向性として、「連絡船としての姿を活かしな がら船体を保存」についても定めたところです。 八甲田丸は、青函連絡船の歴史や果たした役割などを伝えるメモリア ルシップとして、市民や観光客に親しまれ、ウォーターフロント地区に 欠かせない重要な施設となっており、本市の発展を支えた青函連絡船80 年の歴史や役割などを伝える貴重な財産であることから、今後も適切な 保存に努め、また、広く活用しながら、次世代へ引き継いでまいりたい と考えています。 経済部 交流推進課 № 検討結果 第3章 人々が集い活気にあふれ地域に根ざした産業が躍動するまち 67 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 人口は確実に減少し、高齢者が増える中で、観光の活性化を目指すな ら、青森駅と新町商店街を拠点として整備を進めるべきだと思う。た 25 ①継続対応 だ、観光施設などは広く点在しているので、施設を巡るバスやタクシー の利便性を高める必要はある。 観光施設を巡るバスについては、新青森駅や青森駅といった交通拠点 と市内に点在する主な観光施設を巡るシャトルバス「ねぶたん号」が運 行されています。また、タクシーについては、新青森駅や青森駅を起点 に2∼3時間の9コースを設定するなど、観光客の利便性の向上に努めてい ます。 経済部 都市整備部 観光課 都市政策課 拠点になる商店街は24時間照明が灯る日本一明るく、雪のない商店街 を演出するようにすべきである。その電力はアスパム以北に風力発電を 26 ⑥その他 建設し、その電力を使用すれば良い。町内ごとの色を持つようにし、町 内ごとにエンブレムを作っても良いと思う。 商店街は、日常の買い物の場としてのみならず、子どもからお年寄り まで多くの市民が集い、交流する地域コミュニティの核として、商業・ にぎわい・交流の役割を担う大変重要な組織であるとともに、安心・安 全な街路形成が求められておりますことから、青森市新町商店街振興組 合では、現在、全長約880メートルのアーケード照明のLED化工事を平成 27年3月までの工期で実施しております。また、中心市街地に所在するニ コニコ通り商店会と国道古川商店会でも街路灯やアーケード照明のLED化 を実施したほか、中心商店街以外に所在する浪館通り商店会でも平成25 年11月に50灯の街路灯照明をLED化したところであり、商店街区域におい ても安心・安全で明るい街路形成に努めてきたところです。 町会単位でのエンブレムについては、各商店街において独自のイメー ジキャラクターなどを制作し、缶バッジ・手ぬぐいなどの広告品とし て、地域色を創出するとともに、商店街のPRに努めているところでもあ ります。 なお、ご提案のアスパム以北への風力発電の建設については、青森港 は港湾法上の重要港湾であり港湾管理者が青森県となっていること、ま た、船舶の航行安全、港湾施設や漁業活動への影響など通常の陸域には ない更なる配慮事項が加わることが想定されることから、現時点では市 や商店街組織が主体となった建設計画はありませんが、引き続き、安 心・安全で地域と一体となった魅力ある商店街づくりを推進し、県都の 顔にふさわしい魅力的で多様な来街ニーズを満たす商店街の形成に努め てまいります。 【商店街振興支援事業・14,121千円】 経済部 商店街振興課 27 アスパムや三内丸山遺跡などを巡るバスが充実していない。 新青森駅や青森駅といった交通拠点と市内に点在する主な観光施設を 巡るシャトルバス「ねぶたん号」が運行しています。 JR利用の観光客の視点での市営バス路線については、新青森駅から三 内丸山遺跡への直行便はありませんが青森駅からは往復22便が運行され ています。また、新青森駅からアスパムがある中心市街地までは往復70 便、内約20便が青森駅前まで運行されているほか、市営バスでは土日祝 日に市内乗り放題の500円カードを発行しサービスの向上を図っていま す。 経済部 都市整備部 観光課 都市政策課 № 検討結果 ①継続対応 68 № 意見分類 意見内容 検討結果 「働く雇用の場の確保」と「働く処遇の確立」が全ての基本である。 青森市が安心して暮らせる働く環境を整備することである。政策プロ集 28 ①継続対応 団の市職員が青森市という都市の特性を見い出して生かす施策を検討 し、具体的なことを市民に示していただきたい。 左の内容・理由等 担当部局 担当課 市では、まちづくりの最上位指針として「青森市新総合計画」を策定 しており、雇用機会の拡大を図り、誰もが活き活きと安心して働ける労 働環境づくりを進めるため、「企業誘致の推進」「就業機会の充実」 「労働環境の充実」の3つ施策において、さまざまな取組を進めていま す。 経済部 雇用創出・ 企業立地課 69 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 学校にはスクールカウンセラーが配置されていることもあるが、これ は主に子ども本人の心に注目して対応している。子どもたちが学校で問 題行動を起こす背景には、家庭環境の問題が多い。よって、スクール 29 ①継続対応 ソーシャルワーカーを置いて子どもの問題行動への改善を支援するとい うことを進めていただきたい。財源の問題と人材の確保が難しいので、 関連分野とタイアップして徐々に整えていただきたい。 本市では、いじめや不登校などの問題について、児童生徒を取り巻く 環境から、その状況の改善を図ることを目的として、今年度は、県のス クールソーシャルワーカー配置事業により、市内小学校3校にスクール ソーシャルワーカーを派遣しております。派遣校においては、保護者、 教職員等との相談活動や、問題を抱える児童の家庭環境や友人関係を改 善するための家族や友達への働きかけ、関係機関とのネットワークづく りなどを行っております。 市としましても、いじめや不登校などの問題について、その要因を取 り除くことが、最重要課題であると認識しておりますことから、今後と も県教育委員会に対して人材確保のための情報提供に努めながら、派遣 校の拡充について要望してまいります。 教育委員会 事務局 指導課 小中学生の経済の授業として、地産地消を話し合う機会を設けてほし い。そのことで、農林水産業や木工品、営林加工等を含めた二次産業、 30 それを売る販売店等を育て、安定した経営につながり、お金が県外に出 ①継続対応 て行かず、回りまわって自分の家庭の増収につながることを話し合って ほしい。 現在、本市の各小・中学校においては、子どもたちの食育の充実に努め ており、地域の特性を生かした計画を作成し、地産地消の重要性につい て、家庭科等の授業や栄養教諭による出前講座、給食指導等により取り 組んでおります。市としましても、学校訪問や講座を通して、より一層 の食育の充実を図ってまいります。 教育委員会 事務局 指導課 豊かさとは何かということ、つまり、今日の物質的な社会、お金が全 てのような社会に対して学校では食べ残しの生ごみを処理するといった 物質的なものに対するリスクを考える時間を作ってほしい。青森市は自 31 ①継続対応 然に恵まれた環境にあることを再認識し、自然と共生する人々が助け合 いの精神、お金を使わず人と人とのつながりや絆など、そのような形で 幸せ度をもう一度見直す機会を考えてほしい。 本市の各小・中学校においては、家庭科の授業や栄養教諭による出前講 座、給食指導により、食べ残しを含めた生ごみの処理に関する内容を取 り入れた授業を行っております。市としましては、研修講座や学校訪問 等を通して、本市の自然環境保全を含めた環境教育が一層図られるよ う、指導・助言、他校の取組についての情報提供を行ってまいります。 教育委員会 事務局 指導課 授業の進捗状況については、各学校で計画されている各教科ごとの年 間指導計画に沿って授業が行われております。授業の進度が遅れている 場合は、管理職と授業時数を管理する教員が、授業時数の確保と指導方 法について指導しております。 人事評価については、教員が個々に作成する「自己目標シート」を参 考にし、校長と教頭それぞれによる面接を行い、結果については授業改 善等に活用するとともに、教育委員会に報告しているところです。 教育委員会 事務局 指導課 № 検討結果 第4章 歴史と文化を受け継ぎ未来を創造する人を育むまち 32 小学校3年生の孫の学校の教科書の進み具合をチェックしているが、学 校の先生の授業進捗が遅れている。また、先生が1年ごとに変わったが、 ①継続対応 先生ごとに進捗が異なっている。教科書の進み方や学校の先生の人事評 価は誰がチェックしているのか疑問に思っている。 70 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 自分の子どもの能力が今現在どういう位置にあるのか、通信票を見て 33 も分からない。「やや良い」や「悪い」という評価なので理解できな ①継続対応 い。 子どもの評価の仕方は、他と比較する「相対評価」と、一人ひとりの 子どもの目標に対する到達度を見る「絶対評価」の2つに大別されます。 以前は相対評価が一般的でしたが、2002年の学習指導要領改訂以降、絶 対評価を行うようになりました。現在、学校では、教科ごとに評価の観 点を示し、その観点ごとに到達の度合いを3段階程度(A・B・C、良い・ やや良い・悪いなど)で評価しております。なお、通知表の内容は学校 に任せられているため、様式は各学年ごと様々あります。 小・中学校ではこれまでも、子どもたちやその保護者が、学力や学習 の状況を的確に把握するとともに、子どもたちが学習意欲を高め、一層 の学力向上につながるよう毎年検討を加えながら通知表を作成しており ます。市としても、各学校が一層の工夫・改善を図ることができるよう 支援してまいります。 教育委員会 事務局 指導課 お互いに本を紹介しあうゲームである「ビブリオバトル」を提案した い。幅広い世代で交流できることが最大のメリットで堺市や伊丹市の図 ②新規対応 34 書館でも実施しており、全国的に広がっているので、青森でも取りいれ (直接) てほしい。 市民図書館では、市民の皆様の読書活動推進のため、青少年や成人を 対象とした講座・イベント等を行うこととしており、ご提案いただいた 「ビブリオバトル」についても実施することとしております。 教育委員会 事務局 市民図書館 青森市で発行している青森市史を活用し、市民による勉強会の組織を 35 作れないものかと思っている。どこかの団体が主催して勉強会をし、専 ⑥その他 門家を講師として進めていくという形でできないものか。 市史の編さんは、市民の皆様が「ふるさと青森」を理解し、またその 成果を市民共有の財産として次の世代へ伝えることなどを目的として進 めてきた事業です。そのため、市民の皆様に積極的に市史を活用してい ただくことは、市史編さんの趣旨にもかなうものです。なお、講師の派 遣につきましては、これまでも「寿大学・女性大学」や、「市民と職員 の対話サロン」を通じて市民サークル等に専門知識のある職員を派遣し ておりますので、こちらもご活用ください。 総務部 総務課 本市では、毎年、小学校3年生及び4年生の全ての子どもに、先人の業 績や優れた文化遺産についてまとめた副読本「わたしたちの青森」を配 付しており、教員は、「青森開港に尽力した森山弥七郎の功績」「小牧 野遺跡や浪岡城跡などの文化遺産の分布図」等の内容を、主に社会科の 学習で取り上げることで、郷土の歴史を知り、郷土のよさに気付き、郷 土を愛する心や態度を育むよう指導しています。さらに、「まんが 青 森市の歴史」や、本市出身の偉人の生涯を表した「まんが伝記」を全て の小・中学校に配付し、朝読書の時間や昼休み等に閲覧できるようにし ております。 市としては、子どもたちが青森市の歴史を正しく継承したり、郷土を 愛する心や態度を育むために、社会科副読本の内容を必要に応じて見直 しながら、子どもたちが青森市の歴史について、意欲的に学ぶことがで きる資料づくりに努めてまいります。 教育委員会 事務局 指導課 № 36 検討結果 また、青森市史を小さな冊子にして、小中高の学校のテキストとして ①継続対応 活用し青森市の歴史を継承していけばいいのではないかと思う。 71 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 健やかな子どもの発達のためには、子どもたちが生き生きして学校教 ①継続対応 育を安心して受けられるということが肝心だと思う。 市では、子どもたちが安心して生き生きと学校教育が受けられるよ う、各教科の学習指導、道徳教育、特別活動等、教育活動が充実するよ う指導助言に努めるとともに、校内における安全体制の整備、災害・事 件・事故の際の危機管理マニュアルの活用、子どもたちへの安全教育の 徹底等、安全面の十分な環境作りを、あらゆる機会を通じて学校に指導 をしております。 教育委員会 事務局 指導課 不登校や児童虐待など心に問題を抱えている子どもたちに向けての心 の教育ができればいいなと思っている。学校現場ではメンタルヘルスが 伝わっていない現状があろうかと思う。命を大切にすることで、赤ちゃ 38 ①継続対応 んのことは、学校教育の場で子どもたちにカリキュラムとして教えてい るとは思うが、赤ちゃん以外の心という大きな枠では一体どうなのかな と感じている。 各小・中学校では、子どもたちが命の大切さを実感できるよう、自然 や人と関わる体験活動を取り入れた指導を積極的に行うとともに、子ど もたちが、自分を大切に思う心や他の人々に対する思いやりの心を育む ことができるよう、道徳教育や学級活動の充実に努めています。市とし ても、学校訪問や研修講座等を通して教育活動の充実を図ってまいりま す。 教育委員会 事務局 指導課 来年、障害者差別禁止法が施行され、障害のある人も障害のない人も 分け隔てのない教育をしなければならなくなる。障害を持っている人た 39 ①継続対応 ちも安心して学校教育が受けられ、一人の人間として関わっていくとい う取組をもっとしてほしい。 本市では、平成26年4月に策定した青森市教育振興基本計画の基本方向 「個を生かし、社会の変化に主体的に対応できる『生きる力』を育む学 校教育」の中の基本施策として、「特別なニーズのある子どもたちを支 えます。」を位置付けて取り組んでいます。市では、関連機関と連携し ながら、障がいのある児童生徒に対して適切な教育環境を整え安心して 学校教育が受けられるよう、小・中学校に学習障がいや注意欠陥多動性 障がいの児童生徒が通級できる教室を開設したり、就学指導について も、特別支援教育に関する専門的な知識や指導技術を有する検査員を増 員し取り組んでいます。今後も、障がいのある児童生徒に応じた適切な 教育の場を保障できるよう継続して取り組んでまいります。 教育委員会 事務局 指導課 現在取り組んでいる若手ねぶた師の育成を今後も継続してほしいと思 う。先日、ワ・ラッセに若手ねぶた師である北村春一さん、北村麻子さ んの武者人形の面が追加展示され、また、3度目の全国小中学生ねぶた下 40 絵コンクールが行われ、素晴らしい作品が応募されている。また、二人 ①継続対応 目の女性ねぶた師を目指している野呂美里さんが昨年、後継者育成ねぶ た“道成寺”を制作している。このような取組を今後も継続してほしい し、私も若手ねぶた師を応援していきたいと思う。 市では、「青森ねぶた保存伝承条例」を制定し、関係者一丸となって 保存伝承に取り組んでいますが、そのような中においての若手ねぶた師 の誕生は関係者や市民にとっても明るい話題であったと思います。今後 も国の重要無形民俗文化財として、市民の大切な宝として、ねぶた師の 育成をはじめ、囃子方やハネト、地域ねぶたなども含め保存伝承に取り 組んでまいります。 経済部 観光課 № 37 検討結果 72 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 昨年11月に市民健康アップ宣言を行っているが、健康アップのために は、ジョギングとウォーキングが誰でもいつでもどこでもできるという ことで、効率的なものだが、サンドームは狭く、床が硬い。 ④対応(実 41 スポーツ広場は敷地が広く、管理棟はシャワーも立派な更衣室のよう 施)困難 になっており、冬期間は暖房もついている。スポーツ広場については、 歩くスキーや雪合戦、綱引きなどの運動ができるので冬期間も活用して いただきたい。 市では、地域の身近な学校体育施設や市民センターの体育館、市民 ニーズが高いウォーキング、ジョギングに対応可能な施設など、スポー ツ・レクリエーション活動に取り組める施設全般の空き情報や、各施設 で実施する各種教室、イベント情報を積極的に提供するなど、既存施設 の利便性の向上に取り組んでいるところです。 スポーツ広場は、積雪のため管理棟を含め冬期間は閉鎖しております ことから、合浦公園内に歩くスキーコースを設置し、用具の貸出しを実 施しているほか、冬季における健康づくり、体力づくりを目指し、年1回 の「歩くスキーの集い」を開催しているところです。 教育委員会 事務局 文化スポーツ 振興課 青森中央高校が青森大学や明の星短期大学と教育や福祉の分野につい て連携協定を結んだと聞いたが、小学校や中学校同士の横の連携だけは ではなく、小学校と中学校、中学校と高校など、市として縦の教育の連 42 携などを推進してはどうか。小学生のうちに高校の体験をしたり、中学 ①継続対応 生のうちに大学の体験をしたりすれば、自尊心の向上や自分の進路の幅 が広がったり、イメージがしやすくなり、目標を見つけて自分の意思で 勉強や成長をしてくれると思う。 市では、子どもたちが個性を発揮し、確かな学力と豊かな人間性を身 に付けながら充実した学校生活を送るため、小・中学校の9年間を見通し た教育活動を展開することができるよう、平成17年度より全ての小・中 学校において、小・中連携を推進してまいりました。 各学校では、中学校の教員が小学校を訪れて行う出前授業や学校行事 での交流、小・中学生が合同で行うあいさつ運動や地域清掃など様々な 取組を行っております。 また、小・中学校が高等学校と連携し、英語での交流や夏休みを利用 した高校生が指導者となって中学生を指導する勉強会、部活動による交 流などに取り組んでいる学校もあります。 これまでの小中連携の取組により、子どもたちに望ましい学習習慣や 生活習慣が身に付いてきております。今後においては、これまでの小・ 中連携の取組を継続するとともに、一層の発展・充実に努めてまいりま す。 教育委員会 事務局 指導課 № 検討結果 73 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 青森に生まれてよかったなと思えるようにするには、個々の問題に対 策を講じるのと同時進行で、子どもの頃から青森市の歴史や文化、いい ところや悪いところをしっかりと教えて、郷土を愛する心を育む必要が あると思う。 43 青森市の歴史や文化について、学校教育や地域社会の教育において ①継続対応 もっと取り上げていただきたい。子どもの頃に三内丸山遺跡、ねぶた 祭、青森空襲、八甲田山系から陸奥湾に渡る自然についてもっと学びた かった。青森市の歴史や文化について一年に一回くらいはきちんと学ん で受け継ぐ機会を設けるべきである。 本市では、毎年、小学校3年生及び4年生の全て子どもに、先人の業績 や優れた文化遺産についてまとめた副読本「わたしたちの青森」を配付 しており、教員は、「青森開港に尽力した森山弥七郎の功績」「小牧野 遺跡や浪岡城跡などの文化遺産の分布図」等の内容を、主に社会科の学 習で取り上げることで、郷土の歴史を知り、郷土のよさに気付き、郷土 を愛する心や態度を育むよう指導しています。さらに、「まんが 青森 市の歴史」や、本市出身の偉人の生涯を表した「まんが伝記」を全ての 小・中学校に配付し、朝読書の時間や昼休み等に閲覧できるようにして おります。 市としては、子どもたちが青森市の歴史を正しく継承したり、郷土を 愛する心や態度を育むために、社会科副読本の内容を必要に応じて見直 しながら、子どもたちが青森市の歴史について、様々な教育活動で活用 できるよう取り組んでまいります。 また、社会教育・生涯学習に関する取組としましては、市民の皆さん の多様な学習ニーズに応えるため、市民センターや森林博物館などの施 設において、青森市の歴史や文化、自然に関するものを含め、各種の講 座等を開催しているところです。 今後におきましても、本市の歴史や文化を学び、また、郷土への愛着 を深めていただけるような講座の企画・実施に、引き続き努めてまいり ます。 【生涯学習支援事業(中央市民センター)3,002千円】 【生涯学習支援事業(地区市民センター)4,604千円】 【生涯学習支援事業(油川市民センター)1,271千円】 【公民館運営管理事業(生涯学習支援事業)(浪岡)・1,612千円】 【森林博物館企画運営事業・1,470千円】 教育委員会 事務局 浪岡教育 事務所 指導課 社会教育課 中央市民 センター 文化財課 教育課 冬季オリンピック出場選手の中に青森県代表選手は2人だけである。青 森県には施設が足りない。クロスカントリーのコースや20∼30メートル のジャンプ台などを作ることができるし、カーリングにしても小学生な ④対応(実 44 どの動機付けができるはずである。新たな施設を造ったり、開放できる 施)困難 ようにして、青森からオリンピック代表選手が送り込まれるような環境 を作っていただきたい。 市では、地域の身近な学校体育施設や市民センターの体育館、市民 ニーズが高いウォーキング、ジョギングに対応可能な施設など、スポー ツ・レクリエーション活動に取り組める施設全般の空き情報や、各施設 で実施する各種教室、イベント情報を積極的に提供するなど、既存施設 の利便性の向上に取り組んでいるところです。 カーリングについては、全国高等学校カーリング選手権大会や、市内 の小・中学生カーリングチャレンジカップの開催により、若い選手の競 技力向上及びカーリング人口の裾野拡大を図っております。 なお、新たな施設の設置につきましては、施設の建設、維持管理など に多額の経費を要するなど、課題が多いことから、現時点で対応は難し い状況にあります。 教育委員会 事務局 文化スポーツ 振興課 № 検討結果 74 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 文化団体やスポーツ団体に市から払っている負担金がいかにも寂しい 金額であり、これでは、オリンピック選手を育てることなどはすごく難 45 しいと思っている。施設を造るよりも愛好会やクラブなどの市民が作っ ①継続対応 ていく集団をサポートするという方が手っ取り早く、育っていくのでは ないかと思っている。 本市では、市内の様々な分野の多くの文化団体からなる青森市文化団 体協議会と連携を図り、活動発表の場の提供など文化芸術活動への支援 を行っております。 また、スポーツの競技力の向上に主体的な役割を担う(一財)青森市 体育協会に対し、競技力強化及び協会の運営に必要な支援を行い、当該 団体の活動促進に引き続き取り組むとともに、高いレベルの指導者研修 会等の積極的な情報提供等を通じて研修会等への参加を促進させ、高度 な専門技術を有する意欲ある優秀な指導者の発掘・育成に取り組んでお ります。 教育委員会 事務局 文化スポーツ 振興課 今年2月に中央寿大学院を卒業するが、入学者は46名いたが、卒業生は 30名に減少した。退学の理由はいろいろあると思うが、カリキュラムの 46 内容が充実していないことも原因かと考えられる。年度始めにカリキュ ①継続対応 ラムの希望を提出するが、市の財政の関係で希望通りのカリキュラムが 作成されないと聞いた。カリキュラムを充実させてほしい。 寿大学・大学院の学習カリキュラムは、学生のニーズや社会情勢の変 化と時代の潮流を踏まえて作成しております。希望は第三希望まで提出 していただいておりますが、人気講座などは各クラスからの募集が殺到 し調整ができない場合や、講師のスケジュール調整が付かない場合があ りますが、学習日の見直しなどによりできるだけ希望をかなえるよう努 めてまいります。 教育委員会 事務局 中央市民 センター 趣味のカルチャー教室に通いたいと思っている。民間のカルチャー教 室は高いので、経費がかからない気軽に参加できる教室があれば生涯学 47 ①継続対応 習につながると思うので、市民センターでのカルチャー教室を充実させ ていただきたい。 市民スクールでは、アンケート等により受講者の意見を反映させ「学 術・教育」「趣味・芸術」「スポーツ・健康」「生活・福祉」の分野か らバランスを考え、初心者が気軽に学べるよう講座を組み立てておりま す。今後もより充実した講座を企画し事業展開に努めてまいります。 教育委員会 事務局 中央市民 センター 部活動・文化の継承などを社会教育の中で指導してはどうか。学力向 上のために「教科指導における生徒指導の重要性」が、学校現場に通達 48 されてから長期間たつ。最近は教師の執務内容がますます繁雑化し毎日 ①継続対応 多忙になっている。学校教育は純然とした学力を引き出す場としてほし い。 小・中学校における学校教育は、学習指導要領に示された範囲での部 活動や文化活動を含めた上で、子どもに、基礎的・基本的な知識及び技 能を確実に習得させること、そして、これらを活用して課題を解決する ために必要な思考力、判断力、表現力その他の能力を育むこと、主体的 に学習に取り組む態度を養い、個性を生かす教育の充実に努めること、 道徳性を養うこと、健康・安全な生活のための基礎が養われるようにす ること等を指導しており、市としても、学校の教育活動が充実し、学力 向上が図られるよう支援をしております。なお、本市では、社会教育の 中で、各種スポーツ少年団、市民センターが開催している各種講座等が あり、小・中学生は保護者の判断のもとこれらに参加することが可能と なっております。 教育委員会 事務局 指導課 № 検討結果 75 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 市内には、東部、西部、沖館、油川地区には市民センターが完備され ており、プールもある良い場所があるが、近年、住居、医療施設、商業 関連他、急激に発展している南部地区には市民センターは皆無で私共は 49 一住民として大変な不便を余儀なくされている。 ①継続対応 同じ市民である一方では、不便のない拠点を有している所と何もない ところの格差には不公平さを感じる。セントラルパークに、市民セン ターを建設していただきたい。 市では平成26年3月に「青森市コミュニティ施設配置見直し基本方針」 を策定し、将来の人口規模や人口構造、財政規模などを見据え、施設数 及び施設面積を増加させる新規整備を原則として行いませんが、コミュ ニティ施設を新規整備する場合は、新規整備する施設の延床面積以上に コミュニティ施設の廃止・統合を行い施設総量の縮減を図るとともに、 可能な範囲で施設の空白地域の解消に向けた施設配置の適正化を図って いくこととしております。 セントラルパークへの市民センターの建設についても、青森市コミュ ニティ施設配置見直し基本方針との整合を図りながら検討してまいりま す。 市民政策部 教育委員会 事務局 政策推進課 中央市民 センター 最近、津軽弁を知らない若い人が多いように感じる。津軽弁は青森の 言葉であり、なくしてはいけないと思う。現代は核家族化でお年寄りと 住む人は少なくなっており、津軽弁と触れ合うことがなくなっている。 50 ①継続対応 小学校などでの津軽弁講座、津軽弁クイズなどの機会や、本の読み聞 かせを津軽弁で行うなど子どもたちが楽しく津軽弁と触れ合う機会をつ くることが大切だと考える。 現在、小学校5・6年生の国語科の授業においては、「共通語と方言の 違いを理解し、必要に応じて共通語で話すこと」、中学校2年生の国語科 においては「共通語と方言の果たす役割の理解」の学習に取り組んでお ります。市としては、津軽弁などの身近な方言を授業に活用し、方言に 触れる場をつくること等を授業づくりの工夫として指導助言しておりま す。 教育委員会 事務局 指導課 プロ野球の一軍公式戦ができる素晴らしい野球場を造ることを提案す る。私も野球をやっているが、東北大会に行くとどこの県でも、プロ野 51 球ができる球場が必ず一つはあるが、青森だけがない。プロ野球の一軍 ⑥その他 公式戦をすることによって、人も集まるし、市民の楽しみが増えると思 う。 プロ野球の一軍公式戦が可能な野球場の建設につきましては、青森県 が「青森県スポーツ振興基盤整備計画」の中で、国体など大規模大会や プロ野球一軍公式戦の開催が可能な野球場を整備(改築)する方針を示 しております。 市といたしましては県の動向を注視しながら、野球場の整備に向け働 き掛けてまいりたいと考えております。 教育委員会 事務局 文化スポーツ 振興課 青年の家が取得不能になったのであれば、代替案として国際芸術セン 52 ターやモヤヒルズ、青森市民体育館を活用して、積極的に生涯学習の講 ①継続対応 座や健康教室、中高校生の体験学習等を実施してもらいたいと思う。 市民の自然体験や体験交流については、国際芸術センターにおいて は、アーティストと学生・市民との多様な交流を図る様々な芸術体験 を、モヤヒルズ、市民体育館、各市民センターにおいては各種体験学習 やスポーツ教室などを実施しているところです。また、学校教育プログ ラムとしての集団宿泊体験は、県立梵珠少年自然の家が利用できること から、当該施設の利活用を図ってまいります。 教育委員会 事務局 社会教育課 № 検討結果 76 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 出生率の低下に伴い今後、若年人口が減少していくことから、学校教 育を取り巻く環境は大きく変化していくと思う。一面では、個性を重視 した教育を進める好機でもあると思う。 1 質の高い基礎能力を身につけさせるとともに能力・適正や興味・関心 ごとの重視し、決め細やかな教育の推進(学力アップ) 53 ①継続対応 2 知・徳・体のバランスのとれた子どもたちを学校・家庭・地域の力を 合わせて育てていく。(学区力のアップ) 3 開かれた学校の更なる充実・強化のため、地域の人々を講師として活 用したり、ボランティアとして協力していただくこと(地域力のアッ プ) 市では「個を生かし夢を育む特色ある学校」を目指した活気あふれる 学校教育の推進に努めております。「学力アップ」については、授業に おいて、一人ひとりに目が届くようにチームティーチングを有効に活用 すること、子ども一人ひとりの実態に応じて理解が進むよう指導の工夫 をすること、教えたことがしっかりと身に付いているかを確認しながら 授業をすること等、教員に指導助言をしております。また、「学区力の アップ」「地域力のアップ」については、学校と学区の地域との連携が 深まり教育力が向上するよう、地域でのクリーン作戦やボランティア活 動、総合防災訓練等の学校の取組を支援しております。 教育委員会 事務局 指導課 青森は体格的には他県より優れているのに、スポーツでの成果は遅れ ているように思える。冬が長いことが大きく、冬になるとできるスポー ツ、練習場が限られてしまうからだ。もっと広々と運動できる施設が必 ④対応(実 54 要である。このようなことは何年も前から意見として上がってきている 施)困難 と思うが、一向に進む気配はない。100人委員広聴会を悪いとは言いませ んが、このような会議にお金と時間をかけるなら、もっときちんと評価 される施設でも造ってほしい。 市では、地域の身近な学校体育施設や市民センターの体育館、市民 ニーズが高いウォーキング、ジョギングに対応可能な施設など、スポー ツ・レクリエーション活動に取り組める施設全般の空き情報や、各施設 で実施する各種教室、イベント情報を積極的に提供するなど、既存施設 の利便性の向上に取り組んでいるところです。 なお、新たな施設の設置につきましては、施設の建設、維持管理など に多額の経費を要するなど、課題が多いことから、現時点で対応は難し い状況にあります。 教育委員会 事務局 文化スポーツ 振興課 学校教育を充実し、国際化社会で自国の正しい歴史を知らなければ 55 正々堂々と生きて行けない。したがって、国内外の各資料に基づく正し ①継続対応 い歴史を教えることのできる教員の養成が必要。 市では、正しい歴史を教えることのできる教員の養成について、希望 する全ての教員を対象とした「小学校社会科研修講座」及び「中学校社 会科研修講座」において、講義・演習を実施しております。 具体的には、授業づくりのための教材研究の深化と自己研修への意欲 の向上を図るとともに、「確かな学力の向上」に関わる授業研修を通し て指導力の向上を図っています。また、新規採用の教員を対象とした 「ふるさとの教育研修講座」において、本市の優れた文化や歴史的遺産 を見学し、地域への理解を深めることにも取り組んおります。今後と も、講座の内容や実施方法等の改善を図りながら、教員の指導力向上に 向けた取組を行っていきます。 教育委員会 事務局 指導課 東京オリンピックの開会式で津軽三味線の1,000人演奏を図りたい。そ れを青森市の文化活動にしていただきたい。まだ、ごく少人数だがその 56 ⑥その他 運動を起こしたいと話し合いをしており、開会式会場での演奏ができな くても青森市での開催を実現したいと考えている。 東京オリンピックの開催に向けた準備及び運営については、本年1月に 設立された大会組織委員会において進められることから、開会式の内容 についても、その中で検討されていくものと認識しております。 教育委員会 事務局 文化財課 № 検討結果 77 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 市民センターを大学の公開講座等で利用しているが、学習を希望して いる市民には伝わっていない。市では情報提供システムとして教育・情 報センターを設け、教育・文化・絵画・写真・スポーツ等のプロ並みに 57 ①継続対応 研究や趣味を持っている人材を講師として多様な学習グループに派遣す るようにすれば、相互に学習交換ができるネットワークが作られ、市民 として広範囲に学習意欲が高まると思う。 本市では、市民の皆さんの多様な学習ニーズの高まりに応え、お互い に教え学びあう学習環境を充実させるため、各種団体等からの求めに応 じて指導者として活動していただく「生涯学習指導者」を募集してお り、登録いただいた指導者の情報は、指導分野ごとに取りまとめて情報 誌や市ホームページを通じて、広く情報提供しております。 市としましては、本情報を、様々な学習グループ・サークル等にご活 用いただけるよう、広報あおもり等を通じ、広くPRに努めてまいりま す。 【生涯学習情報提供事業・64千円】 教育委員会 事務局 社会教育課 近年は、チーム青森の活躍により、カーリング競技も全国規模の大会 が青森市で開催され青森市内の高校生等の活躍も報道されるのは、喜ば 58 しい限りである。今後も、全国高校カーリング大会等の全国規模の大会 ①継続対応 が継続して開催されることにより底辺(子どもたち)の拡充が期待でき ると考える。 本市では、冬期間でも気軽に楽しめるスポーツ・レクリエーションと してカーリング振興に力を入れ、高校生を対象とした全国大会を開催す るほか、市内小・中学生を対象とした大会を開催しており、今後とも 「カーリングの街・青森」の実現に向け、引き続きカーリング振興に努 めてまいります。 教育委員会 事務局 文化スポーツ 振興課 近い将来オリンピック等で活躍する若者が出てくるために、行政に は、施設の充実と競技者の経済的負担の配慮をお願したい。また、学校 59 ①継続対応 の体育の授業等でのスキー、スケートの普及に真剣に取り組み全国規模 で活躍する若者を育成してほしい。 市では、既存の施設の老朽化が進んでいることから、安全に利用いた だけるよう指定管理者と連携し、施設の機能維持に努めております。 また、中学校体育大会において全国、東北大会に出場する場合等の旅 費を一部助成するなどの支援を実施しております。 市内の小学校においては、学校のグラウンドにつくったスロープなど を用いてスキーに取り組んでいるほか、スキー教室やスケート教室を実 施するなど、技能の向上や、冬場の体力づくりに努めています。 教育委員会 事務局 文化スポーツ 振興課 学校教育の充実として、家のしつけと教育をはき違えている親が多い ように思われる。しつけのできていない子が授業の妨げになる場合には 廊下に立たせる等をしても問題はないと思う。いじめではなく、教師の 60 ①継続対応 指導として罰(体罰も含めて)は容認する。社会は理不尽なことだらけで ある。学校は小さな社会だと思うが、そこには順位も付けられ、差別も 起こる。 子どもの発達段階に応じた基本的な生活習慣を確立させ、規範意識に 基づいた行動様式を確実に定着させることは、教育活動の基盤になりま す。各小・中学校では、全教職員の共通理解のもと、一人ひとりの子ど もの内面に向き合いながら、見守りや受容の姿勢で指導するとともに、 社会で許されない行為は学校でも許されないという毅然とした態度で、 繰り返し粘り強く指導しています。しかしながら、体罰による指導につ きましては、国・文部科学省でも述べられておりますように、児童生徒 の正常な倫理観を養うことはできず、むしろ力による解決への志向を助 長することにつながることから、厳に慎むよう指導しております。 教育委員会 事務局 指導課 教育者は聖職といわれるが違う。志の高い方もいると思うが、大多数 は教育委員会所属のサラリーマンである。その辺りを親も含めて、学校 61 ①継続対応 では教育、家庭ではしつけと大まかに線引きして、お互いに必要な部分 を協力して対応すればよいと思う。 子どもたちの健やかな成長のためには、学校・家庭・地域社会がそれ ぞれの役割を自覚し、教育の充実を図ることが重要であり、学校を中心 にそれらの教育力を結集し、子どもの成長を支援する環境づくりに取り 組んでいるところです。 教育委員会 事務局 指導課 № 検討結果 78 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 ボランティアという名目のもとに強制がある。PTAにしろ、学校行事に しろ、保護者や子どもに負担を強いることは止めて業者に運営他を委託 してできるものは委託していいと思う。逆に保護者、生徒に自主運営さ 62 ①継続対応 せて、経済の仕組みを学習する機会としてもいいと思う。前提はその学 校が使途不明金や指摘されるようなお金を使っていないこととなるが、 難しいかもしれない。 市としては、子どもたちの健やかな成長のためには、学校、家庭、地 域社会がそれぞれの役割を自覚し、教育力の充実を図ることが大切であ ると考えております。特に学校と保護者が連携し、子どもの成長を援助 する環境作りが大切であることから、各学校で適切な連携が図られると ともに、適正な金銭の取扱いについて指導・助言しております。 教育委員会 事務局 指導課 今の子どもは、学校、塾、遊びなどやることがいっぱいある。ゲーム の中でしか人との接し方を持てない子もいるかと思う。学校では人とし ての尊厳を尊重する部分の教育、指導をもう少し行った方がよい。その 63 ためには教育者、保護者が言うことと行うことを一致させる必要があ ①継続対応 る。教育者や保護者が誰かの噂話、悪口等を言うと、子どもはそれを見 て感じている。言うことを聞かない子どもは、これらが積み重なってい るのではないか。 各小・中学校では行事や日常の教育活動の様々な場で、人を大切にす ることを教えており、特に「道徳の時間」では、生命の尊さ、信頼し助 け合うこと、思いやり、親切にすること、みんなのために働くことな ど、他の人との関わりや、集団・社会との関わりについて、資料を使い ながら学習しております。市といたしましても、子どもたちが心豊かに 育ち、道徳的な価値に沿って社会の中で自律して生きていけるよう、 「道徳の時間」を要とした道徳教育がいっそう充実されるよう、指導助 言に努めております。 教育委員会 事務局 指導課 社会教育、生涯教育の推進として、転入者に青森を知ってもらうため の講座を、転入時に案内してはどうか。 講座等の場所、内容を広報に載せていると思うが、NHKの講座と連携し 64 てアウガで行うことを考えてはどうか。 ①継続対応 大人が対象なのだから興味がある人は出かけていける場所で開催され るものには参加すると思う。必要以上に勧誘する、勧奨する必要はない と思う。 本市では、市民の皆さんの主体的な学習活動を支援するため、市内で 開催される各種の講座やイベントなどの学習機会をお知らせする情報誌 を作成し、市民センターなどの公共施設に配置するとともに、市のホー ムページでも情報を提供しているところです。 本情報誌は、転入者に対して直接配付はしておりませんが、転入時に 配付される青森市民ガイドブックにお知らせを掲載しており、今後も市 民ガイドブックを通じて、転入者を含めた市民への周知に努めてまいり ます。 【生涯学習情報提供事業・64千円】 教育委員会 事務局 社会教育課 文化・芸術の推進として、新町通り、ラブリッジ、青い海公園、中央 埠頭一体を発表場所としてオブジェ、彫刻、写真、絵画を展示するス ペースをたくさん設けてはどうか。一部は民間の芸術団体に委託しても 65 いいのではないかと思う。空き店舗、建物丸ごとを市、県、そのほか近 ①継続対応 隣町村を含めて実施してもいいと思うが、町中で文化、芸術に触れられ るようにすることが必要と思う。アマチュアの方でも気軽に発表できる 場を用意してあげることが市民が慣れ親しむことの第一歩だと思う。 本市では、文化芸術分野において活動しているアーティスト等に発表 の場や、市民にまちなかでアート、音楽を楽しむ機会を提供することを 目的に、ベイエリアを中心にアートで音楽のあるまちづくりイベント 「A-Paradise」を開催しております。 今後、いただいた意見を参考に、まちなかで文化芸術に触れられるよ うアートで音楽のあるまちづくりを推進してまいります。 教育委員会 事務局 文化スポーツ 振興課 スポーツ・レクリエーションの推進についても、大人が対象であれば 興味がある人は出かけていける場所で開催されるものには参加すると思 66 う。必要以上に勧誘する、勧奨する必要は無いと思う。 ①継続対応 子どもも大人も対象であれば、各学校等にもお知らせを配布すれば、 周知方法は問題ないと思う。 本市では、市民の皆様誰もがスポーツ・レクリエーション活動に取り 組めるよう、今後とも必要な情報を積極的に提供してまいります。 教育委員会 事務局 文化スポーツ 振興課 № 検討結果 79 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 青森県、青森市として東京オリンピックを目指して強化していくス ポーツ・レクリエーションがあれば、推進していくべきだと思う。カー ①継続対応 リングなどを小学校の体育で必須とするなど、他との差別化としてもよ いと思う。 県では、「ジュニアアスリート発掘・育成事業」として、県内の小学 4・5年生のうち、体力テストによって選抜された60名を対象に特別合宿 を実施し、国体や世界の大会で活躍できる競技者の育成を目指しており ます。 また、本市では、ジュニア層などの指導者を対象に「スポーツ医科学 講座」を実施し、指導者がスポーツ医科学の知識を習得することによ り、ジュニア層の育成強化を図ってまいります。 小学校の体育の授業におけるカーリングの実施については、各学校 が、地域や子どもの実態に応じて決めることとしています。本市におい ては、カーリングも、スキーやスケートと同様、地域特有の運動の一つ であると考えていることから、今後も、それぞれの運動の魅力や特性に ついて周知してまいります。 教育委員会 事務局 文化スポーツ 振興課 親としての自覚を持って子どもの家庭での生活を見守ることの行政施 策の実施。 「家庭」と「学校」の連携を強化するための施策を実施。「核家族 化」と「夫婦・家族」のあり方を考える学習の場を設ける。特に「父 親」として子どもの成長にどのようにかかわるべきかを考え、学ぶ「職 68 ①継続対応 能教育」の充実を「職場」と連携して図る。「親の職場」を見せる。就 学前教育機関と小学校との間で保育と教育の一貫性について交流して学 習することを行政として働きかける。生涯教育・社会教育の学習の場に 「親の自覚」をテーマにした内容の学習をしてもらうように働きかけ る。市民としての「民度」を高めるための「市民講座」を持つ。 少子化や核家族化の進行、地域コミュニティの希薄化を背景に、家庭 の教育力の低下が指摘されている中、本市では、各小中学校区での地域 の実情を踏まえた家庭教育に関する学習の場となる「家庭教育学級」 や、市民センターにおいて子育て世帯が抱える悩みなどについて考える 場となる「子育て講座」を開催し、親としての役割や、子どもとのコ ミュニケーションのとり方などについての学習機会を提供することなど を通して、家庭における教育力の向上に取り組んでいるところです。 市といたしましては、学校・家庭・地域が一体となって将来の青森を 担う子どもたちを育んでいくため、いただいた意見も参考としながら、 引き続き、家庭、地域の教育力の向上につながる家庭教育支援に取り組 んでまいります。 【家庭教育支援事業・1,832千円】 教育委員会 事務局 社会教育課 指導課 中央市民センターの講座をよく利用し、新たに知ることもあるし、人 69 との関わりもあり楽しく受講できる。提案として、他の市民センターの ①継続対応 講座を中央市民センターでも行うなどの交流があればいいと思う。 各市民センター間では、相互協力しながら事業を開催しております が、今後は担当者同士の意見交換などを増やしながら、講座の企画運営 に努めてまいります。 教育委員会 事務局 中央市民 センター リンクステーションホール青森、アピオ青森など他県に誇れる素晴ら 70 しい建物があり、開催内容も良いものがあるので、情報提供をもう少し ①継続対応 考えてほしい。 リンクステーションホール青森においては、施設の指定管理者のホー ムページにおいて、催事のご案内や施設の空き状況について広くご紹介 しております。 今後も引き続き、わかりやすい情報提供に努めてまいります。 教育委員会 事務局 文化スポーツ 振興課 № 67 検討結果 80 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 ソチ冬季五輪が開幕したが、カーリングの「チーム青森」の姿がなく 寂しさを感じている市民も少なくないと思う。 チーム青森は応援商品を生み出し、観光客も訪れ、経済効果も高かっ た。最近は、北海道や長野など他都市の後塵を拝するようになってお り、せっかく根付いた冬の強力コンテンツを埋没させることのないよう 71 ①継続対応 に、行政には今まで以上に環境づくり、選手強化に力を注いでほしい。 また、マインドも大事だが、通年使用可能な専用カーリング場の整備 や、選手の育成などにはやはりお金が必要であるため、行政が今以上に 積極的に関わり、市が音頭をとる形で地元企業とスポーツ団体との連携 マッチングを図るなど環境整備に努めるべきである。 市では、「カーリングの街・青森」の推進を掲げ、小・中のカーリン グ大会、全国高等学校カーリング選手権大会や各種カーリング教室など に取り組んでおり、今後も継続していくこととしております。 また、青森県カーリング協会では、世界規模あるいは全国トップレベ ルの大会誘致やジュニア層の育成強化を図っているところです。 なお、みちぎんドリームスタジアムのカーリング場の通年利用につい ては、今年度から2か月間の利用期間を拡大しており、まずは、利用期間 延長に伴う施設の状態や管理の状況などを把握する必要があると考えま す。 教育委員会 事務局 文化スポーツ 振興課 市内のスポーツ振興にかかる専門の部署を設置するなど、カーリング のみならず、楽天イーグルスの一軍の公式戦開催の環境整備や、バス 72 ①継続対応 ケットの青森ワッツ、サッカーのラインメール青森といった地元クラブ チームの包括的なバックアップ体制の構築を望む。 プロバスケットボールリーグの地元開催をはじめ、国民体育大会誘致 に向けた県への働きかけなど、高い競技水準の大会の開催誘致に取り組 み、市民の皆さまが高い競技水準のスポーツを観戦できる機会の充実を 図ってまいります。 教育委員会 事務局 文化スポーツ 振興課 青森の医療情勢として、医師や看護師の確保が重要な課題となってい る。医療従事者以外でも様々な職種がある中で、職業体験、社会科見学 73 を多様化し、子どもたちが見たいと思った職種をできるだけ見られる、 ①継続対応 体験できるよう教育システムの改善を行い地元で地元のために働く意識 をもっと高められないか。 本市各小・中学校においては、キャリア教育や進路指導、特別活動と して人々の様々な生き方に触れることで、子どもが自らの将来の生き方 について考えを深め、将来の夢や希望に向かえるように、職場体験や社 会科見学等の取組を、地域の方々の協力を得ながら行っております。 