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（仮称）狛江市路上喫煙等の制限に関する条例（案）骨子に対する
（仮称）狛江市路上喫煙等の制限に関する条例（案）骨子に対するパブリックコメント結果について 路上など公共の場所での喫煙、歩きながらの喫煙、たばこのポイ捨て等については、様々な問題が指摘されています。狛江市では、路上喫煙に関するマナーアップ推進活動を 行ってきましたが大きな改善が見られず、また多くの自治体でも路上喫煙等について条例等により規制している状況を踏まえ、狛江市路上喫煙禁止条例策定委員会を平成25年 ５月に設置し審議を行ってきました。このたび、策定委員会から（仮称）狛江市路上喫煙等の制限に関する条例（案）の骨子が報告されましたので、市民のみなさまから広く意見 を募集しました。 頂いたご意見を踏まえ、条例施行後おおむね３年後を目処に条例の効果についての検討を行い、路上喫煙等の状況に大きな改善が見られなければ見直しを行うことを、条例案 に追加する考えとしております。個々のご意見に対する回答は以下のとおりです。なお、ご意見は要旨を掲載しております。 意見募集期間 平成26年５月20日(火)～６月20日(金) 意見提出方法 ・メール：7件 ・窓口提出：2件 ・FAX：2件 合計：11件 1 意見 1 2 3 区分 要旨 回答 路上喫煙等制限重点地区(以下、「重点地区」という。)につきましては、パトロール及び指 導を強化する場所として、①人の通行が多く、迷惑または他人の身体及び財産に被害を 生じさせるおそれがある場所、②自然と親しむことが主たる目的であり、かつ、特に路上 喫煙に適さない場所を、指定することができるとしております。現段階では、重点地区は 多摩川河川敷の定期的なボランティア清掃を行っているが、たばこの 設定されておりませんが、指定にあたっては、重点地区内及び周辺の住民などの意見を ポイ捨てがある。釣り人の中にもたばこのポイ捨てをしている方がい 聴く機会を設けてまいります。 る。重点地区に、多摩川河川敷も含めてほしい。 また、重点地区に指定されない場所においても、市内全域の道路等において、歩行喫煙 やたばこのポイ捨てを禁止しており、歩行していない場合にも、喫煙によって生じる火ま たは煙により、他人の身体及び財産への被害または迷惑を生じないよう配慮することを 規定しております。そのため、条例の内容について周知を図り、効果が発現すれば、多摩 川河川敷におけるたばこのポイ捨ての状況も改善するものと考えています。 重点地区につきましては、パトロール及び指導を強化する場所として、①人の通行が多 く、迷惑または他人の身体及び財産に被害を生じさせるおそれがある場所、②自然と親 重点地区の指定は、条例の実効を期すためにも、必要最小限が望ま しむことが主たる目的であり、かつ、特に路上喫煙に適さない場所を、指定することがで しい。 きるとしております。その際には、重点地区内及び周辺の住民などの意見を聴く機会を設 けてまいります。 重点地区 について 重点地区指定にあたり、狛江駅前にある喫煙所は撤去しないでほし い。 4 重点地区の指定にあたり、学校周辺・通学路を含めてほしい。 5 重点地区の具体的な範囲を示してほしい。 重点地区につきましては、パトロール及び指導を強化する場所として、①人の通行が多 く、迷惑または他人の身体及び財産に被害を生じさせるおそれがある場所、②自然と親 しむことが主たる目的であり、かつ、特に路上喫煙に適さない場所を、指定することがで きるとしております。現段階で、重点地区は指定されておりませんが、重点地区内の喫煙 所を排除するものではありませんので、条例の目的も踏まえて調整してまいります。 重点地区につきましては、パトロール及び指導を強化する場所として、①人の通行が多 く、迷惑または他人の身体及び財産に被害を生じさせるおそれがある場所、②自然と親 しむことが主たる目的であり、かつ、特に路上喫煙に適さない場所を、指定することがで きるとしております。現段階では、重点地区は設定されておりませんが、指定にあたって は、重点地区内及び周辺の住民等の意見を聴く機会を設けた上で設定してまいります。 