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仕様書案 - 経済産業省

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仕様書案 - 経済産業省
1
仕様書案
2
3
4
1.契約件名
経済産業省基盤情報システム設計・構築等支援業務
5
6
2.目的
7
現 在 、 経 済 産 業 省 (以下「当省」という。)においては、経済産業省職員に文 書 作
8
成 、 メ ール 機能 、 インタ ー ネ ット 接続 、 複合機 等 を 提供 する 「経 済産 業 省 基盤 情
9
報 シス テム」 (以 下「現 行シ ステム 」とい う。 )を 運用し ており 、そ の契 約終 了
10
に伴い、平成 30 年 2 月に稼働を目指し、次期「経済産業省基盤情報システムサ
11
ー ビス 」(以 下「 次期シ ステ ム」と いう。 )の 調達 手続き を行っ てい ると ころ で
12
ある。
13
14
当該調達は、平成 29 年 1 月に入開札を予定しており、同年 4 月より、設計・
構築等を開始することとしている。
15
次 期シ ステム では 、現行 シス テムを 更に 発展さ せ、 当省職 員の ワーク スタ イル
16
変 革を 促すこ とで 一層の 業務 効率化 を促 進する とと もに、 セキ ュリテ ィ及 び IT-
17
BCP 対 策の 強化 も進め、 柔軟 かつ堅 牢な 基盤シ ステ ムの実 現を 目指し てい る。 ま
18
た 、特 許庁イ ンタ ーネッ ト情 報系シ ステム との 統合 や仮想 化技術 の活 用に より 、
19
情報システム経費の削減も図ることとしている。
20
本 調達 は、当 省と 次期シ ステ ムの受 注者 とで行 う次 期シス テム の設計 ・構 築等
21
の 業務 におい て、 当省へ の技 術的助 言、プ ロジ ェク ト管理 等に係 る支 援を 行う こ
22
とを目的とする。
23
24
25
26
3.業務内容
受注者は、当 省と 次 期シス テ ム の受 注者 と で行う 次期システムの設計・構 築 等 の
業務において、次の業務を実施すること。
27
なお、業務の実施に当たっては、PMI(Project Management Institute)の「PMBOK
28
(プロジェクトマネジメント知識体系ガイド)第5版」に準拠したプロジェクト管理を
29
行うこと。
30
(1) プロジェクト管理支援
31
受注者は、次期システムの設 計 ・ 構 築 等 の 業 務 に係るプロジェクト管理における
32
事務局の機能を果たすため、当 省 大 臣 官 房 情 報 シ ス テ ム 厚 生 課 担 当 職 員 ( 以 下
33
「担当職員」という。)と次期システムの受注者との間で、週 1 回程度の頻度で開
34
催される次期システムの設 計 ・構 築等 プロジェクトに関する進捗会議に参加 し 、 以
35
下の支援業務を行うこと。
36
なお、本件の受注者が行う業務は、当省及び次期システムの受注者が行うプ
-1-
37
ロジェクト管理について、専門的知見からの助言、提案等により当省の支援を
38
行うものであり、プロジェクト管理に係る責任は当省及び次期システムの受注
39
者に帰する。
40
① 進捗と品質の管理
41
次期システムの受注者が行うプロジェクト管理において、次期システムの要求仕様
42
書や SLA(Service Level Agreement)を踏まえ、WBS(Work Breakdown Structure)
43
や EVM(Earned Value Management)等 を 用 い た プ ロ ジ ェ ク ト の ス ケ ジ ュ ー ル 管
44
理の方法、進捗報告書及びリスクへの対応策等の内容レビュー、及び改善点を
45
専門的知見から指摘し、担当職員の業務を支援すること。
46
また、次期システムの受注者が当省へ納入する各種ドキュメント(次期シス
47
テムの要求仕様書を参照すること。)の記載内容をレビューし、改善点の指摘
48
を書面で報告し、担当職員の業務を支援すること。
49
なお、報告書やドキュメントのレビューは、受理後速やかに実施し、記載内
50
容の問題点を担当職員に対して報告すること。
51
② 標準ガイドラインに基づく進捗管理支援
52
次期システムの受注者が 、 「 政 府 情 報 シ ス テ ム の 整 備 及 び 管 理 に 関 す る 標 準
53
ガイドライン」(平成 26 年 12 月 3 日各府省情報化統括責任者(CIO)連絡会議
54
決 定 )( 標 準 ガ イ ド ラ イ ン ) に 基 づ い て 作 成 す る プ ロ ジ ェ ク ト 管 理 に 関 係 す る
55
資料を元に、担当職員が行う総務省へ提出するドキュメント及びその付属資料
56
の作成作業を支援すること。
57
58
59
60
(2) 技術支援
