エネルギー編 - 新小山市民病院

食と栄養だより
「食栄第14号・エネルギー編⑥」
最近では、エネルギーの摂り過ぎによるメタボリックシンドロームが、社会問題となっています。そこで今年度の
食と栄養だよりでは、エネルギーを適正にするポイントと、低エネルギーのレシピについて紹介しています。
今回は清涼飲料水と間食の摂り方のポイントを紹介します。
★エネルギーを適量にするポイント★
①　清涼飲料水
カロリー早見表
●清涼飲料水の多くは、砂糖が多く含まれており、カロリー 500
を多く摂り過ぎてしまいます。
kcal
カロリー表示を参考にし、摂り過ぎに注意しましょう。
ﾊﾝﾊﾞｰｶﾞｰ(1個)
★エネルギーに関する栄養基準
・ノンカロリー：100ｇ当たり5キロカロリー未満の食品に
400
ｼｮｰﾄｹｰｷ(1ｶｯﾄ)
表示できる。
・カロリーオフ(低カロリー)：100ｇ当たり40キロカロリー
おしるこ(1人前)
370k㌍
以下の食品に表示できる。
・糖分控えめ：砂糖やブドウ糖が100ｇ当たり5g以下の
300
食品に表示できる。
ﾊﾞﾆﾗｱｲｽｸﾘｰﾑ
・甘さ控えめ：基準はなし
せんべい(65g)
たい焼き(1個)
②　間食
●菓子類は、炭水化物や脂質が多くエネルギーも高い食品
200
です。食べる時間や質を選ぶ事も重要なポイントです。
みたらし団子(2串)
ﾎﾟﾃﾄﾁｯﾌﾟｽ(30g)
・夕食後の間食はできるだけ避けましょう。
・朝食後か昼食後のお腹が満たされている時に食べる
と食べすぎを防止できます。
ｵﾚﾝｼﾞｼﾞｭｰｽ
・低カロリーのものを選ぶようにしましょう。　100
★旬の食材を使ったおすすめレシピ★
ﾌﾟﾘﾝ(1個)
145k㌍
ｺｰﾗ・ｻｲﾀﾞｰなど
200ml 80k㌍
ﾄﾏﾄｼﾞｭｰｽ
緑茶・紅茶・ｺｰﾋｰ
一工夫★　低エネルギー　主菜
（1人分　エネルギー207kcal/塩分1.2g)
旬の食材：蓮根メニュー　「和風蓮根ハンバーグ」
《材料》　（2人分)
《作り方》 ★蓮根を使用し、カロリーおさえてボリュームアップ！
蓮根(すりおろし)
玉葱(みじん切り)
鶏もも挽肉
塩・胡椒
パン粉
サラダ油
インゲン(添え)
だし汁
みりん
醤油　あん
砂糖
塩
片栗粉
60g
60g
140g
少々
16g
4g
30g
70g
4g
6g
1g
0.6g
少々
刻んだ蓮根を少し
①すりおろした蓮根を、フライパンで粘りが出るまで炒めます。
加えても美味しい
②みじん切りした玉葱を焦げない程度に炒めます。
ですよ。
③①と②鶏挽肉・塩・胡椒・パン粉を粘りが出るまでこねます。
④③を成型し、フライパンに油を敷いて焼きます。
⑤あんの材料であんを作ります。(最後に片栗粉でとろみをつけます)最後に、インゲンを添えます。
低エネルギー　デザート　「杏仁豆腐」 （1人分　エネルギー62kcal/塩分0g)
《作り方》　★人工甘味料を利用してカロリーダウン
《材料》　（2人分)
粉末寒天 1g
牛乳
60g
水
60g
人工甘味料 適宜
みかん缶　40g
ﾁｪﾘｰ缶　10g
A ﾚﾓﾝ　10g
人工甘味料　適宜
水　40g
B
①Aの材料を火にかけ、寒天をしっかり溶かし、粗熱をとり
バットに流し、冷やす。固まったら食べやすくカットする。
②缶詰の汁は捨て、果物は食べやすい状態にしておく。
③Bでシロップを作り①と②を入れ、くずれないように軽く
混ぜ合わせる。
※人工甘味料の使用方法は商品によって異なりますので、使用方法(適量)を確認してから作りましょう。
小山市民病院　栄養管理室　平成２３年２月発行