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第2回広島市水辺のライトアップ検討会 議事要旨 1 検討会名称 広島市

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第2回広島市水辺のライトアップ検討会 議事要旨 1 検討会名称 広島市
第3回広島市水辺のライトアップ検討会 議事要旨
1 検討会名称
広島市水辺のライトアップ検討会
2 開催日時
平成29年2月2日(木)午前10時~午前11時
3 開催場所
南区役所4階 第2・3会議室
4 出席者
西名委員、吉田委員、山田(知)委員、縫部委員、渡辺代理委員、村上委員、青木委員、
秋田委員、黒木委員、中村委員、海村代理委員、尾津委員
5 議題
「広島市水辺のライトアップ計画(案)
」について
6 公開・非公開の別
公開
7 傍聴人の人数
2人
8 会議資料名
(1) 会議次第
(2) 配席表
(3) 「広島市水辺のライトアップ計画(案)
」について
(4) 「広島市水辺のライトアップ計画(案)
」
9 発言の要旨
(事務局)
<「広島市水辺のライトアップ計画(案)」について説明>
それでは委員の皆様にお一人ずつご意見を頂戴したいと思います。
(西名委員)
計画案をご説明頂きまして、なかなか素晴らしい計画なのかなと感じた次第です。
拝聴しておりまして、ちょっと感じたことをいくつかお話しできればと思います。ま
ず、ひとつには、整備の方向性の中で、視点場の話が出てきておりますが、ライトア
ップをする対象をどこからどう見るのか、ですから、その視点場をもちろんお考えに
なっていると思うのですが、例えば、ここからこちらをこういう風に見ますよとか、
そういうところまで含めて計画の中に盛り込まれているとよい。この対象をこう照ら
すと言うのは分るのですが、それをどこから眺めるのか。川沿いにずっとライトが点
灯されて、それをずっと歩きなら眺めるというのもいいのですが、いろいろな対象物、
地域の資源、あるいは、台奥の鼻というところをライトアップするのであれば、それ
をどこから見るのか。そこをお考えいただければいいのかなと感じました。それから、
これからのスケジュールの中で、具体的な照度の調査をされるとありましたけど、専
門的な話になりますが、照度というのは、どれだけ光が届いているかという事ですの
で、見た感じどうかという事であれば、輝度分布ではないかと。ただ、輝度分布につ
いては、どこからどちらを眺めるのかで全然変わってきますので、それもなかなか難
しいところがあるのですが、その辺りも少しこれからの調査を考えるときに、検討事
項の中に含めていただければいいのかなと考えています。
(吉田委員)
今回、非常により具体的になって、方向性としては、だいぶん私自身もイメージで
きるようになって、素晴らしい案ではないかと思っています。特に整備の方向性で、
テーマをきちんと決めて、広島の特徴である川面に映える明かり、こういったテーマ
やコンセプトは広島らしくていいなと思いました。特に、ひとつ感じたのは、今回い
ろんな、どっちからどこの場所をどう照らすのかとか、いろんな技術的な案も出てい
るのですが、今後の話になると思うのですが、色について方向性というか、どういう
風に考えるのかが非常に重要になってくると思います。エリアごとに色分けをするの
か、橋によって色分けをするのか、地域資源、雁木、護岸というような大きな対象別
に色を変えていくのか、色の強弱も含めて、今後、実証実験で検討されるだろうと思
うのですが、その前に、ひとつ大きな方向性を定める必要があるのかなと感じました。
具体的なところで、6ページのところですが、今、樹木は下から照らして、護岸は上
から照らす、園路については、上から下向きに、これは基本的にいいと思うのですが、
雁木については、安全性についても考慮しないといけないと思います。これから、8
ページのオープンカフェ周辺の連続した照射については、個人的には、連続感を表現
