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サービス ポリシーの適用

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サービス ポリシーの適用
C H A P T E R
3
サービス ポリシーの適用
サービス ポリシーとは、Cisco 10000 シリーズ インターネット ルータが特定のトラフィック クラス
用のパケットに適用する、QoS アクションおよび規則のことです。クラス マップおよびポリシー
マップは、サービス ポリシーを作成するのに使用される機能です。ルータが、インターフェイスの
着信パケットに QoS を適用するよう設定するには、インターフェイスにサービス ポリシーを付加
する必要があります。
この章では、インターフェイスに QoS のサービス ポリシーを適用する方法について説明します。
Cisco 10000 シリーズ インターネット ルータ QoS コンフィギュレーション ガイド
OL-4388-01-J
3-1
第3章
サービス ポリシーの適用
インターフェイスへのポリシー マップの付加
インターフェイスへのポリシー マップの付加
Cisco 10000 シリーズ ルータは、インターフェイスに関連付けられたサービス ポリシーに従って、
インターフェイスの着信パケットに QoS を適用します。ポリシー マップは、サービス ポリシーを
定義します。まずポリシー マップを作成してから、インターフェイスにポリシーを付加して、QoS
パラメータを特定のクラス用のパケットに適用するようルータに指示する必要があります。
ポリシー マップの適用に関する制限事項
•
インターフェイスには、2 つのポリシー マップだけを適用できます。1 つは、着信トラフィッ
ク用で、もう一つは発信トラフィック用です。
•
ATM カード上では、メイン インターフェイスおよび各 PVC に対してポリシー マップを適用で
きます。PVC に割り当てるポリシー マップは、メイン インターフェイスに割り当てるポリシー
マップより優先されます。
ポリシー マップの適用の要件
•
Cisco Express Forwarding(CEF)スイッチングは、イネーブルである必要があります。
インターフェイスにポリシー マップを付加するには、インターフェイス コンフィギュレーション
モードで次のコマンドを入力します。
コマンド
目的
Router(config-if)# service-policy [input | output]
policy-map-name
指定したサービス ポリシーをインターフェイスに適用し
ます。
input は、インターフェイスの着信トラフィックです。
output は、インターフェイスの発信トラフィックです。
(注)
帯域幅、低遅延プライオリティ、ランダム削除、
キュー制限、およびシェープ パラメータは、output
だけで使用されます。input 引数を使用している場
合、これらは無視されます。
policy-map-name は、インターフェイスに付加するポリシー
マップの名前です。
例 3-1 では、ポリシー マップ myQoS をギガビット イーサネット ライン カードのインターフェイス
の着信トラフィックに適用します。
例 3-1
インターフェイスへのポリシー マップの適用
Router(config)# interface gigabitethernet 1/0/0
Router(config-if)# service-policy input myQoS
例 3-2 では、ポリシー マップ myQoS を ATM PVC 0/101 上の着信トラフィックに適用します。
例 3-2
PVC へのポリシー マップの適用
Router(config)# interface atm 3/0/0
Router(config-if)# pvc 0/101
Router(config-if-atm-vc)# service-policy input myQoS
Cisco 10000 シリーズ インターネット ルータ QoS コンフィギュレーション ガイド
3-2
OL-4388-01-J
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