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PTAだより第5号( 9月 6日発行)

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PTAだより第5号( 9月 6日発行)
《発行》 平成25年9月
広島県立広島特別支援学校
PTA会長
髙﨑
英樹
6日
No.5
No.5
第 56回
56回 全国肢 体不自由特別支援学校P
体不自由特別支援学校P TA
連合会総会
連合会総会および
総会およびPTA
およびPTA・
PTA・校長会合同研究大会
8月20日から22日まで和歌山県和歌山市において
開催され、学校からは新谷校長先生、PTAからは髙﨑
会長、刎本副会長、高田監事の3名が参加しました。
(1)全肢P連総会
①事業報告
昨年度中途で事務局長が交代した件について報告がなかったため、髙﨑会長が役員
に対し報告を求め、事務局長から報告がありました。
②決算報告
髙﨑会長が、国庫事業補助費の内訳表記を適切にすること、周年行事用の特別会計
について昨年度は積み立てなかった理由の報告を求めました。周年行事用に必要な金
額の積み立ては終了したとの報告がありました。
③規約改正について
髙﨑会長が、規約改正の場合は、今後は新旧対比表を添付するよう求めました。ま
た、理事と評議員は役割が異なるにも関わらず一緒に会議を行っていることについて
機関運営の適正化を求めるとともに、今後の役員体制のスリム化の検討を要望しまし
た。
④事業計画
髙﨑会長が、総会・大会開催について、主管校の負担が大きくなっていることに鑑
み、日程、持ち方等検討し、今後、スリム化を考えていただくよう要望しました。
⑤その他
総会参加が会長か副会長に限定されていることについて、限定する必要はないので
はないかとの意見が出ました。
(2)PTA・校長会合同研究大会
①基調講演「特別支援教育の動向と肢体不自由教育の課題」文部科学省 分藤調査官
・特別支援教育の現状のまとめ
複数障害に対応する学校の増加
重度・重複化、多様化、医療的ニーズの増大
肢体不自由単一障害児の教育ニーズへの注目
肢体不自由の特性への配慮
早期からのキャリア教育の必要性
地域の小・中学校に支援を必要とする子どもが増加
肢体不自由教育に関する教員の専門性向上
・PTA活動の役割
学校とともに 学校が専門性を高めるためには、保護者の理解と評価が重要
医療・福祉機関等との連携を進めるため、保護者のつなぎの役割が重
要
地域とともに 学校のセンター的役割に理解を
居住地域ごとのPTA活動の充実、障害のある子どもの活動の場所、
障害のない子どもとの交流の場、居住地域における福祉施策の研修等
・障害者基本法の改正(平成23年)
第16条に教育の項があり、障害者が十分な教育を受けられるようにするために本
人・保護者へ十分に情報提供を行うこと、可能な限り保護者の意向を尊重することが
国および地方公共団体の責務と規定された。
②分科会 「学校」
髙﨑会長が、中国四国P連徳島大会の報告内容を
基本に、「個別の教育支援計画」の考え方にあるよう
に、子どもを中心として学校、保護者、福祉機関等
が支援者として連携をする必要性を強調して発表し
ました。また、アンケートを実施してその結果に基づき、安全対策、キャリア教育に
関して学校と保護者が連携して取り組んでいることを報告するとともに、8月9日に
通知があった広島北特支からの知的の児童・生徒の受け入れについて、広島北特支の
PTAとも連携して対応する考えであることを報告しました。
アンケート実施について質問があり、また複数障害に対応した再編の経験や医療的
ケアの体制、進路決定における事業所説明会等の情報提供が会場からありました。
もう1校、兵庫県西宮市立西宮養護学校は地域交流、共同学習を中心に発表されま
したが、西宮市に対して行っている要望に関して質問が集中しました。古くなった施
設・設備の改修について、保護者が改修希望箇所の写真をとり、学校は予算面の検討
をして連携して対応したことがよい成果に繋がったとの話でした。
③会員研修 「前例がなければつくればいい」 声楽家 青野 浩美さん
原因不明の病により中途障がいで車いす生活とな
り、その後、無呼吸発作で気管切開をすることとな
った声楽家の青野
浩美さんの講演と歌の披露が行
われました。
青野さんは、スピーチカニューレにより声を取り
戻したばかりか、前例がないといわれるなか、歌も
取り戻し、ソプラノ歌手として活躍されています。
悲しみ、苦しみのなかにあっても希望を捨てず、周囲の支えのもと自分が前例となっ
て道を切り開いていかれている姿に感動を覚えました。
講演のなかで、「野薔薇」、
「オー・ソレ・ミオ」、
「浜辺の唄」、
「アベ・マリア」
、「ビ
リーブ」の5曲を披露され、聴く者に勇気を与えるものでした。
(3)参加しての感想
・都道府県、また学校によって大きく違いがあることにショックを受けました。西宮
養護学校では先生たちがPTA役員の子どもたちを学校で預かって、役員が多数こ
の大会に参加できるようにしたと聞きました。教育委員会と学校、PTAとの距離
感も違っています。前提条件が違いすぎて話が通じていないのではと思いました。
・規模が大きすぎて、時間も足らず、意見がまとまらないように思いました。分科会
の発表も1校に絞って、じっくりと話し合いをした方がよいのではと思いました。
・全肢P連総会報告の部分でふれましたが、全肢P連は事務局体制が変わり、混乱か
らまだ抜け出せていません。しかし、体制が変わった時だからこそ、これまでの不
十分な点について見直して、活動を整理してほしいと思いました。
(4)その他
会場では機器展示なども行われていました。
今回は特に「JINRIKI(じんりき)」
という装置が目を引きました。装着するこ
とで、わずかな力で車いすを動かすことが
できるものです。
市販のほとんどの車いすに装着が可能であり、
緊急避難時やアウトドアへの外出時に便利です。
PTA・
PTA・進路指導部共催 進路学習会
8月23日(金)に、15名の保護者が参加して開催
されました。
例年、PTA主催の施設見学を行っていましたが、参
加者数が少なかったことから、方法を変えてみようとい
うことで、今年の夏休み期間中に教職員のみなさんが施
設見学をして収集された情報を保護者に還元するもので
した。
銭谷先生の司会のもと、森宗先生から就労支援事業、就労継続A型、就労継続B型、生
活介護事業、地域生活支援センターの内容説明、「進路決定の流れ」の説明がありました。
参加者アンケートによると、
「事業所の内容の違いが理解できた。」
「今後もこういった情
報提供をしてほしい。」「事業所の内容の資料がほしい。
」などの意見がありました。
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