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非違行為の影響 - 大分県教育委員会
非違行為の影響 逮捕事 案等 の重大 な非違 行為 を行っ た場合 、刑事上 の処分や行政上の 処分以外にも様 々な影響が考えられます。 (例:わいせつ行為による逮捕事案の場合) 【学校への影響】 ・教育委員会及び勤務校に新聞・テレビ等報道各社からの取材が殺到し、翌日にかけて大々的に 実名報道(学校名含む)された。 ・報道後、各地から抗議・苦情電話が殺到し、対応に苦慮した。 ・報道後も取材等が収まらず、児童生徒が落ち着いた学校生活を送れない状況になった。 ・緊急の保護者会等をもって謝罪・説明をするが、「子どもにどのように説明すればいいのか」 「早く平常の学校に戻して欲しい」などの厳しい意見が出された。 ・「そのような教員のいる学校には子どもは預けられない」と、学校への登校拒否や転校を希望 する家庭が出てきた。 【社会への影響】 ・県民から加害教諭に対してだけでなく、教職員全体への不信から「うちの担任も似たようなも んじゃないか」「自分の学生時代の担任も同じような事をしていた噂があった」「もっと厳正 なる対応を!」など、投書や苦情電話が教育委員会等に殺到した。 ・インターネット上で実名を伴う誹謗中傷が相次いだ。 【被害者とその家族への影響】 ・実名報道こそされなかったものの、心ない噂が広がり、通常の生活に影響があった。 【加害教諭とその家族への影響】 ・実名報道により、世間からの見方が変わり、いたたまれず転居した。 ・加害教諭の高校生になる実子は、学校内での中傷に耐えながら通学している。 ・親族からは縁を切られた。 ◇その他、他の事例等でも、どんな影響が考えられるか協議してみましょう。 <懲戒免職となった者の弁明> 懲戒免職を 決定される前の 最後の弁明の際には、様々な者(被害者や担任していた 児童生徒、ともに苦労してきた同僚、そして自分の家族)に対して、悔やんでも悔やみ きれない悲痛な心情とともに謝罪の弁が語られます。その時の当事者の心情は、想像を 絶するものがありますが、自分が当事者だったとしたらどんな気持ちになるか考えてみ ましょう。 - 32 -