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小学校における農業体験活動の実施に向けて(概要)(PDF:252KB)
小学校における農業体験活動の実施に向けて(概要) 1.各校が目指したこと ・生活習慣の見直し ・食に対する適切な思考力・判断力を養う ・思いやりのある心豊かさを養う ・生産することの大変さや喜びを体感・理解する ・地域のために活動できる態度を養う ・視野を広げる ・食と農業を一体的に学ぶことで生きる力を養う 2.農業体験活動で得られた効果 ・心身の健康を育む ・食べものや命の大切さを考える態度を養う ・農業への意識・理解を深める ・自然や郷土を理解し愛する心を育む ・人間関係の形成 ・地域の特色を生かした体験活動を通じた学習の深化 児 童 ・地域全体で子どもたちを大切にする意識が高まった ・地域内の交流が深まり地域の教育力が向上した ・ふるさとへの愛着が高まった ・地域の高齢者の張りあいとなった ・PTA活動の活性化につながった ・子どもに農作業を手伝わせる家庭が増えた ・食生活に気をつけようとする家庭が増えた ・親子でふれあう時間が増えた ・保護者にとっても貴重な体験となった ・農業や地域の農産物への関心が高まった ・食べ物への意識が高まり、食べ残しが減った ・友達と協力することの大切さを理解した ・コミュニケーション能力が向上した ・感謝する気持ちや、小さい子をいたわる優しい心、生 命あるものを大切にする心が育った ・働くことの意義や尊さを実感した ・達成感や意欲が向上した ・地域や自然を愛する心が育った 地 域 個 人 ・学校の教育活動への地域・PTA・保護者の理解が深 まった ・学校からの支援要請に対する受入体制が構築できた ・地域の人を含め多くの方とのつながりができた ・学校と地域との交流が深まった ・学校としての特色が出せた ・学級活動の活性化につながった ・給食の残滓が減少した ・教職員自らも楽しんで体験することができ充実感が 得られた ・体験を通して子どもと一緒に育っていく一体感が醸 成でき教師としての充実感が得られた ・地域への愛着や自然を愛する心などの気付きが得 られた ・地域や関係者とのコミュニケーション能力が向上した 学 校 (注)農業体験活動の効果は、取組内容に応じて様々です。 3.農業体験活動を充実した取組としていくために(取組事例に見るポイント) ①どんなことを目指すかを明らかにする ・学校としての農業体験活動に取り組む目的を明確にし、計画を立てて取り組む ・取り組む目的を明らかにしたら、教職員間、さらに、保護者、PTA、地域の方々とも目的を共有 ②子どもたちの主体性を引き出す工夫 ・収穫祭の開催や収穫物の給食への活用等農業体験のゴールに子供たちの緊張と喜びを持っていくとともに、 それらの取組に子どもたちが自らが考え工夫する点を盛り込む ・農業体験活動において一連の作業を行い、ほ場との継続性を持たせることにより児童の愛着を醸成 ・体験活動の中に「生き物調べ」や「試し畑」などの観察要素を加えて関心を高める ③地域に根ざした取組とする ・農業体験活動を地域との関連を持たせた取組とすることで、身近な事項として児童の関心を持たせる ・ほ場の確保、栽培指導、作業補助等に地域の協力を得ることで学校運営への地域の理解を醸成 ・日頃からの地域との関係づくりも大切 ・学校新聞等を通じ、取組内容を地域に紹介していくことも、継続的な応援・協力の確保には有効 ・農業体験活動に協力の得られた方を収穫祭・発表会等に招き、感謝の気持ちを伝えることも ④農業の難しさや厳しさを達成感につなげる工夫 ・「農業」の難しさを伝えることも大切 ・栽培に失敗することがあっても、それを次の体験に生かしていくことは大きな達成感に ・農業の一連の作業を行うことで、「農業」の厳しさを知り、食べものの大切さを知ることに