また、重点地区に指定されていない場所においても、市内全域の道路等において、歩行 喫煙やたばこのポイ捨てを禁止しており、歩行していない場合にも、喫煙によって生じる 火または煙により、他人の身体及び財産への被害または迷惑を生じないよう配慮するこ とを規定しております。 2 意見 区分 要旨 回答 6 本条例は、路上喫煙等によって生じる危険・迷惑防止のための喫煙マナーの向上と、喫 重点地区内における最大限の指定喫煙場所の確保と、指導員等によ 煙者と非喫煙者の共存が可能な地域環境の確保を目的としております。そのため、路上 る喫煙者の適切な誘導を要望する。 喫煙等を制限していく上で、重点地区の指定に係る検討と併せて、その地区内における 喫煙場所の確保についても検討してまいります。 7 喫煙場所に「有害物質を確実に除去できる高性能フィルター付き排気 喫煙場所の指定については、市が設置するもののみを対象にしているものではありませ 設備を持つボックスを設置しなければならない」と追加してほしい。 ん。市が喫煙場所を設置する場合には、ご意見を一つの参考とさせていただきます。 喫煙場所 について 8 公共の用に供されている場所や、市役所内・敷地内に喫煙場所を増 設すべき。 公共の用に供されている場所への喫煙所の増設については、条例施行後の状況を踏ま え、必要の有無を検討してまいります。 9 イベント等の責任者は臨時喫煙所を設けるべき。 イベント等における喫煙につきましては、イベントの主旨や対象者にもよりますので、主催 者側で判断すべきことであると考えております。ただし、市民等・事業者に対しましても、 条例の目的をご理解頂けるよう周知してまいります。 10 違反者への指導の他、より強制力のある対策（罰金など）を含めては どうか。 11 罰則規定 12 罰則条項、告発する権利条項（証拠写真を撮影する権利含む）を追加 本条例案は、指導員による指導やマナーアップの推進等により、喫煙マナーを向上する すべき。 こととし、罰金等の罰則までは規定しておりません。ただし、条例施行後の路上喫煙等の 状況を踏まえて、条例による効果の検討を行います。 条例を守らない人に対する指導や勧告など役に立たない。成城学園 また、重点地区内には、指導員を配置し、指定された喫煙場所以外で路上喫煙を行って 駅周辺も禁煙地域であるが、罰則がないため、路上喫煙する人が後 いる喫煙者に対し、指定された喫煙場所への移動を指導いたします。 を絶たない、狛江市内でも、喫煙コーナーがすぐそこにあるのに、そこ に行かず道端で喫煙する人をよく見かける。喫煙者のマナーに期待で きない現状では、厳しい罰則付きなどの条例で規制するしかない。 3 意見 区分 要旨 回答 たばこの吸殻の投げ捨てや人ごみでの歩きたばこは避けるべき。ま た、周囲の人へ心配りするなどの喫煙マナーが守られ、喫煙者と非喫 本条例は、路上喫煙等によって生じる危険・迷惑防止のための喫煙マナーの向上と、喫 煙者が共存できる調和のある社会が望ましい。行き過ぎた規制ではな 煙者と非喫煙者の共存が可能な地域環境の確保を目的としております。この条例の目的 く、人間味豊かな市民社会づくりに適う、条例および施策の検討、実施 に沿う施策を展開してまいります。 をしていただきたい。 13 条例の目 的につい て 14 今回は、路上喫煙の禁止に係る条例を策定する目的により、委員会を設置し、検討を重 ねてまいりました。そのため受動喫煙に係る条例とはなっておりません。なお、健康増進 非喫煙者と喫煙者の共存などをテーマにせず、「受動喫煙防止条例」 法第25条における「受動喫煙」は「室内又はこれに準ずる環境において、他人のたばこの を基に考えるべき。徹底した受動喫煙防止条例こそ施行する意味が 煙を吸わされること」と定義されております。本条例は、市内の道路、公園等の屋外の公 あるのでは？ 目的を『受動喫煙防止のための完全分煙』に改め、内 共の用に供されている場所（以下、「道路等」という。）における路上喫煙等を制限するも 容の再検討をしていただきたい。 