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第114期第2四半期 - ダイキン工業株式会社

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第114期第2四半期 - ダイキン工業株式会社
ダイキン
第114期第2四半期(2016年4月1日から2016年9月30日まで)
ⓒ Junji Takasago / G.I.P. Tokyo - マウントクック国立公園
(ニュージーランド)
-
証券コード:6367
戦略経営計画 FU
2020年度の売上高3兆円規模を視野に、
さらなる成長をめざします。
株主のみなさまにおかれましては、
日頃より当社の事業、経営に対するご理解を賜り、
心よりお礼申しあげます。
2016年度から、新しい戦略経営計画「FUSION20(フュージョン・
トゥエンティ)」
が
スタートしました。
これまでの経営基盤を最大限にいかしつつ、重点課題に経営資源を
集中的に投入し、主力事業の強化と新分野への挑戦に果敢に取り組んでまいります。
その計画の概要と目下の経営状況について、以下、
ご報告申しあげます。
代表取締役社長兼CEO
業績推移
FUSION05
FUSION10
人・資本・情報をひきつける魅力ある企業へ
主力事業でのグローバルNo.2の地位を確立するとともに、
時価総額1兆円の達成など、将来の成長発展に向けた
事業基盤を構築
売上高
(億円)
25,000
空調グローバルNo.1の実現
■
環境関連事業の拡大
・インバータ戦略の推進
・ヒートポンプ暖房事業
20,000
10,000
5,000
1
11,603
754
営業利益
7,928
665
5,319
398
1994年度から14期連続増益
0
年度
提携・連携、M&Aの成果
・OYLインダストリーズ社
買収
(06年)
・ロテックス社買収
(08年)
・格力との提携
(08年)
・日本無機買収
(09年)
リーマンショック
売上高
15,000
■
’
00
’
01
’
02
’
03
’
04
’
05
’
06
’
07
’
08
’
09
’
10
SION20 がスタート!
戦略経営計画
「FUSION」とは?
● 5年でめざしたいグループの発展の方向性を定めています。
● アクションプランを展開し、
3年先の定量目標の達成に徹底的にこだわります。
FUSIONにおける目標の位置づけ
(イメージ)
定量目標
初年度
3年後
・短期の収益力と長期の成長性の両立
めざす姿
中期実行計画
FUSION(融合)の意味合い
・国内外グループ企業との連携
・他社との連携
・組織の垣根を低くした部門間一体となった取り組み
・開発・生産・販売・サービス一体の取り組み など
5年後
FUSION20
FUSION15
真のグローバルエクセレント企業へ
■
詳細は次ページ以降をご覧ください。▶ ▶ ▶ ▶ ▶ ▶ ▶ ▶
25,000
2,700
新興国・ボリュームゾーンへの本格参入
■ ソリューション事業/環境イノベーション事業
■
提携・連携、M&Aによる成長の加速
・グッドマン社買収
(12年)
・ソルベイ欧州ガス事業買収
(15年)
テクノロジー・イノベーションセンター
開設
(15年)
20,436
2,178
20,000
2,220
30,000
営業利益率
12%
■
営業利益
(億円)
2,500
2,000
1,500
1,000
500
2010年度から6期連続増収・増益
’
11
’
12
’
13
’
14
0
’
15
’
16
( 計画)
’
18
(目標)
’
20
(イメージ)
※記載の2016年度計画は、本年11月8日に公表した修正後の数値です。
2
「FUSION20」の
めざす姿
重点
戦略
2020年度
イメージ
売上高3兆円、
英知と情熱を
既存事業の強化
空調事業
業務用空調
アジア
北 米
成長市場であるアジア地域におい インド工場
環境技術の活用、地域
て、生産能力の増強、中間層のニー
独自商品の開発、最寄生
ズに合った商品の開発など、事業の
産の強化、販売網の強
発展段階に応じた戦略を実行し、各
化を通じて、北米でトップ
国でトップシェアを維持・拡大する
グループ入りをめざす
ベトナム販売店
化学事業
住宅用
ユニタリー
グッドマン社新拠点
フィルタ事業
自動車、新エネルギーなどの成長市場
ICT 、
米国フランダース社の買収を機
を重点分野とし、用途開発の推進、複合・非
に、製薬などのハイエンド市場
フッ素の事業化など、
収益基盤の強化をはかる
の攻略やコスト競争力の強化を
※ICTとは、
インフォメーション アンド コミュニケーション
テクノロジー