するために、今、面的な照らし方をしていますけれど、面で照らさなくても、例えば、
バーコードみたいな縦の線の連続で連続性を表現も可能なのではと思います。そう考
えると、明かりは、光と影の量的なバランスなので、面で照らすと光しか見えてこな
くて、その辺、少し見え方の工夫がいるのではないかと、色と含めて今後の課題なの
かなと思いました。ただ、大阪だとか、大都市のちょっと派手なものに対して、今回
のテーマから想像すると、少し情緒的で、少し淡い色の方が今回のライトアップには
合うのかと思います。
(山田委員)
29年度の実証実験が非常に楽しみになってきました。広島市の別の会議で、楕円
の都心づくりの委員をさせていただいている関係で、駅周辺と八丁堀・紙屋町周辺の
大きな円を結ぶ、今は猿猴橋が軸になっているとお聞きしていて、ちょうどこの隙間
に何かないかと話が出ていて、そういう時に、この駅周辺の水辺のライトアップとい
う、まさに2つの円を結ぶ軸としては、非常に効果的で、いい取り組みで楽しみだな
という印象を持ちました。その上で3つほど意見があるのですが、1点目は、いたる
所に観光スポット化とか滞在型観光とか、観光客のためにという言葉があるのですが、
もちろんそれは、とても重要なことなのですが、やはり、観光客だけのためではなく
て、市民が夜憩えるような場にもなってほしいなと、むしろ市民が誇れるような夜の
スポットでなければ、観光客にとってもそれほど訴求力がないのではないかなと思う
ので、市民が日常的に夜を楽しめる空間であることが、まず大前提ではないかなとい
う感じがしました。2点目は、資料の中に照射方法のイメージがあって、要は水面に
どのように映るかとご説明頂いたのですが、遠くから見たり、対岸から見たりしてい
るイメージが写真でなんとなくわかったのですが、そもそも照射されているその道が
散歩道として、そこの道がどうなのか、つまり、歩行者動線に有効なのは、照射され
ている対岸なのか、照射されているその道自体もおぼろげに、木の下からとか電灯の
下から映すわけだから、それほど明るいわけではないじゃないですが、その道自体は
どうなのかなと思いました。照射される対岸は歩いていて楽しいかもしれないけれど、
照射している道自体は、どの程度の明るさと安全性と観光客や市民が憩いの場として
歩ける動線になりえるのかと疑問に思い、これも合わせて検証が必要なのではと思い
ました。3点目は、長期的に、将来的に市民が広島の外の方たちに訴える観光資源と
して、このライトアップが有効になるために、市民に愛されなければ、市民が楽しみ
にしているようなものでなければならないと、それを反映するために29年度の実証
実験の時に、市民の意見を聴取するであったり、プロジェクションマッピングなんか
は、美術を専攻している高校生や大学生から、若い人たちが未来の広島をどういう風
にプロジェクションマッピングなどで試みるのか、市民参加型の取組、行政だけでは
なくて、皆で自分たちも加わっているという実感がある取組にすると息が長いかなと
思います。
(縫部委員)
住民の意見を聞いて、いろいろ皆さん言われておりますので、少し言わせていただ
きます。住民環境とのバランスとありますが、川側から上を照らさないなど、生活環
境が変わらないようにしてほしいと言われました。あと、時間ですかね、夜遅くまで
観光客がマンションの周りをウロウロされるのも嫌だと言われました。地域資源のこ
とですけど、例えば、原民喜さんという方の夏の花という小説にでてくる被爆樹木が
あるらしく、それをライトアップして説明板を付けてほしいと言う意見もありました。
橋本町の RCC 文化センターあたりのサクラが全部古くなっているので、新しいサクラ
を植えて綺麗にライトアップしてほしいとの話もありました。皆さん、ライトアップ
に対しては賛成ですけど、どうせやるのなら全体的に、サクラを植えて綺麗にすると
か、観光資源も地域資源も、原民喜さんのもやってほしい。いろいろ総合的にやって
ほしい、ライトアップだけ限らないようにしてほしいと皆さんが言っていました。
(渡辺代理委員)
