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足もとの市場動向とメキシコペソ投資の魅力について

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足もとの市場動向とメキシコペソ投資の魅力について
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ご参考資料
「投資のヒント」
2013年8月23日
足もとの市場動向とメキシコペソ投資の魅力について
「足もとの市場動向とメキシコペソ投資の魅力について」についてピムコジャパンリミテッドからのコメントを以下に記載し
ます。
メキシコペソの魅力 ① 割安感の強い通貨
他の通貨に比べて強い割安感
【為替の推移(対円)】
 相対的に堅調に推移 + 依然として強い割安感
(2006年12月末~2013年7月末、日次)
• 2013年5月以降、米量的緩和第3弾の早期縮小観測から
メキシコペソを含め多くの新興国・資源国通貨が軟調に
推移するも、相対的に堅調な推移を維持
2013年初~7月末の騰落率
• メキシコペソ :+15.1%
• 豪ドル
:-1.7%
• ブラジルレアル:+2.0%
140
120
2006年末の水準
100
豪ドル
-6.0%
ブラジルレアル
-22.8%
メキシコペソ
-30.4%
80
60
40
06年12月
08年6月
09年12月 11年6月
12年12月
• 過去の水準(2006年末)と比較すると、メキシコペソは依然と ※2006年12月末を100として指数化
(出所)Bloombergデータを基にピムコジャパンリミテッド作成
して当時を大きく下回り、他通貨対比で割安な水準
 購買力平価でみても強い割安感
• メキシコペソは購買力平価の観点からも割安な水準にあ
り、上昇余地の大きさを示唆
【購買力平価*からみた各国通貨の上昇余地(対ドル)】
(2005年現在)
(%)
50
37.9
割安
25
7.0
* 購買力平価とは?
0
-25
長期で財の価格は国際的に「一物一価」が成立するとの前
提から、ある時点における財の国際間での価格比を基に、
その後の物価変動幅も加味し算出された為替レートが購買
力平価とされる。同レートと現在の為替レートのかい離幅を
長期的な通貨の上昇/下落余地と考えることが可能
-37.2
-50
メキシコ
ペソ
ブラジル
レアル
割高
豪ドル
※為替は2013年4月末現在のWMロイターレート
(出所)IMF「世界経済見通し2013年4月」およびBloombergの
データを基にピムコジャパンリミテッド作成
※上記は過去のデータであり、将来の運用成果を示唆あるいは保証するものではありません。
当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、
証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。
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ご参考資料
メキシコペソの魅力 ②新たな「世界の工場」としての可能性
中国に代わる、新たな「世界の工場」としての可能性
 資源依存国から工業製品の製造・輸出拠点へと大きく発展
【メキシコの輸出総額・輸出品目の変化】
1982年
• メキシコの輸出は、80年代は石油依存度が高かったものの、
自動車など高付加価値の工業製品の輸出が拡大、輸出総
その他
7.2%
額も大幅に増加
 世界最多のFTA締結を背景とした自由貿易網
• メキシコは世界最多となる44ヵ国の国と自由貿易協定
(FTA)を締結しており、関税面でそのメリットを享受
• 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉にも積極的に参
加しており、各国との経済連携強化は更なる輸出拡大の追
い風に
 対中国でのコスト競争力が高まる
• 中国の平均賃金は大きく上昇した一方、メキシコの賃金の
伸びは緩やかで、両国の労働コスト差は縮小が続く
• メキシコは人口の過半数が29歳以下と若年層の割合が大
きいため、今後も労働コストの増加幅は相対的に抑えられ
る見込み
• 地理的なメリットを活かし、米国向けの輸送コストを抑えら
れることも対中国でのコスト競争力を高める一因に
2012年
その他4.3%
工業
製品
24.3%
石油
14.3%
自動車・
部品
23.8%
240億
3,709億
米ドル
その他工業 米ドル 電気・
製品
電子機器
輸出総額は 27.2% 産業用 18.6%
石油 30年で15倍に
機械
68.5%
11.8%
(出所)CEICのデータを基にピムコジャパンリミテッド作成
【時間当たり製造業の平均賃金】
(米ドル)
3
2
*2011年現在、(出所)米国エネルギー情報局(EIA)
4.7倍
1.2倍
2.1
1.7
1.6
1
0.4
0
2001年 2011年
シェールガス革命とメキシコ
近年の技術革新により飛躍的に生産が拡大しているシェー
ルガスについて、メキシコも世界第4位*のシェールガスの
埋蔵量を誇るため、シェールガス革命の恩恵を享受するこ
とが期待されています。
工業
製品
81.4%
2001年 2011年
メキシコ
中国
(出所)Financial Timesの資料を基にピムコジャパン
リミテッド作成
【年齢別人口構成】
100%
(2012年)
10%
60歳
以上
13%
36%
30歳
~
59歳
44%
54%
29歳
以下
50%
43%
0%
メキシコ
中国
メ キシ コ
中国
※上記は予想値
(出所)United Nationsのデータを基にピムコジャパン
リミテッド作成