(Information and Communication
Technology)
の略
はかり、空調、化学に次ぐ第3の
※
収益の柱として成長を加速する ガスタービン用吸気・換気システム
重点
戦略
経営基盤のさらなる強化
アプライド(大型)空調
クリーンルーム
技術・モノづくりの高度化
テクノロジー・イノベーションセンターを核とした
切れ目ない差別化技術・商品の創出
空調事業を支えるモノづくり力の強化
3
、 営業利益率12%
結集し、空気と環境の新たな価値を協創する
重点
戦略
事業領域拡大/事業構造転換
成果創出を急ぐ新事業
将来を見据えた挑戦事業
暖房・給湯事業
商業用冷設事業
市場規模と事業機会の大きい欧州を最優先に、
ヒートポンプ暖房市場
に加え、燃焼暖房市場でも事業拡大する
空調の環境・省エネ技術をいかし、環境規制が強化さ
れる欧州において、買収したザノッティ社とのシナジー
を創出し事業拡大する
エネルギーソリューション事業
省エネ機器の単品売りから、周辺商材を含めたシステム売り、サービス
を中心とした機器のライフサイクル全体で事業拡大する
気象情報・
予測
省エネシステム
※GWPとは、地球温暖化係数
(Global Warming Potential)
の略
保守メンテ
空気・空間エンジニアリング事業
省エネ
制御
遠隔監視センター
重点
戦略
運転
データ
次世代冷媒・ガス事業
地球温暖化抑制に貢献する低GWP※冷媒の開発、機
器の普及促進を通じて、環境貢献と事業を両立する
制御
機器単体
経営管理の高度化
換気等
お客さまのもとめるさまざまな空気ニーズに対応した空
間を創造するため、機器単品売りから
「機器+システム+
サービス・エンジニアリング」へ事業領域の拡大に挑戦
する
重点
戦略
当社独自の企業理念の実践
身軽で強靭な固定費構造の実現
キャッシュ・フロー極大化を狙いとした在庫の徹底圧縮
「人を基軸におく経営」を基盤とした人材力強化
グローバルでの経理業務の標準化とIT統合
4
短期の収益確保と中長期的な発展の両立で、
企業価値のさらなる向上に取り組みます。
主力事業の徹底強化と新分野への挑戦で
さらなる成長・発展をめざす
た経営基盤を最大限にいかし、北米とアジアを中心
_ 戦略経営計画「FUSION20」がスタートしました。
自動車や新エネルギーなど成長市場での事業拡大をめ
当社はこれまでもFUSIONと呼ぶ戦略経営計画を
ざします。フィルタ事業についても、大気汚染の抑制
5年毎に策定し、確実に実行することで企業価値を高
など環境問題を解決する事業として大きな成長が期待
めてきました。とりまく経営環境は変化のスピードも
でき、空調事業、化学事業に次ぐ第3の収益の柱にし
速く、市場の競争も厳しさを増していますが、当社は
たいと考えています。
「FUSI0N20」においても積極的に挑戦を続け、成果
に、グローバル各地域でさらなる事業拡大をはかりま
す。化学事業では、用途開発を強化することで、ICT、
同時に、
「環境・エネルギー分野」
「空気・空間分野」
創出にこだわっていきます。
をターゲットに、暖房・給湯事業や商業用冷設事業な
今回の「FUSION20」は、重点を明快に定めて集
どの新たな分野にも取り組みます。これまでの機器単
中的に経営資源を投入し、主力事業の徹底強化と新
体の販売とは大きく異なる、当社にとっては新しいビジ
しい分野への果敢な挑戦によって、2020年度には売
ネスモデルへの挑戦です。
上高3兆円規模を視野に、さらなる成長・発展をめざ
これらの事業展開を支えるものとして、メーカーの
すものです。
生命線である技術・モノづくりの高度化など、経営基
主力である空調事業については、これまで築いてき
盤のさらなる強化にも取り組んでいきます。
(単位:億円)
15年度実績
売上高
20,436
営業利益
2,178
営業利益率
10.7%
FCF(3年累計) +2,173
ROE
13.4%
2018年度
中期実行計画
投資計画
5
13-15年度(3年累計実績)
2,610
16年度計画
20,000
2,220
11.1%
-
18年度目標
25,000
2,700
10.8%
+2,700
13.5%
16-18年度(3年累計計画)
3,250
グローバルで事業が拡大
当第2四半期は4期連続で過去最高益を更新
13.7%増の1,397億円、親会社株主に帰属する四半
_ 2016年度をどのように位置づけていますか。
%増の増収、営業利益は同32%増と、厳しい経営環
期純利益が同20.3%増の964億円となりました。為
替影響を除く実質ベースでは売上高も前年同期比10
「FUSION20」の実現に向けては、その初年度にあ
境のなかで事業を拡大することができました。日本、
