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骨子パブリックコメントの結果について(PDF形式 26キロバイト)

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骨子パブリックコメントの結果について(PDF形式 26キロバイト)
「八王子市空き家の適正管理に関する条例(仮称)の骨子」パブリックコメントの結果について
1
意見募集期間
平成24年9月1日(土)∼9月30日(日)
2
意見募集の方法
直接持参
郵送
3
4
電子メール
意見提出者及び内訳
意見提出者9人
13件
方法
直接持参
郵送
ファックス
電子メール
人数
2人
1人
5人
1人
意見の内訳
1
5
ファックス
条例全体に関する内容について
2件
2
所有者の責務について
1件
3
指導・勧告・命令・公表について
2件
4
行政代執行について
4件
5
支援について
1件
6
固定資産税の軽減措置について
1件
7
相続放棄された場合について
1件
8
その他
1件
意見の要旨と市の考え方
別表のとおり
※意見募集の際に条例施行は平成25年1月1日予定としておりましたが、条例公布から施行までの周知期間を十分に確保するため、
平成25年4月1日施行予定に変更いたします。
別表
No
1-1
素案に対するご意見
市の考え方
地域周辺の人々の迷惑も考えないで、所有者の都合でその責務をはたさないで
放置しているのは無責任にほかならないと思います。唯、強制解体、撤去は民事
上問題があると思います。
この対策として、空き家放置の問題解決に市が条例を制定して所有者に指導、
勧告、命令等を行う措置が解決の一つになると思います。ただし、この条例で空
き家調査等で悪用されないチェック機関が必要と考えられます。
条例では、空き家の所有者の責務を明らかにす
るとともに、空き家の適正管理を強く促すため、
所有者に対し、指導・勧告・命令・公表を行うこ
とを規定いたします。
実態調査により収集した個人情報等につきまし
ては、適正に管理を行い、悪用等につながること
のないよう努めてまいります。
空き家問題には経済的な事情、相続問題や高齢
化など様々な要因があると考えております。
これら要因の解消に向け、法律相談や各種専門
機関を紹介するなど、適切な助言を行ってまいり
ます。
また条例では、空き家の所有者の責務を明らか
にするとともに、適正管理を強く促すため、所有
者に対し、指導・勧告・命令・公表を行うことを
規定いたします。
1-2
空き家は所有者の責において発生したとは言い難いところもあります。行政
は、なぜ問題となるような空き家が発生しその解消策を如何にすべきかを政策と
して実行する責務があることを合わせて明記すべきと思います。そうでなけれ
ば、八王子市はまだ東京近郊都市の中でも軽度の空き家発生率と思われますが、
今対策を講じておかなければ手遅れになりかねないと思います。
2-1
空き家は個人の財産であり、個人の財産の管理
住宅の適切な管理を所有者が行うのは当然の責務として異論はありません。し
かし、空き家の発生までを所有者だけの責任とするのには少し酷と言わざるを得 はあくまで個人の責任で行うことが原則と考え、
ないと思います。所有者だけで解決できるものではないと思います。
条例で所有者の責務を規定しております。
No
素案に対するご意見
市の考え方
3-1
本骨子において、空き家の所有者の責務を明らかにするとしています。文脈的
には「空き家を適正に管理することを所有者の責務」としています。市は、空き
家の所有者に対して「指導・勧告・命令・公表」を行うとしていますが、これだ
けでは抜本的な解決にはならないと思うところです。所有者には、責務として、
住宅を空き家として放置しない努力義務も負わすべきです。やむを得ず、空き家
となった場合は、空き家税などを徴収、空き家であるがために発生する余分の行
政経費を負担すべきと考えます。もっともこの空き家税は、一般会計とするので
はなく空き家解消に努める経費に限る目的税とすべきです。固定資産税を支払っ
ているから住宅の所有者としての責務を果たしていると考えることは間違いだ
と思います。空き家の存在が行政においていかなる存在となるかの理論的整理も
合わせて必要と思います。
空き家には適正に管理されているものと、管理
不全なものが存在します。条例では、その全ての
空き家の存在ではなく、適正に管理されておらず
防犯・防災上危険な状態となっている空き家を問
題と考えております。
また、所有者の責務については、条例で規定し
ております。空き家税など税の新設については、
固定資産税におけるご意見と同様、適正な管理維
持を促す本条例の目的に沿うものではないため、
考えておりません。
3-2
条例では、公表を行う前に、所有者に意見を述
べる機会を与えることを規定しております。
「公表」の項ですが、情報の公開により不埒者が悪用(悪質業者、路上生活者の
また、公表に起因する悪用等については、警察
不法侵入で居住権等主張、公然と備品の持出、不審火等)する事が心配されます。
署、消防署等の関係行政機関とも連携・協力し対
応してまいります。
4-1
