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調査結果報告書
調査結果報告書 RECONNAISSANCE REPORT ● gCストーリー株式会社 ● 一般社団法人アジア成長企業調査協会 Developing Asian Companies Research Association VISION Ẑᧈểᝡྂẑểẟạᎋả૾ửờểỆẆ ἚἻỶỴὅἂἽἡἕἦὊỆఌࠀẲẺᝡྂʙಅửоᡯẴỦẇ 1 © 2014 Developing Asian Companies Research Association 企 業 概 要/書 面 調 査 Company Profile ● 会社名(フリガナ) gCストーリー株式会社(ジーシーストーリー) ● 所在地 〒135-0047 東京都江東区富岡2-11-6 長谷萬ビル 4F ● 代表者(肩書) 西坂 勇人(代表取締役社長) ● 電話番号 TEL 03-5639-3801 FAX 03-5639-3802 ● 設立年月日 ● 資本金 2005年6月 1億4,800万円 ● 事業内容 施工事業、介護事業 ● 社員状況 従業員数 60名 社員平均年齢 27歳 前期退職者数 10名 男女比(%) 65:35 管理職男女比(%) 70:30 ● ウェブサイト コーポレートサイト http://gc-story.com/ ● 財務状況 (年次) 2 (売上) (経常利益) 2013年 1月期 297,900万円 31,500万円 2012年 1月期 327,500万円 23,800万円 © 2014 Developing Asian Companies Research Association イン タビュー 調 査 Interview Report 3 © 2014 Developing Asian Companies Research Association ▲ はじめに 利益追求を大きな命題とする企業でありながら、社会貢献を第一に考えている点が、他社にはなかなか真似のできな い際立った特徴といえるだろう。背景には、西坂社長自身の個人的な体験があるようだ。父親の転勤で仙台に移り住 んだ西坂氏は、宮城県下でトップクラスの進学校に進みながら、ほとんど勉強をせずに過ごしていた。ところがある 日、 「勉強をしないのは受験から逃げているだけではないのか」と思いはじめ、一年の浪人の後、学費の安い国立の 宮城教育大学に進学した。ただ、あくまでも受験から逃げないために辿り着いた大学であり、教師になりたいわけで はなかった。学内では、教授や友人らと「教育とは何か」「教師とはどうあるべきか」について議論を重ねたが、満足 できる回答を得られず、一時は中退も考えたという。しかし、 「それは卒業から逃げているだけではないのか」と再び 自問自答して、卒業後に就職する道を選択した。ただ、教育について本気で考えたことが、現在の「人を作り、社会を 変革する」=「『貢献』のための成長」という、現在の経営理念に繋がったことは間違いない。 就職をする時に西坂氏は「安定志向は自由な行動を躊躇する精神構造につながり、大きなリスクだ」と考え、敢えて 大企業を選ばず、後輩の父親が経営する仙台の小さな看板資材の商社を選んだ。ここでダントツの営業成績をあげ るのだが、営業マンである西坂氏を何故か大歓迎する顧客の姿をみて、西坂氏は「顧客が求めているのは単に安い 商品でも私自身でもなく、私が持っているさまざまな情報だ」と気付いた。そこから、看板業者の会員制ネットワー クを構築して、効率よく情報を提供する新事業を生み出したのである。IT化による商社不要論が現実味を帯びてい た当時、 「情報こそが真の価値を生む」と見抜いたのは、慧眼と言っていい。 ちなみに、西坂氏が独立して最初に作った会社は、フリーターの若者2人と一緒に立ち上げ、ITについては一緒に本 を読んで理解していったという。この会社から会員制の情報提供ビジネスを分離し、現在の会社に繋がったのだが、 残った元の会社は現在、仙台で大手のWeb制作企業に成長している。西坂 氏は、かつてのフリーターだった2人を 「経営者として尊敬している」と語るが、どうやら西坂氏には人材を見抜く目と成長させる手腕があるようだ。インタ ビューをした社員は、いずれも同社の理念が社員全員に浸透していることを力強く語っていた。誰もが従業員採用の リクルーターになっているということからも、理念の浸透は真実なのだろう。インタビュー中、社員同士の息の合っ た会話を何度も耳にしたが、それは理念が空念仏ではなく、共通の土俵としてきちんと機能していることを物語って いる。インタビューをした一人は、自身の実感を通して「学生の20%は、当社の理念に適応できる」と語っていた。5 人に1人という水準は決して低くない。人材が成長のボトルネックとなる心配は無さそうだ。 4 © 2014 Developing Asian Companies Research Association インタビュー ① | Interview Report ▲ インタビュー ① μࢼಅՃⅻ࠳ᅦ⇁ܱज़ↆ⅚ ↝࠳ᅦज़⇁ԗ↚ඬӏↄ↊↕ⅳⅾↂ↗ⅻ⅚ ɟဪᙲ↙⇬∞∄↖ↈ⅛ 代表取締役社長 西坂 勇人 Hayato Nishisaka ◆ 会社設立のきっかけ 「IT元年」と呼ばれた2000年は、インターネットを介してメーカーと最終消費者が直接つながることにより、 中間業者(卸業者)が必要なくなるという「商社不要論」も叫ばれていた。