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EQGPIB ユーザーズマニュアル ユーザーズマニュアル

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EQGPIB ユーザーズマニュアル ユーザーズマニュアル
GP-IBインタフェース
インタフェース
形名
EQGPIB
ユーザーズマニュアル
(ハードウェア編)
形
名
EQGPIB
50EM8097-C(0208)MEE
● 安全上のご注意 ●
(ご使用前に必ずお読みください)
本製品のご使用に際しては,本マニュアルをよくお読みいただくと共に,安全に対して充分
に注意を払って,正しい取扱いをしていただくようお願いいたします。
本マニュアルで示す注意事項は,本製品に関するもののみについて記載したものです。シー
ケンサシステムとしての安全上のご注意に関しては,使用するCPUユニットのユーザーズマ
ニュアルを参照してください。
この●安全上のご注意●では,安全注意事項のランクを「危険」,「注意」として区分して
あります。
危険
取扱いを誤った場合に,危険な状況が起こりえて,死亡または重傷を受
ける可能性が想定される場合。
注意
取扱いを誤った場合に,危険な状況が起こりえて,中程度の傷害や軽傷
を受ける可能性が想定される場合および物的損害だけの発生が想定さ
れる場合。
注意に記載した事項でも,状況によっては重大な結果に結びつく可能性があり
なお,
ます。
いずれも重要な内容を記載していますので必ず守ってください。
本マニュアルは必要なときに読めるよう大切に保管すると共に,必ず最終ユーザまでお届け
いただくようお願いいたします。
【設計上の注意事項】
危 険
● シーケンサCPUからインテリジェント機能ユニットに対する出力信号の中で,「使用禁
止」の信号を出力(ON)しないでください。
「使用禁止」の信号に対する出力を行うと,シーケンサシステムが誤動作する危険性があ
ります。
● ユニットの故障によっては,入出力がON状態またはOFF状態になることがあります。
重大な事故につながるような入出力信号については,外部で監視する回路を設けてくだ
さい。
注 意
● 制御線や通信ケーブルは,主回路や動力線などと束線したり,近接したりしないでくだ
さい。100mm以上を目安として離してください。
ノイズにより,誤動作の原因になります。
【取付け上の注意事項】
注 意
● 使用するCPUユニットのユーザーズマニュアルに記載の一般仕様の環境で使用してください。
一般仕様の範囲以外の環境で使用すると,感電,火災,誤動作,製品の損傷あるいは劣化の原因
になります。
● ユニット下部のユニット装着用レバーを押さえながら,ユニット固定用突起をベースユニットの
固定穴に確実に挿入して装着してください。
ユニットが正しく装着されていないと,誤動作,故障,落下の原因になります。
振動の多い環境で使用する場合は,ユニットをネジで締め付けてください。
● ネジの締付けは,規定トルク範囲で行ってください。
ネジの締付けがゆるいと,落下,短絡,誤動作の原因になります。
ネジを締め過ぎると,ネジやユニットの破損による落下,短絡,誤動作の原因になります。
● ユニットの着脱は,必ず電源を外部にて全相遮断してから行ってください。
全相遮断しないと,製品の損傷の恐れがあります。
● ユニットの導電部分や電子部品には直接触らないでください。
ユニットの誤動作,故障の原因になります。
【配線上の注意事項】
注 意
● 配線作業後,通電,運転を行う場合は,必ず製品に付属のGP-IBコネクタカバーを取り付けてく
ださい。
GP-IBコネクタカバーを取り付けないと,感電の恐れがあります。
● GP-IBコネクタ取付ネジの締付けは,規定トルク範囲内で行ってください。
GP-IBコネクタ取付ネジの締付けがゆるいと,短絡,誤動作の原因になります。
GP-IBコネクタ取付ネジを締め過ぎると,ネジやユニットの破損による短絡,誤動作の原因にな
ります。
● ユニット内に,切粉や配線クズなどの異物が入らないように注意してください。
火災,故障,誤動作の原因になります。
● ユニットは,配線時にユニット内へ配線くずなどの異物が混入するのを防止するため,ユニット
上部に異物混入防止ラベルを貼り付けています。
配線作業中は,本ラベルをはがさないでください。
システム運転時は,放熱のために本ラベルを必ずはがしてください。
マニュアルについて
本製品に関するマニュアルには,下記のものがありますので,必要に応じてご注
文ください。
詳細マニュアル
マニュアル名称
EQGPIB形GP-IBインタフェースユニット
ユーザーズマニュアル(詳細編)
マニュアル番号
(形名コード)
50EM8096
(EQGPIB-MAN-JP)
標準価格
\1,500
EMC指令・低電圧指令への対応
お客様の製品にEMC指令・低電圧指令対応の弊社シーケンサを組み込んでEMC指令・
低電圧指令に適合させるときは,シーケンサCPUユーザーズマニュアル(ハードウェ
ア編)の第3章「EMC指令・低電圧指令」を参照願います。
