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2014年度2月 - 学校法人愛徳学園

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2014年度2月 - 学校法人愛徳学園
愛徳学園宗教部通信
第 296 号
○ 今月のみことば
2014 年
2月
生徒の心に語り掛けたいこと
FK
FY
「わたしはあなた方に新しい心を与え、あなた方のうちに、新しい霊を授ける。
あなた方の体から石の心を取り除き、肉の心を与える」
皆さんは、新しいことに挑戦するとき、「私には無理だ。」
と始めから決めつけてしまったことはありませんか?
エゼキエル書 36:26
修道会に入会して、聖書のことばに触れることが多くなりました。そんなある時、心にひ
びいたことばがこれです。“あなた方の体から石の心を取り除き、肉の心を与える。”何日
私は、体育の授業を通してなにか新しい課題を皆さんに投
げかけます。するとやる前から「あ~、無理やわ~」「私には
出来ない~」という声を聞くときがあります。そのとき、とて
も何日もこの言葉を聴き、味わいました。
“石の心”って何だろう。そうだ、私の心は固い。
私の考え、判断が今日の私を捉えて動こうとしない。時にはそれが今日の私らしさだと自
も残念な気持ちになります。きっと様々な場面で使っている言
負さえしている。勿論、人は一人の人格となるため、その人らしさが確立されるべきだが、
葉ではないでしょうか?私自身もそうでした。今もそういうときがあります。小さいこと
それにしても …。
でも、大きなことでも新しいことや今までやったことがないことに挑戦するとき、ワクワ
“肉の心”とは何だろう。
それは、やわらかい心、感動する心、素直な心、やさしい心だろうか。また傷つく心、砕
かれる心も“肉の心” だと思う。私を創られた主が、静かに一人ひとりに注がれる川底の
清流のような恵みに洗われて、私はもっともっと清くなり、砕かれて、
“肉の心”にして頂
ク以上に不安な気持ちがあふれてきて、挑戦する前から自分の限界を決めてしまうことが
あります。
そういうとき、私はいつもこの言葉を思い出します。「未来
うたがうとき
扉閉ざさ
きたいと願い求めている。
詩篇がうたう「私のうちに清い心を造り、わたしを強め、新たにしてください。」
( 詩篇 51 の 12 )
また教皇フランシスコは 2013 年クリスマスの全世界へのメッセージで述べられた。「自
れる」この言葉は古くからの友人に教えてもらった言葉です。自分が自分自身の未来(目
標)に対して「無理だ」
「限界だ」と決めつけてしまったら、その未来(目標)への扉(道)
は閉ざされてしまうということです。
分の心が動かされることを恐れてはなりません。神は平和です。わたしたちが日々、自分
の生活の中で、家庭、町と国、世界全体で平和を築くことができるように神のいつくしみ
によって心を動かしていただこうではありませんか。
私はほんとうに小さなか弱い存在だけれども、今日の出来事や私をとり囲む自然の秘め
皆さんのこれからの人生はきっと楽しいことばかりではありません。自分のやりたいこ
とを叶えるために様々な挫折や困難があると思います。けれど、その困難を前に初めから
自分自身の限界を決めず、自分自身を信じてみて下さい。信じていれば、きっと道は見え
られたいのちや現象に気付き、心が培われ、耕されて、主が望まれるままに成長して、い
つか永遠の命に移る日を迎えることが出来たらいいのに ・・・ と思っている。
てきますし、未来への扉は開いているはずです。私は、この「未来
うたがうとき
ざされる」という言葉のおかげで自分の夢を信じ続け、今、教師をしています。
扉閉
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