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3 普及上の留意点 (ー) 県内いくつかの生産船について、 棚としての機能

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3 普及上の留意点 (ー) 県内いくつかの生産船について、 棚としての機能
3 普 及 上 の留意点
( 1 ) 県 内 い くつか の生 産組織 につ いて 、組織 と しての機能的 側面 を主体 ' こ
調 査分析 した もの であ るが 、
地域 の大型共同利用 施設 の 夜割 を配隠 す る ことが畳要 であ るn
t 2 j 圃場 の分故 度 が L 組 織 機能 ` ご
及ぼす影響 の大 きい こ とを配慮す ること。
4 調 査研 究方 法
( 1 ) 課 題名 稲 作経営 の 展開 と生 産組織 の対 応
1 2 ) 調 査研究年 次 昭 和 5 0 年 ∼昭和 5 1 年
1 3 9 調査方法
2
聞
きと り
菜 作 安 定 経 営 の た め の品 目選 定 に つ い て の 一 方 法
野
1 背 景 と特 徴
大都市 の 人 口増力口に と もな う野 菜 の需要は増加 じつつ あ るがもそ の需 要 の動 向は 、個 々の種類 の季
節的需要ばか りでな く、周年需要 の 後 向とな って いる。
この周年 需要 に対 す る不巣の特徴、 とりゎ け野菜作のイ
申長著 しい 高冷地での特 徴は夏季冷源 の立地
を利用 し、葉根菜 を主と し、 一部果菜 を含む夏 から初秋 の生産で時 期的 に暖地 で生産 し得ない品 目
r作 型 )の 生産にみ る。
1
ウ も 高冷地野勲 こ限らず 、野菜作では需給 の アンバランスか ら価格変動 が著 しく、常 tご
そ の経営
ごは不安定性 がわ きま とって ぃる。 この よ うな中 で個 々の農家は所得の安定性 の追求か、投機性追求
↓
か で野菜作付品 目選 定に普慮 している。
ここで は 、 46年 よ り50年 音での 5ケ 年 にわ た る日試 寓冷地分場 の実用化技術 組立試 験成果か ら
高冷地 で 代表的 なレ タス てマル チ移 植、 マルチ直磨 、露地直播 )短 根 ニ ンジ ン、 スイ ー トヨー ン、 ハ
クサイL加 エ アスパ ラガスを とりあ げ.安 定 した所得 を雲視 した品 目組合せ モ デル を試算 した ので参
考 に供 した い。
2 内
1)安
/
容
定所 得獲 得 の ため の野 菜品 目組 合せ モデル試 算 の 方法
ツ
今日 しば しば採 用 され て いる設 計法は 、 い くつ かの設計案 歩たて ぉ相 互比較 し、最 も有利な設計 を
選出す る試算計画 法 てバ ジエ テ ィ ン グ ・メ リー ド) ほ 代表され る非 数学的 方法 と線 型計画 法 に代表 さ
れ る数学的方法 に三 分 され る。 それ ぞれ 長 所 、短所があ り、一 直 の方法 での設計 には 限界 があ りぉ置
々の角度 か ら数学的 な分析 を行 い 、最終 的には試算計l d i 法
に よ り、情督 な実施 計画 を練 りあ げ るのが
最 も良 い と思われ る。数 学 8 J 分析 な しt ご
、 い きな り試算 計画法で設 計 した計画は 科学 的根拠 、客観的
価値 が少 な く、説 碍力 のな しV 芭険 性を含ん で いるか らである。
数学 問方 法の うちL 縁 型計画法 は連立 一 次不 等式 で表わ され る情J 約 の もとで も あ る 目的関 数 を最大 、
又は最少 t ご
す るような一張的 な解をみつけ る方法である。決言すれば資源 ( 土地、労働力など) の制
-66`一
限量 抹 よび各方式 (作 日、品 目な ど )の 技術 係数 r投 下労働力 な ど )、 利益係 数 (所 得な ど )が 与
え られ た時 .各 作 目渉 どれ ぐらいやれば 、利益 の 合計 が最大に なるか な敏学 的 に 算出す る ものであ
る。 しか し、野菜 作な ど所得変動 の激 しい作 日では妥 当な末U益係数 の決定 が難 しく、線 型計画法 の
利用は適切 でな い ことが多 い。
・
・ ロ
野 菜 作 の よ うな、 いわ ゆ る不確 実性条件下 で の設計 法 には リス ク ブ グ ラ ミング ゲ Tム の理
論等 があ る。 ここ ではゲ
ー ムの理論を とりあげ るが 、 この設 討法 は実現す る と思わ れ る経営 諸条件
1のな か で 、総示U盃係 数 の 最大化 に とって最 も不利 な諸条件 が実現 す る こと を拒絶 し.獲 得 しうる最
低 の総 利益 を最大化 しよ うとす る ものであ る 。す なわ ち、各方式 の利益 係数 を と植め 確 定値 と して
では な く、 い くつ か の 有 限種類 の発生型 と して 予測す る場 合 の 計画 であ る。 しか し、 この計 画法で
