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日本造園学会 - 防災学術連携体

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日本造園学会 - 防災学術連携体
ランドスケープ再生を通じた復興に向けて
−熊本地震・三ヶ月報告会−
2016年7月16日(土)
公益社団法人日本造園学会
九州支部・学術委員会による調査の概要
■調査日:
平成28年5月3日∼5日
■調査目的:
今後の復旧・復興に向けた造園分野からの支援のあり方を検討する
ための被災状況の確認・基礎的情報の収集等
■調査内容:
①現地被災状況の確認・基礎的情報の収集
②現地での各種調査情報の共有と意見交換
■調査員:
朝廣和夫・田畑正敏・正田実知彦・平岡直樹・関西剛康・渡辺貴史
池邊このみ・武田重昭・新保奈穂美・水内佑輔・福井亘・石原凌河
藤田直子・柴田祐・村上修一・田中誠・長和史・戸上昭弘・吉村建介
佐藤哲章・松本雄介・山口靖久・星野裕司・蓑茂壽太郎(延べ24名)
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九州支部・学術委員会による調査の概要
■調査対象:都市公園から国立公園、農村集落、文化財・ランドスケープ遺産など
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九州支部・学術委員会による調査の概要
■調査対象:
①文化財・ランドスケープ遺産
・文化財である熊本城(天守閣、石垣)や阿蘇神社(楼門)、水前寺公園等の
被災状況
②都市公園・学校・公共公益施設を中心とした都市内オープンスペース
・都市公園の避難地としての有用性、課題(熊本市や益城町の公園、駐車場)
・広域防災拠点としての大規模公園の機能発揮(支援物資の配送拠点等)
③農村集落・農村景観
・益城町や西原村の集落の建物や石垣、耕地等の損壊状況、農村景観の修復
・農業施設(農地、水路)の被災状況
④国立公園などの自然地域
・阿蘇国立公園の被災状況(北向山原始林の崩土、九州環境事務所の見解)
・南阿蘇村、阿蘇市、高森町の湧水群等
⑤避難生活の状況や支援のあり方など
・市庁舎役場等での避難者介護状況(プライバシー、車中泊、仮設トイレ等)
・長期化する避難所生活あるいは、車中泊等に伴うエコノミー症候群等、新た
な課題に対する造園学領域からの支援の在り方
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課題を踏まえた今後の復旧・復興における視点
①市街地・集落景観の再生に求められる視点
②復旧・復興プロセスでの都市内オープンスペースの利活用
③共助による農地等復旧支援活動の現状と課題
④阿蘇地域の環境資源の再生に求められる視点
⑤ランドスケープ遺産の取り組みを踏まえた産官学の連携に
よる復興にむけて
課題を踏まえた今後の復旧・復興における視点
①市街地・集落景観の再生に求められる視点
②復旧・復興プロセスでの都市内オープンスペースの利活用
③共助による農地等復旧支援活動の現状と課題
④阿蘇地域の環境資源の再生に求められる視点
⑤ランドスケープ遺産の取り組みを踏まえた産官学の連携に
よる復興にむけて
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①市街地・集落景観の再生に求められる視点
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z 旧市街地は震災前から高齢化が進んでおり、被災後の住宅を改修する
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のか更地にするかなど、今後はそれぞれの民地がどのように維持・更
日
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新されるのか、という土地管理の問題が深刻化する。
造
z 阪神・淡路や東日本のような、大規模な面的復興というようよりは、
園
個別の敷地で個人が建て替えを進めざるを得ない状況のなかで、ラン
学
ドスケープの観点から、集落としての景観の再生が必要である。
会
・
z これは、今後、他の地区でも起こるであろう住宅更新が短期間に集中
池
した状況と考えることもでき、今後の集落景観の更新モデルになるよ
邊
うな復興計画が求められる。
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z 災害に強い街ということが強く意識されるあまり、そこにあった文化
の
み
や風習などがないがしろにされることが危惧される。特に、いわゆる
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伝統的な工法の建物で被害が集中しており、こういったことが強調さ
れ過ぎると、歴史性や地域性の喪失につながりかねない。
z 景観再生のプランニングにおいては、子供の世代が帰ってきたいと思
えるようなまちにしていけるかなど、災害を受けたことを新しい価値
に変えていくことができるかが重要である。
課題を踏まえた今後の復旧・復興における視点
①市街地・集落景観の再生に求められる視点
②復旧・復興プロセスでの都市内オープンスペースの利活用
③共助による農地等復旧支援活動の現状と課題
④阿蘇地域の環境資源の再生に求められる視点
⑤ランドスケープ遺産の取り組みを踏まえた産官学の連携に
よる復興にむけて
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②復旧・復興プロセスでの都市内オープンスペースの利活用
z 防災公園が大規模に活用されたはじめてのケースとして、利活用の経
験・実績を詳細に記録し、課題や今後の対応を検証することが必要。
z 過去の経験の蓄積も含めて、タイムラインに応じた対応の整理が必
要。
z 公園が避難地として使われるためには、ある程度のスペースが必要で
あり、施設過多になっている公園は使い勝手が悪い。車での避難も考
え、緊急車以外の駐車スペースのデザインも検討しておくことが重
