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奈良看護紀要 V O L 1 0 . 2 0 1 4 │文献研究│ 高齢者の運動器疾患における慢性疹痛に関する文献的考察 奈良県立医科大学大学院看護学研究科 野村佳香,松井美帆 Chronicp 凶ni nm u s c u l o s k e l e t a ld i s e a s eo ft h ee l d e r l y :L i t e r a 細胞r e v i e w 匙 . 0Nomura , 1 ¥ 伺hoMatsui Y o s h i , NaraMedicalU n i v e r s i t y GraduateS c h o o lofNursing 要旨 [目的}高齢者の灘動器疾患における疹痛アセスメント方法の検討を行い、運動器疾患におけ る痕痛出現率の実態と、看護介入効果に関する文献的考察を行うことを目的とした。{方法} PubMed 、EBSCO 、医学中央雑誌をデータベ}スとし、文献検討を行った。{結果]高齢者の 癖痛アセスメントスケールは、視覚アナログスケールと数値的スケール及びマクギル疹痛質問 F 3 6が多く用いられていた。慢性落痛の出現率では、腰痛や背部痛が一番多く、次いで 票と S 下肢痛が認められ、 57.9%が症状は改善しなかった。看護介入効果の検討では、教育介入と身 体機能回復への介入、審法や音楽聴取による介入により疹痛緩和が認められた。[結論]さらな る高齢化の進展に伴い、標準化された熔痛スケーノレによる犠性癖痛の実態調査、看護師を対象 とした癖痛評価や緩和方法についての教育プログラムの開発と検証が望まれる。 キーワ}ド:高齢者、慢性疹痛、運動器疾患、アセスメントスケール、出現率、看護介入 A b s t r a c t 【 P u r p o s e ] Thes t u d yaimedt o examinep a i na s s e s s m e n ts c a l e sf o rm u s c u l o s k e l e t a l , t h ep r e v a l e n c eofp a i ni nt h esame , andn u r s i n gi n t e r v e n t I o ne f f e c t s d i s e a s e si nt h ee l d e r l y 曲r oughal i t e r a t u r er e v i e w .[ M e t h o d s ] Wes e 紅c h e dt h ef o l l o w i n ge l e c t r o n i cd a t a b a s e sf o r r e l e v a n tl i t e r a t u r e s :MEDLINE , EBSCO , andJ a p a nM e d i c a lA b s t r a c t sS o c i e t y . 【 Res 叫t s ] e s s 血e n ts c a l e scommo n 1 yu s e df o rt h ee l d e r l ywere首l ev i s u a 1a n a 1 0gues c a l e , The部 s n u m e r i cr a t i n gs c a l e ,McGi 1 l Pain Q u e s t i o n n a i r e ,and Short Form 3 6 . 百1 eh i g h e s t , f o l l o w e dby p r e v a l e n c er a t e sofc h r o n i cp a i nwereo b s e r v e di nt h el o w e randu p p e rb a c k せ1 el e g s .However ,57.9%oft h ep a t i e n t shadnoimprovementi nt h e i rc o n d i t i o n s .The e f f e c t sofn u r s i n gi n 白r v e n t i o , n educationali n t e r v e n t i o n , 詑c o v e r yofp h y s i c a lf i . m c t i o n , h o t c o m p r e s s , andl i s t e n i n gt om u s i cwerea s s e s s e dandf o u n dt or e l i e v ep a i n .【 C o n c l u s i o n s lA s u p e ra 位1 9s o c i e t yi si m p e n d i n g ;t h e r e f o r e ,surveysonchronicpainperformedbyusing s t a n d a r ds c a l e s町 ' ei m p o r t a n . tMoreover,e d u c a t i o n a lp r o g r 佃 l Sf o r ・n u r s e s訂 ' en e e d e dω p r o m o t ep a i na s s e s s m e n tandr e l i e f . 