市としては、職場体験等を受入れることが可能な事業所について、学 校間で情報共有することや、家庭や地域の人々の積極的な協力を得るこ とができるよう、各学校に指導・助言を行っております。 今後も、児童生徒が、より多くの方々と触れ合うことができるような 機会や場を得られるよう、各学校の実践例や成果を積極的に情報発信す るとともに、職場体験等を受け入れることが可能な事業所を学校間で情 報共有できるよう支援してまいります。 教育委員会 事務局 指導課 最近プールのない学校が多く水泳の授業が少ない。泳ぎも重要だが、 74 服を着たままプールに入りその重さを体感するなど、溺れる恐怖などの ①継続対応 授業があってもよいのではないか。 水泳の授業については、水泳に関する動きの学習をするとともに、水 泳の事故防止の心得に関する学習を取り扱うことが学習指導要領に規定 されています。なお、着衣のまま水に落ちた場合の対処の仕方について は、各学校が児童生徒や学校、使用するプールの状況、地域の実態等を 総合的に判断した上で、必要に応じて取り扱うこととしております。 教育委員会 事務局 指導課 № 検討結果 81 № 意見分類 意見内容 検討結果 麻薬中毒や薬物依存など、早い時期からその恐怖や危険性を授業の中 75 で周知徹底し、将来絶対に手を出さないという認識を与えることも大事 ①継続対応 ではないか。 76 学校の空き教室は利用できないか。現在、体育館は市民に開放されて ①継続対応 いるが、空き教室の利用を提案する。 まちづくりの一環として、学校教育の分野に歴史や文化を取り入れ、 積極的に活用していく試みは、希望が持てる構想だと思う。少人数学級 77 ならではの教育指導体制の取組もあるのではないか。社会教育や生涯学 ①継続対応 習面では、誰でも参加できるシステムを作り、その拠点となる施設が活 動をPRしていくべきだと考える。(参考:あおもり県民カレッジ) 左の内容・理由等 担当部局 担当課 本市の公立中学校においては、国の「第四次薬物乱用防止五か年戦 略」を踏まえ、全ての中学校において学校保健計画に位置づけて薬物乱 用防止教室を実施しております。 具体的には、養護教諭や保健体育科教員などの薬物乱用防止教育に対 する造けいが深い教員が中心となって指導したり、薬剤師や警察職員、 保健師などのより専門性の高い外部講師を招いて指導してもらうなど、 学校の実情に応じて指導方法・指導体制を工夫して実施しております。 指導内容については、乱用の危険性についてDVDやスライドを用いて視 覚に訴えながら講義したり、生徒が自分の生活と関連付けながら学習で きるよう、薬物の使用を勧められた場合の断り方を話し合ったりするな ど、生徒の理解がより深まるよう工夫しております。 市としては、各中学校が行う薬物乱用防止教育の更なる充実に向けて 支援しております。 教育委員会 事務局 指導課 本市では、地域住民のスポーツ・レクリエーション及び社会教育活動 のため、学校教育に支障のない範囲において体育館や校庭を始め、特別 教室(家庭科室、音楽室、会議室)など開放できる施設を校長が定め、 各学校施設開放運営委員会が「学校施設開放利用細則」に基づき運営し ているほか、学校長の判断により地域住民のニーズに応じ学校施設を開 放しているところです。 市としましては、今後も地域住民が気軽に学べる環境づくりと地域に 開かれた学校づくりに引き続き取り組んでまいります。 教育委員会 事務局 社会教育課 「あおもり県民カレッジ」は、いつでも、どこでも、誰でも入学でき る「生涯学習の学園」として、青森県が平成9年に開設したもので、国、 県、市町村、大学、民間事業者などの多様な機関が開催する講座等を単 位認定講座として登録することで、その講座等を受講した方が一定の単 位を取得し、規定の単位数に達した段階で県が認定証を授与することに より、学ぶ意欲、生きがいを高めていくシステムであり、市では、実施 当初から、本カレッジの連携機関として、市が実施する多くの講座等を 単位認定講座として実施しているところです。 今後も、多様化する市民ニーズを踏まえた様々な学習機会を提供して いくことを通じて、市民の皆さんの自主的な学習活動を推進してまいり ます。 教育委員会 事務局 社会教育課 指導課 82 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 高齢化が進む青森市において、「未来を創造する人」の対象を行政は どう考えているのか。現代の学童世代、働く若年世代、働く熟年世代、 高齢世代なのか。つまり、現在の人生での立つ位置によって大きな違い がある。このような漠然たる項目でなく、それぞれの経験による現在の 立つ位置に何が求められるのかを問うことを提案する。 「歴史と文化を受け継ぐ」の項目も青森市には誠に必要不可欠なこと だが、青森市の歴史と文化を市民はどれほど理解して、郷土愛・誇り・魂 78 ①継続対応 力を持たれているのか。仮に持てない市民にどのようにして伝えていく か。青森市に郷土愛・誇り・魂力を持った伝導者養成を提案する。 市内小中学校全校に「青森市の歴史と文化」を教えることができる時 間の配慮をすることを提案する。その教えの拠点となる小学校が消えて いる。小学校が消えている場所では、誰に教えるのか。これでは「地 域」に親しみが湧くだろうか。その地域にあって自分の未来を考えたら 地域を離れる可能性が高くなる。 本市では、毎年、小学校3年生及び4年生の全て子どもに、先人の業績 や優れた文化遺産についてまとめた副読本「わたしたちの青森」を配付 しており、教員は、「青森開港に尽力した森山弥七郎の功績」「小牧野 遺跡や浪岡城跡などの文化遺産の分布図」等の内容を、主に社会科の学 習で取り上げることで、郷土の歴史を知り、郷土のよさに気付き、郷土 を愛する心や態度を育むよう指導しています。さらに、「まんが 青森 市の歴史」や、本市出身の偉人の生涯を表した「まんが伝記」を全ての 小・中学校に配付し、朝読書の時間や昼休み等に閲覧できるようにして おります。 市としては、子どもたちが青森市の歴史を正しく継承したり、郷土を 愛する心や態度を育むことが、将来地域で活躍する人材の育成につなが るという認識のもと、授業時間の確保と指導技術の向上について指導・ 助言に努めてまいります。 教育委員会 事務局 指導課 学校教育の充実をうたうなら、地域に小学校はあってしかるべきと考 える。少人数の学校では子どもには指導の目が届き、子どもが素晴らし い能力を持っているか見極めやすくなる。学校の統廃合は無理があるよ うに思う。 統廃合、行政の言葉は必ず「苦渋の選択」と言い、その理由として必 ず三点「教育環境の確保が難しい」、「児童間の切磋琢磨の機会がな 79 ①継続対応 い」、「部活動の種類が限定される」が言われるが、統廃合の本音は 「自治体の財政事情が厳しい」からなはずである。本音で地域を納得さ せていただきたい。 子どもの通う小学校がない地域に若い親に定住を促すことは非常に難 しく、過疎地はさらに過疎が進むという心配がある。統廃合は地域が将 来も存在できる可能性の芽を摘むことにつながる。 学校統廃合に向けた通学区域再編につきましては、平成20年度に策定 した「通学区域再編による教育環境の充実に関する基本計画」に基づ き、小規模校の中でも、複式学級を有する小学校と全学年単学級の中学 校を最優先の対象校とし、保護者や地域の皆様と慎重に話し合いを重 ね、その結果、関係する皆様の理解が得られ、条件の整った学校につい て統合しております。 今後においても、子どもの教育環境の充実を最優先に考え、教育環境 に係る情報提供に努めるとともに、保護者や地域の皆様など関係する 方々の思いや考え、地域の実情を把握しながら、地域と話し合いを重ね 通学区域再編を慎重に進めていくこととしております。 【通学区域再編事業・41千円】 教育委員会 事務局 学務課 № 検討結果 83 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 社会教育・生涯学習の推進の課題は、「指導者」と「経費」の確保であ る。「指導者」の確保対策は、地域小学校学区内において指導者養成講 座を数多く実施し、特に休日利用の開催は年齢の高くない方々の参加が 80 望まれる講座を提案する。経費については、行政の担保が当然である。 ①継続対応 「創造する人」を育むなら当たり前ではないだろうか。指導者育成講座 の成果を小学校学区内に青森市全体で発表する機会を催すことで、より 発展的にあると考えて提案する。 本市では、市民の主体的な学習活動を推進し、また、学習活動の成果 を生かしていくための取組の一つとして、市内で活動されている生涯学 習指導者の情報を指導分野ごとに取りまとめ、情報誌「まなびすと名 鑑」として、市民センターなどに配置しているほか、市ホームページで 情報提供をしています。 その登録者数については、平成23年度は262人でしたが、 ・各種講座の受講者への生涯学習指導者登録のチラシ配布 ・生涯学習指導者登録を働きかけるポスターの作成・掲示 ・既登録者の更新時の調査票の簡素化 ・青森県総合社会教育センターとの情報共有 などの取組により、平成26年度では366人となっています。 市といたしましては、新たな生涯学習指導者の発掘・育成対策と、既 に登録いただいている生涯学習指導者への対策の両面から、生涯学習指 導者の確保に継続的に取り組んでまいります。 【生涯学習情報提供事業・64千円】 教育委員会 事務局 社会教育課 文化・芸術の推進は学校教育(知・徳・体)の充実同様重要である。 子どもの感性を豊かにし、地域に愛着が持てる。学校教育体制に組み ①継続対応 入れるべきことを提案する。 本市の小・中学校では、音楽科や図画工作科等の授業において、表現 したり鑑賞したりする学習に取り組んでおります。また、文化的行事に おいては、学習活動の成果を発表する場を設けて、文化や芸術に親しん だりする活動として位置付けて文化・芸術を愛する心を育み、豊かな情 操を養っています。 市としては、学校の取組に対する指導・助言を行うとともに、文部科 学省の文化的事業を周知するなど、各校での芸術・文化に関する取組を 支援しているところです。 教育委員会 事務局 指導課 文化・芸術の指導者を育成、保存のために、地域の芸能団体や各民間 団体の裾を広げるため、町(内)会活動などへの支援することを提案す る。 82 スポーツ・レクリエーションの推進などは、社会教育・生涯学習の推進 ①継続対応 と同じ分類であり、「人々の感性を豊かにする」ということは共通であ る。政策集団プロ(市職員)に分類内容を深化させる知恵を出されるこ とをお願いする。 本市においては、市内の様々な分野の多くの文化団体からなる青森市 文化団体協議会と連携を図り、活動発表の場の提供など文化芸術活動へ の支援を行っております。 また、地域文化の発展や獅子踊などの無形民俗芸能や、津軽三味線な どの伝統芸能の継承を図るため、活動の場を提供する支援を行っており ます。 教育委員会 事務局 文化スポーツ 振興課 学校教育の場(特に小学校)に地域ならではの特異性を組み入れる。 海には海の、山には山の、街には街の利がある。学童が生活している 地域が何故その地なのかということを学校教育に取り込むことで、誇り や自信が育ち、他の地域との比較検討できることから郷土愛が生まれ、 83 やがては「未来を創造する」芽が伸びてくると確信する。 ①継続対応 地域の指導者として地域を知る人財・社会資質の活用と育成を実践す る。学校側と詳細に打ち合わせ、指導者候補たる人も学習を重ねなが ら、地域の学童に接することから、将来を託す青森市の学童に真の郷土 愛が生まれ、社会の秩序も必ずや身につくと確信できる。 現在、本市の全ての小学校1、2年生は、生活科や社会科において、教 員引率のもと地域に出て、自分たちの住む地域や学区について、どのよ うなものがあるのか、特徴は何かということについて学区内を探検する 学習をしております。また、小学校、中学校の「道徳の時間」において は「郷土の伝統と文化を大切にし、郷土を愛する気持ちをもつ」ことに ついて、それぞれの発達段階に応じて継続した学習に取り組んでおり、 地域の有識者や各分野の専門家の方をゲストティーチャーに招き、話を 聞くなどの授業も行われております。市としては、これらの学習が効果 的に行われるよう指導助言に努めております。 教育委員会 事務局 指導課 № 81 検討結果 84 № 意見分類 意見内容 検討結果 指導者講習や活動発展のため、学区内小学校の土・日・祝を開放する ことを提案する。地域によっては立派な公民館もあるが青森市全体では 貧弱である。町内ごとの整備は無理であろうが、大きな地域にはあって 84 ①継続対応 当然である。今日までの学区の統廃合により空いている施設や、学童人 口減少から空き室を利用できるような工夫が、行政に考えられないこと も不思議である。 左の内容・理由等 担当部局 担当課 本市では、地域住民のスポーツ・レクリエーション及び社会教育活動 のため、学校教育に支障のない範囲において体育館や校庭を始め、特別 教室(家庭科室、音楽室、会議室)など開放できる施設を校長が定め、 各学校施設開放運営委員会が「学校施設開放利用細則」に基づき運営し ているほか、学校長の判断により地域住民のニーズに応じ学校施設を開 放しているところです。 休日については、安全管理上の問題から、普通教室は利用いただけな いものの施錠が可能な体育館、校庭は開放しております。 市といたしましては、今後も地域住民が気軽に学べる環境づくりと地 域に開かれた学校づくりに引き続き取り組んでまいります。 教育委員会 事務局 社会教育課 健康福祉部 教育委員会 事務局 子ども しあわせ課 社会教育課 就労等で保護者が日中不在となる小学生の家庭の代わりとなる放課後 児童会につきましては、平成27年4月からの子ども・子育て支援事業の開 始に向け、対象学年及び設置箇所の拡充を図ってまいります。 また、本市では、地域の方々の協力を得て、児童が安全・安心して活 ⑤実施段階検 学校教育の充実として、放課後保育・教育の更なる充実化を図ってもら 動できる放課後の居場所として、放課後等における様々な学習活動や体 85 討(継続検 いたい。 験・交流活動を推進するため「放課後子ども教室」8校を設置しておりま 討) すが、今後においては内容を見直し、「新たな放課後子ども教室」とし て全学年の児童を対象にすべての小学校に拡充してまいります。 【放課後児童対策事業・62,851千円】 【青森市放課後子ども教室推進事業・51,000千円】 青森市文化スポーツ振興公社主催の歌舞伎などをよく観劇するが、客 があまり入っていないようで残念に思う。もう少し、工夫をしてほしい ①継続対応 と思う。毎回配られるアンケートがいつも同じ内容であることも気にな る。 いただいたご意見を参考に、市民の方々の文化事業に対するニーズを 適切に把握、反映できるよう、青森市文化スポーツ振興公社に対し、事 業メニューやアンケートの工夫をするよう指導してまいります。 教育委員会 事務局 文化スポーツ 振興課 7年後の東京オリンピックに参加するヨーロッパの選手のために、強化 合宿所を本市にオープンさせ、本市の魅力を国際社会に発信せしめる。 87 大会終了後は合宿所を利用した国々と農林水産業、商工業、観光等の振 ①継続対応 興を図り、本市経済の国際化の基盤創りとさらなる活性化につなげ、加 えて市の税収増に資するものとする。 2020年東京オリンピック・パラリンピックについては、スポーツ・レ クリエーション人口の拡大を始め、国際交流・多文化共生の推進や、食 や文化などの魅力の国内外への発信など、様々な波及効果が期待されま す。 本市では、スポーツや観光・経済などの各分野において、オリンピッ ク・パラリンピックの開催効果を獲得するとともに、プロスポーツやス ポーツイベントの参加者・観戦者と、観光などの地域資源を融合させ、 交流人口の拡大や地域経済への波及などを目指す、「スポーツツーリズ ムの振興」による地域活性化を図るため、国外からの参加チームの合宿 誘致など、開催効果の獲得に向け取り組んでいます。 市民政策部 企画課 86 85 № 88 意見分類 意見内容 検討結果 募集の仕方、登録の仕組みなど気軽にできるものから、学校支援ボラ ①継続対応 ンティアの数の充実をより一層図っていく。 左の内容・理由等 担当部局 担当課 本市では、保護者や地域の方々の協力のもとで、様々な学校活動を組 織的に支援していくための体制を構築するため、「学校支援地域本部事 業」を平成20年度から実施しています。 平成25年度は29校が実施し、延べ2万人を超えるボランティアの参加の もと、家庭科の調理実習の補助や校外学習の引率といった各種学習活動 の補助をはじめ、本の読み聞かせや補修、花壇の整備、登下校の見守 り、運動会や文化祭等の学校行事のお手伝いなど、様々な学校支援活動 が展開されたところであり、平成26年度においては、更に4校を加えた33 校が実施しており、年々活動が活発になってきております。 今後も『できる人が・できるときに・できることを』を基本に、学校 支援ボランティアの充実に取り組んでまいります。 【学校支援地域本部事業・4,977千円】 教育委員会 事務局 社会教育課 86 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 冬期間には、幹線道路には雪がほとんどないが、生活道路等について は雪山ができており、車がほとんど通れない。災害があった時にはどう 89 するのかと考えると怖い。雪に強い青森、住んで良かった青森にするた ①継続対応 めに一人ひとりがもっと心配りを持って対応できる必要があるのではな いかと感じる。 市では、除排雪の実施基準を設け、除排雪のバラつきの解消のため、 平成24年度から市の指令により除排雪を実施しております。 生活道路の除排雪については、パトロールにより現地を確認し交通に 支障がある場合は、早期に解消するよう業者に指導しております。 【除排雪対策事業・2,349,603千円】 都市整備部 道路維持課 青森で一番目に付くのは青森ヒバであり、最近は量が少なくなってい るが大変有名である。それから、「アオモリトドマツ」や「ブナ」もあ り大変貴重であるため、身近に植えながら勉強していくことも必要と 90 ①継続対応 思っている。市役所や学校などの公共施設や一般家庭に、青森特産の木 を植え、青森市周辺の木と山と同じような自然を育んでいくと教育にも つながっていくと思う。 青森ヒバにつきましては、現在、森林の複層林化に伴う事業の一環と して青森県が植林を進めており、市も県と連携を取り事業を行っていき たいと考えております。 アオモリトドマツやブナにつきましても、関係部局と連携を取りなが ら緑化活動や普及啓発を働きかけていきたいと考えております。 農林水産部 農地林務課 青森には自然が多いが、木に名札が無いので名前が分からない。例え ば、ホオノキ、トチノキ、センノキは名前が違うが葉は似ている。これ 91 ⑥その他 らは名前が付いていないと分かりにくいので、公共施設の木などに名札 を付けて分かりやすくして教育に活用していただきたい。 市役所庁舎敷地内の樹木については名札を付けていますが、その他の 公共施設については、施設所管部局と検討してまいります。 総務部 管財課 私が住んでいる戸山団地は高台になっているが、避難場所が中学校や 市民センターなど低い位置の場所になっている。防災マップを作るとき ⑥その他 の判断をお聞きしたい。また、市は、災害時要援護者に対する協力体制 もない。こういうことも分かりやすく教えてほしい。 市では、防災に関する知識の普及・啓発を図るために、市民団体等か らの要請に対して防災担当職員を派遣し、各種防災講話や防災訓練等を 実施しております。また、災害が複雑多様化、大規模化する中で地域の 防災力を高めるためには、地域住民自らが協力し迅速な防災活動を行う 自主防災組織の活動が重要であることから、市では町(内)会に対し自 主防災組織の結成及び防災訓練の実施を積極的に働きかけており、その 中で避難所の確認や避難経路の選定をはじめ、備蓄物資やその活用方 法、心肺蘇生法やAED(自動除細動器)の使用方法、地域における防 災・防犯マップづくり、災害時要援護者の避難支援等に関する講話や訓 練等を実施しています。 総務部 危機管理課 № 検討結果 第5章 自然をまもり親しみ安全・安心で暮らしやすいまち 92 87 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 市民にとっての便利さ、快適さなど、身の丈にあった安全・安心の市民 生活の確保とは何かを市から市民に提示してもらいたい。どの程度まで 93 市が実施し、市民が個人的にどの程度まで自助努力するかを提示するこ ①継続対応 とで、市民の合意を得て、市民一人ひとりがどの程度までやれるのかが 分かるのではないかと思う。 市では日頃からホームページや広報あおもりを通じて、消費生活トラ ブルについての啓発などを行っておりますが、まずは不審な電話や怪し いもうけ話は安易に信用しないことが大切です。 万が一トラブルなどに遭われた場合、個人で解決にあたるのは困難で あり、青森市民消費生活センターにおいて、消費生活相談を行っている ほか、消費生活以外にも相続や法律上の手続やトラブル解決などの相談 窓口も設けております。 交通安全対策につきましては、警察署をはじめとする関係機関・団体 と連携しながら、交通安全啓発活動や幼児から高齢者までに対する交通 安全教育の実施など、市民一人ひとりの交通安全思想の普及・浸透を図 り、道路を利用する全ての自動車運転者、自転車利用者、歩行者に対す る交通ルールの遵守と交通マナーの実践を習慣付ける等の活動を展開し ております。更には、町会など地域と連携した交通安全啓発活動や広報 あおもりを活用した意識啓発を行うなど、広く市民に交通安全思想の普 及・浸透を図っています。今後も関係機関・団体と連携した各種交通安 全活動を続けてまいります。 【消費生活相談事業・51,283千円】 【市民相談事業・450千円】 【交通安全啓発事業・477千円】 市民生活部 生活安心課 地域コミュニティがなければ、安全・安心の市民生活の確保はできな いと思うので、地域の年配の役員だけが把握するだけではなく、もっと オープンにして発展・充実できるようにするべきではないか。 94 ①継続対応 市民一人ひとりが他の人を思いやる心を持つことが必要ではないか。 そのためには、市民一人ひとりの知識を高めるために啓発など、一層強 力にPRしていくべきではないか。 市では、町(内)会を大事な協働パートナーと位置づけており、対等な 関係にあります。そのため、町(内)会に対してさまざまな助成制度で支 援しているほか、町(内)会の役割や活動を市民ガイドブックや広報あお もりで紹介しておりますが、今後も地域活動の担い手確保やスキルアッ プを図るためのシンポジウム、セミナーの開催に加え、町(内)会活動事 例集の発行・ホームページへの掲載といったPRを行ってまいります。 【市民協働推進事業・538千円】 市民生活部 市民協働 推進課 青森市は下水道普及率が高い水準にあるが、水洗化率が横ばい状態の ようなので、水洗化率をあげるために、私道に接している家で不動産業 ④対応(実 95 者等の同意が得られず下水道工事ができないケースについては、下水道 施)困難 担当課が積極的に協力して、市民皆が下水道の恩恵を受けられるよう取 り組んでほしい。 民有地である私道は、宅地等と同様に、本来、所有者が排水設備を設 けなければならないことから、市では積極的に整備は行っておりませ ん。 環境部 下水道整備課 陸奥湾と青森港は海水の循環が良くないので、一度汚れると回復は困 難である。陸奥湾と青森港の環境を守るためには、海に直接雪を捨てな いようにしなければならない。一冬に雪と共に捨てられる汚染物質やゴ 96 ミ類や土砂は膨大であり、海への雪捨てを止めさせるためには、海辺や ①継続対応 郊外等に風力発電装置を備えた排雪池やプールの建設が必要になる。騒 音の少ないトルネード式発電機で発電し、その電力で池やプールの水温 を上げ、温水を循環させながら噴射させて雪を溶かすようにする。 市では、平成15年度に八重田浄化センターの下水処理水を活用した積 雪・融雪処理槽を整備し、陸奥湾に直接投棄している雪をできるだけ少 なくし、環境にやさしい雪処理を行っています。 また、現在、青森港において、海水熱等を活用して雪処理を行う「浜 町緑地」を整備しており、平成28年度から供用する予定となっておりま す。 都市整備部 道路維持課 № 検討結果 88 意見分類 意見内容 検討結果 左の内容・理由等 担当部局 担当課 陸奥湾のホタテ漁業や魚介類を守るためには、湾内への外洋型の大型 本市においては、陸奥湾の良好な水質を将来にわたって維持していく 貨物船や観光船の入航は好ましいことではない。船は外洋を安全に航行 ため、下水道整備の促進及び接続の普及啓発をはじめ、排水量の多い工 するため、バランスを取るために船底に出航港の海水を入れており、目 場や事業場への立入検査を実施し、必要に応じて行政指導するなど水質 的地に着岸後吐き出すため外来生物の排出も考えられる。それを防ぐに 環境の保全に努めてきました。また、河川27地点・青森湾内3地点におけ は、岸壁に排水を処理する装置を建設する必要があると思われる。 ⑤実施段階検 る水質の常時監視、さらには、市民の皆様、ボランティア団体の皆様の 97 陸奥湾の環境を守るには、水源保護林の植林に続いて植林の継続が必 討(継続検 ご協力のもと、海浜・河川の清掃を行うなど官民挙げて陸奥湾の環境保 要と考えるが、青森市単独の政策では非効率であり、青森市のみでなく 討) 全に努めてきました。 他の町村と連携しながら共同で植樹も含め環境保護事業を進める必要が ムツワン週間の指定につきましては、陸奥湾の環境問題を学び、陸奥 あると考える。陸奥湾の環境保護を共同で考えて行くために、6月1日か 湾の環境保全意識の高揚を図るべきとの趣旨には、本市としても賛同す ら6月21日までの3週間をムツワン週間とし、共に環境問題を学び共同し るところであることから、国・県・陸奥湾沿岸市町村並びに関係団体の て環境保全に努めるような社会環境づくりを進めていただきたい。 意見を踏まえながら、実現の可能性について検討してまいります。 環境部 環境政策課 少子高齢化が進むにつれ、青森市も津軽半島の各町村も平内町も、単 独では防災体制の充実も安全・安心な住民生活を考えた政策も実行が困 難になると考えられる。そこで、青森市は、東は平内町、北は三厩竜飛 98 まで、合併して新たに「陸奥湾市」(仮称)とし、防災体制の充実や安 ①継続対応 全・安心な市民生活を目指すべきと思う。この考えに中に環境に優しく 安心安全な交通として青い森鉄道の駅舎と市庁舎を併設した現在の城造 りの必要性が考えられる。 総務部 危機管理課 № 市では、大規模災害に備え、現在、青森県内40の自治体をはじめ、東 北地方の県庁所在市6都市、全国の中核市といった公的機関22団体と災害 時応援協定を締結しているほか、民間団体及び企業55団体とも様々な災 害時応援協定を締結しています。 89 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 災害時・生命を守るために最も重要なものは「自分で考え避難する 力」である。大震災の教訓を生かし、官民挙げて各地域の防災態勢や仕 組みなどを総点検し改善を重ねていく必要がある。複合災害から住民を 守るためには「公助」「共助」「自助」を総点検するべきである。 1 災害は前触れなく襲う。自分が住む地域、危険性を正しく知り、日頃 からの避難を考え、有事の際は速やかに「自助」の基本をあらかじめ住 民に知らせておく。 2 各町(内)会に防災計画を作らせ、防災組織を確立させる。避難訓練を 年1∼2回実施させ、日頃から災害時に備えさせる。(行政が指導、助言 する。) 3 高齢者や障害者ら災害時、要援護者の誘導をどのようにして進める 99 か、地域の防災組織などの「共助」が必要である。(行政が指導、助言 ①継続対応 する。) 4 住民も災害時の避難所を確認しておくなど、日頃の心構えが大事であ る。 5 医療施設の防災対策、防火設備や安全対策を総点検し、災害弱者の視 点で強化する必要がある。 6 東日本大震災の教訓を生かし、地震、津波、防災について点検し、実 情に即した対策の検討が必要である。 7 原子力災害対策は地域の実情を反映した実行性の高い、住民本位の計 画を策定しなければならない。 8 実際に災害が起こった場合の住民の避難場所として操車場跡地を防災 を軸に整備しておく必要がある。 市では、災害が複雑多様化、大規模化する中で地域の防災力を高める ためには、地域住民自らが協力し迅速な防災活動を行う自主防災組織の 活動が重要でありますことから、町(内)会に対し自主防災組織の結成 及び防災訓練の実施を積極的に働きかけており、その中で避難所の確認 や避難経路の選定をはじめ、備蓄物資やその活用方法、心肺蘇生法やA ED(自動除細動器)の活用方法、地域における防災・防犯マップづく り、災害時要援護者の避難支援等に関する講話や訓練等を実施していま す。 また、平成26年2月に青森市地域防災計画を修正するとともに青森市津 波避難計画を策定し、津波災害を考慮した市総合防災訓練の実施のほ か、現在、津波避難ビルの指定及び公共施設への地盤高表示の設置をす すめています。また、同年3月に青森市原子力災害対策計画を策定し、目 下、甲状腺被ばくを考慮した安定ヨウ素剤及び放射線量測定器の備蓄を 進めています。 災害時、自ら避難所まで避難することが困難で、特に支援が必要な一 人暮らし高齢者や障がい者等(避難行動要支援者)に関しては、自身の 個人情報について、地域の町(内)会や自主防災組織、民生委員・児童 委員、消防団等(避難支援等関係者)への提供に同意し、緊急連絡先な ど、避難する際に必要な情報を記載した個別計画を市に提出していただ いた方の情報を取りまとめ、名簿や地図を提供しております。 これらの名簿や地図等の活用などにより、地域における実効的な避難 支援体制の促進の一助としていただくほか、各町(内)会から要望があ る場合、活用方法について出前講座の実施や、自主防災組織による地域 の防災訓練等への職員の参加も行うこととしております。 【避難行動要支援者対策事業・5,336千円】 総務部 健康福祉部 危機管理課 健康福祉 政策課 自然環境の保全として、街路樹を青森に関連のあるものにし、プレー 100 トをつければおもしろいと思う。青森出身の有名人が好きな花木や、そ ①継続対応 の由来も書いてあるとよいのではないか。 街路樹は自動車の排気ガスや土壌が少ないなど生育環境が厳しいこと から、これら環境に耐えうることなどの条件を考慮し、選定してきたと ころです。また、プレートにつきましては、新町通りなど一部歩行者が 多い場所にプレートを設置しているところです。 都市整備部 公園河川課 防災体制の充実として、避難場所を案内する案内板を設置していただ 101 きたい。各交差点に大きく設置して、すぐ分かるようにする必要がある ①継続対応 と思う。 市では、現在、「収容避難所」181施設のうち、防災倉庫機能を持つ 「防災活動拠点施設」53施設に対し避難所標識を設置しています。ま た、収容避難所のほか、合浦公園などの広域避難所6箇所や都市公園など の一次避難所69箇所を含む全ての収容避難所については、津波ハザード マップ、土砂災害ハザードマップ及び洪水ハザードマップに明記するこ とによって市民周知を図っています。 総務部 危機管理課 № 検討結果 90 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 市では、現在、「収容避難所」181施設のうち、防災倉庫機能を持つ 「防災活動拠点施設」53施設に対し避難所標識を設置しています。ま た、収容避難所のほか、合浦公園などの広域避難所6箇所や都市公園など の一次避難所69箇所を含む全ての収容避難所については、津波ハザード マップ、土砂災害ハザードマップ及び洪水ハザードマップに明記するこ とにより市民周知を図っています。 また、新町を含む沿岸部の津波浸水想定区域に対しては、現在、津波 避難ビルの指定のほか、主な公共施設に対する地盤高表示の設置を進め ています。 総務部 危機管理課 青森市では、電話の普及率が低かった昭和25年から火災報知機が設置 され、火災通報の役目を果たしてきましたが、急速な電話の普及に伴っ て利用率が低下したため、昭和52年から順次撤去し、昭和53年に廃止さ れた経緯があります。 このようなことから消防本部といたしましては、今後新たに直通電話 を設置する計画はありませんが、固定・携帯電話による119通報に迅速に 対応できる高機能指令システムを導入し、初動体制の強化を図っており ますので、ご理解いただきたいと思います。 なお、ご意見にありました「柳町と新町交差点付近にある直通電話」 につきましては、消防設備ではなく、カメラ付きで警察へ自動通報する システムで、このシステムも携帯電話の普及により防犯目的での通報が 減少しているとのことです。 消防本部 通信指令課 安全・安心な市民生活の確保として、新町にパーキングメーターを設 置して、料金を徴収し、その他の違法駐車はすぐに取り締まる。公共の 104 建物、ホテル等の前の客待ちタクシーには客待ち場所を確保させるよう ⑥その他 条例で定める。さくら野前、JALシティ前、ワシントンホテル前はひど い。タクシー乗り場を決めて整備してほしい。 違法駐車などの交通違反取締りについては、管轄警察署が担当してお ります。青森警察署では、駐車対策について中心市街地を重点取締り区 間に指定して違法駐車取締り活動を実施するとともにタクシー協会への 働き掛けを行っているとのことです。なお、パーキングメーターの設 置・管理、及びタクシー乗り場の整備については青森県公安委員会が所 管しておりますので、本意見を青森警察署にお伝えいたします。 市民生活部 生活安心課 新町通りはスピードが出せないように波打つ舗装をし、もしくは自動 取り締まり装置を設置するよう警察に働きかけて歩行者が安全に歩道を 105 ⑥その他 歩けるようにする。タクシー業界団体に無謀運転、スピード超過を厳し く申し入れをしていただきたい。 交通違反取締りについては、管轄警察署が担当しております。青森警 察署ではタクシーのみならず常に交通違反取締りを実施するとともにタ クシー協会への働き掛けを行っているとのことです。ご意見は青森警察 署にお伝えするとともに今後も関係機関・団体と連携して交通事故防止 活動を実施してまいります。 市民生活部 生活安心課 № 検討結果 地震、津波の両方を考える必要があるため、新町の展示版(絵画や写 102 真)の上に現在地からの避難場所、経路を図示した避難経路図を設置した ①継続対応 らいいと思う。 103 110番、119番直通の電話を設置した方がよいのではないかと思う。柳 ⑥その他 町と新町の交差点付近にあるのは知っているが、他で見たことがない。 91 意見分類 意見内容 検討結果 左の内容・理由等 担当部局 担当課 市では、地球温暖化対策として再生可能エネルギーの利用を促進する ため、「青森市住宅用新・省エネルギー設備導入支援事業補助金」を設 スマートシティ(最新の技術を駆使してエネルギーを効率的に使う環 け、市内の住宅に太陽光発電システムや木質ペレットストーブ等を導入 境配慮型都市)の実現。二酸化炭素の排出を削減し、家庭やオフィスを するかたを対象に、設置費用の一部を補助しており、同補助制度では、 ネットワークでつないで電力使用状況を把握し、そのエネルギー電力を 家庭の消費エネルギーを一括管理できるHEMS機器も補助対象としている 活用し融雪装置を主要道路、歩道へ設置。余剰電力は蓄電して災害時、 ところです。また地中熱利用機器についても、灯油等化石燃料の消費削 多積雪時に利用したい。 ⑤実施段階検 減ができること、排熱を大気中に放出しないためヒートアイランド現象 106 ・ 日本大学工学部と民間企業が事業化を研究している地中熱(地下10 討(継続検 の緩和が期待できることなどから、同補助制度の補助対象に加えること ∼15メートルの浅い地盤中にある熱エネルギー)住宅への取組。具体的 討) を含めて、その普及方策について検討しているところです。 には木造平屋建て80平方メートルほどの住宅の場合、直径14センチメー なお、スマートシティの実現については、HEMSやビルの消費エネル トル、長さ10メートルの基礎杭を10本打ち込み、中を循環させる不凍液 ギーを一括管理できるBEMSといった個々の設備の普及はもちろん、域内 を介して熱を移動させ、冷暖房、給湯、融雪に使うという実験等をして で供給されるエネルギーの確保やインフラの整備など多くの課題がある いる。これは住宅地歩道、小路などの融雪にも利用できると考える。 ことから、長期的な視点で取り組む必要があると考えております。 【新・省エネルギー導入支援事業(補助金)・12,510千円】 環境部 環境政策課 ごみの減量化・資源化については、まずは市民啓発活動や資源物回収 団体活動(集団回収)奨励事業といった現在実施している事業を強化・ 継続するとともに、新たな減量化策に取り組み、さらにはこれらの事業 に留まらずに広く情報収集に努め、可能な限り有効な手段を取り入れつ つ、ごみの減量化を進めることとしております。 今後におきましても、これらの取組の実施により、市民一人ひとりが 「ごみ問題」に対して少しでも関心を持ち、その取組の輪が広がること により、ごみの減量化・資源化がより一層促進されるよう努めてまいり ます。 環境部 清掃管理課 青森市編さんの青森市史を中心にして郷土史を学ぶカルチャースクー ①継続対応 ルの開催を望む。 市では、平成9年から継続的に「市史講座」を開催し、講演会や自然野 外講座等を行ってきました。『新青森市史』の刊行が完結した現在も市 史の成果、ひいては「ふるさと青森」の歴史を市民の皆様に知っていた だくために、『広報あおもり』での連載や、メールマガジンの配信など を行っています。また、講演会(講座)形式のものでは、「寿大学・女 性大学」のほか「市民と職員の対話サロン」などを通じて市民サークル の勉強会等に職員を講師として派遣しております。定期的に開催するも のとしては、平成26年7月から毎月第3水曜日に「「あおもり歴史トリビ ア」を読む会」という、メールマガジンを素材にした講座を始めたとこ ろです。いただいたご意見も参考に、これからも様々な形で、市史編さ んの成果を市民の皆様にお伝えできるよう、取り組んでまいります。 総務部 総務課 文化・芸術の推進として、全国規模の版画展を開催して版画・芸術のま 109 ちを全国にアピールする機会を持つこと。まずは版画の底辺の拡大が必 ①継続対応 要である。 本市では、「版画の街・青森」の実現に向け、所蔵作品の展示、小中 学生向け版画教室の開催、棟方志功賞版画展の作品を中心商店街に展示 する街中が版画ギャラリーなどの実施のほか、3年ごとに開催する版画ト リエンナーレを行っております。今後も更なる版画振興に努めてまいり ます。 教育委員会 事務局 文化スポーツ 振興課 № 町内におけるゴミの分別収集は、快適な生活環境の確保や維持に欠か せない課題である。リサイクル(再生利用)、リユース(繰り返し使 107 ①継続対応 う)、リデュース(減らす)等、町内ごとの独自の取組活動による部分 が大きいと思われる。 108 92 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 スポーツ・レクリエーションの推進として、カーリングでまちおこしを 110 すること。そのためには競技施設の充実化を図り、全国大会や国際大会 ①継続対応 を開くことを目標に施設整備をするべきである。 本市では、「カーリングの街・青森」の実現に向け、高校生を対象と した全国大会を開催すしているほか、市内小中学生を対象とした各大 会、教室を複数開催しております。 また、カーリング場の通年利用を望むご意見をいただいたことを踏ま え、みちぎんドリームスタジアムのカーリング場の利用期間を2か月間延 長し、9月から翌年5月まで利用可能となっております。 今後とも更なるカーリング振興に努めてまいります。 教育委員会 事務局 文化スポーツ 振興課 スキー選手の育成のためと屋外授業の拠点に、雲谷にある「県青年の 家」を取得して、スキーの合宿や自然観察の学習に使用できないものか ④対応(実 111 と思う。 施)困難 それにより冬期スポーツ人口の底辺を拡大し、自然を観察すること よって郷土愛を育み学力の向上に役立てる。 旧県青年の家の取得については、時間の経過により建物の状況が変化 し、改修費等が当初見込んでいた額の2∼3倍以上となったことから、市 役所庁舎整備に最優先で取り組むことや、財政の健全性の確保のため、 緊急性や優先度を見極めた結果、平成25年8月に断念したところです。 教育委員会 事務局 社会教育課 快適な生活環境の確保として、古い側溝などで匂いがきつい場所があ ④対応(実 112 る。消火栓を利用して消防訓練を兼ねて側溝へ放水して洗い流すことが 施)困難 できないものかと思う。 消防本部といたしましては、基本的に消火栓の使用は、火災などの災 害活動及び訓練で使用することとしております。 このため、ご意見をいただいたような側溝の清掃等を目的とした消火 栓の使用につきましては、対応できないものと考えておりますので、ご 理解願います。 消防本部 警防課 空前のペットブームで犬の散歩が多い。後始末の悪い人がいて不快な ①継続対応 思いをすることが度々ある。行政で注意喚起を促さなければならない。 市では、これまで狂犬病予防接種の際、対象となる全ての飼い主の方 へ、散歩時のマナーを守るよう啓発用のチラシの配布をはじめ、定期的 に広報あおもりにも掲載しているところです。 しかしながら、一部の飼い主の方には、いまだペットのフンの後始末 等のマナーが守られていないことから、引き続き飼い主の方へのマナー 向上に向け啓発に努めてまいります。 【動物及び有害害虫等苦情処理対策事業・27千円】 【狂犬病予防対策事業・4,280千円】 健康福祉部 生活衛生課 № 113 検討結果 93 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 町(内)会で防災訓練を実施し、防災グッズを提供してもらっている が、その中のバケツとビニールの大きな水溜め容器は実際の火事現場で 114 効果を発揮するが疑問である。町(内)会にホースを設置して、消火栓を ⑥その他 利用した放水訓練にするべきだと思う。消火栓の場所を確認して訓練す れば、有事の際には自衛消防でも大変役に立つと思う。 自主防災組織は、災害が複雑多様化、大規模化する中で地域の防災力 を高めるために、地域住民自らが協力し迅速な防災活動を行う組織とし て結成されます。平時においては、町会を単位として防災訓練などを行 い、また、災害発生時においては、防災関係機関が到着するまでの間、 地域における被害情報の収集や救出救護活動、初期消火活動とともに、 高齢者や障害者等の災害時要援護者の避難誘導等の共助活動を行いま す。 本市では、危機管理課内に防災士の資格を有する自主防災組織支援嘱 託員2名を配置し、自主防災組織の設立準備を進めている町(内)会などへ 出向き、設立に関する事務手続などがスムーズに進むよう、説明・助言 を行っているほか、防災講話や計画策定の支援、防災訓練の指導や企画 の支援などを行い、自主防災組織の結成・育成を多面的に支援しており ます。また、自主防災組織の新規設立を促すために、新たに自主防災組 織を結成した町会に対して、防災活動に必要な消火器や折り畳み担架、 救助工具セット等の防災資機材の購入費を助成しています。なお、火災 発生時における消火活動については、消防及び消防団の指導のもとご協 力いただくことを想定していますが、消火訓練については、今後、関係 機関と協議しながら、その内容を検討してまいります。 総務部 危機管理課 新町にはスクランブル交差点と歩車分離式の交差点があるがこれも危 115 険である。一般の市民はこの交差点に慣れておらず、歩道の信号を見ず ①継続対応 に車道の信号だけを見て横断する市民が多いと思う。 歩車分離式信号は、歩行者と車両が交錯することにより交通事故の発 生が懸念される交差点において歩行者と車両が通行する時間を分離して 歩行者と車両の交通事故を抑止するための方式で、青森県公安委員会が 設置・管理しております。市ではこれまでも交通事故防止のため、幼児 から高齢者までに対する交通安全教育を実施しておりますが、これら交 差点における横断方法についても各種活動を通じて周知を図り、交通事 故防止に努めてまいります。 【交通安全教育推進事業・157千円】 市民生活部 生活安心課 青森市は津波の心配はあまりないと思うが、一部地域では大雨が降る 116 ①継続対応 と、床下浸水や道路の冠水が起きている問題を解決すべきだと思う。 道路冠水発生箇所については、排水系統の調査を行い、浚渫等の適正 な維持管理に努めるとともに、必要に応じて道路側溝の新設や改良工事 を行ってまいります。 【道路整備事業・205,258千円】 都市整備部 道路維持課 № 検討結果 94 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 東日本大震災の教訓から、将来起こりうる災害に対してしっかりとし た備えが必要である。災害時は官民の区別なく、各団体が持つ知識やノ ウハウを駆使して被災地へ最大の支援を行うために、平時よりネット ワークを構築しておくことが必要であると考える。 災害時の問題点として、行政側では、人手不足、専門的な知識を必要 とすることに対しては対応ができない、支援が不平等では苦情が寄せら れるなどがあり、民間では、被災地などの情報がなく、一団体では支援 117 ⑥その他 する幅が狭くなる。 このための対策として、市役所・社会福祉協議会・消防だけでなく、 民間団体・NPOなどと、災害時に力を発揮できる団体と災害時の連携協定 を結び、事前に各団体が持っている設備やノウハウ等を把握し、シミュ レーションすることで、どの団体がどのような役割を果たすことができ るのかを把握し、災害時は市役所が中心となり情報を取りまとめ、それ ぞれへ必要な指示を出すことができる。 市では、大規模災害に備え、自治体間のみならず民間団体及び民間企 業と災害時応援協定の締結を進めており、現在、青森県内40の自治体を はじめ、東北地方の県庁所在市6都市、全国の中核市といった公的機関22 団体と災害時応援協定を締結しているほか、民間団体及び企業55団体と も様々な災害時応援協定を締結しているところです。 具体的な協定内容については、 ・消防相互応援協定 ・医療救護活動に関する協定 ・食料、生活必需物資の供給に関する協定 ・物資輸送に関する協定 ・道路交通確保に関する協定 ・建築物の解体撤去に関する協定 ・情報の収集、伝達に関する協定 ・電気、水道、ガス、下水道等ライフラインの復旧、供給に関する協定 ・福祉避難所の確保に関する協定 ・仮設トイレ、建築機材等レンタル機材の提供に関する協定 等となっており、合計27団体と災害時応援協定を締結しています。 また、災害発生時には、市の災害対策本部と防災関係機関及び協定締 結団体ともに情報を共有し連携することとしており、市総合防災訓練に おいて協定締結団体等との連携の確保や検証を行ってまいります。 総務部 危機管理課 自然環境の太宗を占める森林が果たしている諸機能・効用を理解し、 実感・体験できる場所として適地である浅虫温泉森林公園、月見野森林 公園、モヤヒルズ周辺、森の広場、合子沢記念公園、野木和公園等を利 用して、森林博物館やモヤヒルズ管理者等が中心になり、植物観察・自 然観察にとどまらない森林生態系についての学習や森林環境教育に加 118 ①継続対応 え、体力づくり活動を継続的に続けることができないだろうか。 「認知症の予防は歩くことよりない」とも「森林浴で五感を刺激する ことで免疫力が高まる」とも、あるいは「健康ウォーキングで運動能力 が2倍」とも言われており、それぞれ医学的な検証結果も公表されている ことでもあり、自信を持って森林を活用するべきと考える。 森林公園については、市民の自然保護意識の高揚や健康の増進に資す るため、現在浅虫、月見野、合子沢の計3か所に設置し、多くの市民に利 用されるとともに、恵まれた自然環境にあることから、さらなる活用を 図り、市民の皆さんに自然に親しみながらレクリエーションの場として 利用していただきたいと考えております。 【浅虫温泉森林公園運営管理事業・9,257千円】 【月見野森林公園運営管理事業・2,319千円】 【合子沢記念公園運営管理事業・17,943千円】 農林水産部 農地林務課 № 検討結果 95 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 現在の青森市には自然はたくさんある。公園の数にしても、30万人の 人口にしては多い。しかし、公園の数はあるが整備がなっていない。