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12月5日付朝刊の広告特集「地方創生スペシャル対談」
荒れ果てた山 河 適 地 適 作 で守る す 。鈴 木 会 長 の ふ る さ と 、飛 騨 と 違 う の は 山 が な い こ と で す 。畑 作 中 心 まずはお二人の﹁ふるさと﹂の ― の で す 。海 が 近 く 、漁 を 終 え て 帰 っ かけて下刈りをして薪を確保したも や農協が別々に行動するのではな を 見 直 す こ と で す 。各 地 の 商 工 団 体 で 、農 閑 期 に な る と 遠 く の 山 ま で 出 思い出についてお聞かせください。 て く る 船 の﹁ ぽ ん ぽ ん ﹂と い う 音 が 鈴木 私は岐阜県の飛騨の山奥で く 、連 携 す る 。私 の 地 元 の 浜 松 商 工 しみといえば秋に開かれる農産品の 初めて海を見たのは小学校の修学旅 鈴木 そ う い え ば 、私 が 生 ま れ て 業 の 交 流 が 一 気 に 進 ん だ 。農 か ら 学 副 会 頭 に 就 任 さ れ る と 、農 業 と 商 工 会議所ではJ Aとぴあ浜松の会長が 帰する現象が起きているのでしょう。 す。資本主義が成熟した今、自然に回 奥野 若い方の就農が増えていま ぶことが実に多いのです。 行で伊勢に行った時でした。 地方を取り巻く環境は厳し ― 目 見 よ う と 街 中 の 人 が 集 ま る 。本 当 に 美 味 し そ う で ね 。私 が 今 も﹁ 食 い い。ふる さとを 守るには 何 が 必 要 し ん 坊 ﹂な の は 、そ ん な 時 代 に 育 っ ですか。 鈴木 明治時代からの縦割り構造 A グ ル ー プ で は 、基 礎 教 育 か ら 耕 作 農 業 が 好 き 、と い う こ と が 大 切 。J そ れ な ら 工 場 で 働 く よ り 、四 季 を 感 業 が 、技 術 の 進 歩 で 効 率 化 さ れ た 。 ら 、農 家 に と っ て は﹁ 下 駄 ﹂の よ う な 4㍍の農道でも邪魔にならないか くした工︵たくみ︶の知恵です。道幅 も う 一 つ 私 が 強 調 し た い の は 、山 じながら大地とともに生きていきた や 川 の 荒 廃 と い う 問 題 で す 。国 破 れ 地 の 紹 介 ま で 支 援 し て い ま す 。私 の 5年ほど前から注目しているの て 山 河 あ り 、と い う 言 葉 が あ り ま す 必 需 品 。道 の 狭 い 中 山 間 地 域 に も 適 は 、全 国 各 地 で 開 か れ て い る 軽 ト ラ が 、今 の 日 本 は 、国 は あ る け れ ど 山 い 、と 思 う の は 自 然 で す 。時 代 が 変 市 と い う イ ベ ン ト で す 。週 末 に 農 家 河 が 管 理 さ れ ず 、荒 れ て い る 。国 民 座 右 の 銘 は﹁ 世 界 人 類 の 大 本 は 農 に の皆さんが自慢の作物を軽トラック が同じ危機感を持たなければ手遅れ した﹁国民車﹂だと思います。 の 荷 台 に 載 せ て 、寂 れ た 商 店 街 に 集 に な り ま す 。農 業 の グ ロ ー バ ル 化 も わったのです。 鈴木 スズキも事業として農業に ま る 。商 店 街 の お 店 も 軽 ト ラ 市 に 参 なってしまった地域に農業が好きな 参 入 し て い ま す が 、希 望 す る 社 員 が 加する。農商工が﹁美味しさ﹂で一 つ 重要ですが、 ﹁ 適 地 適 作 ﹂で 地 域 を 守 若者が移り住むのが理想です。 増 え て い ま す 。昔 は 辛 い だ け の 農 作 に な る と 、町 中 の 人 が 笑 顔 で 集 ま っ て直すために、最大限努力します。 農商工の総合力を発揮して日本を立 てくれたからです。まさに車の両輪。 る の も 、軽 を 地 方 の 皆 さ ん が 支 持 し 鈴木 スズキがインドなどで闘え ることも重要。車の両輪なのです。 あ り ﹂。商 店 街 が シ ャ ッ タ ー 通 り に ふるさと の未 来 は﹁農 ﹂にあり 奥野 私は三重県の伊勢出身で たからでしょう。 品 評 会 で し た 。農 家 の 自 信 作 を 、一 育 ち ま し た 。戦 前 の 貧 し い 時 代 。楽 朝の知らせでした。 農 業 が好 き な 若 者 増 大 時 代の移 り 変 わ り 象 徴 歩んできた二人ですが、想いは 自 然 と 重 な り 合いました 。 中︶ の奥 野 長 衛 会 長 と 、スズキの鈴 木 修 会 長 。全 く 異 な る 道 を の リ ー ダー が 探 り ま し た 。全 国 農 業 協 同 組 合 中 央 会︵ JA 全 でしょうか。この難 題の答 え を 、地 方 と と もに 歩んできた二人 ものでは あ り ま せん 。ど う すれ ば﹁ 地 方 創 生 ﹂を 実 現でき るの 少 子 高 齢 化に過 疎 化 と 、地 方 を 取 り 巻 く 環 境 は 楽 観でき る スペシャル対談 て く る の で す 。幼 少 の 頃 の 飛 騨 の 品 評会と同じ光景です。 軽 ト ラ は 農 家の必 需 品 道 幅 4㍍ の 農 道 を 考 慮 農の活力を、商工の知恵でい ― な和が﹁大和﹂となる。地方創生もま 奥野 ﹁ 和 ﹂の 精 神 が 大 事 で 、大 き かに引き出すかが重要ですね。 さに、和から始まるのですね。 奥野 多 様 な 知 恵 が 必 要 で す 。例 えば軽トラックは農の現場を知り尽 農商工連携 軽トラ市 がモデル 奥野 鈴木 氏 氏 氏 奥野 長衛 氏 鈴木 修 JA全中) 全国農業協同組合中央 ( JA 全国農業協同組合中央会 会長 会長 スズキ スズ キ 会長 地方創生 企画・制作=日本経済新聞社クロスメディア営業局 広 告