圃 Keyw o r d s :e l d e r l y ,m u s c u l o s k e l e t a l , p a i n ,a s s e s s m e n ts c a l e , p r e v a l e n c e , n u r s i n gi n t e r v e n t i o n 奈良看護紀要 V O L 1 0 . 2 0 1 4 はじめに 痛みは急性疹痛と慢性癖痛に分類される。 急性癖痛は本来備わっている生物学的機能 であり、実際に生じている、あるいは生じ ている可能性がある身体的な傷の響告であ るのに対して ( L o e s e rら 、 1 9 9 9 )、慢性感 2 . 高齢者の運動器疾患における慢性確痛 の実態と日常生活への影響について明らか ) 。 にする(目的 2 3 . 運動器疾患における高齢者を対象とし )。 た看護介入の効果を明らかにする(目的 3 痛は、痛みに特効する療法に基づいた治療 や、痛みのコントロールについて決まりき った非麻薬性のような方法に対して、反応 しないしつこく続く痛みと定義付けられて 0 1 0 )。 いる(ストロング、 2 日本における慢性癖痛の疫学研究では、 服部 ( 2 0 0 6 )、矢吹ら ( 2 0 1 2 ) の調査報告 がある。服部は 1 8 議以上の一般生活者 30, 000人を対象にインターネットで質開 票に回答を求め、慢性癖痛保有率は 1 3.4% であり、通院診療科は整形外科が 45%と圧 倒的に多かったとしている。また矢吹ら ( 2 0 1 2 )は 20議以上の男女 41, 597人を対 象として、慢性癖痛有病率は 22.5%、推定 患者数は 2, 315万人と報告し、前述と同様 に運動器疾患による、慢性感痛が多く占め ていること者明らかにした。 高齢者の運動器疾患における慢性疹痛 では、腰痛や下肢痛によって日常生活に支 障をきたし(吉田ら、 2 0 0 6 )、社会参加の 減少(山本ら、 2 0 0 4 )、痛みによる転倒部 0 1 2 ) 等、生活の震を著し 怖感(大矢ら、 2 0 0 4 ) ことが明らか く低下させる(飛松、 2 にされている。その為、高齢者の痛みを把 握していくことは看護介入の視点において も重要である。そこで本研究では、高齢者 の痔痛アセスメントについて検討を行い、 方法 PubMed、EBSCO、震学中央雑誌(1969 年' " ' ' 2 0 1 3年 1 1月)をデータベースとした。 各研究目的におけるレピューに用いたキー ワードは以下のとおりである。 1 .高齢者の痔痛アセスメント(目的 1 ) 痛み学問鵠床のためのテキスト聞(スト さらに運動器疾患における摩痛出現率の実 態と看護介入に関して文献的考察を行うこ 血 e asurement、o r t h o p e d i c s、musculoske l e t a ld i s e a s e s、 痔痛、慢性癖痛、痕痛測 定、整形外科、運動器疾患を用いて、高齢 者を対象とした原著論文とし、匿学的介入 や薬剤投与、リハピリテーション専門職に よるものを除外した。選択文献について、 対象者、介入内容、アウトカム指標、結果 について分析し、高齢者の運動器疾患にお ける熔痛への看護介入について検討した。 0 1 0 ) を参考に、痛みの記述表現 ロング、 2 について一般的に使われている評価法 3件 、 痛みに対する反応に関する評価法 8件、痛 みの影響についての評価法 3件、痛みの多 面的評価法 4件の合計四件について、こ れらのアセスメント名をキ}ワードとし、 対象者の年齢毘分を 65歳以上の高齢者と した原著論文を対象に、各スケーノレの総件 数と高齢者を対象とした割合を算出した。 2 .運動器疾患の慢性癖痛の出現率(目的 2 ) P r e v a l e n c e 、 pain 、 o r t h o p e d i c s、 血 u s c u l o s k e l e t a l、Japanese、発生率、実 態調査、落痛、整形外科、運動器疾患を用 い 、 65議以上の高齢者を対象とした原著論 文を選定した。対象者、疾患名、測定尺度、 痛みの出現率、感痛部位、痛みの頻度と強 さ、痛みによる生活への影響、鎮痛剤の使 用、治療の満足度等について整理した。 3 . 運動器疾患における看護介入(目的 3 ) 今一ワード p ain、c h r o n i cpain、pain ととする。 研究目的 1.高齢者の蕗痛アセスメントとして代表 的なスケールを用いた研究の文献レピュー を行うことにより、高齢者に特有な疹痛の 評錨方法について検討を行う(目的 1 )。 山 つ 奈良看護紀要 V 0L 10.2014 表1霧痛アセスメントスケールの検索状混 アセスメント名 形式圃項目 自己報告式。多くの種類 視覚アナログ尺度 があり‘縦線や横線を使つ V is u a lAna l o g u e5 o a l . s たもの‘プラス子、' : 1 ' . 7の定 規の裂のもの PubMed(2009-2013年 1 1月) 高齢者 総件数 andD a i n ①a g ed :65+yea 同. 1 . 7 0 3 j ' 中( 3 5 . 4 世 ) 4, 8 0 4 件 andp a i n 数値的評価スケール 腿 一般的な痛み強度盟l 2 IN u m e r i c a lR a t i n g5 0 a l e 法 。1 1田 i n tb o xs o 醜 9 4 8件 自己報告式。 20のカテゴ s マウギル捧痛質問票 リーに分類n 簡易版は 15 22.085件 McG i IP a i n Ques 封 。