仙台の看板資材商社に勤めていたこと から危機感を強め、新規事業を模索して社内に「IT事業推進室」を作り、2000年に独立した。この会社から、 看板業者の全国ネットワークを基盤とする事業を分離し、2005年に発足させたのが「サイベイト」。2013年に 現社名の「gCストーリー」に社名変更した。 ◆ 社員に対して 社員の自主性が高いと感じる。研修でも、社員が自発的に教え合っており、社員同士の意思疎通が図られているの で、正式な提案よりも日々の雑談の中から、会社の施策が次々に生まれてくる。例えば、現在産休に入っている女 性社員がいて、その社員と別の社員とが何気なく交わしている雑談の中から、当社にとって最も働きやすい育児支 援制度等々の新しい仕組みが出来上がってきている。また、戦略的思考ができる社員が育ってきている。新卒入社 2年目の女性社員が主導している新規事業もあるし、私の事業プランに対してリスクや問題点を堂々と指摘する社 員もいる。社員個々の経営感覚は、とても優れていると思う。社員に対する人事考課は、360度評価を導入してい る。考課の対象者1人に対して、上司2人、同僚2人、部下2人が評価するのが基本。評価に当たっては、営業成績 などの業務上の数字よりも、人としての成長度を重視している。「報酬のために仕事をする」のではなく、「人間 的な成長を図るために仕事をする」ことが大切だと考え、給与も、職務能力より人格の成長度合いに応じて決める ように心掛けている。「仕事はできるが人格的に問題がある」という社員は、当社には向いていない。自分自身を 成長させようと真剣に考えている社員が多い。「遊ぶために使っている時間は、仕事をするためにも使えるはず。 その貴重な時間を使って遊んでいるのだから、遊ぶことにも真剣にならなくてはいけない」と言う社員もいるほ ど。易きに流れやすいのが人の常だが、当社にそうした社員はいないと思う。 ◆ 会社について 利益至上主義とは、完全に一線を画している。社名の「gCストーリー」も、「growth for Contribution=『貢 献』のための成長」という理念を端的に表したものだ。会社も個人も、成長するのは会社や個人の利益のためでは なく、社会に良い影響を及ぼすためだと考えている。全従業員が幸福を実感し、その幸福感を周囲に波及させてい 5 © 2014 Developing Asian Companies Research Association インタビュー ① | Interview Report くことが、一番重要なテーマ。当社の企業理念を凝縮した「gCガイド」があり、自分自身を成長させ、幸せになる ためのキーワード=ステップをいくつも設定している。ステップをクリアしていくことで、魅力的な人間に成長して いける仕組みを作っている。当社の強みは、プロジェクトマネジメントのノウハウにある。顧客であるチェーン本部 から「全国の1,000店舗の看板を同時に変更したい」等の依頼に対応するには、各地に存在する看板業者を組織化 し、工事スケジュールや資材供給等の作業工程を完璧に管理しなければならない。社内にはシステム開発の専門部隊 も置いていて、看板業者との人間関係に基づくアナログ的なネットワークとITを駆使したデジタル的な合理性を融 合させながら、最も効率的な仕組みを考え続けている。このノウハウは他の業種にも応用することができ、実際に介 護事業等にも進出している。看板工事については膨大な「量」を常に確保しているので、発注する資材の「量」も膨 大になる。そこから価格主導権を握ることができ、低廉な仕入れによるコストダウンを顧客に還元する一方、新たな ビジネス展開にも活用している。仕事には、父親的な厳しさがあると思う。それならば、職場には母親的な優しさも 必要だと考え、子会社で食事やメンタル面のサポートを行っている。現在、週に3回、昼食時に玄米食、味噌汁、漬 物を会社から提供し、この子会社の直営店舗で食事をする際には、毎月1,000円の補助を会社から支給している。 2025年に、売上高1,000億円という目標を掲げている。なぜならば、世の中にメッセージを発信した際に、影響 力を発揮できる企業規模が「1,000億円」は必要だと思っているから。現在の売上高は30億円ほどなので、M&A 等も行いながら、成長を加速させたい。経営者として、京セラの創業者である稲盛和夫氏を尊敬し、稲盛氏が主宰す る「盛和塾」でも学び、稲盛氏が提唱する「アメーバ経営」を取り入れている。 ◆ グローバル性 日本で看板業者の全国ネットワークを作ってきた経験からも、海外進出の成功要因はネットワーク作りにあると考え ている。現在、チェーン本部向けの資材・什器のコストダウンを図るために、中国を中心としたアジア各国から資 材・什器を調達するネットワークを作っているが、今後は日本のチェーン本部がアジア各国に進出する際のサポート にも拡大していきたい。現地のパートナーに喜んでもらえる提案ができるかが、カギになると考えている。 ◆ この会社に入ろうとしている方へのアドバイス 当社は、大家族主義。社員の人生を預かり、生涯の面倒を見るという覚悟を持っている。志望するに当たっては、誰 かに「この人の一生を支えたい」と思わせることができているのか、しっかりと自問自答してほしい。素直で、前向 きで、確かな人生観を持っていること。その上で、当社の基本理念である「『貢献』のための成長」に共感できるな ら、きっといい仲間ができる。 6 © 2014 Developing Asian Companies Research Association インタビュー ② | Interview Report ▲ インタビュー ② 社員2年目 [ サイベイト事業部 総合 企画部 ] ◆ 入社を決めたきっかけ 20社ほどの採用試験を受けたが、当社のリクルーターの印象が最も良かった。