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新しいトラムの疲労強度の評価 アメリカの機関車産業は市場の先端にいる
新しいトラムの疲労強度の評価 原題:Festigkeitnachweis von modernen Strassebahnstrukturen ●著者・所属:Alois Staringer ; シュタッドラ− Altenrhein 社 , スイス ●誌名:Eisenbahningenieur Vol.61 No.6(2010-6)p44-47 ●言語:独語 ●原文中図:6 ●表:0 損傷の実例が動機となって、運行事業者と許認可を行う 官庁がともにトラム向けの許認可手続きを厳しくすることと した。新しい車両の調達にあたっては、量産車の引き渡し の前に試作車の試験を行うことを要求している。アセスメン トのステップは DIN EN 13749と DIN EN 12663-1 の両規格 に述べられている通りで、設計計算、静的試験、台車枠の 疲労試験、通常の運転条件での本線試験での測定と体系 的に決められている。これらの結果から予定されるライフタ 車 両 イムの間の疲労強度を検証することができる。本論文では、 シュタッドラー社の混雑路線向けトラム Tango BLT/BVB を 例に上記の一つ一つのステップを紹介している。この疲労 図 6 三車体での静荷重試験 強度解析は、車両構造が適切であることの確認にも役立つ。 出典:EI アメリカの機関車産業は市場の先端にいる 原題:Staying ahead of the market ●著者・所属:David Lustig ; アメリカ ●誌名:Railway Gazette International Vol.166 No.7(2010-7)p38-41 ●言語:英語 ●原文中図:6 ●表:0 アメリカの一級鉄道は過去 30 年以上にわたり200 億リッ トルの化石燃料を使い、5.25 億トンの CO2ガスを排出して きた。現在、ディーゼル機関車産業はアメリカ環境保護局 の 2011 ∼ 2012 年の規制に対応しつつあるが、2015 年以 降には更なる排出ガス処理への対応が必要になっている。 一方、最近の経済の停滞状況のもと機関車産業大手 GE と EMD は多くの在庫を抱えており、大幅な人員削減を行うな ど厳しい状況に置かれている。これに対応するため、大手 2 社は 4300または 4400 馬力の AC 形または DC 形の電気 式ディーゼル機関車を標準機種として、貨物ばかりでなく旅 客鉄道市場も視野に入れた戦略を進めるとともに、旧式の 機関車の排ガス削減のための改良や更新にも力を注いでい る。このような流れは大手 2 社以外のメーカにも参入の機 会を与えており、これにより各社は各種のハイブリッド方式 図 1 EMD 社は 4300 馬力の標準型機関車に DC 方式の SD70M − 2 型と AC 方式の SD70Ace 型の 2 機種を提供 や燃料電池方式の機関車の開発を競っている。今後は燃費 出典:RGI の改善と排ガス削減は更に進むことになろう。 23 World Railway Technology 2010.7