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JejuPort Guide

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JejuPort Guide
済州島
ポートガイド
Jeju Port Guide
済州島
シャトルバスの運行
未定
帰船時間(自由行動の方々)
未定
観光情報は、こちら!
済州観光情報公式ホームページ
www.jeju-tourism-office.jp
船舶代理店
お問い合わせください
城山日出峰
韓国の最南端に位置する火山島。
それが済州島です。 暖流である対
馬海流の影響で、 韓国内では比較
的温暖な気候に恵まれていることか
ら「韓国のハワイ」とも呼ばれてい
ます。豊かな自然に恵まれ、韓国最
高峰の漢拏山(ハンラサン:標高
1950 メートル)自然公園や城山日
出峰は、ユネスコの世界自然遺産に
登録されています。また、国際的に
はゴルフ場やカジノ施設の多い高級
リゾート地として知られています。
しかし、興味深いのは済州島の歴
史や文化でしょう。そこには朝鮮半
島とは全く異なる独自のものがあり
ます。15 世紀初めまでは耽羅(タ
ンラ)王国がこの島を治めていまし
た。朝鮮王朝に併合されてからは、
政争に敗れた王族や両班(ヤンバン)
の流刑地となり、これによって半島
の進んだ文化がもたらされるように
なります。また、18 世紀中頃には
済州島のシンボルとも言われるトル
ハルバン(石のおじいさん)も作ら
れるようになりました。1910 年から
の日本統治時代には大阪との定期航
路が開設され、多くの島民がこの船
で日本に渡り、日本とのつながりも
深い島となっていきます。
島は漢拏山によって北部と南部に
分けられます。南部は温暖で中文エ
リアは高級リゾートとしてにぎわい
ます。一方、船が停泊する済州市は
北部に位置します。済州市街は耽羅
王国の建国伝説が残る史跡などが豊
富で、東門在来市場のような島民の
生活感が漂う旧済州と、高級ホテル
やレストランが軒を並べる都会的な
新済州という全く対照的な 2 つの街
からなります。国際客船ターミナル
からタクシーを利用すれば旧済州ま
で短時間でアクセスでき、リゾート
の島というイメージとは全く異なる
済州島の表情を見ることができるで
しょう。また、黒豚の焼き肉やアワ
ビ粥など済州名物料理も市内のレス
トランで堪能できます。
韓国にありながら、半島とは異な
る風土の済州島をたっぷり満喫して
みましょう。
❶
❷
❹
❺
❸
© 韓国観光公社
❶ 龍頭岩(ヨンドゥアム)
旧済州の北西の海岸沿いに、高さ約10
メートルの龍の頭の形をした岩がありま
す。これは海岸沿いに流れ出した火山の
溶岩が、長い年月を経てこのような形に
なったもので、いつしか龍頭岩と呼ばれる
ようになりました。済州国際空港が近くに
あり、旅客機が着陸のためこの岩の近くを
低空飛行するので、龍頭岩と飛行機のツー
ショット写真を撮影できます。また、
この近
辺では海女さんが漁をしており、彼女たち
が取ってきたばかりの魚介類が食べられ
ます。
❷ 東門在来市場
‌
旧済州にある在来市場の一つです。ほ
とんど観光地化されておらず、島民のナマ
の暮らしぶりをうかがうことができます。済
州島内の市場としては最大規模で、
「済州
島の台所」といわれています。衣料品や雑
貨類も売られていますが、やはり島でとれ
た農作物や水産物売り場が活気にあふれ
ています。豚の顔が陳列されているのには
足を延ばして
© 韓国観光公社
びっくり。
そしてミカンが積み上げられてい
たりするのは、やはり済州島ならではの光
景。
トルハルバンの置物など済州島のお土
産も、ここで買うことができます。
❸ 三姓穴(サムソンヒョル)
高氏、梁氏、夫氏という三つの済州島を
代表する姓の神々が、それぞれ地面の穴