のですが、市内全域の道路等において歩行喫煙を禁止しており、歩行していない場合に も、喫煙によって生じる火または煙により、他人の身体及び財産への被害または迷惑を 生じないよう配慮することを規定しております。 15 ポイ捨てや散乱の防止、喫煙マナー啓発、お客様サービスなどの観 喫煙マナー向上や環境美化への取組みについて、日頃よりご尽力いただきありがとうご 点から、店頭等の私有地内に灰皿を設置し、日々の清掃を行うなど適 ざいます。今後も、市が実施する喫煙マナーに係る取組みへのご理解・ご協力をお願い 正な管理を欠かさずに行っている。 いたします。 吸殻入れ の適正管 理につい 現在灰皿を設置している店舗等から灰皿が撤去されてしまい、街中で て たばこが吸えなくなってしまうことを懸念する。正しくたばこを吸える場 16 所がなくなることは、ポイ捨て等の助長につながるリスクもあると考え る。 本条例案においては、ご懸念のように街中でたばこが吸える場所がなくなるわけではあり ません。適正管理吸殻入れ届出制度については、適正な管理が行われることが期待でき る吸殻入れを、任意で届出をして頂く制度と考えております。この制度は、条例の趣旨を ご理解し、喫煙マナーを守って喫煙する方に対して、喫煙場所を周知することのできるも のですので、現在吸殻入れを設置されている事業者の方にはご理解を頂き、ご協力して 頂きたいと考えております。 4 意見 区分 17 指導につ いて 要旨 回答 以前より喫煙者のマナーは良くなっていると思う。条例ができても、指 導しやすい人・しにくい人がいてトラブルにつながる恐れがある。通勤・ 通学時の人通りの多い時間帯かと思うが、場所も人も限定されてしま い、不公平感もあり反対である。 喫煙者のマナーが良くなったというご意見がある一方で、マナーを守らない喫煙行為につ いて市に寄せられる苦情の声も依然としてあります。そのため、路上喫煙等によって生じ る危険・迷惑を防止すること等を目的とした本条例を制定し、喫煙マナーの向上を目指し ております。重点地区指定の規定については、重点的に施策を展開し、効率的に条例の 効果発現を目指すものであることをご理解頂けたらと思います。また、市としても条例の 周知徹底を図っていきます。 本条例の指導員は、重点地区において指導を行うことを想定しております。現段階では 指導員の業務において、費用はどのくらい見込んでいるのか。その費 重点地区が設定されておらず、重点地区内及び周辺の住民等の意見を聴く機会を設け 用は別の目的に使うべきと考える。 た上で設定していくため、指導員に係る費用についても未定です。 18 条例（案）に賛成する。通勤時の和泉多摩川駅前、世田谷通り付近な 歩行喫煙 ど、歩きながら喫煙する人がいるので、受動喫煙による健康被害を防 本条例案は、市内全域において歩きながらの「歩行喫煙」を禁止するものですので、条例 19 について 止してほしい。歩行喫煙者へのマナーの徹底、周囲への配慮を促す 内容の周知を図り、効果が発現すれば状況は改善するものと考えています。 ためにも、制度は必要。 事業者の 従来より、喫煙マナーの普及・向上、および街の環境美化を目的に、 喫煙マナー向上や環境美化への取組みについて、日頃よりご尽力頂きありがとうござい 20 責務につ 街の美化活動、多摩川一斉清掃、市民まつりでの清掃活動等に積極 ます。今後、路上喫煙等の制限に関する施策を展開していく際には、市民・事業者等のご いて 的に取り組んでいる。引き続き、積極的に取り組んでいく。 協力を得ながら、条例の効果が発現するよう進めていきたいと考えております。 21 22 施行時期 賛成する。即時施行を希望する。 について その他 平成25年度、たばこ税収は、３億７千938万円以上が、狛江市に入っ ている。この一部を喫煙者のために使うべきと考える。 条例の施行につきましては、十分な内容の周知や、路上喫煙等制限重点地区の指定に 係る手続きなどを進める必要があることから、条例制定後ある程度の期間を要することを ご理解お願いいたします。 市たばこ税は、地方税法において使途が限定されずに一般経費に充てられる普通税とさ れており、喫煙者のために限定して使われる税金ではありません。 5