4対4で対話をする面接があった時、 リクルーターと1時間も話し込み、自分自身が大学のサークルでリーダーとして抱えていた悩みを相談したり、面接 後にはリクルーターの一人ひとりから、それぞれ違う文面でメールが届いたりして、すべてのリクルーターが自分た ち学生に対して、真剣に向き合ってくれていると感じることができ、自分もそうなりたいと思った。 ◆ 社長について 会社説明会で社長の話を聞いた時、「この人には、ウソがない」と感じた。人生経験の浅い学生に対しても、適当に ごまかすのではなく、真実を一生懸命伝えようとしていると感じた。入社後に全体会議などで話す社長の言葉を聞い ていると、本当によく現場を見ていると感心させられる。現場の状況を熟知していながら、売り上げや利益などにつ いて厳しい要求をすることはなく、人間としてのあるべき姿とは何か、人格的に成長するには何が必要か等々、人生 を本当の意味で豊かにするためのヒントを与えてくれる。 ◆ 成長性 介護事業への進出、アジアへの展開、子会社の設立と、会社が成長していることを実感している。その成長に自分自 身が追いついていないと感じるのは、会社がそれだけ早く成長していることの裏返しだと思う。 ◆ 働きがい 現在は看板のメンテナンスを担当する部署にいるが、パートタイマーも同僚として働いている。そのパートタイマー に対して評価をする制度が無かったので、部署内で評価をすることを始めようと提案をすると、すぐに採用された。 社歴の浅い社員でも、提案に合理性があれば真剣に検討され、仕組み作りにも参加できるので、モチベーションは自 然に高まっていく。看板を発注する顧客のためだけでなく、実際に現場で仕事を請け負う看板業者のためにも良い仕 事をしたいと考えていて、看板業者から「お前の頼みなら、何でもやってやるよ」と言われた時には、本当に嬉し かった。自分を肯定的に評価できる仕事だと感じている。 ◆ 社員満足度 最近、周囲から「頑張っているね」と声を掛けられるのは、楽しく仕事ができる証拠だと思う。楽しいからこそ、難 問にぶつかっても決して諦めず、未知の事態に直面すれば解決策を徹底的に探求するようになった。仕事を通じて、 自分が成長できていると感じられる。 自分からアクションを起こせる風土があり、年齢も性別も関係なく、さまざまなアイデアを考え、提案し、実行する 7 © 2014 Developing Asian Companies Research Association インタビュー ② | Interview Report ことができる。それが、前向きに仕事に取り組める環境につながっている。現在の上司は女性だが、業務上の知識や 仲間や仕事上の関係先を守ろうとする意識、自分の考えを自分の言葉で発信できる能力など、どれをとっても自分 はかなわない。身近に目標にできる人がいるのは、幸せだと思う。 人事考課の360度評価では、自分が上司を評価しなければならない。その分、自分の視座を高くする必要があり、 成長のきっかけにもなっていると思う。 ◆ 働きやすさ とても風通しの良い会社だと思う。先輩や同僚、後輩などと、1対1で飲みにいく機会が多い。普通、1対1で飲む ときには深刻な話をするケースが多いと思うが、当社の場合は気軽に誘い合う雰囲気がある。「gCガイド」などを 通じて理念が共有できているので、仕事でも社内の懇親会でも、安心して本音を話すことができる。フットサルやス ノーボード、ダイビングなどのサークル活動が盛んで、忘年会、新年会、花見などの定例的な行事が多く、それが潤 滑油になっている。 ◆ グローバル性 外国人社員も採用し、海外展開に向けた布石は打っていると思う。 ◆ 最後に… 目標は、プランニングのスペシャリストになること。仕事を通じて「恩返しをしたい」というのが自分の基本スタン スなので、仕事の内容や仕事をする場所にこだわらず、貪欲にチャレンジしたい。 ◆ この会社に入ろうとしている方へのアドバイス 正しい目標を持ち、それを実現するために自分がやるべきことを、きちんと自分の中に落とし込めている人なら、一 緒に働きたい。そういった人にとっては、働く環境としてはベストだと思う。 8 © 2014 Developing Asian Companies Research Association インタビュー ③ | Interview Report ▲ インタビュー ③ 社員5 年目 [ サイベイト事業部 プロジェクト部 ] ◆ 入社を決めたきっかけ もともと教員志望で、一般企業に対する興味は薄かった。ただ、人に教えるからには、社会を知ることが必要だと考 え、一般企業で3年ほど働いてから教壇に立とうと思っていた。最初に当社を紹介された時にもさほど心は動かず、 当社のリクルーターにも、いずれ教員になることと当社への興味はあまり無いことをはっきりと告げて面接を受けて いた。しかし、リクルーターは、採用面接というより私の悩みや迷いを真剣に聞いてくれて、まるでカウンセラーの ようだった。当社のリクルーターには10人ほど会ったが、全員がぶれていなかった。そんなリクルーターたちの人 柄に惹かれて入社を決めた。 ◆ 社長について 一言でいえば「付いていきたくなる」タイプ。「論語とそろばん」を両立できているところが、すごいと思う。大家 族主義の会社で、社長はまさに父親のような存在だと感じている。