たる2016年度の業績をしっかりとあげることが重要だ
北米、中国、アジア、欧州の各地域で空調事業が好
と考えています。今期は為替変動の影響を大きく受け
調に推移しており、
「FUSION20」についても、まずは
ることが想定されるなか、これをはね返し、さらに業
順調なスタートを切れたのではないかと思います。
績を拡大するべく、
「ライバルに打ち勝っての、実質ベー
スでのグローバルでの大増販」
「グローバルでの変動
_ 2016年度通期の見通しはいかがでしょうか。
費コストダウンの極大化」
「固定費の抜本的削減」を
通期の業績については、売上高は2兆円の大台を確
基本方針に、全社を挙げて推進しています。
保するとともに、営業利益は当初計画を上回る2,220
億 円とし、7 期 連 続 の
_ 2016年度第2四半期決算はいかがでしたか。
営業増益をめざします。
第2四半期累計の連結決算は、売上高は急激な円
足元の状況も踏まえて
高の影響により前年を若干下回ったものの、営業利
為替レートを円高の前提
益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益
で見直したため、そのマ
とも、4期連続で過去最高を更新しました。具体的に
イナス影響を大きく受け
は、売上高が前年同期比3.1%減の1兆448億円、営
ますが、差別化商品の
業利益が同13.0%増の1,403億円、経常利益が同
開発やさらなる営業力・
25,000
(単位:億円)
25,000
20,000
部門別
売上高
20,436
1,622
533
20,000
1,500
2,000 500
525
15,000
10,000
18,280
17,975
15年度実績
16年度計画
22,500
■ 化学事業
■ その他事業
5,000
0
■ 空調事業
(フィルタ事業含む)
18年度目標
6
販売力の強化、モノづくり力の強みをいかした一層のコ
て、これからシーズンを迎える暖房事業での拡販や冷
ストダウンなどを推進し、業績の拡大と経営体質の強化
凍・冷蔵機器事業の拡大にも取り組んでいきます。
に取り組んでいきます。
日本についても、西日本での猛暑効果もあり、住宅
用、業務用ともに販売が堅調に推移し、この上期はシ
_ 空調事業の地域別の概況を教えてください。
ェアを拡大しました。ここ数年、取り組んできた営業
北米では、新商品の投入やサービス体制の充実など
力の強化に加え、東京オリンピックをにらんだ首都圏
を背景に売上高を伸ばしています。新工場の建設も予
を中心とした販売力強化の効果が出ています。
定通り進捗するなど、住宅用、業務用、アプライド(大
型)空調と、各事業の競争力強化に取り組み、世界最
世界経済の不透明感はますます強まっていますが、
大規模の空調市場でのトップグループ入りをめざします。
今期経営計画を達成することと同時に、将来の発展を
中国では、独自の販売網を強みに住宅用マルチエア
見据えた成長投資にも手をゆるめることなく取り組みま
コンの販売を大きく伸ばしました。住宅の改築需要は
す。昨年設立したテクノロジー・イノベーションセンター
増加基調でもあり、現地ニーズに合った商品開発力を
を核に、異業種・異分野の企業、大学、研究機関な
最大限にいかして、引き続き販売を拡大していきます。
どとの連携・協創を通じて、環境・エネルギーなどの社
アジアでは、高成長を持続しています。販売店開発
会課題の解決に取り組み、新たな価値の創造、企業価
の加速や冷房専用インバータ機などの地域の特性に応
値のさらなる向上に努めていきたいと考えています。
じた商品投入、サービス体制の強化によって、拡大する
株主のみなさまには、一層のご支援を賜りますよう
中間層の需要を取り込み、一層の事業拡大をはかります。
心よりお願い申しあげます。
欧州については、昨年の猛暑を機に住宅用需要が拡
大しており、南欧を中心に販売が伸長しています。加え
(単位:億円)
25,000
地域別
空調事業
売上高
900
20,000
18,280
15,000
2,847
2,513
10,000
3,136
2,910
2,420
2,750
4,963
4,970
4,169
4,330
4,600
15年度実績
16年度計画
18年度目標
5,000
0
7
22,500
652
17,975
595
3,800
2,800
3,500
6,900
■ 日本
■ 米州
■ 中国
■ 欧州
■ アジア・オセアニア
■ その他
※空調事業売上高には、
フィルタ事業を含んでい
ます。
セグメント概 況
空 調・冷 凍 機 事 業
91.0%
セグメント別構成比
売上高
9,509
(億円)
10,000
億円
7.0%
売上高