どんどん計画が具体的になって、いいように行っているのが、すごく楽しみにして
おります。今は、夜間、ほとんど人はそんなに通ってないのですが、こういう形で出
来るとどんどん人通りが多くなって、その面での安全性をちょっと考えていただきた
いなと思いました。
(村上委員)
この資料を見ますと、断片的にこういう格好になるのではないかなと思うのですが、
全体的に実際にライトアップされたら、その場所がどのようになるのかが、なかなか
思い浮かばないところがありまして、例えば、大阪なら大阪が実際に、このような状
態になっていますよというような、スライドではないのですが現実的なもの、それが
現在の広島が、このような暗さだったものが、ライトアップするとこのような明るさ
で美しくになりますよというようなものがあれば、もっと理解できるようになると思
うのですが、断片的な写真だけでは理解できないところがあります。もうひとつは、
財源というのがありましたけど、各町内会で負担しなければならいようなことがある
のだろうかと。あるとすれば、どの位ずつになるのかという先のことについて不安を
感じております。
(青木委員)
今、資料を見せていただきましたが、前回の時にいろいろ意見を出しましたが、よ
くまとめていただきまして、ありがとうございました。それで、各町内会の皆さんが
話しておられたのですが、私も機会があるごとに、駅周辺にライトアップの計画があ
るということ、特にモデル地区である京橋から稲荷大橋の間は、今既に、明神さんの
方がライトアップされているのですが、ああいうものが、両岸につくんですよという
風に説明するのですが、皆さんの反応としましては、綺麗になるということだが、お
客さんが来てくれるのかと疑問の声もありましたが、広島駅前大橋の方から荒神橋ま
で全て、将来的にはライトアップされるから、駅前が非常にお客さんに楽しめる回遊
コースになると説明しています。私が思いますのに、整備の方向として、光の強弱の
変化を掲げてありますが、前にもお願いしたと思うのですが、光の変化、例えば、季
節感のある、夏は夏の色、冬は冬の色、というようなものが出来ればよいのではない
かと思います。
(秋田委員)
すごくいい計画になってきているなと、すごく楽しみにしています。先ほど、市民
が楽しめてこそ観光資源にもなるという話がありましたし、これからますます、ジャ
ズフェスティバル等も含めて、地域でも頑張って、夜の地域行事をやっていかなけれ
ばいけないと思っています。地域がにぎやかになれば、全体的に広島駅周辺もにぎや
かになっていくということだろうと思います。先ほど、最後に、地域のゾーンの名称
の話が出てきて、図面と地図で見ると栄橋から稲荷大橋、栄橋から荒神橋と西国街道
の京橋通りを入れれば、Aの文字になる。フランスのクリスチャンデオールがAライ
ンを提唱して、肩から裾に向けてひろがるファッション、A ラインということで、世界
的に広めましたけど、広島Aラインという名前にしたらいいなと、思っておりました。
ちょうど、Aという字にもなりますし、広島 A ラインと言ったら京橋川・猿猴橋・猿
猴川のちょうど、ここだよというのが分ればいいなと思いました。それから、この周
辺にホテルがざっと30ぐらいホテルや旅館があるんですね。そこで、ホテルや旅館
との連携もしっかり考えていただきたいなと思います。通常は、ほとんど人が通らな
い地域ですので、人を呼ぶためには、市民も呼ぶ、観光客も呼ぶということで、市民
は市民なりに頑張って呼ぼうと思いますが、観光客を呼ぶためにホテルや旅館との連
携がすごく大事だろうと思います。
(黒木委員)
私も期待をしておりますが、2点ほど。まず、1点は、ライトアップという事です
から、夜を考えている。昼間はどうするのかということです。昼間歩いてみた時に、
ここに設置された設備が、見苦しかったら何の意味もないと思います。夜の方が通る
人が少ないと言う意見もありましたように、昼の方が結構多いんですよね。そういう
意味で、昼間も見るに堪えるような設備にしていただきたい。それから、先の長い話