n n a l r e の形容嗣の一覧と痛み強 鹿の E尺度からなる 4 5 8 7 疹痛部位図示表 P . i n0問 w r n g 自己効力惑尺度 SeH ' E f f i c a c yGauge 自己報告式。人体図に痛 みの者イプと部伎を書き込 む 昌己報告式。 27項目、 11 日J 告のリッカート尺度 3 6 2 ; ' ヰ ②' a g e , d8 0ando v e r : 2 , 9 5 3件 ( 6 1 . 5 制 ) ②a g e d , 8 0 a n do v . r :35件 ( 9 . 6 也) ①a g e d : 6 5十y e a r s :364 件( 3 8 . 3 時 ) ①a g e d : 6 5+yea 問 : 3 6 7件 ( 3 7 . 9 冒 ) 9 6 7件 ②a g 叫8 0ando v e r : 1 6 0件 ( 1 6 . 8 唱 ) ②' a g e d , 8 0 a n do v e r :1 6 2件 ( 1 6 . 8 〕 百 ①' a g ed : 65+yea 国: 7, 0 3 7件 ( 3 1 . 蹴) ①a g e d : 6 5+ye.問・ 22 日 件( 3 0 . 7 % ) 7 1 5件 ②a g e d , 80ando v e r : 2, 5 5 4 件( 11 . 5 百 ) 自己報告式 SF36 自己報告式。健康状態を E 軍備する, 8つの尺度から なる ②a g e d , 8 0 a n do v e r :78 件( 1 0 . 9 世 ) ①a g e d : 5 5十y e . 問: 2 5件 ( 1 3. 4 目 〕 高齢者 ①65歳以上 : 1 . 3 0 8件 ( 5 7 . 倒) 視覚アナログ スケール 2, 2 6 8 件 ②80歳以上 : 6 2 7件 ( 2 7 . 錨) ①55歳以上 : 3 9件 ( 5 9 世 ) N u m e r i o a lR a t i n g 5 0 . l e ②80歳以よ : 1 8件 ( 2 7 . 2 出 ) 66件 McG i IP a i n Q u e s t l o n n a i r e 3 1件 ①6 5歳以よ : 1 6件 ( 51 . 6 弘 ) ②' 8 0 蟻以よ : 9件 ( 2 9 唱 ) ①55議以よ : 4件 ( 2 5略 ) P a i nO r a w i n g 16件 44 件 ②a g e d . 8 0 a n do v e r :1 1 件( 5 . 9 % ) ②80歳以上 1件 ( 6 . 2 百 ) ②a g e d , 8 0 a n do v e r :3 件( 6 . 8 % ) ①aged:55+y.ars: 牛( 2 7 . 4 略) 5 ; ①55歳以上 : 5 9 ; 牛( 3 4 . 5 目 ) 1 7件 自己効力惑尺度 1 7 1件 結果なし ②e g a d , 8 0 a n do v e r : 4件 ( 2 3 . 5 蝿 ) ②80議以上 : 2 8 件( 1印刷 1 , 糾4件 ①a g e d : 5 5+yea 問 :8 5 件( 3 8 . 9 首 ) 結果なし 2 1 8件 ②a g . d , 8 0 a n do v e r : 1 4 7 ; ' 牛( 1 0 . 1略) ②暗e d , 8 0 a n do v e r :29件 ( 1 3 . 3 百 ) and聞 i n ①a g e d : 6 5+yea間:8 5 9 1andp a i n 件付2 . 7 % ) ①a g ed : 65+yea 問・ 1 , 2 5 1件 ( 4 3 . 3 〕 国 問 問 一 同 開 明 側 聞 町 叩 ①ag出:55~ト抑制 :12件 (27.2%) 1 8 6 件 2 , 0 0 8件 1 9 8 3 2013年8月) 医学中央輔 誌 ( 総件数 and 捧痛 a阿d霧痛 andD a i n ①a g ed : s5十y e a 四 : 4 1 5 件( 2 8 . 7 唖 ) コーピング方務質問票 抽 t e g i e s C o p i n gS Ques 幅o n n a i r e 同 正B5CO(2009-2013年 1 1月) 総件数 高齢者 andD a i n ①. g ed :65+y 岡 市 :1 2 0 件( 3 3川 ) I ②均e , d8 0 a n do v e r : 2, 898件 1 4 . 3 目 ) ② @aged , 8 0 a n do v e r :416件 ( 1 4 . 4 国 ) 2 8 8件 ( and 搭痛 ①65歳以よ : 1 2 2 件(郎防) SF-36 1 7 9件 ②80歳以上 : 6 3 件( 3 5 . 1冒 ) 田 町 田 」 申 回 - 四 結果 NRS とする)及び SF-36 (The 36・ i t e m s h o r tformo ft h eM e d i c a lOutcomes Studyq u e s t i o n n a i r e:以下 SF-36とする) については、疹痛以外の評価に対しでも用 いられている為、さらに検索キーワードを 捧痛・ p a i nを加えた。国外で多く用いられ ていたスケーノレは VASと NRS、マクギノレ 嬉痛質問票 ( M c G i l lPainQ u e s t i o n n a i r e: 以下 MPQとする)及び S F-36であり、国 内では、 VASと S F-36であった。 