725
億円
(前年同期比7.9%減)
(億円)
1,000
売上高
787
フルオロカーボンガスや表面防汚
コーティング剤の拡販に努めました
が、主力商品の汎用樹脂やフッ素
ゴムなどの需要低迷や、円高の影
響を受け、減収減益となりました。
(億円)
100
725
営業利益
88
(億円)
1,500
1,317
1,000
500
0
第113期 第114期
第2四半期 第2四半期
0
第113期 第114期
第2四半期 第2四半期
その他事業
2.0%
セグメント別構成比
売上高
213
億円
(前年同期比13.9%減)
(億円)
300
72
売上高
247
油圧機器事業における産業機
械用需要の減少、特機事業に
おける防衛省向け売上高の第
3四半期以降への繰り延べなど
により、減収減益となりました。
(億円)
営業利益
20
15
213
200
13
10
50
500
営業利益
5,000
売上高は、円高のマイナス影響を大きく受け、減収となりましたが、日本、
北米、中国、アジア、欧州の主要各地域において販売を拡大するととも
に、高付加価値商品の投入やトータルコストダウンによる収益力強化に努
めたことにより、営業利益は増益となりました。
セグメント別構成比
9,509
1,137
(前年同期比2.5%減)
化学事業
売上高
9,751
100
0
第113期 第114期
第2四半期 第2四半期
0
第113期 第114期
第2四半期 第2四半期
0
第113期 第114期
第2四半期 第2四半期
0
第113期 第114期
第2四半期 第2四半期
8
連 結 財 務 ハ イライト
売上高
(単位:億円)
■ 第2四半期 ■ 通期
25,000
20,000
19,150
17,876
15,000
10,000
9,249
9,741
第111期
第112期
20,436
10,787
20,000
(予想)
10,448
5,000
0
第113期
1 448
兆
億円
前年同期比
3.1%減
世界各地域で空調事業が好調に推移しましたが、急激な円高
の進行にともない、円貨換算額が減少するマイナス影響を受
け、連結売上高は3.1%の減収となりました。
第114期
親会社株主に帰属する四半期(当期)純利益
■ 第2四半期 ■ 通期
1,450
(単位:億円)
1,500
1,196
1,000
927
591
756
1,369
801
(予想)
964
前年同期比
20.3%増
各地域での販売数量増加と、トータルコストダウンによる粗
500
0
964億円
利率改善により、営業利益が拡大したことから、親会社株主
に帰属する四半期純利益は20.3%の増益となりました。
第111期
第112期
第113期
第114期
(注)第112期(2014年度)より会計方針を一部変更したことにともない、第111期(2013年度)実績については、会計方針の変更を反映した遡及適用後の数値を記載しております。
配当について
株主のみなさまへの還元につきましては、安定的かつ継続的に
配当を実施していくことを基本に、連結純資産配当率(DOE)
3.0%を維持するよう努めるとともに、連結配当性向について
もさらに高い水準をめざしてまいります。当期の配当金は、前
(単位:円)
■ 中間配当 ■ 期末配当 ■ 創業90周年記念配当
150
100
100
50
120
50
60
年と同額の120円(中間配当金60円、期末配当金60円)を
予定しています。
9
120
(予定)
0
第111期
第112期 第113期
第114期
連結財務諸表
四 半 期 連 結 貸 借 対 照 表(要約)
(単位 : 百万円)
第113期末
第114期第2四半期末
増減額
流動資産
1,066,768
1,052,848
△ 13,920
固定資産
1,124,336
1,085,154
△ 39,181
流動負債
563,727
574,300
10,573
固定負債
589,907
570,105
△ 19,802
(2016年3月31日)
(2016年9月30日)
純
資
産
1,037,469
993,596
△ 43,873
総
資
産
2,191,105
2,138,002
△ 53,102
四 半 期 連 結 損 益 計 算 書(要約)
(単位 : 百万円)
第113期第2四半期 第114期第2四半期
増減額
(2015年4月1日~
2015年9月30日)
(2016年4月1日~
2016年9月30日)
売 上 高
1,078,707
1,044,818
△ 33,888
営業利益
124,194
140,384
16,189
経常利益
122,970
139,779
16,808
親会社株主に帰属する四半期純利益
80,138