から出て、耽羅国の起源となった神話を伝
える遺跡です。三つの穴の周りは樹齢数
百年の古い木々で囲まれ、その木の枝す
べてが穴に向かって生えており、また雨や
雪が降っても水がたまったり、雪が積もっ
たりしないという不思議な穴で、済州のパ
ワースポットとも言えます。また、入口には
それぞれ文官と武官をあらわすトルハル
バンがおり、島内でわずか21しか現存しな
い貴重な本物のトルハルバンです。
❹ 観徳亭
李氏朝鮮(1392〜1910年)の世宗大王
の時代(15世紀)に、各地の地方長官が練
兵場として建てたもので、済州の観徳亭は
❻ 城山日出峰
‌
(ソンサンイルチュ
ルボン)
済州島東端の海に突き出
したように 浮 か ぶ 標 高 182
メートルの火山。島内の絶好
の日の出スポットで知られ、
ユネスコ世界自然遺産にも指
定されています。
現存する最古のものだといわれています。
そして、この近くに立つトルハルバンも貴
重な本物です。また、隣接するのが済州牧
官衙(チェジュモックァナジ)。ここは李氏
朝鮮時代を通して地方政府の主要施設で
あり、復元公開されています。内部は李朝
の時代にタイムスリップしたかのような佇
まい。この敷地内にも本物のトルハルバン
が 2基あります。東門在来市場から歩いて
行けます。
❺ おばけ(トッケビ)道路
別名「神秘道路(シンビエドロ)」と呼ば
れる100メートルほどの道路。何の変哲も
ない道路のように見えますが、上り坂なの
に車が道を下っているように感じます!
ボトルを道路に置くと、
コロコロと上り坂
を登っていきます。そして下り坂に水を落
とすと、水は坂を登っていくように流れて
いきます。こういった不思議な現象が数々
起こることから、おばけ道路と呼ばれてい
ます。実はこれら、すべて目の錯覚が起こ
す現象なのですが、済州島に来たら体験
してみたいですね。
❼ 万丈窟
‌
(マンジャングル)
火山の噴火で流れ出した溶
岩によって形成された洞窟。
全長13.4キロメートルは世界
最長級。ユネスコ世界自然遺
産に指定されており、1キロが
公開されています。
港までの所要時間
済州国際空港より
■ タクシーで約40分
お す す め グル メ ガ イ ド
Gourmet Guide
済州島
島だけあってアワビなどの海産物はもちろんのこと、黒豚やキジ、さらに馬肉といった肉料理も
自慢の済州島。済州市内ではこれらの名物料理を食べさせるレストランがいっぱいです。韓国唯
一のミカンの産地と言うことで、ミカンを使ったグルメも忘れずにチェック!
© 韓国観光公社
黒豚(フッテジ)
済州島名物と言ったら黒豚! そのうまさの秘密は、漢
拏山のふもとに生えるミネラル豊富な牧草を食べてい
るからだとか。そのおかげでジューシーかつうまみたっ
ぷりの黒豚肉が味わえるのです。焼き肉の本場・韓国
でも、済州島の黒豚と言えば高級品。とりわけ脂身と
赤身が 5 層になっている「オギョッサル」が人気抜群
です。
ミカンを使ったあれこれ
韓国でミカンの産地と言えば済州島。東門市場でも山
のように積み上げられたミカンを目にすることができま
す。ということでミカンを使った特産品がいっぱい! ミ
カンを使ったスイーツもたくさん売られており、お土産
に最適です。変わったものとしては、済州ミカンのマッ
コリ。韓国のお酒と言えばマッコリですが、ミカンマッ
コリは済州島だけのオリジナルです。
― トルハルバン ―
済州島の守護神といえばトルハルバン。火山島だけあって火山岩を使っ
て作られています。李氏朝鮮時代の 18 世紀半ばに作られ始めたということ
で、意外とその歴史は浅いのですが、半島にはない独特な文化を表し、済
州島のシンボルにもなっています。トルハルバンの置物は済州土産にも最
適で、東門市場やデパートでも買い求めることができます。
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