整 119 ①継続対応 備することで、子どもたちが本当に遊ぶ、あるいは育む場所として扱わ れると思っている。 公園の整備については、市民が快適に利用できるよう地域の方々のご 意見を参考にベンチや東屋などの休養施設や、ブランコやすべり台など の遊戯施設を計画し整備を進めております。ベンチや遊具などの施設の 維持管理につきましては、春先に定期点検を行っており、その結果修繕 が必要な施設についてはすみやかに対応することとしております。また 平成24年度からは「青森市都市公園施設長寿命化計画」に基づき、老朽 化が進んだ遊具の更新を進めており、子ども達を始め皆様が安全で楽し く快適に公園を利用できるよう、維持管理に努めているところです。 【都市公園安全安心対策事業・30,519千円】 【公園施設補修事業・14,180千円】 都市整備部 公園河川課 今年度から、業者の判断ではなく、市の判断で除雪を行っていると方 針が変わったことについて、市民は安心感を持っていると思う。いつ業 120 者が入るのか非常に不安な時間を過ごしたわけだが、全ての指示は市か ①継続対応 ら出されるという方針が出たようで、この政策は今後とも続けていただ きたい。 除排雪作業については、仕上がり等のばらつきを解消するため、業者 の自主判断による出動から、市の指令により出動することに見直してお ります。また、作業に関して、除排雪業務評価制度を設け、各業者の問 題点を明らかにし、業者自らが取り組むべき課題を認識することによ り、除排雪作業水準、技術力のより一層の向上と均一性の確保に努める こととしております。 都市整備部 道路維持課 除雪対策については、全国的には震災復興事業や、国土強靭化に伴う 公共事業の拡大、オリンピック関連事業の拡大などにより建設事業は活 気を呈していることが、青森市の除雪対策にも影響は現れてくるのでは ④対応(実 121 ないかと危惧している。そこで提案であるが、長期的な視点から見れ 施)困難 ば、ある程度市が直営でできる能力を今後は持つべきではないかと考え ており、資材や人などを準備し、体制を整えていってはどうか。 市では、行政サービスの向上と行政コストの削減を図ることができる 業務については、民間委託化を推進しております。青森地区では直営で 行ってきた幹線道路の除排雪についても、平成15年度に民間委託に切り かえており、直営での除排雪作業は行わないこととしておりますが、今 後の公共工事等の推移による除排雪への様々な影響を考慮し、持続可能 な除雪体制の構築の確立に向けた様々な検討を行ってまいります。 都市整備部 道路維持課 除雪については、高齢者の中には今は自力でやっているが、だんだん と厳しくなってくる人達が増えてくると思う。そこで、何カ所かを拠点 とし集合住宅を造ってはどうか。集合住宅を造ることで、除雪だけでは 122 ①継続対応 なく、老後の不安の解消にもなる。 また、集合住宅を幹線道路周辺に造ることで、除雪作業も少しは減 り、市役所や市街地へのバス路線も出せるのではないか。 市では、高齢化社会の到来など社会情勢を踏まえ、除排雪作業の負担 低減など冬期間の生活の不安解消等を図るため、郊外の戸建住宅から冬 期間における積雪のない安全・快適な歩行者空間を実現するため整備が 進められている中心市街地の集合住宅等へ円滑に住み替えができるよ う、県や関係団体で構成する「青森県住みかえ支援協議会」と連携し、 住み替えを希望される方に対する支援をしております。 また、市では、安否確認や生活相談など在宅生活を支援するための福 祉サービス等を提供する「サービス付き高齢者向け住宅」について、民 間事業者からの登録申請に関する支援や市民の方からの入居の問合せ等 に対する対応を行っているところです。 都市整備部 住宅まち づくり課 № 検討結果 第6章 空・海・陸の道で行き交う雪に強く住みよい美しいまち 96 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 交通部では、「青森市自動車運送事業運営審議会条例」に基づき、自 動車運送事業の経営に関する事項を調査・審議するための審議会を設置 しております。 委員構成としては、市議会議員・公共的団体等の役職員・市職員及び 関係労働組合の役員・学識経験者などから構成され、様々な立場や視点 から、自動車運送事業に関するご意見やご提案をいただいております。 交通部 管理課 交通部では、郊外部を含めた様々な路線を組み合わせたダイヤでバス を運行しているため、特に冬期間における路面接触の危険性があったこ バス乗降の際の段差についてだが、娘からも段差が大きく大丈夫なの とから、ワンステップバスという低床バスの導入を進めてきた経緯があ かと心配された。低床バスもあるがすべてのバスではない。「議会だよ ⑤実施段階検 り、平成26年度末の見込みとして低床バス車両の割合は約40%となって 124 り」では、高齢者の利便性確保のため新規に低床バスを計画的に購入す 討(継続検 おります。 ると書いているので、国道にも低床バスを走らせるようにしていただき 討) 今後は、車高調整装置の採用によるノンステップバスの改良が進んで たい。 きていることを踏まえ、車両更新にあたってはノンステップバスの導入 を進めてまいります。 交通部 管理課 都市整備部 都市政策課 № 検討結果 地域公共交通として運営されている市営バスの活性化と再生に向けた 経営改善について、市営バスの関係者においては、運行路線、運行回 数、運行時間、運賃などの見直しに積極的に取り組み、多くの市民から 理解されていると考えられるが、一方、財政の健全化の観点と改善策の 検討方法について、検討組織メンバーの選考及び検討する内容について 123 ①継続対応 少し見直しをする必要があると考えている。市職員など内部関係者だけ による改善計画の策定ではなく、地域の主体である住民、交通事業者、 国、県の行政者、商業施設者、学校、病院、学識経験者、市などの各主 体者が相互の連携を図りながら検討を加えることで、地域に相応しい公 共交通のあり方を見いだす姿勢を持つことが大切だと考えている。 夢物語だと思うが、雪深いまちだからこそ、地下鉄や地下街があった らいいのになといつも思っている。雪が降っても定時に交通が動いて、 125 買い物なども楽しめたら、どんなに豊かな冬の暮らしをすることができ ①継続対応 るのかと妄想だけはしている。雪国でもわくわくするまちづくりを考え ていただきたい。 市のまちづくりの基本的な考え方である「人と環境にやさしいコンパ クトシティ」の形成においては、目指すべき都市形成の一つに「雪に強 い都市」を掲げ、よりきめ細かな雪対策及び利雪・親雪に係る取組の推 進を行っており、今後も継続してまいります。 97 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 昨年実施した市民意識調査では、市に積極的に取り組んでほしい項目 は雪対策の推進が一位となっている。除排雪は莫大な費用をかけて行っ ているが、作業内容はそんなに変わらないようにも思える。 雪対策の充実として、 126 ①継続対応 ・ 国・県・市町村との一体による対策(具体的に) ・ 地域ごとの雪捨て場、ビッグステーションを設置 ・ 河川敷の活用 ・ 温泉水の利用 国、県、市との一体による雪対策としては、3者で組織する道路管理者 除排雪連絡調整会議を設置し、国、県と密接に連絡をとりながら排雪時 期を調整するなど、除排雪作業の効率化に努めております。 地域ごとに雪捨て場を設置するには、近隣に住宅街がないことや、敷 地が広いこと、雪を搬入するためのダンプトラックのルート確保などが 条件となりますが、総合公園等は公園施設、運動施設として整備されて いることから、大量の雪を搬入する雪捨て場としての使用は困難なもの と考えております。 現在、青森地区には24か所の雪捨て場がありますが、効率的な除排雪 作業を行うためには、現在の雪捨て場に加えて、より市街地に近い雪捨 て場を確保していくことが必要と考えております。そのため、道路管理 者除排雪連絡調整会議において、国、県に対し、用地取得への協力等に ついて協議を行っております。 また、河川敷を雪捨て場として活用することについては、県と協議 し、横内川遊水地を雪捨て場として使用しております。 このほか、13か所の温泉等において排湯を利用した融雪溝を設置して おります。 【除排雪対策事業・2,349,603千円】 都市整備部 道路維持課 今年は、とにかく素晴らしい除雪作業だった。しかし、一方で業者や 運転手は毎年変わるであろうことから、来年もこのような対応でやって 127 ①継続対応 いただけるのかなとも思った。除排雪は青森市では避けては通れないの で、役所から業者や運転手を称えることも必要ではないかと思った。 各業者の除排雪作業に係る具体的な問題点や改善点を明らかにし、業 者自らが取り組むべき課題を認識することにより、除排雪作業水準及び 技術力のより一層の向上と均一性の確保を図るとともに、業者の適切な 選定と指導育成に資することを目的に平成17年度から除排雪業務評価制 度を行っております。 【除排雪対策事業・2,349,603千円】 都市整備部 道路維持課 現在、市営バスでは平日1日で875便を運行しており、特に国道沿いな ど便数の多いバス停留所の時刻表に掲載される運行便数は多くなり、掲 示スペースにも限りがありますことから字が小さくなり、経由地・行先 が見づらい状況となっておりました。 そのため、交通部では平成25年10月1日ダイヤ改正から、各停留所の時 刻表について、掲示スペースや便数を踏まえ、より大きな用紙への張り 替えや、同じ用紙サイズであっても行数などのバランスを調整しながら 字を大きくするなど、改善を図ったところです。 交通部 管理課 新町通りは、青森県が管理する県道となっておりますので、今回のご 意見を県に情報提供いたします。 都市整備部 道路維持課 № 128 検討結果 市営バスの時刻表だが、年を取った方にはすごく見にくいので、もう 少し大きな字で書いて分かるようにしていただきたい。東京や名古屋は ①継続対応 大きな字なのでひと目で分かる。交通部の方にも何度か言ったが改善さ れず、バスの宣伝ばかりが目立っているので、改善していただきたい。 青森に来る観光客の声を聞くと、新町通りは塩水が張り車は走れな い。こんなまちをいつ作ったのかということを聞かれて、大変残念に 129 思っている。車が通れない、停まれないようなまちに人が来ることはな ⑥その他 い。このまちを変えるためにはどうしても雪と戦い、まちを作っていか なければならない。 98 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 本市の除排雪作業に伴う除排雪機械等の運転経費については青森県土 木積算基準書等に基づき算出しておりますが、その単価については、県 の基準をもとに設定しております。 都市整備部 道路維持課 今冬から、行政の判断で除雪車を入れると言っているが、さらに踏み 131 込んで、地域と行政との距離を縮めていくことによって費用負担がさら ①継続対応 に軽減されるのではないかと思っている。 地域と行政の連携については、平成24年度から全地区町会において、 地域の除排雪における課題や状況を把握するため町会、除排雪業者、市 の3者による除排雪調整会議を行っております。また、町会、除排雪業 者、市の3者があらかじめ特定の地域の除排雪の実施方法について、協定 を結び、その地域の特性に応じた最適な方法による効率的で効果的な除 排雪方法を目指す地域コミュニティ除排雪制度を行っております。 都市整備部 道路維持課 除雪について、金はかけなければいいというものではない。みんなが 132 安心した状態で青森の雪国を過ごさなくてはならないことを、行政も ①継続対応 しっかりと捉えて運用を図っていくようにお願いしたい。 克雪対策の推進は市政の最重要課題であることから、これまでも積極 的な施策を展開してきたところです。また、「青森市市民とともに進め る雪処理に関する条例」を制定し、冬期間の道路交通や良好な市民生活 に支障となるような行為を未然に防止し、市民一人ひとりがそれぞれの 役割を自覚し、互いに支えあいながら雪処理に努め、誰もが安全に安心 して生活できる快適なまちづくりを推進しております。さらに、「青森 市新雪対策基本計画」に掲げる「共に支え合い、共に創り上げる 元気 で住みよい雪国都市の構築」を目指し、平成24年度に雪対策事業実施計 画を策定し、総合的な雪対策に取り組んできました。除排雪事業につい ては、毎年度除排雪事業実施計画を作成し、道路交通の確保と市民生活 の安定に努めております。 都市整備部 道路維持課 今冬は、家の前に3回ほど除雪車が入ったが、雪も3∼4センチくらいで あり、何故、ブルが通らないといけないのかと思うときにでもブルが来 133 た。雪が3∼4センチくらいでブルが入ってお金がかかるのは、もったい ①継続対応 ない気がする。できるだけ市の予算を使わないように頑張って、市の予 算を残した方がいいのではないかと思う。 本市の除排雪を行う際の基準は、幹線についてはおおむね5∼10センチ メートル、生活道路についてはおおむね15センチメートル以上で、か つ、交通の確保が困難と認められる場合に実施することとしており、ま た、原則として市がパトロール結果や気象予報に基づき出動指令を行う こととしております。降雪が出動基準を満たしていない場合であって も、道路状況によっては除雪を指示する場合があります。なお、除排雪 経費については適切な執行に努めております。 寄せ雪については、除排雪委託業者へ、なるべく寄せ雪を残さないよ う指導しており、目安としては、ひざ下程度としています。 都市整備部 道路維持課 № 130 検討結果 業者から聞いた話では、青森市と弘前市の除雪費用を比較した場合、 青森市の除雪の費用単価が弘前市より安いとのことである。できるだけ ①継続対応 お互いに納得できるような状態での運用を図らないと、雪との戦いはで きないのではないかと思っている。 99 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 除雪車について、市の直営部分の比率を高めるべきとの話をしたが、 全面的に市が全部行うべきということではない。長期的な検討課題とし ④対応(実 134 て一定程度は市がやれる力、能力を持つべきだという提言である。5年 施)困難 先、10年先の長期的な検討課題で結構だと思う。 市では、行政サービスの向上と行政コストの削減を図ることができる 業務については、民間委託化を推進しております。青森地区では直営で 行ってきた幹線道路の除排雪についても、平成15年度に民間委託に切り かえており、直営での除排雪作業は行わないこととしておりますが、今 後の公共工事等の推移による除排雪への様々な影響を考慮し、持続可能 な除雪体制の構築の確立に向けた様々な検討を行ってまいります。 都市整備部 道路維持課 自然を大切にできる人は自然を愛している人である。できるだけ目の 前にあるものや既に手にしているものや雪などを楽しい方向へ導くよう 135 なコマーシャルがあったならば、知らなかったということのないまちが ①継続対応 生まれると思う。青森に住んでいた人が定年後にまた青森に住みたいと いう状況を作ることも小さな積み重ねと思っている。 本市では、長期的・総合的な視点から効果的・戦略的なまちづくりを 展開していくため、市民や団体などのまちづくりの主体と議会、行政が 協働により目指す共通の目標である「青森市新総合計画」に掲げた将来 都市像『水と緑と人が共生し 地域の絆で築く 市民主役の元気都市・ あおもり』の実現に向けて取り組んでおり、本計画の着実な推進を通じ て、市民が安心して住み続けることのでき、本市へのUターンや移住希望 者から移住したいと思われるような、魅力あるまちづくりを進めていま す。 市民政策部 企画課 青森市の幹線道路は、ほぼ完全な除雪体制がとられているが、生活道 路は、限りある予算と限りある設備(除雪車)で、日常的に麻痺してい る状態である。各家庭で保有している除雪機・マンパワー(定年退職者 等)を総動員し、除雪車が来るまでの間、生活道路の除雪に対応する町 内単位の除雪隊を発足できないだろうか。 136 ①継続対応 また、町内の高齢者世帯の雪下ろし作業も検討事項である。原則とし てボランティアだが、除雪機の燃料・個人の日当(1日3千円くらい)を 市として補助できればいいと思う。公共の道路ではあっても、私たちが 日常使用する生活道路なので、自分達でもできることをしていこうと思 う。 市では、除排雪事業を進めるに当たり、市の登録業者に除排雪を委託 し、交通の確保に努めることとしております。地域の市民による除雪作 業等につきましては、各町会等の皆さんが自主的に市で実施する以上に 地域内の道路上の雪を排雪する場合や、豪雪時に市民雪寄せ場等の空き 地に持った雪を排雪する場合に、市がその費用の一部を負担するスクラ ム排雪制度があります。 また、地元町会、除排雪業者、市の三者があらかじめ特定の地域の除 排雪の実施方法について、協定を結び、その地域の特性に応じた最適な 方法による効率的で効果的な除排雪作業を目指す、地域コミュニティ除 排雪制度を実施しております。 【自主除排雪活動支援事業・1,875千円】 都市整備部 道路維持課 新町商店街の活性化は、地域の持続可能な公共交通体系の整備と青森 137 駅に合わせた整備を行い、商店街の交通量を増加させることではないか ①継続対応 と思う。 市では青森駅及び駅周辺地区の特性をいかして、「人・まち・海」を 「つなぐ」ことなどをコンセプトとした「青森駅を中心としたまちづく り基本計画」を平成24年2月に策定し、自由通路、駅舎、都市サービス施 設を整備することや、駅西口の交通ターミナルの整備を重点プロジェク トに掲げるなど、公共交通の拠点である青森駅周辺の持続的な発展に向 けた施策に取り組むこととしています。 【青森駅周辺整備推進事業・365,729千円】 都市整備部 都市政策課 № 検討結果 100 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 青森市は空・海・陸の道事情は東北・北海道の県庁所在地では、随一 の充実したまちだと思っている。しかし、海は天然の良港を持ちなが ら、港としての機能・景観など利用価値を十分に発揮していないように 思う。市内には山もあり遺跡や温泉もあるが、港湾地域の発展なくし て、“まちの拠点形成”はなく、海に面した都市景観の形成こそ、今後 138 ①継続対応 当市の進むべき“まちづくり”の方向であると信ずる。船に乗って、海 上から市外を眺めると、アスパムやベイブリッジの威容は湾岸の景観に 大きく寄与しているが、その他の港湾設備に景観上、実用的に活用に一 工夫が必要だ。そのことが、新町、古川、安方地区、そして柳町通り、 本町地区にも経済的に大きく貢献できるかも知れないと思う。 本市では、平成23年2月に「青森市新総合計画」を策定し、ご提案のあ りましたベイエリアを含めた「中心市街地地区」のほか、「新青森駅周 辺地区」、「操車場跡地地区」及び「浪岡駅周辺地区」の4地区を都市拠 点として位置づけ、魅力あるまちづくりに取り組んでおります。 市民政策部 企画課 市内道路の街路樹が伸び放題である。国道・県道はもとより市道もそ うである。秋田県や岩手県と比較しても見劣りしている。行政はすぐ予 139 算がないと言うが、知恵を出し、対応していただきたい。国道・県道は市 ①継続対応 役所管轄外であると思うが、住民は青森市民である。遠慮せず上部官庁 へ積極的に働きかけをお願いしたい。 市道の街路樹については、夏、秋、冬に年1回から数年に1回剪定を 行っており、信号や標識など交通に支障のある枝を取り除く剪定も状況 を見ながら行っております。また、国道や県道について市民からの要望 があった場合は、随時国や県に対して働きかけを行っているところで す。 都市整備部 公園河川課 本市は青い空・青い海・青い森に抱かれており、変わり行く地域社会 においてもこの恵まれた景観を守り形成していくことが大事である。そ のためには、 140 1 市民が都市景観形成の計画作りに参画することである。即ち「私地公 ①継続対応 景」のまちづくりにあると思う。 2 このためには、市は創意工夫を進め思い切った設計を策定する。 3 土地利用を含め、あおもりまち育て人の育成等を図るべきだと思う。 市では、青森らしい魅力ある景観形成を推進し、愛着と誇りのもてる まちづくりを進めるため、平成14年に「青森市景観条例」を制定してお ります。また、平成18年には、良好な景観の形成に関する計画である 「青森市景観計画」を策定し、市の景観を、自然的景観、歴史・文化的 景観、市街地景観に分類し、それぞれの地域の特性に応じた基本方針を 定め、地域ごとに適した景観の誘導を行っております。 また、市では、誇りと愛着を持つことのできる美しいまちをつくり、 育て、次の世代へと伝えていくため、これからの青森市を担う子どもた ちの景観に対する関心と良好な景観形成への意識を育むことを目的に、 小学生を対象とした「景観学習教室」を実施しております。 今後も、市民・事業者・行政の景観意識の啓発を図りながら、良好な 景観の形成に努めてまいります。 都市整備部 都市政策課 雪対策は、いかに経費をかけずに雪に取り組むかだが、側溝の整備さ れていない地区では側溝をできるだけ深くして、水の流れを利用し、家 の前の雪は各自が側溝に入れブルの出動を少なく除雪費に何億円使った ④対応(実 141 と言わなくてもよい青森市になるよう計画を立てていただきたい。 施)困難 側溝が深い近所の人達は皆家の前の雪を側溝に入れている。宅地内の 雪だけでなく車道の雪も皆で協力して側溝へ入れるように市の方で指導 するべきである。 雪処理施設の一つである流・融雪溝は、大量の水を使用するため、十 分な水源が確保できることや、流末が確保できること、地域が自主的に 管理組合を組織し、整備後の管理、運営(費用負担を含む)を行うこと などが必要となります。 道路側溝は水源から水を引く流・融雪溝とは異なり、雪を融かす、流す といった機能がないことや、気温が上昇した際に側溝からの溢水の恐れ があることから、市として深い側溝の整備は困難と考えております。 都市整備部 道路維持課 № 検討結果 101 意見分類 意見内容 検討結果 左の内容・理由等 担当部局 担当課 ⑤実施段階検 交通部では、経営改善を図る意味からも、冬場の運行も含めたより効 討(継続検 率的なダイヤ編成を検討してまいります。 討) 交通部 管理課 バス運賃の均一化・上限運賃の導入について検討してはどうか。案と ④対応(実 143 して、乗車∼5キロまで200円、5キロ以上∼すべて300円の二段階制とす 施)困難 る。 利用しやすくわかりやすい運賃制度につきましては、利用者の利便性 向上につながることは承知しておりますが、厳しい経営状況において、 運送収入の減少につながる料金の引下げは困難でありますことをご理解 願います。 交通部 管理課 通勤・通学時間帯の渋滞緩和対策として、早期運行を現在より早い時 間帯に設定することにより、渋滞時の窮屈な乗車利用の改善を図り、ま ④対応(実 144 た快適な利用を提供することにつながる。なお、早朝運行に伴い、バス 施)困難 運転者・早朝勤務者など運行従事者は加重負担勤務となることから、勤 務調整などの緩和策を図ることに配慮する。 現在、交通部では保有する車両・人員を効率的に運用しながら、バス 需要の多い朝夕の通勤・通学時間帯にあわせたバスダイヤを編成してお ります。 現在より早い時間帯からバスを運行するためには、更に多くの車両・ 人員の確保が必要となるため、厳しい経営状況が続く現状での実施は困 難であります。 交通部 管理課 交通部 管理課 交通部 管理課 № 142 市営バスの運行については、冬場のみ本数を増やす。 青森市企業局交通部における積極的な経営改善計画について 1 経営改善計画の策定にあたっては、市の職員など内部の関係者だけに よる改善計画の策定によることなく、地域の主体である住民、交通事業 者、国・県の行政者、商業施設者、学校、病院、学識経験者、市などの 145 各主体者が相互の連携を図り検討を加えることにより地域にふさわしい ①継続対応 公共交通のあり方を見いだす姿勢を持つことが大切であると考える。 2 地域の特性を生かし、それにふさわしい生活交通(コミュニティバス など)の整備・確保を図り、都市交通戦略に掲げる全域交通ネットワー クの実現に向けた取組を強力に推進することが必要と考える。 交通部では、「青森市自動車運送事業運営審議会条例」に基づき、自 動車運送事業の経営に関する事項を調査・審議するための審議会を設置 しております。 委員構成としては、市議会議員・公共的団体等の役職員・市職員及び 関係労働組合の役員・学識経験者などから構成され、様々な立場や視点 から、自動車運送事業に関するご意見やご提案をいただいております。 交通部では、今後も待合所の整備に努めてまいりたいと考えておりま すが、設置にあたっては、維持管理に係る地元町会等の協力や土地所有 高齢になるとバスや鉄道を足代わりにしなければならない。足代わり 者等の協力、さらには歩道幅員等の設置基準を満たす必要がありますこ にするバスの欠点は冬場に現れ、雪や雨の日に年寄りが屋根のないバス ⑤実施段階検 とから、全てのバス停には設置できないことをご理解願います。 146 停で遅れることが常のバスを待つのは非常に苦痛で、利用困難になる。 討(継続検 また、バス運行情報を提供するバスロケーションシステムの導入につ 全てのバス停に屋根をつけることを最低条件に、バスの到着時間まで何 討) きましては、厳しい経営状況が続いている中において、交通部単独での 分か分かるようにしてほしい。 導入は現時点では困難でありますが、今後、将来に向けてWeb検索システ ムなどの導入に向けた検討を進めてまいります。 102 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 青い森鉄道は企業として黒字経営を目的とし、経営合理化の中で電車 のバス化を図り、コンビニなどを併設させた駅の増加を考えながら利用 者の増加を図るような時代が訪れると想像する。青森市は、青い森鉄道 147 ①継続対応 に貢献できる提案をしつつ、共に街づくりを考えるべきと思う。その考 えを必要とするなら、駅舎と市庁舎を併設する考えに合理性がでてくる と思うし、青い森鉄道の協力も得られると考えられる。 本市は、積雪による交通障害に伴う地域生活への影響が大きく、路線 バスと比較し、定時性・大量輸送に優れる鉄道の積極的な活用が必要と の認識のもと、青い森鉄道線において、野内駅(平成23年新築移設)、 筒井駅(平成26年新設)を整備したところです。 今後も鉄道事業者と連携を図りながら、まちづくりに取り組んでまい ります。 都市整備部 都市政策課 バスは、弘前で行っている市内を循環する100円バスを参考にすべきで ④対応(実 148 ある。 施)困難 利用しやすくわかりやすい運賃制度につきましては、利用者の利便性 向上に繋がることは承知しておりますが、厳しい経営状況において、運 送収入の減少につながる料金の引下げは困難でありますことをご理解願 います。 交通部 管理課 車道、歩道を整備して除排雪のしやすい、冬でも快適な街を造ること はもちろんだが、猛暑対策として、雪を車道の下に埋設するなどしてい ただきたい。 公共的な建物や大型の建物について、駐車場及び建物の地下に貯雪し ④対応(実 149 て冷房時の電気を極力減らすなど、雪を有効に利用する実証実験を企業 施)困難 と一緒に研究実施してはどうか。 ハワイでは新築住宅はソーラー装置の設置が義務づけられていて、費 用負担は3分の1と聞いたことがある。青森では雪対策を確立して条例に 定めてもいいと思う。 猛暑対策として、雪を車道の下に埋設することは、多額の費用を要す ることから難しいものと考えます。 なお、雪のもつ冷熱エネルギーは地球環境に優しい新エネルギーとし て様々な分野への応用が期待されており、市では、「国際芸術センター 青森」の雪冷房システムとして活用するほか、浪岡交流センター(あぴ ねす)では雪室を活用した農作物の熟成等の検討を行っております。 都市整備部 道路維持課 拠点の形成として、青森駅周辺をもっと整備して、ラビナ、アウガ、 A-FACTORY、八甲田丸、ベイブリッジ、中央埠頭等を環状できる道路に整 備をする。 仙台駅のように青森駅、ラビナ、アウガ、市民ホールを歩道で連結す 150 ①継続対応 る。一階はバスプール、タクシープール、一般の送迎のみ、二階は歩道 で融雪の屋根付きにする。 市の出張所を青森駅前に設置して、駅の上階はホテル等、歩道は近隣 ホテルとつながってもいいと思う。 駅周辺地区やウォーターフロントを構成する各施設の整備が進み、都 市拠点の魅力が向上しています。今後とも当該地区の回遊性の向上に向 けて継続して取り組んでまいります。 この一環として、市では青森駅及び駅周辺地区の特性をいかして、 「人・まち・海」を「つなぐ」ことなどをコンセプトとした「青森駅を 中心としたまちづくり基本計画」を平成24年2月に策定し、自由通路、駅 舎、都市サービス施設を整備することや、駅西口の交通ターミナルの整 備を重点プロジェクトに掲げるなど、公共交通の拠点である青森駅周辺 の持続的な発展に向けた施策に取り組むこととしています。 【青森駅周辺整備推進事業・365,729千円】 都市整備部 都市政策課 新青森駅から海側を通って八甲田丸の辺りに来る道路、もしくはベイ ブリッジの西側につながる道路を整備して、新青森駅と青森駅との連携 151 を強化する。この場合ETCで有料化をしてもいいと思う(いずれ無料化す ⑥その他 る前提として)。西側に出る場合は西側と東側を結ぶ道路を廃線となっ たJR敷地内を通すことが必要となる。 新青森駅からベイブリッジの西側への道路は、国道7号から臨港道路と 片側2車線の幹線道路が整備されており、連絡路は確保されていると考え ております。 また、青森駅とベイブリッジ西側を結ぶ道路については、県の港湾計 画に位置付けられている、臨港道路西船線(1)の計画があり、市としては 県に早期整備を要望しているところです。 都市整備部 道路建設課 № 検討結果 103 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 土地の利用、都市景観の形成として、ブロックを決めて商業、工業、 152 水産、居住等の統一感のある景観を形成していくような景観条例を定め ①継続対応 てもいいと思う。 市では、青森らしい魅力ある景観形成を推進し、愛着と誇りのもてる まちづくりを進めるため、平成14年に「青森市景観条例」を制定してお ります。また、平成18年には、良好な景観の形成に関する計画である 「青森市景観計画」を策定し、市の景観を、自然的景観、歴史・文化的 景観、市街地景観に分類し、それぞれの地域の特性に応じた基本方針を 定め、地域ごとに適した景観の誘導を行っております。 また、市内16の地区で地区計画を定め、業務系施設と住居系施設を適 正に誘導して用途の混在を防ぐと共に、周辺と調和した景観の誘導など を図っております。 今後も、市民・事業者・行政の景観意識の啓発を図りながら、良好な 景観の形成に努めてまいります。 都市整備部 都市政策課 旧操車場跡地は有効利用されていないと思う。高齢者向けの高層住宅 を整備して、橋を架けて、新しい街を形成できる十分な土地がある。市 民病院の分院を造るとか、大学の校舎を造るとか、メガソーラーと雪利 用を一体化しエコタウンを企業と共に実現してほしい。 ④対応(実 153 快適な居住環境の確保として、住み替え事業を進めるためにも旧操車 施)困難 場跡地へのエコタウンは必要だと思う。一戸建てに住んでいる方は、年 を取ってから雪で苦労したくないと思っていても安く住み替えられると ころがなくて困っていると思う。青森がロールモデルとなって実現すれ ばオンリーワンになれると思う。 青い森セントラルパークを含む 青森操車場跡地地区の土地利用の検 討に当たっては、これまで「青森操車場跡地利用計画素案」を基に市民 意見を聴取したほか、青森操車場跡地利用計画審議会を設置し、調査審 議を行い、平成25年3月に答申をいただいたところです。 審議会からは、同素案の3つの土地利用の方向性である、 ○防災機能を備えた公園としての利用、 ○新駅設置を含む交通結節点としての利用、 ○公共利用の観点から公共的な施設の建設用地としての利用、 について答申をいただいております。 その中で、「公共利用の観点から公共的な施設の建設用地としての利 用について」では、想定される整備内容及び機能として具体的な施設名 に関する記述はないものの、「医療機関など防災機能に関連がある施設 の整備」や「駅に近接した位置に複数の用途に活用できる多目的施 設」、さらには、「施設の立地に当たっては、既存施設とのバランスを 考慮すること。」などといった意見をいただいております。 現在、審議会からの答申内容を踏まえ、市として利用計画(案)を作 成しているところであり、また、県等の関係機関と協議を行っていると ころでもあります。 都市整備部 都市政策課 広域・都市内交通網の充実として、バス路線の明確化、行き先ごとに 路線番号を表示して、経路図を系統ごとに表示するとともに、路線図、 154 ①継続対応 系統図を市民に配布する。青森は行きたいところに何番のバスで行ける か分からない。待ち時間掲示の案内表示を設置する。 交通部では、現在、ご利用の多い一部の路線において、市内外のお客 様により分かりやすくバスをご利用いただくため、市内の主要目的地を 「A」∼「K」のアルファベット、経由地を「1」∼「7」の番号に区分 し、バスの前面表示器へ表示しております。 しかしながら、市営バスの路線は現状で35路線163系統を運行してお り、重複する区間や系統が多く複雑な運行経路となっているため、行き 先ごとの番号による案内表示は困難な状況となっております。 そのため、ホームページにおいて、主要路線図やバス停留所一覧図、 各路線における主な経由地や運賃などを掲載しておりますほか、各バス 停留所における通過予定時刻の携帯電話検索サービスを実施しておりま す。 交通部 管理課 № 検討結果 104 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 本市は、港を中心に都市が形成されてきたところであり、県庁所在都 市として、行政、業務、商業、文化等、高次な都市機能が集積し、今も なお本州と北海道を結ぶ流通拠点として発展しているところです。 また、新町が位置する中心市街地に目を向けますと、昭和20年の空襲 により市街地の大半が焦土化しましたが、戦災復興土地区画整理事業に より、現在の中心市街地が整備され、中心市街地が都市の発展を牽引し てきた歴史もあり青森市発祥の地と言われる善知鳥神社や高度経済成長 期を支えてきた青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸など青森市の歴史 を味わうことのできる場所が多く残されております。 引き続き、県都の顔にふさわしく魅力的で青森らしい街路の形成に努 めてまいります。 【中心市街地活性化協議会支援等事業・3,400千円】 経済部 商店街振興課 市では青森駅及び駅周辺地区の特性をいかして、「人・まち・海」を 「つなぐ」ことなどをコンセプトとした「青森駅を中心としたまちづく り基本計画」を平成24年2月に策定し、自由通路、駅舎、都市サービス施 設を整備することや、駅西口の交通ターミナルの整備を重点プロジェク トに掲げるなど、公共交通の拠点である青森駅周辺の持続的な発展に向 けた施策に取り組むこととしています。 【青森駅周辺整備推進事業・365,729千円】 都市整備部 都市政策課 青森は所得に対して土地や家賃など高く、若者が独立して生活するに はとても暮らしづらい街である。夫婦は共働きで、家族同居でなければ 157 生活ができない場合が多い。もっと若者や学生が暮らしやすい独自の条 ①継続対応 例や制度があれば活気がでてくるのではないか。 市営住宅などの新築、高齢者や障害者向け住宅の拡充を望む。 市では、人口減少の進展など社会情勢の変化を踏まえ、市営住宅の現 在の管理戸数を維持することとしております。 また、老朽化が進んだ市営住宅については、計画的に建て替えを行っ ており、平成26年度から小柳第一団地の工事に着手したところであり、 高齢者や障がい者の入居にも配慮し、エレベーターを設置するなどバリ アフリー化に取り組んでいるところです。 【小柳第一団地建替事業・953,601千円】 都市整備部 住宅まち づくり課 158 市営バスの本数が他県や他市に比べて少ない。マイカー所持率が高い ④対応(実 ため費用対効果もあり難しいとは思うが検討していただきたい。 施)困難 利用者の減少に伴い厳しい経営状況が続く中で、路線の新設や増便は 困難な状況であることをご理解願います。 交通部 管理課 159 地域によっては試験バスが運行されているが、試験バスではバスカー ④対応(実 ドが使えないため、使えるようにできないか。 施)困難 市民バスへのバスカードの導入には、運賃箱やシステム等の導入に大 規模な費用が必要であり、対応は困難なものと考えます。 都市整備部 都市政策課 № 検討結果 広聴会で「青森の発展」が話題になるが、テレビを見ているとそれぞ れの分野でみんな頑張っているなと感じる。「発展」は大事であるが 「青森らしさ」というのを私は新町に求めたい。新町は青森の歴史を感 155 ①継続対応 じる。新町だけは他県、他市にない「青森らしさ」を残してほしい。八 甲田丸の辺りから続くアスパムまでの橋は、なかなか他市では味わえな い場所である。 156 鉄道・バスの拠点であり様々なインフラの整った青森駅とその周辺の中 心街にある既存の機能を利活用することで、より少ない投資でより意義 ①継続対応 のある効果を得ることができ、これからのまちづくりの拠点となるべき 場所と考える。 105 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 朝夕時の市営バスで、高校生、若者が座席を占有し、ご老人、子ども 160 を抱いたかた等が立っている状況が良く見られる。バス案内テープに定 ①継続対応 期的に座席を譲りましょう等を入れればよいと思う。 交通部では、「優先席」のみならず全ての席が優先席であると考えて おり、お年寄りや身体の不自由な方に席をお譲りいただくよう、乗務員 のアナウンスによる車内整理を指導しておりますが、このたびのご意見 を受け、状況に応じた適切な車内案内の実施について、改めて全乗務員 に対する指導を徹底してまいります。 交通部 管理課 冬期間は、交通渋滞や家屋損壊、雪片付けの事故など毎年の悩みであ る。除雪、排雪を効果的に実施、指導してほしい。雪祭りのイベントな 161 ①継続対応 どで、雪の活用、利用を模索し活性化につなげていけたらいいと思う。 雪国ならではの対策と活用を考えていかなければならないと思う。 市では、毎年、除排雪事業実施計画を策定し、効率的で円滑な除排雪 の実施に取り組んでいます。 また、雪と冬を楽しむイベントの促進や、冬季における観光魅力の向 上に取り組んでおり、青森冬まつり、あおもり雪灯りまつりなどのイベ ントを開催しております。 今後とも、雪の利活用を含め、引き続き総合的な雪対策に取り組んで まいります。 【雪対策活動団体等支援事業・1,500千円】 経済部 都市整備部 観光課 道路維持課 東奥日報に「アウガ三セク、元金返済厳しく」と掲載されていたが、 また青森市が負担して市民にツケが回ってくるというのは納得できな い。一度は更正手続きをして、銀行は巨額の債権放棄をしている。よっ て、破産し、法的手続き(競売)し、新事業者による再開の道が最も良い ④対応(実 162 選択だと思う。次世代へ負の遺産を残さないためにも今のうちに決断す 施)困難 べきである。市内部にアウガ精算プロジェクト室を組織し、アウガ自体 の資産査定を行い、これ以上傷口が広がらないように外科治療が必要で ある。 アウガを管理運営する青森駅前再開発ビル株式会社では、平成26年6 月、自主・自立の経営を基本に、経常損益の黒字化を図り、健全経営の 中期的安定を目指すことを目標とした第2次再生計画を策定したところで あり、当該計画の実現に向けて、同社では、徹底した進行管理を行いな がら、柔軟かつ積極的に取り組んでおります。 同社の経営は依然厳しい状況ではあるものの、同社では、経営を担う 取締役の責任のもと、計画に掲げた取組等を着実に実行することによ り、今後とも継続経営したいとのことであり、関係者が一丸となって計 画の実現に向けて最大限努力をしている中にあっては、市としても、い ただいたご意見については、現段階では想定しておりません。 経済部 商店街振興課 市民は、青森市に何かしらの好感はある。しかし、コンパクトシティ が現実にどうかと考える時に大きな不安を覚える。郊外に区域を広げず 163 中心地に集約するが、郊外に暮らす人の中には中心地に住居を考えても ①継続対応 できない現実がある。ここの対応が全く不備である。将来の「青森の 姿」が見えない。具体的に分かりやすい施策であることを提案する。 市のまちづくりの基本的な考え方である「人と環境にやさしいコンパ クトシティ」とは、人口減少・超高齢社会を迎える中、効率的で機能的 な都市構造を目指し、市街地の無秩序な拡大や都市の生活を支える機能 の拡散を抑制し、既存ストックの有効活用などにより、中心市街地地区 や新青森駅周辺地区などの都市拠点や、日常生活の拠点である各地域そ れぞれが地域特性に応じた機能を分担する、バランスの取れたコンパク トなまちづくりを進めるものであり、中心市街地地区だけに居住や都市 の生活を支える機能を集約させるものではありません。 今後も、急激な人口減少と高齢化が進むと見込まれていることから、 市として持続可能なまちづくりを進めるため、現状の分析等を行い、都 市全体の観点から、居住や都市の生活を支える機能の一層の誘導や公共 交通によるネットワークによる連携等により「人と環境にやさしいコン パクトシティ」の形成に努めてまいります。 【立地適正化計画策定事務・10,675千円】 都市整備部 都市政策課 № 検討結果 106 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 自然環境の保全として、地域に公園を設置しているが、数年も経てば 雑草に被われる公園が多い。場所によっては老人クラブなどが草取りし 164 ているように見えるが、高齢化によって管理が行き届かなくなっている ①継続対応 ようにも思える。シルバー人材センターなどで、管理・監督ができないも のか。どこの公園もできてからの管理が悪くなっている。 地域の公園については、周辺の住民の皆様に公園愛護会を組織してい ただき、市と連携しながら、草刈りや清掃活動等の維持管理を行ってい ただいております。。今後も地域の公園をより親しみのある憩いの場と するため、適正な維持管理に努めてまいります。 【公園愛護会助成事業・2,528千円】 都市整備部 公園河川課 将来のまちづくりは市の中心部にあるセントラルパークを除いては考 えられない。当初の青い森鉄道の市内における新設駅は野内、筒井、中 ②新規対応 165 央だったはずであり、中央駅も高齢者の官公庁訪問には便利な場所であ (直接) り早期に実現を図るべきである。ここが町の将来に拠点となるべき場所 でなければならないと思う。 青い森セントラルパークを含む 青森操車場跡地地区の土地利用の検 討に当たっては、これまで「青森操車場跡地利用計画素案」を基に市民 意見を聴取したほか、青森操車場跡地利用計画審議会を設置し、調査審 議を行い、平成25年3月に答申をいただいたところであります。 審議会からは、同素案の3つの土地利用の方向性である、 ○防災機能を備えた公園としての利用、 ○新駅設置を含む交通結節点としての利用、 ○公共利用の観点から公共的な施設の建設用地としての利用、 について答申をいただいております。 その中で、「新駅を含む交通結節点としての利用について」では、 「青森操車場跡地地区は、その地域性を活かし、新駅の設置等の交通整 備を進め、鉄道からバスへの乗り継ぎや徒歩・自転車利用といった複数 の交通機関が連携した交通結節点を目指す。また、新駅への東西南北の アクセス強化と公共施設との連携による利便性向上を図る。」といった 意見をいただいております。 現在、審議会からの答申内容を踏まえ、市として利用計画(案)を作 成しているところであり、また、県等との関係機関と協議を行っている ところでもあります。 都市整備部 都市政策課 № 検討結果 107 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 新町通りを通行止めにして、永久的に歩行者天国にできないものか。 ④対応(実 歩行者天国部分に屋根を設けると、ショッピングセンターができあが 施)困難 る。ぜひ観光客の拠点としての商店街を築いてもらいたい。 新町通りは、道路管理者が青森県となっておりますが、歩行者天国な ど交通規制をする場合は、青森警察署に対する許可申請が生じるものと 認識しております。 新町通りを仮に永久的に歩行者天国(道路を通路)とする場合、道路 を廃止し通路とすることが想定され、廃止することによる周辺道路や駐 車場経営者等への影響の調査、更に、警察や商店街等の関係者からの意 見を聞きながら進める必要があり、現段階での実施は非常に難しいもの と考えられます。 また、歩行者天国部分に屋根を設置する場合、設置者は商店街が想定 され、国の補助金等を活用しても多額の自己負担が発生するとともに、 毎年の維持管理経費も発生するため、多額の経費負担が商店街に生じ、 設置も難しいものと考えています。このことから、現時点では、新町通 りを通行止めにして、永久的に歩行者天国にすることは困難と考えてお ります。 しかしながら、商店街は、多くの市民はもとより観光客が集い、交流 する地域コミュニティの核としての重要な役割を担っておりますことか ら、回遊性の高い空間を創出し、地域と一体となった魅力ある商店街づ くりを推進し、県都の顔にふさわしい魅力的で多様な来街ニーズを満た す地区形成を進めてまいります。 経済部 商店街振興課 新青森駅付近は早く道路網を確立して、企業の進出を促す必要があ 167 る。現在の不便な状態では、北海道新幹線開業時に取り残されてしま ①継続対応 う。 市では、青森県をはじめ関係機関との連携を図りながら、東北新幹線 新青森駅の開業効果と近く迎える北海道新幹線開業との相乗効果の獲得 のため、新青森駅へのアクセスの向上に向けた周辺道路の重点的な整備 を進めてきたところですが、今後とも選択と集中による効率的な都市計 画道路などの整備を推進してまいります。 都市整備部 都市政策課 石江区画整理 事務所 青森市の場合は特に冬期間の除排雪が問題である。皮肉にも談合が行 われていたときの方が行き届いていたように思う。今は見る影もなく雪 に埋もれている。各地域の区割りを見直し、地域住民により除雪隊の編 ④対応(実 168 成も視野にいれて取り組んでもらいたい。ボランティアによる除排雪に 施)困難 は限度がある。毎年のことであるから、地域ごとに報酬を含めて組織す ることを考えるべきである。 市では、除排雪事業をすすめるにあたり、市の登録業者に除排雪を委 託し、交通の確保に努めることとしております。地域の市民による除雪 作業等につきましては、各町会等の皆さんが自主的に市で実施する以上 に地域内の道路上の雪を排雪する場合や、豪雪時に市民雪寄せ場等の空 き地に持った雪を排雪する場合に、市がその費用の一部を負担するスク ラム排雪制度があります。 都市整備部 道路維持課 № 166 検討結果 108 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 青森駅からのバスが不便である。古川で乗換えしなければならない か、行き先が合わない場所も多く、長い間待たされる時間帯が多い。青 森駅からのバス停を廃止をして、国道古川へ交通資源を集中させてはど ④対応(実 169 うかと思っている。青森駅からはフェリー乗り場行、飛行場行、新青森 施)困難 駅行のシャトルバスだけで良いのではないか。後はタクシーを利用して もらうか、国道古川バス停までの道路を整備して導いた方が利用しやす いと思う。 市では、青い森鉄道線新駅の整備やバス路線との接続の促進など鉄道 とバスの連携に取り組んでおり、青森駅はJR(奥羽線・津軽海峡線・ 津軽線)、青い森鉄道線はもとより、市営バス、JRバス、弘南バスな ど様々なバス事業者のバス路線が集約された交通結節点となっておりま す。 この機能を十分にいかし、鉄道とバスの連携やバスとバスの連携など に取り組んでいく必要があると考えております。 交通部では現在、バスをご利用される皆様の様々なニーズにお応えす るため、交通結節点となる青森駅においては平日1日667便(発着)、国 道古川においては平日1日709便(発着及び通過)のバスを運行しており ます。 