受注者は、以下の技術的支援を行うこと。
① ワーキンググループへの参加
61
次期システムの受注者との間で週1回程度の頻度で実施する設 計 ・ 構 築 等 に係
62
るプロジェクトマネジメント、クライアント、サービス基盤、ネットワーク、コミ
63
ュニケーション、グループウェア、Web、他システム統合・接続、SLA、運 用 管
64
理 、セ キュリ ティ 、教育 、移 行、導 入・ 展開等 のワ ーキン ググ ループ (以 下
65
「 WG」 と い う 。 ) の 開 催 を 調 整 し 、 各 WG に お い て は 、 設 計 の 検 討 に 参 加
66
し 、 WG で の 検 討 を 踏 ま え て 次 期 シ ス テ ム の 受 注 者 が 作 成 す る 設 計 書 等 の ド
67
キ ュメ ントの 内容 のレビ ュー 、改善 点の 指摘を 書面 で報告 する 等を行 い、 担
68
当職員を技術面で支援すること。
69
70
なお、必ず全ての WG に必要な担当が参加すること。
② 技術的助言及び改善提案
71
受 注 者 は 、 次期システムの受 注 者 と 担 当 職 員 と と も に 次 期 シ ス テ ム の 設 計
72
を 進める に当 たって 、次 期シス テム 稼働後 の実 運用を 考慮 し、必 要に 応じて
-2-
73
担当職員への技術的助言や改善提案を行うこと。
74
75
(3) 移行調整支援
76
受注者は、現行システム及び他システム(次期システムに統合予定のもの。)から
77
次期システムへの移行、並びに次期システムへの他システム(次期システムに接続予
78
定のもの。)の接続において、次期システムの受注者、現行システムの受注者、他シ
79
ステムの受注者等の間の調整(移行・接続の手法及び条件の取りまとめ、費用積算の
80
レビュー、技術的助言、改善提案)を支援すること。
81
82
83
84
(4) 初期運用支援
受注者は、次期システムの運用開始後、各サービスの稼働状況やインシデントの状
況を踏まえ、安定稼働のための技術的助言や改善提案を行うこと。
85
86
(5) その他
87
受注者は、本業務を実施するに当たって、4.(9)及び次期システムの構築時のド
88
キュメントの内容を十分に把握・熟知し、本業務の遂行に支障を来さないようにする
89
こと。
90
91
4.受注者の要件
92
(1) 受注者は、本業務の実施チームとして、次の体制案の各分野に対応することとし、
93
全体を統括するプロジェクトマネージャ(以下「PM」という。)を 1 名、各分野(コ
94
ンサルタント、ネットワーク、サーバ、セキュリティ、運用管理)に専門性を有する
95
担当者を設置すること。
96
なお、受注者社内において、実施チームをサポートする体制を整備するとともに、
97
作業の繁忙期等に必要に応じ、担当職員との連携を密に行うための要員1名程度が
98
当省内で作業できる体制を整備すること。
99
100
(2) 受注者は、情報基盤系システム(例:利用ユーザー数 2,000 人程度以上、AD、
101
DNS、Proxy、Web、Mail 等のインフラ系サーバ(Windows、UNIX、Linux)50 台程度
102
以上の情報基盤系システム(以下「基盤系システム」という。))の設計・構築の
103
経験又は設計・構築に係るコンサルティングの経験を直近 5 年程度で 5 件以上有す
104
ること。
105
106
107
108
(3) PM は、次の資格及び要件を有していること。
①
経済産業大臣が認定する情報処理技術者(プロジェクトマネージャ)又は米国
PMI 認定の PMP(Project Management Professional)の資格又は同等の資格を有
-3-
109
110
すること。
②
PMBOK、EVM を熟知し、両手法を用いた基盤系システムの設計・構築プロジェク
111
ト又は設計・構築に係るコンサルティングプロジェクトに PM として従事した経
112
験を直近 5 年程度で 3 件以上有すること。
113
③
114
115
受講により理解していること。
④
116
117
118
PMBOK 最新版(第 5 版)を PDU(Professional Development Units)対象の研修
PMBOK 最新版(第 5 版)に基づくステークホルダーマネジメントを熟知してお
り、コミュニケーション能力及び説明能力が高いこと。
⑤
独立行政法人情報処理推進機構の IT スキル標準 v3 2011(以下「ITSSv3 2011」
という。)に定義されている次の各レベルのいずれかを有していること。
119
ITSSv3 2011 IT スペシャリスト(ネットワーク) レベル4以上
120
ITSSv3 2011 IT スペシャリスト(プラットフォーム) レベル4以上
121
ITSSv3 2011 IT スペシャリスト(セキュリティ) レベル4以上
122
123