VASと NRS、MPQが 65歳以上の高齢者に用いら れた論文は、国外で 30%以上、国内では 50%以上となっていた。更に SF-36が 65 歳以上の高齢者に用いられた論文は、国外 で 40% 以上、園内で 60% 以上となった。 1.高齢者の疹痛アセスメント 1 8件のアセスメントスケーノレ(以下スケ ーノレとする)のうち 3件は使用文献がなく、 8件は 2つのデータベースで、使用文献がな かったことから 1 1件を除外し、 7件のスケ ールについて検討を行った。表 1のアセス メント名と形式・項目は痛み学"臨床のた めのテキストより引用し、検索キーワード を PubMedと EBSCOについては、アセス メント名に記載した英語で検索した。医学 中央雑誌については、当該欄総件数にある キーワードを用いて検索した。 視覚アナログ尺度 ( V i s u a lAnalogue S c a l e s :以下 VASとする)と数値的評価ス Numerical r a t i n g s c a l e :以下 ケーノレ ( q δ 奈良看護紀要 V 0L 10.2014 2 . 運動器疾患の慢性癖痛の出現率 図 1は慢性疹痛の出現率の実態に関する 論文の文献検索過程を示している。データ ベース検索の結果 224件が関連文献として 該当した。そのうち重複、出現率の宋記入、 運動器疾患以外のテーマ、診断及び薬剤 や治療効果、さらに術後合併症や術後棒 7文献を 痛に関するもの等を除外し計 1 システマティックレピューの分析対象論 痛みによる社会的制限については、痛みの ための仕事や学校を休んだり、辞めたりし 4" ' 6 . 5 %であった(文献番号 2 )。 た人は 2. 痛みに対しての鎮痛薬剤使用や治療方法及 びそれらの満足度については、 6論文(文 , 2 , 5 )に明記されていた。具体的治 献番号 1 " " ' 9 2 . 1 %(文献番号 療内容は薬物療法が幻 ' 5,10)、 物 理 療 法 や 体 操 蝶 法 が 1 6 . 5" ' 3 )、 トリガーポイント 46.7% (文献番号 1 0. 4" ' ' 21 .8% ( 文 や硬膜外ブロック注射が 1 0, 1 4 ) で、注射および往射と経口 献番号 1 剤の治療に満足 76%、経口剤の治療に満足 64 弘であった(文献番号 1 0 )。また、 26.2, . _ , 36%が治療に満足していた一方で、 57.9% が症状がうまく改善しなかったとして医療 )。 機関での治療を中止していた(文献番号 2 文とした。 3 7件運動帯以外の予ーマ司除外 3 2 件診断:&ぴ薬剤や治療効巣に関するもの吋徐持 =今 が2 9 ' " " ' 3 6.4% (文献番号 2 )、「睡眠や寝返 0 ' " " ' 4 0 . 8 %であった(文献番号 2 )。 りJが 2 件術後鮒問慨に閉す砧の吋酬 2 6 1 1 3 件対謀者が日本人以外のもの『除外 3件スポ-':/障害に関するもの 4 除外 一 一 一 一 一 「 1 7文献レピ::1.一分析対車 3 . 運動器疾患における看護介入 データベース検索の結果、リハピ、リテー (和文献 1 2 件・英文献5 文献) 関 1 慢性擦痛の出湯率の実態 1 : :関する論文の文献績擦過程 ションによるもの、診断及び薬剤や治療、 手術効果に関するもの、看護師自身の痛み 表 2は慢性癖痛の出現率の実態を示した ものである。測定尺度は VASが 4論文(文 3, 14, 1 7 )、SF36が 2論文(文献 献番号 8, 6 ) で、あった。痛みの出現率は、腰 番号 5, 醐 0文献を分析 に関するもの等を除外し計 1 対象論文とした。表 3の結果から、運動器 疾患における看護介入の対象疾患は変形性 4 " ' _ _8 )で 、 膝関節症が 6論文(文献番号 1, Z論文が人工股関節全置換術(文献番号 2, 3 ) で、あった。 背殿部痛が 1 4 . 2 ' " " ' 8 9 . 5 %( 1 7文献中 1 2件 ) 、 .6""82.7%(文献番 膝や股関節の下肢痛は 2 6, 7, 9, 1 2, 13, 1 6, 1 7 )、肩綴り及び肩痛は 号 5, 2 8 . 5 ' " ' " ' 5 5 %であった(文献番号 5, 1 5 )。痛 みの強さは VASでは平均 3であった(文 )。痛みの頻度は「毎日」が 3 3 " ' 献番号 8 , 1 0 ) で、「繰り遮し起こ 44.8%(文献番号 1 5 . 9 ' " ' " ' 6 7 %で、あった(文献番号 る痛み」が 3 1, 2 )。日常生活動作への影響では、痛みに 9 . 8 ' " " ' 9 1 %が「困っ よる生活動作の制限に 5 1 0, 1 2 ) とあり、具体 ている J (文献番号 2, 的な制限内容については、「階段の昇り降り j が 35% (文献番号 1 0 )、「長時間の鹿位J 介入内容は教背介入が 3論文(文献番号 4, 5, 9 ) で身体機能回復への介入が 3 論文 , 3, 1 0 )、者号法による介入が 3 (文献番号 2 論文(文献番号 1 , 6, 7 )、音楽聴取による介 ) で、あった。アウ 入が 1論文(文献番号 8 トカム指標にはスケーノレを用いたものは 7 論文あり、うち VASが 3論文(文献番号 2, 4, 8 )、 SFMPQが 2論文(文献番号 1 , 8 )、 側 WOMAC、SF-36がそれぞれ 1論文(文献 9 ) であった。