仮に青森駅の発着便を古川へ集中させた場合においては、国道での著 しい渋滞を招く恐れがあることや、青森駅での鉄道との乗り換えに負担 が生じることなどから、実施は難しいものと考えております。 都市整備部 交通部 都市政策課 管理課 市有地で野菜を一生懸命作っている市民がいたが、市有地を勝手に耕 しているのに「ご遠慮願います」というような甘い看板でよいのか。 もっと厳しく禁じるとか書けなかったのか。何らかの罰則はないのか。 一時的に看板を立てたり砂利を敷いたりしても、数年後には再び誰か が耕し、同じことを繰り返すのではとも思う。 ④対応(実 170 国と県、市が共同で各町(内)会に対して、そのような土地がないか調 施)困難 査をさせたらいかがか。町中にある官地や道路わき、河川敷等既に耕し ている場所も含めて町(内)会に洗い出しをさせ、その結果を踏まえ、自 然災害や冬期間の除排雪等に影響がないよう留意して、各町(内)会で畑 や駐車場等に活用させたらどうか。 市有地に関しましては、それぞれ所管部局において適切に維持管理を 行うよう徹底してまいりますが、現時点において、国・県・市が共同で 土地の調査や駐車場等での管理を町(内)会に対して依頼することは、町 (内)会に掛かる負担が増大となるため考えておりません。 総務部 管財課 № 検討結果 109 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 青い森鉄道の3月からの新ダイヤの発表を見てがっかりした。戸山から では一番早い電車に乗っても東京着は12時過ぎとなる。6時台に青森駅に 171 ①継続対応 着く電車を走らせるよう市からも要望してほしい。どうしても無理な ら、市営バスで新青森駅まで早朝に着けるダイヤを導入してほしい。 青い森鉄道の利便性向上に向け、機会を捉えて青い森鉄道に要望して まいります。 都市整備部 交通部 都市政策課 管理課 毎年頑張って除雪を業者がするほうがいいのか、融雪機能を拡張して 172 いくほうがいいのか、どちらが良いかは分からないが、費用対効果が高 ①継続対応 いほうを推進してほしいと思う。 市では、除排雪事業とあわせ、流・融雪溝や融雪歩道などの整備を計 画的に進めております。今後とも費用対効果を検証しつつ、社会環境の 変化などに対応した雪対策に取り組んで行きたいと考えております。 【冬期バリアフリー計画推進事業・45千円】 都市整備部 道路維持課 セントラルパークへ大企業の工場を誘致できないものか。環状山手の ④対応(実 従来の工業団地にとらわれていてはいけない。 施)困難 青い森セントラルパークを含む 青森操車場跡地地区の土地利用の検 討に当たっては、これまで「青森操車場跡地利用計画素案」を基に市民 意見を聴取したほか、青森操車場跡地利用計画審議会を設置し、調査審 議を行い、平成25年3月に答申をいただいたところであります。 審議会からは、同素案の3つの土地利用の方向性である、 ○防災機能を備えた公園としての利用、 ○新駅設置を含む交通結節点としての利用、 ○公共利用の観点から公共的な施設の建設用地としての利用、 について答申をいただいております。 その中で、「公共利用の観点から公共的な施設の建設用地としての利 用について」では、想定される整備内容及び機能として具体的な施設名 に関する記述はないものの、「医療機関など防災機能に関連がある施設 の整備」や「駅に近接した位置に複数の用途に活用できる多目的施 設」、さらには、「施設の立地に当たっては、既存施設とのバランスを 考慮すること。」などといった意見をいただいております。 現在、審議会からの答申内容を踏まえ、市として利用計画(案)を作 成しているところであり、また、県等との関係機関と協議を行っている ところでもあります。 都市整備部 都市政策課 車社会と言われて久しいが、冬の除雪は車線を減らさないようにでき 174 ないものか。柳町通りなどは2車線になっており、市内の各事業者に事業 ①継続対応 者の敷地内の雪は事業者で処理するように厳しい指導をお願いしたい。 機械除雪においては、寄せ雪が発生しその結果車線が減少することか ら、効率よく排雪作業を行い、車線の確保に努めてまいります。 また、市民や、事業者による道路への出し雪については、パトロール 時に発見した場合は雪を出さないよう啓発に努めております。 都市整備部 道路維持課 № 173 検討結果 110 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 警察にも申し入れをし、交差点付近だけでもオーバーハングの標識設 175 置をすべきである。また、雪でも見えるセンターラインの敷設を警察に ⑥その他 申し入れをしていただきたい。 道路交通法は「車両通行帯の設けられた道路で、道路標識等によって 交差点で進行する方向別の区分が指定されているときは、その通行区分 に従って通行しなければならない」と規定しております。「進行方向別 通行区分」標識・標示の設置、及びセンターラインのうち黄色の標示 は、青森県公安委員会が所管しておりますのでオーバーハング標識を含 めた意見は、青森警察署にお伝えいたします。 市民生活部 生活安心課 幸畑の陸軍墓地から、後藤伍長の銅像まで、雪中行軍の足跡を残す約 14キロの道路沿いに山桜などの桜を植えて道を桜並木にするなら、開花 ④対応(実 176 時期も長く続き、新しい観光資源となり得る。この植樹を行軍の遺族に 施)困難 も呼びかけ、市民と一緒に行うことで事業は全国に発信され、10年後は 有効な観光資源になり得る。 幸畑の陸軍墓地から、後藤伍長の銅像まで、雪中行軍の足跡を残す約 14キロの道路は、県道であり桜並木を植樹することについては、対応困 難と考えます。観光振興対策に関するご提言に関しては貴重な意見とし て今後の検討課題を話し合う際の参考とさせていただきます。 経済部 観光課 № 検討結果 111 平成26年度第1回あおもり市民100人委員広聴会案件:人口減少対策について 意見分類 意見内容 № 検討結果 左の内容・理由等 担当部局 担当課 本市では、これまでも人口減少・少子高齢化社会への対応について、 産業・雇用、福祉、教育、文化、都市基盤など市民生活におけるあらゆ る分野を通じた取組を推進しています。 更に、急速な人口減少・少子高齢化の進展をはじめ、国の経済政策な ど、本市の将来に大きな影響を与えるような環境変化に的確に対応する ため、昨年8月に新たに「青森市成長戦略本部」を設置し、「人口減少・ 少子高齢化の進展が本市に与える影響・課題と対応の方向性」をテーマ に調査・研究を進めるなど、総合的な取組を進めています。 【青森市成長戦略本部運営事務・1,947千円】(平成26年度3月補正) 市民政策部 企画課 市では、公共職業安定所が主催する企業説明会及び就職面談会を共催 するなど、「雇用機会の拡大」に向けて、産業振興や中小企業支援、企 業誘致等の各種施策を推進し、一人でも多くの雇用創出を図ってまいり ます。 【職業能力向上支援事業・322千円】 【若年者職場定着支援事業・373千円】 経済部 雇用創出・ 企業立地課 本市では、長期的・総合的な視点から効果的・戦略的なまちづくりを 展開していくため、市民や団体などのまちづくりの主体と議会、行政が 協働により目指す共通の目標である「青森市新総合計画」の着実な推進 を通じて、市民が安心して住み続けることのできる、魅力あるまちづく りに取り組んでいます。 市民政策部 企画課 項目1 少子化対策の推進 1 人口減少問題は若年層の市外流出が根本的な要因であり、若い世代 は、青森市という地域に魅力を感じ得ないのだろうと考えられる。それ ①継続対応 ぞれの地域が、歴史性、文化性を掘り起こして、素晴らしいという認識 を持たせることで、地域力を活性化することが大事である。 2 安定した雇用と働く場の確保が必要だと思う。 3 ①継続対応 あらゆる世代に雇用機会を与えるための産業振興や基盤の整備は、官 ①継続対応 民一体となって取り組まなければならないテーマである。 若年層のために「雇用の場」を確保してはどうか。県外に流出する若 者には複数の就職先があり、自分の考えで選択ができる気がする。青森 4 市の場合、再任用者が多く、若者に雇用の場が少ないように思う。青森 ①継続対応 市の良さを感じ帰ってくる場合も、雇用の場があれば心強さを感じ再出 発を考えるきっかけになるのではないか。 若年層の働く場が青森市にない。今年度青森市採用人員でどれくらい 新人が働いているかわかるようであってほしい。なぜなら、会議所等が 事業所へ窓口開放するよう努めているが、実態は企業側の受け皿がない 5 ①継続対応 のはなぜか。国、県、市を見てもわかるが、現在各所在地に体力がな い。これは国の施策が無策であり、この間何も雇用拡大に努めていない のが実態である。 青森を離れてみて青森の良さがわかる、故郷のことが大好きだと、子 6 どもたちが口を揃えて言う。ただ、将来、この子たちが青森に帰ってく ①継続対応 るかは非常に疑問で、やはり雇用の問題というのがあると思う。 青森市には、素晴らしい社会資本がたくさんあるので、地域を見直し ていくことが求められている。そうなってくれば、若者は青森のいい所 7 に気づいてくれるのではないか。 ①継続対応 一番重要なのは、私たちが住んでいる地域だと思う。地域に定住でき るということを何とか確保してもらえないか。 112 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 若者の市外流出の抑制とあるが、若い人は大都市で自分の力を試して みたいという気持ちがあってしかるべきだし、いいことだと思う。ある 程度の年齢になって戻ってきて、そこで活躍してもらえるような仕組み 8 ①継続対応 を作るのが大事である。企業は、高校・大学を卒業した新入社員を教育 するのにお金を掛けているので、都会である程度教育を受けて、知識・ スキルを持っている人間を、採用する方が得である。 若年者の市外流出を抑制するためには、Uターン者などの地元就職希望 者の就業機会の充実が必要なことから、引き続き、「雇用機会の拡大」 に向けて、産業振興や中小企業支援、企業誘致等の各種施策を推進し、 一人でも多くの雇用創出を図ってまいります。 経済部 雇用創出・ 企業立地課 長期的な対策として、税制優遇措置や補助といった出生率の向上を目 9 的とした施策により、たくさん子どもを産んでいただく環境づくりが必 ①継続対応 要である。 本市においては、子どもたちの健やかな成長を目指し、子ども自らが 成長・発達できる環境づくりや子どもを安心して産み育てられる環境づ くりに積極的に取り組んでまいります。 健康福祉部 子ども しあわせ課 短期的な対策として、子育て世代の定住促進など、首都圏に住んでい るかたを呼び戻すような施策はできないか。住まいの情報提供、税の優 ①継続対応 遇措置、就職企業の紹介・斡旋といったきめ細かい施策を行い、あらゆ る媒体を使って情報を発信することが必要ではないか。 本市では、県と県内市町村で構成される「あおもり移住・交流推進協 議会」への参画を通じて、「ふるさと暮らし情報センター・東京」に情 報発信ブースを設置し、移住希望者への相談に対応するとともに、首都 圏での移住セミナーの開催や全国の自治体が参加する移住フェアへの参 画、市ホームページでの移住に係る相談窓口や各種支援制度の紹介等の 情報発信など、移住促進に取り組んでいます。 【青森市移住相談・情報発信事業・4,573千円】(平成26年度3月補正) 市民政策部 企画課 市では、産業振興と地域経済の活性化及び雇用機会の確保・拡大を図 るため、企業誘致対策を最重点施策に掲げ、製造業、物流業及びコール センターやデータセンター等の情報処理・提供サービス関連産業の業種 に重点を置いた企業誘致活動を行っております。 その主な活動としては、首都圏・中部圏等の企業に対し進出意向に係 るアンケート調査を実施するとともに、回答いただいた企業を訪問し、 本市企業立地環境のPR等を行っております。 それに加え、各業界動向や企業の設備投資動向等について把握するた め、大手ゼネコン各社や都市開発等のデベロッパー、設計事務所等にも 定期的に訪問し、情報収集・情報交換等にも努めております。 また、社会経済動向や企業ニーズ、本市の立地環境等を踏まえて平成 26年10月に各種優遇制度の見直しを行い、雇用促進を図る助成制度の拡 充や、大規模企業進出に対する助成、雪対策への助成制度の創設等をし たところです。 今後も、企業ニーズ等の情報収集や県・青森商工会議所等関係機関と 連携を図りながら、企業誘致活動に取り組んでまいります。 【企業誘致関係機関連携事業・1,418千円】 【企業誘致活動事業・1,585千円】 【誘致企業等立地支援事業・100,704千円】 経済部 雇用創出・ 企業立地課 № 10 検討結果 青森市は、学園都市である弘前をしのぐ大学の数があるにもかかわら ず、卒業した人は、ほとんど県外に流出してしまう。若い人の流出を食 11 ①継続対応 い止めるには、働き口を作る必要があるが、弘前市のような大型企業の 誘致やIT技術を集積した農業分野を立ち上げることができないか。 Uターン組が帰ってきた時に、働ける場所が必要だが、企業の誘致など 12 上手く進んでいないような感じがする。Uターンの受け皿があればいいと ①継続対応 思う。 13 公共の土地を活用し、中央の大型企業の誘致を推進し、若年層の就職 ①継続対応 先の安定確保ができれば解決策の最良案であると思う。 113 № 意見分類 意見内容 検討結果 青森という街は名前ばかりで、大型の森林公園・都市公園がないの ④対応(実 14 で、旧操車場の跡地、新青森駅前に大型の森林公園を造成したらどう 施)困難 か。 15 川をもう少しきれいにして、東京の等々力渓谷のように環境を整備す ①継続対応 れば定住していくのではないか。 厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所が公表した2040年の推定 人口によると、本県は10年前に比べ44万人(32.1%)減り、約93万2千人 に落ち込む。65年以上前の規模である。 ① 市は全庁を挙げて、少子高齢化の速度抑制に努めるとともに、人口 減少社会を前提にした備えが必要である。 ② 住民ができるだけ不便なく暮らし続けられるよう将来を見据え、衰 えゆく地域社会の再構築が急務である。 ③ 人口減少社会にどう対応するか。―基本方針として、産業・雇用創 出や子育て支援・地域のコミュニティ機能向上策。市は県と連携し施策 16 ①継続対応 を進めながら、持続可能な地域システムづくりを探る。 ④ 地域をどう再構築するにしても重視すべきは交通や医療、防災な ど、住民が安心して暮らせる質を確保する。 ⑤ 例えば、高齢化など地域レベルの現状を分析、データを示して行政 と住民が危機感を共有し一緒に考える。 ⑥ 住民の生活を守るためには自治体や行政の在り方を再考し、手遅れ にならないよう、取組を加速させる。 ⑦ 行政だけでは人口減少に対応できない。民間企業や団体、そして青 森市の総力が問われる。 左の内容・理由等 担当部局 担当課 本市では、市民の自然保護意識の高揚や健康の増進に資するため、現 在浅虫、月見野、合子沢の3か所に森林公園を設置しているほか、市街地 には合浦公園や野木和公園など144か所の都市公園を整備しており、森林 や自然資源を利用した学習やレクリエーションを行う場として、多くの 市民にご利用いただいているところです。 ご意見のありました森林公園の設置につきましては現在ある森林公園 の活用を推進していきたいと考えていることから、新たな公園の設置は 考えておりません。 農林水産部 都市整備部 農地林務課 公園河川課 市街地を流れる河川や水路については、河川管理者が行うしゅんせつ 作業のほか、民間の事業者や地元町会などで組織する河川愛護団体によ る清掃活動などが行われており、河川環境の維持向上に努めておりま す。 等々力渓谷のような環境整備については、既に野内川、根井川及び沼 川などで親水空間を兼ね備えた河川整備が行われており、多くの市民に ご利用いただいているところです。 都市整備部 公園河川課 本市では、これまでも人口減少・少子高齢化社会への対応について、 産業・雇用、福祉、教育、文化、都市基盤など市民生活におけるあらゆ る分野を通じた総合的な取組が必要であるとの認識のもと、新総合計 画・基本構想におけるまちづくりの基本視点に「人口減少・少子高齢化 時代に適応した持続可能なまち」を位置付け、各分野での取組を推進し ています。 更に、急速な人口減少・少子高齢化の進展をはじめ、国の経済政策な ど、本市の将来に大きな影響を与えるような環境変化に的確に対応する ため、昨年8月に新たに「青森市成長戦略本部」を設置し、「人口減少・ 少子高齢化の進展が本市に与える影響・課題と対応の方向性」をテーマ に調査・研究を進めているところであり、今後、外部の有識者等の意見も 伺いながら、更なる人口減少への対応について検討を行うこととしてい ます。 今後におきましても、人口減少・少子高齢化の進展に対する強い危機 感を持つとともに、市民の皆様や関係団体等とも連携しながら、総合的 な取組を進めてまいります。 【青森市成長戦略本部運営事務・1,947千円】(平成26年度3月補正) 市民政策部 企画課 114 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 青森の駅前の辺りにスポーツとか、子どもたちが安全で遊べる場所が ④対応(実 17 あれば、もっと体も動かすことができる。きちんと環境を整えてくれれ 施)困難 ば、子どもを育てやすい。 本市において、子どもが遊べる屋内施設は、市民体育館の幼児体育室 の他、総合福祉センターや福祉増進センターの児童遊戯室、アウガのさ んぽぽなどがあり、中でも市民体育館の幼児体育室は、ぶら下がり遊具 や鉄棒、マットなど他の施設に比べて大きめの遊具類を設置していると ころです。 現在のところ、子どもが遊べる屋内施設の新たな設置及び既存の施設 への遊具類の増設については、設置場所や整備費などの課題があり難し いものと考えております。 教育委員会 事務局 文化スポーツ 振興課 青森は食べ物もおいしく、住むにはいい場所なので、日本で一番美し 18 い田舎を目指せばいい。青い森というわりには、国道を見ても、木々も ①継続対応 ぱっとしないし、花も少なくて寂しい。 市では、良好な都市環境の形成と花いっぱいのまちづくりの推進た め、市民と事業者が協働で行う「地域花いっぱいまちづくり事業」を 行っており、街路樹桝や公共空地への花植えや管理をしている地域や団 体へ資材などの支援を実施しております。今後も引き続き、本事業等を 通じて、花いっぱいのまちづくりに努めてまいります。 【パートナーシップ花いっぱい事業・9,403千円】 都市整備部 公園河川課 青森に国際線があれば、外国の人たちもたくさん来る。外国へのお土 19 産品があるような市場を作れば、働く場もでき、買い物もできて楽しい ⑥その他 のではないか。 青森空港において、現在就航しているソウル線は、韓国のみならず、 アジアのハブ空港である仁川空港を経由して世界の各都市へ移動するの に大変便利であるとともに、海外からの誘客を促進する上でも貴重な路 線であり、県内経済へも大きな影響を与えていることから、まずは、こ の路線の維持安定及び利用拡大を図りながら、青森空港の更なる国際化 促進につなげていくことが必要であると考えています。 経済部 交流推進課 № 検討結果 115 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 市では、これまでも新たな事業おこしを支援する「起業・創業等相談 ルーム」での窓口相談や勉強会の開催、食関連事業者の新商品開発・販路 拡大を支援する「あおもり産品販売促進コーディネーター」による窓口 相談を行うほか、新商品開発を支援する「がんばる企業応援助成金」等 の本市独自の助成・融資制度に加え、国、県等の各種支援制度を有効に 活用していただけるよう、市内にある大学、金融機関、商工団体等の支 援機関、試験研究機関である青森県産業技術センターや知的財産の総合 窓口である青森県知的財産支援センター等の研究員やアドバイザー等と の出会いの場である「がんばる企業交流会」などを開催し、新たな取組 を行う事業者等の課題解決のお手伝いをしてきました。 こうした取組を継続的に実施するとともに、ご提言の内容も参考とさ せていただき、新たな事業を行う方々を引き続き応援してまいります。 【がんばる企業応援事業(現年分)・85,348千円】 経済部 商工業政策課 おおもり産品 販売促進課 子どもを産む、あるいは育てる世代の皆さんに集まっていただいて、 ②新規対応 23 どういう悩み・不安・希望があるのか、直接聞いてみることが大事なの (直接) ではないか。 市では、平成27年度に、子どもが健やかに生き生きと成長できる環境 づくりと大人が安心して子育てできる環境づくりを目指して、平成28年 度から32年度までを期間とする子どもに関する計画を策定します。 その際には、多くの市民の皆様の意見を反映させることが必要なこと から、子どもや保護者等を対象にアンケート調査を実施するとともに、 直接意見を聴く機会を設けたいと考えています。 【青森市子ども総合計画策定事務・1,798千円】 健康福祉部 子ども しあわせ課 国は、もう人口がどれくらい必要かを考えなくてはならない。国民に 向かって、運動をやらなければならない時期にきている。それぞれの自 ①継続対応 治体が問題点をまとめて、県や国に上げていき、一つの大きな運動を 作っていくことも大事なことではないか。 本市では、これまでも空き家対策の推進や、移住・交流人口の増加に 向けた取組の強化など、人口減少・少子高齢化の進展に伴う様々な課題 への対応について、国・県に対して働きかけを行っています。 【重点事業要望事務・571千円】 市民政策部 企画課 № 検討結果 30代の青年が、農業の1次産品を加工して、インターネットで東京都内 の方に販売する記事が新聞に載っていた。大きい企業を誘致するのも大 事だが、こういった事業に手厚く補助金を出すなど、小さい所から働く 20 ①継続対応 場所を見つけていかないと、青森はなかなか有効求人倍率が増えないと 思う。もっと若手が仕事をしたくなるような環境を作ってあげることが 大事だと思う。 先日、東奥日報夕刊に掲載されている「あおもり人ごよみ」で「故 郷・弘前でIT企業を経営 農業のプロモーションで成果」という記事が 掲載されていた。 大浦雅 勝さ んで 、IT 関係 のコ ンサ ルテ ィン グな どを 手掛 ける 企業 (「コンシス」)を2009年に故郷・弘前市で設立、代表取締役に就い 21 た。地方でITによる「なりわい」をつくり、人口減少を食い止めようと ①継続対応 奮闘する。本県の農業をITで元気にしようと、「嶽きみ」(トウモロコ シ)、リンゴ、毛豆などの県産物を、話題性ある催しやインターネット を通じてPR・販売する取組を進めている。彼のような人材を地元で育て ること。また、県内外で活躍している彼のような人材を市内へ誘致する 取組が必要ではないかと考えている。 大学卒業者の市外(県外)流出の原因の多くは「生涯にわたって働け る職が見つけられない」という話を聞く。市でも企業誘致の推進に努力 しているが、日本全体が厳しい経済状態にある中、若者をつなぎとめる ほどの実効果は難しいと思われる。外からの企業誘致を進めるとともに 22 ①継続対応 市独自での起業の努力(種蒔き)をすることはできないものだろうか。 若者に就労したい職業(の内容)や望む運営方法等についてアンケー トをとり、実現可能な起業を探る。難しいとは思うが、町おこし、地域 の活性化につながる可能性もある。 24 116 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 行政が企業に高卒者を採用してくれと言う前に、行政で高卒者をもっ ①継続対応 と採用してみたらどうか。 これまでも、必要な人員を確保するため、また、将来の青森市を担う 若い優秀な人材の確保・育成のため、高等学校卒業程度の学歴を有する 方を対象として職員採用試験を実施しております。 また、近年、大学卒業程度の学力を有する方のみを対象としてきた技 術職についても、平成25年度からは高等学校卒業程度の学歴を有する方 も対象としたところです。 総務部 人事課 若者が引きつけられる優秀な人材が在住していると思うが、若者を引 きつけたり、受け止める人材が発信されていないような気がする。 26 ①継続対応 若者の考えは私たちが考える以上に、将来を見通していると思うの で、若者との対話の場があってもいいのではないか。 市では、平成24年度から若年層の市政への参加、参画機会の増加を図 ることを目的とし、「市民と職員の対話サロン」制度を活用し、大学な ど若年層が多くいる場所に市の担当者が出向いて市政情報を提供し、意 見をいただき、市政運営の参考とさせていただいております。また、平 成25年度からは、市長が大学に出向いて市政情報を提供し、学生からご 意見をいただく「市長となんでもトーク」も実施しております。 市民政策部 広報広聴課 これから先、日本全体として人口減少は続くが、『元気で生活しやす ①継続対応 い県』ということを目指してほしい。 本市では、これまでも人口減少・少子高齢化社会への対応について、 産業・雇用、福祉、教育、文化、都市基盤など市民生活におけるあらゆ る分野を通じた総合的な取組を推進しています。 市民政策部 企画課 なるべく中心地に人口を集め、行政サービスが受けやすいようにし、 28 人口増加につながるよう、働く場を確保して、子どもを産み育てやすい ①継続対応 街にすることこそ、人口減少の緩和になるのではないかと思う。 市では、人口減少・超高齢社会を迎える中、効率的で機能的な都市構 造を目指し、まちづくりの基本的な考え方として、「人と環境にやさし いコンパクトシティ」を掲げ、市街地の無秩序な拡大や都市の生活を支 える機能の拡散を抑制し、既存ストックの有効活用などにより、中心市 街地地区や新青森駅周辺地区などの都市拠点や、日常生活の拠点である 各地域それぞれが、地域特性に応じた機能を分担する、バランスの取れ たコンパクトなまちづくりを進めております。 今後も、急激な人口減少と高齢化が進むと見込まれていることから、 市として持続可能なまちづくりを進めるため、現状の分析などを行い、 都市全体の観点から、居住や都市の生活を支える機能の一層の誘導や公 共交通によるネットワークによる連携などにより「人と環境にやさしい コンパクトシティ」の形成に努めてまいります。 また、本市では、これまでも人口減少・少子高齢化社会への対応につ いて、産業・雇用、福祉、教育、文化、都市基盤など市民生活における あらゆる分野を通じた総合的な取組を推進しています。 【立地適正化計画策定事務・10,675千円】 都市整備部 市民政策部 都市政策課 企画課 № 25 27 検討結果 117 № 意見分類 意見内容 検討結果 29 働く場や近くに保育所を設置し、子育て世代の負担をなくし、子ども ①継続対応 を地域全体で育てる環境作りをしてほしい。 30 若い世代がこの地に戻り、結婚して、定着して住んでもらえるよう、 ⑥その他 結婚支援などもしてはどうかと思う。 県外の若い人達の帰省を促すため、公設または第三セクターによる結 婚相談所を設ける。(定年退職者に役を担っていただく)定期的にお見 31 合いパーティを開催して結婚のチャンスを増やす。この開催を県外の若 ⑥その他 い人たちに、就職情報と共に発信する。県外で得た知識や技術を生かし て、青森市で創設する事業を支援する。 左の内容・理由等 担当部局 担当課 本市には現在87か所の認可保育所がありますが、平成27年度から子ど も・子育て支援新制度が開始されることに伴い、保育サービスを提供す る施設として、認定こども園や地域型保育事業が増加する予定となって いることから、これまで以上に市全体に均衡がとれた保育施設の設置と なるものと考えております。 また、利用者負担につきましては、国の徴収基準を基本としながら も、子どもを産み育てやすい環境づくりのための子育て支援対策の一環 として、保護者の経済的負担を軽減するため同時入所軽減や第3子軽減な どの保育料軽減を実施しております。 また、保育所は、地域の様々な人や場や機関などと連携を図りなが ら、地域に開かれた保育所として、地域の子育て力の向上に貢献してい くことが役割とされており、地域の子育ての中心となっていることか ら、引き続き子どもを産み育てやすい環境づくりのための支援を実施し てまいります。 健康福祉部 子ども しあわせ課 市では、昭和42年10月に結婚相談所を開設し、結婚相談を希望する男 女に、本人の希望に沿う方を紹介する「結婚相談事業」を実施しており ましたが、登録者数が減少し紹介が困難となったことや、民間事業者に よる結婚相談関連サービスも増えたことなどから、平成17年度末をもっ て結婚相談事業を終了いたしました。 現在、県において「あおもり出会いサポートセンター」により結婚相 談事業・婚活イベントなどを実施しており、市ではその周知を図ってい ることから、市独自の結婚支援は行っておりません。 市民生活部 生活安心課 団塊の世代が多いのでますます高齢化が進む中、青森の若年層(特に 32 男性の独身の人たち)に行政として県外からでも呼び込んで出会いの場 ⑥その他 所を定期的に催事し、何組かカップルを作るようにしてほしい。 118 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 放課後児童対策事業(健康福祉部)と放課後子ども教室推進事業(教 育委員会事務局)については、両事業とも類似した事業に見受けられ る。 この事業は高齢者ボランティアを積極的に導入活用してはと思う。高 齢者には、仕事を定年退職した、65∼70才の各方面で活躍し、経験知識 33 を持った健康で活力のある人が数多くいると思う。一方、高齢者にとっ ①継続対応 ては、老後の生きがいともなる。ボランティアであるが、研修料・交通 費として1日2,000円程度の費用を支給してはと思う(謝礼程度)。これ も大きな人材活用である。また、少子化により学校の統廃合による廃校 及び空き教室を高齢者利用等に積極的に活用するのも管理部局を越えて 検討願いたい。 放課後児童対策事業(放課後児童会)は、就労等により保護者が日中 家庭にいない小学生を対象に、小学校の余裕教室や公民館等を活用し、 家庭の代わりとなる生活の場を提供する事業です。 また、放課後児童会は、児童福祉法及び条例等に基づき、保育士や教 員等の有資格者を指導員として雇用(一部委託)し、配置しており、有 償の高齢者ボランティアの配置については、考えておりません。 一方、放課後子ども教室は、児童に学習活動や体験・交流の場を提供 しているもので、各方面で活躍した経験や知識を持った地域のボラン ティアの方々にも協力を得て実施しており、特に全校児童を対象とし た、体験活動のプログラムでは、高齢者のボランティアの方にもご参加 いただいているところです。 今後、放課後子ども教室については内容を見直し、「新たな放課後子 ども教室」として全学年の児童を対象にすべての小学校に拡充していく とともに、引き続き地域の方々のご協力をいただきながら取り組んでま いります。 また、本市では地域住民のスポーツ・レクリエーション及び社会教育 活動のため、学校教育に支障のない範囲において体育館や校庭を始め、 特別教室(家庭科室、音楽室、会議室)などの学校施設を開放している ところであり、今後も地域住民が気軽に学べる環境づくりと地域に開か れた学校づくりに引き続き取り組んでまいります。 【青森市放課後子ども教室推進事業・51,000千円】 健康福祉部 教育委員会 事務局 子ども しあわせ課 社会教育課 港を中心に発展して来た各都市を見て来たが、青森市も港を生かして 若い人たちに魅力のある街づくりをして人口の流失を防ぐ。県外のリタ イアした人や若人たちに青森市に住んでみたいと思われる街づくりの中 心となるのは「海」である。 シーサイドをうまく利用し、街が元気になると若い人たちの就職先も 増えて、地元に残りたい人も増え、若年層の市外流出も抑制できる。今 34 まで一度も来たことがない津波を恐れるよりシーサイドを上手く利用 ⑥その他 し、津波の対策もよく考えるということである。 テレビ番組で本州の端っこ同士青森、山口というのを見たが、山口の 方が青森と比較にならないくらいシーサイドが人であふれていた。サン フランシスコもおいしい魚料理の店などがたくさんの客であふれていた が、青森市もこのような人々がたくさん来る店があり、若い人たちが働 く場があったらいいと思う。 青森港については、「青森市新総合計画」の中で、ウォーターフロン ト地区と中心市街地の連携を図りながら、回遊性が高い空間を創出する ことや、新中央埠頭の整備などによる港湾機能の充実を促進することと しており、その具体的な取組としては、平成24年2月に「青森市ウォー ターフロント活性化ビジョン」を策定し、ウォーターフロント地区の賑 わいづくりに取り組んでいるところです。 また、新中央埠頭については、これまでの継続的なポートセールスが 実を結ぶとともに、官民一丸となったクルーズ客船の歓迎や見送りのセ レモニーなどが好評を博し、寄港数も年々増加しているところであり、 交流拠点としても重要な役割を果たしています。 これらのことから、今後においても、青森港の振興を図るため、新た な魅力づくり・賑わいづくりに向け、関係機関と連携を図りながら取り 組んでいくこととしています。 経済部 交流推進課 健康福祉部 子ども しあわせ課 № 35 検討結果 就労等で保護者が日中不在となる小学生の家庭の代わりとなる放課後 ⑤実施段階検 働く世代にとって放課後の児童の居場所に係る事業などは是非拡充継 児童会につきましては、平成27年4月からの子ども・子育て支援事業の開 討(継続検 続してほしい。遊ぶ場、学ぶ場の充実。 始に向け、対象学年及び設置箇所の拡充を図ってまいります。 討) 【放課後児童対策事業・62,851千円】 119 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 推進において取り組むべき問題は“働く場”づくり。企業誘致よりもU ターンの受け入れ。 現在、青森にある事業者の雇用状況は、給与、待遇を見ても大都市部 と比べ非常に厳しい。それに加えて冬場の燃料費がかかる。給与が増や 36 ①継続対応 せないならば、労働時間を短くする、育児中の時短勤務(残業をなくし ていく、業務の効率化)、休みをとりやすくするなど待遇改善が必要。 もしくは寒冷地手当を取り入れ。事業者とのその点の話し合いの場(青 森の雇用主は労働者の足元を見ている。) 若年者の市外流出を抑制するためには、Uターン者などの地元就職希望 者の就業機会の充実が必要なことから、引き続き、「雇用機会の拡大」 に向けて、産業振興や中小企業支援、企業誘致等の各種施策を推進し、 一人でも多くの雇用創出を図ってまいります。 また、国では、適正な労働条件の確保を図るため、賃金の適正な水準 の確保、有給休暇や育児・介護休業を取得しやすい環境づくりについて の普及啓発に加えて、賃金未払いやパワハラ、不当解雇などの法令違反 に対する監督や指導を実施しているほか、このような労働に関するトラ ブルについて、専門の相談窓口を設置しているところであります。 市も、これらの制度について情報提供や普及啓発に努めるなど、引き 続き、関係機関と連携し、労働環境の向上のため、取り組んでまいりま す。 経済部 雇用創出・ 企業立地課 市の方で人口減少の大きな要因として若者の市外への流出を挙げてお り、流出の抑制を取り組むとのことだが、市外に若者が出ていくことは 悪くないと思う。 市内にいて無職で親に寄りかかり将来は親の年金をあてにするより も、例え慣れ親しんだ土地を離れても働いて自立しようとする方が良 37 い。 ①継続対応 むしろ、青森市で育った子どもたちがよその場所(もしかしたら海外 とか)で頑張れているのなら、それこそ青森市の教育現場と市全体の成 長と発展の表れだと思う。結論として、市の方には人口が出て行くのを 抑えるよりも、出ていった人が帰ってきたくなる方向で取り組んでほし い。 本市では、長期的・総合的な視点から効果的・戦略的なまちづくりを 展開していくため、市民や団体などのまちづくりの主体と議会、行政が 協働により目指す共通の目標である「青森市新総合計画」の着実な推進 を通じて、市民が安心して住み続けることのでき、本市へのUターンや移 住希望者から移住したいと思われるような、魅力あるまちづくりに取り 組んでいます。 市民政策部 企画課 № 検討結果 120 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 若い人たちの県外流出の抑制策として、働く機会と場所の創造。 高卒者の公共の採用枠を大幅に増大させる。 ただし、課長以上の役職 者の有資格は大卒者とする。高卒者は、課長以下止まりとし、課の移動 を伴わない専門職員を作る。高卒職員には、通信制大学への入学、また 38 は専門技術の取得などを奨励する。通信制大学卒業者、または専門技術 ①継続対応 の取得者は、試験により課長以上の役職者の有資格者に登用させる。や る気の向上と機動性の向上が図れる。 課の政策は課長以上で決め、課長以下は政策の実践にあたり、実践の 行動力を高め市民と共に行動する。 市ではこれまでも、必要な人員を確保するため、また、将来の青森市 を担う若い優秀な人材の確保・育成のため、高等学校卒業程度の学歴を 有する方を対象として職員採用試験を実施しております。 また、近年、大学卒業程度の学力を有する方のみを対象としてきた技 術職についても、平成25年度からは高等学校卒業程度の学歴を有する方 も対象としたところです。 職員の任用については、平等取扱の原則及び成績主義の原則など、地 方公務員法の趣旨にも十分留意しながら、個人の知識、能力、適性、経 験及び意欲等を見極めながら、適正・公平に取り扱ってきたところで す。 また、職員の人材育成に資する取組については、青森市人材育成基本 方針」に基づき、自己啓発研修をはじめとした職員研修の実施、職員の 自己実現と組織の能力向上を図る制度として「セルフ・キャリア・プラ ンニング」や専門分野等において、本人の意欲と能力を最大限発揮させ ることを目的にした「庁内公募制」など、各種人事制度について必要な 検証を行いながら、適時適切に運用してきたところです。 今後においても、職員のニーズ・課題に応じてより効果的な取組とな るよう努めてまいります。 総務部 人事課 今は、学力があっても生活体験と社会知識の不足で、育児の悩みや不 安で出産を避けている女性が多く、それが人口減の大きな原因になって ①継続対応 いると思われる。そこで先ず必要なのは、女性の悩みを解消することで ある。 本市では、妊娠生活を健やかに過ごし、安心して出産・育児ができる ようマタニティセミナーを開催しており、視聴覚学習や講義、実習など を通し、妊娠・出産・育児について楽しく学ぶことができます。また、 保健師等が子育てに関する情報提供と、妊娠・出産・育児等に関する相 談を行う子育て健康相談のほかに、青森市子ども支援センターでは、子 どもの発達や発育・子ども自身の悩みに関する相談や、子育てにストレ スを抱えているご家庭を保育士が訪問し、育児を支援しています。 【マタニティセミナー事業・120千円】 【子育て健康相談事業・144千円】 健康福祉部 健康づくり 推進課 子ども しあわせ課 高齢者福祉と子育ては別々とする今の考えを改め、高齢者と幼児を接 近させる街づくり(福祉むら)を考えるべきと思う。(例えば、保育園 が一階で、二階が高齢者施設で、幼と老が触れ合うスペースのある)そ ③新規対応 40 んな幼老園が職場に近い所にあれば、安心して働ける環境が創られる。 (参考) 資格にこだわらず高齢者に幼児の遊び相手をさせることで、高齢者も 生甲斐を感じ、幼児は遊びの幅を広げることができるのでは。老は生甲 斐を呼び覚まし、幼は知恵を高める。 保育所保育指針により、保育所は、「地域社会との交流や連携を図 り、保護者や地域社会に、当該保育所が行う保育の内容を適切に説明す るよう努めなければならない」とありますことから、市といたしまして も、「世代間交流事業」や、「異年齢児童交流事業」等への補助事業を 実施しており、今後も継続していきたいと考えております。 また、市内の高齢者施設においては、幼児との交流を通じて高齢者の 生きがいづくりにつなげる取組も見られています。 なお、現在本市における保育所や高齢者施設の多くは民間による設置 となっており、ご提案の幼老園などの具体的な整備内容については設置 者の判断となりますが、今後このような取組に関する先進事例等の情報 提供を行ってまいります。 【保育所等地域活動事業・10,714千円】 健康福祉部 子ども しあわせ課 高齢介護 保険課 № 39 検討結果 121 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 法律に定められている出産手当、産前、産後の育児休業、又子育ての 休暇期間等を青森の事業所では守られていない所があると思う。故に職 41 場を失う不安があり出産を考え直すこともあるので、各事業所に対して ①継続対応 就業規則を実行するように奨励する必要がある。国とか県とも関係があ るので連携してやってほしい。 国では、適正な労働条件の確保を図るため、賃金の適正な水準の確 保、有給休暇や育児・介護休業を取得しやすい環境づくりについての普 及啓発に加えて、賃金未払いやパワハラ、不当解雇などの法令違反に対 する監督や指導を実施しているほか、このような労働に関するトラブル について、専門の相談窓口を設置しているところです。 市も、これらの制度について情報提供や普及啓発に努めるなど、引き 続き、関係機関と連携し、労働環境の向上のため、取り組んでまいりま す。 経済部 雇用創出 ・ 企業立地課 若年層の市外流出抑制について、就業機会の拡充策が最重要課題との 認識で、事業強化をする。 ・ 青森市移住・定住応援事業(新規)の取組に異論はないが、これ までの継続事業の成果と反省、即ち検証と分析が十分なされているのか 疑問がある。例えば、「少子化対策の推進」事業の中で、⑥企業誘致活 動事業、⑧若年職場定着支援事業、⑨職業能力向上支援事業は目指す方 42 ①継続対応 向性は適切と思うが、事業予算額も少なく活動内容や効果の検証が十分 になされたのだろうか。予算額が多ければ良いとは言えないが、もっと 予算も増やし、活動内容・量をも拡充すべき項目と考える。 ・ 企業誘致も重要ではあるが、青森県、商工会議所、経営者協会等 との情報交換、連携強化を更に図り、若年層の市外・県外流出の危機感 を共有し対応強化に取り組む。 本市のまちづくりの最上位指針である「青森市新総合計画」では、雇 用機会の拡大を図り、誰もが活き活きと安心して働ける労働環境づくり を進めるため、「企業誘致の推進」「就業機会の充実」「労働環境の充 実」の3つ施策において、様々な取組を進めています。 各事業の検証は、毎年度「事業点検表」などにより行っております。 経済部 雇用創出 ・ 企業立地課 「少人数学級」の取組で、教育レベルの向上を図る。少子化を逆手に とり、学生の質を向上させる取組と位置づける。将来への投資であり、 ①継続対応 少ない就業機会を他県・他地区の者と競うためのレベルアップにもな る。 本市では、きめ細かで質の高い教育に対応するため、これまで県から の加配教員による少人数指導を行っておりますが、今後、小学校におけ る少人数学級の取組を拡大することとしております。 【少人数学級編制拡大事業・28,692千円】 教育委員会 事務局 学務課 № 43 検討結果 122 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 「仕事と育児の両立」を目指す働く母親への保育供給サービスの拡充 を図る。 就業形態と保育サービスのミスマッチにより現行の公的な保育サービ スが利用者のニーズを満たせていない。「乳幼児保育」「時間外保育」 44 「夜間保育」等、育児と仕事の時間配分がフレキシブルでない女性雇用 ①継続対応 者が求める保育サービスが不足している。 公的保育施設での対応改善が進まないのであれば、民間施設の参入も 推し進め(場合によっては、補助金対応も含め)、ニーズの充足を高め る取組を強化する。 本市における保育所では、開所時間の前後において在園児に対する延 長保育を行っているほか、保育所に入所しておらず、家庭において一時 的に保育を受けることが困難となった乳幼児を一時的に保育する「一時 預かり事業」を実施しています。 さらに、地域における子育て支援の環境づくりの促進を図るため、育 児に関する援助を受けたい人と援助を行いたい人を組織化し、会員同士 が相互援助活動を行うことにより、保護者の子育てと就労の両方の支援 をする青森市ファミリー・サポート・センターを開設し、「仕事と育児 の両立」を目指す働く母親への負担軽減や保育供給サービスを図ってお ります。 また、現在本市には、87か所の認可保育所と16か所の民間託児施設が ありますが、平成27年度より子ども・子育て支援新制度が開始されるこ とに伴い、保育サービスを提供する施設として、認定こども園や地域型 保育事業が増加する予定となっておりますことから、これまで以上に市 全体に均衡がとれた保育施設の設置となるものと考えております。 【延長保育促進事業・570,206千円】 【一時預かり事業・94,040千円】 【ファミリーサポートセンター事業・6,625千円】 健康福祉部 子ども しあわせ課 若年層の市外流出については、18歳と22歳を中心に進学や就職などの ため市外に転出する人が多い傾向にあり、これが最大の要因と考えられ ④対応(実 45 る。そこで青森の優秀な高校生等の市外流出を阻止できるような体育系 施)困難 大学の設置(誘致)も方策の一つと考える。 市では、青森公立大学を設置しておりますが、大学の設置に当たって は、県内大学における専門分野の設置状況、進学希望の高校生や保護者 の意見、県内及び近県における事業者からの要望等を踏まえ、経営学と 経済学について、総合的な思考力を備えた人材の養成を図るとともに、 地域の産業経済の発展及び文化の向上に寄与することを建学の理念に掲 げ、平成5年に設立されました。その後、平成21年4月の地方独立行政法 人への移行後においても、引き続き、経営経済の分野の諸問題につい て、地域性を軸にした研究を推進し、その研究成果に基づいて、広く社 会に有益な人材を輩出し、更には大学が存在する地域を中心に大学が持 つ知財を還元し、貢献するという使命を果たしているところです。学部 の新設等については、貴重なご意見ではありますものの、現時点におい ては、青森公立大学の設立の理念を最大限尊重したいと考えておりま す。 また、ご意見については、今後のカリキュラム編成の参考とするた め、大学にお伝えしてまいります。 市民政策部 政策推進課 休耕田畑等を活用する農業後継者の養成を兼ねた大型農場会社の設立 46 による雇用の拡大と、生産地場産物の活用の拡大による地元経済の貢献 ①継続対応 と安定した雇用の確保を図ることができる。 国の「耕作放棄地再生利用緊急対策事業」や「農地中間管理事業」と 「人・農地プラン」との効果的な連携により、耕作放棄地及びその予備 軍も含めた農地の有郊活用、雇用就農も含めた多彩な担い手の確保に向 けた取組を進めています。 【農地利用集積事業・77,319千円】 【集落営農組織構築支援事業・400千円】 農林水産部 農業政策課 № 検討結果 123 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 (1)若年層の市外流出抑制 市民のアイディアを生かした魅力ある街づくりを基本とし、同時に継 続して働ける場が必要。働きやすい環境(賃金、休暇、労働条件)を整 備して定住を図る。 (2)子どもを産み育てる世代の移住、定住促進 47 ①継続対応 若者世代が健全に育つための環境整備と子どもを産み育てるための支 援が必須。働きながら子育てができる環境として、働ける場所や賃金や 労働条件などの面で処遇向上を目指していく。(義務教育年齢までの医 療費の無料化、介護休暇や学校行事の際の休暇を取りやすくするなど企 業へも指導していく) 市では、公共職業安定所が主催する企業説明会及び就職面談会を共催 するなど、「雇用機会の拡大」に向けて、産業振興や中小企業支援、企 業誘致等の各種施策を推進し、一人でも多くの雇用創出を図ってまいり ます。 また、労働環境の充実に向けて、賃金の適正な水準の確保、有給休暇 や育児・介護休業を取得しやすい環境づくりなど、関係機関と連携を図 りながら各制度の普及啓発に努めてまいります。 