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れんこんの肥料の特徴
肥料 れんこんの肥料の特徴 アンモニア態窒素と硝酸態窒素 窒素は、空気中には約80%も含まれていますが、植物はそのまま吸収することができま せん。吸収の主体はアンモニウムまたは硝酸の無機態窒素です。 この2つの大きな違いは、プラスイオンとマイナスイオンの違いです。 アンモニア態窒素は、プラスイオンなので土に吸着されますが、硝酸態窒素はマイナス イオンなの土に吸着されず、雨などで流れてしまいます。 そのため、れんこんや水稲などの湛水性作物の場合はアンモニア態窒素を主体とした肥 料が使用されています。 土壌中の窒素の変化 植物は、アンモニア態または、硝酸態の形で窒素を吸収し、その後アミノ酸などに合成 されていきます。その行程の模式図が下の図です。 尿素 土壌中 有機物 ↓ →アンモニア態窒素 → ↓ ※ 硝酸態窒素 →→→ →→→→ 吸収 →→→→ 植 物 有機物 ↑ →→アンモニア態窒素 ↑ →→→硝酸態窒素 ※一般に硝酸態窒素の方が分子が小さいため吸収されやすいと言われるが、逆に流亡しやすい <窒素肥料の種類と特徴> 硫安 :即効性でアンモニア態窒素21%を含む。直接散布よりも堆肥等との併用が効果的。連続多用は土壌を酸性にする。 塩安 :即効性でアンモニア態窒素25%を含む。植物への石灰吸収を促進するが、アルカリ肥料との同時散布は不可。連続多用は土壌 を酸性にする。 硝安: 即効性でアンモニア態窒素を17%含む。植物に非常に吸収されやすいが、アルカリ肥料との同時散布は不可。連続多用は土壌 を酸性にする 尿素: 即効性で尿素態窒素46%を含む。尿素が土壌中でアンモニアに分解されると土をアルカリ性にする。 石灰窒素: 緩効性で窒素21%、アルカリ分55%を含む(生石灰20%)。殺菌、除草作用がある。堆肥を作る際、混ぜると熟成を促進、 ウジの駆除にも効果的。他の肥料の肥効を高める。 IB窒素: 流亡が少なく緩効性でイソブチルアルデヒド態窒素31%を含む。土壌を酸性にしない。 CDU窒素: 遅効性でオキソメチルウレイドヘキサハイドロピリミジン態窒素を31%含む。多肥しても濃度障害がおきない、土にやさしい窒素肥料 Vol.148_れんこんの 肥 料の特徴.jtd