介入により熔痛緩和 番号 7, , . . _ _ が認められたものは 9論文(文献番号 1 5, 7 " ' ' 1 0 ) で、その効果の評価時期は 2週 間' " " ' 6か月後(文献番号 7, 9 ) であった。 -14- 奈良看護紀要 V 0 L 10.2014 表 2 運動器疾患における慢性嬉霜の出現率 I N~ 文献名 疾患名 対象者 腰痛5 5 . 7 帖 四十肩 五十肩・肩こり 2 7 . 9 % 頭痛2 0 . 7 椙 2 . 9 首 関節炎 1 冷え性1 2 . 2 百 椎間板障害8, 8 目 勝障害7 . 3 唱 変形性関節癒6 . 1 % 金骨神経痛5 . 3 百 軍事痛測定尺度 痛みの出現率 E 矢吹ら ( 2 0 1 2 ) 2 3 20-69歳の慢性熔痛の定重量を満たし た3町 365名の男女 泉ら 2010年1 1月四 2 0 1 1年10月!こ入院治 療を行った352例 神経根性腰部骨桧管狭窄痘 手根管症候群 1988 年-2008年 ! こSauve-K 申聞Qjl 法 を施行したりウマチ患者67名78手(男 性12例1 3手、女性55 例65手) 関節リウマチ 岸田ら ( 2 0 1 1 ) No 主amu 聞 . 日本における全国無作為サンヲJ ンゲ による 1 1, 5 0 7入費対象 5 e t. 1 ( 2 0 1 1 ) 男性5, 142入、女性.6,3 65人 N o r i m 帥s u . 長崎県大島寂伎町歳以上の女性586 6l e t . 1 人中、フォローアップ分析対象者333人 ( 2 0 1 1 ) 慢性嬉痛縁者会成人2 2 . 5 出 m o d i f i e dNRS 慢性感病患者の8日目以ょが整形外科を ( 1 0段階) 受診 日本人慢性捧癒 患者における神経 5年以上前から神経障害性痔痛 障害性客翁スヲ (NeP)51.7話、赤神緩障害性嬉痛何事 リ一二〆ゲ質問票 NeP)47.7 幅 J I Ii ; 4、 ( 2 0 1 2 ) ( 2 0 1 2 ) 4 1 次調査4 1, 597名 , 2次調豪5, 998名 P o i nDETEGT 有痛G l l c k 8 . 3椙 SF-36 骨籾糠痕 関節炎 線調節疲 n e u r o 阿世1 i c (神経因性嬉痛)1 6 拍 剛 u n c l e . r {はっきりしない痛み )29% 問 痛 み 。i c な eし p H 附 v . (侵害性霧痛)47 弛 震痛65% 膝痛26 骨 首・肩痛55% 吉村ら l 2 i o ; i S F .36 2 , 019例 八つの地域住民1 0 . 0 歳 、 平均7 奥3, 959名 、 060名 、 平均7 1 . 0 歳 女8, Suka 9l e t0 1 ( 2 0 0 9 ) 10 1 1 1 2 1 3 1 4 1 5 折茂 ( 2 0 0 7 ) 青柳 ( 2 0 0 7 ) 村上ら ( 2 0 0 6 ) 吉岡ら ( 2 0 0 6 ) 元文ら ( 2 0 0 5 ) 萎沢ら ( 2 0 自3 ) 新潟,茨城・埼5・静岡・領閥復伎の悶 本人5, 652 人 骨粗搭症患者477名 9 1晶が女性 目。歳以上が92百 変形性股関節撞 一 腰痛2 2 . 5 也、瞥部痛及び鱒痛 i 立男性より 女性が多くそれぞれ2 . 怖と7 . 3 唱 骨粗懸疲 1ヶ月以内の腰背部痛 77 也、整形外科受 自書されている患者のS摘が鍍背部痛を諒 えている 地域在住者42歳以上の宮性337名 新規雄体骨折 5 0織以上の癌痛・下銭痛を訴える症 例で266倒 男性1 臼2 例 ‘ 女性1 6 1倒 、 不窃3例 平均年齢6 5 . 9歳 足、腰に症状があり、前屈すると 症状が改善する86例のうち、 接部脊柱管獄事2自 例30.2% 腰部維閉板鹿3 1例3 6 . 1世 変形性腰椎痕 14 例1 6 . 3 % 腰椎検問板ヘルニア5例5 . 8 % 大阪府,奈良県,和歌山県,兵庫県,滋賀 県の415腕設において目腰痛や歩行障 容を訴える 1 2, 449 例 294 名 女性7, J . l1 生5, 1 2 6名 5 . 3織 平均年齢6 腰部脊柱管狭窄疲 変形性関節疲 漉械枝問板へルユア 贋維分離すべり症 腰維毅触すベり疲 閉塞性動脈硬化犠 腰痛痕圃変形性脊椎焼・脊枝管狭 腰痛を主訴に外来混線された359例 。 窄症・機関板症"椎間板ヘルニア・ 男性160 例,女性199例,平均年齢5 0 . 0 骨粗しよう痕阿腰椎撒椴・分離疲・ 歳 庇迫骨折・側湾疲・腹痛 一 フェイススケー 5段階) ル( VAS(10 段階) VAS 接部脊柱前湾のある日本人489人 男性184入、女性305人 平均年齢6 7 . 昌蔵 腰痛・首痛,肩 痛・膝痛 JKOM得点変形性膝関節症及び嬉 6 . 2点膝痛のみ4 1 . 5点、変 摘がない3 形性膝関節症のみ4 4 . 2点、変形性膝 関節症及び痛みを持つ者自 1 . 4 点 縁関節痛 膝痛・腰痛 VAS 腰痛・憐部痛 腰痛・腎部指・ 膝痛・ l まl ま毎日 33胃 2-3日j こ1固22 蝿 逓1 : : 1図くらい14 自 腰背部痛 骨折ありの背部痛圃 1 要都2 9 . 7 %, 骨折無の背部痛・腰部2 2 . 3 罰 背部痛・腰痛 8 2 . 7 、 喝 下線療状(しびれ嗣痛み ) 腰痛疲状8 9 . 5 百 歩行で症状が出現する5 2 . 6 首 腰痛・下肢痛 ずっとなち続けていると 腰痛"下肢痛がある7 0 . 3 % ずっと立ち続けていると 5 . 倒 腰痛と下肢のしびれがある4 歩きだしてしばらくすると 2 . 