...

地理出生率率

by user

on
Category: Documents
25

views

Report

Comments

Transcript

地理出生率率
平成24年度県立高等学校入学者選抜学力検査
社
会
■ねらい、出題の内容
1 地理的分野の問題
【ねらい】世界の諸地域の地理的特色に関する基礎的・基本的な知識の定着をみるとともに、地図、
統計、グラフの読みとりをとおした思考力と判断力をみることがねらいです。
【出題の内容】(1)は同じ経線と緯線の組み合わせを問う問題。(2)は熱帯における気温の特徴を
問う問題。(3)と(4)は基本問題。(5)は統計資料からスウェーデンの出生率と死亡率、65歳以
上の人口の割合等を理解し判断できるかを問う問題。
(6)の①は中国、スウェーデン、アメリカ合衆
国、ナイジェリアの主要輸出品の特色を理解し判断できるかを問う問題。②は世界貿易機関を問う問
題。
2 地理的分野の問題
【ねらい】日本の諸地域の自然や産業の特色に関する幅広い理解と、地図、統計、グラフの読みとり
をとおした思考力・判断力をみることがねらいです。
【出題の内容】(1)の②は日本の川の特色を問う問題。(2)は中部地方の中央高地の気候の特色を
問う問題。
(3)はグラフから新潟県と兵庫県の工業出荷額の特色を理解し判断できるかを問う問題。
(4)の③はグラフから新潟県、長野県、愛知県、兵庫県の農業の特色を理解し判断できるかを問う
問題。
3 歴史的分野の問題
【ねらい】日本の対外関係の略年表を素材に、古代から20世紀初めまでの基本的な知識を理解し表
現する力や、歴史上のできごとの時代を特定する力をみることがねらいです。
【出題の内容】
(1)と(2)は同時代の日本列島と中国との関係を正しく理解しているかどうかを問
う問題。(3)は十七条の憲法の内容を正しく理解しているかどうかを問う問題。(4)と(5)は基
本問題。
(6)は16世紀末から江戸初期までのできごとを正しく理解し、年代順に並べ替えることが
できるかを問う問題。
( 7)は統計資料から開国直後の日本の貿易の状況を理解しているかを問う問題。
(8)は1911年に不平等条約がどのように改正されたかを正しく理解し表現できるかを問う問題。
4 歴史的分野の問題
【ねらい】福島県の文化財を素材として、近世から近代までの日本の歴史を政治・経済・社会・文化
にわたって多面的に理解し、歴史的な思考力を身に付けているかをみることがねらいです。
【出題の内容】(1)は江戸時代における東北地方の大名とその支配領域の組み合わせを問う問題。
(2)は県令と県知事の就任のしかたの違いを問う公民分野との融合問題。
(4)と(5)は明治政府
の近代化政策を正しく理解しているかを問う問題。
(6)は大正時代の文化について正しく理解し、時
代が特定できるかを問う問題。
5 公民的分野の問題
【ねらい】三権の抑制と均衡の関係の図を素材として、国会や選挙に関する基礎知識、判断力、表現
力をみることがねらいです。
【出題の内容】(1)から(4)は基本問題。(5)の①は小選挙区制を正しく理解しているかどうか
を問う問題。②は比例代表制の内容を正しく理解し表現できるかを問う問題。
6 公民的分野の問題
【ねらい】今日的課題に関心を持ち、社会的事象を多面的に理解し表現できるかをみることがねらい
です。
【出題の内容】(1)は日本国憲法第25条に関する知識を問う問題。(2)は介護保険制度の費用負担
を正しく理解し表現できるかを問う問題。
(3)は小売店などで導入されているシステムを説明した文
中の空欄にあてはまる語句を問う問題。
(4)は消費者保護に関する法制度について正しく判断できる
かを問う問題。(5)は環境アセスメントについて正しく理解し表現できるかを問う問題。(6)の②
は統計の読みとりをとおしてODAの理解を問う問題。
■今後の学習指導のために
中学校の社会の授業では、課題を設定して、課題に対して様々な資料を活用しながら答えを追究し
ていく学習が行われています。地理では地図、統計、グラフを読みとる技能、歴史では様々な史料を
活用しながら多角的に考察する思考力、公民では社会的な事象や時事問題について、広い視野から考
察し表現する能力が求められています。ただし、思考・判断の前提には、基礎・基本となる事項の正
確な理解が必要です。指導要領が求めている内容の定着を図ることが、重要な指導の在り方です。
■ま と め
今回の入試でも、基礎的・基本的な知識の定着を確かめるとともに、地図、統計、グラフなどの資
料を読みとり活用する技能、表現する力をみる問題を出題しました。学習指導の場面では、教科書の
重要語句をただ暗記するのではなく、常に今日的な課題や社会的事象に関心を持ち、課題を解決しよ
うとする姿勢を育成することが重要です。また、学習内容を地理、歴史、公民の各分野との関連にお
いて考察することも不可欠です。
■正解と正答率表
(
)内は部分正答率
問題
大 小
(1)
(2)
1 (3)
(4)
(5)
(6)
(1)
(2)
2
(3)
(4)
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
3
(6)
(7)
(8)
(1)
(2)
4
正答率
%
ウ
67.3
一年を通して気温が高い。
42.0
(14.5)
アジア
(州) 82.5
オセアニア
(州) 79.7
ウ
43.8
①
エ
71.2
②
WTO
32.4
①
信濃
(川) 65.1
②
流域
65.1
ア
44.8
A
57.3
ア
県
D
46.3
ウ
県
①
名古屋
(市) 77.2
②
近郊農業
64.2
野菜
イ
38.2
③
果実
ウ
31.8
イ
63.1
C
34.2
イ
51.4
時宗
45.0
書院造
83.4
ア → ウ → イ → エ
47.6
横浜
35.3
日本が輸入品の関税を自主的に決める
40.9
権利を完全に回復した。
(9.8)
エ
59.9
県令は政府から派遣されて就任するが, 34.9
現在の県知事は県民による選挙で選ば (12.7)
正
解
れて就任する。
(3)
武家諸法度
(4)
(5)
(6)
士族
ウ
ア
62.7
(1.8)
37.4
53.2
48.1
問題
大 小
(1)
正答率
%
権力分立(三権分立)
72.9
ウ
76.1
(2)
ア
64.7
(3)
5 (4)
弾劾
74.0
①
B , F
68.5
有権者が政党に投票し,議席は得票数
34.0
(5)
②
に応じて政党に配分される制度である。 (11.6)
(6)
総辞職
78.7
社会福祉
11.2
(1)
(2) 40歳以上の国民が負担する保険料 12.1
POS
18.8
(3)
6 (4)
ア
57.3
大規模な開発が環境に与える影響を
26.2
(5)
事前に評価することをいう。
(16.3)
①
政府開発援助
36.3
(6)
②
ウ
46.3
正
解
Fly UP