96,419
16,280
1株当たり四半期純利益(円)
274.55
330.08
55.53
四 半 期 連 結キャッシュ・フロー 計算 書( 要 約)
(単位 : 百万円)
第113期第2四半期 第114期第2四半期
(2015年4月1日~
2015年9月30日)
(2016年4月1日~
2016年9月30日)
増減額
営業活動によるキャッシュ・フロー
138,610
175,418
36,807
投資活動によるキャッシュ・フロー
△ 48,353
△ 77,254
△ 28,900
財務活動によるキャッシュ・フロー
△ 29,205
△ 20,489
8,715
現金及び現金同等物の四半期末残高
333,270
331,649
△ 1,620
(注)
記載金額は、表示単位未満の端数を切り捨てて表示しております。
10
TO
ト ピックス
PI
CS
GLOBAL
イタリアの業務用冷凍・冷蔵機メーカー
「ザノッティ社」を買収
当社は、子会社のダイキンヨーロッパ社を通して、イタリアの業務用冷
凍・冷蔵機メーカー、ザノッティ社を買収しました。 同社は、欧州を中心
に食品分野において生産から流通、輸送、小売に至るまでコールドチェー
ン全般をカバーする幅広い商品を展開しています。
欧州の業務用冷凍・冷蔵機市場は、約8,000億円とされ、今後の買い替え
や新設など安定した需要拡大が見込まれています。今回の買収により、当社
は、幅広い商品を顧客に提案することが可能になったほか、空調で培った技術を
同社の商品にも展開することで、省エネ性に優れた高付加価値の商品を提供
できるようになります。今後、欧州における冷凍・冷蔵機事業を拡大し、空調
TO
や暖房も含めた総合空調冷凍機メーカーとしての事業基盤を強化していきます。
PI
CS
GLOBAL
成長著しいベトナムに
空調機の生産工場を設立
当社は、ベトナムの首都ハノイ近郊に同国で初となる生産拠点を設立し
ます。投資額は約100億円で、新工場では住宅用エアコンを生産する計画
です。タイやマレーシア、インドに次ぐアジアの新たな生産拠点として、
2018年4月からの稼動開始を予定しています。
近年、ベトナムは著しい経済発展と中間層の増加から、住宅用エアコン
を中心に空調機の需要が拡大しており、アジア最大級の空調市場に成長し
ています。今後も需要の拡大が続くことが予想されているため、現地生産に
よって製品供給力を強化し、事業展開を加速します。
当社は、2018年度にアジア・オセアニア地域での売上高3,800億円を
めざし、ベトナムをはじめ各国で事業拡大に努めていきます。
11
ベトナム工場完成予想図
TO
PI
CS
製品
『加湿ストリーマ空気清浄機』を発売
当社は、あらゆるリビングのインテリアに調和する、直線的なデザインの
『加湿ストリーマ空気清浄機』を発売しました。
近年、室内の空気への関心の高まりから空気清浄機の普及が進み、リビ
ングの空気清浄機を買い替えるケースが増えると予想されます。住空間のイ
ンテリアに対するこだわりから、家電に対してもデザイン性がより強く求められ
ており、買い替えの際に性能だけでなくデザインも重視したいという声が大きく
なっています。
新製品は、あらゆるリビングに調和するよう、壁や床に馴染みやすい直線
を基調としたシンプルなデザインを採用したのが特長です。大きな部屋でも対
TO
応できる高い空気清浄能力を有しており、リビングでの使用に最適です。
PI
CS
CSR
大阪 大学などと連携し、
女性研究者の育成と活躍を促進
当社、大阪大学、および医薬基盤・健康・栄養研究所の三者は、女
性研究者の持続的な育成と活躍推進に向けて、連携して取り組むこととなり
ました。これは、文部科学省が実施する平成28年度科学技術人材育成費
補助事業に採択されたことによるものです。
具体的には、三者が連携して女性活躍推進に関するセミナー・シンポジウ
ムを開催するほか、女性研究者をプロジェクトリーダーとする共同研究の創
出、研究者の大阪大学での学位取得によるステップアップ、インターンシッ
プなどを通じた人材交流などを実施していきます。
当社では、今後も企業、大学、研究機関と連携し、性別にかかわらず能
力を最大限発揮できる風土を醸成するための取り組みを続けていきます。
温熱快適性評価
(テクノロジー・イノベーション
センター)
12
会社情報
株 式 の 状 況 (2016年9月30日現在)
役 員 の 状 況 (2016年9月30日現在)
発行可能株式総数
500,000,000株
発行済株式の総数
293,113,973株
23,319名
株主数
大株主
持株数
(千株)
株主名
持株比率
(%)
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 25,879