8 % 腰から足にかけて痛みがある 6 歩吉出してしばらくすると 腰から足にかけてしびれがある4 0 . 1 % 腰痛72% 替部18 首 「裁きたいくらいJ47 . 3 首 (“常時ある"から“時にあるつ 以前から痛む25首 以前からあるが軽度54 也 初めて2 1百 VAS 初診時 6 . 1,2 週間後4 . 2 肩緩りは男性2 8 . 側、女性5 0 . 0 弘 腰痛では男性14.4面、女性17岡 純 3 . 1、 崎 肩凝りと腰痛ともにある男性2 2 . 9 首 女性2 1999年1 年聞に人澗ドッウ音受診した 10-80 歳代の 1 1, 734名 T副 r i t a n i . 筋骨格系に痛みを有する地域奈伎の 1 6e ta J 4 日 i 設から 69鵡の日本人女銭 ( 2 0 0 2 ) Ts< ; i . i t. 1 1 7e ( 2 0 0 1 ) 痛みの時湖毎日が一番多〈、次い で1親間以内 痛みの程度 1 10段階の5が一番 多く、次いで3 痛みの期間百ヶ月来満が一番多い 腰部53%'替部36祖霊癌属部1 1也 VAS( 平均値)で3 . 0 VAS(10段階〉 腰痛57%、 m 手首 藤痛が奥 27側、女3 5 . 1、 胃 寵痛はそれぞれ34. 2 % ,3 9 . 4 拍 男性より女性が多い 初回人工投騎節金置役衡を行った変 8 森本( 2 0 1 0 )形性綾調節疲 266 例[年齢37-89(平 均62)歳、男性35倒、女性231例] E 叫 変形性際関節 痕患者機能評 33 唱が過去1カ月中に膝痛を持っていた 価尺度 (JKOM) 嬉痛部位 銀痛と上肢では神経障害性搭痛が多 腰椎 股 頚椎・ 〈、股関節町膝関節では侵聖書受容性癖 勝・上肢 痛が多い 無痛 c l i c k 4 0 百 町 7 痛みの S 震度と強さ 保有期間 1日年以上初年来満2 2 . 3 % 5年以よ 1 0 年未満2 2 . 2 世 S年以上5年未満1 4 . 6 恒 痛みの性質鋭い痛み5 3 . 7 % 腰6 4 . 1目 遭い痛み5 1 . 1軸 肩4 7 . 9 % 痛みの状態繰り返し起こる67% 膝25 . 6 % 持続的な痛み33唱 膜の痛み l まl ま毎扇 3 5 . 4 % 週間に 2-3悶穏度 2 2 . 3 % 1 関節の痛み 1 まl ま毎日制問 1 週間!こ2-3日程度2 0 . 4 % 痛みスケルで7以上の痛み NeP53.2 町、非N.P23由 自 神経障害性嬉痛 痛みは常時続いている・弱くなったり 腰関薦が多〈次い で廼・手・腕 り e す Pる 3 5 N 9 e 軸 P 5 2 . 3 崎、非 強〈なったN 腹痛 下肢痛 腰痛 腰痛,肩凝り 腰痛 1 4 . 2 腎 扇の痛みは50歳代に多〈みられ、 下肢痛は60-69織代で 1 5 . 8 % 肩 痛 ・ 背 中 . 1 : : . 部 痛・腰痛・足痛 0 . 2 目、女性5 3 . 1百 腰痛男性4 下肢痛男性1 7. 4賀、女性2 6 . 2 % 腰背部痛 し一一一 Fhu 奈良看護紀要 VOL10.2014 表 3 運動器接患における看護介入の効果 N o . 文献名 福;滴ら lliioUl 研究デザイン 対象者 介入内容 アウトカム掲額 結果 ま変形性膝関 対象者l h o r t 心理的指標l 脳波と、心理的指標として s 立、温号法群、組み合わせ群の両群 節症患者3 1各で、混 f o r mMcG i Ip a i nq u e s t i o n n a i - において、ケア後に有意な疹痛の軽減安示した。 ランダム化比審法務 1 5名、組み合 混号法と、温籍法と音楽聴取を組み合 問(以下 SF-MPQ)、および心地よ脳波 l 立、組み合わせ群において事後の日 i 皮含有 わせたケアによる篠痛の緩和効果を、 較鼠験 6名に無作為 わせ群 1 i s u a la n a l o gs c a l e (以下心 再坊に事前の含有率と比較して有意に培加したも さ をv ケア突繍前後の変化を評価 !こ割り付け AS)で測定し、ケア実施 のの‘温審法単独でのケアと比較して有意な援を 士由良さV 維持貌 前後の変化を評価 認めるほどではなかった 中野ら 2c ! 2 o io ) 身体機能(他運動による股関欝 人工股関節会置換術 (THA)安行った片側変 退院時に患者個々に合わせた筋力増 屈曲・伸展・外車去の間接稼動 3例 強選動やストレツチ等のホームプログ 息、股闘節外転筋力)、疹痛 ランダム化比 形性股関節徒 7 ( V A S )、歩行能力 (10mの歩行 6倒、女性5 7 ラムを指導する介入群 ( (男性 1 較試験 3 6伊1 ] )と、対照 題 程 度 ・ 6分間の歩行距離)。評価 例"平均 6 1. 4 歳 ) 群( 3 7 例)を比較 時期 I ま手術前、退院時、退院後 維持期 1 ヶ月、退院後日ヶ月 高群とも多くの項聞で術前・退院時に比し退院後 6 カ月で有意に改善していた。身体機能i 立、介入 群では捗介入君事に比し術側の外車五ROM'外転筋 カ月・同6 カ月で有意に高値 力が退院時町退院後 1 ! の外転筋力が退続後6 ヵ月で有意 を示し、非術{自J 直を示した。嬉痛の VASは退院後 1 カ月'同 ! こ 寓i 6 ヵ月で介入君事が有意に低値安示した。歩行能力 カ月・偶8カ は 、 10m歩行濃度が退院時圃退院後1 月で介入群が有意に高値を示したが、自分間歩行 距離では会時期で有意差 l 立認めなかった 中野ら 3! ( 2 O 0 人工股関節会置換術 を施行した片側変形 ランダム化比 1 全般関節旋患者5 8 例 ( 男9 例・女4 9例・平均 絞試験 5 9 . 