(4) 各分野の担当者のうち1名以上は、以下の①~⑤に示す ITSSv3 2011 の各レベルを
124
実務上の経験・実績等で有している、又はそれに連動した情報処理技術者試験若しく
125
は同等とみなされるベンダー資格(特定非営利活動法人スキル標準ユーザー協会の公
126
開ドキュメント「ITSS のスキルフレームワークと IT ベンダー試験の関係 Ver.9rl」
127
(http://www.ssug.jp/docs/isv/ISVMapVer9r1.pdf)を参照)を有していること。
128
129
130
131
132
133
134
135
136
137
なお、本項における担当の兼任は可能とする。
① コンサルタント担当
ITSSv3 2011 コンサルタント レベル3以上
② ネットワーク担当
ITSSv3 2011 IT スペシャリスト(ネットワーク) レベル3以上
③ サーバ担当
ITSSv3 2011IT スペシャリスト(プラットフォーム) レベル3以上
④ セキュリティ担当
ITSSv3 2011 IT スペシャリスト(セキュリティ) レベル3以上
⑤ 運用管理担当
138
ITSSv3 2011 IT サービスマネージメント(運用管理、システム管理、オペレ
139
ーション、サービスデスクのいずれか) レベル3以上
140
141
142
(5) WG に参加する担当者を必要人数用意すること。ただし、WG の担当者は複数の WG を
兼務しても良いこととし、4.(4)の各分野の担当者が兼務しても良い。
143
144
(6) 社内においては、ITSSv3 2011 に定義されている次の各レベルを有している、又は
-4-
145
同等とみなされるベンダー資格を有する者が必要に応じて、実施チームへアドバイス
146
等のサポートを行うこと。
147
ITSSv3 2011 コンサルタント レベル3以上
148
ITSSv3 2011 IT スペシャリスト(ネットワーク) レベル3以上
149
ITSSv3 2011 IT スペシャリスト(プラットフォーム) レベル3以上
150
ITSSv3 2011 IT スペシャリスト(セキュリティ) レベル3以上
151
ITSSv3 2008 IT サービスマネージメント(運用管理、システム管理、オペレ
152
ーション、サービスデスクのいずれか) レベル3以上
153
154
155
(7) 本作業に従事する部門が「ISO27001/ISMS」を取得、又は同等の能力があることを
証明できること。
156
157
158
(8) 本作業に従事する部門が「ISO9001」を取得、又は同等の能力があることを証明で
きること。
159
160
161
(9) PM を担当する予定の者が、担当職員の指示に従い、以下の資料を適合証明書の提
出締切日の前日までに閲覧すること。
162
①
次期システムのプロジェクト計画書
163
②
次期システムの要求仕様書一式
164
③
設計・構築等支援業務 WBS 案
165
④
現行システムの要求仕様書一式
166
⑤
現行システムの設計・構築工程管理時のドキュメント一式
167
⑥
特許庁インターネット情報系システムの要求仕様書一式
168
169
170
5.履行期間
契約締結日から平成 30 年 3 月 30 日(金)まで
171
172
6.納入物品
173
受注者は、本業務における実施内容等を取りまとめた成果報告書(電子媒体1
174
部)を担当職員に提出すること。ただし、担当職員から報告書への修正又は追加
175
資料の指示があった場合には、受注者は速やかに対応すること。
176
成 果 報 告 書 は 、 Microsoft Word 2010 、 Microsoft Excel 2010 、 Microsoft Power
177
Point 2010 のいずれかでレイアウトの崩れなく読み取れるように作成されたファイル、
178
及び当該ファイルを ISO 26300(ODF)形式で保存したファイルを、ISO 9660 形式にフ
179
ォーマットされた CD-R 又は DVD-R のいずれか1枚に格納すること。
180
なお、納入物品である CD-R 又は DVD-R の表面には、件名及び納入年月日を明記した
-5-
181
ラベルを貼り付けること。
182
183
184
7.納入期限
平成 30 年 3 月 30 日(金)
185
186
8.納入場所
187
〒100-8901 東京都千代田区霞が関1-3-1
188
経済産業省大臣官房情報システム厚生課
189
190
9.その他
191
(1) 業務の実施に当たっては、速やかに実施体制表を作成し、担当職員の了解を得るこ
192
と。実施体制表には、PM の氏名、所属、担当業務、指揮命令系統及び連絡先を記載
193
すること。
194
なお、実施体制表を変更する場合は、あらかじめ、担当職員の了解を得ること。
195
196
197
(2) 本業務に係る作業工程を細分化した WBS を作成し、作業工程毎に成果物又は工程完
