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小学校外国語活動(PDF:343KB)
外国語活動 学習指導のポイント 改訂の要点 目標における三つの柱 小松教育事務所 小学校用 H23.03.29 版 評価の3観点との関連と整合 言語や文化について体験的に理解を深める (p7) ○ 体験を通して多様なものの見方や考え方があることに自ら気付き,体感しながら 理解を深める。 (例) 様々な言語での「あいさつ」「数の数え方」「遊び」などを扱うことで,日本のお辞儀や数え方の ジェスチャー,じゃんけんなどと比較して,共通点や相違点に気付かせる。(p20) 積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図る (p7~p8) ○ コミュニケーションへの積極的な態度とは… 日本語とは異なる外国語の音に触れることにより,外国語を注意深く聞いて相手の思いを理解 しようとしたり,他者に対して自分の思いを伝えることの難しさや大切さを実感したりしなが ら,積極的に自分の思いを伝えようとする態度など (p7~p8) 外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しませる (p8) ○ 体験的に「聞くこと」「話すこと」を通して,音声や表現に慣れ親しむ。(p8) 「相手の思いが分かった!」「自分の思いが相手に通じた!」 (p16) 《中学校外国語科の評価観点【外国語理解の能力】 【外国語表現の能力】とつながる》 ☆ 活用力(思考力・判断力・表現力)を高める授業づくり コミュニケーションを深めるためのアプローチ ※「言葉」とは,自分の考えや気持ちをのせて運ぶものである からこそ,人と人をつなぐ大切な役割を担っている。 ○ 理由や根拠,比較,例示等を伴った表現へ(児童の学習段階を考慮) 1条~3条 ○ 相手の発話に寄り添った応答や関連付けた話題の継続 5条 (例) A: I want to go to Italy. I like soccer. I want to play soccer in Italy. B: Oh, I want to go to Italy, too. I like pizza. ☆ 学力・学習を支える基盤づくり 児童の思考・判断を引き出す工夫 ○ 児童が自ら気付く(教え込みではなく)ための手立て (例)・teacher, baseball player, pianist, scientist 等の職業を表す 語の語尾の発音の特徴等に気付かせる ・日本語では職業を表す語にどんなものがあり,英語と日本語 を比べて言語の相違点や共通点,言葉の成り立ちの面白さに 気付かせる(教師,介護士,漫画家,歌手等) 2条 6条 学び合い学習を充実させる ○ 「話す」「聞く」必然のある課題設定の工夫 ○ ペア・グループならでは,のしかけづくり (例) 「オリジナルパフェ作り」 ・買い物(客と店員のやりとり) ・完成したパフェの紹介クイズ ☆ 指導改善を進める体制づくり 国際理解の視点 ○ 普段,友達に対して問わないような内容でも,外国語 活動においては,友達とやりとりすることを通して, 友達や自分のよさをよりよく再認識することで,他者 理解や自尊感情などを高めていくことにつながる。(p25) 11 条 ○ 中学校との連携 ○ 校内研修の充実 ○ 指導者の姿勢 ・ ・英語で英語を理解させる工夫 (例) A: What color do you like? B: I like red. (A…「へぇー,だから筆箱や下敷き,バッグとか赤い持ち物が多いのか。なるほど,納得!」) ○ 「世界のさまざまなあいさつ」「世界の文字」「世界の子どもたちの生活」「夢」などを扱うことで,児 童の視野を世界へと広げるとともに,日本の文化,国語,自分自身にも興味をもたせることにつ ながる。(p25) 2条,10 条 他の教科等における学習との関連 ○ 他の教科,領域等の学びと積極的に結びつける。(p14~p15) 2条,3条 (例)・国語科の「外来語」と関連付けた指導 ・図画工作科で作成した作品を Show & Tell (発表活動) の話題の中心に位置付けた活動 ※ ページ数は,学習指導要領解説の参照ページを,何条は,「いしかわ学びの指針12か条」との関連を示す。