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(仮称)景観まちづくり計画(素案) 市民の皆様からいただいた意見
(仮称)景観まちづくり計画(素案) 市民の皆様からいただいた意見 ■序 計画策定にあたって ○意見 目標年次の平成32年は、15年後になることを表記した方がわかりやすいのでは。 3頁の関連計画図の各計画について、策定年を添える方が理解しやすい。 ■第1章 景観の特性、第2章 景観まちづくりの目標 ○意見 「景観とは」で「居住する人は、そのよさに気づかずに、よさがこわれていく現実がある」、基本目標 に「~景観に気づいて、はぐくむ」といった景観の気づきに関する表現を加えては。 13頁の図中の点線は、「歴史の軸」に「古道」の添え書きをつけては。 「景観形成」を極力使わず「景観まちづくり」という言葉を導入したことで、わかりやすくなったと思う。ただ、18頁の 「(4)景観形成から景観まちづくりへ」 とはどのような意味なのか?景観形成の先に景観まちづくりがあるというこ となら、ページ23にいくつかでてくる「景観形成」は「景観まちづくり」ではないかと思う。 景観に関する紹介や表彰を充実させて欲しい。市内のアマチュア写真家、絵画愛好者等、市民の文化の意欲を 活かすよう、PR、展示場所の設置を充実していただければ。また、展示スペース毎に、グループ等で自主管理を してもらっては。 まちの歴史と構造を大切にした個性ある景観づくりが大切。まちの魅力は、まちの構造からくる。この構造からくる まちの魅力を大切にして、どうしたら美しい景観を育てるかを考えることが肝心かと思う。 ■第3章 類型別景観 ○意見 まちに緑を!南部地域は、緑被率が5%に満たない。操車場の跡地は市民の森に!。CO2の吸収の面 からも効果がある。神社・仏閣・公共施等には、広葉樹の高木を。 市民が安心して暮らしていける歩行者空間が大切で、高齢者や子どもからみた視点、歩行者が車から安 全に歩けるといった視点が必要。また、バリアフリーへの配慮ではなく、バリアフリーを基点とした発 想が求められている。 ながめの景観。この視点を導入された事は素晴らしい。大変、難しいテーマとは思うが、本計画ならで はの課題解決案が生まれることを期待したい。 ■第4章 地域別景観まちづくり計画 ○意見 片山・岸部地域に「岸辺駅から・・・界隈性を高め、景観、とくに外壁の色を整えることも重要です」 というのを追記しては。また、方針「旧街道・・・景観を・・・」があるが、「塗装にデザインや色を つけて区別する」くらいのことが明記できないか。 正雀、JR岸辺南、JR岸辺北、紫金山をつなげて連携すれば、新たな吹田の核となるエリアとなるの ではないか。 千里山・佐井寺地域で「関大駅西側は、潤いある景観への改善が求められています」を課題に、「千里 山・関大前駅周辺の安全で潤いのある景観をつくり、育てる」を方針として加えてはどうか。また豊津 駅から関大駅前にかけて糸田川沿いを一部暗渠にし、緑道を設置することを考えられないか。 千里丘地域では、相次ぐ企業厚生施設跡地の開発により、貴重な緑、眺望、空間などの減少、日照等の 諸問題が地域住民の生活環境に大きな影響を与えてきた。また、放置されている不愉快な街路樹、過大 な看板などの課題がある。 千里ニュータウンにおける戸建て住宅と集合住宅、マンション群との模様替えが進んで行った時の景 観、相互の調和はどうあるべきかのグランドデザインの提示を期待する。 千里ニュータウンは、吹田市の中でも竹林が特に多い所だが、それが維持・管理できていなくては、景 観もだいなしになる。竹林の維持・管理等を景観まちづくり計画の中に入れてもらい、市民の方が竹林 を見学できるようにできたら。 特色あるまちづくりというが、それが地域的差別につながらないように、慎重にしていただきたい。 ■第5章 計画の実現に向けて ○意見 道路上に案内表示を設置するのではなく、高浜町にあるようなプレートを、地面に埋め込むようなものの方が邪 魔にならずに良い。 資料の通りごとの景観、地域での取り組みに関し、博物館や公民館などの展示やイベント、公民館の講座や学 校の教育などと連携していくことが必要ではないか。 住む側から見た圧迫感は、「ゆとり」と「うるおい」を奪う大きい景観の損傷です。