了の基準を定め、担当職員の承認を得ること。
198
199
(3) 前述(2)で定めた工程について EVM 手法による進捗管理(以下「EVM 管理」とい
200
う。)を行い、課題やリスク等とともに、週 1 回程度の頻度で定期的に担当職員に
201
報告すること。
202
203
204
205
また、月1回の頻度で開催する当省プロジェクト責任者を含む関係者が参加するプ
ロジェクト会議にて、本業務の進捗等を報告すること。
なお、進捗に遅れが生じた場合は速やかに担当職員に報告し、是正措置を講じるこ
と。
206
207
(4) 是正措置を講じても進捗の遅れが改善されず、EVM 管理により本作業の納期までの
208
完了が達せられないと認められる場合は、当省は本契約の解除事項とすることがで
209
きるものとする。
210
211
212
(5) PM は、その所属する事業者の通常の営業時間内においては、担当職員から連絡が
受けられる環境を整備すること。
213
214
215
(6) 受注者は、業務遂行上不明な点がある場合、速やかに担当職員に質問し、不明点を
解消すること。
216
-6-
217
218
(7) 受注者は、担当職員と日本語で円滑なコミュニケーションが可能で、かつ良好な関
係が保てること。
219
220
(8) 当省にて作業を実施する場合は、要員の作業場所、机、椅子等は当省で用意する。
221
222
223
(9) 受注者は、情報セキュリティに関して以下に掲げる事項を遵守すること。
①
受注者は、契約締結後速やかに、情報セキュリティを確保するための体制を定
224
めたものを含み、以下に記載する事項の遵守の方法及び提出を求める情報、書類
225
等について、担当職員に提示し了承を得た上で確認書類として提出すること。ま
226
た、契約期間中に、担当職員の要請により、確認書類に記載した事項に係る実施
227
状況を紙媒体又は電子媒体により報告すること。
228
229
230
なお、報告の内容について、担当職員と受注者が協議し不十分であると認めた
場合、受注者は、速やかに担当職員と協議し対策を講ずること。
②
受注者は、本事業に使用するソフトウェア、電子計算機等に係る脆弱性対策、
231
不正プログラム対策、サービス不能攻撃対策、標的型攻撃対策、アクセス制御対
232
策、情報漏えい対策を講じるとともに、契約期間中にこれらの対策に関する情報
233
セキュリティ教育を本事業にかかわる従事者に対し実施すること。
234
③
受注者は、貸与された紙媒体、電子媒体の取扱いには十分注意を払い、当省内
235
に複製が可能な電子計算機等の機器を持ち込んで作業を行う必要がある場合に
236
は、事前に担当職員の許可を得ること。
237
なお、この場合であっても、担当職員の許可なく複製してはならない。また、
238
作業終了後には、持ち込んだ機器から貸与した電子媒体の情報が消去されている
239
ことを担当職員が確認できる方法で証明すること。
240
④
受注者は、貸与された紙媒体、電子媒体であっても、担当職員の許可なく当省
241
外で複製してはならない。また、作業終了後には、複製した情報等が電子計算機
242
等から消去されていることを担当職員が確認できる方法で証明すること。
243
⑤
受注者は、本事業を終了又は契約解除する場合には、担当職員から貸与された
244
紙媒体、電子媒体を速やかに担当職員に返却又は廃棄若しくは消去すること。そ
245
の際、担当職員の確認を必ず受けること。
246
247
248
249
250
⑥
受注者は、契約期間中及び契約終了後においても、本事業に関して知り得た当
省の業務上の内容について、他に漏らし又は他の目的に利用してはならない。
⑦
担当職員とメールでやりとりを行う場合に、添付ファイルには必ずパスワード
設定を行うこと。
⑧
受注者は、本事業の遂行において、情報セキュリティが侵害され又はそのおそ
251
れがある場合には、速やかに担当職員に報告を行い、原因究明及びその対処方法
252
等について担当職員と協議し実施すること。
-7-
253
⑨
受注者は、経済産業省情報セキュリティ管理規程(平成 18・03・22 シ第 1
254
号)、経済産業省情報セキュリティ対策基準(平成 18・03・24 シ第 1 号)及び
255
「政府機関等の情報セキュリティ対策のための統一基準群(平成28年度版)」
256
(以下「規程等」と総称する。)を遵守すること。また、契約締結時に規程等が改
257
正されている場合は、改正後の規程等を遵守すること。
258
259
260
⑩
受注者は、当省が実施する情報セキュリティ監査又はシステム監査を受け入れ
るとともに、指摘事項への対応を行うこと。
⑪
受注者は、外部公開ウェブサイト(以下「ウェブサイト」という。)を構築又
261
は運用するプラットフォームとして、受注者自身(再委託(事業の一部を第三者
262
に委託することをいい、外注及び請負を含む。以下同じ。)先を含む。)が管理
263