特に、出産や育児が一段落して、再就職を希望する女性が増えている 中で、青森公共職業安定所では、再就職を望む女性に対してきめ細かな 就業支援を行う、マザーズコーナーを開設しており、市では、このよう な関係機関と連携を図りながら、一度出産や育児で離職してもスムーズ に再就職できる仕組みづくりを進めてまいります。 経済部 雇用創出・ 企業立地課 働く職場、経済的なもの等が挙げられるが、基本はやはり青森市の魅 力を感じてもらうこと、他との違いに気付いてもらうことである。(特 に子どもの時に郷土愛を育んでもらう。) 一度市外に流出しても郷土を思い出し戻ってくると思う。そこで子ど もの学校教育、地域社会の教育を充実させる。 48 ①継続対応 その一つとして、 イ 市の歴史文化を学ばせる。地元の偉人の方々の物語を作成し、 教えることにより、人生の生きがい、目標を形成する手助けとなる。 ロ 地元の食、自然、環境、文化を他地域と比較しながら、地元の 良さを伝えていく。 本市では、毎年、小学校3年生及び4年生の全て子どもに、先人の業績 や優れた文化遺産についてまとめた副読本「わたしたちの青森」を配付 しており、教員は、「青森開港に尽力した森山弥七郎の功績」「小牧野 遺跡や浪岡城跡などの文化遺産の分布図」等の内容を、主に社会科の学 習で取り上げることで、郷土の歴史を知り、郷土のよさに気付き、郷土 を愛する心や態度を育むよう指導しています。さらに、「まんが 青森 市の歴史」や、本市出身の偉人の生涯を表した「まんが伝記」を全ての 小・中学校に配付し、朝読書の時間や昼休み等に閲覧できるようにして います。 市としては、子どもたちが青森市の歴史を正しく継承したり、郷土を 愛する心や態度を育むことが、将来地域で活躍する人材の育成につなが るという認識のもと、各学校での取組を支援しています。 教育委員会 事務局 指導課 № 検討結果 124 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 (1)若年層の市外流出抑制 (2)子どもを産み育てる世代の移住・定住促進 次のような要因を解決する必要を感じる。 ①恒常的な事業所不足 ②非正規雇用の増大 ③産業構造の変換 ④賃金が低い ⑤雇用の抑制 ⑥短期労働・短時間労働の拡大 49 ①継続対応 以上のことを解決に導くには、企業の誘致は欠かせない。そのために も、現在ある青森市の工業団地への誘致は見直していただきたいと思 う。 西部工業団地と中核工業団地(南)があるが、その双方とも豪雪地帯 の影響を受けやすい山裾に立地し、交通アクセスは港や駅やバスなどが 不便であり、従業者の居住予定地からも遠い場所にあるために、冬季の 交通事故の心配や交通費・除排雪経費など諸経費の負担もあり、誘致企 業にとっては魅力のある場所にみえないと思う。 それが進出を検討している企業の足枷になっている気がする。 市では、産業振興と地域経済の活性化及び雇用機会の確保・拡大を図 るため、企業誘致対策を最重点施策に掲げ、企業誘致活動に取り組んで おり、平成26年12月1日現在、91社を誘致し、うち67社が操業、約3,400 人の雇用につながっております。 特に、これら事業所の主な受け皿となるのが工業団地であり、本市で 現在分譲している工業団地に青森中核工業団地と大釈迦工業団地があり ます。その中でも青森中核工業団地は、平成12年度の一部分譲開始及び 平成14年度の全面分譲開始以来、譲渡及び賃貸中の企業含め、平成26年 12月1日現在、対区画面積では45.5%、対区画数では67.3%となってお り、誘致活動が奏功し、ゆっくりではありますが順調に分譲率も上昇し ております。 また、本市の強みや地域特性、さらには本市の就業ニーズに対応した 効率的かつ戦略的な企業誘致活動を展開するため、誘致すべきターゲッ ト業種を製造業、物流業及び情報処理・提供サービス業に重点を置き、 誘致企業が新たに青森中核工業団地へ進出した際に行う雪対策への助成 制度を創設するなど優遇制度の充実も図ったところです。 今後も、本市の強みを総合的にPRし、かつ、県や商工会議所など関係 機関と連携を図りながら積極的な企業誘致活動に取り組んでまいりま す。 【企業誘致関係機関連携事業・1,418千円】 【企業誘致活動事業・1,585千円】 【誘致企業等立地支援事業・100,704千円】 経済部 雇用創出・ 企業立地課 港湾や駅が近くで、高速道路や空港・新幹線駅への交通アクセスも 整っている青森市の街の中心に位置するセントラルパークを企業の立地 場所に利活用するべきだと思う。 進出する企業には、環境に配慮した省エネの製造工場を設置してもら えば、外郭に立地する住宅や商店街への配慮も行き届くはずである。こ の場所を誘致企業の進出場所にすれば、市内全域に行き渡る特効薬にな るような気がする。 5日に公表された青森労働局と県が策定した14年度 「県雇用施策実施方針」に沿って、成長が見込まれる食品や医療機器な どの製造業を支援する「戦略産業雇用創造プロジェクト」に、率先して 関わって食品や医療機器などの製造業の誘致を推進させるか、さらに街 の中心にある広大なセントラルパークの利活用を自動車産業界や先端技 術工業界に働きかけて、省エネの製造工場の進出を促す政策を市長に ④対応(実 50 とっていただくなど、取るべき戦略をぜひ描いていただきたいと思って 施)困難 いる。 もしセントラルパークへ企業を誘致する場合には、駅の新設は必要で ある。中央へ駅があれば、誘致企業も進出しやすい環境が整う。さらに 何よりも市民が市役所や県庁など各機関へ訪問するのに非常に便利にな るはずである。 青森市の街の中心に製造工場を誘致ができれば、その経済効果は計り 知れないものがある。いずれは港湾の活性化にも寄与して、駅前の賑わ いも取り戻し、市内の経済が好転をすれば雇用の創出が進み、市民の経 済が安定すれば初めて市民、特に若年層の人口の流出を抑制することが できる。さらに複合的に市内の経済が活性化されれば、子どもを産み育 てる世代の移住・定住の促進は自然と促されていくのではないか。 青い森セントラルパークを含む 青森操車場跡地地区の土地利用の検 討に当たっては、これまで「青森操車場跡地利用計画素案」を基に市民 意見を聴取したほか、青森操車場跡地利用計画審議会を設置し、調査審 議を行い、平成25年3月に答申をいただいたところであります。 審議会からは、同素案の3つの土地利用の方向性である、 ○防災機能を備えた公園としての利用、 ○新駅設置を含む交通結節点としての利用、 ○公共利用の観点から公共的な施設の建設用地としての利用、 について答申をいただいております。 その中で、「新駅を含む交通結節点としての利用について」では、 「青森操車場跡地地区は、その地域性を活かし、新駅の設置等の交通整 備を進め、鉄道からバスへの乗り継ぎや徒歩・自転車利用といった複数 の交通機関が連携した交通結節点を目指す。また、新駅への東西南北の アクセス強化と公共施設との連携による利便性向上を図る。」といった 意見をいただいております。 また、「公共利用の観点から公共的な施設の建設用地としての利用に ついて」では、想定される整備内容及び機能として具体的な施設名に関 する記述はないものの、「医療機関など防災機能に関連がある施設の整 備」や「駅に近接した位置に複数の用途に活用できる多目的施設」、さ らには、「施設の立地に当たっては、既存施設とのバランスを考慮する こと。」などといった意見をいただいております。 現在、審議会からの答申内容を踏まえ、市として利用計画(案)を作 成しているところであり、また、県等との関係機関と協議を行っている ところでもあります。 都市整備部 都市政策課 № 検討結果 125 № 意見分類 意見内容 検討結果 若年層の市外流出の要因として、市内または県内で魅力のある高等学 校や大学、専門学校がないことと、卒業後の就職先が少ないことだと思 51 ①継続対応 う。そこから市外流出を抑制する取組よりも、流出した若者を迎え入れ る取組を推進していくべきだと考える。 左の内容・理由等 担当部局 担当課 本市では、長期的・総合的な視点から効果的・戦略的なまちづくりを 展開していくため、市民や団体などのまちづくりの主体と議会、行政が 協働により目指す共通の目標である「青森市新総合計画」の着実な推進 を通じて、市民が安心して住み続けることのでき、本市へのUターンや移 住希望者から移住したいと思われるような、魅力あるまちづくりに取り 組んでいます。 市民政策部 企画課 126 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 青森が老人のための街になったらおかしいのかという気がしている。 介護施設とか医療施設とか、素晴らしいものをつくり、仮に何百人の老 人が施設に入るとなると、それは果たして青森にとって悪いことなの か。そのために若い介護する人材が必要になるのではないか。新青森駅 ④対応(実 52 の所に、何百人規模の医療介護施設を作ったらどうかという発想になっ 施)困難 ていくべきだろうと思う。東京で墓を用意するのは大変なことだと聞い ているが、近くに三内霊園もあるという発想になったらどうか。青森に 百億単位のそういう施設をつくる人を見つける部署があってもいいので はないか。 高齢者の方々のニーズとして、要介護状態となった場合でも自宅で生 活したいと考えている方が7割以上を占めていることを踏まえ、国では、 高齢者が介護を必要とする状態になっても、可能な限り住み慣れた地域 で自立した生活を送ることができるよう、「医療・介護・予防・住ま い・生活支援」が一体となって、地域の高齢者を支えていく地域包括ケ アシステムの構築を目指しております。 市においても、この地域包括ケアシステムの実現のため、市内11地区 の日常生活圏域ごとに、小規模多機能型居宅介護をはじめとした地域密 着型サービスをはじめとする多様なサービスについて、圏域の実情や地 域バランスを勘案しながら整備を進めております。 今後も市民ニーズを踏まえながら、医療・介護・地域住民など様々な 関係者と連携し、住み慣れた地域での高齢者の生活環境の整備に努めて まいります。 健康福祉部 高齢介護 保険課 現在、青森市の中心部に、高齢者を対象とした施設がほとんどない状 態である。施設付きのマンションについても、手を付けていかなくては ならないのではないか。市民が本当に安心して過ごせるような青森市を 53 構築していかなければいけないと思う。 ①継続対応 幸畑や小柳にある市営住宅が、かなり老朽化しているが、まずは高齢 者に暖かい手を差し伸べるべきであり、行政も施策を講じていかなけれ ばいけないと感じている。 市では、人口減少の進展など社会情勢の変化を踏まえ、市営住宅の現 在の管理戸数を維持することとしております。 また、老朽化が進んだ市営住宅については、計画的に建て替えに取り 組んでおり、平成23・24年度には幸畑第二団地、平成26年度からは小柳 第一団地の工事に着手したところです。このほか、小柳第三団地の非常 用階段に手すりを設置する等、既存住宅においてもバリアフリー化に取 り組んでおります。 さらに、市では、安否確認や生活相談など在宅生活を支援するための 福祉サービス等を提供する「サービス付き高齢者向け住宅」について、 民間事業者からの登録申請に関する支援や市民の方からの入居の問合せ 等に対する対応を行っているところです。 【小柳第一団地建替事業・953,601千円】 都市整備部 住宅まち づくり課 高齢者がくつろげる場所として、市民センターが挙げられるが、限ら 54 れた方しか利用していないので、もっと幅広く利用できるような姿にし ①継続対応 ていかなければいけないのではないか。 各市民センターの利用案内などについては、市ホームページ等により 広く市民にお知らせしているところですが、今後はポスターやチラシな どの媒体も活用し、より一層の広報活動に努めてまいります。 教育委員会 事務局 中央市民 センター 自然を生かした街づくりを是非やってほしい。モヤヒルズは、夏はほ 55 とんど使えないような施設なので、通年使えるような姿にするべきだと ①継続対応 思う。 モヤヒルズは、フォーシーズンを楽しんでいただけるよう、宿泊でき るケビンハウスやオートキャンプ場、プール、ヒルズサンダーなどの施 設機能を生かしながら、四季折々の体験型や参加型イベントを開催して います。また、モヤヒルズの利用促進へ関係民間事業者の皆さんと施設 利用やイベントなどを考える「モヤヒルズ利用者の会」を立ち上げ、通 年で楽しんでいただけるような施設を目指しています。 経済部 観光課 № 検討結果 項目2 高齢化対策の推進 127 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 寿命ではなく、健康寿命にもっと力をいれるべきではないか。健康寿 命が達成されていけば、平均寿命の延伸につながる。健康長寿な静岡県 では、健康でより長く生きるための支援法を研究するために、大規模な 生活実態調査を行っている。その人たちがどんな病気になったのか、何 年後に介護状態になったのかというような追跡調査をするのだそうであ 56 る。やはりこのような一歩踏み込んだ形での調査・研究を進めていくべ ①継続対応 きではないのか。 早い段階の予防ということで、健康教養が必要ではないかと感じてい る。官民学の連携のところで、なかなか民のレベルと学がマッチングし ていない現状にあるので、横のつながりをもっと積極的に推進していく べきではないのかと感じる。 本市の短命の要因の一つには、働き盛り世代の早世(早死)があげら れており、若い世代の短命を改善していくことと、更には市民の生活習 慣病の予防と早期発見・早期治療の対策が、健康長寿を目指すうえで重要 な課題であると考えております。 市民の健康寿命を正確に把握することは非常に難しく、市では、正確 な指標となる平均寿命の延伸を目標に掲げ、その中においても健康で暮 らせる期間を延伸させるよう取り組み、ひいては健康寿命の延伸につな がると考えております。 市では、こうした現状を踏まえ、平成26年10月に「元気都市あおもり 健康づくり推進計画∼健康アップあおもりプラン∼」を策定し、本計画 の中でも、産官学の更なる連携強化に向けた取組を推進することとして いるほか、行政のみならず関係する医療機関や企業、大学等とともに市 民の健康づくり運動の母体となる「市民健康アップ推進会議」を立ち上 げ、推進しているところであります。今後におきましても、他の自治体 の事例を参考としながらも、官民学の連携を強化し、一体となって市民 の健康アップに取り組んでまいります。 【元気都市あおもり健康づくり推進計画推進事業・71千円】 【地域ぐるみの健康づくり支援事業(負担金)・10,000千円】 健康福祉部 健康づくり 推進課 一人暮らしのお年寄りなどは、近所づきあいがなくて、誰とも話がで きないといった人たちが、多数いるのが現状である。例えば、青森市で はなく、民間レベルでやっている傾聴サロンというのがあり、お年寄り だけではなくて、家に閉じこもっていて人と接点がなかなか結びつかな 57 い、寂しい思いをしている人たちがそこに一堂に会して、いろんなこと ①継続対応 を話しあっているという場所がある。市として、もう少し市民にわかる ようにしてもらえないものか。傾聴サロンに関しては、いろんな思いで 来る方がいるので、いろんな形でそれを結びつけるということをしてい かなければならないのではないか。 地域の老人クラブでは、一人暮らし高齢者宅への訪問活動を実施する など、高齢者の孤立化を防ぐための取組を行っており、市ではこのよう な取組を行っている老人クラブの運営を支援しています。 また、市では、社会福祉協議会との共催で高齢者の生きがいづくりや 社会参加、健康づくり、閉じこもり防止を目的として「茶話会」や「健 康体操」などを行う「こころの縁側づくり事業」を定期的に開催してい ます。 本事業の実施にあたっては、各地域でチラシなどを作成して参加を呼 びかけており、平成25年度には市内18か所の地区社会福祉協議会におい て延べ671回開催され、延べ8,645名の方々にご参加をいただいておりま す。 今後とも、老人クラブへの支援を継続するとともに、社会福祉協議会 と連携しながら、「こころの縁側づくり事業」の実施地域の拡大やPR強 化に努め、高齢者の社会参加や交流の促進を図ってまいります。 【老人クラブ活動育成事業・13,526千円】 【こころの縁側づくり事業・2,782千円】 健康福祉部 高齢介護 保険課 市では、壮年期の健康教育授業をやっていると聞いているが、働いて いる方が、市民センターにわざわざ来るというのは、なかなか難しい。 ③新規対応 58 医師・薬剤師といった講師が職場の方に出向いたり、事業主に対する (参考) 健康教育からはじめて、職場の中で健康づくりという意識付けを習慣化 していくような取組をやってみたらどうか。 市ではこれまでも、保健師・栄養士による健康講座を依頼に基づき地 域や職場に出向き開催してきましたが、平成27年度からは、働き盛りの 健康づくりとして、各種がん検診、歯周疾患検診の推進、運動・食、たば こ、メンタル等の内容をプログラムにして、医師・保健師・栄養士によ る事業所出前健康教室を積極的に実施してまいります。これらの取組の 推進により職場の中での自主的な健康づくりが推進されるよう支援して まいります。 【壮年期健康教育事業・530千円】 健康福祉部 健康づくり 推進課 № 検討結果 128 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 高齢者の方たちに介護予防教室というのを開いているが、来るのは決 まった方だけである。年を取った人たちが、自分から何かに参加する意 59 ①継続対応 識がなければ、何をやっても全然進まないと思う。ラジオ体操を見て も、きちんとやっていくことが健康にもつながっていくのではないか。 要介護状態となることを防止し、高齢者がいつまでも元気で生活する ことを目標として、市では介護予防教室を開催しています。 平成25年度には計88回の介護予防教室を開催し、延べ2,412人の方々に ご参加をいただいておりますが、高齢化が更に進展する中で、より多く の高齢者の方々が介護予防の重要性を認識し、実際に介護予防活動を取 り組んでいただくことが必要です。 そのため、高齢者自身の介護予防に対する意識向上や介護予防活動に 参加しやすい環境づくりのための方策等を検討しており、元気な高齢者 自らがボランティアとなって介護予防体操を普及していただくための研 修会の開催など、今後より一層介護予防の取組の普及を図ることとして おります。 【介護予防(一次予防)事業・16,782千円】 健康福祉部 高齢介護 保険課 本年度人口減少について色々事業計画を立て予算化されているが、 「こころの縁側づくり」事業は、是非、全地区社協で実施されるよう実 践をよろしくお願いしたい。 (提案) 60 ①継続対応 ① 高齢者を始めすべての市民が安心・安全で住みやすい街づくりの実 現 ② 高齢者の地域生活支援の充実―地域コミュニティの組織づくり ③ 高齢者の生きがいづくり ―カルチャー教室、健康教室 「こころの縁側づくり事業」は、青森市社会福祉協議会との共催で平 成21年度から高齢者の生きがいづくりや社会参加、健康づくり、閉じこ もり防止を目的に開催しています。 平成21年度には市内6地区で開催していましたが、地区社会福祉協議会 等の協力を得ながら本年度は20地区へと開催地区が拡大しています。 今後とも、地域の実情に配慮しながら市内全地区社協での開催を目指 してまいります。 【こころの縁側づくり事業・2,782千円】 健康福祉部 高齢介護 保険課 健康寿命を延ばすため、現在グラウンドゴルフで健康づくりをしてい るが、どんどん外に出てカルチャー教室等で楽しみたいので情報提供を 61 お願いしたい。情報について詳細はホームページでとよく言われるが、 ①継続対応 ひとり暮らし高齢者はパソコン等を持っていないので、ご検討をよろし くお願いしたい。 市では、市民の皆さんの幅広い学習活動や社会参加活動を支援するた め、市や県、大学などが実施する講座やイベントの情報を分野ごとに取 りまとめた情報誌「生涯楽習あおもり」を、4月に年度版として、また、 10月には下半期版として作成し、市民センターや市役所関係窓口などに 配置しているほか、各種講座等の開催時期に合わせて広報あおもりで随 時情報提供しております。 今後も、市民の皆さんが気軽に学びたい時に学び、様々な情報を容易 に入手できる環境づくりに努めてまいります。 【生涯学習情報提供事業・64千円】 教育委員会 事務局 社会教育課 № 検討結果 129 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 平均寿命を延ばすことを考えるよりも、健康寿命を目標にした方が良 いと思う。「健康寿命」は介護を受けたり寝たきりにならず、自立した 生活を送れる期間のことである。この健康寿命の方が意味あるものだと 考える。病院でチューブなどを付けられて寝たきりで長生きするより、 62 ①継続対応 健康で長生きすることの方が良いと思うからである。 また、これを実現するためには、子どもの頃からの習慣が大切であ る。青森の子どもは、運動不足・食べ過ぎの傾向がある。子どもの運動 しやすい環境づくり、カロリーを考えた食の指導が必要である。 本市の短命の要因の一つには、働き盛り世代の早世(早死)があげら れており、若い世代の短命を改善していくことと、更には市民の生活習 慣病の予防と早期発見・早期治療、重症化予防が、健康長寿を目指すうえ で重要な課題であると考えております。 市民の健康寿命を正確に把握することは非常に難しいことから、市で は、正確な指標となる平均寿命の延伸を目標に掲げ、その中においても 健康で暮らせる期間を延伸させるよう取り組み、ひいては健康寿命の延 伸につながると考えております。 市では、こうした現状を踏まえ、平成26年10月に「元気都市あおもり 健康づくり推進計画∼健康アップあおもりプラン∼」を策定し、本計画 の中でも、特に食・運動の推進においては、肥満傾向にある子どもの割 合の減少を目指して、子どもの食育や、日常生活に身体活動を取り入れ る環境づくりを支援していくほか、ライフステージに応じた様々な取組 を推進していくこととしています。 【元気都市あおもり健康づくり推進計画推進事業・71千円】 健康福祉部 健康づくり 推進課 最近、高齢者の声を聞くと、中心街へ行っても何もないので、若者も 高齢者もこぞって集合することはない青森である。ここに住む者がこ ぞって寄りそう街であってほしいとの声がある。かつて中心街へ高齢者 63 ①継続対応 住宅を促進すると言っていたが、現在その声がどこにいったかわから ず、中心街がパラパラの実体が現在の青森市である。現在、空室になっ ているところを活用できるようにすることが必要かと思う。 中心商店街が所在する中心市街地につきましては、商業、業務、都心 居住、交流などの高次な都市機能が集積した交流拠点として、本市はも とより県都の顔にふさわしい地区形成を進めることとしており、市で は、平成24年3月、「第2期青森市中心市街地活性化基本計画」が国の認 定を受けて以来、国などの支援策を活用しながら、「歩いて暮らすこと のできる質の高い生活空間(ウォーカブルタウン)の確立」の実現に向 け、中心市街地活性化を推進しております。 この「第2期青森市中心市街地活性化基本計画」では、中心市街地活性 化の目標として「街の楽しみづくり」、「交流街づくり」、「街ぐら し」、「中心市街地の商業の活性化」という4つの目標に対し、歩行者通 行量、年間観光施設入込客数、夜間人口、空き地・空き店舗率という評 価指標を設定しております。 このうち、夜間人口については、微減傾向にありますが、平成26年8月 末には「中新町センター地区優良建築物等整備事業」により52戸のマン ションが供用開始されたほか、平成20年度から実施している「街なか住 み替え支援事業」等の情報発信事業を通じて目標値の達成に努めており ます。 また、空き店舗で事業を行う中小企業者等を支援し、商業機能の充実 や魅力の向上に努めてきたところであり、空き地・空き店舗率は、良化 傾向となっております。 市といたしましては、引き続き、快適な街歩きを楽しむことができる 歩行者空間や街なか居住の誘導、交流機能の強化などの各種事業を通じ て、回遊性の高い空間を創出し、地域と一体となった魅力ある商店街づ くりを推進し、県都の顔にふさわしい魅力的で多様な来街ニーズを満た す地区形成を進めてまいります。 【中心市街地活性化協議会支援等事業・3,400千円】 【商店街空き店舗対策事業・13,013千円】 経済部 商店街振興課 № 検討結果 130 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 新青森駅周辺地区は、地区の特性に応じた良好な市街地形成のための 都市計画を定めており、老人ホームは立地可能な施設となっておりま す。 都市整備部 都市政策課 石江区画 整理事務所 病院の待合室での健康講座、会社における始業時のラジオ体操につい ては、市民の健康づくりを支援し習慣化させる具体的な取組であり、今 後において、健康づくりの具体的な取組例として紹介させていただくと ともに、これらを含め市内の各部署において、自主的な健康づくりが実 践されるよう支援してまいります。 【地域ぐるみの健康づくり支援事業(負担金)・10,000千円】 健康福祉部 健康づくり 推進課 私の町(内)会でも高齢化が進んでおり、一人暮らしの老人もかなり多 く住んでいる。ここ2∼3年で孤独死する人もあり、町内としても隣り近 所の声掛け、民生委員等による訪問対策を実施しているところである。 高齢者の死亡者数(孤独死)の増加を抑制するためにも市で行っている ④対応(実 66 「こころの縁側づくり」事業の取組に大賛成である。 施)困難 そこで、市内空き店舗(町内の空き家)を活用して「こころの縁側事 業」を実施させたらどうか。地域で人と会話して楽しく生きがいを持っ て生活できれば、人生(生活)に張りができ平均寿命は伸びるし、市の 人口減少対策になると思う。 「こころの縁側づくり事業」は、青森市社会福祉協議会との共催で平 成21年度から高齢者の生きがいづくりや社会参加、健康づくり、閉じこ もり防止を目的に開催しています。 平成21年度には市内6地区で開催していましたが、地区社会福祉協議会 等の協力を得ながら本年度は20地区へと開催地区が拡大しています。 この「こころの縁側づくり事業」の開催場所等については、各地区社 会福祉協議会が地域の実情を考慮しながら決定していますが、住民の認 知度が高く、施設や必要な設備の充実度、衛生面等の理由から福祉館や 町民会館等の施設の利用が主となっています。 健康福祉部 高齢介護 保険課 寿命延伸として医療的方法のほかに老人に「生き甲斐」を持ってもら 67 うことが大事だと思う。これまで蓄積してきたノウハウを人の役に立た ①継続対応 せる「任意人材」登録などしてもらって活用させたらどうか。 市では、老人クラブやシルバー人材センターの運営を総合的に支援 し、高齢者の生きがいづくりに努めております。 老人クラブでは、交流や生きがいづくりなどの様々な取組が行われて いるとともに、青森市シルバー人材センターでは、臨時的・短期的な仕 事の提供を通じて、高齢者がこれまで培ってきた職業経験や技能等を活 用した生きがいづくりなどに取り組んでいます。 また、今般の介護保険制度の改正に伴い、地域の住民やNPO、ボラン ティア団体などによる高齢者の見守りやごみ出しなどの生活支援のほ か、高齢者が気軽に集える語らいの場や運動、趣味、教育などの集いの 場を提供できることとなっており、こうした制度を活用して高齢者の生 きがいづくりや能力の活用に努めてまいります。 【老人クラブ活動育成事業・13,526千円】 【シルバー人材センター運営助成事業(補助金)・21,100千円】 健康福祉部 高齢介護 保険課 № 検討結果 新青森駅の周りに老人ホームを何棟か建てればいいと思う。理由は、 青森市は空気と水が非常にきれいで、美味しい料理もたくさんあり、老 人にとってはとても住みやすい街だと思うからである。しかも、新青森 64 ⑥その他 駅の周りだと県外の人も来やすくて、ショッピングセンターも近いの で、少子高齢化の問題は進んでしまうかもしれないが、人口は増えると 思う。新青森駅の周りに老人ホームを建てて、県外の人を集める。 65 ・病院の待合室での健康講座 ・会社にて始業時のラジオ体操 ③新規対応 (参考) 131 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 年齢的に項目2の高齢化対策の推進が身近になるが、病院に通うことな く生涯健康で老後を迎えることができたらと思っている。そのために健 68 康を意識し(運動、食事を十分考慮)そのための環境づくりが大切だと ①継続対応 思う。(具体的に講演、講習会、勉強会)楽しい会合として気軽に集ま る。 市では、平成26年10月に「元気都市あおもり健康づくり推進計画∼健 康アップあおもりプラン∼」を策定し、全ての市民のライフステージに 応じた健康づくりを推進していくこととしており、ご意見のような、気 軽に参加できるような健康教室等についても充実してまいりたいと考え ております。 【元気都市あおもり健康づくり推進計画推進事業・71千円】 【壮年期健康教育事業・530千円】 健康福祉部 健康づくり 推進課 (1)持続可能な医療・介護システムの構築 医療面のみに依存することなく、予防的な面での対策と取組が必要。 ③新規対応 69 運動面、リハビリ、頭脳を使う、手指を使うなど計画的で長期的な支援 (参考) により、 効果 が期 待さ れる 。ま た、 計画 実行 のた めの 支援 者( リー ダー)の育成を図る。 持続可能な医療・介護システムを構築するためには、できるだけ多く の高齢者が要介護状態となることを防ぎながら元気に生活していただく ことが必要です。 このことから、市では介護予防に関する正しい知識の習得等を目的と した介護予防教室や、生活機能が低下した高齢者を対象とした通所型及 び訪問型介護予防事業を実施しています。 また、今般の介護保険制度の改正に伴い、地域の住民やNPO、ボラン ティア団体などによる高齢者の見守りやごみ出しなどの生活支援のほ か、高齢者が気軽に集える語らいの場や運動、趣味、教育などの集いの 場を提供できることとなっております。 今後は、介護予防教室や通所型及び訪問型介護予防事業にリハビリ テーション職の積極的な活用を図るほか、地域住民やNPOなどによる活動 を介護予防活動へ組み入れるとともに、地域の介護予防を支援するボラ ンティアの育成等、介護予防の強化に努めてまいります。 【介護予防(一次予防)事業・16,782千円】 【介護予防(二次予防)事業・21,517千円】 健康福祉部 高齢介護 保険課 市では、平成26年10月に「元気都市あおもり健康づくり推進計画∼健 康アップあおもりプラン∼」を策定し、健康意識の醸成を図るための人 材育成や生活習慣病予防に向けた食や運動などの市民の生活習慣改善の ほか、各種健(検)診受診率の向上対策など市民の健康増進に向けた取 組を実施することとしており、実施に当たっては、より効果的な事例に ついては他の事例も参考としながら取り組んでまいります。 【元気都市あおもり健康づくり推進計画推進事業・71千円】 健康福祉部 健康づくり 推進課 子どもの心身の調和のとれた発達を図るためには、運動を通じて体力 を養うとともに、食育の推進を通じて望ましい食習慣を身に付けるな ど、健康的な生活習慣を形成することが重要です。本市の小・中学校にお いては、体育科や生活科、家庭科等の授業において、子どもの発達の段 階に応じた年間の学習計画をもとに授業に取り組んでおります。市とい たしましては、子どもたちの食生活や運動習慣の充実のため、他校の効 果的な取組についての情報提供を行うとともに、研修講座や学校訪問等 を通じて、指導・助言に努めております。 教育委員会 事務局 指導課 № 70 検討結果 (2)平均寿命の延伸 定期的な健康診査とともに、食事面など日常生活全般において、他の ①継続対応 地域を参考にした取組を計画、実行する。(意識改革と継続的な支援) 平均寿命に関して、初等・高等教育段階で食生活や運動習慣の留意す べき点を学習していく仕組みが必要であると考える。単に平均寿命を延 伸するなら医療技術の発展で十分に可能だが、青森でそれがなされない 71 ①継続対応 のは、所得が低いことや病院に行きたがらない県民性があるのではない かと思う。そこで、親の生活習慣が子どもに定着する前に平均寿命を延 伸するためには何をしていくべきかを自ら考える機会が必要だと思う。 132 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 人口を増やすには、青森市に産業がなければならない。工場とかそう いうものをどんどん誘致していかなければならないし、それとともに、 この青森地域に根ざした産業を構築・設立して、高校生や大学生が流出 するのを阻止することが大事ではないか。 青森市は、鉄道や飛行機、海運などいい立地条件を持っているが、雪 72 が問題だと思う。誘致した工場地帯を除雪するような対策をとれば、冬 ①継続対応 も大丈夫なので、それを宣伝していけばいいのではないか。 青森県から出た有名人、例えば、三浦雄一郎さんや大相撲、歌手の 方々に紹介してもらって、企業を誘致してはどうか。企業誘致について は、超党派で市議会・県議会に働きかけて企業を誘致し、就職を延して ほしい。 市では、産業振興と地域経済の活性化及び雇用機会の確保・拡大を図 るため、企業誘致対策を最重点施策に掲げ、製造業、物流業及びコール センターやデータセンター等の情報処理・提供サービス関連産業の業種 に重点を置いた企業誘致活動を行っております。 その主な活動としては、首都圏・中部圏等の企業に対し進出意向に係 るアンケート調査を実施するとともに、回答いただいた企業を訪問し、 本市企業立地環境のPR等を行っております。 それに加え、各業界動向や企業の設備投資動向等について把握するた め、大手ゼネコン各社や都市開発等のデベロッパー、設計事務所等にも 定期的に訪問し、情報収集・情報交換等にも努めております。 また、社会経済動向や企業ニーズ、本市の立地環境等を踏まえて平成 26年10月に各種優遇制度の見直しを行い、雇用促進を図る助成制度の拡 充や、大規模企業進出に対する助成、雪対策への助成制度の創設等をし たところです。 今後も、企業ニーズ等の情報収集や県・青森商工会議所等関係機関と 連携を図りながら、企業誘致活動に取り組んでまいります。 【企業誘致関係機関連携事業・1,418千円】 【企業誘致活動事業・1,585千円】 【誘致企業等立地支援事業・100,704千円】 経済部 雇用創出・ 企業立地課 人口減少対策として、いろいろ挙げられているが、青森市ならではの 対策がない。 青森市ならではの対策は、青森市の魅力づくりをどう進めるかがキー ワードである。 青森市ならではのキーワードとしては ① 豊かな自然(四季折々の八甲田、十和田湖) ② 全国一の幸 73 ①継続対応 ③ 水深が深く静かな陸奥湾 ④ 豊かな温泉群 ⑤ 利用されていない農地 ⑥ 豊かな漁場としての陸奥湾 ⑦ 利用されていない里山 などが挙げられるが、これらのキーワードにいかに磨きをかけるかが ポイントであり、職業に結びつけることが重要である。 本市では、これまでも人口減少・少子高齢化社会への対応について、 産業・雇用、福祉、教育、文化、都市基盤など市民生活におけるあらゆ る分野を通じた総合的な取組を推進するとともに、長期的・総合的な視 点から効果的・戦略的なまちづくりを展開していくため、市民や団体な どのまちづくりの主体と議会、行政が協働により目指す共通の目標であ る「青森市新総合計画」の着実な推進を通じて、本市が有する様々な地 域資源を最大限に活用し、魅力あるまちづくりに取り組んでいます。 市民政策部 企画課 いきなり定住ではなく、お試しに転居してみたらどうですかという転 74 居対策(夏の間とか)も検討してみたらどうか。空き家対策の一助にも ①継続対応 なる。 本市への移住促進については、首都圏での移住希望者への相談に対応 する際に、住宅情報などの各種情報を提供するとともに、グリーンツー リズムの活動を通じて、夏季間の本市での生活体験を実施しています。 市民政策部 企画課 № 検討結果 項目3 人口減少社会の対応した社会システムの構築 133 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 浪岡には児童館が7館あって、非常に恵まれていると思う。小学校の空 75 き教室が結構あるが、その利活用を考えた時に、児童館とくっつけて何 ①継続対応 かできないものか。 小学校において空き教室がある場合は、児童の放課後における居場所 づくりのため放課後児童会や放課後子ども教室として利活用を図ってま いります。 【青森市放課後子ども教室推進事業・51,000千円】 教育委員会 事務局 社会教育課 身近な話として、父親が亡くなり、母親が一人になったため、青森に 帰ってこなければならないことになり、大企業を辞めて帰ってきたが、 76 50歳近いので働く場所がない。若い人たちの人口減少が問題になってい ①継続対応 るが、若い人たちだけではなく、こういう中年の人たちの働く場所も人 口減少にも繋がる問題ではないか。 中高年齢者の雇用対策としては、国においては、青森公共職業安定所 や中高年就職支援センター等における職業相談・職業紹介、企業に対す る助成金制度などを実施しており、市でも、これらの制度などについ て、広報あおもりや市ホームページなどを通じて情報提供や普及啓発に 努めています。 これらの取組と併せて、「雇用機会の拡大」に向け、産業振興や中小 企業支援、企業誘致等の各種施策を推進し、一人でも多くの雇用創出を 図ってまいります。 経済部 雇用創出・ 企業立地課 市では現在、三内霊園、月見野霊園、八甲田霊園、浪岡墓園の4市営霊 園によって、墓地区画需要に対応しております。 しかしながら近年、価値観の多様化や社会情勢の変化等に伴い、承継 を前提としない墓地需要の高まりなどが発生していることから、既存の 墓地区画とは異なる新たな形態のお墓(合葬墓)の整備について、検討 を進めております。 市民生活部 生活安心課 今後、ご指摘のような福祉サービスや良質な製品などに対する需要の 増加・多様化が見込まれることから、「雇用機会の拡大」に向け、産業 振興や中小企業支援、企業誘致等の各種施策を推進し、一人でも多くの 雇用創出を図ってまいります。 経済部 雇用創出・ 企業立地課 市では、雇用のミスマッチを防ぐため、高校生を対象とした出前講座 及び進路選択ガイドブックの配付などを通じて、職業観や職業選択能力 の醸成を図っています。 また、労働環境の充実を図るためには、個々の企業において、働きや すい環境づくりを促進する必要があることから、引き続き、関係団体と 連携し、「雇用機会の拡大」に向け、産業振興や中小企業支援、企業誘 致等の各種施策を推進し、一人でも多くの雇用創出を図ってまいりま す。 【職業能力向上支援事業・322千円】 【若年者職場定着支援事業・373千円】 経済部 雇用創出・ 企業立地課 № 77 検討結果 お墓を守るということを考えると、樹木葬とか、そういう形態のもの ①継続対応 もあってもいいではないか。 雇用を創出しないと人は来ないので、今、働いていない女性の方や働 く意欲のある高齢者、体の不自由な方にも働いてもらう雇用の場を作る 必要があるのではないか。例えば、たくさんの人が働く必要がある福祉 やケアなどが多くの雇用を生み出すので、これらの分野を生産的に捉え なおして、社会システムとして創造していく必要があるのではないか。 78 ①継続対応 丁寧な作業や仕事をすることによって、よりおいしいハムや豚肉を 作っていることをアピールするような仕事の場を作れないか。また、そ うしたものを福祉やケアを基点としたモノ作りや流通販売等と組み合わ せるなどして、他の産業にも波及させて大きく産業発展するように仕向 けていくべきでないか。 市内就職は、やはり縁故でないと入れないのか。皆、一様に事務職ば かり狙っていて、営業はとてもできないと避けて通る。なかなか市内で は勤めることができない。企業経営者自体の考えが自分の会社の利益を 追いかけているような感じを受けている。まず、風土、環境以前に経営 79 者の意識改革が重要と思われる。つまり、誘致企業への優遇、人口増へ ①継続対応 の施策の貧困、官の優待技法の混乱など、何一つとして少子化を止める 方法がない。 ・ 企業新採用に対する補助金制度の企画 134 № 意見分類 意見内容 検討結果 左の内容・理由等 担当部局 担当課 80 市営バスの民間会社への移行 ④対応(実 施)困難 交通部では、市民生活の足・地域の足としての役割を担い、今後も経 営の効率化を図りながら運行してまいりたいと考えております。 交通部 管理課 81 市議会議員の減を強制実施。 ⑥その他 平成23年3月に改正された青森市議会議員定数条例に基づき、平成26年 10月19日告示の一般選挙より35人に削減されています。 議会事務局 総務課 ①継続対応 平成23年2月に策定した現行の定員管理計画では、総職員数の目標値を 基準年次である平成22年度の3,098人から目標年次である平成27年度には 2,965人へと5年間で133人、率にして4.3%の人員削減の計画としていま す。 これまでの4年間における定員管理計画の進捗状況としては、平成26年 4月1日時点の実職員数は2,965人であり、基準年次である平成22年に比べ 133人少なく、また、平成26年度の計画数値に比べ33人少ない結果となっ ています。 今後も、中長期的な事務事業の実施見通しに加え、人材育成や業務改 善への取組などを考慮しながら、効果的かつ効率的な市民サービスが提 供できるよう適切な人員配置に努めてまいります。 総務部 人事課 高齢者対策、旧態依然の町(内)会存続を撤廃し、新しい組織として活 用する。お友達の固まりではない組織で、その中で商売、営業の場、求 ④対応(実 83 職方法までできる団体とすべきと考える。官もそろそろその考えを持っ 施)困難 ていただきたい。 町(内)会は、その地域にお住いの住民により任意で組織されている団 体で、住民の福祉や親睦、地域の安全・安心、環境美化などの活動が主 であり、商売や営業活動を行う団体ではありません。市としては、これ からも「地域づくりシンポジウム」や「地域力向上セミナー」を開催し 市民活動団体や地域コミュニティの担い手のスキルアップを図っていく ほか、各団体の活動を市ホームページで紹介するなど、支援してまいり ます。 市民生活部 市民協働 推進課 働く企業がないのに、いかにして労働力の確保とされたか理解できな い。中心市街地活性化と街づくりに何もされていない状態である。青森 新町中心街区が空洞化の中である。シャッターが依然として下りたまま で灯りが点かない。これも中心街事業主が何もせずになっている。行政 ④対応(実 84 も会議所も同じで、これからは観光客の街でなく市民の街にすることが 施)困難 必要である。青森駅前から新町通りの交通体系について車社会に対応で きる街にすること。交通アクセスの見直しを図る、中心街区全て両面交 通に変更すること。 市ではコンパクトシティ形成を支えると共に、地球温暖化に対応する 交通のあり方として、過度に自家用自動車に依存するこのない、人と環 境に優しい交通体系の構築を目指しております。 特に中心市街地においては、活性化の目標をウォーカブルタウン(歩い て暮らすことのできる質の高い生活空間)の確立とし、自家用自動車、 公共交通、自転車、歩行者を総合的に組み合わせた交通体系構築を目指 しております。 都市整備部 都市政策課 82 市役所職員の減も必至。 135 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 行政で実施する人口減少対策については、現在十分に行われ、機能し ていると思う。今後これらの事業について、市民に広く知ってもらうよ う、工夫すれば良いと思う。 85 一方、根本的な問題として、人口減少という課題についての考え方、 ①継続対応 街づくりや社会システムのあり方について、方向性が定まってないよう に思う。「ある一定の人口減少を許容し、中長期な目標を明確にした上 で、社会システムを構築する。」ということを提案する。 本市では、これまでも人口減少・少子高齢化社会への対応について、 産業・雇用、福祉、教育、文化、都市基盤など市民生活におけるあらゆ る分野を通じた総合的な取組が必要であるとの認識のもと、新総合計 画・基本構想におけるまちづくりの基本視点に「人口減少・少子高齢化 時代に適応した持続可能なまち」を位置付け、各分野での取組を推進し ています。 市民政策部 企画課 本市にとって、人口動態を踏まえた最大の課題は、労働力の確保であ る。特に若者への雇用機会の拡大、即ちこれは若年層による高齢者等弱 者を支える自立社会の基盤となるものである。そのため、将来にわたり 良質な仕事等、また起業・創業も大事である。これには 1 産業基盤へのさらなる強化(生業(なりわい)の成長への対策) 2 人材育成へのさらなる強化(高校・大学など関係団体等の連携) 86 ①継続対応 3 技術集積の充実強化(青森市型シンクタンクの強化) 4 若年者人材確保・定着促進支援事業の強化(学生Uターン促進、企業 の情報発信の強化充実) 5 起業・創業支援の充実・強化(青森市起業・創業等相談ルームのPR拡 充) が必要である。 市では、若年者の雇用機会の拡大に向けた取組として、市内の経済団 体等に対する「求人要請」をはじめ、企業説明会及び就職面談会を青森 公共職業安定所と共催して実施するなど、各種施策に取り組んでいま す。 一方で、若年者の雇用の安定化を図るためには、継続的な雇用機会を 創出する必要があることから、引き続き、産業振興や中小企業支援、企 業誘致等の各種施策を推進し、一人でも多くの雇用創出を図ってまいり ます。 また、起業・創業支援として、市ではこれまでも、新たな事業おこし を支援する「起業・創業等相談ルーム」での窓口相談や勉強会の開催を 行うほか、新商品開発を支援する「がんばる企業応援助成金」等の本市 独自の助成・融資制度に加え、国、県等の各種支援制度を有効に活用し ていただけるよう、市内にある大学、金融機関、商工団体等の支援機 関、試験研究機関である青森県産業技術センターや知的財産の総合窓口 である青森県知的財産支援センター等の研究員やアドバイザー等との出 会いの場である「がんばる企業交流会」などを開催し、新たな取組を行 う事業者等の課題解決のお手伝いをしてきました。 こうした取組を継続的に実施するとともに、ご提言の内容も参考とさ せていただき、新たな事業を行う方々を引き続き応援してまいります。 【がんばる企業応援事業(現年分)・85,348千円】 【職業能力向上支援事業・322千円】 【若年者職場定着支援事業・373千円】 経済部 雇用創出・ 企業立地課 商工業政策課 特に、地域活力の確保を目指す「市民協働推進事業」の拡充・強化を ①継続対応 進めてほしい。 市民協働推進事業では、「地域づくりシンポジウム」、「地域力向上 セミナー」を開催し市民活動団体や地域コミュニティの担い手確保、ス キルアップを図っていくほか、各団体の活動を市ホームページで紹介す るなど、引き続き協働の推進に向けた取組を進めていきます。 【市民協働推進事業・538千円】 市民生活部 市民協働 推進課 № 87 検討結果 136 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 市では、「食のまち・青森市」を推進し、一つひとつのあおもり産品 のブランド力を戦略的に強化するための取組を実施しております。具体 的には、生産者、商工団体、行政機関等で構成される「あおもり産品販 売促進協議会」で、生産者と事業者、あるいは、事業者間の結び付きを 深め、本市産業の活性化を図ることを目的に、生産を起点に加工・販売 に至る一連の活動について、知識や経験が豊富なコーディネーターと各 分野の専門からなるアドバイザーを起用し、トータルで支援する「あお もり産品販売促進コーディネート事業」を実施し、本市の一次産品の販 路拡大や商品の開発、流通経路の構築等の支援に取り組んでおります。 当事業の継続的な実施を推進し、引き続き付加価値の高い商品開発に 関する取組を支援してまいります。 【あおもり産品販売促進事業・27,751千円】 【物産振興事業・3,920千円】 経済部 あおもり産品 販売促進課 「コンパクトシティ」について、コストの嵩む郊外分散型の都市政策 90 の改革は良い。ただ、その施策の総括がきちんとされていない。行政主 ①継続対応 導が強すぎたきらいがあり、住民との協業で再考することが必要。 「コンパクトシティの形成」については、平成11年策定の「青森都市 計画マスタープラン」及び平成23年策定の「青森市新総合計画」におい て、まちづくりの基本理念として掲げており、それらの計画の策定の際 には市民意見の募集やあおもり市民100人委員広聴会などにより、市民の 意見を聴取し、計画に反映しております。 