8.9
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 21,170
7.2
株 式 会 社 三 井 住 友 銀 行
9,000
3.1
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(三井住友信託
銀行再信託分・新日鐵住金株式会社退職給付信託口)
6,477
2.2
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(三井住友
信託銀行再信託分・農林中央金庫退職 給付信託口)
4,999
1.7
株 式会社 三菱 東 京UFJ 銀 行
4,900
1.7
ザ バンク オブ ニューヨーク メロン エスエー エヌブイ 10
4,848
1.7
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口4)
4,581
1.6
資産管理サービス信託銀行株式会社(証券投資信託口)
4,133
1.4
シービーエヌワイ ガバメント オブ ノルウェー
3,960
1.4
(注)
1.持株比率は小数点第2位を四捨五入して表示しております。
2.持株比率は自己株式(858千株)を控除して計算しております。
取締役
取 締役会長 兼 グローバ ル
グル ープ代 表 執 行 役 員
代 表取 締役 社長 兼 CEO
社
外
取
締
役
代表取締役 兼 副社長執行役員
取締役 兼 副社長執行役員
取締役 兼 専務執行役員
取締役 兼 常務執行役員
取 締 役( 非 常 勤 )
金融機関
141名
143,118千株
(48.8%)
外国法人等
756名
99,118千株
(33.8%)
その他の法人
459名
30,341千株
(10.4%)
13
金融商品取引業者
60名
5,744千株
(2.0%)
十 河 政 則
寺 田 千代乃
川 田 達 男
牧 野 明 次
田谷野 憲
三 中 政 次
冨 田 次 郎
松 崎 隆
髙 橋 孝 一
方
遠
監査役
社
監
外
査
監
役(
査
常
役
勤
)
矢 野 龍
長 島 徹
福 永 健 治
植 松 弘 成
執行役員
専
務
執
行
役
員
常
務
執
行
役
員
株式の所有者別分布
個人・その他
21,903名
14,791千株
(5.0%)
井 上 礼 之
相 談 役 執 行 役 員
執
行
役
員
佐 藤 純 一
林 由紀夫
萩 原 茂 喜
田 山 理 和
森 山 昌 幸
峯 野 義 博
山 田 靖
澤 井 克 行
神 野 仁 志
宮 住 光 太
森 本 勉
米 田 裕 二
佐 治 正 規
山 本 雅 史
舩 田 聡
竹 内 牧 男
平 賀 義 之
足 田 紀 雄
会 社 の 概 要 (2016年9月30日現在)
商
創
資
本
号
ダイキン工業株式会社
英文表示
DAIKIN INDUSTRIES, LTD.
業
1924年10月25日
設
1934年2月11日
金
85,032,436,655円
立
主要な事業所
本
社
大阪市北区
支
社
東京都港区
海外事務所
ニューヨーク事務所、北京事務所、広州事務所
製
堺製作所金岡工場(堺市北区)・臨海工場(堺市西区)、淀川製作所(大阪府摂津市)、
作
所
滋賀製作所(滋賀県草津市)、鹿島製作所(茨城県神栖市)
株主メモ
事
業
年
度
毎年4月1日から翌年3月31日まで
定時株主総会
毎年6月
基
定時株主総会 3月31日
期末配当金
3月31日
中間配当金
9月30日
準
日
単 元 株 式 数
100株
公
電子公告とし、当社ウェブサイト(http://www.daikin.co.jp/e-koukoku/)に掲載いたします。
ただし、事故その他やむを得ない事由が生じた場合は、日本経済新聞に掲載いたします。
告
方
法
上場証券取引所
東京証券取引所
株主名簿管理人
特別口座の口座管理機関
三菱UFJ信託銀行株式会社
【各種お問合せ先】
〒541-8502 大阪市中央区伏見町三丁目6番3号
三菱UFJ信託銀行株式会社 大阪証券代行部
〈テレホンセンター〉0120-094-777(通話料無料)
【受付時間 9:00~17:00(土、日、祝祭日、年末年始を除く)】
ウェブサイト http://www.tr.mufg.jp/daikou/
14
環境に配慮した植物油インキを
使用しています。
〒530-8323 大阪市北区中崎西二丁目4番12号梅田センタービル
TEL(06)6373-4312
URL
http://www.daikin.co.jp
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