はっきり言って、社長が不在でも日々の業務に大 きな支障は無いが、身近にいてくれるだけで安心できる「心の支え」という表現が、一番ぴったりかもしれない。企 業規模が大きくなるにつれて、入社年次別研修、役職別研修などさまざまな研修が増えてきたが、そのすべてに社長 が出席しているので、全社員が少なくとも月に1回以上、社長と面談することができる。更に、全社員に社長のスケ ジュールを公開していて、社長に会って直接話がしたいと思えば、社長の空いているスケジュールに自由にアポイン トを入れることができる。昼食時に社長を誘えば気軽に来てくれるし、本当の家族のようだと実感している。恐らく 社長は、社員との心の距離を縮めることに努力を惜しまない人のだろう。 ◆ 成長性 会社が成長し、毎年人事制度が変わっている。その成長を支えているのは社員だという手応えがある。社長一人の パワーに頼っていない分、成長力は強いのではないだろうか。しかし、私自身の受け止め方としては、まだまだ成長 スピードは遅い。自分の成長が追いつかないほど、会社の成長を早めることができるはずだと思っている。 ◆ 働きがい 当社に入社した時点でも、教員になる目標は捨てていなかった。しかし、仕事をする中で、当社の理念である「『貢 献』のための成長」への共感が深まり、この理念を社会に浸透させることで、教師と同じように「人づくり」ができ ると感じるようになっていった。仕事を通じて、直接世の中に働きかけ、変えていけると確信を持つことができ、と ても達成感がある。仕事とは、到達するべき人格と果たすべき役割=パーソナルミッションを具現化するためのプロ セスだと考えるのが、当社の理念。パーソナルミッションとは社会貢献であり、到達するべき人格とは、社会貢献を 最優先に考えていく心構え。その伝道師の役割を担えるのが当社の最大の特徴であり、NPOでなければ実現が難し 9 © 2014 Developing Asian Companies Research Association インタビュー ③ | Interview Report いような社会貢献を、民間企業で実現しようとチャレンジしていることは、かつてない試みだと思う。その一員に なれていることに、やりがいを感じている。 ◆ 社員満足度 直属の上司を見ていると、スキルの高さだけでなく、社員を家族のように見守っていることを実感させられる。先 輩社員を見習うことで、自分の成長を早めることができていると思う。すべての社員に理念が深く浸透しているた め、全員がリクルーターになることができる。実際に、新卒採用の選考については人事部が専属的に担当するので はなく、その都度時間の空いた人がランダムにリクルーターになっている。全員が同じ答を導き出せるので、リク ルーターによって答が違うということは、起こり得ない。意思疎通の高さは、どこにも負けていないと思う。相互 に理解し、支え合う大家族主義的な温かさがある。 ◆ 働きやすさ 現在、育児休業制度を新たに作っている。一般的なレベルの制度は既にあるが、それだけでは不十分だと考えて、 日本で一番充実した制度を目指して、研究を重ねている。社員が本当に働きやすい環境とは何かを、真剣に考えて 実現しようという風土があるからこそ、社内制度も、一般的なレベルでは満足できないのだと思う。アメーバ経営 の成果が根付いていて、社内には多くのリーダーが育っている。人材が豊富なので、類例のない難問に直面して も、短期間に解決への道筋を描くことができる。全体朝礼の後には各課の朝礼があり、自主的に「gCガイド」を読 んでいる。当社の理念が共通の土台となり、安心して意見を言える風土がある。 ◆ グローバル性 中国人を採用していて、中国を中心としたアジアとのネットワークも徐々に構築している。今後は、海外赴任など の機会が増えていくと思う。 ◆ 最後に… 皆を幸せにするために、会社を大きく、強くしたい。それができる立ち位置になることが、現在の目標。 ◆ この会社に入ろうとしている方へのアドバイス 自分が輝ける場所を見つけてほしい。私を面接してくれたリクルーターのように、私も学生の皆さんの人生につい て、先輩としてのアドバイスをしていきたい。その結果が、当社以外への入社につながっても大歓迎。自分が輝け る場所が当社だと思ったら、仲間として一緒に頑張ってほしい。 10 © 2014 Developing Asian Companies Research Association 審 査 員 からの 総 評 Commented by Inspector 会社の玄関を入ってすぐ、一般の企業とは全く異なる雰囲気に少し戸惑った。社員インタビューの中で「NPOの ような」という言葉が出てきたが、まさに営利追求とは別世界の空気感に、いきなり包まれてしまうのだ。多少無 理をして例えるなら、名門校のカフェテリアか総合病院のロビーが近似値かもしれない。真っ直ぐな成長意欲、奉 仕精神に裏打ちされた職業意識。本当のNPOのようだが、それと同じ色合いが同社には感じられる。同社のウェ ブサイトの社長メッセージには、冒頭に「『貢献』のための成長」という言葉がある。英訳すると「growth for Contribution」。社名のgCストーリーの語源であり、社名に経営理念を冠するほど、「『貢献』のための成長」 に対する同社の本気度は高い。当然、同社が求める人材にも経営理念との親和性が求められる。最終面接は、社長 との宿泊を伴う合宿という、恐らく日本でも珍しい同社特有の試験を行っているのだが、それは人材を真剣に見極 め、志望する学生にも同社の理念と自分の思いが一致しているかを社長と身近に接する中で自問自答してほしいと いう熱意の現れだろう。