ですが、出来た後ですね、運営していくというか、これをメンテしていくのにどのよ
うにお考えか、費用もありますし、犯罪とか、安全とか、設備の棄損、こういったも
のも出てくると思います。さらには花見の時には、場所を占用されていますから、そ
うものとの折り合い、いろいろメンテ上も考えていただければと思います。
(中村委員)
ご存知のように、駅前は高層ビルが建ちまして、大変、変化しております。また、
こういう照明でもって、人が回遊できることは素晴らしいことだと思います。ひとつ
だけ、固定的な照明は結構ですが、よその国で見てきたのですが、すごく大掛かりで
して、大きなビルに右から左に新幹線みたいな電車が走るんですよ。そういうのを見
てきて、少し動く照明といいましょうか、そういうのも楽しいかなと思いました。日
本にも新幹線がございますし、車もマツダの車が走って通り過ぎるような照明があれ
ば面白い、マツダさんが結構お金を出すかもわかりません。そういうことを少し思い
ました。
(海村代理委員)
このような計画は、今日、初めて聞いたのですが、素晴らしいの1点です。計画自
体は素晴らしいと思います。それを形にするうえで、先生方の話を聞いておりまして、
川ばかりを照らすことに集中して、足元、歩行者の視点を疎かにしてほしくない。な
ぜこういうことを言うかというと、夜歩いたり、朝歩いたりしています。時々この川
沿いを全て歩いております。とにかく乳母車を引いた方や足の不自由な方も歩いてお
りますが、幅が狭い、綺麗にはされているのですが、人がリラックスをした状態です
れ違うスペースがないものですから、ここに他にたくさんの観光客が無作為に来ると、
非常によろしくない絵になってしまうのではないかと。私たちの世代は、かっこいい
町、スマートな計画を求めていまして、予算の計上にしてもこれからどんどん具体的
に上がってくると思うのですが、やった限りには、恒久的というか、長い目で30年
後、50年後もやってよかったねというような予算の使い方をしていただきたいなと
思いました。長いスパンで物事を考えて、ランニングコストの話、メンテナンスの話
もありましたし、そういったことも十分に議論にしていただきたいと思います。行政
のやり方は、縦割り行政だと聞いておるのですが、照明を設置する上で、今後、護岸
の工事がもう無いのか、50年後とか、ライトを付けたけれども何年か先に、護岸工
事が始まったとか、先に設備投資をしたことによって、無駄な予算が使われるのも好
きではないです。まず、歩道をなおして、歩行者のスペースを確保した上で、こうい
うことが検証されるんであれば、うれしいなと思います。広島市のかっこいいまちづ
くりは、応援していきたいんですけど、ぜひその辺をご注意していただいて検討して
いただきたい。最後にもうひとつ、もう少し資料の中身の具体性を上げてほしい。今
度、実証する場合には、徹底的に器具とか、とにかく実証しかないと思っています。
机上の空論ではないと思っています。是非、いろんな人に見て頂いて、いいね、かっ
こいいね、うちの町もやってよと言ってもらえるようなものをご提案いただきたいと
思います。
(尾津委員)
町としては、市がこれだけ計画していただいたことは感謝しています。町内も住民
の高齢化や子供が少なくなったことにより、町独自の祭りや子供会もできなくなって
います。感謝しつつ、町も努力していかなければならないが、町自体も大変な状態で
す。段原に17町あるが、各町も一緒だと思います。
(事務局)
先程、地元の方の財源の負担はあるのかということの質問がありましたが、そうい
ったことは考えておりません。企業の協賛の中で、その地区の企業がある場合もある
かもしれないのですが、住民の方に直接負担を求めることは考えておりません。会と
しまして、お集まり頂いてご意見を頂戴するのは、今回で、最後になります。資料を
送付させていただいた時、実証実験の時にご覧いただいてご意見を賜りたいと思って
おります。ありがとうございました。
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