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新卒者についての現状の問題点・期待される能力等
<新卒者についての現状の問題点・期待される能力等> 新卒を含む産業技術人材に関する現状の問題点 11 大学レベルの基礎学力の不足 9 創造性欠如、問題設定能力の不足 8 積極性、問題意識の欠如 コミュニケーション力の不足 5 狭い専門領域 5 実体験不足 5 新事業における即戦力人材の不足 5 リーダーシップのある技術マネージメント人材の不足 5 0 2 4 6 8 10 調査対象:日本経団連産学官連携推進部会委員企業(27社:複数回答) 2003年3月「産学官連携による産業技術人材の育成に向けて」より作成 12 新卒者選考の際、ビジネスの基礎・基本の能力として特に重視している能力(大学院 卒者) 専門知識・研究内容 62.6% 熱意・意欲 53.9% 行動力・実行力 47.8% 論理的思考力 45.2% 創造性 35.7% 協調性 11.3% 出身学部・専攻分野 11.3% プレゼンテーション能力 10.4% 一般知識・教養 5.2% 国際コミュニケーション能力 3.5% 実務能力 1.7% 学校の成績 1.7% コンピュータ活用能力 0.9% 出身校 0.0% (学業以外の)社会体験 0.0% その他 5.2% 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 経済同友会 教育委員会 「企業の採用と学校教育に関するアンケート調査(平成11年)より作成 調査対象:経済同友会 教育委員会委員、幹事所属企業261社 回答総数:115社 3つまで複数回答可能 60.0% 70.0% 大学院修了者に期待される能力 大学院新卒採用の研究者に期待する資質 61.3% 57.7% 発想の柔軟性 粘り強さ、達成意欲 34.9% 33.9% 行動の迅速性 幅広い分野に対応できる適応力 25.8% コミュニケーション能力 偶然を見逃さない観察力・洞察力 専門に隣接する分野の知識・技術 情報(アンテナ)志向 研究課題(テーマ)設定能力 事業化、産業発展への意識 ビジョン、コンセプト形成能力 社会ニーズの把握能力 プレゼンテーション能力 知的財産権に対する権利意識 人材育成能力 17.5% 16.7% 14.4% 12.1% 10.9% 7.7% 7.3% 4.9% 3.9% 0.6% 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0% 複数回答:4つまで、有効回答:792社 大学院新卒採用の研究者に期待する資質への評価 発想の柔軟性 0.7% 3.7% 粘り強さ、達成意欲 59.4% 29.9% 2.0% 行動の迅速性 56.4% 35.8% 3.3% 幅広い分野に対応できる適応力 57.5% 32.3% 3.5% コミュニケーション能力 33.5% 1.2% 偶然を見逃さない観察力・洞察力 49.1% 45.1% 1.8% 専門に隣接する分野の知識・技術 43.0% 49.7% 3.5% 情報(アンテナ)志向 62.0% 28.9% 3.4% 研究課題(テーマ)設定能力 1.9% 46.7% 46.7% 5.3% ビジョン、コンセプト形成能力 36.8% 55.3% 1.4% 社会ニーズの把握能力 55.6% 40.3% 16.7% プレゼンテーション能力 39.6% 35.4% 2.6% 知的財産権に対する権利意識 34.2% 0.0% 0.0% 上回る ほぼ満足 下回る 52.1% 39.5% 事業化、産業発展への意識 人材育成能力 54.6% 38.2% 55.3% 50.0% 50.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0% 〔問:採用の研究者に期待する資質として選択された項目に対し、ここ5年間程度に新卒採用した大学院研究者は、期待する水準に比べてどうですか。〕 調査対象:資本期10億円以上で研究開発活動を実施していると推測される民間企業2000社 調査時期:平成14年1月∼3月(資本金は平成13年4月1日現在) 文部科学省科学技術・学術政策局 平成13年度「民間企業の研究活動に関する調査報告」より作成 大学院新卒採用者の資質が期待を下回る理由 専門分野における、研究の企画・立案、実験、データ処理、 専門分野における、研究の企画・立案、実験、データ処理、論 論文作成等の実践教育の内容・方法が不十分(自ら手を汚 文作成等の実践教育の内容・方法が不十分(自ら手を汚して 研究することが少なくなっている) して研究することが少なくなっている) 49.8% 42.0% 画一的な教育により自由な発想が育っていない 23.5% 知識偏重教育により評論家タイプに陥っている 指導教官の研究補助的な作業が多く、自らの研究経験が不 指導教官の研究補助的な作業が多く、自らの研究経験が不足 足している している 22.7% 日本の大学院教育は、米国に比べ教育の各課程における実 日本の大学院教育は、米国に比べ教育の各課程における実 力のチェックの厳しさに欠ける 力のチェックの厳しさに欠ける 21.3% 核家族化や幼少期の遊びの質の変化、自己中心的で身近な 核家族化や幼少期の遊びの質の変化、自己中心的で身近な 事象を重視する価値観等により、社会性が不足している 事象を重視する価値観等により、社会性が不足している 18.2% 入りにくく出やすい教育制度 16.8% 社会での経験が乏しく、企業のニーズに無関心 16.5% 専門分野における(主に講義を通じた)基礎教育の内容・方法 専門分野における(主に講義を通じた)基礎教育の内容・方 が不十分 法が不十分 14.4% 起業方法など実践的な人文・社会分野の教育の内容・方法 起業方法など実践的な人文・社会分野の教育の内容・方法が が不十分 不十分 13.3% 長期的なビジョンを描くよりも短期的な目標を追いがちである 13.0% 11.4% 一般教養などの基礎教育の内容・方法が不十分 7.1% 語学力を始めとする国際的な感覚が育ってない 子供の頃から身の回りの刺激が多く、自然に対する興味や畏 子供の頃から身の回りの刺激が多く、自然に対する興味や畏 怖心が育たない 怖心が育たない 他人と違うことがイジメにつながる風潮の中で育った 3.3% 2.2% 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 文部科学省科学技術・学術政策局 平成13年度「民間企業の研究活動に関する調査方向」より作成 調査対象:資本金10億円以上で研究開発活動を実施していると推測される民間企業2000社 有効回答数:638社 選択可能数:3つまで 平均選択数:2.8 ※パーセントは、有効回答に対する比率 50.0% 60.0% 研究者のリソースとして大学・大学院に望むこと 74.5% 知識を与えるよりも考える力をつけさせる 入試を単に知識の量を評価する形から、思考力、関心、 素質などを多面的に評価する方式に変える 53.8% 大学院進学、卒業時等での実力主義の徹底 37.2% 基礎的領域や学際領域を重視し、学生を井の中の蛙にさ せない 36.5% 24.1% インターンシップ制など、企業での実習・単位取得の拡大 国籍を問わず教育者として資質の高い教員を積極的に 採用・評価し、インセンティブを与える 21.9% MOT(技術経営)教育など実践的な人文・社会分野の重 視 17.2% 民間人を講師として招く 16.1% 英語による講義、指導の導入 15.1% 14.0% 企業の研究者を対象としたリカレント教育の充実 学生や第三者による講義評価制度の導入 7.3% 分野別の入学定員枠を社会の需要に即して柔軟に変更 する 6.4% その他 2.9% 特に望むものはない 2.3% 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0% 80.0% 文部科学省科学技術・学術政策局 平成14年度民間企業の研究活動に関する調査報告 調査対象:資本金10億円以上で研究開発活動を実施していると推測される民間企業約2000社 有効回答数:1,061社