圧迫感を定量的に表した「形態 率」などの導入を考えていただけたら。 良い景観をつくる市民の草の根運動のために、「市民の緑の登録制度の創設」をしてはどうか。 ポイ捨ての多いことで、景観を損ねている。日常的で身近なことから、気持ちの良い景観を楽しめるよ うになる。「ごみ持ち帰り運動―くずかごの撤去」を実施してはどうか。 雑然とした広告物や電柱の貼り広告などについて、記述のインパクトが弱いと思う。(違法広告物をし たものの処罰、貼り広告について自治会ごと更にその中を細分化し、電柱・交通標識のポールなど守備 範囲を決める。バス停のベンチはバス会社、自治会、市で協議して広告の無いものを設置する など) 歴史的建造物だけでなく、古老などの聞き取りから景観を考えていく視点も必要と思う。これは、子ど もの教育として、どう伝えていくかにも関連 68頁の「啓発」について「いいでしょこのまち賞」は、地域の人にあまり知られていないし、もっと 知ってもらって忘れないようにする「気づきを継承する施策」を明記して欲しい。 景観はみんなでつくるものとして、広く市民の意識を啓発していくことが必要。 行政、専門家、市民等20名程度でプロジェクトチームを作り、その長に市長が就き、縦割り組織の障 害を排除していくことができたら。 長期的な視点で検討し、公的な見地からの将来像を決定することが肝要。タテ割り組織のまま進めるの ではなく、組織を超えた横断的な市挙げての取り組みが必要。 実行性を確保するうえにおいて、本気で取り組む姿勢を明確に打ち出すことが必要。また、市民、事業者、行政 のそれぞれの役割をより具体的に明らかにするとともに、ユニークでより先進的な協働のあり方を確立することが 不可欠 私は「旧西尾家住宅内と浜屋敷内のボランティアガイド」をしているが、更にこの「点」を発展させ、線とすべく「吹 田まち案内人」を浜屋敷の事業として日本財団の助成金を貰い養成講座を終了したところでる。このような活動 が行政のどの部署からも調査・照合もないまま、計画(p65)で紹介され、驚いている。行政のどの所管部署(主た る)が前述の古民家を結ぶ点から線あるいは面へとの発展に支援されるのでしょうか? 電線の地下化に関して、多くの利害関係者にまたがる事業ではあるが、景観の上からも、防災の上や道路の安 全、歩道のバリアフリー化の問題からも避けて通れない課題だと思う。 京都市や芦屋市は、都市景観を守るための規制強化の方針を打ち出している。歴史的建造物・文化遺産 のある地域は、特に規制強化を急いでほしい。 「改善や保全、整備、管理、維持管理」について、具体的「しくみ」をつくり、実行に努めていただけ れば 素案にかかれているような高い理想を掲げ、人の教育を含め永遠に休むことなく努力をしていくことが 必要。商業ベースや人々の無関心・心の荒廃から良からぬ方向に進みやすいことも事実だと思うが、 今、現在出来ることは推し進めていくことが人々を目覚めさせ好循環に導く大きな方策だと思う。 ■その他 ○意見 日生跡地、銀行のグランド跡地、MBSの跡地など、千里丘の開発が心配。人が増え、車が増え、緑がどんどん減 り、快適で潤いのあるまちとはかけ離れた状況になるのでは。日生跡地のまちづくり委員会も一市民の声は、な かなか聞き入れてもらえるシステムになっておらず、誰でも参加できる『まちづくり協議会』であってほしい。 (仮称)西吹田駅が新たに整備について、駅前立地に相応しいまちの将来像について、地元市民の意見を聴き ながら、調査も進められつつあるが、特に新しく整備される鉄道駅舎並びに新線の構造など、本計画書において 明確に方向性を示して欲しい。 都市再生機構の千里山団地の建替えについて、その基本案を都市整備室及び「千里山駅周辺まちづくり懇談 会」へ開示、説明するよう、都市整備室からURに改めて要請して欲しい。そして、「桜の名所」たる周辺の住環境 面に対して、影響を及ぼすことから、「如何に調和する景観」とすべきかなど、周辺住民の意見・要望を十分に反 映させることを都市再生整備機構に強く要請・指導を願いたい。 隣地に11階建の高層建物を建てようとしているのですが、それは至近距離に覆いかぶさるように建つのです。こ れが、すべての人が快適に暮らせる「生きる景観」をまもり、はぐくむ 景観と言えるでしょうか。