今後も、「人と環境にやさしいコンパクトシティ」の形成に努めてま いります。 都市整備部 都市政策課 青森市の人口減少は、避けられないトレンドであり、かつ急激な人口 減少は様々な難題をもたらすのは資料にもある通りである。 特に、若者が流出する県の中でもトップクラスの青森は、厳しい状況 にある。 ・ 基本的には、将来の人口減少を前提として、企画立案し実行すべき であり、20年後、30年後を前提として縮小は避けらないという視点をい 91 ①継続対応 つも失ってはならない。特に短期的な視野で保身のための拡大投資施策 は決して採用してはならない。 ・ 人口減少対策を推進するにあたり、市役所内にプロジェクトチーム を作成し、全国の各地域で実施されている様々な実例を収集し、検討す る。広く知見を求めて、そのノウハウの交流を図り、取り入れると良 い。 本市では、これまでも人口減少・少子高齢化社会への対応について、 産業・雇用、福祉、教育、文化、都市基盤など市民生活におけるあらゆ る分野を通じた総合的な取組が必要であるとの認識のもと、新総合計 画・基本構想におけるまちづくりの基本視点に「人口減少・少子高齢化 時代に適応した持続可能なまち」を位置付け、各分野での取組を推進し ています。 更に、急速な人口減少・少子高齢化の進展をはじめ、国の経済政策な ど、本市の将来に大きな影響を与えるような環境変化に的確に対応する ため、昨年8月に新たに「青森市成長戦略本部」を設置し、「人口減少・ 少子高齢化の進展が本市に与える影響・課題と対応の方向性」をテーマ に調査・研究を進めているところであり、今後、外部の有識者等の意見も 伺いながら、更なる人口減少への対応について検討を行うこととしてい ます。 今後におきましても、人口減少・少子高齢化の進展に対する強い危機 感を持つとともに、市民の皆様や関係団体等とも連携しながら、総合的 な取組を進めてまいります。 【青森市成長戦略本部運営事務・1,947千円】(平成26年度3月補正) 市民政策部 企画課 № 検討結果 地域活力の確保のために農産品や漁獲品を売るだけではなく、加工し たり、更に販売やサービスなどによる付加価値をできるだけ大きくする と雇用の場が確保される。 88 ただ、これまでもいろいろ試みたが、成功例は聞かない。始めから上 ①継続対応 手くいくことだけを考え、失敗したら諦めてしまう。意思の強いリー ダーと失敗から学ぶ不屈さとが必要。女性力をもっと活かすこと、失敗 例を積み重ねることが肝要。 青森県は本州最北端で、一次産業の米・りんご、いろんな物がある が、消費するのは、東京などの大都市で輸送コストがかかる。青森でな 89 ければならない特色のあるものをやらないと、コストがかかり過ぎて、 ①継続対応 なかなか難しいので、これから、青森市として全国に何が発信できる か、いかに魅力あるものを作るかということを考えていただきたい。 137 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 「放課後の子ども教室の推進」とあるが、対象者数は学校ごとに(あ るいは地域ごとに)把握されているのだろうか。親の就業促進のために も効果があるのであれば、積極的にプラン化して実行するべきである。 その際、健康な高齢者を活用すべきである。 健康な高齢者、さまざまな経験とノウハウを持っている元気な高齢者 92 は結構多いと思われる。子供と接触し、何かを次の世代に伝えることは ①継続対応 喜びであり、自身の生き甲斐にもなる。 以上を組み合わせる形で、放課後の学校や地域のセンターで教室を開 くと良い。 事例:囲碁教室、将棋教室、書道、ゲーム、本の読み聞かせ、パソコ ン教室、体験談聞かせ など、いくらでも出てこよう。 現在、本市で開設している放課後子ども教室8校では、各方面で活躍し た経験や知識を持った地域のボランティアの方々にも協力を得て実施し ており、特に全校児童を対象とした、放課後子ども教室の体験活動のプ ログラムでは、高齢者のボランティアの方にご参加いただいているとこ ろです。 今後、放課後子ども教室については内容を見直し、「新たな放課後子 ども教室」として全学年の児童を対象にすべての小学校に拡充していく とともに、地域の方々のご協力をいただき引き続き取り組んでまいりま す。 【青森市放課後子ども教室推進事業・51,000千円】 教育委員会 事務局 社会教育課 介護施設を積極的に増やし、心おきなく“介護できるまち”を目指 す。介護事業に従事する労働力を確保(若年層を中心に)する。市(の ①継続対応 みならず県、国に働きかけ)から補助により介護就業者の収入もアップ させる。 高齢者の方々のニーズとして、要介護状態となった場合でも自宅で生 活したいと考えている方が7割以上を占めていることを踏まえ、国では、 高齢者が介護を必要とする状態になっても、可能な限り住み慣れた地域 で自立した生活を送ることができるよう、「医療・介護・予防・住ま い・生活支援」が一体となって、地域の高齢者を支えていく地域包括ケ アシステムの構築を目指しております。 市においても、この地域包括ケアシステムの実現のため、市内11地区 の日常生活圏域ごとに、小規模多機能型居宅介護をはじめとした地域密 着型サービスをはじめとする多様なサービスについて、圏域の実情や地 域バランスを勘案しながら整備を進めております。 今後も市民ニーズを踏まえながら、医療・介護・地域住民など様々な 関係者と連携し、住み慣れた地域での高齢者の生活環境の整備に努めて まいります。 また、介護職員の処遇の向上を図り、介護が雇用の場としてさらに成 長していけるよう、国において、平成21年度から23年度までの3年間、介 護職員の処遇改善に取り組む事業者に対し、介護職員1人当たり月額平均 15,000円相当額を交付する「介護職員処遇改善交付金」による処遇改善 が実施されたところであり、平成24年度からは3年間の経過的な取扱いと して、当該交付金相当分を介護報酬に円滑に移行し、介護職員の賃金改 善に充てることを目的とした「介護職員処遇改善加算」が創設されてお ります。 本加算の継続については、現在国において検討が重ねられておりま す。 健康福祉部 高齢介護 保険課 № 93 検討結果 138 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 若年層の積極的雇用に努める。働ける場の紹介、提供、安定した賃金 など労働条件を現在及び将来的に希望の持てるものにする。シニア世代 ①継続対応 の雇用については、定年後や子育ての経験を生かせる活躍の場を検討し 整備する。 市では、若年者の雇用機会の拡大に向けた取組として、市内の経済団 体等に対する「求人要請」をはじめ、企業説明会及び就職面談会を青森 公共職業安定所と共催して実施するなど、産業振興や中小企業支援、企 業誘致等の各種施策と併せて取り組んでいます。 また、中高年齢者の再就職の援助・促進及び高年齢者の多様な就業・ 社会参加の促進に向け、国で実施している事業主に対する指導・普及啓 発、企業に対する助成金の交付などについて連携して取り組むととも に、概ね60歳以上の方々への臨時的・短期的な仕事の提供を行う青森市 シルバー人材センターの運営を総合的に支援しています。 【職業能力向上支援事業・322千円】 【若年者職場定着支援事業・373千円】 【シルバー人材センター運営助成事業(補助金)・21,100千円】 経済部 健康福祉部 雇用創出・ 企業立地課 高齢介護保険 課 地域活力の確保として 老若男女がそれぞれの立場で、能力を最大限発揮し、物事を作り出し 95 ①継続対応 ていくエネルギーが必要。地域ごとの特性を生かしたイベントなどアイ ディアや力量を結集していく。 市民協働推進事業では、「地域づくりシンポジウム」、「地域力向上 セミナー」を開催し市民活動団体や地域コミュニティの担い手確保、ス キルアップを図っていくほか、各団体の活動を市ホームページで紹介す るなど、引き続き協働を推進し、地域活力の確保に向けた取組を進めて いきます。 【市民協働推進事業・538千円】 市民生活部 市民協働 推進課 行政サービスの再構築として 96 機会あるごとに見直しをして、ニーズにあった行政サービスを期待す ①継続対応 る。 市では、社会経済情勢の変化、市民ニーズの多様化、法令の改正な ど、行政を取り巻く環境の変化に柔軟に対応できるよう、事務事業をは じめ、事務の執行体制、人員配置、組織体制等について毎年度見直しを 行っているところです。今後においてもこれらの見直しを継続的に行 い、市民のニーズに合った行政サービスの提供に努めてまいります。 総務部 人事課 他市のふるさと納税の景品が豪華なのを見てすごくいいと思ったの ③新規対応 97 で、景品を良くして青森の魅力をアピールしてみたらどうか。 (参考) 個人で一定額以上寄附した方に対して、平成27年1月1日から、本市の 魅力をアピールするため特産品等を進呈し、寄附の促進を図ることとし ております。 【まちづくり寄附制度推進事業・9,739千円】 市民生活部 市民協働 推進課 № 94 検討結果 139 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 住宅型の老人ホームやホスピス、リハビリテーション施設(温泉付き とかで)を作る。ある一部の地域に家を何軒か建てて家族みんなでそこ に住む。その近くに医者や看護士、リハビリや心のケアの先生、全てを 98 まとめる民生委員的な人たちもその地域に一緒に住んでもらって、家族 ①継続対応 と生活を共にしながらリハビリや緩和ケア、病気の治療もできて家族も また負担にならないように、介護の職員に手伝ってもらいながら最後ま で一緒にいられるというのはどうか。 高齢者の方々のニーズとして、要介護状態となった場合でも自宅で生 活したいと考えている方が7割以上を占めていることを踏まえ、国では、 高齢者が介護を必要とする状態になっても、可能な限り住み慣れた地域 で自立した生活を送ることができるよう、「医療・介護・予防・住ま い・生活支援」が一体となって、地域の高齢者を支えていく地域包括ケ アシステムの構築を目指しております。 市においても、この地域包括ケアシステムの実現のため、市内11地区 の日常生活圏域ごとに、小規模多機能型居宅介護をはじめとした地域密 着型サービスをはじめとする多様なサービスについて、圏域の実情や地 域バランスを勘案しながら整備を進めております。 今後も市民ニーズを踏まえながら、医療・介護・地域住民など様々な 関係者と連携し、住み慣れた地域での高齢者の生活環境の整備に努めて まいります。 【在宅医療・介護連携推進事業・897千円】 健康福祉部 高齢介護 保険課 コンパクトシティを目指して、郊外の住宅地から中心街への居住を推 99 進していくべきだと考える。中心街への人口集中によって活力を確保 ①継続対応 し、新しいビジネスチャンスを生み出していけるのではないかと思う。 市では、高齢化社会の到来など社会情勢を踏まえ、除排雪作業の負担 低減など冬期間の生活の不安解消等を図るため、郊外の戸建住宅から冬 期間における積雪のない安全・快適な歩行者空間を実現するため整備が 進められている中心市街地の集合住宅等へ円滑に住み替えができるよ う、県や関係団体で構成する「青森県住みかえ支援協議会」と連携し、 住み替えを希望される方に対する支援をしております。 都市整備部 住宅まち づくり課 グリーンツーリズムで夏季の農業体験を通して青森の魅力を知っても 100 らうことも大切だが、冬季の厳しさも知ってもらわなければ県外からの ①継続対応 移住は考えられないだろうと思う。 本市への移住促進については、首都圏での移住セミナーや移住希望者 への相談に対応する際に、冬季間の気候や生活について、移住者の実体 験を交えてお知らせするなど、情報提供を行っています。 市民政策課 企画課 № 検討結果 140 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 やはり青森は雪である。青森に帰ってくると、やっぱり暗い。それか ら、雪が多く、マイナスのイメージが多い。雪の降らない県にするのは 101 ①継続対応 無理な話なので、雪を活用して、新しいいい物にするというのもとても 大事なことだと、青森に帰ってきて考えるようになった。 本市は、人口30万人規模の都市としては有数の豪雪都市であり、冬を 楽しく快適に過ごすための雪対策は本市の重要課題です。 そのため、市では、効率的で円滑な除排雪のほか、雪と冬を楽しむイ ベントの促進や、冬季における観光魅力の向上に取り組んでおり、今後 とも、雪の利活用を含め、総合的な雪対策に取り組んでまいります。 【雪対策活動団体等支援事業・1,500千円】 都市整備部 道路維持課 皆、健康のこともあんまり考えない。健康でいることに、一人ひとり ①継続対応 が自覚していくことが、最低限必要だとこの頃思うようになった。 市では、市民一人ひとりが主体的に健康に関する正しい知識を身につ け、活用する力、いわゆるヘルスリテラシー(健康教養)の向上に向け た取組を推進しております。 健康に関心はあるものの健康を保持・増進するための行動になかなか 結びついていない実情があることから、市民の皆様の意識変容と行動変 容につながり、市民一人ひとりの健康につながるよう、支援してまいり ます。 【元気都市あおもり健康づくり推進計画推進事業・71千円】 健康福祉部 健康づくり 推進課 青森は短命県だと聞いたが、やはりたばこを吸う場所が多いのと、分 103 煙ができていないと感じた。分煙されて健康的な食事ができる場所、運 ①継続対応 動できる場所がもっと増えていけばいいと思った。 たばこの煙は、数多くの化学物質や発がん性物質を含んでおり、がん や心臓病、脳卒中、歯周病などの危険性を高め、また、受動喫煙は、喫 煙者本人とともに周囲の人々にも大きな健康被害を与えます。たばこに よる健康被害を防止することは地域保健向上の重要課題です。 市では、たばこによる健康被害を防止するため、一人ひとりが、たば この健康被害について正しい知識をもち、自分の健康を守るとともに、 他の人の健康にも配慮した取組をすすめるための行動指針として「青森 市たばこの健康被害防止対策ガイドライン」を策定しました。これに基 づく取組として、平成26年6月から、建物内禁煙を実施している飲食店を 「たばこの煙から子どもを守ろう協力店」として登録し市民への情報提 供を行っているところです。今後は店舗数の拡充を図るとともに、多く の人が集まる施設や公共的空間においても、ガイドラインの周知啓発に よる受動喫煙防止対策の推進に努めてまいります。 【たばこ対策事業・419千円】 健康福祉部 健康づくり 推進課 青森は海の幸やりんごなど、食べ物が美味しいので、その魅力を一番 104 わかっている人たちが、それをもっと伝えていって、地域の人たちと交 ①継続対応 流する場が増えていけばいいと思っている。 市では、市産品の販売力強化を推進するため、市内の物産関係事業者 で構成される青森市物産協会へ業務委託し、県外での物産展の開催や各 種イベントにおける本市物産の宣伝・紹介などを行っております。 経済部 あおもり産品 販売促進課 № 検討結果 項目4 その他 102 141 № 意見分類 意見内容 検討結果 健康寿命の考え方は大切で、病気とかで介護が必要なお年寄りが増加 するのではなくて、元気でピンピンしているお年寄りが増えればいいと 思っている。徳島県では、「つまもの」の発注などを主にお年寄りが行 う「はっぱビジネス」を始めてから、医療費が減って、元気なお年寄り 105 が増加したそうである。青森でも何かお年寄りができるものがないかと ①継続対応 考えている。そうやって活動することで、お年寄りの小遣いが増えた り、生きがいも生まれてくると思う。そうなると元気な人が増えて、健 康寿命も高くなると思うし、お年寄りが元気のない街よりも、元気があ る街の方が、若者も希望を見出せるのではないか。 市長の言葉にあったように、青森のいい所にもっと気付くことも大切 である。 大型外国船が入港した際、駅前の観光案内所で通訳として案内にあ たったが、その際の2組のご夫婦は、これまでのどの寄港地のボランティ 106 ①継続対応 アガイドよりも親切で、青森市観光は楽しかったとのことだった。ねぶ たん号、美術館、棟方志功記念館、昭和大仏、水族館など、いい所はた くさんある。これからも外国船の乗客の案内を頑張って青森のイメージ をアップさせたいと思っている。 人口減少をとにかくくい止めようという話だが、現状の年齢別人口に おいては団塊の世代が平均寿命を迎える20∼30年後あたりまでは、ある 一定の減少は避けられないと思う。その上、どこが目標の達成なのか、 成果がはっきりとわからない。減少幅の縮小なのか、推計値に対しての 増減なのか、出生数の増減なのか、その数値にばかり目を向けていて は、いざ人口が減ってしまった「まち」では、社会システムが機能しな 107 くなる。 ①継続対応 20年後の明確な人口推計を出し、それを目標値とする。目標値に合っ た街の規模・社会システムを、今後20年かけて作っていく。その上で、 現状の人口減少対策プラスアルファに取り組み、目標値以上の人口を目 指す。このままネガティブな街の衰退の印象を持つより、市民全体で人 口減少を許容し、あえて減少の底をつくることで、その後の発展の基礎 を作る。そのための目標値、20年という時間を作ってみてはどうか。 左の内容・理由等 担当部局 担当課 高齢者が持つ豊かな経験やノウハウは地域の貴重な財産であり、徳島 県の「はっぱビジネス」等にも見られるように、高齢者が就業すること は高齢者の生きがいづくりにもつながります。 青森市シルバー人材センターでは、概ね60歳以上の方々への臨時的・ 短期的な仕事の提供を通じて、高齢者がこれまで培ってきた職業経験や 技能等を活用した生きがいづくりに取り組んでおり、市では同センター に対して運営面の支援を行っています。 また、今般の介護保険制度の改正に伴い、地域の住民やNPO、ボラン ティア団体などによる高齢者の見守りやごみ出しなどの生活支援のほ か、高齢者が気軽に集える語らいの場や運動、趣味、教育などの集いの 場を提供できることとなっています。 そのため、市ではシルバー人材センターへの運営支援とともに、高齢 者の生活支援の担い手として高齢者を積極的に活用するなど、今後とも 高齢者の雇用促進や生きがいづくりに努めてまいります。 【シルバー人材センター運営助成事業(補助金)・21,100千円】 【生活支援体制整備事業・302千円】 健康福祉部 高齢介護 保険課 市民政策部 交流推進課 市民政策部 企画課 青森港に大型外国クルーズ客船が入港した際には、多くの通訳ボラン ティア、ボランティアガイド等の皆様におてもなしの活動にご参加いた だき、誠にありがとうございます。大変多くのお客様から、ボランティ アの皆様のおもてなしや心配りに感動し、青森の滞在に満足されたとい う声をお聞きしているところです。 本市は、八甲田連邦や陸奥湾などの美しい自然に囲まれ、勇壮華麗な 青森ねぶた祭に代表される独自の文化、海と山からもたらされる豊かな 食、人情味あふれる人々など、県外・海外に誇れる魅力が数多くありま す。市としましても、これらの魅力をより多くのお客様に知っていただ けるよう、今後とも、本市の誇る観光資源等のPR及び誘客促進に取り組 み、お客様の満足度向上のため、受入態勢の整備等に努めてまいりま す。 本市では、これまでも人口減少・少子高齢化社会への対応について、 産業・雇用、福祉、教育、文化、都市基盤など市民生活におけるあらゆ る分野を通じた取組が必要であるとの認識のもと、新総合計画・基本構 想におけるまちづくりの基本視点に「人口減少・少子高齢化時代に適応 した持続可能なまち」を位置付け、計画的かつ総合的な取組を推進して います。 更に、急速な人口減少・少子高齢化の進展をはじめ、国の経済政策な ど、本市の将来に大きな影響を与えるような環境変化に的確に対応する ため、昨年8月に新たに「青森市成長戦略本部」を設置し、「人口減 少・少子高齢化の進展が本市に与える影響・課題と対応の方向性」を テーマに調査・研究を進めているところであり、更なる人口減少への対応 について検討を行うなど、長期の視点に立脚した総合的な取組を進めて まいります。 【青森市成長戦略本部運営事務・1,947千円】(平成26年度3月補正) 142 意見分類 意見内容 左の内容・理由等 担当部局 担当課 北海道では道庁が中心になり、10年以上前から札幌を除く道内各市町 村がHPを開設し、移住促進事業を実施している。その内容は、人口減少 が進む地域に地域興しに意欲のある都市住民を受け入れ一定期間農林の 応援や地域住民の生活支援など地域協力活動に従事して、その地域への 定住、定着を図ることを目的としている。また、北海道農業へのかかわ りかたをわかりやすく説明するセミナーの実施や、ラジオ番組(道内、 108 ①継続対応 名古屋、大阪)によるPRや物産展等を利用した相談会の実施など活動が 多岐に渡っている。 青森県のHPを見ると、県内各市町村の住宅支援までで移住支援までは 行っていないのが現状である。いずれにせよ青森市だけで頑張ってもで きないことであり、県庁を巻き込んで県内各市町村で同じような事業を 展開してはどうか。 本市では、これまでも人口減少・少子高齢化社会への対応について、 産業・雇用、福祉、教育、文化、都市基盤など市民生活におけるあらゆ る分野を通じた取組を推進しています。 更に、県と県内市町村で構成される「あおもり移住・交流推進協議 会」への参画を通じて、「ふるさと暮らし情報センター・東京」に情報 発信ブースを設置し、移住希望者への相談に対応するとともに、首都圏 での移住セミナーの開催や全国の自治体が参加する移住フェアへの参画 など、県や他の自治体とも連携して取り組んでいるほか、首都圏等の在 住者を地域おこし協力隊として委嘱し、本市へ移住の上、地域おこし活 動に従事してもらうなどの取組を進めています。 【青森市移住相談・情報発信事業・4,573千円】(平成26年度3月補正) 【青森市移住・定住応援事業・13,400千円】 市民政策部 企画課 地域活力や機能的で暮らしやすい市民生活を維持していくには、それ に対応した街づくりが不可欠と考える。「コンパクトシティ」は、まさ に人口減少社会に対応するに優れた考え方だと思う。しかし、市が標榜 し推進して20年以上の月日が流れたが、その進捗状況は決してスピー ディとは言えないようである。この理念に対する市民の認識不足がその 109 一つの要因だと感じている。「コンパクトシティ」イコール「中心商店 ①継続対応 街の活性化策」と誤解し、コンパクトシティ構想に基づく中心市街地へ の税金の投入にも、そのことを否定する声も少なくない。人口減少社会 への対応策としての「コンパクトシティ」を今まで以上に広報するこ と、また本広聴会でも議題として取り上げるなど、より一層の市民への 認知度・理解度アップを図っていただきたいと思う。 市では、人口減少・超高齢社会を迎える中、効率的で機能的な都市構 造を目指し、まちづくりの基本的な考え方として、「人と環境にやさし いコンパクトシティ」を掲げ、中心市街地地区や新青森駅周辺地区など の都市拠点や、日常生活の拠点である各地域それぞれが、地域特性に応 じた機能を分担する、バランスの取れたコンパクトなまちづくりを目指 しており、ご意見にありますとおり、中心市街地のみを活性化させるも のではありません。 今後更に進展すると見込まれる急激な人口減少と高齢化に対応するた めにも、本市のまちづくりの考え方について市民への普及・啓発を行 い、「人と環境にやさしいコンパクトシティ」の形成に努めてまいりま す。 都市整備部 都市政策課 ・ 雇用の確立、企業誘致が無理なのであれば市民でつくった年中収穫 できる大きいビニールハウスまたは工場で定年制がなく働くことができ たらいいと思った。工場をつくるためのお金は市民の募金で、青森市の 110 ⑥その他 特産物をつくり全国に売りさばく。その工場が儲けたら1軒ずつ増やして いく。年をとっても健康であれば生きがいとして働く、賃金をもらうと いうのは心身ともに健康寿命につながるのではないか。 周年栽培を行なう大型ビニルハウスは、毎日の細かな温度管理や台風 の災害に備えるなどの維持管理が必要となります。さらに、冬季間は加 温のための暖房費や屋根に積もった雪降しやハウス周りの除雪も必要と なるなど、除雪対応が必要となりますことから、市内で冬の農業に従事 していた農家者も減少しております。 また、気象条件に左右されずに農作物を栽培できる植物工場は、莫大 な初期投資や維持管理するための高度な技術が必要です。 このため、上記の課題を解決しながら取り組む必要があります。 農林水産部 農業政策課 № 検討結果 143 あおもり市民100人委員広聴会意見の平成27年度当初予算(案)への反映状況 平 成 2 7 年 2 月 青 森 市 あおもり市民100人委員広聴会意見の平成27年度当初予算(案)への反映状況について 平成25年度及び26年度に開催した広聴会のうち、予算編成を視野に入れ開催したものとして、「市政への提案について」(2回分)及び「人口減少対策 について」を案件とし、計3回開催。 「市政への提案について」及び「人口減少対策について」の検討結果(継続対応及び新規対応には、予算を要しない取組を含む)、並びに平成27年度 当初予算(案)に反映した事業数は、下表のとおり。 開催回 (開催年月日) 平成25年度 第3回 (H26.1.21) 平成25年度 第4回 (H26.2.14) 平成26年度 第1回 (H26.4.23) 案 件 検討結果 区 分 継続対応 新規対応(直接) 市政への提案について 新規対応(参考) ・市民と共に築く市民のための自立したまち ・健やかで心安らぎ人と人がつながり支え合うまち 対応(実施)困難 ・人々が集い活気にあふれ地域に根ざした産業が躍動する 実施段階検討(継続検討) まち その他 意見総数 継続対応 新規対応(直接) 市政への提案について 新規対応(参考) ・歴史と文化を受け継ぎ未来を創造する人を育むまち 対応(実施)困難 ・自然をまもり親しみ安全・安心で暮らしやすいまち ・空・海・陸の道で行き交う雪に強く住みよい美しいまち 実施段階検討(継続検討) その他 意見総数 継続対応 新規対応(直接) 新規対応(参考) 人口減少対策について 対応(実施)困難 実施段階検討(継続検討) その他 意見総数 継続対応 新規対応(直接) 新規対応(参考) 合 計 対応(実施)困難 実施段階検討(継続検討) その他 意見総数 意 見 数 反映意見総数 129 件 0 件 0 件 72 件 13 件 9 件 25 件 176 件 121 件 2 件 1 件 38 件 27 件 7 件 18 件 176 件 86 件 1 件 5 件 59 件 9 件 1 件 8 件 110 件 336 件 3 件 6 件 169 件 49 件 17 件 51 件 462 件 うち平成27年度当初予算(案)へ反映 事業数 予算額 事業区分 新規事業 10 事業 27,487 千円 拡充事業 13 事業 342,426 千円 継続事業 54 事業 3,973,419 千円 2 事業 10,720 千円 新規事業 (再掲 拡充事業 継続事業 5 事業 新規事業 42,364 千円 (再掲 拡充事業 継続事業 4事業) (再掲 13,672千円) 15 事業 1,068,201 千円 (再掲 10事業) (再掲 356,253千円) 24 事業 1,125,115 千円 (再掲 17事業) (再掲 1,084,869千円) 17 事業 新規事業 80,571 千円 (再掲 拡充事業 継続事業 再掲除く ※「うち平成27年度当初予算(案)へ反映」の事業数及び予算額には、平成26年度3月補正で計上した2事業分も含んでいる。 1 1事業) (再掲 10,675千円) 7 事業 521,188 千円 (再掲 2事業) (再掲 24,121千円) 31 事業 3,798,353 千円 (再掲 7事業) (再掲 2,688,530千円) 全体 5事業) (再掲 24,347千円) 35 事業 1,931,815 千円 (再掲 12事業) (再掲 380,374千円) 109 事業 8,896,887 千円 (再掲 24事業) (再掲 3,773,399千円) 120 事業 6,731,153 千円 《表の見方(例)》 意見分類 № 平成27年度予算に反映した事業 意見内容 ○人口減少対策について(平成26年度第1回) 短期的な対策として、子育て世代の定住促進など、首都圏に住 んでいるかたを呼び戻すような施策はできないか。住まいの情報 提供、税の優遇措置、就職企業の紹介・斡旋といったきめ細かい 13 施策を行い、あらゆる媒体を使って情報を発信することが必要で はないか。 ほか1件の意見 <別添 №10,108> 予算額 (千円) 事業名 区分 事業内容 担当部局 担当課 市民政策部 企画課 開催した広聴会の案件名及び開催回 青森市移住相談・情報発信 拡充 事業(平成26年度3月補正) 地方への移住を希望する都市住民の移住ニーズに的確に対 応していくため、首都圏において本市での暮らしに関する情 4,573 報発信及び相談体制を強化し、移住希望者の本市での生活に 対する不安を取り除き本市への移住を促進することにより、 人口減少・少子高齢化が進展する本市の活性化を図ります。 青森市移住相談・情報発信事業の 新規・拡充・継続の別 青森市移住相談・情報発信事業の平成27年度事業内容 青森市移住相談・情報発信事業を予算化するにあたり、検討素材として活用し、反映(一部反映含む)した意見 記載されている上記意見以外で、青森市移住相談・情報発信事業を予算化するにあたり、検討素材として活用し、 反映(一部反映含む)した意見の件数(1件) 別添「あおもり市民100人委員広聴会意見の検討結果について」 平成26年度第1回あおもり市民100人委員広聴会案件:人口減少対策について 意見分類 № 意見内容 検討結果 左の内容・理由等 関係部局 関係課 ①継続対応 本市では、県と県内市町村で構成される「あおもり移住・交流推進協議会」 への参画を通じて、「ふるさと暮らし情報センター・東京」に情報発信ブース を設置し、移住希望者への相談に対応するとともに、首都圏での移住セミナー の開催や全国の自治体が参加する移住フェアへの参画、市ホームページでの移 住に係る相談窓口や各種支援制度の紹介等の情報発信など、移住促進に取り組 んでいます。 【青森市移住相談・情報発信事業・4,573千円】(平成26年度3月補正) 市民政策部 企画課 ①継続対応 本市では、これまでも人口減少・少子高齢化社会への対応について、産業・ 雇用、福祉、教育、文化、都市基盤など市民生活におけるあらゆる分野を通じ た取組を推進しています。 更に、県と県内市町村で構成される「あおもり移住・交流推進協議会」への 参画を通じて、「ふるさと暮らし情報センター・東京」に情報発信ブースを設 置し、移住希望者への相談に対応するとともに、首都圏での移住セミナーの開 催や全国の自治体が参加する移住フェアへの参画など、県や他の自治体とも連 携して取り組んでいるほか、首都圏等の在住者を地域おこし協力隊として委嘱 し、本市へ移住の上、地域おこし活動に従事してもらうなどの取組を進めてい ます。 【青森市移住相談・情報発信事業・4,573千円】(平成26年度3月補正) 【青森市移住・定住応援事業・13,400千円】 市民政策部 企画課 項目1 少子化対策の推進 短期的な対策として、子育て世代の定住促進など、首都圏に住んでいるかたを 呼び戻すような施策はできないか。住まいの情報提供、税の優遇措置、就職企業 10 の紹介・斡旋といったきめ細かい施策を行い、あらゆる媒体を使って情報を発信 することが必要ではないか。 北海道では道庁が中心になり、10年以上前から札幌を除く道内各市町村がHPを 開設し、移住促進事業を実施している。その内容は、人口減少が進む地域に地域 興しに意欲のある都市住民を受け入れ一定期間農林の応援や地域住民の生活支援 など地域協力活動に従事して、その地域への定住、定着を図ることを目的として いる。また、北海道農業へのかかわりかたをわかりやすく説明するセミナーの実 108 施や、ラジオ番組(道内、名古屋、大阪)によるPRや物産展等を利用した相談会 の実施など活動が多岐に渡っている。 青森県のHPを見ると、県内各市町村の住宅支援までで移住支援までは行ってい ないのが現状である。いずれにせよ青森市だけで頑張ってもできないことであ り、県庁を巻き込んで県内各市町村で同じような事業を展開してはどうか。 2 あおもり市民100人委員広聴会意見の平成27年度当初予算反映状況(平成25年度第3回:市政への提案について) 意見分類 № 意見内容 平成27年度予算に反映した事業 区分 予算額 (千円) 事業名 事業内容 担当部局 担当課 ○市政への提案について(平成25年度第3回) 1 青森市では2005年から2010年まで5年間で11,200人くらい の人口が減っている。その3年後の2013年11月の統計では歯 止めがかかっているが、2040年には青森県の人口は32パー セント減少する予測となっている。私の知人には、地元へ の移住活動を行っている方もいるが、青森市としても、青 森市に移住、定住を求めてる方に対して、いろいろな面で 情報を提供して、移住、定住を促進するという政策を市民 を巻き込んで行うことが必要ではないかと思っている。 2 <別添 №1> 青森市移住相談・情報発信 拡充 事業 (平成26年度3月補正) 地方への移住を希望する都市住民の移住ニーズに 的確に対応していくため、首都圏において本市での 暮らしに関する情報発信及び相談体制を強化し、移 4,573 市民政策部 住希望者の本市での生活に対する不安を取り除き本 市への移住を促進することにより、人口減少・少子 高齢化が進展する本市の活性化を図ります。 企画課 継続 青森市移住・定住応援事業 市外から本市への移住・定住促進に向けたモデル ケースとして、総務省が支援する「地域おこし協力 隊」の制度を活用し、地域の活性化に貢献します。 13,400 首都圏などから移住した地域おこし協力隊員は、 市民政策部 活動区域である奥内・後潟及び浪岡地区を中心とし た、グリーン・ブルー・ツーリズムなどを通じ、地域 活性化に取り組みます。 企画課 青森市役所庁舎建て替え問題について、議会が青森駅併 設案を言っているが、昨年5月の基本計画策定までには2年 を要している。6月以降三度の定例議会を経て今もなお、計 画は宙に浮いており、この老朽化し、耐震性に乏しく、危 3 険性がある現庁舎の建て替え、トップスピードで取り組ん でほしいと思う。 ほか3件の意見 <別添 №3,11,15,46> 継続 庁舎等耐震対策事業 基本方針及び改訂した基本計画に基づき、新庁舎 (A棟)については、基本設計及び実施設計を行い 129,183 ます。また、議会棟及び柳川庁舎については、耐震 補強工事等の設計を行い、当該工事に着手します。 首都圏から青森に引っ越してきたが、自分の地区では町 会長も副会長も80代であり、回覧板なども回ってこない。 側溝の整備についても、壊れていても直していない状況が 4 あるほか、町会費も何に使っているのか分からない状況で ある。 <別添 №12> 継続 道路整備事業 205,258 3 総務部 道路の舗装や側溝の改修・新設により、道路機能 都市整備部 の確保と生活環境の向上を図ります。 管財課 道路維持課 意見分類 № 意見内容 平成27年度予算に反映した事業 区分 予算額 (千円) 事業名 ボランティアに参加しているが、どこで誰が何をしてい るのかを少しでも行政の方から情報をいただけるのであれ ば、もっと活動が広がるのにと思うことがある。 個々のNPOや市民団体は情報がないため、活動範囲が狭 く、十分な活動ができない。市はいろいろな情報を持って 5 いるので、そのような活動をしている人たちの窓口になっ て、その点についてはこういう活動してる人達がいるなど を教えてやるなど、情報開示することを考えてほしい。 ほか2件の意見 <別添 №13,14,39> 継続 市民協働推進事業 青森市の政策の形成に市民が参加することや、地域コ ミュニティ活性化のためには20代、30代の若い力が必要不 可欠であり、最大限に発揮できるよう、地域活動への積極 的な参加を促すということを提案する。いきなり市政では 規模が大きいので、まずは町(内)会の役員に20代、30代の 若い人を置くなど、町(内)会の活動などに若い人達のグ 6 ループ作りに取り組むという形を作る。皆で考えて意見を 出す、話し合う、解決するというプロセスを組み立てる必 要があり、何回も繰り返すことで、社会に目が向き、今度 は青森市全体が見えてきて、将来的に市民の自立した街が できてくると思う。 ほか1件の意見 <別添 №14,39> 継続 コミュニティの活性化については、横のつながりの希薄 化が進んでいるように感じる。地域の保育園や小学校、中 学校区でもっと独立した自主的な取組が継続的に開催され るよう市側も十分に広報や支援を行ってほしい。包括支援 7 センターなど高齢者分野では制度化され認識はされてきて いるが、若者や子を抱える親に対する支援など、若者をい かに定着させられるかにより若者のつながりもできてくる のではないか。 <別添 №31> 事業内容 担当部局 担当課 NPO法人やボランティア団体等の活動等に関する 情報提供、協働に関する職員研修や市民向けシンポ 538 市民生活部 ジウム等の開催、市民協働交流サロンの運営を通じ て、協働によるまちづくりを促進します。 市民協働 推進課 地域コミュニティ活性化 支援事業 町(内)会が自主的に実施するコミュニティ活動、 79,079 環境整備、市民館運営などに要する経費の一部を助 市民生活部 成します。 市民協働 推進課 継続 まちづくり構想推進事業 青森市地域コミュニティ・ガイドラインに基づく 6,903 まちづくり協議会の設立を促進し、地域における多 市民生活部 様な主体が連携・協働するまちづくりを進めます。 市民協働 推進課 4 意見分類 № 意見内容 除排雪の徹底(地区によって、除排雪の程度が大きく異 なっているため) 8 ほか3件の意見 <別添 №41,114,129,167> 青森は短命県であり、残念ながら平均寿命が男女共都道 府県別で最下位であり、40代、50代の人が早く亡くなって いるという傾向にあるようだ。要因として肥満の問題もあ るそうで、食生活の改善を行ってほしい。また、禁煙も必 9 要である。そうすることで医療費の削減も図ることができ る。 ほか5件の意見 <別添 №42,52,55,63,69,71> 6次産業化を促進するようなセミナー等の開催。新町で目 立つ空き店舗を低価格で利用できるようにし、ベンチャー 10 事業の誘致につなげる。 <別添 №43> 平成27年度予算に反映した事業 区分 予算額 (千円) 事業名 事業内容 担当部局 機械除排雪を中心とした市内道路・歩道の除排雪 2,349,603 を行うとともに、交差点・橋梁部分等への凍結防止 都市整備部 剤の散布を実施します。 継続 除排雪対策事業 担当課 道路維持課 生活習慣病の予防や心の健康等健康づくりについ て、正しい知識を身につけ、活用することができる ヘルスリテラシー(健康教養)の向上を目的に、中 高年及びその家族を対象に、健康教育を実施しま す。 拡充 壮年期健康教育事業 拡充 530 【拡充内容】 健康福祉部 働き盛りの世代の生活習慣病予防と職域における 健康づくりを支援するため、保健師・栄養士が事業 所等のニーズに応じて出向き、各種がん検診や歯周 疾患検診の推進、運動・食、メンタル、たばこ等を テーマに健康講座を行う、事業所出前講座を実施し ます。 がんばる企業応援事業 (現年分) 市内における産学官金の中小企業者支援機関との 連携により、多様な地域資源を活用した新商品・ サービスの開発、製品の販路拡大などの積極的な事 業活動を行う中小企業者や、本市において起業を志 85,348 す方々の事業計画作成などの取組みを支援します。 【拡充内容】 青森市起業・創業等相談ルームの相談体制強化 民間創業支援事業者の創業支援事業費の一部補助 5 経済部 健康づくり 推進課 商工業政策課 意見分類 № 意見内容 平成27年度予算に反映した事業 区分 予算額 (千円) 事業名 事業内容 担当部局 担当課 経済部 あおもり産品 販売促進課 経済部 商店街振興課 青森市産農林水産物の地産地消をはじめとした販 売促進を総合的に支援し、本市産業の活性化を図る ための活動を行っている、あおもり産品販売促進協 議会に対し、活動費用の一部を負担します。 今まで、県外に友人へのお中元やお歳暮にはリンゴやほ たてを贈ってきた。しかし、去年から方針を変えて、カシ スや長芋などいろいろな青森県の特産品を詰め込んで贈っ たら大変反響があって喜ばれた。これは観光にもつながる 11 と思うが、そのような商品を作ることで青森の良さが伝わ るのではないかと感じた。 ほか4件の意見 <別添 №43,44,45,88,128> 市では、学生の力を活用したいと言っているが、学生か らすると、やりたくてもやりにくいのが青森市だと思う。 実際、私がイベントを企画した際、学生支援の仕組みがな い青森市ではなく、やむを得ず「学都弘前」の補助がある 弘前市で開催した。学校を通じて授業の一つとして若者を 活用するのも良いとは思うが、有志の学生が活動しやすい 12 環境整備が必要だと思う。そこで、商店街の空き店舗等を 活用し、学生の活動拠点を作ってはどうか。地域の方々に とっても、学生の力を活用しやすい環境が生まれ、駅前に 学生と地域住民との交流拠点の施設となると考える。 ほか2件の意見 <別添 №43,101,132> 拡充 あおもり産品販売促進事業 継続 商店街空き店舗対策事業 6 【拡充内容】 あおもり魅力野菜活用促進事業においては、これ まで実施してきた受発注及び決済システムの運用等 テストマーケティング調査を含めた、流通体制構築 に係る調査業務の結果を踏まえ、生産者、飲食店、 流通業者間において、モバイル等を活用した、より 27,751 効率的な受発注流通体制の構築を図る調査を実施し ます。 「あおもりカシス」を使ったあおもり産品販路拡 大事業においては、国産カシスである「あおもりカ シス」が持つ歴史や素材の良さを正確に伝え、全国 にPRし、首都圏等で開催される加工製造・飲食店関 係者との業種を絞った商談会に出展し、安定した取 引ができる事業者との連携を目指します。 市内の食関連小規模事業者が、商品を開発する際 に必要となる科学的根拠を得るための機器を身近に 使用できるように、市役所内に簡易測定機器を整備 し、市内事業者に無償で貸し出します。 市内商店街の空き店舗を解消し、商業機能の充実 と商店街の活性化、にぎわいの創出を図るため、商 店街のメイン通りの1階部分の空き店舗に新規出店 する中小企業者等や、地域住民の交流を目的に、観 13,013 光、環境・リサイクル等の事業を実施するNPO法人 等、文化、芸術、伝統産業の振興を目的に、創作活 動の公開等の事業を実施する団体に対し、店舗賃借 料及び店舗改装工事費・設備費の一部を助成しま す。 意見分類 平成27年度予算に反映した事業 担当部局 担当課 継続 商業ベンチャー支援事業 起業意欲のある方に低い開業資金で一定期間商売 を実践できる環境を提供し、経営指導も行いなが ら、将来的に中心市街地で開業する商業者を育成す 3,246 る商業ベンチャー支援事業を実施します。また、中 心市街地のにぎわい空間を創出するため、冬季間、 パサージュ広場のシンボルツリーにイルミネーショ ンを設置します。 経済部 商店街振興課 継続 物産振興事業 あおもり産品販売力強化を推進するため、県外百 3,920 貨店における物産展開催の企画運営や市内外におけ る本市物産の宣伝紹介を委託により実施します。 経済部 あおもり産品 販売促進課 15 新規 認知症総合支援事業 認知症の方ができる限り住み慣れた地域で暮らす ことができるよう、医療機関及び介護事業所スタッ フを対象としたケア向上のための研修会を開催する 2,860 健康福祉部 とともに、医療・介護及び地域の支援機関の連携や 認知症の方やその家族の相談業務を担う「認知症地 域支援推進員」の設置を行います。 高齢介護 保険課 地域の高齢化社会が進んできており、私の地域も市の中 で最も高齢化率の高い地域の一つである。我々もこの対策 16 をしっかり取っていかなければならないが、市もその対策 に本腰を入れてもらいたい。 <別添 №47> 新規 地域の医療、介護、福祉資源の把握を行うととも に、医療、介護、地域の支援機関など関係者による 健康福祉部 会議を開催し、在宅医療と介護サービスを一体的に 提供できる体制の構築に努めます。 高齢介護 保険課 介護予防・日常生活支援総合事業(新しい総合事 業)の平成29年4月の実施に向けて、NPOやボラ ンティアなどの多様な地域資源の把握や、必要とさ 302 健康福祉部 れる生活支援サービスなどを検討するため、関係者 による研究会を設置し、サービス提供体制の構築に 向けた検討を進めます。 高齢介護 保険課 № 意見内容 商工業の振興として、空きビルの再編成、商業施設の誘 致、距離的格差をなくするようなリアルタイムではないけ れどほしい物が手に入る、ネットショッピング大手と協業 13 するとかしないと商業的には難しいと思う。 ほか1件の意見 <別添 №43,132> 14 17 生産・加工したものを販売できるような場の設置 <別添 №44> 区分 予算額 (千円) 事業名 在宅医療・介護連携推進 事業 新規 生活支援体制整備事業 7 897 事業内容 意見分類 № 意見内容 平成27年度予算に反映した事業 区分 予算額 (千円) 事業名 担当課 高齢介護 保険課 新規 認知症ケアパス普及事業 認知症の方に対する相談窓口や医療・介護などに 係る情報をわかりやすく掲載した認知症ケアパスの パンフレットを配布するほか、医療機関の認知症対 3,716 健康福祉部 応力向上を目的とした研修会や早期発見・早期対応 の体制づくりを図るための医療・介護関係者による 検討会を開催します。 高齢介護 保険課 ほのぼのコミュニティ21 推進事業 地域の住民等が協力して行う高齢者・障がい者等 839 の見守り活動や住民のボランティア活動の促進を、 健康福祉部 青森市社会福祉協議会に委託し実施します。 健康福祉 政策課 65歳以上の在宅一人暮らし高齢者等に対し、急病 などの緊急時に適切に対応するための機器を設置し 3,920 ます。また、日常生活に支障がある65歳以上の在宅 健康福祉部 一人暮らし高齢者等に対し、防災に配慮した日常生 活用具を給付します。 高齢介護 保険課 継続 認知症高齢者対策事業 20 継続 22 担当部局 認知症の方ができる限り住み慣れた地域で暮らす ことができるために、認知症の正しい知識等の普及 啓発を行い認知症の人やその家族の応援者となる人 を増やすため、キャラバンメイトを講師とした「認 714 健康福祉部 知症サポーター養成講座」を開催します。 もの忘れ相談会の実施や、市医師会や関係機関と 医療・介護等の連携について検討し、認知症の早期 診断、早期対応のための体制を構築します。 18 認知症予防と認知症を受け入れたまちづくりをする必要 がある。高齢者の4人に1人は認知症とその予備軍になると 言われている。認知症予防のための活動として、高齢者の 方々のボランティア活動、例えば地域の幼稚園や小学校と の交流などを図る。 静岡県富士宮市が認知症への取組の先進地域として紹介 されていたが、地元サポーターの活動が主だったと思う。 ほか1件の意見 <別添 №47,70> 19 高齢化社会を安心して暮らせるようにするには、市が自 信を持って施策を進めてもらいたい。そのためには市民の 21 協力を得て市民と協働で進め、連携する団体と推進する組 織を作り、各団体がそれぞれ目標を持って、実践活動をし ていく。見守りを中心とした実践活動をして、地域をつな げていく。その成果を持ち寄って、各団体が共有すること で、お互いに活動を理解し合うことをやってもらいたい。 ほか2件の意見 <別添 №48,49,65> 事業内容 継続 高齢者安心確保事業 食事の準備に支障がある一人暮らし高齢者等に対 して、栄養バランスのとれた食事を定期的に配達す ることにより、食生活の改善及び安否確認を行いま す。 拡充 配食サービス事業 4,908 健康福祉部 【拡充内容】 弁当宅配事業者等のサービスを取り入れながら配 食サービスの単価を見直すとともに、本人負担額を 1食当たり450円から350円へ引き下げます。 8 高齢介護 保険課 意見分類 № 23 意見内容 高齢者福祉として誰でも気軽に何時でも行けるような自 由な場所が市内に何か所かあれば良いと思う。 ほか3件の意見 <別添 №48,49,62,65> 脱短命県に向けた活動を青森市から行う活動を広げてい きたい。独自路線を図るより、成功している他県の自治体 24 の取組をまねるということから始められないか。 