は資源 が制 約 され てお らず 、算 出 され た解は常 識的 には 確 かに 安全 確実 な計画 で は あ るが 、特 に労
働 面 にお して 非現実的 な計画に な りや す い。
ー
ごよる方法 に資
最近 、前述 した線 型 計 画 法 とゲ ー ムの 理論 を折 衷 した。す なわ ち 、ゲ ムの理 論 を
源 の 制約 条件 を付 加 する方法 力開 発 され 、利 用 されは じめ て いる。 こ こでは数 学 的方法 と して 、 こ
の 資 源制約 付 グ ァムの方 ど夢荒 い も耕地 4 ha、 労 働力 '人 を制約 条件 と しも 価値変動 L収 量 変動
をも考慮 して試算 を行 った。
2)試
算 された品 目 て作型 )組 合せ モ デル
試算 の 結果 でで きた品 目、作型 は レタマル チ移 値 て早 ど りお よ び運 ど り)、 加 エ アス パ ラガス、
短根 ニ ンジ ン (早 播 き )、 ハ クサ イ r秋 ど り )の 4品 目 5作 型 であ る。 この計画は端 的tごは アスパ
ラ ガ スの収桂 輸
ま り、中心作 目で ある レタスの うち、最 も不安 定 な レタ ス露地 直播 て夏 ど り )を
避 け 、 ポ リマル チ カ利用 して 作期 を前進 `レ タスマルチ移 値早 ど り )あ るいは 後退 `レ タ スマル チ
移 植運 ど,)さ せ 、そ の間 、短 根 ニ ン ジンの収 穫 があ り漏終 は ハ クサイの収 穫 とな る計画 であるょ
用の レ
な沖 、周辺 の先進 農 家 の経験的 な対 応 と して レタス遷地 直播 作型 力減反 し、 ポ リマル チ本」
タスの早 ど り、運 ど り作型 を増反 させ 、そ の 間 tご
岩 さぃ雨 の 影響 を受 けtごくい品 目の 増反 の意 向 が
確 認され、試 算結果 との類似 が指摘 で き る。
3 普 及上 の 留意点
1)こ
こでは収 量b価 格 の安定性 、労働力 の 面か ら野菜 作付品 目組 合 せ モ デル を試 算 した が、輪
作 ぉ部門結合 上 の補完 関係 、経営主 の選 好等 を考慮 していない。 またも労 働に融 通 性 を もたせ
るた め 1ケ 月 区切 りに した こ とが ぉ一 部品 目b作 型 【レ タス マル チ移値 )の 過大 算出 とな り、
必 ず しも現実的 では な し、
従 って もgl」
衰 の 算出 され た 具体的数値 を、そ のまま現実 に 適用す る こ とは 困難 と考 え あれ る。
数値は あてすで も次 の計画段階 の試算計 画法 のた めの指針 と考 え、試算結果 と しての品 日、作
型 を安定経営のための中心 となる品目、作型と考えるのが妥 当であろ う。すなわちL 最 終的な
作付計画は試算結果 カーつ の指 針と して試算計画法によ り、個 々の農家の経営基盤、条件を考
―-67… …
慮 しな が らも浦密 に練 クあ げる必要 があ る。
算 に使 用 した 数値は全 て 大型 トラクタ ー `45.う PS)を
2, 試
中心 に した 大型機 械作業 T賞 体系
を基礎 と している。 し か し、野菜 作付 面積 の 規制 要因は収夜労働 であ る こ と力導;く、そ の 意味
で大型機械 作業 体 系 といえども、収 優作業 が 手 作業中心 と い う現状 で は、や型 あ るいは 小型 機械
械 作業体 系 で も同様 の 傾向 と考 えて よ いであろ う。 '
4 試 験研究成績 の肋要 `
1)試
験研究 課題 名 `園 試 と共同 )
実用 化技術 組 立試族 _― 高冷地 野菜機械化栽倍 技 術 組立 実証試験 一
験研究 年次 お よび場 所
2)試
昭和 46∼ 昭和 50年
.
5ケ
年
岩 手県 園芸試験場、 高冷地分場 園場
3)試
験研 究 方 法
記帳 L聞 き と り調 査結 果お よ び市場価 格等 の数値 を使 用 して の資源制 約付 ゲ ーム !ごょる分析
5 残 された問 題点
4)瑞
作 、部 F」
結 合等 を考慮 した 野菜作付計画 の策 定
こ こでは 、 いわ ゆ る ク リー ング ク ロ ップ とぃゎれ る ス イ ー トヨ ーンが低 収益 の た を出 現 して
い な い 。輪作 上泌 須 の品 目であ り、 何 らか の対応 て控 除法 な ど )が 必要 であ る。 すたも導 入作
物 に野菜 以外 の一 般畑 作物を含 めての考 察 も必要 である。
` 参 考資料
1)工
、2)
篠 元
〃
農
農
業経 営 の線 型計画
文書房
明
つ いて
業経 営設計の方 法 !ご
北
海道 にお け る館 農
経営 の指導 指針
3)佐
々 木東 一 線 型 計画法 によ る農業経営
設計 の話 手法
―-68-
農
林省 国 内留 学報告 書
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