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23 1 わが国の暮らしと輸入依存率
23 わが国の暮らしと輸入依存率 主な資源の対外依存度 わが国は衣食住の面で欠くことのできない多くの資源を輸入に頼っている。エネルギー資源である原油は中東諸国から(7割以上)、 石炭はオーストラリアから(約6割)、LNGはオーストラリア、マレーシア、カタールからの輸入が多い。工業原料である鉄鉱石、原料炭 はオーストラリアからの輸入が多い。 主な物資の対外依存度 主な物資の輸入先 エネルギー等 鉄鉱石 100% エネルギー等 石炭 100% 原油 99.7% LNG 衣 羊毛 100% 綿花 100% 衣類 エビ 92% 大豆 93% 小麦 サウジアラビア 10.0% 46% 肉類 45% 米 ブラジル 27.8% LPG アメリカ 21.7% アラブ首長国連邦 21.7% アメリカ 6.6% ロシア 4.9% その他 1.3% カナダ 8.8% ロシア 9.5% 原料炭 インドネシア 11.0% フランス 6.2% 衣 バングラデシュ 3.7% ベトナム 9.7% カナダ 11.3% 韓国 4.4% 羊毛 その他 11.4% オーストラリア 10.1% その他 ギリシャ 10.4% 10.8% 衣類 綿花 住 その他 0.1% ブラジル 15.7% 大豆 アメリカ 71.9% マレーシア ニュージーランド 14.4% 17.0% インドネシア 3.6% 一般炭 食 中国 1.0% 中国 30.5% オーストラリア 13.3% その他 0.5% インドネシア 28.3% 70.4% 台湾 10.1% アメリカ 1.1% オーストラリア 76.3% 100% 英国 その他 3.3% 5.2% カナダ 1.6% オーストラリア 50.1% 住 木材 鉄鉱石 オーストラリア 61.0% 3% 天然ゴム その他 3.9% 南アフリカ 4.3% カタール 22.7% クエート 10.9% 57% 魚介類 マレーシア 18.3% カタール 17.2% カナダ 3.0% その他 6.2% オーストラリア 6.8% 69% 果実 LNG ロシア 8.9% アラブ首長国連邦 25.3% 87% 砂糖類 オーストラリア 21.9% その他 15.0% インドネシア 6.9% ロシア 8.8% 100% ナイジェリア 5.4% アラブ首長国連邦 6.4% 原油 97.2% (飼料) サウジアラビア 33.4% カタール 8.1% 73.0% とうもろこし 食 クエート 7.8% 97.8% LPG その他 16.6% アメリカ 35.0% ブラジル 16.4% オーストラリア 16.3% 中国 72.6% 出典:平成26年度 「食料需給表」、平成26年「木材需給表」、 「エネルギー白書2016」、「鉄鋼統計要覧」 2015年版、 帝国書院HP統計資料、 「日本のアパレル市場と輸入品概況2016」 (以上、対外依存度) 財務省貿易統計、「森林・林業白書」平成27年版(以上輸入先) 小麦 カナダ 29.2% ロシア 4.4% カナダ 13.5% アメリカ 11.9% 木材 中国 4.8% マレーシア 6.4% インドネシア 6.5% その他 4.0% インド 11.9% ニュージーランド 3.7% その他 21.0% 欧州 10.8% チリ 8.8% オーストラリア 8.2% アメリカ 50.5% (注)①大豆・小麦・とうもろこし (飼料) ・砂糖類・果実・魚介類・肉類・米・木材については 2014年度の数値(概算) 。 ②原油・LNG・LPG・石炭・鉄鉱石は2014年度、羊毛・綿花・エビ・天然ゴムは2013年の数値。 ③衣類は2014年の輸入浸透率。 ④輸入先について、木材は2014年のデータ。他は2015年のデータ。 SHIPPING NOW 2016-2017/データ編 外航海運Ⅰ/わが国の暮らしと輸入依存率 1 24 外航海運Ⅰ/わが国の暮らしと輸入依存率 2 食料自給率の推移 米を始めとする主食用穀物を除き、食料自給率は1960年代より減少傾向にある。 出典:農林水産省「食料需給表」 (%) 100 米 90 野菜 80 (単位 : %) 年度 70 60 50 40 1985 1995 2005 2014 米 95 110 107 104 95 97 小麦 28 4 14 7 14 13 果実 大豆 11 4 5 2 5 7 野菜 100 99 95 85 79 80 果実 90 84 77 49 41 43 肉類 90 77 81 57 54 55 魚介類 100 99 93 57 51 54 砂糖類 31 15 33 31 34 31 20 小麦 10 1975 肉類 魚介類 砂糖類 30 1965 大豆 0 1965 3 1975 1985 1995 2005 2014(年) (注)2014年数値は概算値。 国産材・外材別の木材需要 (供給) 量(丸太換算) 木材自給率は、1965年には71.4%であったが、1975年までに大きく減少し、2000年には18.2%にまで落ち込んだ。2000年以降は 緩やかに増加し、2014年には29.6%となった。 出典:林野庁「木材需給表」 (単位 : 千m3) 120,000 110,000 100,000 90,000 自給率 71.4% 80,000 70,000 60,000 国産材 50,000 40,000 35.9 35.6 30,000 10,000 27.8 20.5 外材 20,000 0 26.0 26.4 1965 1975 1985 1990 1995 18.2 20.0 2000 2005 2009 2010 26.6 27.9 2011 2012 29.6 28.6 2013 2014(年) (単位 : 千m3) 年 1965 1975 1985 2000 2005 2009 2010 2011 2012 2013 2014 合計 70,530 96,369 92,901 111,162 111,922 99,263 85,857 63,210 70,253 72,725 70,633 73,867 72,547 国産材 50,375 34,577 33,074 29,369 22,916 18,022 17,176 17,587 18,236 19,367 19,686 21,117 21,492 外材 20,155 61,792 59,827 81,793 89,006 81,241 68,681 45,622 52,018 53,358 50,947 52,750 51,054 71.4 35.9 35.6 26.4 20.5 18.2 20.0 27.8 26.0 26.6 27.9 28.6 29.6 自給率(%) 1990 1995 (注)端数処理のため、末尾の数字が合わない場合がある。 SHIPPING NOW 2016-2017/データ編