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2012 年 4 月 6 日 株式会社 住金システム建築 代表取締役社長 加藤
2012 年 4 月 6 日 株式会社 住金システム建築 代表取締役社長 加藤真一郎 「住金システム建築 震災復興に寄与」 当社のシステム建築商品が、東日本大震災被災地区での震災復興に寄与している。震災 復興地区では、現場施工を行う職人と、ゼネコンの現場管理要員が慢性的に不足し、復興 に影響を及ぼしている。当社は、基礎、鉄骨、屋根、外装等で構成されるシステム建築商 品を開発し、現地工事込みでゼネコンに販売している。商品は、平屋専用の規格型「ティ オ」、平屋・2階建ての自由設計型「トレオ」、中低層向けビル型「ラフィット」の3つが ある。いずれの商品も、鋼製地中梁を用いたプレファブ工法の基礎システムのため、現地 で型枠工や鉄筋工を一切必要としない。一般工法では、労賃の高騰や、慢性的な職人不足 による工期遅延が問題になっているが、当社の商品は建設価格を抑えることができ、また 従来通りの短工期であることから、ゼネコンから高く評価されている(注 1)。また、全商品 とも 24 時間での見積対応が可能な上に、主力製品の「ティオ」で自動構造設計プログロム が活用できると、通常数週間程度要する構造設計期間が2日程度と大幅に短縮できる。 2011年度の東北地区(佐藤営業チーム長)の受注高は、前年度比約2倍の9.2億円。 これまで需要の多かった沿岸地区の水産加工施設に加えて、内陸部での生産・物流施設の 成約も増えてきている(注 2)。 当社の前期の全国ベースでの受注高は、前期比34%増となる過去最高水準の72億円 に達した。主たる販売先である「住金システム建築会」の会員数は前期 105 社増え 773 社 になった。その内、東北地区は前期 14 社増え 77 社である。 2012年度の目標受注高は全国ベースで80億円、その内、東北地区は前期以上の受 注を目指す。 「住金システム建築会」は今期末、全国で 840 社、その内、東北地区は 90 社 を目標とする。なお、東北地区での営業体制を強化するために、今春、要員を増員、現在、 営業4名工事2名体制で運営している。 以上 (添付写真) 「双日食料水産㈱釜石工場」 (「ティオ」平屋 2328 ㎡、元請施工者=平野組様<岩手県>) (注 1)当社の商品と事業の特徴 ①商品群が豊富でサービス範囲の広いこと。特に、全商品で、型枠工や鉄筋工 が一切不要な基礎システムを保有しており、職人不足問題を解消できる ②地域に密着した体制で、対応がスピーディーで、VE 提案力が高い ③当社は元請施工をしないため、ゼネコンや設計事務所からの信頼を得やすい (注 2)2011 年度東北地区受注物件データ 受注棟数 22 棟、1 棟当りの平均床面積 987 ㎡、 建物用途/工場(水産加工含む)50%、倉庫 27%、事務所・福祉・運動施設他 23%