シーケンサのEMC指令・低電圧指令対応品は,本体の定格銘板にCEのロゴが印刷され
ています。
1.概要
本マニュアルは,MELSEC-QシリーズシーケンサCPUと組み合わせて使用するEQGPIB形
GP-IBインタフェースユニット(以下EQGPIBと略す)の仕様,各部の名称,設定などに
ついて説明したものです。
開梱後,下記製品が入っていることを確認してください。
品
EQGPIB本体
名
個
数
1
2.性能仕様
項
目
装着可能シーケンサ
接続可能台数
仕
様
QシリーズシーケンサCPU(Qモード)
最大15台(本ユニット含む)
インタフェース1台につき2m以内(システム全体で最大20mまで)
接続ケーブル長
1対1にて接続する場合は最大4m
機器アドレス設定
0から30(アドレス設定スイッチにより設定)
送信側終端文字,送信側メッセージ終端時EOI出力,
通信パラメータ設定 *1
受信側終端文字,EOI検出時メッセージ終端
送信時,受信時合わせて63422バイト
最大テキスト長
(初期値はともに2048バイト)
・指定した終端文字を送信する
送信時
・データの最後バイトと同時にEOI信号を「L」にする
テキストの終端
・指定した終端文字を受信する
*1
受信時
・データの最後バイトと同時にEOI信号が「L」にされる
・指定した受信バッファサイズの文字列を受信する
データ転送速度
接続された機器の中で最も遅い機器の転送速度となる
シーケンスプログラムからの
インテリジェント機能ユニットデバイス(またはFROM/TO命令)
アクセス方法
および入出力命令
RUN
本ユニットが正常に動作している場合に点灯
ERR.
通信異常などが発生した場合に点灯
LED表示
TALK
本ユニットがトーカの場合に点灯
LSTN
本ユニットがリスナの場合に点灯
I/O占有点数
16点
DC5V内部消費電流(A)
0.53
質量(kg)
0.168
外形寸法(mm)
98(H)×27.4(W)×101.2(D)
*1:GX Developer(SW4D5C-GPPW以降)のインテリジェント機能ユニットスイッチにより設定します。
3.実装と設置
3.1 取扱い上の注意事項
EQGPIBの取扱い上の注意事項について説明します。
(1) 本体のケース,コネクタを落下させたり,強い衝撃を与えないようにしてくだ
さい。
(2) ユニットの取付けネジは,下記の規定トルクで締め付けるようにしてください。
締付けが緩いと短絡,故障,誤作動の原因になります。
ネジの箇所
ユニット取付けネジ(M3ネジ)
GP-IBコネクタ取付けネジ(M3.5ネジ)
締付けトルク範囲
36~48N・cm
49~78N・cm
3.2 設置環境
使用するCPUユニットのユーザーズマニュアルを参照してください。
4.各部の名称と設定
番号
名
称
内
容
EQGPIBの運転状態を示す。
①
RUN
②
①
表示LED
②
アドレス設定
スイッチ
③
GP-IBインタ
フェース
③
点灯:正常動作中
消灯:5V電源断,またはウォッチドグ
タイマエラー発生時
EQGPIBのエラーおよび状態を示す。
ERR. 点灯:エラー発生中
消灯:正常動作中
EQGPIBの動作状態を示す。
TALK
点灯:EQGPIBがトーカとして動作中。
EQGPIBの動作状態を示す。
LSTN
点灯:EQGPIBがリスナとして動作中。
EQGPIBの機器アドレスを0~30の範囲で設定
する。
“×10”は機器アドレスの10の位を設定する。
“× 1”は機器アドレスの 1の位を設定する。
(工場出荷時:00)
相手機器とのGP-IB通信を行うためのインタ
フェース。
5.接続
5.1 接続
(1) ディジーチェーン接続
EQGPIB(コントローラ,トーカ/リスナ)
相手機器1
(トーカ,リスナ)
相手機器2
(トーカ,リスナ)
*
(2) スター接続
EQGPIB へのコネクタ接続は最大 2 段までです。
EQGPIB(コントローラ,トーカ/リスナ)
相手機器1
(トーカ,リスナ)
相手機器2
(トーカ,リスナ)
*
GP-IBコネクタを2段重ねて接続します。
*EQGPIBのGP-IBコネクタとGP-IBケーブル間に負荷がかからないような配線,束
線を行ってください。
5.2 接続時の注意事項
EQGPIBは現場仕様に十分耐えうるノイズ耐量を有したユニットですが,誤り検出,
訂正方法をGB-IB自身のプロトコルに持っていないため,接続相手機器や設置環境に
よっては通信エラーが発生する場合があります。
通信エラーが発生するような場合,下記対策を実施することによりノイズ耐量の向
上が図れます。
(1) ケーブルおよびコネクタ全体がシールド構造になっているGP-IBケーブルを使用
してください。
(2) 動力線とは20cm以上,入出力信号線とは10cm以上離してGP-IBケーブルを布線し
てください。
(3) 相手機器電源プラグに接地端子が設けられている場合は,接地端子を接地して
ください。
(4) GP-IBケーブル両端のコネクタ根本部分にフェライトコアを装着してください。
フェライトコア紹介品:TDK(株)社製 ZCATシリーズ 例)ZCAT3035-1330