責任を有するサーバ等を利用する場合には、OS、ミドルウェア等のソフトウェ
264
アの脆弱性情報を収集し、セキュリティ修正プログラムが提供されている場合に
265
は業務影響に配慮しつつ、速やかに適用を実施すること。また、ウェブサイト構
266
築時においてはサービス開始前に、運用中においては年1回以上、ポートスキャ
267
ン、既知の脆弱性検査を含むプラットフォーム診断を実施し、脆弱性を検出した
268
場合には必要な対策を実施すること。
269
⑫
受注者は、ウェブサイト上のウェブアプリケーションの構築又は改修を行う場
270
合には、独立行政法人情報処理推進機構が公開する最新の「安全なウェブサイト
271
の作り方」(以下「作り方」という。)に基づくこと。また、構築又は改修した
272
ウェブアプリケーションのサービス開始前に、作り方に記載されている脆弱性の
273
検査を含むウェブアプリケーション診断を実施し、脆弱性を検出した場合には必
274
要な対策を実施すること。
275
⑬
受注者は、ウェブサイト又は電子メール送受信機能を含むシステムを構築又は
276
運用する場合には、原則、政府機関のドメインであることが保証されるドメイン
277
名「.go.jp」(以下「政府ドメイン名」という。)を使用すること。
278
279
280
なお、政府ドメイン名を使用しない場合には、第三者による悪用等を防止する
ため、事業完了後、一定期間ドメイン名の使用権を保持すること。
⑭
受注者は、電子メール送受信機能を含むシステムを構築又は運用する場合に
281
は、SPF(Sender Policy Framework)等のなりすましの防止策を講ずるこ
282
と。
283
⑮
受注者は、情報システム(ウェブサイトを含む。以下同じ。)の設計、構築、
284
運用、保守、廃棄等(電子計算機、電子計算機が組み込まれた機器、通信回線装
285
置、電磁的記録媒体等のハードウェア又はソフトウェア(以下「機器等」とい
286
う。)の調達を含む場合には、その製造工程を含む。)の各工程において、当省
287
の意図しない変更や機密情報の窃取等が行われないことを保証する管理が、一貫
288
した品質保証体制の下でなされていること。また、具体的な管理手順や品質保証
-8-
289
290
体制を証明する書類等を提出すること。
⑯
受注者は、情報システムや機器等に意図しない変更が行われる等の不正が見つ
291
かったときに、追跡調査や立入検査等、当省と連携して原因を調査し、排除する
292
ための手順及び体制を整備していること。それらが妥当であることを証明するた
293
め書類を提出すること。
294
⑰
受注者は、本事業に従事する者を限定すること。また、受注者の資本関係・役
295
員の情報、本事業の実施場所、本事業の全ての従事者の所属、専門性(情報セキ
296
ュリティに係る資格・研修実績等)、実績及び国籍に関する情報を担当職員に提
297
示すること。
298
299
300
なお、本事業の実施期間中に従事者を変更等する場合は、事前にこれらの情報
を担当職員に再提示すること。
⑱
受注者は、サポート期限が切れた又は本事業の期間中にサポート期限が切れる
301
予定がある等、サポートが受けられないソフトウェアの利用を行わない及びその
302
利用を前提としないこと。また、ソフトウェアの名称・バージョン・導入箇所等
303
を管理台帳で管理することに加え、サポート期限に関するものを含むソフトウェ
304
アの脆弱性情報を収集し、担当職員に情報提供するとともに、情報を入手した場
305
合には脆弱性対策計画を作成し、担当職員の確認を得た上で対策を講ずること。
306
⑲
受注者は、本事業を実施するに当たり、約款による外部サービスやソーシャル
307
メディアサービスを利用する場合には、それらサービスで要機密情報を扱わない
308
ことや不正アクセス対策を実施するなど規程等を遵守すること。
309
⑳
受注者は、本事業を再委託する場合は、再委託されることにより生ずる脅威に
310
対して情報セキュリティが十分に確保されるよう、上記①~⑲の措置の実施を契
311
約等により再委託先に担保させること。また、①の確認書類には再委託先に係る
312
ものも含むこと。
313
314
(10) 当省に提出する納入物の記載項目については、担当職員の了解を得ること。
315
316
317
(11) 担当職員が実施担当者に対し、常時契約履行に関する調査を行える体制とするこ
と。
318
319
320
(12) 当省が適切な支援が期待できないと判断した場合、PM を含む担当者の変更を依頼
することがある。そのような場合には、本業務に影響しないよう配慮すること。
321
322
(13) 本業務の円滑な遂行を実現するため、必要な時に積極的に調整等を実施するこ
323
と。また、積極的に問題や課題の早期発見に努め、主体的かつ迅速に、その解決に取
324
り組むこと。
-9-
325
326
