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SVOシステムについて Straight vegetable oil)の略です。 今回、放射能
SVOシステムについて SVOとはストレート ベジタブル オイル(Straight vegetable oil)の略です。 今回、放射能で汚染された農地にひまわりや菜種を植え土壌汚染を改善し、か つ、その種を収穫、搾油し、食用油として飲食店、一般家庭、豆腐屋などで使 って貰い、その使用済みの廃食油を回収し、回収した廃食油を遠心分離機でろ 過して、その濾過した油を車や農機具の燃料として使用するエネルギーを自給 し循環型する仕組みを作ろうというものです。 SVOは、植物由来の廃食油を物理的に処理して活用する環境負荷の少ない活 用システムです。ゴミとして出てくる油かすさえも、農業堆肥として活用でき、 無駄がありません。 SVOを車に使用する場合、植物油に多く含まれるグリセリンの問題を解決す るために、車のラジエーターの80度の温水を利用します。2重になった管の 中心に廃食油を、周りに80度のラジエーターの温水を通し、温められた廃食 油は粘度を下げます。さらさらになった廃食油は、燃料管を通りやすくなり、 通常のガソリン同様に使用することができるようになります。 参考:VDF(ベジタブル ディーゼル フューエル)との違いについて VDFは廃食油をアルカリ触媒を用いてエステル化の化学処理をして、植物油 に多いグリセリンを取り除き、車の燃料として使用するものです。化学処理す るので環境負荷があること、触媒として使用した化学物質が残留し、車のエン ジンを痛める可能性があるという欠点があります。 実際にSVOを車や農機具に使用している埼玉県小川町霜里農場の事例 ① 地域の豆腐屋や飲食店から回収された廃食油 ② 廃食油の濾過 遠心分離機 遠心分離機を動かす動力としてのソーラーシステム ③ SVOシステムの車や農機具