9歳) 維持期 身体機能評価 i ま股関節屈勉圃伸 退院時において、忠者個々!こ合わせ 展・外事去の可動域(ROM)、投開 た筋力増強運動やストレツチ等のホー 節外紙筋力、落療VAS、歩行能 1 9 例 , ムプログラムを指導した介入群 ( 歩行速度、自分間歩行 カは 10m A群)、対照君事 ( 2 0 例 ・ 8群) 距離を測定 術前の身体機能・歩行能力はいずれも隅群摘で 有意援はなかった。術後の身体機能は、 ROMの うち退院時の股関節外転のみ術側でA群が日群 よりも有意に高値であった。外転筋力は‘退院時 カ月の術側でA君事が有意に高値を および退院後 1 示した。 V A S ! 立、退陣後1 カ月でA鮮が有意に低積 立、歩行速度が退院時およ であった。歩行能力 l ヵ月で‘歩行践離が退院後 1 カ月でA び退院後1 群が有意 f : 高値唱を示した 育回ら 4l c ' 2 A群は、既製パンフレットの内容(疾患 の説明、筋肉強化体操、日常生活の 通院治療を受けてい 注意点)に患者の個別性を加えて説明 る変形性療関節徒患 5名を介入方法の するとともに、看護師による「膝の運動 者1 ランダム化比 教室」に参加してもらい、さらに「膝の 運動継続軍事と臓痛の程度 ( VAS 違いにより無作為!こ3 較誠験 ( 運動の有無、痛みのVAS) を毎 { 痕 ) 群(A-C群) 1こ分けて 日記J 日記入。日訴に l 立、既製パンフレットに 比較検討 よる説明と、筋肉強化体操の指導を行 維持期 い 、f 膝の悶言i!J に記入。 G群!こは既製 パンフレットと「膝の日記Jの記入 指導開始後8 週間の運動継続率i 立A群が8 6 . 側 、 日群4 8 . 側、。群4 . 8唱であり、膝痛の程度( V A S憶) は指導開始時と比較してS 週後l こA鮮で2 . 0 c m 滅 少、日群で1.1cm 減少、 C君 事 でO . l c m 減少した 石関ら 51 ( 2009) 変形性器韓関節痕(膝 OA)のため2週間毎に 準ランダム化 関節注射を行ってい 比較試験 る5 0議以上の豊富形外 科外来患者40名 維持期 柴悶ら G1 ( ' 2 0 0 7 ) クライオセラピー介入鮮と対照群に振り 準ランダム化 人工膝関節全置換術 分けを測定し、比較・検討 比較試験 後(片側)患者4 8例48 クライオセラピーの方法 l 立、冷凍した 膝 2 2x35cm)を膝関節!こ コールドパック ( 急性期 巻くようにし‘ 4時間後とに交換した 瀬戸ら 7( 1 2 O 0 7 l 変形性膝調節旋と診 ランダム化比 断された女性 4 1例の 較試験 うち 4 趨問治療を調理統 : 3 7伊l し ナ: 維持期 i 9 o o a i R u 廿1 8lMc~a仔ery. ランダム化比 e ta l ( 2 0 0 3 ) J o n e s . 9 1 e ta l ( 2 0 0 2 ) 較言語滋 南東フロリダ州の地 域在住の 6 5歳以上の 変形性膝関節症と診 斯された高齢者3 3人 維持揚 従来の変形性路調節症における生活 2 自名〕、従来の生 指導介入を対照群 ( 活指導にリスクファクターに対する指導 を加えたもの安介入群 ( 2 0名) 棟。Aの危険因子は農作業が最も多〈、次いで職 性別、体震、スポーツ、職歴、農 歴・性別衡体重・スポーツの順であった。日群患者 作業の有無。疹痛評価(平地を では個々の生活に応じた外来指導が行われ、農 歩いているとき、階段を昇り降り 作業者においては作業中の時間圃姿勢や道具を :r ない Jするとき」の2項闘で 1 工夫することなどにより Jカ月後に膝関節痛の緩 4 :r 非常に強〈痛むJ を初頭、 E 理日が得られた。京た、 B群では平地歩行時の霧痛 週間後、 1 カ用後に評価した ヵ月後により緩和された が対照群に比べ 1 体緩衝温度・疹痛(帰費時・術後 4時間・ 1 0時間 ' 2 4時間 ' 4 8時 問 削7 2時間)、出血最・下肢の膿 膿(術後 2 4時間・何時間・ 7 2時 間入およびI N R ( ブロトロンピン比 の闇際正常化指数)(術前・術後 4日目〕をj J . j i 定 体表面温度において、実施群の窓肢は非実施群 よりも 1 . C 程度経時的!こ低下し有意蓑が認められ たが、その他の項目においては両群で有意義は 認められなかった 湿熱シト群 ( 2 0 例)と:乾熱群シト (17)の貼用による比較 WOMAC(WestemO n t a r i oa n d 湿熱シートと乾熱シート i ま水蒸気が発 M c M a s t e rU n i v e r s i t i e sOA 生する点を除き、周ーのものとなるよう U n d a x )、日整会総 OA 評価点 !こ設計し‘シート直下皮混が4 00C‘5-(JOAs c o r a )など安用いて、治療 8時間持続するのも 樹、治療開始Eおよび4 週潤後{こ 枚のシートを給付し、 行った 各群とも膝部!こ2 簿製の伸縮サボーターで固定 WOMAC では、湿熱群 f ; t2 週間後、 4週後ともに有 窓な改善が見られた。乾熱群でも開始2 週間後に は改善がみられたがその後は改替がみられな かった。 JOAs c o r eでも歩行能に関して漉熱群で のみ有意に改善がみられた 1 時間椅子!こ座り静かに音楽を聞く介 入群と、精子に静かに座るだけの対照 4日闘の前後 SF-MPQ'VAS 群とで、 1日目、 7日関、 1 !