(14) 調達仕様書の作成等に直接関与した事業者等に関する入札制限
327
次期システムの仕様書作成等支援業務及び技術審査等支援業務を落札した事業者並
328
びにその関連事業者(「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和 38
329
年大蔵省令第 59 号)第 8 条に規定する親会社及び子会社、同一の親会社をもつ会社
330
並びに委託先事業者等の緊密な利害関係を有する事業者をいう。以下同じ。)につい
331
ては、次期システムサービスの調達への入札に参加することはできない。
332
333
また、次期システムサービスを落札した事業者及びその関連事業者については、本
業務の調達への入札に参加することはできない。
334
335
(15) CIO 補佐官及びその支援スタッフ等の属する事業者等に対する入札制限
336
経済産業省における CIO 補佐官及びその支援スタッフ等(常時勤務を要しない官
337
職を占める職員、「一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する法律」(平成
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12 年 11 月 27 日法律第 125 号)に規定する任期付職員及び「国と民間企業との間
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の人事交流に関する法律」(平成 11 年 12 月 22 日法律第 224 号)に基づき交流採
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用された職員を除く。以下、本項において「CIO 補佐官等」という。)による調達計
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画書及び調達仕様書の妥当性確認並びに入札事業者の審査に関する業務(以下、本項
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において「妥当性確認等」という。)について、透明性及び公平性を確保する為、
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CIO 補佐官等が現に属する又は過去 2 年間に属していた事業者及びその関連事業者
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(「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和 38 年大蔵省令第 59
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号)第 8 条に規定する親会社及び子会社、同一の親会社をもつ会社並びに委託先事
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業者等の緊密な利害関係を有する事業者をいう。以下同じ。)については、本調達の
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入札に参加することはできない。
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(16) 本仕様書の「3.業務内容」を実施するに当たり、「PMBOK(プロジェクトマネジ
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メント知識体系ガイド)
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1 回の頻度で進捗を報告すること。また、その結果を簡単な議事録として作成し提出
352
すること。
第5版」に準拠したプロジェクト管理の内容に基づき、週
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(17) 担当職員の指示に基づき、政府情報システム投資計画書及びガイドライン「別紙
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3 調達仕様書に盛り込むべき ODB 登録用シートの提出に関する作業内容」に記入し
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提出すること。
357
358
参考.「平成 27 年度 政府情報システム投資計画書」
359
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01gyokan05_02000180.html
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