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成人における高血圧管理のための体重減少を目的とした食事療法(Draft

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成人における高血圧管理のための体重減少を目的とした食事療法(Draft
成人
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高血
高血圧
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翻訳*)
最終改訂年月:
最終改訂年月:20 July 1998
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背景:
背景:1920年代には研究者らはすでに、カロリー制限と体重減少および高血圧の発生率低下との関係に注目した(Terry 1922、Preble 1923、
Bauman 1928、Master 1929)。1988年、12件のプロスペクティブ研究(5件のランダム化比較試験[RCT]を含む)の統合データのメタアナリシス
は、肥満した高血圧患者において体重が平均1kg減ずる毎に、収縮期血圧は2.4mmHg、拡張期血圧は1.5mmHgずつ低下することを見いだした
(Staessen 1988)。血圧低下はベースラインの肥満の程度に依存しなかった。本レビューの目的は:1)ランダム化比較試験を限定的に検討し
たStaessenの研究(Staessen 1988)を更新すること、および、2)これらのうちどの試験における体重減少の食事療法が、QOL、罹患、死亡とい
った臨床的アウトカムに及ぼす影響を評価しているか否かを検討することであった。
目的:
目的:成人高血圧患者において血圧をコントロールし、罹患、死亡を予防することに対し、減量食は通例の食事や他の降圧療法よりも有効で
あるか否かを評価する。
W
ith
dr
検 索 戦 略:
略:MEDLINEとCochrane Libraryを1997年11月まで検索した。当該分野の専門家に知られている臨床試験を1998年6月まで組み入れ
た。
選 択 基準:
基準:本レビューへの組み入れにおいて、臨床試験は次の基準のそれぞれに合致する必要があった:1)1群は減量食に割り付けられ、も
う1群は通常食または降圧療法に割り付けられたランダム化比較試験;2)平均血圧が、収縮期血圧>140mmHgかつ/または拡張期血圧>
90mmHgの通院患者;3)体重減少を意図したカロリー制限食から構成される実介入(減量の効果を分けられない多重ライフスタイル介入を同
時に実施した研究を除外);4)体重減少と血圧を含むアウトカム指標。
データ
データ収
収 集分析:
集分析:2名の独立したレビューアが本レビューのために特にデザインされた標準様式を用い、研究をニ重に抽出した。解析の一次
モードは定性的であった。個々の研究に対する効果の大きさのグラフも用いた。
主 な 結果:
結果:18件の研究を見いだした。統計学的検出力が不十分な1件の小規模研究のみが、罹患および死亡アウトカムを報告した。QOLや全
般的健康度の問題を検討したものは1件もなかった。概して、減量群に割り付けられた被験者で対照群よりも体重が減少した。6件の臨床試験
(対象361名)が、減量食と普通食とを比較、評価した。データは体重の4~8%の範囲での減少が、3mmHgの範囲の収縮期および拡張期血圧
の低下と関連することを示唆した。3件の臨床試験(対象363名)が減量と降圧薬とを比較、評価した。これらは、降圧薬による段階的ケアアプ
ローチ(6/5mmHgの範囲の収縮期/拡張期血圧の低下)が、減量食よりも血圧を大きく低下させることを示唆した。被験者の降圧レジメンにつ
いて調整できた臨床試験は、減量食に従った場合、必要な降圧療法の強度がより低いことを示唆した。ナトリウムやカリウム摂取量の変化や
運動に対する減量の相対的有効性を検討するにはデータは不十分であった。
レビューア
レビューア見解:
見解:
見解:過体重の高血圧患者における体重を減じるための食事療法は、体重の3~9%の範囲での若干の体重減少をもたらし、約
3mmHgという若干の収縮期血圧と拡張期血圧の血圧低下を伴う。減量食は、降圧薬を服用している患者の必要用量を減じることがある。
Citation
Citation:: Mulrow CD, Chiquette E, Angel L, Cornell J, Summerbell C, Anagnostelis B, Brand M, Grimm R. Dieting to reduce body weight for
controlling hypertension in adults. The Cochrane Database of Systematic Reviews 1998, Issue 4. Art. No.: CD000484. DOI:
10.1002/14651858.CD000484.
Clib issue No.
No.:: 2005 issue 4
CRG
CRG名:
名:
名:Hypertension
* ご 注意:
注意:この日本語訳は、試験的翻訳(Draft翻訳)版として公開するものであり、翻訳の正確さや質が保証されたものではありません。訳語の間違いなどお気づき
の点がございましたら、Minds事務局までご連絡下さい。また、この試験的翻訳版はコクラン・ライブラリ2005年issue 4に掲載されたレビュー・アブストラクトの翻訳です。
コクラン・ライブラリは年4回改定版が発行されていますので、ご利用に際しては、最新版(英語版)の内容をご確認下さい。
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