ほか7件の意見 <別添 №50,55,66,67,68,72,74,81> 福祉や医療については、まず個人ができることを条例制 定してはどうかと思う。新町や商店街での全面禁煙や分煙 をJTなどと協力し、喫煙ボックスを設置して禁煙にしては どうか。 短命県と言われて久しいが、お酒・たばこ・塩分などを 抑えて個人が努力できることをやって、福祉・医療にかか 25 る費用を抑える。先進医療などに市としての補助できるよ うな仕組みを作っていかないと、結局は高齢者にとっては 医療費がかかる。そのあたりを条例に定めて、皆さん一人 ひとりが努力してやっていける部分を市でバックアップす るということも考えていただきたいと思う。 ほか2件の意見 <別添 №50,52,74> 障がい者や子どものことはやっぱり当事者でないと、分 からないところがあると思うので、担当課の方がそういう 26 対象の家庭なり父母の方にご意見をお伺いしながら進めて いただきたいと思う。 <別添 №51> 平成27年度予算に反映した事業 区分 予算額 (千円) 事業名 拡充 こころの縁側づくり事業 2,782 事業内容 高齢者が、住み慣れた地域で生きがいを持って、 活き活きと生活し続けられる環境づくりを図るた め、市と市社会福祉協議会が主体となり、「生きが いづくり」「情報提供」「健康づくり」「相談機 能」等、介護予防などの機能を有する場を提供しま す。 担当部局 担当課 健康福祉部 高齢介護 保険課 【拡充内容】 平成26年度は市内20地区で実施していましたが、 青森市社会福祉協議会の御協力をいただきながら、 平成27年度には実施地区をさらに2ヶ所拡充して実 施します。 継続 元気都市あおもり健康づく り推進計画推進事業 継続 たばこ対策事業 新規 青森市子ども総合計画策定 事務 9 「元気都市あおもり健康づくり推進計画 ∼健康 アップあおもりプラン∼」を推進するとともに、市 71 民の健康増進の指標となる具体目標の進捗を管理 健康福祉部 し、生涯を通じて心身ともに健やかに生活できる環 境づくりを推進します。 健康づくり 推進課 たばこによる健康被害から市民の健康を守ること を目的に、たばこの健康影響に関する正しい知識の 普及により、市民・事業者等の意識の醸成を図り、 たばこの煙に晒されない環境づくりに向け、「青森 419 健康福祉部 市たばこの健康被害防止対策ガイドライン」に基づ き、受動喫煙防止対策と禁煙支援対策を実施すると ともに、「たばこの煙から子どもを守ろう協力店」 の登録を推進します。 健康づくり 推進課 急速な少子化の進行、家庭及び地域を取り巻く環 境の変化に対応した次世代育成支援対策を総合的か 1,798 つ継続的に推進することが今後とも必要であること 健康福祉部 から、次世代育成支援対策推進法に基づき、新たに 「青森市子ども総合計画」を策定します。 子ども しあわせ課 意見分類 № 意見内容 平成27年度予算に反映した事業 区分 予算額 (千円) 事業名 事業内容 担当部局 担当課 青森市健康福祉審議会の専門分科会として、障が いのある方の健康福祉に関する事項を調査審議しま す。 27 拡充 障がい者福祉の充実のためには、障がい者をもつ家庭の 要求がわからないので、その要望を拾い上げて実現してい くことが必要と思う。金銭的な物、人的な物を含めてであ る。 ほか1件の意見 <別添 №51,75> 28 青森は短命県であり、残念ながら平均寿命が男女共都道 府県別で最下位であり、40代、50代の人が早く亡くなって いるという傾向にあるようだ。要因として肥満の問題もあ るそうで、食生活の改善を行ってほしい。また、禁煙も必 29 要である。そうすることで医療費の削減も図ることができ る。 ほか2件の意見 <別添 №52,71,74> 青森県は自殺率がとても高いので、気軽に市民が相談で きる体制が必要になってくると常日頃から感じている。相 談機関に相談するまでに相当時間がかかっているという状 況なので、民間団体の例えば「チャイルドライン」や「よ りそいホットライン」などとの連携も市民の方々にもっと 30 周知する必要性があるのではないかと思う。 特に15歳から19歳の自殺率が最近高くなってきているの で、国では本格的に26年度から「健やか親子21」という計 画に重点的に取り組むと聞いている。子供の自殺防止も含 めて市として何か取組ができたらいいなと思っている。 <別添 №54> 障がい者福祉専門分科会 運営事業 【拡充内容】 1,966 障害者基本法に基づく「青森市障害者計画」が、 健康福祉部 平成27年度で期間満了となるため新たな計画を策定 します。計画の策定にあたっては、障がい当事者等 の意見を反映させた実効性のある計画とするため、 障がい者福祉専門分科会に障がい当事者等の臨時委 員を新たに選任し、審議を行います。 障がい者が地域で自立した日常生活又は社会生活 を営むことができるよう障がい者等の相談に応じ、 障害福祉サービスの利用支援や必要な情報提供、助 32,301 健康福祉部 言等を行うとともに、虐待の防止及びその早期発見 のための関係機関との連絡調整、その他障がい者等 の権利擁護のために必要な援助を行います。 継続 障害者相談支援事業 継続 食生活改善推進員養成事業 継続 自殺対策緊急強化事業 10 障がい者 支援課 障がい者 支援課 平均寿命が全国と比較して短く、その背景とし て、三大生活習慣病による死亡率が全国と比較して 高い状況にある中で、市民の食生活改善を図ること 21 を目的に、地域で食生活改善のボランティア活動が 健康福祉部 できる食生活改善推進員を養成します。修了者は食 生活改善推進員として、地域でボランティア活動を します。 健康づくり 推進課 市民が自分や周りの方の心の健康や自殺予防に関 心を持ち、早めに相談や受診が出来るよう、自殺予 防の理解促進を図るとともに、メンタルへルス チェック「こころの体温計」を実施し、自殺予防啓 発を継続します。 299 また、事業内容の重点を自殺予防の理解促進から 健康福祉部 相談支援体制への充実へ移し、身近で悩んでいる人 のサインに気付いて傾聴したり、専門家につなげる などの見守りができるよう、相談支援のための研修 会を実施するとともに、地域の関係機関とのネット ワークを活用した自殺予防対策に取り組みます。 保健予防課 意見分類 № 意見内容 平成27年度予算に反映した事業 区分 予算額 (千円) 事業名 青森が短命県であるということについてだが、ヘルスリ テラシーだけではなく、メンタルヘルスリテラシー、心の 健康教育をもっと小さい子どもからご高齢の方まで、健康 増進の一環として、取り組む必要性もあるのではないかと 31 思っている。日本ではメンタルヘルスの取組がされている 継続 思春期健康教室事業 ようだが、なかなか目に見えないので青森市独自のヘルス リテラシーの取組をすることで短命県を返上できると思 う。住民に向けた健康教育の推進に力を入れてほしい。 <別添 №55> 健康やメンタルヘルスの面で、森林浴あるいは森林セラ ピーは効果があると実証されている。生活習慣病やうつ病 の免疫力を高めるとの効果が数値で出てきている。森林を 32 利用した体力づくりや短命県の返上のためにも森林を活用 していただきたい。 ほか4件の意見 <別添 №59,66,67,68,72> 拡充 事業内容 担当部局 性行動の低年齢化や心の問題など思春期における 様々な問題が増加している状況にある中で、思春期 の子どもたちが自己に責任を持ち、自己実現できる 68 健康福祉部 充実した思春期を過ごすことができるよう、小・中 学生および保護者等を対象に思春期健康教室を実施 します。 地域ぐるみの健康づくり 支援事業(負担金) 市民の平均寿命の改善と健康アップを図るため、 保健・医療の関係団体、地域の関係団体、学校、企 業・事業者、行政等により組織した「元気都市あお もり健康アップ推進会議」が活動母体となり、健康 づくりのための人材育成や、職域における健康づく りの推進、地域における健康づくり意識の普及啓発 や運動・食等の活動等、市民総ぐるみの健康づくり 10,000 健康福祉部 運動を推進し、育成した人材や既存組織との連携に より、地域ぐるみの健康づくり活動の推進を図りま す。 担当課 健康づくり 推進課 健康づくり 推進課 【拡充内容】 地域ぐるみの健康づくり活動の更なる活性化を図 るため、支援の充実を図ります。 民生委員の若返り化と報酬に対しての検討をお願いした い。民生委員の地域内で果たす役割は、コミュニティの活 性化の面でも大きいと思う。現在の年齢設定では活動範囲 が限られてくるのではないか。最近、若い世代の奉仕活動 33 が活発になっていることから、若い世代の登用はきめ細か い活動が期待できると思う。そのためには、若い世代の励 みになるような位置づけと活動報酬の配慮を検討してはど うか。 <別添 №60> 健康診断の結果を持って帰ってきても結果の見方が分か らない場合もあると思うが、尼崎市では、わかりやすい健 康診断の説明を行い、その後、具体的により詳しい健康診 断や食生活や運動などの生活習慣の見直しが行われてい 34 た。青森市でも是非このような活動を行っていただきた い。 ほか1件の意見 <別添 №63,69> 継続 民生委員児童委員活動事業 民生委員の活動経費を負担するとともに、活動に 50,485 必要な知識の習得や資質向上のための研修を実施し 健康福祉部 ます。 生活習慣改善に向けた各種情報をわかりやすく提 供するとともに、健康不安の軽減を図り、個々の健 康状態に応じた対応ができるように支援することを 177 健康福祉部 目的に、生活習慣病や心の健康問題等、心身の健康 問題が増加する中高年を対象に、壮年期健康相談を 実施します。 継続 壮年期健康相談事業 11 健康福祉 政策課 健康づくり 推進課 意見分類 № 意見内容 平成27年度予算に反映した事業 区分 予算額 (千円) 事業名 事業内容 担当部局 担当課 35 継続 胃がん検診事業 40歳以上の市民で、職場等で検診を受ける機会の ない方を対象に、胃がんの早期発見・早期治療と市 160,253 健康福祉部 民の健康意識を高めることを目的に、生活習慣病予 防対策として検診を実施します。 36 継続 大腸がん検診事業 118,660 40歳以上の市民で、職場等で検診を受ける機会の ない方を対象に、大腸がんの早期発見・早期治療と 健康福祉部 市民の健康意識を高めることを目的に、生活習慣病 予防対策として検診を実施します。 健康づくり 推進課 37 継続 肺がん検診事業 19,481 40歳以上の市民で、職場等で検診を受ける機会の ない方を対象に、肺がんの早期発見・早期治療と市 健康福祉部 民の健康意識を高めることを目的に、生活習慣病予 防対策として検診を実施します。 健康づくり 推進課 継続 子宮がん検診事業 20歳以上の偶数年齢の女性で、職場等で検診を受 ける機会のない方を対象に、子宮がんの早期発見・ 41,015 健康福祉部 早期治療と市民の健康意識を高めることを目的に、 生活習慣病予防対策として検診を実施します。 健康づくり 推進課 継続 乳がん検診事業 30歳以上の偶数年齢の女性で、職場等で検診を受 ける機会のない方を対象に、乳がんの早期発見・早 27,553 健康福祉部 期治療と市民の健康意識を高めることを目的に、生 活習慣病予防対策として検診を実施します。 健康づくり 推進課 継続 骨粗鬆症検診事業 検診を受けることによって骨量減少を早期発見 し、自己の健康管理や健康の保持増進を図るため、 本市に住民票があり、年度内に40、45、50、55、 1,314 健康福祉部 60、65及び70歳となる女性で、職場等で検診を受け る機会のない方を対象に、一括検診で実施していま す。 健康づくり 推進課 新規 前立腺がん検診事業 年度内に50歳になる男性で、職場等で検診を受け る機会のない方を対象に、前立腺がんの早期発見・ 1,596 健康福祉部 早期治療と市民の健康意識を高めることを目的に、 生活習慣病予防対策として検診を実施します。 健康づくり 推進課 専業主婦の検診をもっと充実させる。家庭を支えている 専業主婦又は兼業主婦の健康診断を充実させて安心して家 庭を支えられるようにする。専業主婦の場合は夫の収入の 半分は妻が支えていると思う。検診項目を選択でき、その 38 項目毎の補助、自己負担を設定して基本部分と選択部分の 二段階で受けられるようにしてほしい。 夫についても会社での検診以外に市独自の選択部分を充 実させていただきたいと思う。 <別添 №76> 39 40 41 12 健康づくり 推進課 意見分類 № 意見内容 保健・医療、高齢者、障がい分野では、4年間で大きく前 進しているように感じる。医療ソーシャルワーカー協会と して、国保44条窓口一部負担金の減免制度や成年後見の市 長申し立て件数など、成年後見講座の拡充、病院診療所あ 42 るいは調剤薬局での無料定額診療制度の認可など、市民の 生活や健康を守る取組に重点を置いていると感じる。 ほか1件の意見 <別添 №77,83> 市の諸行事、表彰等に使用する記念品に障がい施設が 作った製品を活用してみてはどうか。障がい者作品の販路 拡大、励み、事業財源の確保にもなり、また障がい者に対 する市民の認識が深まると思う。青森市内でも店舗として 43 は「うらら」(アウガ)等、その他不定期に障がい者作成 製品の販売はされているが、定期的販路を作るには、京都 市の事例はまねできると思います。 <別添 №79> 平成27年度予算に反映した事業 区分 継続 継続 予算額 (千円) 事業名 担当部局 担当課 成年後見制度利用支援事業 (高齢介護保険課) 認知症高齢者又は知的障害者等を対象に成年後見 制度が必要と認めた場合、成年後見等開始の審判に ついて申し立てをするとともに申し立てに要する経 費及び後見人等の報酬を助成します。 7,990 健康福祉部 また、今後、成年後見制度の需要が増大すること が見込まれることから、高齢者の権利擁護を推進す るため、引き続き市民後見人養成研修等を開催しま す。 高齢介護 保険課 障がい者福祉ショップ開設 事業 障害者就労施設の製品を販売する場所を確保する とともに、障害者就労施設の工賃の向上を図ること 4,422 を目的に、障がい者福祉ショップ(障がい者が製作 健康福祉部 した製品を障がい者が販売する店(「福祉の店 う らら」))の開設・店舗運営を行います。 障がい者 支援課 男女共同参画社会の形成促進に向け、「青森市男 女共同参画プラン」に基づき、男女共同参画情報紙 785 や子ども向け啓発小冊子の発行、ワーク・ライフ・バ 市民生活部 ランス普及促進セミナー等を開催し意識啓発を図り ます。 市民協働 推進課 本市において男女共同参画社会を実現するため、 男女共同参画プラザを拠点に啓発活動や情報発信な 市民生活部 どを行い、男女共同参画に関する理解を促進しま す。 市民協働 推進課 働く女性がその能力を十分に発揮できるようにす るため、働く女性の家を拠点に啓発活動や情報発信 2,072 などを行い、働く女性や勤労者家庭の主婦などの意 市民生活部 識の向上や、男女共同参画に関する理解を促進しま す。 市民協働 推進課 本市において男女共同参画社会を実現するため、 国の第3次男女共同参画基本計画の策定を受け、平 392 成24年10月に策定した「青森市男女共同参画プラ 市民生活部 ン」の計画期間の終了に伴い、次期計画を策定しま す。 市民協働 推進課 44 継続 男女共同参画社会形成促進 事業 45 継続 男女共同参画プラザパート ナーシップ促進事業 ユニバーサル社会や男女共同参画社会は、まちづくりの 基本だと思う。その形成や推進には、イベントやPRなどを 通して市民の意識の向上を図り、浸透させていく必要があ ると思う。 <別添 №80> 事業内容 46 継続 働く女性の家活動事業 47 青森市男女共同参画プラン 新規 策定事務 13 6,413 意見分類 № 意見内容 48 弘前市で「弘前市成年後見支援協議会」を設置し、社会 保障面でも青森市は先を越された。葛西憲之市長の行政手 腕が光る。青森市政は後手後手である。市議会も市庁舎建 替問題ばかり見ないで少子高齢化を見据えたまちづくり・ ひとづくりを論じんてもらいたい。いいことは二番煎じで も真似るべきである。後発は後発でメリットはある。学ぶ とは真似るが語源とのことである。 <別添 №83> 49 平成27年度予算に反映した事業 区分 継続 継続 予算額 (千円) 事業名 事業内容 担当部局 担当課 成年後見制度利用支援事業 (障がい者支援課) 知的障がい・精神障がい等の理由で、判断能力が 不十分な障がい者等を対象に成年後見制度が必要で あると認めた場合、身寄りがなく、申立てができる 739 健康福祉部 親族がいない場合、成年後見制度開始の審判につい て申立てするとともに、申立てに要する経費及び後 見人の報酬を助成します。 障がい者 支援課 成年後見制度法人後見支援 事業 平成25年4月1日施行の「障害者総合支援法」にお いて地域生活支援事業の必須事業として市民後見人 218 等を活用した法人後見の支援が追加されたため、法 健康福祉部 人後見の人材育成及び市民後見人の活用を図るため の研修を行います。 障がい者 支援課 14 意見分類 № 意見内容 50 平成27年度予算に反映した事業 区分 予算額 (千円) 事業名 拡充 保育所等地域活動事業 事業内容 担当部局 保育所等が地域に開かれた社会資源として保育所 等の有する専門的機能を地域住民のために活用する ため、世代間交流等事業、異年齢児童交流事業、小 学校低学年児童の受入れを行う場合に、その施設に 健康福祉部 10,714 対し補助を行います。 担当課 子ども しあわせ課 【拡充内容】 対象施設を保育所・認定こども園、新制度に移行 する幼稚園に拡充します。 51 市を中心に各会(ボランティア含む)、各施設の趣味の 活動を運営するシステム化を提案する。弱者である子ど も、高齢者、障がいのある方又は健康である方も皆、互い に支え合うつながりが必要である。人を想う事により、人 の想いを受ける方も互いに心の充実、安らぎとなるもので ある。 そこで、各団体(老人会、子ども会)、各施設(高齢者 52 福祉、障がい者福祉、保育園、幼稚園等)の趣味の活動を 充実し、発表会また他の所と合同発表していくことで、張 り合いが生まれ心身健康につながっていくと思う。今以上 に市を中心とした運営システムが必要だと思う。 <別添 №85> 53 54 継続 老人クラブ活動育成事業 継続 青森市身体障害者福祉連合 会運営補助事業 青森市手をつなぐ育成会 継続 運営補助事業 継続 青森市精神保健家族会運営 補助事業 15 高齢者が地域社会の中で孤立することなく、生き がいを持って充実した生活を送ることができるよ 13,526 う、社会奉仕活動・教養講座開催・健康増進活動な 健康福祉部 どの事業を実施する単位老人クラブ及び老人クラブ 連合会に補助金を交付します。 高齢介護 保険課 身体障がい者相互の親睦と自立更生への助長を図 るため、身体障がい者の組織強化及び社会自立対策 健康福祉部 事業を行う青森市身体障害者福祉連合会に対して、 当該年度の予算の範囲内で補助金を交付します。 障がい者 支援課 知的障がい児・知的障がい者の社会復帰及び社会 参加を図るため知的障がい児・知的障がい者の育成 194 と福祉増進の援助事業を行う特定非営利活動法人青 健康福祉部 森市手をつなぐ育成会に対して、当該年度の予算の 範囲内で補助金を交付します。 障がい者 支援課 精神障がい者に対する正しい知識と理解を深め、 精神障がい者の社会復帰を目標に、相互に学び合 50 い、家族間の親睦を図るため、精神障がい者社会復 健康福祉部 帰活動事業を行う青森市精神保健家族会に対して、 当該年度の予算の範囲内で補助金を交付します。 障がい者 支援課 425 意見分類 № 意見内容 平成27年度予算に反映した事業 区分 予算額 (千円) 事業名 事業内容 担当部局 担当課 高齢者、障がい者、子ども、生活保護受給者など弱者と される人々へ、一緒に生活している仲間としてユニバーサ ル社会を民力で作っていけるものがあると思うので、その 基本として、“地域見守り運動”をキャンペーン化した い。弱者が一人でないと自覚できる社会はインフラの強化 青森市地域福祉計画策定 55 新規 と は 違 う 成 果 を 生 む と 思 う 。 “ 気 づ か う ”“ 感 心 を も 事務 つ”“声をかける”は人に勇気や生きる力を得られると思 う。元気な社会を形成する要素には仕事があること、仕事 (働く所)があればいい町だということに改めたい。 <別添 №86> 今後、ますます人口減少・少子高齢化が進展する 中で、市民誰もが住み慣れた地域において安心して 安全に暮らすことができるよう、地域住民や関係団 体などと行政が協働により、地域住民が共に支え合 1,251 健康福祉部 い、助け合うことができる地域福祉社会の実現に向 けた取組みを総合的かつ効果的に推進するため、新 たな「(仮称)青森市地域福祉計画」を策定しま す。 56 継続 企業誘致活動事業 企業を誘致するため、各種アンケート調査等の情 1,585 報を基に、企業訪問などの活動を積極的に実施しま す。 経済部 雇用創出・ 企業立地課 57 雇用機会の拡大のため、もっと仕事をする場所を増やし ていかなければならないと考える。そのために、市や国が 土地を安く貸して、大企業を誘致することで、市民の働く 場が増えていくのではないかと思う。 ほか2件の意見 <別添 №89,107,143> 継続 企業誘致関係機関連携事業 企業誘致活動に取り組む関係団体を支援します。 ・青森市企業誘致協議会 1,418 ・青森中核工業団地企業立地推進協議会 ・青森市西部工業団地連絡協議会 経済部 雇用創出・ 企業立地課 58 拡充 誘致企業等立地支援事業 経済部 雇用創出・ 企業立地課 健康福祉 政策課 企業誘致に係る本市の優位性を確保し、1社でも 多くの企業誘致の実現を図るため、各種優遇制度に 基づく助成金・補助金を交付し、本市への企業の立 地を支援します。 16 100,704 【拡充内容】 現行制度の見直しを行い、新たに大規模企業進出 に対する補助制度、雪処理対策に対する助成制度及 びコールセンター等の設備投資に対する助成制度を 創設しました。 意見分類 № 意見内容 活気にあふれた産業のまちづくりといえば、若者が集う 59 イメージがある。若者の雇用に際して、やりがいのある仕 事や給料、また継続できるような環境、支援が大事と思わ れ、定着させていくための必須条件になってくると思う。 また受け入れ先の会社(企業)への指導や財政支援等も必 要になってくるのではないかと思う。 ほか3件の意見 <別添 №90,125,134,141> 60 平成27年度予算に反映した事業 担当部局 担当課 継続 職業能力向上支援事業 高卒者の雇用状況を改善するため、在学中から職 業観や職業選択能力を育成し、雇用のミスマッチの 解消を図ります。 322 ・進路選択ガイドブックの作成・配布 ・出前講座の実施 ・高校生の就職支援に関する情報交換会等の開催 経済部 雇用創出・ 企業立地課 継続 若年者職場定着支援事業 若年者労働者の職業人意識の向上を促し、職場定 373 着を支援するため、市内事業所の概ね入社3年未満 の若手社員を対象とした研修会を実施します。 経済部 雇用創出・ 企業立地課 区分 予算額 (千円) 事業名 17 事業内容 意見分類 № 意見内容 平成27年度予算に反映した事業 区分 予算額 (千円) 事業名 事業内容 担当部局 担当課 地域農業の維持・発展のため、地域の担い手に対す る農地の集積を図ります。 1.人・農地プラン作成事業 地域との話し合いに基づき、地域の中心となる経営 体、農地の集積等を記載した「人・農地プラン」を更 新します。 61 62 耕作放棄地はどんどん増えている。これには高齢者が働 けるような農地づくり、ハウスなどの整備を進め、高齢者 の方が働いたらどうかと考えている。県内で目立った直売 施設を持っていないのは青森市のみである。青森市の中 央、東部、西部、南部に直売施設を整備して、これが結果 的に高齢者の農業づくりの後押しをすることになるのでは ないかと思っている。 ほか1件の意見 <別添 №96,123> 2.機構集積協力金交付事業 農地中間管理機構に農地の貸付を行った者又は地域 に対して、協力金を交付します。 (1)経営転換協力金 ※対象者:機構に農地を貸付け、経営転換又はリタ イアした者 ※交付額:1戸当たり30万円∼70万円 77,319 農林水産部 (2)耕作者集積協力金 ※対象者:担い手に集約化されるように機構へ農地 を貸付けた者 ※交付額:貸付け面積10a当たり20,000円 (3)地域集積協力金 ※対象者:機構への貸付農地面積が一定割合を超え た地域 ※交付額:貸付率に応じ10a当たり20,000∼36,000円 継続 農地利用集積事業 農業政策課 3.農地中間管理事業 担い手農家に対する農地の集積・集約化を図るた め、農地中間管理機構が行う離農者や規模縮小農家な どから農地を借受し、担い手農家に対する農地の集 積・集約化を図る「農地中間管理事業」の業務を一部 受託します。 継続 集落営農組織構築支援事業 18 農作業の受委託や機械・施設等の共同利用による 低コスト化、経理の一元化及び農地の有効活用を図 るため、今後の地域の中心となる経営体となり得る 集落営農の組織化を支援するとともに、既存集落営 400 農林水産部 農の法人化を支援します。 また、新たに農業経営を法人化または集落営農を 組織化した場合、設立までに要した経費について、 定額支援を行います。 農業政策課 意見分類 № 意見内容 地域の観光振興対策としては、地域資源を生かした魅力 向上を図り、また、にぎわいの創設と促進を図ることによ り国が重点的に支援を行うことができるソフト面、ハード 面の双方において地方自治体、商工会議所、諸団体の事業 63 者が相互に連絡して中心市街地活性化を促進させることを 目的に取り組むことが必要であると考えられる。 ほか2件の意見 <別添 №101,116,121> 平成27年度予算に反映した事業 区分 予算額 (千円) 事業名 中心市街地活性化協議会 継続 支援等事業 事業内容 多様な民間主体、行政等からなる、「青森市中心 市街地活性化協議会」における基本計画への意見 3,400 や、中心市街地活性化のための事業の総合調整を連 携して行うとともに、当該協議会の運営を支援しま す。 担当部局 担当課 経済部 商店街振興課 経済部 商店街振興課 経済部 商店街振興課 商店街のにぎわい創出と魅力向上を図るため、商 店街や地域団体が実施するイベント事業、商店街の 街路灯やイルミネーションに係る電気料、商店街の イメージアップ(情報発信や魅力向上)に資する事 業に要する経費の一部を助成します。 空き店舗について 1 賃貸促進や業務促進への転用を図る 2 賃貸施設として活用 64 3 高齢者用福祉施設として活用 4 進学塾として活用 ほか3件の意見 <別添 №101,102,120,121> 拡充 商店街振興支援事業 高校生、大学生等の若い年代層の感性や発想を導入し活 用を図るほか、各店の関係者以外の異業者、他県の方の意 見等多様で柔軟な発想を取り入れ、固定された価値観にと 65 らわれず異なる視点からの提案について実現を図る。 ほか1件の意見 <別添 №101,121> 新規 14,121 【拡充内容】 国の商店街まちづくり事業補助金を活用するな ど、独自に街路灯整備やアーケード照明機器LED化 などの事業を実施し、率先して安心・安全で快適な 街路形成に取組み、消費電力の低下、電気料金の抑 制に努めた商店街に対し、ライトアップ支援の補助 率を嵩上げします。 まちなかフィールドスタ ディ支援事業 19 中心市街地におけるにぎわい創出など、多様な活 4,000 動を行う、サークル等の学生団体を対象に、活動経 費の一部を支援します。 意見分類 № 意見内容 66 平成27年度予算に反映した事業 区分 予算額 (千円) 事業名 事業内容 担当部局 中央卸売市場は、市民の食生活に欠かすことので きない生鮮食料品等(水産物、野菜、果物、花きな ど)を産地から集荷し、適正な価格をつけて市民等 248,170 消費者に安定して供給するという生鮮食料品等の流 農林水産部 通における中心的な役割を担っており、この役割を 果たすため、管理運営上必要な事務及び施設の維持 管理を行います。 継続 市場運営管理事業 担当課 中央卸売市場 管理課 市場施設の老朽化が進む中、市場機能を充実させ るための施設整備を行います。 67 継続 市場施設整備事業 青森市の農林・水産の振興の基盤を維持することについ てだが、青森市に漁港がない。魚の町青森に近代的な漁港 を建築する、問屋町をどうするか、現在、問屋町では漁 業、農産物の市場ではない。何とか姿を構築できるように する。 <別添 №103> 68 継続 飛鳥漁港整備事業 (負担金) 69 継続 久栗坂漁港整備事業 (負担金) 70 後潟漁港整備事業 継続 (負担金) 52,005 ・場内通路舗装工事 ・市場棟東側側溝改修工事 ・関連店舗屋根改修工事 ・青果棟北側駐車場舗装工事 農林水産部 水産業課 奥内(飛鳥地区)漁港への漁業資材等の運搬時の 686 利便性・安全性を確保するため、道路整備等を行い 農林水産部 ます。 水産業課 久栗坂漁港では、近年荒天時の越波により漁港の 破損や漁具の流出被害が発生していることから、防 農林水産部 波堤や護岸の改良工事などを通じて、漁業活動の安 全性確保に努めます。 水産業課 後潟漁港では、平成23年度に青森県が実施した老 朽化調査の結果、漁港内にひび割れ等が発生してい 8,000 農林水産部 ることから、改良工事などを通じて、漁業活動の安 全性確保に努めます。 水産業課 12,000 アウガ前の「噴水」、「日本一おいしい水」の両モニュメントは、従 71 前のように水を流し、観光客を楽しませてほしい。 継続 道路施設等維持管理事業 <別添 №108> 20 248,696 道路施設等に設置された融雪設備及び排水施設等の 機能を維持し、道路交通の安全確保を図ります。 都市整備部 道路維持課 意見分類 № 意見内容 平成27年度予算に反映した事業 区分 予算額 (千円) 事業名 「コンパクトシティ」を標榜しており、その現況を点検し、強化する ものや見直しを図るもの等を整理し、更なる推進策を検討し、実 72 新規 立地適正化計画策定事務 施すること。 <別添 №125> 事業内容 担当部局 今後、より一層進展する人口減少・少子高齢化に 対応し、持続可能な都市運営を図るため、改正都市 10,675 再生特別措置法に基づく「立地適正化計画」を策定 都市整備部 し、積極的にコンパクトシティの形成を推進しま す。 担当課 都市政策課 新規就農者の育成・確保、就農意欲の喚起と定着 化を図るため、就農初期段階の青年就農者の取組み を支援します。 農林水産基盤の維持・保全として、他県のように青森で一次産 業に従事してくれる人のリクルート、補助、支援を行うことと思う。 一次産業従事者の父母は子どもに一次産業に従事してほしい と思っている方が少ないと思われ、そのようなジレンマがあると思 73 拡充 新規就農総合支援事業 う。また子どもは苦労している父母を見ているため、同様に一次 産業に就こうと思っている人が少ないと思うので、新たに従事しよ うという方を金銭的、物質的に手厚く支援する事。 <別添 №131> 21 1.青年就農給付金事業(国庫) 経営の不安定な就農初期段階の青年農業者に対 し、給付金を交付します。 ※青年就農給付金(補助金) 1,500千円/年 (夫婦就農の場合は2,250千円/年) 2.新規就農者定着化支援事業(市単) 新規就農者の定着化を支援するため、農地の賃借 68,830 料を助成します。 農林水産部 ※補助金上限 60千円(50aまで) 【拡充内容】 これまでの認定新規就農者の農地賃借に対する支 援から、就農計画の達成に向けた就農初期段階のス テップアップに必要な取組み経費の一部を支援しま す。 ○対象者:認定新規就農者 ○補助率:3/10以内(上限150千円) ○対象経費:賃借料(農地、機械)、農地の再生 経費・簡易整備経費、新規作物・新品種の導入に係 る種苗費、販路開拓等に要する経費 など 農業政策課 意見分類 № 意見内容 平成27年度予算に反映した事業 区分 予算額 (千円) 事業名 放射能及び風評被害等考えれば原発は反対である。しからば、 原発のない社会をどう築くかが問題である。 青森は自然エネルギーの宝庫である。風力発電しかり、八甲田 の地熱を利用した地熱発電、陸奥湾を利用し日本海と太平洋と の海流の潮の流れを利用した水力発電、他にもいろいろ考えられ 新・省エネルギー導入推進 74 拡充 る。 事業 市長は原発に反対ならそれに代わるエネルギーの研究を大学 及び専門家に依頼したらどうかと思う。反対のための反対ではな く、代替エネルギーについて、理論的にも構築すべきと思う。 <別添 №147> 「新町通り」には自転車専用標識を設けているが、「歩道」乗り入 れにより、危険な目にあっていることを時々、見かける。注意して も平気で逃げ去り事故を引き起こし、「弱者」は歩行困難。歩道に 75 継続 交通安全啓発事業 駐輪し歩道をふさいでいることも多い。健常者も弱者も迷惑してお り、商店でも店頭歩道の迷惑駐輪の対策を立てるべきだと思う。 <別添 №150> いつもガラ空きで走っているねぶたん号が気になり、一度、1日 券を買い、青森駅前から郷土館、ガーラタウン、新青森駅、棟方 志功記念館を観光した。ねぶたん号の運行が1日10便から7便に 76 継続 公共交通円滑化促進事業 なったこと、雪のためバスが15分以上遅れてくることで大変な思 いをした。 <別添 №156> 選挙での青森市民の投票率の低さが気になっている。2013年4 月の市長選、7月の参院選ともに50パーセントを満たしていない。 政治に興味を持たない人が多いのであれば、市からの働きかけ 77 を今以上に強化して、市政に興味を持ってもらうようにするべきで 継続 選挙啓発事業 ある。選挙に行くよう勧める学生団体など若者も頑張っているよう なので、協力して投票率を上げていきたいと思う。 <別添 №175> 事業内容 担当課 環境部 環境政策課 弘前大学北日本新エネルギー研究所や市民、事業 者等との連携により、新エネルギーの利用技術の研 究・開発を含め、市内における新エネルギー・省エ ネルギーの導入促進を図ります。 【拡充内容】 平成24年度から平成26年度まで、弘前大学北日本 新エネルギー研究所と連携して新エネルギー実用化 10,199 技術の研究・開発を行ってきましたが、平成27年度 はそれらの成果の実用化に向け、更に研究を進める ことで実用化の可能性が高まるものについて、追加 実証を同研究所に委託するとともに、産学金官連携 体制の構築による事業の創出を目指します。 また、「地熱資源開発に係る自治体連絡会議」に 参加し、地熱・地中熱に関する情報収集に努めるほ か、グリーン電力証書の活用を図るなど、再生可能 エネルギーの導入を推進します。 477 交通安全を推進するため、関係機関・団体と連携 を密にし、市民一人ひとりが正しい交通ルールの遵 市民生活部 守と交通マナーの実践を行うよう、年間を通して交 通安全思想の普及・啓発を行います。 生活安心課 19,969 公共交通の利便性向上に向け、市の委託により青 都市整備部 森市シャトルルートバスを運行します。 都市政策課 各種婦人団体及び町会連合会から推薦された者、並 びに学識経験者により組織する青森市明るい選挙推進 協議会と連携し、効果的な選挙啓発活動を行います。 32 また、(財)明るい選挙推進協会等が開催する各種研 修会等へ参加し、地域における明るい選挙推進運動の 中核となるコニュニティリーダーの育成等に努めます。 22 担当部局 選挙管理委 員会事務局 選挙管理 委員会事務局 あおもり市民100人委員広聴会意見の平成27年度当初予算反映状況(平成25年度第4回:市政への提案について) 意見分類 № 意見内容 平成27年度予算に反映した事業 区分 予算額 (千円) 事業名 事業内容 担当部局 担当課 ○市政への提案について(平成25年度第4回) 1 浪岡自治区をどうするか。 <別添 №10> 防災体制の充実のためには、防災本部たる市役所庁舎の 充実であり、つまり、新庁舎を早期に完成させることだと 思う。指令本部たる庁舎が倒壊するような事態になれば、 市民の安全を守るための指示、指令ができない。新庁舎建 2 築について、早く結論を出し着工することが大事である。 今のままでは安全安心な市民生活の確保は不安である。 ほか2件の意見 <別添 №11,12,13> 青森市の男性の平均寿命は全国ワースト4位と聞き、本当 に驚いている。私は町(内)会役員として町(内)会での新規 事業として男の料理教室等を開催し、高血圧の予防、ボケ 防止等、短命市を返上して快適な市民生活の過ごし方を模 3 索している。市でも短命市と言われないように新たな健康 に関する事業を起こし、町(内)会に回覧板等を回すなどPR し、市民が快適な生活を確保できるようにお願いしたい。 <別添 №15> 継続 浪岡自治区地域協議会事務 庁舎等耐震対策事業 継続 (再掲 H25第3回 №3ほか) 地域ぐるみの健康づくり支援 拡充 事業(負担金) (再掲 H25第3回 №59ほか) 672 浪岡自治区に関連する市の事業・施策等について 浪岡事務所 審議し、必要に応じ市に対し意見を述べます。 基本方針及び改訂した基本計画に基づき、新庁舎 (A棟)については、基本設計及び実施設計を行い 129,183 ます。また、議会棟及び柳川庁舎については、耐震 補強工事等の設計を行い、当該工事に着手します。 総務部 市民の平均寿命の改善と健康アップを図るため、 保健・医療の関係団体、地域の関係団体、学校、企 業・事業者、行政等により組織した「元気都市あお もり健康アップ推進会議」が活動母体となり、健康 づくりのための人材育成や、職域における健康づく りの推進、地域における健康づくり意識の普及啓発 や運動・食等の活動等、市民総ぐるみの健康づくり 10,000 健康福祉部 運動を推進し、育成した人材や既存組織との連携に より、地域ぐるみの健康づくり活動の推進を図りま す。 総務課 管財課 健康づくり 推進課 【拡充内容】 地域ぐるみの健康づくり活動の更なる活性化を図 るため、支援の充実を図ります。 青森県が短命県である理由を学び生活を見直すきっかけ 作りを行うべき。短命県である理由としては、味の濃い料 理を好む食生活や冬季の運動不足等が考えられる。短命に 元気都市あおもり健康づくり つながる行動を段階分けして、何が一番リスクが高いか知 4 継続 推進計画推進事業 ることができれば市民は危機感を持って生活を見直せるの (再掲 H25第3回 №50ほか) ではないかと思う。 ほか1件の意見 <別添 №15,19> 23 「元気都市あおもり健康づくり推進計画 ∼健康 アップあおもりプラン∼」を推進するとともに、市 71 民の健康増進の指標となる具体目標の進捗を管理 健康福祉部 し、生涯を通じて心身ともに健やかに生活できる環 境づくりを推進します。 健康づくり 推進課 意見分類 № 意見内容 5 森林・森林公園を活用することで、子どもたちの生きる 力・他を思いやる心・郷土愛・芸術性を高めうるし、労働 年齢層のメンタルヘルスの向上、老齢者の病気予防など県 民・市民の心身の健康度アップにも資する。 豊富な森林資源を整備し、伐採して木材として利用し、 6 跡地には再度森林を整備していく、いわゆる林業を活発に することは、人々が集い活気にあふれ地域に根ざした産業 が躍動するまちづくりにも貢献するものと確信している。 ほか1件の意見 <別添 №20,118> 7 拠点になる商店街は24時間照明が灯る日本一明るく、雪 のない商店街を演出するようにすべきである。その電力は アスパム以北に風力発電を建設し、その電力を使用すれば 8 良い。町内ごとの色を持つようにし、町内ごとにエンブレ ムを作っても良いと思う。 <別添 №26> 平成27年度予算に反映した事業 区分 予算額 (千円) 事業名 事業内容 担当部局 担当課 継続 浅虫温泉森林公園運営管理 事業 市民の自然保護意識の高揚や健康の増進に資する 9,257 ため、浅虫温泉森林公園の管理運営を行っていま 農林水産部 す。 農地林務課 継続 月見野森林公園運営管理 事業 2,319 市民の自然保護意識の高揚や健康の増進に資する 農林水産部 ため、月見野森林公園の管理運営を行っています。 農地林務課 継続 合子沢記念公園運営管理 事業 17,943 市民の自然保護意識の高揚や健康の増進に資する 農林水産部 ため、合子沢森林公園の管理運営を行っています。 農地林務課 商店街のにぎわい創出と魅力向上を図るため、商 店街や地域団体が実施するイベント事業、商店街の 街路灯やイルミネーションに係る電気料、商店街の イメージアップ(情報発信や魅力向上)に資する事 業に要する経費の一部を助成します。 拡充 商店街振興支援事業 (再掲 H25第3回№101ほか) 24 14,121 【拡充内容】 国の商店街まちづくり事業補助金を活用するな ど、独自に街路灯整備やアーケード照明機器LED化 などの事業を実施し、率先して安心・安全で快適な 街路形成に取組み、消費電力の低下、電気料金の抑 制に努めた商店街に対し、ライトアップ支援の補助 率を嵩上げします。 経済部 商店街振興課 意見分類 № 意見内容 9 10 青森に生まれてよかったなと思えるようにするには、 個々の問題に対策を講じるのと同時進行で、子どもの頃か ら青森市の歴史や文化、いいところや悪いところをしっか りと教えて、郷土を愛する心を育む必要があると思う。 11 青森市の歴史や文化について、学校教育や地域社会の教 育においてもっと取り上げていただきたい。子どもの頃に 三内丸山遺跡、ねぶた祭、青森空襲、八甲田山系から陸奥 湾に渡る自然についてもっと学びたかった。青森市の歴史 や文化について一年に一回くらいはきちんと学んで受け継 ぐ機会を設けるべきである。 12 <別添 №43> 13 市民センターを大学の公開講座等で利用しているが、学 習を希望している市民には伝わっていない。市では情報提 供システムとして教育・情報センターを設け、教育・文 化・絵画・写真・スポーツ等のプロ並みに研究や趣味を 14 持っている人材を講師として多様な学習グループに派遣す るようにすれば、相互に学習交換ができるネットワークが 作られ、市民として広範囲に学習意欲が高まると思う。 ほか2件の意見 <別添 №57,64,80> 平成27年度予算に反映した事業 区分 予算額 (千円) 事業名 事業内容 担当部局 担当課 生涯学習支援事業 (中央市民センター) 学習活動の拠点施設として、さまざまな講座の開 教育委員会 3,002 催、学習活動の成果を発表する場の提供、学習機会 事務局 の情報提供などを実施します。 中央市民 センター 継続 生涯学習支援事業 (地区市民センター) 青森市中央・油川市民センターを除く市内各地区 の9市民センター(地区市民センター)を学習活動 教育委員会 4,604 の拠点施設として、さまざまな講座の開催、学習活 事務局 動の成果を発表する場の提供、学習機会の情報提供 などを実施します。 中央市民 センター 継続 生涯学習支援事業 (油川市民センター) 学習活動の拠点施設として、さまざまな講座の開 教育委員会 1,271 催、学習活動の成果を発表する場の提供、学習機会 事務局 の情報提供などを実施します。 中央市民 センター 継続 公民館運営管理事業(生涯 学習支援事業)(浪岡) 1,612 継続 継続 森林博物館企画運営事業 継続 生涯学習情報提供事業 25 浪岡中央公民館及び地区公民館5館において、市 民の学習活動の拠点施設として、さまざまな講座の 教育委員会 開催、学習活動の成果を発表する場の提供、学習機 事務局 会の情報提供などを実施します。 郷土の自然と森林、また、旧営林局の歴史(明治 ∼昭和中期)を中心に、本市の歴史・文化を知るこ 教育委員会 1,470 とができる施設として森林博物館を運営し、各種資 事務局 料の展示や事業を実施します。 生涯学習情報を容易に入手できる環境づくりを推 進するため、学習機会や施設、団体・サークル及び 教育委員会 64 指導者等の各種情報を、様々な媒体を活用し、広く 事務局 市民に提供します。 教育課 文化財課 社会教育課 意見分類 № 意見内容 平成27年度予算に反映した事業 区分 予算額 (千円) 事業名 事業内容 担当部局 親としての自覚を持って子どもの家庭での生活を見守る ことの行政施策の実施。 「家庭」と「学校」の連携を強化するための施策を実 施。「核家族化」と「夫婦・家族」のあり方を考える学習 の場を設ける。特に「父親」として子どもの成長にどのよ うにかかわるべきかを考え、学ぶ「職能教育」の充実を 15 「職場」と連携して図る。「親の職場」を見せる。就学前 継続 家庭教育支援事業 教育機関と小学校との間で保育と教育の一貫性について交 流して学習することを行政として働きかける。生涯教育・ 社会教育の学習の場に「親の自覚」をテーマにした内容の 学習をしてもらうように働きかける。市民としての「民 度」を高めるための「市民講座」を持つ。 <別添 №68> 家庭や地域の教育力を向上するため、家庭教育支 援団体と協働しながら、就学児、知的・発達障害児 教育委員会 1,832 を持つ保護者や地域住民など、広く市民に望ましい 事務局 家庭教育等についての学習機会や情報を提供し、相 談対応を行います。 学校教育の充実をうたうなら、地域に小学校はあってし かるべきと考える。少人数の学校では子どもには指導の目 が届き、子どもが素晴らしい能力を持っているか見極めや すくなる。学校の統廃合は無理があるように思う。 統廃合、行政の言葉は必ず「苦渋の選択」と言い、その 理由として必ず三点「教育環境の確保が難しい」、「児童 間の切磋琢磨の機会がない」、「部活動の種類が限定され 16 る」が言われるが、統廃合の本音は「自治体の財政事情が 継続 通学区域再編事業 厳しい」からなはずである。本音で地域を納得させていた だきたい。 子どもの通う小学校がない地域に若い親に定住を促すこ とは非常に難しく、過疎地はさらに過疎が進むという心配 がある。統廃合は地域が将来も存在できる可能性の芽を摘 むことにつながる。 <別添 №79> 「通学区域再編による教育環境の充実に関する基 本計画(H20.4策定)」に基づき、子どもの教育環 境の充実を最優先に考え、教育環境に係る情報提供 教育委員会 41 に努めるとともに、保護者や地域の皆様など関係す 事務局 る方々の思いや考え、地域の実情を把握しながら、 地域との話し合いを重ね通学区域再編を進めていま す。 26 担当課 社会教育課 学務課 意見分類 № 意見内容 平成27年度予算に反映した事業 区分 予算額 (千円) 事業名 事業内容 担当部局 担当課 就労等により保護者が日中家庭にいない小学生を 対象に、家庭の代わりとなる放課後の居場所を小学 校内等に確保し、児童の健全育成を図ります。 17 健康福祉部 62,851 【拡充内容】 青森地区の全小学校区に拡大して開設するととも に、対象児童を小学3年生から小学6年生までに拡充 します。また、放課後児童支援員の処遇改善を図り ます。 拡充 放課後児童対策事業 学校教育の充実として、放課後保育・教育の更なる充実化 を図ってもらいたい。 <別添 №85> 18 拡充 青森市放課後子ども教室推 進事業 放課後子ども教室及び放課後子ども教室モデル事 業の内容を見直し、小学校内において全学年の児童 を対象に、学習や読書等を実施する「自主活動の 場」と体験活動やスポーツ・文化活動、地域住民と の交流事業を実施する「体験・交流の場」を提供す 教育委員会 51,000 る「新たな放課後子ども教室」として、全ての小学 事務局 校(平成27年度は青森地区)に開設します。 子ども しあわせ課 社会教育課 【拡充内容】 実施校を8校から39校に拡充します。 募集の仕方、登録の仕組みなど気軽にできるものから、学校支 19 援ボランティアの数の充実をより一層図っていく。 拡充 学校支援地域本部事業 <別添 №88> 学校・家庭・地域が一体となって地域ぐるみで子 どもを育てる体制を整えるため、「学校支援地域本 部」を設置し、地域住民が学校支援ボランティアと 教育委員会 4,977 して学校活動の支援を行います。 事務局 社会教育課 【拡充内容】 実施校を33校から38校に拡充します。 冬期間には、幹線道路には雪がほとんどないが、生活道路等に ついては雪山ができており、車がほとんど通れない。災害があっ た時にはどうするのかと考えると怖い。雪に強い青森、住んで良 除排雪対策事業 20 かった青森にするために一人ひとりがもっと心配りを持って対応 継続 (再掲 H25第3回 №41ほか) できる必要があるのではないかと感じる。 ほか2件の意見 <別添 №89,126,127> 27 機械除排雪を中心とした市内道路・歩道の除排雪を行 2,349,603 うとともに、交差点・橋梁部分等への凍結防止剤の散布 都市整備部 を実施します。 