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現代的なリズムのダンス(PDF:232KB)
第1学年 保健体育科学習指導案 指導者:上尾 隆一 1 単元名 ダンス(現代的なリズムのダンス) 2 運動の特性 (1)一般的特性 ○構造的特性:現代的なリズムの音楽に乗って、リズムの特徴を強調して全身で自由に踊ったり、変化とまと まりを付けて交流するダンスである。 ○機能的特性:生徒たちに親しまれているポピュラーな音楽に乗って踊り、心身ともに弾ませて踊る楽しさや 仲間とリズムを共有し踊る楽しさがある。 ○効果的特性:リズミカルな音楽に合わせ、全身を動かすことの開放感、仲間と動きやリズムを共有する一体 感を味わうことができる。さらに、ダンスを継続することで柔軟性、平衡性、調整力などを高 めることができる。 (2)生徒から見た特性 ・5月の時点での事前アンケートによると「ダンスをやってみたい」と好意的な反応を見せたのは34名(男子5 名、女子29名)全体の42.5%であった。性別によって大きな隔たりがあることがわかった。中学校時代の 授業での創作ダンス・リズムダンスの経験者が女子に12名、ダンス教室などの習い事としての経験者が女子に 13名いる。ダンスを楽しい、楽しそうと考えている生徒が多く、前向きな気持ちを持っている生徒が選択して くれた。 ・男子では、 「ダンスをやってみたい」と回答した生徒は5名であった。ダンスの経験者がなく、否定的な意見が多 かった。しかし、その後10名の生徒が興味を持ちダンスを選択してくれた。 3 指導にあたって この単元に興味をもって選択した生徒に対して、生徒が取り組みやすい現代的なリズムダンスを軽快で乗りやす い音楽を使い、動きを作り出すことやリズムの取り方に工夫を凝らし、自分たちなりのダンスを作るように導きた い。さらに、ダンスは個人の動きだけでなく、仲間と協力して踊る集団的な運動であることを理解させ、お互いの 違いやそれぞれの良さを認め合う雰囲気作りを大切にしたい。仲間と交流しながらダンスの特性に触れさせ、心地 よい音楽に合わせて踊ることに楽しさや喜びを味わわせたい。 4 学習のねらいと道すじ ・リズムの特徴をとらえ、変化とまとまりを付けて、リズムに乗って全身で踊ることができるようにする。 (技能) ・感じを込めて踊ったり、みんなで自由に踊ったりする楽しさや喜びを味わい、イメージを深めた表現や踊りを とおした交流や発表をすることに自主的に取り組めることができるようにする。 (態度) ・ダンスの名称や用語、文化的背景と表現の仕方、体力の高め方、課題解決の方法、交流や発表の仕方などを理 解し、グループや事故の課題に講じた運動を継続するための取り組み方を工夫できるようにする。 (知識・思考・判 断) 1 (2)学習の道すじ ねらい1 極に合った動きを工夫し、仲間と協力しながら作品づくりをすることで、楽しさや喜びを味わえるよ うにする。 ねらい2 作品の発表を通して、お互いの良さを認め合い、楽しさや喜びを味わえるようにする。 5 単元の評価基準 単 元 関心・意欲・態度 ダンスの楽しさや喜びを味わうことが 思考・判断 生涯にわたってダ 運動の技能 ダンスの特性に応 知識・理解 ダンスの名称や の できるよう、互いの違いや良さを認め合 ンスを豊かに実践す じて、交流や発表が 用語、踊りの特徴と 評 おうとすること、自己の責任を果たそう るための自己の課題 できるよう、イメー 表現の仕方、体力の 価 とすることなどや、健康・安全を確保し に応じた運動の取り ジを深めた表現や踊 高め方、交流や発表 基 て、学習に自主的に取り組もうとしてい 組み方を工夫してい りを身に付けてい の仕方などを理解 準 る。 学 ①ダンスの学習に自主的に取り組もうと ①設定された曲から ①リズムの特徴をと ①ダンスに関連し 習 している。 に ②互いの違いや良さを認め合おうとして くらませている。 お いる。 ②動きの中で隊形作 とができる。 け ③自己の責任を果たそうとしている。 りや踊りによる表現 ②リズムに乗って全 ②ダンスの名称や る ④お互いに助け合い教え合おうとしてい 方法を工夫してい 身で踊るための動き 用語について、学習 具 る。 る。 体 ⑤健康・安全を確保している。 ③仲間の表現や動き ている。 の に対して指摘してい ③交流や発表の仕 評 る。 方について、学習し る。 る。 している。 動きのイメージをふ らえ、変化とまとま た体力の高め方に りを付けて、踊るこ ついて、学習した具 ができる。 体例を挙げている。 した具体例を挙げ 価 た具体例を挙げて 基 いる。 準 ④踊りの特徴と表 現の仕方について、 理解したことを言 ったり書きだした りしている。 2 6 単元の指導と評価の計画 指導計画 時 間 1 学習のねらい・活動 は じ め 2 3 4 ね 5 ら 6 7 1 ① ① ② ① ② 関心・意欲・態度 (観察法) (観察法) (ダンスノート) ① 運動の技能 (観察法) ② ② 中間発表 ら 知識・理解 (ダンスノート) ① 動きの工夫(構成、教え合い、繰り返して踊る) ね 評価方法 ① ② 動きの工夫(構成、移動や空間の変化) ① 踊り込み(修正、教え合い、繰り返して踊る) 踊り込み(修正、教え合い、繰り返して踊る) ③ 知識・理解 (ダンスノート) ② ④ い 踊り込み(場当たり、楽しむ) ⑤ 2 踊り込み(リハーサル、楽しむ) ま と め ③ ③ 最終踊り込み 16 ○ 1 8 ① 動きの工夫(構成、繰り返し、つなぎの工夫) 動きの工夫(構成、移動や空間の変化) 9 1 7 オリエンテーション 1 授業内容の説明 2 ビデオ鑑賞 1 班編成 2 役割、担当決め テーマ決め 3 ダンスノートの記入方法 テーマ決め 動きの工夫(動きを出し合うステップや自由な動き) テーマ決め 動きの工夫(動きを出し合うステップや自由な動き) テーマ決め 動きの工夫(動きを出し合うステップや自由な動き) 動きの工夫(構成、繰り返し、つなぎの工夫) い 8 1 0 1 1 1 2 1 3 1 4 1 5 評価計画 関心 思考 運動の 知識 意欲 判断 技能 理解 態度 ③ ① ダンス発表会 ② ダンス鑑賞会とまとめ ④ 3 運動の技能 (観察法) 知識・理解 (ダンスノート) 7 本時の学習(16/18時間) (1)本時のねらい ねらい①仲間のよい動きや表現を指摘することができる。 (思考・判断) ねらい②変化とまとまりを付けて、踊ることができる。 (運動の技能) (2)展開 段階 学習内容・活動 教師の指導(支援) 1.集合、整列をする。 2.準備運動、補強運動を行う。 ○準備運動、補強運動を正確に行わせる。 導 3.挨拶、点呼をする。 ○心と体の状態を確認させる。 ○欠席者、見学者の有無を確認し、健康観 入 察を行う。 ○身だしなみを整えさせる。 10 ○本時のねらいを理解させる。 分 ○リズムに乗り、弾んで踊らせる。 ○班練習に向けて、気持ちを高めさせる。 評価の観点 6.発表会に向け、班ごとに練習を ○動きの流れを大切にしながら、つなぎも 行う。 美しく見せるように練習させる。 展 7.リハーサルの映像を見る。 ○互いにアドバイスできるように指示す る。 ねらい①仲間のよい動きや表現を指摘することができる。 開 8.各班で最終調整を行う。 35 分 思考・判断 ③ (観察法) (ダンスノート) ○細かな動きの確認、配置の確認を行うよ うに指示する。 ねらい②変化とまとまりを付けて、踊ることができる。 9.音楽に合わせて、班ごとに一斉 ○笑顔を大切に、メリハリを付けさせ、楽 に踊る。 しく踊らせる。 ○自信をもって堂々と表現させる。 整 10.学習のまとめをする。 ○各班に感想を発表させる。 理 11.整列、挨拶をする。 ○次時の指示をするとともに、気持ちのよ い挨拶で学習を終わらせる。 5 分 12.片づけ 4 運動の技能 ① (観察法)