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多面的問題
海外主要鉄道誌 抄録 World Report Digest 輸送・安全・環境 停止信号通過に関する人間の信頼性についての計算 原題:Zur Berechnung der menschlichen Zuverlässigkeit aus Vorbeifahrten an Halt zeigenden Signalen ●著者・所属:Ulrich Maschek;ドレスデン工科大学交通安全学部教授 , ドイツ ●誌名:ETR: Eisenbahntechnische Rundschau Vol.62 No.5(2012-5) p20-24 ●言語:独語 ●原文中図:0 ●表:2 鉄道における安全やリスクの評価においては停止等の 表 2 各種資料による停止信号を通過する確率 危険信号現示にもかかわらず通過してしまう確率がしば しば取り扱われている。そこで過去の幾つかの資料をベ 通過確率を計算で求めた。結果を表 2 に示すが、国や路線 等による差があるものの乗務員のエラ—による通過確率 は 1 × 10-5 〜 4 × 10-5 程度となった。しかしこの結果を直 停止信号 通過数 停止信号 通過確率 年間走行 キロ 信号間隔 P 1/r SIG 年 鉄道領域 106 Trkm km Maschek 2007-2009 Deutsche Bahn 1044 2.7 6.9% 614 2.3-10-5 DLR[1] Deutsche Bahn 1050 0.5 1.0% 780 3.7-10-5 資料 ースにして列車の年間走行距離、路線による信号設置や 閉そくの間隔、年間の危険信号通過件数等から危険信号 信号停止 確率 データベース 2008 P HAT NS 1/a Deutsche Reichsbahn Lorenz[9] f 1.0-10-5 ちに人間の信頼性と結び付けるには更なる検討が必要で Henning[12] 1984-1986 Rba Dresden Korrigiert 16 2.7 8.0% 7 1.4-10-5 ある。 Deutsche Hinzen[6] 1978-1988 korrigiert Bun-desbahn 591 2.8 4.3% 65 7.2-10-6 RATP-Studie 〔Mittelwert〕[11] de Raadt〔NiederLande〕[10] 4.0-10-5 RATP 2009 Niederlande 240 2.9-10-5 出典 ETR:EisenbahntechnischeRundschau 貨物列車の騒音—多面的問題 原題:Güterverkehrslärm, ein Thema mit vielen Einflussgrößen ●著者・所属:Markus Hecht(工学博士);TÜ ベルリン , 教授 , マネージング・ディレクター , 専門分野 鉄道 , ドイツ ●誌名:ETR: Eisenbahntechnische Rundschau Vol.62 No.4(2012- 4) p30-34 ●言語:独語 ●原文中図:6 ●表:0 騒音-特に転がり騒音-は、鉄道が直面している最も重 大な環境問題である。この問題に関して 20 年以上、集中 的に取り組んできたが、特に貨物列車騒音に関する限り、 ほとんど/まったく成果が上げられていない。しかし、 商業的に実行可能な解決策はあり得る。 図 1 ボ ン市人口密集地帯のラインタール東岸の騒音図(出典:ドイツ連 邦鉄道局) 出典 ETR:EisenbahntechnischeRundschau World Railway Technology 2012.7 10