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乾燥肌とはどんな状態のことを言うのでしょうか?
● 乾燥肌の状態とは。。。 乾燥肌とはどんな状態のことを言うのでしょうか? 空気の乾燥などで皮脂膜が不足して、角質層に含まれている水分量が10%以下になった 肌の状態を乾燥肌といいます。角質層に20~25%の不意分が含まれている状態が健康 な肌です。10%以下になると、肌が乾燥して角質層がうろこ状になり、バリア機能が働かな くなって、白く粉をふいたような状態になります。このようになると細菌や刺激物質などが入り 込み易くなり、様々な肌のトラブルの原因になってしまうのです。肌トラブルが起きたときは乾 燥肌が元々の原因になっているかもしれないので疑ってみましょう。乾燥肌が原因で傷つい て角質層は、すきみが沢山出来ていて、そこにウィルスヤカビ、バクテリアなどの有害物質が 入り込んでしまうと、かゆみや湿疹などで炎症を起こしたりかぶれてしまうこともあります。ニキ ビ肌と乾燥肌は、反対の肌状態と思われていますが、乾燥肌がニキビ肌のトラブルを起こし ていることも少なくありません。乾燥肌はお肌の万病の元ともいえます。 乾燥肌になる原因には次のようなことが考えられます。 1. 空調の効き過ぎ 2. 体を洗うときに強くこする。 3. 洗浄力の強い洗剤を使っている。 4. すすぎが不十分 5. 加齢による皮脂分布の低下 6. アトピー体質 7. 遺伝的なバリア機能の低下 改善対策としては、(A)「生活習慣の見直し」と(B)「正しいスキンケア」が必要となります。 A.生活習慣の見直し ●栄養摂取 乾燥肌を自分の力で瑞々しい肌に蘇えらせるには、食事によって保湿成分を摂り、肌を生 成するのが一番よい方法です。ビタミンAは肌の潤いを保ち、新陳代謝を活発にします。肌 をしっとりさせる作用があり、緑黄野菜、うなぎ、卵黄などです。ビタミンCはアミノ酸からコラー ゲンを作る時に必要なもので、レモンなど柑橘系の果物に多く含まれます。ビタミンEは血行 を良くし、老化を防ぐ役割を果たし、玄米、大豆、植物油に含まれます。不飽和脂肪酸は、 鯖や鰯といった青身の魚に多く含まれていて、肌をしっとり潤してくれます。また唐辛子やしょう がなど発汗作用を促進する食品の摂取も大切です。これらの食品を積極的に食べるように して、乾燥肌を予防してください。 ● 水分補給 また乾燥肌には水分補給が欠かせません。体内に水分が不足すると、血液が乾燥しドロド ロになり、細胞に栄養や酸素が行き渡らず肌が荒れます。健康な人は1日に2リットル以上 飲むことをお勧めします。常温かぬるま湯を飲むようにしてください。コーヒーやお茶、ビールな どは利尿作用があるため、却って水分不足になる恐れがあります。外からは、直接スチーム で水分補給するのがお勧めです。ミストサウナ、スチームバスなどは乾燥肌対策に有効です。 外からの水分補給の後は、保湿剤を用いて乾燥肌を防御しましょう。 B.スキンケアの見直し 乾燥肌を防ぐには、ヒアルロン酸、コラーゲン、セラミド、グルコミサン、エラスチン、コンドロイチ ンなどの保湿成分を補うことが大切です。日常的には、バリア機能を壊さない洗顔つまり肌 の自立を促すために、肌の回復力をサポートするフランソワーズモリス式クレンジングを行いま す。夜は目元・口元以外はなるべくクリームを付けないでバリア機能の回復を習慣付け、日 中はクリーム「レジェネラトリス」で乾燥を予防します。超乾燥する場合は、コラーゲンCクリー ムの「オコラジェン」や美容液の「ジュネピデルム」を補い、集中的に保湿しましょう。