通り一遍の採用試験を行うつもりなど、同社にはまったくない。 人事考課の指標が、職務成績よりも人格的な成長にあるという点に、違和感を感じる人は多いかもしれない。しか し、企業の社会的責任(CSR)が、企業存続の大きな条件になっている今、徹底した利益追求を社是とするよう な会社は、存在を否定されるはずだ。日本でも社会性の高い企業へ投資するファンドが数十億円の資金を集め、年 率10%以上の高利回りを実現していたり、「社会的企業」への関心が高まっていたりするのは、私たちの中に企業 に社会性を求める心があることの証明だろう。欧州で始まったフェアトレードのムーブメントは世界に波及してい るが、同社が海外ネットワークを構築していく上で「現地の企業に喜ばれる提案ができること」に力点を置くの は、フェアトレードに通じる考え方だともいえる。その意味では、同社は日本の社会的企業の先駆けであり、一つ の成功モデルと言っていいかもしれない。仕事を通じて社会貢献をしたいと望む人には満足感が高く、社会起業家 を目指す人には得難い経験とノウハウを獲得できる会社といえそうだ。 同社のもう一つの特徴は、社長と常務の二人三脚経営にある。常務は大手情報企業の出身で、その辣腕ぶりは前職 時代から知られていた。ベンチャー企業の経営者というと、強力なリーダーシップで何でもこなすスーパーマンを 想像しがちだが、実はそんなスーパーマンはほとんどいない。例えば、ホンダの創業期には本田宗一郎を支えた藤 澤武夫がいたし、ソニーには井深大を支えた盛田昭夫がいた。本田宗一郎も井深大も天才的な技術者であり、夢を 追う純粋さを持っていた。そして、その夢を具現化するために、献身的に実務を担ったのが、藤澤武夫であり、盛 田昭夫である。絶妙な二人三脚だったからこそ、世界のホンダになり、世界のソニーになることができたのだ。同 社にも、夢や理念を真剣に語る社長と、それを具現化するために奔走する常務がいる。この条件が揃っているベン チャー企業は、そう多くない。同社の大きなアドバンテージになっていることは間違いない。 11 © 2014 Developing Asian Companies Research Association 従 業 員 ア ン ケ ート 集計結果 Questionnaire Results 12 © 2014 Developing Asian Companies Research Association 従 業 員アンケート集 計 結 果 ① | Questionnaire Results 対象者 入社時の情報 ▲ ▲ 男女比 男性 女性 63.6 % 36.4 % 新卒採用 中途採用 ▲ 入社してからの年数 0 20 40 60 80 100 61.3 % 16.1 % 22.6 % 0% (∼ 3 年未満) ( 3 年以上 ∼ 5 年未満) ( 5 年以上 ∼10 年未満 ) (10 年以上∼) ▲ 役職 0 20 66.7 % 40 60 27.2 ( 一 般) 80 6.1 % ( 管 理 職) 100 % ( 役 員 ) ▲ 職種 営業系 企画/事務系 21.2 % 企画/マーケティング/広報 6.1 % 営業事務・アシスタント 0 コンサルタント 0 営業 営業マネージャー 12.1 % 人事/教育/法務/総務/知財 3.0 % % 経理/財務/会計職種 9.7 % % 一般事務/秘書/コールセンター関連 3.0 % 39.4 % 技術系 その他 0 % 6.1 % エンジニア 0 % デザイナー 0 % IT コンサルタント SE・プログラマ 13 69.7 % 30.3 % その他 © 2014 Developing Asian Companies Research Association 従 業 員アンケート集 計 結 果 ② | Questionnaire Results 結 果 ① 社長力 5 4 ⑥ グローバル性 3 ② 成長性 2 1 ⑤ 社員満足度 ③ 働きがい ④ 働きやすさ ▲ 社長力 ▲ 成長性 ▲ 働きがい ▲ 働きやすさ ▲ 社員満足度 ▲ グローバル性 総合スコア 3.9 14 点 4.2 点 3.8 点 3.9 点 4.3 点 4.2 点 3.0 点 © 2014 Developing Asian Companies Research Association 従 業 員アンケート集 計 結 果 ③ | Questionnaire Results ①社長力 YES! 1. オーナー経営者だと思いますか? 0 1 2 0 1 2 0 1 2 0 1 2 0 1 2 0 1 2 3 4 5 3 4 5 3 4 5 3 4 5 3 4 5 3 4 5 2. ベンチャー企業色は強いと思いますか? 3. 社長が会社をどのようにしていくつもりなのかを理解していますか? 4. 社長のリーダーシップは強いと思いますか? 5. 社長の社内での影響力は強いですか? 6. 社長と社員との間は仲間意識が強いですか? Q 社長の社長力を感じる点や社長の良い点を教えてください ・信念が人一倍強い ・ 「父」といった立ち位置。心の支えと感じています。 ・仏様みたいな心を持っています。 ・社員の幸福を本気で考えている社長です。 ・部下、社員を信頼している社長です。 ・勉強家の社長です。 ・ビジネスのくくりや、損得抜きにして、一人の人間として尊敬でき、社員のことを本気で大切に思ってくれる点。 ・社長はいつでも温和で笑顔です。 ・ビジネスの話・会社の存在意義などを語るときは強い意志を持っていることが伝わり、 この人と一緒に会社を大きくしていきたいと思える存在です。 ・ぶれない意思の強さ ・組織ビジョンを共有する機会を多く持っている ・ 「成長と貢献」という考え方に最もコミットしており、gC を大きくすることで世の中に貢献する、 ということを最前線で実現してくれる心強さを感じる。 ・大きな権限移譲を実施し、社歴や年齢関係なく、多くの機会を創出してくれている。 ・社員に本当の家族のように接してくれる。 ・常に学ぶ姿勢を持っている。 ・事業の本質を見抜く点 ・大きい視点で見た、人類・社会の幸せについての思考が非常に深い ・初期的に人を惹きつける力が非常に優れている ・未来に向かって少年のようにキラキラしているところ。人を惹きつける力がすごい。 ・理念が明確であり、それに向かっていく意思が揺るがない点 ・社員のことを人として誰よりも信じてくれていること。また企業理念を常に追求している点。 ・強いリーダーシップで会社の目指す方向性を示してくれている。 ・社員のことを本当に大切に思い、良い方向に導いていくことができる。 ・考え方を重視し、それに基づいた評価制度・人材確保など一貫性があるところがよいと思う。 ・人間味にあふれ、人を魅了させる力に長けている。 15 © 2014 Developing Asian Companies Research Association 従 業 員アンケート集 計 結 果 ④ | Questionnaire Results ②成長性 YES! 1. 事業内容や関連子会社は拡大・増加していますか? 0 1 0 2. 個人の目標設定は高く設定されていますか? 0 1 1 0 3. 会社は社員の育成に力を入れていると思いますか? 0 1 1 0 4. 会社の経営や利益は安定していると感じますか? 0 1 1 0 5. 正社員の増加率が高いと感じますか? 0 1 1 0 Q 1 2 3 4 5 3 4 5 3 4 5 3 4 5 3 4 5 3 4 5 2 2 3 4 5 2 2 3 4 5 2 2 3 4 5 2 2 3 4 5 2 会社の成長性を感じる点を教えてください ・去年から子会社3つ作り、海外調達を始めた点。 ・毎年数多く新卒を採用しているところ。 ・社員が企業理念、企業精神を深く理解しています。 ・若手の活躍の場を全く狭めないところ。 ・本気なら若くても何でもやらせてもらえるため、若手が型にはまらず発言でき、のびのびと成長できる。 ・積極的に新規事業を開拓しています。 ・成長する機会を多く与えられる環境ですので、必然的に会社も成長していくと考えています。 ・様々な問題に対して、社長のみの力に頼るのではなく、 社員一人一人が採算を意識し、全員の力で乗り越える力を持っている点。 ・売上を上げるアメーバ経営という経営手法を実践し、そこに在籍するメンバーが人格を高めるために、 日々、努力している。それを一人一人が意識し、継続できている点。 ・新規事業が続々と立ち上がっている点。 ・一人一人の社員が成長に対して非常に貪欲に向き合っている。 ・顧客の多角化が進んでいる。 ・若い人間に大きな仕事を信じて任せ、その仕事が終わった後に社員一人ひとりが大きく成長している点 ・看板業界での gC ストーリーの存在感が増してきたこと。 ・新規事業に取り組む資本、人員が増えたこと。 ・みんなで成長を意識している。 ・若い社員が多く成長している ・社員一人ひとりが、考え、日々侃々諤々と想いをぶつけ合っている点 ・介護事業に進出していること。 ・プロジェクトが、若手のメンバー少人数で回せるように進化していくところ。 ・新規事業も芽が増えている所と、利益率が改善されている所。 16 © 2014 Developing Asian Companies Research Association 従 業 員アンケート集 計 結 果 ⑤ | Questionnaire Results ③働きがい YES! 1. 給与や人事評価は実力主義だと思いますか? 0 1 2 0 1 2 0 1 2 0 1 2 0 1 2 0 1 2 3 4 5 3 4 5 3 4 5 3 4 5 3 4 5 3 4 5 2. 国際感覚が身につけられる職場環境があると思いますか? 3. 社内には自由に意見を言える雰囲気があると思いますか? 4. 社員が新しい事にチャレンジしやすいと思いますか? 5. 責任ある仕事を任せてもらえる環境だと思いますか? 6. 経営者との距離が近く、直接会話したり、アドバイスを受けられる環境ですか? Q 会社で働きがいを感じる点を教えてください ・誰かのために働けること ・業者・お客さん・自社が幸せに仕事ができたとき ・社員と経営者、役員の間に自由にコミュケーションができます。 ・上司と部下は平等で上下関係厳しくないです ・善きこと ( 世のため人のためになること ) を本気でしようとしてさえいれば、 何でも縛られずにやらせてもらえるため、 最初から第一線でお客様や取引先のために自ら考えて行動することができ、 人の役に立っていることが実感しやすい。 ・どんな仕事もやりがいを感じながら働ける、という DNA が根本的に受け継がれていることが 我が社の一番の特徴でもあると思う。 ・gC には仕事としての付き合いではなく、対ヒトとして、一人一人と向き合う文化があります。 人として信頼され、受け入れてもらえたことによって、私の人生は大きく変わりました。 そんな経験を与えてくれたこの会社に貢献できること自体が、私の働く喜びとなっています。 ・若手にリスク・責任を負って仕事を任せてもらえる。 ・社外の方から感謝の気持ちをいただける。 ・業務上で行っていることが、自分の目指す人間像に重なっている ・「成長と貢献」に共感し、それぞれがパーソナルミッションを持ち、それらを理解する環境で働くことが出来る点。 ・皆が仕事上の関係だけはなく、「どんな気持ちでその仕事をしているのか?」といった それぞれの本質を気遣う関係性にある点。 ・自分が覚悟を持ちさえすれば、責任感のある仕事を本当の意味で任せてもらえる ・新卒 1 年目でも会社全体へ与える影響が大きく、全員で会社をつくるという実感をもてるところ。 ・決まりきった仕事ではなく、新たなチャレンジができる点。 ・責任ある仕事を年次関係なく任せてもらえる点(能力を未来進行形で捉え、仕事を与えてもらえる) ・顧客、業者、gC ストーリーの 3 社が幸せになれる状況を作り上げたとき。 ・クライアント対応∼納品まで任せてもらえる(プランニング含む) ・自ら携わった仕事が形(看板)として残る ・自社の拡大に伴い、社外に理念に共感してくれる仲間が増えること 17 © 2014 Developing Asian Companies Research Association 従 業 員アンケート集 計 結 果 ⑥ | Questionnaire Results ④ 働きやすさ YES! 1. 働きやすい快適な環境だと思いますか? 0 1 2 0 1 2 0 1 2 0 1 2 0 1 2 0 1 2 3 4 5 3 4 5 3 4 5 3 4 5 3 4 5 3 4 5 2. 個人の成績に直結しない部分も適切に評価されていますか? 3. 社員同士、良好な人間関係がつくりやすいと感じますか? 4. 社員の意見が職場環境に十分に反映されていると感じますか? 5. 女性社員が適切に評価され、管理職や要職に就いていますか? 6. 職場の雰囲気は元気で明るく活気にあふれていると思いますか? Q 会社で働きやすいと感じる点を教えてください ・組織・年齢関係なくフラットに意見を言うことができる雰囲気 ・家族のような雰囲気である ・ビジネスライクではなく本気でお互いの人生について語れるほどお互いのことを知り、 大切に思う文化があるため、無駄な上下関係や、上辺だけで気を遣うことが全くない。 ・誰もが素の自分で、まっすぐに走ることが、尊重される文化。 ・とにかく人がいいです。新卒でも役員でもへだたりなく会話をし、意見することもできます。 ・安心してそのままの自分でいられる点が、働きやすさに直結していると感じています。 ・会社のフェーズに合わせて、どんどん新たな制度や仕組みが生み出されている点。 ・楽しい事だけではなく、辛いことも隠すことなく、それぞれを認め合い、本音で話せる点。 ・職場が明るく、活発的なところ ・素直で、前向きな社員が多いこと ・社員同士のコミュニケーションが活発で、非常に雰囲気が明るい ・表面的な付き合いではなく、深い付き合いをできる ・役員も含め近い存在で話ができるところ。 ・社員同士が家族のように苦楽を共有し生活しているところ。 ・素直ないい人がここまでいる会社は他にないはず。 ・社員同士が人間として認め合い、そのベースの上でチャレンジングな仕事ができる点 ・ポジティブで明るい人が多く、そういう人が評価されるようになっている点 ・何の隔たりもなく話ができるところ。 ・所属部署に関係なくコミュニケーションがとれる ・各個人が当事者意識を持って業務に取り組んでいる為、連携がとりやすい ・女性社員がたくさんいます。 ・改善意識が強い ・大善をもって接する ・全ては自分次第であることが当然と考えられている点 ・上司部下の垣根を越えて関係性を築ける点 ・「素」でいられる所 ・みんなのべクトルが揃っている(一致している) 18 © 2014 Developing Asian Companies Research Association 従 業 員アンケート集 計 結 果 ⑦ | Questionnaire Results ⑤ 社員満足度 YES! 1. 気持ちよく働ける、奇麗でおしゃれなオフィスだと思いますか? 0 1 2 0 1 2 0 1 2 0 1 2 0 1 2 0 1 2 3 4 5 3 4 5 3 4 5 3 4 5 3 4 5 3 4 5 2. 会社のホームページはセンスがよいと感じますか? 3. 会社から大切にされていると感じますか? 4. 社内旅行や社内部活動など、社内交流の場がありますか? 5. 尊敬できる社員がいますか? 6. 会社に満足していますか? Q 会社に満足している点を教えてください ・成長する場を与えられること ・社内のベクトルがあっている ・社員の育成に力を入れています。 ・「成長と貢献」という理念が浸透しており、全員が本気で体現しようとしているところ。 ・夢や志を笑われない文化があること。 ・たくさんの成長機会を与えていただき、その過程でたくさんの愛情をもらいました。 自分を大きく変えてくれたこの会社に感謝しています。 ・目指すべき方向とそれを支える制度が一致しており、 かつ、在籍する社員が同じベクトルで「成長と貢献」に向かっている点。 ・成長志向の人が多い ・社員の人柄がとてもいい!(人間関係のストレスがない) ・新卒でも会社の成長を本気で考えられる恵まれた環境に満足しています。 ・自己の裁量に任せてもらえる部分が大きい。 ・人として尊敬出来る仲間たちに囲まれて日々仕事が出来ている点 ・経営陣と仕事を出来る機会が多く、それ以外でも尊敬できる社員がたくさんいて、 とても成長させてもらえる環境である点。 ・入ってくる社員がみんな非常に志が高く、良い人なのでその人達のためにも頑張ろうと思える点。 ・支えてくれる人たちがいること、負けたくない同期がいること。 ・みんなが現状に満足せず働ける環境があること。 ・福利厚生(家賃補助やランチサービス) ・人間関係がとても良好な点。 ・全員が全員を理解し合い、理解しあおうとしている。 ・誰もが素直で、貢献のために成長し続けることにコミットしている ・本気で理想を実現しようと各々が行動し続けている ・仲間が最高なところです。 ・働いていて幸せを感じることができる。 ・自分の生きる意味を考える機会があること。 19 © 2014 Developing Asian Companies Research Association 従 業 員アンケート集 計 結 果 ⑧ | Questionnaire Results ⑥ グ ロ ーバ ル 性 YES! 1. 社員構成や仕事の内容はインターナショナルですか? 0 1 2 0 1 2 0 1 2 0 1 2 0 1 2 0 1 2 3 4 5 3 4 5 3 4 5 3 4 5 3 4 5 3 4 5 2. 海外展開をしていますか、または直近に海外展開の計画がありますか? 3. 外国人社員の採用を行っていますかまたは直近に行う計画がありますか? 4. 外国人が働きやすい職場環境だと思いますか? 5. 外国人社員が適切に評価され、管理職や要職に就いていますか? 6. 会社の Web サイトや提供サービスは多言語化対応していますか? Q 会社がグローバル化されていると感じる点を教えて下さい ・コア事業での部材の海外調達を行っていること ・外国人社員が幸せに働いている ・外国人が在籍しています ・海外の企業と合資している会社をもっています。 ・考え方に合うかどうかだけが採用基準であるため、国籍や経歴は気にしていない。現に国籍の違うメンバーもいる。 ・海外拠点のジョイント・ベンチャーがあり、取引先も徐々に海外に増えてきている。 ・中国から新卒採用された同期がいます。 ・看板業界における、国内企業の海外展開や外資企業の日本展開を支える海外事業を展開し、海外のパートナー 開拓を積極的に行っている点。 ・海外の取引先が増えてきていること ・外国人社員がいるが、グローバル化はまだまだこれから。 ・海外への製造発注に取り組んでいる点 ・外国人の採用(あくまで人格やスタンス重視) ・海外企業とのネットワーク ・どのタイミングでも、外国人の社員がいる点 ・輸入取引については積極的であり、良好で継続的な関係を構築している ・中国出身社員が在籍している 20 © 2014 Developing Asian Companies Research Association gCストーリー株式会社 調査結果報告書 【調査期間】 2014 年 4 月11 日 ∼ 2014 年 4 月18 日 提供者:株式会社インフォランス 調査者:一般社団法人アジア成長企業調査協会(DACRA) 〒103-0004 東京都中央区東日本橋 2-15 - 4 PMO 東日本橋ビル 7F E-mail [email protected] Fax 21 03-5823-7560 © 2014 Developing Asian Companies Research Association 企業調査取扱規定 Research Provisions 1 本調査報告書は調査日現在における企業情報を基に作成されています。一般社団法人アジア成長企業 調査協会(以下当協会)の調査員による聞き取り調査(面接)と、 社員全員を対象にした無記名式アンケー ト調査の結果を総合的に判断し、当協会の定める基準で評価しています。 2 企業概要は企業より提出された書面調査書の回答内容をそのまま記載しており、登記簿にて記載され ている事項は当協会により確認しています。 3 本調査報告書の使用者については、企業情報閲覧に関する同意を行い、且つ氏名、有効なメールアドレ スを登録した者に限ります。また、本調査報告書の使用目的は、 就職・転職活動における企業情報の閲覧、 取引企業による企業情報の閲覧に限定し、その他いかなる場合においても使用は出来ません。取得し た情報は、第三者に漏らすこと、回覧、配布を禁止致します。 4 調査内容は、巻末記載の調査年月における状況であり、調査内容が未来に渡って評価されるものではあ りません。 5 調査報告書の著作権は当協会に帰属します。 調査報告書の複製、貸与、翻訳その他弊社の著作権を侵害する行為は一切禁止します。 6 万一、使用者が上記に違反して調査報告書の内容を第三者に漏らした為、弊社に対し何らかの紛議が生 じ、もしくは使用者が弊社の著作権を侵害し、これによって弊社が損害を被ったときは、その損害は使 用者に賠償して頂きます。 7 損 害 賠 償に関して使 用 者と弊 社の間に訴 訟 の 必 要が 生じたときは東 京 地 方 裁 判 所を 管 轄 裁 判 所と します。 8 22 弊社は、調査報告書の記載内容について損害賠償の責を負いません。 © 2014 Developing Asian Companies Research Association © 2014 Developing Asian Companies Research Association ※ 本書の内容に関するお問い合わせは、お名前とご連絡先を明記の上、E-mail または Fax にてご連絡ください。 ※ 本書の一部または全部について、個人で使用するほかは、著作権者の承諾を得ずに無断で複写・複製することは禁 じられています。