要。
z 阪神淡路後に防災公園のガイドラインにより、ハードの基準は定めら
れているが、それを被災時にどう使いこなすかという運用面を重視し
た、使う人の目線に立った分かりやすい防災ハンドブックを作成すべ
き。
z 机上で一次避難、広域避難という計画を策定していたが、実際は公園
ではない駐車場に避難したり、車での避難が多かったなど、想定と違
う避難行動を防災計画にフィードバックする必要がある。
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②復旧・復興プロセスでの都市内オープンスペースの利活用
z 公共地だけではなく、私有地も含めたまちのトータルなオープンス
ペースを対象にした防災計画のあり方が重要である。
z 日常的にも地域で公園の維持管理をしっかりしているところは、災害
時も十分な対応ができていたことから、普段からよく使われる公園で
あることが重要。
z 日常的なパークマネジメントなどを通じた社会システムとして、公園
と地域コミュニティとの関係を構築することが重要。
z このような地域の小さなネットワークとあわせて、全国的な大きな
ネットワークをつなぐことが必要。
課題を踏まえた今後の復旧・復興における視点
①市街地・集落景観の再生に求められる視点
②復旧・復興プロセスでの都市内オープンスペースの利活用
③共助による農地等復旧支援活動の現状と課題
④阿蘇地域の環境資源の再生に求められる視点
⑤ランドスケープ遺産の取り組みを踏まえた産官学の連携に
よる復興にむけて
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③共助による農地等復旧支援活動の現状と課題
z 地区によっては,ため池,水路,圃場などの農業基盤に被害が生じて
おり,田植ができないなど,農村景観を支える生業に深刻な影響が生
じている。
z 農業は地域を支えている基幹産業であるが、生産物を出荷することが
できないのが一番の課題。
z 水源の枯渇によって、その水を使って生活していた人々の農業や生活
文化が失われていくことが懸念される。
z 農家だけの自力復興には限界があり、公助や共助の仕組みをいかにす
みやかに構築できるかが重要である。
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課題を踏まえた今後の復旧・復興における視点
①市街地・集落景観の再生に求められる視点
②復旧・復興プロセスでの都市内オープンスペースの利活用
③共助による農地等復旧支援活動の現状と課題
④阿蘇地域の環境資源の再生に求められる視点
⑤ランドスケープ遺産の取り組みを踏まえた産官学の連携に
よる復興にむけて
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阿蘇地域における資源の例
阿蘇地域の環境資源の再生に求められる視点
人文環境
歴史・文化
寺社仏閣 阿蘇神社・国造神社など
道路や鉄道 南阿蘇鉄道など
古文書や歴史遺産
文化修復の問題
観光経済の問題
複合環境
農林業・里地里山
農景観(水田や畑地など)
酪農景観(肥後赤牛等放牧など)
観光・農業経済の問題
地域コミュニティー問題
自然環境
景観・風景
草千里などの草原景観 湧水・塩井社
阿蘇山・大観峰など
生態系の影響問題
景観変化と観光への問題
物理的による被害
地震による直接被害
心理的による被害
風評による被害
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④阿蘇地域の環境資源の再生に求められる視点
z 自然公園の特徴として制度の網のかかっていないものが多く、地元の
方々と協力しながら復興の過程を考えていくべき。
z 災害と同時にそこには何かあたらしい風景要素が生まれた可能性もあ
るので、それをいかにうまく活かしていくかを考えるべき。
z 災害に対応したレジリエントな風景、観光を構築していくことが必要
である。不変なものと不変ではないものの区別をしっかりとして復興
していくことが大切。
z いわゆる団体旅行から、本当に来たい人だけが来る日本型のあたらし
い自然ツーリズムへの衣替えを考える契機と捉えられるのではない
か。
z 次の災害のために、災害の記憶や風景を積極的に残すことを考えてい
くべき。
z ランドスケープを「対象」と「視点」から捉えると、「対象」として
の阿蘇の風景の保全ももちろん重要だが、「視点」整備や発見も大切
ではないか。
課題を踏まえた今後の復旧・復興における視点
①市街地・集落景観の再生に求められる視点
②復旧・復興プロセスでの都市内オープンスペースの利活用
③共助による農地等復旧支援活動の現状と課題
④阿蘇地域の環境資源の再生に求められる視点
⑤ランドスケープ遺産の取り組みを踏まえた産官学の連携に
よる復興にむけて
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⑤ランドスケープ遺産の取り組みを踏まえた産官学の連携に
よる復興にむけて
z 都市から地域へ至る広域的なランドスケープ視点から、10年・100年
先のための、長期的な時間スパンで考えていくことが必要。
z 造園分野の領域をもう一度見直すことで、災害の初動期から、復興の
過程におけるあたらしい関わり方が切り開けるのではないか。特に、
造園分野が後回しにならないような工夫が必要である。
z 熊本城の修復などにおいては、石垣の改修過程を見せることやワーク
ショップによって市民参画型の復興を目指すなど、地元の人たちが誇
りを持てるような復興の形を取るべき。
z ランドスケープ遺産を対象とするときに、土木や地盤工学、地質学な
どの他分野との連携を図ることで、対応できる領域の幅が広がる。
z 復興の優先順位をつけるにあたって、ビックデータなどを用いた調査
や東日本の時にSNSを分析してどのような人の動きがあったかという
分析をした実績を活かす必要がある。
z 今後、コンパクトシティや縮減型社会の中では、防災の観点から、断
層の位置などを踏まえた土地利用規制の方法を考えるべき。
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