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~「人権作文」の代表作 発表!~

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~「人権作文」の代表作 発表!~
学校と家庭とを結ぶ学年通信
明石市立魚住東中学校
2011年9月30日
第1学年
NO,86
に「ふんふん、へぇーそうなん。」と言うとおばあちゃんはとてもにこにこして喜んでくれます。そ
れでもっとほかのことも話してくれます。時々、気に入らない事をいってくるので、私も負けない
で言い返して口げんかになることもあります。お母さんは、「あんまりおばあちゃんにえらそうな言
い方したらあかんで。でも、これもおばあちゃんの元気の素やからなぁ。」と言ってくれます。横
で聞いているおじいちゃんは、どこまでも私の味方なので、おばあちゃんに怒り出してけんかは
終わります。でも、私はおばあちゃんのことが大好きです。
私は、楽しくて明るくてやさしいおばあちゃんを、もっともっと助けて喜ばせてあげたいです。
「障がい者」
~「人権作文」の代表作
「大好きなおばあちゃん」
発表!~
1 年5組
○○ ○○さん
私のおばあちゃんは、足が不自由です。それは、おばあちゃんが生まれた頃は、食べる物が、
今のように満ちあふれてなくて、不自由な時代だったそうです。十分な栄養がなくて、お腹の中
で育ったおばあちゃんは、生まれた時は、とても小さくて「この子は、すぐに死ぬな」と思われ、し
ばらく放置されていたそうです。しばらく様子を見ていても、死にそうでないので育てられたと聞
きました。大人になってから、右足の股関節が痛くなって、股関節変形症という病気になってい
ることがわかりました。この病気は、股関節がすり減る病気で、原因は、骨が育つころの栄養不
足ということでした。
おばあちゃんは、昔から重たい物を持ったり、長距離を歩くことができませんでした。
なので、いつも家族が、おばあちゃんを支えてきたそうです。私は、おばあちゃんと一緒に買い
物に行った時は、カートを取ってあげて、おばあちゃんが動きやすいようにしてあげます。レジ
で、おばあちゃんの財布からお金を出してあげたり、買った物を袋に入れるのを手伝ったりしま
す。また、荷物を持ってあげたりします。ゴミの回収日になると、おばあちゃんの家のゴミも回収
場所に持って行きます。おばあちゃんは、とても喜んでくれます。私は、おばあちゃんの家の畑
も手伝います。おばあちゃんは、足が不自由で、しゃがみにくいので、草抜きを手伝います。ま
た、畑を耕したりするのは、力仕事なのでそれも手伝います。おばあちゃんは、私に「これとあれ、
植えといて。水もやっといてな。」と頼みます。畑が終わると「ありがとう。暑いから、アイスでも食
べよか。」と言ってくれます。
12 月になったら、おばあちゃんの家の大掃除は、私とお兄ちゃんの仕事です。窓を拭いたり、
電気のかさをはずして洗剤で拭いたりします。普段、手の届かないような高い所もいすに登った
りして掃除します。おばあちゃんは、「あそこして、ここして。」といろいろ口で指図するだけなん
ですが、すぐに「休憩、お茶しよか。」と言います。毎日、のんびりとした生活を送っているので、
少しバタバタするとそれだけで疲れてしまうのです。休憩をはさみながら、色々な所の掃除が終
わると、「わあー、こんなにきれいになってうれしいな。よう働いてもらったから、ごちそうでも食べ
にいこか。」と、言ってくれて、みんなでどこかに食事に行きます。今度は、私たちをおばあちゃ
んが喜ばせてくれます。
おばあちゃんは、明るくて楽しい人で、おしゃべりがとても大好きです。だから、たくさんのこと
を話してくれます。同じ話を何回も繰り返すこともよくありますが、まるで、初めて聞いたかのよう
1年6組
○○ ○○さん
私は、習い事に行く時、バスを使います。バスに乗る時間帯にもよりますが、私がバスに乗る
時間に私より体の大きな男の人や女の人たちが乗ってきます。その人たちは大きな声を出した
り、二人で歌を歌ったりしています。
小学生だった時は、「体の大きな人なのに、マナーの悪い人たちだなあ。」と思っていました。
ある日、やっぱり大きな声を出したり歌を歌ったりしている人たちと一緒になって、不思議そうに
見ていると、母が私に「じろじろみないでね。」と注意しました。バスを降りてから、母から「生まれ
てくる時に病気を持って生まれてくることがある。」ということを聞かされて、自分は元気に生まれ
てきてよかったと思いました。今考えてみると、元気に生まれてきてよかったと思ったことが差別
だったのではないかと思います。障害のある人に対して「普通でない人」「かわいそうな人」とし
て見ることが差別だったりするのです。そう思うと、毎日の生活の中で、自分の知らない所で人
を傷つけている、そういう事に気づかない自分がいることが、少しこわくなりました。
障害のある人たちは、自分の障害のことをどう思っているのか考えてみました。生まれた時か
ら障害のある人は、障害のあることの不便さより、人と違った自分に疑問をもつのだろうなと思い
ます。そんな疑問や不便を持っていても、色々なことができるようになっている人を見かけます。
毎年、夏休みに24時間テレビがあります。そのテレビの中で障害のある人は色々な事にチャレ
ンジしています。海を泳いだり、演奏したり、絵を描いたりしているのを見た事があります。その
人達は、みんな生き生きとして体の不自由を感じさせないくらい普通にくらしています。
自分を振り返ってみると、幼稚園の時、なわとびができなくて、できない、できないと言ってか
んしゃくをおこしたり、勉強の時には、難しい問題になると深く考える事なく、できないと言ってあ
きらめたり、本気で努力して物事に取り組む気持ちが足りなかったのではないかと思い、はずか
しい気持ちになりました。私は、努力をすれば何でもできる可能性はあると思います。何事もあ
きらめずに精一杯やっていけばいいのだと改めて思いました。障害に、最初はびっくりすること
もありますが、自分と他の人を比べず、一人の人間として接して、自分がそこでできることをして、
それぞれが生きやすい世の中になっていけばいいのではないかと思います。
私も次にバスに乗ることがあれば、自分に何かできる事はないのか考えてみたいと思います。
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