5.3
インテリジェント機能ユニットスイッチ設定
スイッチ番号
スイッチ1
スイッチ2
スイッチ3
スイッチ4
スイッチ5
内
b15~b9
0固定
容
b8
b7~b2
b1
b0
動作モード設定
0固定
通信パラメータ設定
送信終了コード指定
受信終了コード指定
使用禁止(0固定)
使用禁止(0固定)
備考
(a)参照
(b)参照
(C)参照
――
――
(a) 通信パラメータ設定
① b0:送信側テキスト終端時EOI出力
0(OFF):出力する
1( ON):出力しない
② b1:EOI検出時テキスト終端指定
0(OFF):終端とする
1( ON):無視
③ b8:動作モード
0(OFF):マスター
1( ON):スレーブ
(b) 送信終了コード指定
FFFFH
:送信終了コード指定なし
0H~FFH :送信終了コードとして指定
0D0AH
:送信終了コードとして“CR+LF”を指定
(c) 受信終了コード指定
FFFFH
:受信終了コード指定なし
0H~FFH :受信終了コードとして指定
0D0AH
:受信終了コードとして“CR+LF”を指定
6.外形寸法図
54.7
98
32.7
90.5
10.7
27.4
単位:mm
製 品 保 証 内 容
ご使用に際しましては、以下の製品保証内容をご確
認いただきますようよろしくお願いいたします。
無償保証期間と無償保証範囲
無償保証期間中に製品に当社側の責任による故障や
瑕疵(以下併せて「故障」と呼びます)が発生した
場合、当社はお買い上げいただいた販売店を通して
ご返却いただき、無償で製品を修理させていただき
ます。
■無償保証期間
製品の無償保証期間は、お客様にてご購入後または
ご指定場所に納入後1年間とさせていただきます。
ただし、当社製品出荷後の流通期間を最長6ヶ月と
して、製造から18ヶ月を無償保証期間の上限とさせ
ていただきます。
また修理品の無償保証期間は、修理前の保証期間を
超えて長くなることはありません。
■無償保証範囲
使用状態、使用方法および使用環境などが、取扱説
明書、ユーザーズマニュアル、製品本体注意ラベル
などに記載された条件、注意事項などに従った正常
な状態で使用されている場合に限定させていただき
ます。
生産中止後の有償修理期間
(1)当社が有償にて製品修理を受け付けることができ
る期間は、その製品の生産中止後7年間です。
生産中止に関しましては、販売店経由にて連絡い
たします。
(2)生産中止後の製品供給(補用品も含む)はできま
せん。
機会損失、二次損失などへの保証責務の除外
無償保証期間の内外を問わず、当社の責任に帰する
ことができない事由から生じた損害、当社の製品の
故障に起因するお客様での機会損失、逸失利益、当
社の予見の有無に問わず特別の事情から生じた損害、
二次損害、事故補償、当社製品以外への損傷および
その他の業務に対する保証については、当社は責任
を負いかねます。
製品仕様の変更
カタログ、マニュアルもしくは技術資料に記載され
ている仕様は、お断りなしに変更される場合があり
ますので、あらかじめご承知おきください。
三菱電機エンジニアリング株式会社
MITSUBISHI ELECTRIC ENGINEERING COMPANY LIMITED
営業統括部
〒102-0073 東京都千代田区九段北1-13-5(日本地所第一ビル)
TEL(03)3288-1108 FAX(03)3288-1575
東日本営業所(関東甲信越以北担当)〒102-0073 東京都千代田区九段北1-13-5(日本地所第一ビル)
TEL(03)3288-1743 FAX(03)3288-1575
中日本営業所(東海北陸地区担当) 〒450-0002 名古屋市中村区名駅三丁目14番16号(東洋ビル)
TEL(052)565-3435 FAX(052)541-2558
西日本営業所(近畿以西担当)
〒530-0001 大阪市北区梅田2丁目5番25号(ハービスOSAKA)
TEL(06)6347-2992 FAX(06)6347-2983
中国営業G
(中国地区および愛媛県担当)
〒730-0037 広島市中区中町7-41(三栄第一ビル) TEL(082)248-5390 FAX(082)248-5391
九州支店(九州地区担当)
〒810-0001 福岡市中央区天神4-1-7(第3明星ビル)
TEL(092)721-2202 FAX(092)721-2109
オペレーションに関するお問い合わせは
産業システム事業部
技術サポートセンター(開発企画部)
TEL.0568-36-2068 FAX.0568-36-2045
受付/9:00~17:00 月曜~金曜(土曜・日曜・祭日は除く)
この印刷物は2002年8月の発行です。なお、お断りなしに仕様を変更することがありますのでご了承ください。
この標準価格には消費税は含まれておりません。ご購入の際には消費税が付加されますのでご承知おき願います。
本マニュアルは、再生紙を使用しています。
2002年8月作成
50EM8097-C
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