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サプライチェーン・マネジメンント

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サプライチェーン・マネジメンント
〔科目名〕
サプライチェーン・マネジメント
〔単位数〕
2
〔科目区分〕
展開科目
〔担当者〕
〔オフィス・アワー〕
小坂 恕
時間:アポイントを撮って来てください。
Kosaka Hiroshi
場所:研究室(1203 号室)
〔科目の概要〕
事業を経営するビジネスの流れ(フロー)全体を習得してもらう。
(アップ・ストリーム: Up-Stream) これはビジネスに必要な情報の流れである。
ビジネスに必要な情報は、まず購買者(顧客:消費者と組織購買者)から、(時に流通業者を通して)企業に集めら
れる。企業はこれらの情報で戦略を立てる。この市場志向の企業戦略が事業を成功に導く鍵である。
(ダウン・ストリーム:Down-Stream) これはビジネスのモノ(財やサービス)の流れである。
このフローだけをサプライチェーンということが多いが、ビジネスにはアップとダウンの両方の流れが必要である。
この流れは、企業が立てた戦略に基いて、まず供給業者から材料・部品が(中心)企業に供給され、
(中心)企業がそれでモノ(財・サービス)をつくり、それを流通業者を経由して購買者に供給する。
ビジネスのフロー:
供給業者 ― (中心)企業 ― 流通業者 ― 購買者
〔「授業科目群」・他の科目との関連付け〕・〔なぜ、学ぶ必要があるか・学んだことが、何に結びつくか〕
この科目は、将来企業に勤めようと、自分で事業を起こそうと、ビジネスをする以上必要になる基本を全て教える。
事業は、まず市場(顧客)が求めているものを把握し、それを事業体に持ち込んで経営戦略の出発点とすべきであ
り、これが事業成功の鍵である。この戦略は事業体に収益を齎す目標を達成するための基本戦略と、その各論であ
る、製品戦略、価格戦略、流通チャネル戦略、プロモーション戦略から成り立つ。
この戦略の実行には、経営資源の裏付けが必要であり、組織の円滑なサポートが必要であり、さらに会計・財務の
面からこの事業経営はチェック・支援される。
また、グローバル化の時代なので、青森の地域状況も踏まえながら、グローバルな視点も入れて説明する。
〔科目の到達目標(最終目標・中間目標)〕
教授は長く企業に勤めていたので、授業では、理論もしっかり教えると同時に、ビジネスの実態も詳しく説明する。
まず、基礎理論をしっかり理解してもらうが、平行して、ビジネスとはどのようなものか、実感できるように説明する。
最終的には、事業を行うことが自分でできるようになるよう、理論と実際を習得してもらう。
〔学生の「授業評価」に基づくコメント・改善・工夫〕
授業中の質問は勿論、反論などの議論も、授業進行の妨げにならぬ範囲で歓迎する。
〔教科書〕
〔指定図書〕
小坂 恕著 『マーケティング・マネジメント論』 有斐閣。
授業は、パワー・ポイントで行うので、その画面と同じ資料は配布する。
〔参考書〕 小坂 恕著 『グローバル・マーケティング』 国元書房、
小坂 恕著 『グローバル M&A 戦争』 ダイヤモンド社。
〔前提科目〕 な し
但し、受講生の既習科目を見て、第1回から12回までの授業スケジュールのウエイトは変更する。
〔学修の課題、評価の方法〕(テスト、レポート等)
テストとレポートの組み合わせで行う。
〔評価の基準及びスケール〕
学期の中間期までに提示する。
〔教員としてこの授業に取り組む姿勢と学生への要望〕
この授業は、学生が将来実際にビジネスを自分で行うことが出来るようにするのを目的とするので、そのような意
欲をもったが学生の受講を希望するし、受講する学生は自分から積極的に取り組むことを望む。
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
定期試験
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
定期試験
授業スケジュール
テーマ(何を学ぶか): 授業全体の流れ(枠組み)の説明
内 容: アップ・ストリーム、ダウン・ストリームを含む、事業を経営するビジネスの流れ(フ
ロー)全体を説明する。
教科書・指定図書
『マーケティング・マネジメント論』の使い方を説明。
テーマ(何を学ぶか): マーケティング・マネジメント
内 容: 事業環境分析―戦略プランニング―戦略実行という
マーケティング・マネジメントの内容を説明する。
教科書・指定図書
『マーケティング・マネジメント論』第 1 章を始め全体をさっと説明。
テーマ(何を学ぶか): アップ・ストリーム(1)
内 容: ビジネスに必要な情報を、まず購買者(顧客:消費者と組織購買者)から集める。
購買者とはどのようなものか:市場セグメンテーションなどを説明。
教科書・指定図書
『マーケティング・マネジメント論』第 6 章。
テーマ(何を学ぶか): アップ・ストリーム(2)
内 容: ビジネスに必要な情報を、流通業者から集める。
流通業者とはなにか、小売業(デパート、スーパー等)、卸売業などを説明。
教科書・指定図書
『マーケティング・マネジメント論』第 12 章。
テーマ(何を学ぶか): アップ・ストリーム(3)
内 容: 企業自体が、必要な情報(マクロ環境・ミクロ環境)を収集する。
集めた情報の分析方法を説明。 IT の活用法。
教科書・指定図書
『マーケティング・マネジメント論』第4、5、7章。
テーマ(何を学ぶか): 戦略プランニング
内 容: 企業経営の目的(使命)、目標、戦略の位置付け。
戦略の内容、構造を説明。 戦略の創り方も説明。
教科書・指定図書
『マーケティング・マネジメント論』第8、9章。
(中間テストまたはレポート)
テーマ(何を学ぶか): ダウン・ストリーム(1)
内 容: 供給業者からの(中心)企業への、原材料・部品供給を(具体例、カンバン方式)なども説明。
供給業者の中心企業からの受注活動も説明。
教科書・指定図書
『マーケティング・マネジメント論』第 10、11、13章。
テーマ(何を学ぶか): ダウン・ストリーム(2)
内 容: 中心企業の財の生産(製造)について説明(含む製造工程、その実態)。
グローバルに最適な生産拠点選択理論も説明。
教科書・指定図書 『マーケティング・マネジメント論』第 10、11 章。
テーマ(何を学ぶか): ダウン・ストリーム(3)
内 容: 中心企業のサービス(ソフトウエア)の用意、生産について説明。
財・サービスとも、製造コスト、事業収益についても説明。
教科書・指定図書 『マーケティング・マネジメント論』第 10、11章。
テーマ(何を学ぶか): ダウン・ストリーム(4)
内 容: 中心企業から流通業者への、財・サービスの流れについて説明。
物的流通(含む運送業者、倉庫業者、グローバルな物流(海運・航空貨物))も説明。
教科書・指定図書 『マーケティング・マネジメント論』第 12 章。
テーマ(何を学ぶか): ダウン・ストリーム(5)
内 容: 購買者(顧客)にモノ(財・サービス)を届ける。 IT 活用の新事業機会も説明。
アフター・サービスなど、顧客満足を図り、事業の次のサイクルへつなげる。
教科書・指定図書 『マーケティング・マネジメント論』第 13 章。
テーマ(何を学ぶか): 全体のまとめ。
内 容: 以上全体をまとめて、ビジネスとしてのまとめを行う。
教科書・指定図書
(期末テストまたはレポート)
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