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作品にみる生と死Ⅱ
The Institute of Thanatology 死生学研究所 ❑会場 東洋英和女学院大学 2010年度 <公開> 東洋英和女学院大学大学院 (六本木)201教室 東京都港区六本木5-14-40 第7回 研究会 2011年 2月19日(土) 14:40-16:10 (受付14:10から) プロフィール 早稲田大学大学院人間科学研究科博士課程修了。博士 (人間科学)。専門はバイオエシックス(生命倫理 学)で、とくにターミナルケアや死生観、代替医療に ついての実践的な研究活動を行う。早稲田大学、日本 大学などの非常勤講師を経て、現在も首都圏各校でバ イオエシックス関連科目の講師を務める。 主要業績 「見返りを期待しない利他行動における共感の意義― 奉仕活動の動機から考える―」『宗教と倫理』日本宗 教倫理学会2006:「南アジアと東アジアにおける医療 倫理;Ⅱ.インド」『生命倫理百科事典』(分担翻訳) 丸善2007:連載「白衣を脱いでもバイオエシックス」 『臨床看護』へるす出版2008など。 研究会・連続講座 作品にみる生と死Ⅱ ❑最寄駅 六本木駅(日比谷線徒歩10分) 麻布十番駅(大江戸線徒歩5分) (南北線 徒歩7分) 川上祐美 (かわかみ ゆみ) 各回500円 ❑参加費 不要 ❑事前申込み 100名様 ❑先着 早稲田大学人間総合研究センター 客員研究員 北インドの舞踊文化にみる死生観と宗教的調和 内容紹介: いずれの文化にも人々の生活に息づいてきた音楽と舞 踊があります。舞踊が今日でみられるような娯楽的要素よりも祭儀的意 味合いが強かった頃、その表現形態は当時世の風土や政情、社会 慣習、宗教に深く根ざし、踊り手の死生と切り離せないものでありました。 今回は、北インドで展開されてきた伝統舞踊「カタック」におけるヒンドゥの 神話表現とイスラームの幾何学的表現の融合を辿りながら、舞踊表現 の中にみられる様々な死生観を紹介したいと思います。一つの伝統芸 能において、多神教と一神教という世界観の全く異なる表現が同居す るという例は大変めずらしいものですので、厳格さの中にある「インド的」 な寛容と混沌を味わってみてください。 第9回 連続講座 大林雅之 2月19日(土) 文化に死生観を探る―小説と映画をめぐって 16:20-17:50 プロフィール 上智大学大学院理工学研究科生物科学専攻(生命 科学基礎論部門)博士後期課程単位修得満期退 学。ジョージタウン大学ケネディ倫理研究所客員 研究員、山口大学医学部教授、川崎医療福祉大学 教授、京都工芸繊維大学大学院教授などを経て現 職。(財)生存科学研究所常務理事、日本生命倫 理学会常務理事、同情報委員会委員長。 主要業績 『生命の淵―バイオエシックスの歴史・哲学・課 題』東信堂2005年。「日本の『生命倫理』と代替医 療へ向かう死生観を求めて」『漢方と最新治療』16 (1)2007年。「生死のかたち」近藤功行・小松和彦編 著『死の儀法 在宅死に見る葬の礼節・死生観』ミ ネルヴァ書房2008年。「再生医療技術への宗教の関 わり―ES細胞・iPS細胞研究における『全能性』をめ ぐって」東洋英和女学院大学死生学研究所編『死生 学年報2009 死生学の可能性』リトン2009年。 (おおばやし まさゆき) 本学人間科学部教授 内容紹介: 1969年代の米国において、生命科学や医療の進展にともない、 人間の生と死のあり方が問われるようになり、バイオエシックス(生命倫理)という新しい 研究分野が生まれました。日本には1970年代に導入され、特に医療における患者の 自己決定権などの議論はパターナリズムの医療に変化を求めるものになりました。し かしながら、1990年代になり、米国ではバイオエシックスの歴史に対する関心が高ま り、日本でも「米国流のバイオエシックス」という見方も議論されるようになりました。そのよ うな背景の中で、「カルチュラル・バイオエシックス(Cultural Bioethics)」という議論も生まれ、 小説や映画に注目して、死生観や医療観をさぐる研究も見え始めました。本講演で は、そのような米国や日本での動向を紹介し、今後の日本におけるその可能性を具 体的な小説や映画を取り上げ論じたいと思います。 <死生学研究所HPのご案内> *2011年度プログラムは4月に確定する 予定表でご確認ください。 http://www.toyoeiwa.ac.jp/daigakuin/shiseigaku/shiseigaku.html <予 告> 2011年3月末 発売予定 『死生学年報2011 作品にみる生と死』 お問合せ先 東洋英和女学院大学死生学研究所 [email protected] 03-3583-4035(fax専用)