罰則に準ずるものが⑨公表のみでは、長年に渡り管理不全な状態にしていた所有
空き家は個人の財産であり、個人の財産の管理
者等に対しては、効力が無いに等しいと思います。故に⑧命令に次の2項目を追
はあくまで個人の責任で行うことが原則と考えて
加して戴きたい。
おります。
(1) 履行期限を過ぎても必要な措置を講じない場合は、市が代行措置を講じ
本条例は、解体や除却のみを迫るものではなく、
安全安心を確保する。
適正な維持管理や転用・活用も含めた問題の解消
(2) 代行措置に要した必要経費は所有者等が全額負担するものとする。
を目的としています。
No
4-2
4-3
4-4
素案に対するご意見
市の考え方
本条例は、空き家そのものを問題とし、撤去を
勧奨・強要するものではなく、防犯・防災上危険
な状態の解消のため必要と考えられる空き家の修
空き家の撤去について
繕・改修等により、適正管理を促すことを目的と
ア.1年以上放置している空き家の所有者に対して撤去を勧告する。
しております。
イ.撤去の勧告に応じない場合は行政で撤去(代執行)する。
個人の財産である空き家については所有者が管
ウ.撤去費用を負担できない所有者に対しては低利の融資を斡旋する。または
理すべきであり、そこに公金を投入し、強制的な
行政で一部を補助する。
代執行を実施することは、公益性をはじめ、適正
な管理を行っている所有者との不公平も生じるこ
とから規定しておりません。
代執行や最終的には強制撤去も含めた強力で即効力のある実効性の高い条例
策定を切に希望するものです。
住民が安心し安全に暮らせる環境整備は行政としても喫緊の要事だと考えま
す。法律的に様々なハードルはありましょうが、市民がより一層信頼できるよう
な市政の実行をお願いする次第です。
本条例は、空き家そのものを問題とし、撤去を
勧奨・強要するものではなく、防犯・防災上危険
な状態の解消のため必要と考えられる空き家の修
繕・改修等により、適正管理を促すことを目的と
しております。
空き家はあくまでも個人の財産であり、転用・
活用に向けた助言を行っていくことも問題の早期
解消に向けた実効ある取り組みであると考えてお
ります。
一刻も早い実効性ある条例の制定を切望致します。唯、フローチャートにある
個人の財産である空き家については所有者が管
⑨公表となっていますが果たして「公表」だけで完結するものでしょうか。
理すべきであり、そこに公金を投入し、強制的な
経緯からして最終手段の「行政代執行」を是非追加願いたいと思います。(ハ 代執行を実施することは、公益性をはじめ、適正
ードルは高いと思いますが)
な管理を行っている所有者との不公平も生じるこ
とから規定しておりません。
また、公表まで至ったとしても、所有者等に対
し、継続的に空き家の適正管理を促すことにより
問題解消を図ります。
No
素案に対するご意見
市の考え方
5-1
条例では、市が、空き家の所有者に対し助言を
条例制定には賛成です。所有者が空き家で長期間放置している場合は何かしらの
行うことを規定しております。助言の中には、所
理由がある。条例で取り締まれば良いのではなく、何らかの支援策も条例に盛り
有者が空き家の適正管理に向けて相談できる専門
込む必要があると思う。
機関の紹介を含んでおります。
6-1
空き家問題には経済的な事情、相続問題や高齢
化など様々な要因のほか、除却を行うことによる
固定資産税の軽減措置が解除されることも理由の
住宅が存在する敷地については固定資産税が軽減されているが空き家になって
一つとしてあげられる現状は認識しております。
から1年を経過したら軽減措置を止めて更地なみ課税にする。軽減措置により空
しかしながら、空き家の状態は管理の適否をはじ
き家が放置される。
め、土地と建物の所有者が異なる場合など、さま
ざまな状況や問題点もあることから、軽減措置の
解除等については規定しておりません。
7-1
放置の理由を解決しないと条例の影響が及ばないと思います。殆どは「相続放棄
物件」で物件所有者名義のものと思われます。あるいは相続協議が整わない物件、
後者は条例の効果がある程度期待できますが前者の方が多いと考えられます。
◎相続事由発生後、5 年以上名義変更が行われない場合は、国又は地方行政に所
有権を移し、精算する、可能にする。これで、抵当権で物納できない人や、解体
費用を捻出できない人の問題は解決します。
◎空き家情報があった場合は、固定資産税の減免状況を暮らしの安全安心課が調
査できるように条例をして、5 年を待たずに相続人と協議できるとしても良いか
もしれません。
空き家は個人の財産であり、財産権で保障され
ていることから、相続手続きがなされないことを
理由に、国や市に所有権を変更することはできま
せん。
相続放棄等により、相続人不存在となった場合
については、相続財産管理人を選任し、空き家を
国庫に帰属させる手続きがあることを認識してお
ります。
その他1件については、近隣の空き家に関する苦情・要望
現段階では、現地にて空き家の管理状態を確認
したうえで、関連所管と協力し、解決に向けた取
り組みを行ってまいります。
8-1
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