道路維持課 意見分類 № 意見内容 21 市民にとっての便利さ、快適さなど、身の丈にあった安 全・安心の市民生活の確保とは何かを市から市民に提示して もらいたい。どの程度まで市が実施し、市民が個人的にど の程度まで自助努力するかを提示することで、市民の合意 22 を得て、市民一人ひとりがどの程度までやれるのかが分か るのではないかと思う。 <別添 №93> 23 平成27年度予算に反映した事業 区分 予算額 (千円) 事業名 継続 消費生活相談事業 事業内容 担当部局 担当課 消費生活トラブルや多重債務で悩みを抱えている 市民救済のため、青森市民消費生活センターにおい 51,283 て消費生活相談及び多重債務相談を行います。 市民生活部 また、消費者信用生活協同組合と連携し多重債務 者の包括的生活再建支援を行います。 生活安心課 継続 市民相談事業 450 市民生活における悩み、疑問等に的確・適切に対応す るため相談窓口を開設し、関係各課、国・県等関係機 市民生活部 関、専門家などと連携しながら相談機会の確保・充実を 図ります。 生活安心課 交通安全啓発事業 継続 (再掲 H25第3回 №150) 交通安全を推進するため、関係機関・団体と連携 を密にし、市民一人ひとりが正しい交通ルールの遵 477 市民生活部 守と交通マナーの実践を行うよう、年間を通して交 通安全思想の普及・啓発を行います。 生活安心課 地域コミュニティがなければ、安全・安心の市民生活の確保は できないと思うので、地域の年配の役員だけが把握するだけでは なく、もっとオープンにして発展・充実できるようにするべきではな いか。 市民協働推進事業 24 継続 市民一人ひとりが他の人を思いやる心を持つことが必要ではな (再掲 H25第3回 №13ほか) いか。そのためには、市民一人ひとりの知識を高めるために啓発 など、一層強力にPRしていくべきではないか。 <別添 №94> 災害時・生命を守るために最も重要なものは「自分で考え避難 する力」である。大震災の教訓を生かし、官民挙げて各地域の防 災態勢や仕組みなどを総点検し改善を重ねていく必要がある。複 25 継続 避難行動要支援者対策事業 合災害から住民を守るためには「公助」「共助」「自助」を総点検す るべきである。 <別添 №99> 28 NPO法人やボランティア団体等の活動等に関する 情報提供、協働に関する職員研修や市民向けシンポ 市民生活部 ジウム等の開催、市民協働交流サロンの運営を通じ て、協働によるまちづくりを促進します。 市民協働 推進課 災害時に、一人で安全に避難することが困難な高 齢者や障がい者等(避難行動要支援者)に対する避 難誘導等の支援を行うため、避難行動要支援者の情 報を避難支援等関係者と共有するなど、地域におけ 5,336 健康福祉部 る避難支援の取組みの推進を図ります。 また、避難支援者が安心して支援活動に参加いた だけるようボランティア保険に加入するほか、地域 の希望に応じ出前講座を開催します。 健康福祉 政策課 538 意見分類 № 意見内容 平成27年度予算に反映した事業 区分 担当部局 担当課 環境部 環境政策課 健康福祉部 生活衛生課 飼い犬の登録を啓発・促進し、狂犬病予防注射の徹底 を図ることで、狂犬病予防と野犬発生防止に努めるとと 4,280 健康福祉部 もに、犬の飼育モラル高揚を図るための啓発を行いま す。 生活衛生課 予算額 (千円) 事業名 事業内容 住宅に太陽光発電システム等の新エネルギー・省 エネルギー設備を設置する市民に対し、設置費用の 一部を補助します。 スマートシティ(最新の技術を駆使してエネルギーを効率的に使 う環境配慮型都市)の実現。二酸化炭素の排出を削減し、家庭や オフィスをネットワークでつないで電力使用状況を把握し、そのエ 新・省エネルギー導入支援 26 拡充 ネルギー電力を活用し融雪装置を主要道路、歩道へ設置。余剰 事業(補助金) 電力は蓄電して災害時、多積雪時に利用したい。 <別添 №106> ○太陽光発電システム 1kW当たり2.5万円、上限12.5万円(5kW) ○木質ペレットストーブ 設置費用の1/3、上限5万円 ○ガスエンジン給湯器 設置費用の1/3、上限5万円 ○燃料電池コージェネレーションシステム 12,510 設置費用の1/10、上限8万円 ○HEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム) 1台当たり上限2万円 ○地中熱利用設備 設置費用の1/10、上限20万円 【拡充内容】 太陽光発電システム設置補助金の上限を10万円 (4kW)から12.5万円(5kW)に拡大するとともに、 地中熱利用設備を補助対象に加えます。 27 28 空前のペットブームで犬の散歩が多い。後始末の悪い人がいて 不快な思いをすることが度々ある。行政で注意喚起を促さなけれ ばならない。 <別添 №113> 継続 動物及び有害害虫等苦情処理 対策事業 継続 狂犬病予防対策事業 新町にはスクランブル交差点と歩車分離式の交差点があるがこ れも危険である。一般の市民はこの交差点に慣れておらず、歩道 29 の信号を見ずに車道の信号だけを見て横断する市民が多いと思 継続 交通安全教育推進事業 う。 <別添 №115> 29 生活環境に関する相談の処理や動物の飼育モラル高 27 揚を図るための啓発などを行い、地域と協働して自然環 境及び生活環境の保全に努めます。 次代を担う子どもたちの貴重な生命を守る必要がある こと、また、高齢化に伴い高齢者の交通事故が増加して 157 いることから、市民の交通安全意識の高揚を図り、交通 事故の発生を抑止するため、交通安全教室を実施しま す。 市民生活部 生活安心課 意見分類 № 意見内容 平成27年度予算に反映した事業 区分 予算額 (千円) 事業名 青森市は津波の心配はあまりないと思うが、一部地域では大雨 が降ると、床下浸水や道路の冠水が起きている問題を解決すべ 道路整備事業 30 継続 きだと思う。 (再掲 H25第3回 №12) <別添 №116> 31 32 現在の青森市には自然はたくさんある。公園の数にしても、30 万人の人口にしては多い。しかし、公園の数はあるが整備がなっ ていない。整備することで、子どもたちが本当に遊ぶ、あるいは育 む場所として扱われると思っている。 <別添 №119> 事業内容 担当部局 担当課 205,258 道路の舗装や側溝の改修・新設により、道路機能の確 都市整備部 保と生活環境の向上を図ります。 道路維持課 継続 都市公園安全安心対策事業 30,519 市内の公園のトイレの中で、整備年度の古い順にバリ アフリー対応の改修をするとともに、公園施設長寿命化 都市整備部 計画に基づき、公園施設の予防保全的な維持修繕や計 画的な改築更新を図っていきます。 公園河川課 継続 公園施設補修事業 老朽化、劣化等により破損した公園施設の修繕工事を 行うとともに、児童遊園の遊具などの維持修繕及び開発 14,180 都市整備部 緑地の遊具の更新・改良、照明灯の建替え、水飲み場 の更新などを行います。 公園河川課 青森市の幹線道路は、ほぼ完全な除雪体制がとられているが、 生活道路は、限りある予算と限りある設備(除雪車)で、日常的に 麻痺している状態である。各家庭で保有している除雪機・マンパ ワー(定年退職者等)を総動員し、除雪車が来るまでの間、生活 道路の除雪に対応する町内単位の除雪隊を発足できないだろう か。 33 継続 自主除排雪活動支援事業 また、町内の高齢者世帯の雪下ろし作業も検討事項である。原 則としてボランティアだが、除雪機の燃料・個人の日当(1日3千円 くらい)を市として補助できればいいと思う。公共の道路ではあっ ても、私たちが日常使用する生活道路なので、自分達でもできる ことをしていこうと思う。 <別添 №136> 鉄道・バスの拠点であり様々なインフラの整った青森駅とその周 辺の中心街にある既存の機能を利活用することで、より少ない投 資でより意義のある効果を得ることができ、これからのまちづくり 34 拡充 青森駅周辺整備推進事業 の拠点となるべき場所と考える。 ほか2件の意見 <別添 №137,150,156> 30 1,875 町会等が自主的に地域内の道路の除排雪を行う場合 に、その経費の一部を市が支援しています。 都市整備部 道路維持課 都市整備部 都市政策課 中心市街地活性化に向け、青森駅を中心としたま ちづくり基本計画の推進を図ります。 365,729 【拡充内容】 自由通路及び西口駅前広場の設計調査等を行いま す。 意見分類 № 意見内容 平成27年度予算に反映した事業 区分 担当部局 担当課 経済部 商店街振興課 都市整備部 住宅 まちづくり課 市民・事業者・行政の協働による雪対策を推進するた め、冬期間の快適なくらしに資することを目的に活動す 都市整備部 る団体(あおもり雪国懇談会)の事業に対し、負担金を交 付して支援します。 道路維持課 今後、より一層進展する人口減少・少子高齢化に 対応し、持続可能な都市運営を図るため、改正都市 10,675 再生特別措置法に基づく「立地適正化計画」を策定 都市整備部 し、積極的にコンパクトシティの形成を推進しま す。 都市政策課 市が設置した公園周辺の住民で組織され、公園につい て、より美しく親しみのある憩いの場とするとともに、住 民参加による緑のまちづくりを推進していくため、地域コ 2,528 都市整備部 ミュニティの活性化並びに自主的に良好な地域社会の 形成に向けた活動に取り組む公園愛護会の清掃等の活 動に対して助成金を支出します。 公園河川課 予算額 (千円) 事業名 広聴会で「青森の発展」が話題になるが、テレビを見ているとそ れぞれの分野でみんな頑張っているなと感じる。「発展」は大事で あるが「青森らしさ」というのを私は新町に求めたい。新町は青森 中心市街地活性化協議会 35 の歴史を感じる。新町だけは他県、他市にない「青森らしさ」を残 継続 支援等事業 してほしい。八甲田丸の辺りから続くアスパムまでの橋は、なかな (再掲 H25第3回№101ほか) か他市では味わえない場所である。 <別添 №155> 青森は所得に対して土地や家賃など高く、若者が独立して生活 するにはとても暮らしづらい街である。夫婦は共働きで、家族同 居でなければ生活ができない場合が多い。もっと若者や学生が 暮らしやすい独自の条例や制度があれば活気がでてくるのでは 36 継続 小柳第一団地建替事業 ないか。 市営住宅などの新築、高齢者や障害者向け住宅の拡充を望 む。 <別添 №157> 冬期間は、交通渋滞や家屋損壊、雪片付けの事故など毎年の 悩みである。除雪、排雪を効果的に実施、指導してほしい。雪祭り のイベントなどで、雪の活用、利用を模索し活性化につなげてい 37 継続 雪対策活動団体等支援事業 けたらいいと思う。雪国ならではの対策と活用を考えていかなけ ればならないと思う。 <別添 №161> 市民は、青森市に何かしらの好感はある。しかし、コンパクトシ ティが現実にどうかと考える時に大きな不安を覚える。郊外に区 域を広げず中心地に集約するが、郊外に暮らす人の中には中心 立地適正化計画策定事務 38 地に住居を考えてもできない現実がある。ここの対応が全く不備 新規 (再掲 H25第3回 №125) である。将来の「青森の姿」が見えない。具体的に分かりやすい 施策であることを提案する。 <別添 №163> 自然環境の保全として、地域に公園を設置しているが、数年も 経てば雑草に被われる公園が多い。場所によっては老人クラブな どが草取りしているように見えるが、高齢化によって管理が行き 39 届かなくなっているようにも思える。シルバー人材センターなど 継続 公園愛護会助成事業 で、管理・監督ができないものか。どこの公園もできてからの管理 が悪くなっている。 <別添 №164> 31 事業内容 多様な民間主体、行政等からなる、「青森市中心 市街地活性化協議会」における基本計画への意見 3,400 や、中心市街地活性化のための事業の総合調整を連 携して行うとともに、当該協議会の運営を支援しま す。 953,601 1,500 昭和40年代に建設した小柳第一団地が老朽化してい るため、建替えを行います。 意見分類 № 意見内容 平成27年度予算に反映した事業 区分 予算額 (千円) 事業名 毎年頑張って除雪を業者がするほうがいいのか、融雪機能を拡 張していくほうがいいのか、どちらが良いかは分からないが、費用 冬期バリアフリー計画推進 40 新規 対効果が高いほうを推進してほしいと思う。 事業 <別添 №172> 32 事業内容 担当部局 冬期の安全で快適な歩行者空間を確保するため、 冬期バリアフリー計画を策定し、当該計画に基づく 45 都市整備部 各事業を推進します。 担当課 道路維持課 あおもり市民100人委員広聴会意見の平成27年度当初予算反映状況(平成26年度第1回:人口減少対策について) 意見分類 № 意見内容 平成27年度予算に反映した事業 区分 予算額 (千円) 事業名 事業内容 担当部局 担当課 ○人口減少対策について(平成26年度第1回) 人口減少問題は若年層の市外流出が根本的な要因であ り、若い世代は、青森市という地域に魅力を感じ得ないの だろうと考えられる。それぞれの地域が、歴史性、文化性 1 を掘り起こして、素晴らしいという認識を持たせること で、地域力を活性化することが大事である。 ほか3件の意見 <別添 №1,16,91,107> 2 若年層の積極的雇用に努める。働ける場の紹介、提供、 安定した賃金など労働条件を現在及び将来的に希望の持て るものにする。シニア世代の雇用については、定年後や子 育ての経験を生かせる活躍の場を検討し整備する。 ほか7件の意見 <別添 №2,3,4,5,6,79,86,94> 3 短期的な対策として、子育て世代の定住促進など、首都 圏に住んでいるかたを呼び戻すような施策はできないか。 住まいの情報提供、税の優遇措置、就職企業の紹介・斡 4 旋といったきめ細かい施策を行い、あらゆる媒体を使って 情報を発信することが必要ではないか。 ほか1件の意見 <別添 №10,108> 継続 青森市成長戦略本部運営 事務(平成26年度3月補正) 急速な人口減少・少子高齢化の進展をはじめ、国 の経済政策など、本市の将来に大きな影響を与える ような環境変化に的確に対応するため、平成26年度 に「青森市成長戦略本部」を設置しました。 1,947 一方、国は人口減少の克服と地方創生に向け総合 市民政策部 戦略等を策定し、各地方自治体に対して地方版総合 戦略等の策定を求めていますが、平成27年度は本市 成長戦略本部において地方版総合戦略等の策定に取 り組みます。 継続 職業能力向上支援事業 (再掲 H25第3回 №90ほか) 高卒者の雇用状況を改善するため、在学中から職 業観や職業選択能力を育成し、雇用のミスマッチの 解消を図ります。 322 ・進路選択ガイドブックの作成・配布 ・出前講座の実施 ・高校生の就職支援に関する情報交換会等の開催 継続 若年者職場定着支援事業 (再掲 H25第3回 №90ほか) 若年者労働者の職業人意識の向上を促し、職場定 373 着を支援するため、市内事業所の概ね入社3年未満 の若手社員を対象とした研修会を実施します。 青森市移住相談・情報発信 新規 事業(平成26年度3月補正) (再掲 H25第3回 №1) 33 企画課 経済部 雇用創出・ 企業立地課 経済部 雇用創出・ 企業立地課 地方への移住を希望する都市住民の移住ニーズに 的確に対応していくため、首都圏において本市での 暮らしに関する情報発信及び相談体制を強化し、移 4,573 市民政策部 住希望者の本市での生活に対する不安を取り除き本 市への移住を促進することにより、人口減少・少子 高齢化が進展する本市の活性化を図ります。 企画課 意見分類 № 意見内容 5 人口を増やすには、青森市に産業がなければならない。 工場とかそういうものをどんどん誘致していかなければな らないし、それとともに、この青森地域に根ざした産業を 構築・設立して、高校生や大学生が流出するのを阻止する 6 ことが大事ではないか。 青森市は、鉄道や飛行機、海運などいい立地条件を持っ ているが、雪が問題だと思う。誘致した工場地帯を除雪す るような対策をとれば、冬も大丈夫なので、それを宣伝し ていけばいいのではないか。 青森県から出た有名人、例えば、三浦雄一郎さんや大相 撲、歌手の方々に紹介してもらって、企業を誘致してはど うか。企業誘致については、超党派で市議会・県議会に働 きかけて企業を誘致し、就職を延してほしい。 7 ほか4件の意見 <別添 №11,12,13,49,72> 平成27年度予算に反映した事業 区分 予算額 (千円) 事業名 事業内容 担当部局 担当課 企業誘致活動事業 (再掲 H25第3回 №89ほか) 企業を誘致するため、各種アンケート調査等の情 1,585 報を基に、企業訪問などの活動を積極的に実施しま す。 経済部 雇用創出・ 企業立地課 企業誘致関係機関連携事業 継続 (再掲 H25第3回 №89ほか) 企業誘致活動に取り組む関係団体を支援します。 ・青森市企業誘致協議会 1,418 ・青森中核工業団地企業立地推進協議会 ・青森市西部工業団地連絡協議会 経済部 雇用創出・ 企業立地課 経済部 雇用創出・ 企業立地課 継続 企業誘致に係る本市の優位性を確保し、1社でも 多くの企業誘致の実現を図るため、各種優遇制度に 基づく助成金・補助金を交付し、本市への企業の立 地を支援します。 拡充 誘致企業等立地支援事業 (再掲 H25第3回 №89ほか) 100,704 【拡充内容】 現行制度の見直しを行い、新たに大規模企業進出 に対する補助制度、雪処理対策に対する助成制度及 びコールセンター等の設備投資に対する助成制度を 創設しました。 市民・事業者・行政のパートナーシップのもと花 いっぱいのまちづくりを推進します。 青森は食べ物もおいしく、住むにはいい場所なので、日 本で一番美しい田舎を目指せばいい。青い森というわりに 8 は、国道を見ても、木々もぱっとしないし、花も少なくて 寂しい。 <別添 №18> 【拡充内容】 平成27年度は、花苗等の支給の強化のほか、中央 9,403 都市整備部 分離帯へのラベンダーの植栽、青森駅前・新青森駅 前へのりんごのプランターの設置、合浦公園のつつ じ園の改植を行います。また、アップルヒルに隣接 する西山公園へのラベンダー植栽の準備を行いま す。 パートナーシップ 拡充 花いっぱい事業 34 公園河川課 意見分類 № 意見内容 大学卒業者の市外(県外)流出の原因の多くは「生涯に わたって働ける職が見つけられない」という話を聞く。市 でも企業誘致の推進に努力しているが、日本全体が厳しい 経済状態にある中、若者をつなぎとめるほどの実効果は難 しいと思われる。外からの企業誘致を進めるとともに市独 自での起業の努力(種蒔き)をすることはできないものだ 9 ろうか。 若者に就労したい職業(の内容)や望む運営方法等につ いてアンケートをとり、実現可能な起業を探る。難しいと は思うが、町おこし、地域の活性化につながる可能性もあ る。 ほか3件の意見 <別添 №20,21,22,86> 平成27年度予算に反映した事業 区分 予算額 (千円) 事業名 がんばる企業応援事業 拡充 (現年分) (再掲 H25第3回 №43) 事業内容 市内における産学官金の中小企業者支援機関との 連携により、多様な地域資源を活用した新商品・ サービスの開発、製品の販路拡大などの積極的な事 業活動を行う中小企業者や、本市において起業を志 85,348 す方々の事業計画作成などの取組みを支援します。 担当部局 担当課 経済部 商工業政策課 健康福祉部 子ども しあわせ課 【拡充内容】 青森市起業・創業等相談ルームの相談体制強化 民間創業支援事業者の創業支援事業費の一部補助 子どもを産む、あるいは育てる世代の皆さんに集まっていただ 青森市子ども総合計画策定 いて、どういう悩み・不安・希望があるのか、直接聞いてみること 10 新規 事務 が大事なのではないか。 (再掲 H25第3回 №51) <別添 №23> 国は、もう人口がどれくらい必要かを考えなくてはならない。国 民に向かって、運動をやらなければならない時期にきている。そ 11 れぞれの自治体が問題点をまとめて、県や国に上げていき、一つ 継続 重点事業要望事務 の大きな運動を作っていくことも大事なことではないか。 <別添 №24> 急速な少子化の進行、家庭及び地域を取り巻く環 境の変化に対応した次世代育成支援対策を総合的か 1,798 つ継続的に推進することが今後とも必要であること から、次世代育成支援対策推進法に基づき、新たに 「青森市子ども総合計画」を策定します。 本市のみでは解決が困難な事案や課題を重点要望と して取りまとめ、国や県、県選出国会議員及び市選出県 571 市民政策部 議会議員に対する説明会等を通じて、その実現に向け た協力を要請します。 なるべく中心地に人口を集め、行政サービスが受けやすいよう にし、人口増加につながるよう、働く場を確保して、子どもを産み 立地適正化計画策定事務 12 育てやすい街にすることこそ、人口減少の緩和になるのではない 新規 (再掲 H25第3回 №125ほか) かと思う。 <別添 №28> 35 今後、より一層進展する人口減少・少子高齢化に 対応し、持続可能な都市運営を図るため、改正都市 10,675 再生特別措置法に基づく「立地適正化計画」を策定 都市整備部 し、積極的にコンパクトシティの形成を推進しま す。 企画課 都市政策課 意見分類 № 意見内容 平成27年度予算に反映した事業 担当部局 担当課 教育委員会 事務局 社会教育課 健康福祉部 子ども しあわせ課 継続 マタニティセミナー事業 少子化・核家族化が進行する中、安心して出産や 育児に臨むことができ、また、妊娠中からの家族の 120 サポートや仲間との交流により、出産や育児の不安 を軽減し楽しく子育てができるよう、妊婦と夫及び その家族に学習する機会を提供します。 健康福祉部 健康づくり 推進課 継続 子育て健康相談事業 核家族化の進行や地域コミュニティの希薄化など により、家庭や地域での子育て機能が低下している 144 中で、妊娠・出産・育児等の悩みや不安を解消する ため、保健師・栄養士・歯科衛生士による専門相談 と情報提供を行います。 健康福祉部 健康づくり 推進課 区分 予算額 (千円) 事業名 放課後児童対策事業(健康福祉部)と放課後子ども教室推進事 業(教育委員会事務局)については、両事業とも類似した事業に 見受けられる。 この事業は高齢者ボランティアを積極的に導入活用してはと思 う。高齢者には、仕事を定年退職した、65∼70才の各方面で活躍 し、経験知識を持った健康で活力のある人が数多くいると思う。 青森市放課後子ども教室推進 13 一方、高齢者にとっては、老後の生きがいともなる。ボランティア 拡充 事業 であるが、研修料・交通費として1日2,000円程度の費用を支給し (再掲 H25第4回 №85) てはと思う(謝礼程度)。これも大きな人材活用である。また、少子 化により学校の統廃合による廃校及び空き教室を高齢者利用等 に積極的に活用するのも管理部局を越えて検討願いたい。 ほか2件の意見 <別添 №33,75,92> 事業内容 放課後子ども教室及び放課後子ども教室モデル事 業の内容を見直し、小学校内において全学年の児童 を対象に、学習や読書等を実施する「自主活動の 場」と体験活動やスポーツ・文化活動、地域住民と の交流事業を実施する「体験・交流の場」を提供す 51,000 る「新たな放課後子ども教室」として、全ての小学 校(平成27年度は青森地区)に開設します。 【拡充内容】 実施校を8校から39校に拡充します。 就労等により保護者が日中家庭にいない小学生を 対象に、家庭の代わりとなる放課後の居場所を小学 校内等に確保し、児童の健全育成を図ります。 働く世代にとって放課後の児童の居場所に係る事業などは是非 放課後児童対策事業 14 拡充継続してほしい。遊ぶ場、学ぶ場の充実。 拡充 (再掲 H25第4回 №85) <別添 №35> 15 今は、学力があっても生活体験と社会知識の不足で、育児の悩 みや不安で出産を避けている女性が多く、それが人口減の大き な原因になっていると思われる。そこで先ず必要なのは、女性の 悩みを解消することである。 <別添 №39> 16 36 62,851 【拡充内容】 青森地区の全小学校区に拡大して開設するととも に、対象児童を小学3年生から小学6年生までに拡充 します。また、放課後児童支援員の処遇改善を図り ます。 意見分類 № 意見内容 平成27年度予算に反映した事業 区分 担当部局 担当課 健康福祉部 子ども しあわせ課 教育委員会 事務局 学務課 健康福祉部 子ども しあわせ課 健康福祉部 子ども しあわせ課 地域における子育て支援の環境づくりの促進を図るた め、育児に関する援助を受けたい人と援助を行いたい人 6,625 健康福祉部 を組織化し、会員同士が相互援助活動を行うことにより、 保護者の子育てと就労の両方の支援をしています。 子ども しあわせ課 予算額 (千円) 事業名 高齢者福祉と子育ては別々とする今の考えを改め、高齢者と幼 児を接近させる街づくり(福祉むら)を考えるべきと思う。(例えば、 保育園が一階で、二階が高齢者施設で、幼と老が触れ合うス ペースのある)そんな幼老園が職場に近い所にあれば、安心して 保育所等地域活動事業 17 働ける環境が創られる。資格にこだわらず高齢者に幼児の遊び 拡充 (再掲 H25第3回 №85) 相手をさせることで、高齢者も生甲斐を感じ、幼児は遊びの幅を 広げることができるのでは。老は生甲斐を呼び覚まし、幼は知恵 を高める。 <別添 №40> 「少人数学級」の取組で、教育レベルの向上を図る。少子化を逆 手にとり、学生の質を向上させる取組と位置づける。将来への投 18 資であり、少ない就業機会を他県・他地区の者と競うためのレベ 新規 少人数学級編制拡大事業 ルアップにもなる。 <別添 №43> 事業内容 保育所等が地域に開かれた社会資源として保育所 等の有する専門的機能を地域住民のために活用する ため、世代間交流等事業、異年齢児童交流事業、小 学校低学年児童の受入れを行う場合に、その施設に 10,714 対し補助を行います。 【拡充内容】 対象施設を保育所・認定こども園、新制度に移行 する幼稚園に拡充します。 28,692 これまで県の学級編成(あおもりっ子育みプラ ン)に基づき、小学校第1学年から第3学年、中学校 第1学年で実施してきた33人学級編成について、市 独自に小学校第4学年まで拡大します。 延長保育に対する需要に対応するため、延長保育 を実施する保育所等に対し補助を行います。 19 拡充 延長保育促進事業 570,206 「仕事と育児の両立」を目指す働く母親への保育供給サービス の拡充を図る。 就業形態と保育サービスのミスマッチにより現行の公的な保育 サービスが利用者のニーズを満たせていない。「乳幼児保育」「時 間外保育」「夜間保育」等、育児と仕事の時間配分がフレキシブ ルでない女性雇用者が求める保育サービスが不足している。 20 公的保育施設での対応改善が進まないのであれば、民間施設 拡充 一時預かり事業 の参入も推し進め(場合によっては、補助金対応も含め)、ニーズ の充足を高める取組を強化する。 <別添 №44> 21 【拡充内容】 対象施設を保育所・認定こども園、地域型保育事 業者に拡充します。 育児疲れ、急病、短時間勤務など一時的な保育に 対する需要に対応するため、一時的な保育を実施す る保育所等に対し補助を行います。 94,040 【拡充内容】 対象施設を保育所・認定こども園・在園児を対象 に行う新制度に移行する幼稚園等に拡充します。 ファミリーサポートセンター 継続 事業 37 意見分類 № 意見内容 平成27年度予算に反映した事業 区分 予算額 (千円) 事業名 事業内容 担当部局 担当課 地域農業の維持・発展のため、地域の担い手に対す る農地の集積を図ります。 1.人・農地プラン作成事業 地域との話し合いに基づき、地域の中心となる経営 体、農地の集積等を記載した「人・農地プラン」を更 新します。 22 継続 農地利用集積事業 (再掲 H25第3回 №96ほか) 休耕田畑等を活用する農業後継者の養成を兼ねた大型農場会 社の設立による雇用の拡大と、生産地場産物の活用の拡大によ る地元経済の貢献と安定した雇用の確保を図ることができる。 <別添 №46> 2.機構集積協力金交付事業 農地中間管理機構に農地の貸付を行った者又は地域 に対して、協力金を交付します。 (1)経営転換協力金 ※対象者:機構に農地を貸付け、経営転換又はリタ イアした者 ※交付額:1戸当たり30万円∼70万円 農林水産部 77,319 (2)耕作者集積協力金 ※対象者:担い手に集約化されるように機構へ農地 を貸付けた者 ※交付額:貸付け面積10a当たり20,000円 (3)地域集積協力金 ※対象者:機構への貸付農地面積が一定割合を超え た地域 ※交付額:貸付率に応じ10a当たり20,000∼36,000円 農業政策課 3.農地中間管理事業 担い手農家に対する農地の集積・集約化を図るた め、農地中間管理機構が行う離農者や規模縮小農家な どから農地を借受し、担い手農家に対する農地の集 積・集約化を図る「農地中間管理事業」の業務を一部 受託します。 23 継続 集落営農組織構築支援事業 (再掲 H25第3回 №96ほか) 38 農作業の受委託や機械・施設等の共同利用による低 コスト化、経理の一元化及び農地の有効活用を図るた め、今後の地域の中心となる経営体となり得る集落営農 の組織化を支援するとともに、既存集落営農の法人化を 400 農林水産部 支援します。 また、新たに農業経営を法人化または集落営農を組織 化した場合、設立までに要した経費について、定額支援 を行います。 農業政策課 意見分類 № 意見内容 平成27年度予算に反映した事業 区分 予算額 (千円) 事業名 現在、青森市の中心部に、高齢者を対象とした施設がほとんど ない状態である。施設付きのマンションについても、手を付けてい かなくてはならないのではないか。市民が本当に安心して過ごせ るような青森市を構築していかなければいけないと思う。 小柳第一団地建替事業 24 継続 幸畑や小柳にある市営住宅が、かなり老朽化しているが、まず (再掲 H25第4回 №157) は高齢者に暖かい手を差し伸べるべきであり、行政も施策を講じ ていかなければいけないと感じている。 <別添 №53> 平均寿命を延ばすことを考えるよりも、健康寿命を目標にした方 が良いと思う。「健康寿命」は介護を受けたり寝たきりにならず、 自立した生活を送れる期間のことである。この健康寿命の方が意 味あるものだと考える。病院でチューブなどを付けられて寝たきり で長生きするより、健康で長生きすることの方が良いと思うからで 元気都市あおもり健康づくり ある。 25 継続 推進計画推進事業 また、これを実現するためには、子どもの頃からの習慣が大切 (再掲 H25第3回 №50ほか) である。青森の子どもは、運動不足・食べ過ぎの傾向がある。子 どもの運動しやすい環境づくり、カロリーを考えた食の指導が必 要である。 ほか4件の意見 <別添 №56,62,68,70,102> 寿命ではなく、健康寿命にもっと力をいれるべきではないか。健 康寿命が達成されていけば、平均寿命の延伸につながる。健康 長寿な静岡県では、健康でより長く生きるための支援法を研究す るために、大規模な生活実態調査を行っている。その人たちがど んな病気になったのか、何年後に介護状態になったのかというよ うな追跡調査をするのだそうである。やはりこのような一歩踏み込 地域ぐるみの健康づくり 26 んだ形での調査・研究を進めていくべきではないのか。 拡充 支援事業(負担金) 早い段階の予防ということで、健康教養が必要ではないかと感 (再掲 H25第3回 №59ほか) じている。官民学の連携のところで、なかなか民のレベルと学が マッチングしていない現状にあるので、横のつながりをもっと積極 的に推進していくべきではないのかと感じる。 ほか1件の意見 <別添 №56,65> 39 953,601 事業内容 昭和40年代に建設した小柳第一団地が老朽化してい るため、建替えを行います。 「元気都市あおもり健康づくり推進計画 ∼健康 アップあおもりプラン∼」を推進するとともに、市 71 民の健康増進の指標となる具体目標の進捗を管理 し、生涯を通じて心身ともに健やかに生活できる環 境づくりを推進します。 担当部局 担当課 都市整備部 住宅 まちづくり課 健康福祉部 健康づくり 推進課 市民の平均寿命の改善と健康アップを図るため、 保健・医療の関係団体、地域の関係団体、学校、企 業・事業者、行政等により組織した「元気都市あお もり健康アップ推進会議」が活動母体となり、健康 づくりのための人材育成や、職域における健康づく りの推進、地域における健康づくり意識の普及啓発 や運動・食等の活動等、市民総ぐるみの健康づくり 10,000 健康福祉部 運動を推進し、育成した人材や既存組織との連携に より、地域ぐるみの健康づくり活動の推進を図りま す。 【拡充内容】 地域ぐるみの健康づくり活動の更なる活性化を図 るため、支援の充実を図ります。 健康づくり 推進課 意見分類 № 意見内容 平成27年度予算に反映した事業 区分 予算額 (千円) 事業名 一人暮らしのお年寄りなどは、近所づきあいがなくて、誰とも話 ができないといった人たちが、多数いるのが現状である。例えば、 青森市ではなく、民間レベルでやっている傾聴サロンというのが あり、お年寄りだけではなくて、家に閉じこもっていて人と接点が なかなか結びつかない、寂しい思いをしている人たちがそこに一 堂に会して、いろんなことをしゃべりあっているという場所がある。 老人クラブ活動育成事業 27 継続 市として、もう少し市民の皆様にわかるようにしてもらえないもの (再掲 H25第3回 №85) か。傾聴サロンに関しては、いろんな思いで来る方がいらっしゃる ので、いろんな形でそれを結びつけるということをしていかなけれ ばならないのではないか。 ほか1件の意見 <別添 №57,67> 本年度人口減少について色々事業計画を立て予算化されてい るが、「こころの縁側づくり」事業は、是非、全地区社協で実施され るよう実践をよろしくお願いしたい。 (提案) ① 高齢者を始めすべての市民が安心・安全で住みやすい街づく こころの縁側づくり事業 28 りの実現 拡充 (再掲 H25第3回 №48ほか) ② 高齢者の地域生活支援の充実―地域コミュニティの組織づく り ③ 高齢者の生きがいづくり ―カルチャー教室、健康教室 ほか1件の意見 <別添 №57,60> 市では、壮年期の健康教育授業をやっていると聞いているが、 働いている方が、市民センターにわざわざ来るというのは、なかな か難しい。医師・薬剤師といった講師が職場の方に出向いたり、 壮年期健康教育事業 29 事業主に対する健康教育からはじめて、職場の中で健康づくりと 拡充 (再掲 H25第3回 №42ほか) いう意識付けを習慣化していくような取組をやってみたらどうか。 ほか1件の意見 <別添 №58,68> 40 事業内容 担当部局 高齢者が地域社会の中で孤立することなく、生きがい を持って充実した生活を送ることができるよう、社会奉仕 13,526 活動・教養講座開催・健康増進活動などの事業を実施す 健康福祉部 る単位老人クラブ及び老人クラブ連合会に補助金を交付 します。 2,782 高齢者が、住み慣れた地域で生きがいを持って、 活き活きと生活し続けられる環境づくりを図るた め、市と市社会福祉協議会が主体となり、「生きが いづくり」「情報提供」「健康づくり」「相談機 能」等、介護予防などの機能を有する場を提供しま す。 担当課 高齢介護 保険課 健康福祉部 高齢介護 保険課 健康福祉部 健康づくり 推進課 【拡充内容】 平成26年度は市内20地区で実施していましたが、 青森市社会福祉協議会の御協力をいただきながら、 平成27年度には実施地区をさらに2ヶ所拡充して実 施します。 生活習慣病の予防や心の健康等健康づくりについ て、正しい知識を身につけ、活用することができる ヘルスリテラシー(健康教養)の向上を目的に、中 高年及びその家族を対象に、健康教育を実施しま す。 530 【拡充内容】 働き盛りの世代の生活習慣病予防と職域における 健康づくりを支援するため、保健師・栄養士が事業 所等のニーズに応じて出向き、各種がん検診や歯周 疾患検診の推進、運動・食、メンタル、たばこ等を テーマに健康講座を行う、事業所出前講座を実施し ます。 意見分類 № 意見内容 平成27年度予算に反映した事業 区分 高齢者の方たちに介護予防教室というのを開いているが、来る のは決まった方だけである。年を取った人たちが、自分から何か に参加する意識がなければ、何をやっても全然進まないと思う。 30 ラジオ体操を見ても、きちんとやっていくことが健康にもつながっ 拡充 介護予防(一次予防)事業 ていくのではないか。 ほか1件の意見 <別添 №59,69> 健康寿命を延ばすため、現在グラウンドゴルフで健康づくりをし ているが、どんどん外に出てカルチャー教室等で楽しみたいので 情報提供をお願いしたい。情報について詳細はホームページでと 生涯学習情報提供事業 31 継続 よく言われるが、一人暮らし高齢者はパソコン等を持っていない (再掲 H25第4回 №57ほか) ので、ご検討をよろしくお願いしたい。 <別添 №61> 32 担当部局 担当課 健康福祉部 高齢介護 保険課 教育委員会 事務局 社会教育課 多様な民間主体、行政等からなる、「青森市中心 市街地活性化協議会」における基本計画への意見 3,400 や、中心市街地活性化のための事業の総合調整を連 携して行うとともに、当該協議会の運営を支援しま す。 経済部 商店街振興課 市内商店街の空き店舗を解消し、商業機能の充実 と商店街の活性化、にぎわいの創出を図るため、商 店街のメイン通りの1階部分の空き店舗に新規出店 する中小企業者等や、地域住民の交流を目的に、観 13,013 光、環境・リサイクル等の事業を実施するNPO法人 等、文化、芸術、伝統産業の振興を目的に、創作活 動の公開等の事業を実施する団体に対し、店舗賃借 料及び店舗改装工事費・設備費の一部を助成しま す。 経済部 商店街振興課 予算額 (千円) 事業名 中心市街地活性化協議会 継続 支援等事業 (再掲 H25第3回 №101ほか) 最近、高齢者の声を聞くと、中心街へ行っても何もないので、若 者も高齢者もこぞって集合することはない青森である。ここに住む 者がこぞって寄りそう街であってほしいとの声がある。かつて中心 街へ高齢者住宅を促進すると言っていたが、現在その声がどこに いったかわからず、中心街がパラパラの実体が現在の青森市で ある。現在、空室になっているところを活用できるようにすることが 必要かと思う。 商店街空き店舗対策事業 33 <別添 №63> 継続 (再掲 H25第3回 №43ほか) 41 事業内容 高齢者の介護予防に関する知識の普及・啓発や介 護予防活動への取組みを促進し、高齢者が要介護・ 要支援状態となることを防止することを目的とする 介護予防教室の開催等を行います。 16,782 【拡充内容】 介護予防サーポーター育成研修により地域におけ る介護予防の取組みを支えるボランティアを育成す るとともに、住民による高齢者の通いの場づくりや 通所型の介護予防教室のモデル事業を実施します。 生涯学習情報を容易に入手できる環境づくりを推進す るため、学習機会や施設、団体・サークル及び指導者等 64 の各種情報を、様々な媒体を活用し、広く市民に提供し ます。 意見分類 № 意見内容 寿命延伸として医療的方法のほかに老人に「生き甲斐」を持っ てもらうことが大事だと思う。これまで蓄積してきたノウハウを人 の役に立たせる「任意人材」登録などしてもらって活用させたらど 34 うか。 ほか2件の意見 <別添 №67,94,105> 平成27年度予算に反映した事業 区分 予算額 (千円) 事業名 シルバー人材センター運営 継続 助成事業(補助金) 医療面のみに依存することなく、予防的な面での対策と取組が 必要。運動面、リハビリ、頭脳を使う、手指を使うなど計画的で長 35 期的な支援により、効果が期待される。また、計画実行のための 支援者(リーダー)の育成を図る。 <別添 №69> 拡充 介護予防(二次予防)事業 特に、地域活力の確保を目指す「市民協働推進事業」の拡充・ 強化を進めてほしい。 36 ほか1件の意見 <別添 №87,95> 市民協働推進事業 継続 (再掲 H25第3回 №13ほか) 事業内容 高齢者の生きがいづくりの充実や高齢者の能力を 活かした活力ある地域社会づくりのため、高齢者の 21,100 就業機会を確保する事業を実施している公益財団法 人青森市シルバー人材センターに対し補助金を交付 します。 21,517 要介護状態となる恐れの高い状態にある二次予防 事業対象者を地域のネットワーク等を通じて早期に 発見し、悪化防止及び機能改善を図るための通所型 介護予防事業及び訪問型介護予防事業などを行いま す。 担当部局 担当課 健康福祉部 高齢介護 保険課 健康福祉部 高齢介護 保険課 市民生活部 市民協働 推進課 【拡充内容】 二次予防対象者の把握方法等を見直すとともに、 短期集中の介護予防サービス(通所型・訪問型)の モデル事業を実施します。 42 NPO法人やボランティア団体等の活動等に関する 情報提供、協働に関する職員研修や市民向けシンポ 538 ジウム等の開催、市民協働交流サロンの運営を通じ て、協働によるまちづくりを促進します。 意見分類 № 意見内容 平成27年度予算に反映した事業 区分 予算額 (千円) 事業名 事業内容 担当部局 担当課 経済部 あおもり産品 販売促進課 青森市産農林水産物の地産地消をはじめとした販 売促進を総合的に支援し、本市産業の活性化を図る ための活動を行っている、あおもり産品販売促進協 議会に対し、活動費用の一部を負担します。 地域活力の確保のために農産品や漁獲品を売るだけではなく、 あおもり産品販売促進事業 37 加工したり、更に販売やサービスなどによる付加価値をできるだ 拡充 (再掲 H25第3回 №43ほか) け大きくすると雇用の場が確保される。 ただ、これまでもいろいろ試みたが、成功例は聞かない。始めか ら上手くいくことだけを考え、失敗したら諦めてしまう。意思の強い リーダーと失敗から学ぶ不屈さとが必要。女性力をもっと活かす こと、失敗例を積み重ねることが肝要。 ほか1件の意見 <別添 №88,89> 38 他市のふるさと納税の景品が豪華なのを見てすごくいいと思っ 39 たので、景品を良くして青森の魅力をアピールしてみたらどうか。 <別添 №97> 【拡充内容】 あおもり魅力野菜活用促進事業においては、これ まで実施してきた受発注及び決済システムの運用等 テストマーケティング調査を含めた、流通体制構築 に係る調査業務の結果を踏まえ、生産者、飲食店、 流通業者間において、モバイル等を活用した、より 27,751 効率的な受発注流通体制の構築を図る調査を実施し ます。 「あおもりカシス」を使ったあおもり産品販路拡 大事業においては、国産カシスである「あおもりカ シス」が持つ歴史や素材の良さを正確に伝え、全国 にPRし、首都圏等で開催される加工製造・飲食店関 係者との業種を絞った商談会に出展し、安定した取 引ができる事業者との連携を目指します。 市内の食関連小規模事業者が、商品を開発する際 に必要となる科学的根拠を得るための機器を身近に 使用できるように、市役所内に簡易測定機器を整備 し、市内事業者に無償で貸し出します。 物産振興事業 (再掲 H25第3回 №44) あおもり産品販売力強化を推進するため、県外百 3,920 貨店における物産展開催の企画運営や市内外におけ る本市物産の宣伝紹介を委託により実施します。 経済部 あおもり産品 販売促進課 継続 まちづくり寄附制度推進事業 寄附によるまちづくりへの参画が実感できる寄附 制度として、「元気都市あおもり応援寄附制度」を 9,739 推進し、本寄附制度による寄附者への特産品等の進 呈により、本市の魅力をアピールします。 市民生活部 市民協働 推進課 継続 43 意見分類 № 意見内容 住宅型の老人ホームやホスピス、リハビリテーション施 設(温泉付きとかで)を作る。ある一部の地域に家を何軒 か建てて家族みんなでそこに住む。その近くに医者や看護 士、リハビリや心のケアの先生、全てをまとめる民生委員 的な人たちもその地域に一緒に住んでもらって、家族と生 40 活を共にしながらリハビリや緩和ケア、病気の治療もでき て家族もまた負担にならないように、介護の職員に手伝っ てもらいながら最後まで一緒にいられるというのはどう か。 <別添 №98> 平成27年度予算に反映した事業 区分 予算額 (千円) 事業名 在宅医療・介護連携推進 新規 事業 (再掲 H25第3回 №47) やはり青森は雪である。青森に帰ってくると、やっぱり暗い。そ れから、雪が多く、マイナスのイメージが多い。雪の降らない県に するのは無理な話なので、雪を活用して、新しいいい物にすると 雪対策活動団体等支援事業 41 継続 いうのもとても大事なことだと、青森に帰ってきて考えるようになっ (再掲 H25第4回 №161) た。 <別添 №101> 青森は短命県だと聞いたが、やはりたばこを吸う場所が 多いのと、分煙ができていないと感じた。分煙されて健康 42 的な食事ができる場所、運動できる場所がもっと増えてい けばいいと思った。 <別添 №103> 継続 たばこ対策事業 (再掲 H25第3回 №50ほか) 44 事業内容 担当部局 地域の医療、介護、福祉資源の把握を行うととも に、医療、介護、地域の支援機関など関係者による 897 健康福祉部 会議を開催し、在宅医療と介護サービスを一体的に 提供できる体制の構築に努めます。 市民・事業者・行政の協働による雪対策を推進するた め、冬期間の快適なくらしに資することを目的に活動す 1,500 都市整備部 る団体(あおもり雪国懇談会)の事業に対し、負担金を交 付して支援します。 たばこによる健康被害から市民の健康を守ること を目的に、たばこの健康影響に関する正しい知識の 普及により、市民・事業者等の意識の醸成を図り、 たばこの煙に晒されない環境づくりに向け、「青森 419 市たばこの健康被害防止対策ガイドライン」に基づ き、受動喫煙防止対策と禁煙支援対策を実施すると ともに、「たばこの煙から子どもを守ろう協力店」 の登録を推進します。 健康福祉部 担当課 高齢介護 保険課 道路維持課 健康づくり 推進課 意見分類 № 意見内容 健康寿命の考え方は大切で、病気とかで介護が必要なお 年寄りが増加するのではなくて、元気でピンピンしている お年寄りが増えればいいと思っている。徳島県では、「つ まもの」の発注などを主にお年寄りが行う「はっぱビジネ ス」を始めてから、医療費が減って、元気なお年寄りが増 加したそうである。青森でも何かお年寄りができるものが 43 ないかと考えている。そうやって活動することで、お年寄 りの小遣いが増えたり、生きがいも生まれてくると思う。 そうなると元気な人が増えて、健康寿命も高くなると思う し、お年寄りが元気のない街よりも、元気がある街の方 が、若者も希望を見出せるのではないか。 <別添 №105> 北海道では道庁が中心になり、10年以上前から札幌を除 く道内各市町村がHPを開設し、移住促進事業を実施してい る。その内容は、人口減少が進む地域に地域興しに意欲の ある都市住民を受け入れ一定期間農林の応援や地域住民の 生活支援など地域協力活動に従事して、その地域への定 住、定着を図ることを目的としている。また、北海道農業 へのかかわりかたをわかりやすく説明するセミナーの実施 44 や、ラジオ番組(道内、名古屋、大阪)によるPRや物産展 等を利用した相談会の実施など活動が多岐に渡っている。 青森県のHPを見ると、県内各市町村の住宅支援までで移 住支援までは行っていないのが現状である。いずれにせよ 青森市だけで頑張ってもできないことであり、県庁を巻き 込んで県内各市町村で同じような事業を展開してはどう か。 <別添 №108> 平成27年度予算に反映した事業 区分 新規 継続 予算額 (千円) 事業名 生活支援体制整備事業 (再掲 H25第3回 №47) 青森市移住・定住応援事業 (再掲 H25第3回 №1) 45 事業内容 担当部局 介護予防・日常生活支援総合事業(新しい総合事 業)の平成29年4月の実施に向けて、NPOやボラ ンティアなどの多様な地域資源の把握や、必要とさ 302 健康福祉部 れる生活支援サービスなどを検討するため、関係者 による研究会を設置し、サービス提供体制の構築に 向けた検討を進めます。 市外から本市への移住・定住促進に向けたモデル ケースとして、総務省が支援する「地域おこし協力 隊」の制度を活用し、地域の活性化に貢献します。 13,400 首都圏などから移住した地域おこし協力隊員は、 市民政策部 活動区域である奥内・後潟及び浪岡地区を中心とし た、グリーン・ブルー・ツーリズムなどを通じ、地域 活性化に取り組みます。 担当課 高齢介護 保険課 企画課