こ質問紙で測定 1回目、 7毘民、 1 4日闘ともVAS では音楽聴取君事 f :有意な差がみられた 主性関節症、腰痛 看護櫛による非ステロイド性経口消炎 炎f 性疾患及びターミナル 鎖措薬についての指導を簡単なりーフ 疾患を除外した、過去 レットでアドパイスを受けた群と、十分 ランダム化比 1 2カ月以内でS週間 なアr:パイスと築'Al J を使用せず痛みを 較試験 以上の非ステロイド性 コントロールする方法やリラクゼーショ 経口消炎鎮痛薬を内 ン技術など、詐ステロイド姓経口消炎 服している患者 2 2 2人 鎮痛薬の減量につながる指導を十分 維持期 に受けた群の比較 慢性関重量性肺疾患の 合併症を持たない、 1 01 ~,:r~. _ " ta lランダム化比慢性調節リウマチの 1 2週間に3闘 、1 図1 時間の有数泰愚 ( 1 9 9 7 ) 較説験 診断を受けた患者2 5 動運動療法を高、中、弱のレベルにゲ 人 ループラ士けによる比較 維持期 介入Eケ月前の薬剤l コストヂー ヶ月で5 0 唱が非ステロイド姓 少介入8か月後のヨドステロイド 介入群において、 6 商炎鎮痛薬の内 s R 最及 j 商炎鎮痛薬の経口内根量が減量したロ SF3 6 1 立 性経口 j 6 EQ- 影響はなかった び実際の処方景・ 5ト 3 5D 司 明 MAF(疲労の多次元評価トAlM (関節炎影響スケ 雀左おの 握力・ VAS'POMS(気分プロ フィール検査)・歩行時間・疹痛・ 腫脹のある関節数嗣鼠転車エル ゴメタテスト ) ω MAFと有酸素運動とに有意な関連はみられな かった。左右の撮力、歩行時問、痛みの評価で l 立、定期的な改善を示した。刈Mについては、時 間をかけることで改善を示した。 pnu 奈良看護紀要 考察 高齢者の疹痛アセスメントスケーノレは、 自己報告式の数値で表されるものが多く用 いられていた。これは表 1のスケーノレ検出 状況、表 2の熔痛出現率、更に表 3の看護 介入効果におけるアウトカム指標にも同様 の傾向がみられた。これらについては、測 定方法に一貫性をもち、簡易に評価を行う ことができるためと考えられた。また、健 農関連の QOLを測定する SF36も同様に 多く用いられていたのは、自弓の健康感や 社会的機能を測定し、疹痛を保有しながら、 自己の健康概念をどのようにとらえている のか、生活の質を客観的に評価することが 重要であるためと考えられた。一方で、疾患 に特化したスケールも用いられていること から、特定の疾患や痔痛の特異性によって、 選択される必要も示唆された。 慢性疹痛の出現率では、癖痛部位が腰痛 や下肢痛が多く、高齢者を対象としていた ことから生活動作の制限が多く認められた。 また、痔痛アセスメントには表 1のとおり さまざまなスケールがあるが、表 2の出現 率では疹痛評価尺度を用いた調査が少なか ったことから、これらの標準化された尺度 により実態を明らかにすることが望まれる。 運動器疾患における嬉痛への看護介入効 ' 6 ヶ月を要しており、慢性 果は、 2週間 " 癖痛の出現率において、 5 7.9%が症状がう まく改善せず治撲を中止している。これは、 痛みの出現によって、早く痛みを取り除い てほしいと感じ、薬や様々な治療に頼り試 0 0 8 ) が、実際には効果が みる(野呂ら、 2 現れるのに時間を要し、満足のいく鎮痛効 果が得られないため、さまざまな熔痛緩和 方法を複数用いて対処する(佐藤ら、 2 0 0 5 ) 結果となっていると推測された。 教育的介入においては、機能回穫にむけ 開 V O L 1 0 . 2 0 1 4 がら取り組んで、いると考えられた。しかし、 実際には運動疾愚における疹痛への看護師 の介入研究が少ない背景には、運動器疾患 における疹痛保有者の現状や痛みについて、 看護師が十分な知識や技能修得がされてい ないのではないかとも考えられた。運動器 疾患における慢性捧痛を保有する高齢者へ の看護においては、疹痛の緩和方法に関す る知識を習得し、熔痛評価や管理における 最良の実践が提供できるように看護・介護 職員を対象とした教育についても望まれる (RNAO、2 0 0 2 )。 まとめ 高齢者の運動器疾愚における慢性悲痛に 関する文献的考察を行った結果、国内外で 多く用いられた疹痛アセスメントスケール F-36 は 、 VAS、NRS、マクギノレ痔痛質問票、 S であった。嬉痛出現率では腰背磐部痛が 1 4 . 2 " ' 8 9 . 5 %、膝や股関節の下肢痛が 2 . 6 " ' 8 2 . 7 %で、用いられた疹痛アセスメント F-36であった。看護 スケーノレは VASと S 介入効果は教育、身体機能回復、審法、音 楽聴取があり、一定の効果が認められた。 今後、落痛保有者及び看護師を対象に、捧 痛の理解を深め、疹痛評価や緩和方法につ いて教育プログラムの開発と検証を行うこ とが望まれる。 た教育や生活指導であり、疹痛に関する管 理方法や調整方法等の文献は見当たらず、 個々の看護師が熔痛保有者に対して、嬉痛 コントローノレ方法や調整方法を、工夫しな -17ー 奈良看護紀要 V O L 1 0 . 2 0 1 4 引用文献 2 0 0 7 ) :椎体変形と QOL地域在 青柳潔 ( 岸田愛子,藤原浩芳,小田良 j 也 ( 2 0 1 1 ): S a u v e -Ka p a n d j i法施行後の尺骨断端部 QOL. 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