※上記は過去のデータであり、将来の運用成果を示唆あるいは保証するものではありません。
当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、
証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。
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ご参考資料
【メキシコの輸出額の推移】
米国の景気回復による恩恵の享受
 輸出先の約8割が米国向け
• 米国では積極的な金融緩和の継続を受け、住宅市場に加
え、自動車販売など個人消費の回復が持続
• メキシコは米国と北米自由貿易協定(NAFTA)を締結して
おり、輸出の約8割は米国向け。同国の景気回復による恩
恵の享受が可能
(1993年~2012年、年次)
(億米ドル)
4,000
米国以外
米国
3,000
2,000
NAFTA発効
1,000
0
93年
96年
99年
02年
05年
08年
11年
(出所)Haverのデータを基にピムコジャパンリミテッド作成
 2012年の自動車輸出台数は過去最高に
【メキシコの自動車輸出台数の推移】
(2006年1月~2013年4月、月次)
• メキシコの輸出品目のトップを占める自動車は約7割が米国
(万台)
向けであり、自動車輸出台数は2012年に過去最高を記録
• 自動車大手各社は北米向けに更なる自動車の増産を図るべ
く、相次いで新工場の稼働計画を発表し、生産体制を強化
2012年の輸出台数
(12ヵ月累積ベース)は
過去最高水準に
250
200
【メキシコにおける自動車各社の増産計画】
ホンダ
日産自動車
マツダ
フォルクス・ワーゲン
アウディ
2014年春に2拠点目となる新工場が稼働予定
150
2013年末までに3拠点目となる新工場が稼働予定
2014年春に初のメキシコ工場を稼働予定
100
06年
07年
08年
09年
10年
11年
12年
2018年までに米国での販売台数を3倍に伸ばす計画
2016年に初の新工場が稼働予定
(出所)Haverのデータを基にピムコジャパンリミテッド作成
(出所)ジェトロおよび各種報道資料を基にピムコジャパンリミテッド作成
※上記は過去のデータであり、将来の運用成果を示唆あるいは保証するものではありません。
当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、
証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。
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ご参考資料
メキシコペソの魅力 ③構造的な強さを有するメキシコ経済
構造的な強みを背景に持続する経済成長
【GDPの構成比*】
(2013年3月時点)
 足もとにおける内需の強さ + 輸出の将来性
(2003年3月~2013年3月、月次)
• 個人消費がGDP(国内総生産)の約7割を占めるなど
内需中心の経済構造であり、活発な国内消費は他国
に大きく依存しない自律的な成長要因に
• また、GDPに占める輸出の割合が上昇傾向にあるな
ど力強い輸出の伸びが今後の経済成長をさらに押し
上げる効果が期待される
【GDPに占める輸出の割合】
(過去10年間の推移)
固定
資本形成
22%
政府
個人
消費
消費
11%
69%
35%
32%
29%
26%
GDPに占める輸出の
割合は上昇傾向
23%
*100%超過分は純輸出(-1.4%)
20%
03年3月
08年3月
13年3月
(出所)Haverのデータを基にピムコジャパンリミテッド作成
【メキシコの公的対外債務と外貨準備高・FCLの比較】
 資本流出への耐性
• メキシコは過去の経済危機を教訓に外貨準備を積み上
げ、現在では短期債務を大きく上回る外貨準備高を有
する
• また、2009年にIMF(国際通貨基金)により新しい融資制
度となるFCL*が供与され、2012年にはこの枠が1994年
のテキーラ・ショック直後に供与された規模の4倍近くの
約730億米ドルにまで拡大され、危機時に備えた流動性
を潤沢に維持
*フレキシブル・クレジット・ライン
(2013年6月現在)
短期
合計
1,251億
米ドル
外貨準備
外貨
準備
+FCL
0
FCL
1,000
合計
2,395億
米ドル
2,000
3,000
(億米ドル)
(出所)IMF「世界経済見通し2013年4月」およびHaverのデータを
基にピムコジャパンリミテッド作成
【輸出全体に占める中国向けの比率】
 中国の影響を受けにくい経済構造
• ブラジルやオーストラリアは鉄鉱石などの資源輸出を
通じて中国の経済成長の恩恵を受けることが可能で
ある一方、中国景気が減速する場合にはその影響を
受ける可能性も
• 一方、メキシコの輸出先に占める中国の割合が低い
ため、同国の景気減速の影響も相対的に小さくなるこ
とが期待される
長期
公的
対外債務
(2001年~2012年、年次)
オーストラリア
29.5%
(%)
30
20
ブラジル
17.0%
10
メキシコ
1.5%
0
02年
04年
06年
08年
10年
12年
(出所)Haverのデータを基にピムコジャパンリミテッド作成
※上記は過去のデータであり、将来の運用成果を示唆あるいは保証するものではありません。
当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、
証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。
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